悠利「現市長は父さんの『政敵』なんだ…」
P「どうやら、そうみたいだな…(市長選の新聞記事を読む音葉」
悠利「父さんは選挙後に言ってたよ、『当面は冷や飯だな』って…」
P「政治の世界はややこしいからな。ハンコ1つ押すのも楽じゃない…(知事代行の時を思い出す音葉」
悠利「ただ『政敵』になったのは、数年前の話。それまでは同じ派閥に所属しながら、市政を担っていたとか…」
P「拗れたきっかけは…」
悠利「市長には娘が居るんだが…(写真を手渡す音葉」
P「まぁ、見てくれは綺麗だが…」
(お見合いのような普通の写真と派手な格好をしている写真を見比べる音葉)
悠利「見合い話が出てね、父さんが調べたんだよ…」
P「俺も息子や娘が居るから、気持ちは分かるよ…」
悠利「見合い話を断ってから、袂を分かったらしいんだが…」
P「なるほど、百瀬市議の政策とは真逆だな…」
悠利「父さんは『街と自然の共生』、市長は『街づくりから始まる人々の生活』を公約に掲げていたよ…」
P「俺は自分の世界では研究者なんだ。故にどちらの理念も分かるが…」
悠利「何か引っかかるのか…?」
P「この街の歴史を考えれば、現市長より百瀬市議の方が支持されやすい…」
悠利「そうなのか…?」
P「ウラはある、絶対にな…!」
・・・
(市長室)
市長「例の『ブツ』は…」
秘書「野良猫達から集めました…」
市長「よし…」
(視線の先には『神格と権能のカケラ』が存在していた)