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鏡晶葉「それにしても…(意地の悪い笑顔をする音葉」ニヤニヤ
P「なんだよ…(察知して少し語尾が落ちる音葉」
志希「さっきの話かにゃ〜」
P「まぁ、ヒントは得られたような気はしてるけどな…」
(回想。応接室)
P「そういえば、いつ『こっち』に戻ってきてたんだ…?」
あねね「それは割と最近ですね。『向こう』の政情不安もあって、引退はそれよりも早かったですが…」
P「プロなら、もうちょっと稼いでるもんかと思ったが…」
あねね「プロとはいえ、私もまだ駆け出しだったので…」
P「で、なんで環と一緒に来たんだ…?」
あねね「父と母が『折角だから、挨拶しときなさい』って…」
環「たまきはちゃんと連絡した方がいいって言ったんだよ…」
あねね「帰ってきてからもそうだったけど…」
P「ん…?」
あねね「色々と変化し過ぎてて、ビックリしちゃいました…」
P「ニュースとかで情報を得ているもんかと思ってたが…」
あねね「端から見てるのと、実際に見るのとは違うものですよ…」
環「あねねー、早くうみみの事を…」
あねね「あ、ごめんね…」
P「海美に何かあったのか…?」
環「それがね、最近のうみみ。目が変なの…」
P「視力は悪くないと思うが…」
あねね「補足しますね。部屋に居る時に声を掛けたりすると、右目と左目で瞳の色が違って見える瞬間があるみたいなんです…」
環「そう、それ!」
P「『瞳の色』、普段は両方青いもんな…」
あねね「普段…?」
環「(あ、しまった。あねねはうみみが吸血鬼になったのを知らない…」
続く