>>465
タキオン「あの日は忘れないねぇ、ミラクル君のトレーナー、シーザリオ君に引っ張り出されたからねぇ」
美波「それでどうしたの?」
タキオン「どうしたもこうしたもないよ?何たって体は至って健康体その物なんだ。脳波、脈拍、心臓の鼓動、呼吸全てが正常。君の友達もそうじゃないのかい?」
P「確かに桜庭は・・・」
桜庭『彼女は至って健康体だ、何故目覚めないのか不思議だ』
P「そう言っていたな。それと同じだと?」
タキオン「YESだよ。私はこれを『物語の欠如』と仮定した」
タケ「物語の欠如ですか?」
タキオン「彼女達の元の競走馬、現役中に死んだそうじゃないか?」
P「あぁ合ってるぞ。あの日はタクが信じられない位落ち込んでいたからよく覚えてる」
タキオン「似た症例は何件か合った。でもある日突然目を覚ましたんだ。全てねぇ」
美波「ようく分からなくてこんがらがります」
P「どうやって治ったんだ?」
タキオン「物語が無いのなら、創って染めれば良い。その為の世代を超えた仲間達だよ」
P「世代を超えた仲間達・・・」
タキオン「私もそうだね。あの日終わり筈だった私を救った。ポッケ君、ダンツ君、カフェ、そしてモルモット君、その子にも居るんじゃ無いのかい?物語を染めてくれる子が・・・」
P「そういう事か、なら答えは簡単だな・・・」
タケ「Pさん・・・」
タキオン「答えが見えたなら、次はこっちの番だ」
続く