>>18
まひる「貴方達の行いは『正義』ではないわ・・・」
一希「なっ!?」
大吾「なんじゃこのおばさんは!!」
涼「一希さん達は世界を救ったんですよ!!」
まひる「そうね、貴方達は世界を救った、ただ『世界を救った』だけ」
一希「何が言いたいのか理解出来ないな」
大吾「世界を救うのが悪い事だと言うんか!!」
まひる「ふふ、悪い魔王を倒し世界を救ってハッピーエンド、確かに美しく感動的な物語ね、青く透き通ってるわ」
涼「どういう意味ですか?」
まひる「私は、声なき犠牲者の為に戦う。空が償いであり、今の私の正義だ」
一希「声なき犠牲者・・・?」
まひる「今日はその意味の宿題を与えるわ・・・」アメイジング・ワンダー!
一希「ぐっ!?」膝から崩れる音葉
大吾「一希!!どうしたんじゃ!!」
涼「顔色が悪いですよ!?」
まひる「答えを待ってるわよ、愛しい我が子」そのまま去る
・・・
公園
志狼「駄目だ、サッカーボールにも興味示さない」
梨沙「不幸自慢しろって訳じゃないけど何かに反応して欲しいわよ」
晴「だな、苛めにあって無いか不安だぜ」
梨沙「逆よ、存在感が無いせいで誰にも相手されないのよ」
桃華「それは苛めより酷いのでわ?」
ありす「酷いですよ、迎えに行くとき何時も一人ぼっちですから」
直央「お父さんを亡くしたのが余程きつかったんだね・・・」
文香「陸・・・」
ありす「如何にか出来ないんですかね」