288 : Pサン   2024/04/20 19:24:39 ID:6LEjG6lXyE

>>287
先生「可憐は才能は豊かだよ」
雨彦「だが妹の紅蓮に劣等感を感じていたな・・・」
小梅「何て言うか、余裕ないよね・・・」
先生「僕が可憐を認めてるのは、あの『ぷっぷかさん』の件を解決した事だよ」
雨彦「『ぷっぷかさん』か、人が利用する事で、特級案件に成ったあの事件の事か・・・」
先生「そ、あの件は失敗したら僕が祓う案件だった。だけどね・・・」
小梅「可憐さんは祓わず、解決したんだよね・・・」
先生「そう生霊だった彼女を救うと言う誰も思いつかない方法でね」
雨彦「あの件は親友たちが騒いでたな。俺も驚いた・・・」
小梅「妹さんの紅蓮さんも凄いけどそう言う所は、お姉さんの方が上だよね・・・」
先生「そ、それで僕は彼女の開花に期待したんだ。だけど・・・」
小梅「あの事件だね・・・」
雨彦「因習村での呪霊案件、信仰で特級にまで成長した件か」
小梅「それで紅蓮さんは可憐さんを庇って・・・」
先生「妹を喪ったショック、死を受け入れたくない心、それらが紅蓮を特級の呪霊に変えた。姉の『愛』でね・・・」
雨彦「アンタは言ったな。『愛』ほど歪んだ呪いは無いと、まさにその通りだな」
先生「それの負い目か。可憐は自分の能力に蓋をした・・・」
歌鈴「この人達話してる片手間で屠ってる・・・」
・・・
本拠地医務室
奈緒「桃子。起きとるか~」
桃子「起きてるけど・・・」
奈緒「可憐が頑張っとるのにウチ等こんな事していいんか?」
桃子「良くないよ・・・」
奈緒「戦えんでも、ウチ等が可憐と紅蓮を支えなアカンって思うんや」
桃子「私もそう思う・・・」
奈緒「何時までも心に引っ掛かとたら可憐が安心出来ん!!行くで桃子!!」
桃子「何してんの早く行くよ・・・」ドアの前に居る音葉
奈緒「って何時の間に!?」飛び起きる音葉
桃子「二人には全力でやって貰わないと・・・」