>>519
職員室
ハヤヒデ「まさかそんな事になっているとは・・・」
律子「ある意味で自覚できて良かったと思ってるわ・・・」
ハヤヒデ「そう思うと可憐君にはすまない事をしているな・・・」
硲「彼女は物分かりが良いのだな」
次郎「ビワハヤヒデは気性難だらけのサラブレッドの中で気性が異様に大人しくて去勢されずに余生を過ごした珍しい競走馬なんだよ」
類「へぇ~それって珍しいの?」
次郎「そりゃねぇ走る事に特化させたせいでね。牝馬にさえ興味なさげだったらしいし」
硲「ある意味で生命としても大人しい生き物だ」
ハヤヒデ「ハッ!!もしかしたら今の私は髪が!!なぁ!?」鏡を見る音葉
律子「言いたくないけど、私達でも認識できるくらい変貌が激しかったわ」
ハヤヒデ「何故なんだ!!否!私の頭はデカくないぞ!!」
類「なんであの子頭が大きいのを気にしてるの?」
次郎「現役時代に葦毛の特徴で白くなっていくんだけど、あの子顔から白くなってね」
硲「白は膨張色で写真だとその部分が大きく見えるそうだ」
類「OK!それで顔が大きく見えたんだね!」
次郎「実際はそこまで大きく無いんだけど。ライバル達やトウカイテイオーが小柄だから余計に目立ってね・・・」写真を見せる音葉
類「あははは。確かに大きく見えるね~」
硲「当時の写真故に余計にそう見えるな」
ハヤヒデ「誰の頭がデカいって!!!」
律子「落ち着きなさい!」
ハヤヒデ「何故私は何時もこうなんだブライアン!!!!」
類「ブライアンって?」
次郎「ビワハヤヒデの半弟の三冠馬『ナリタブライアン』の事だと思うな」