>>591
P「ん…?」
ダンツ「どうしたんですか、Pさん…?」
P「アイツ(玲音)、いつの間にアイドルをやり始めたんだ…?」
ポッケ「いつの間に?」
P「アイツと知り合った頃は黒井さんとこで世話になってる風来坊みたいなもんだったのに…」
カフェ「風来坊とは…?」
P「ただ、ひたすらに強者を求めて世界を駆け回る存在。それが玲音だった…」
タキオン「調べる限り、彼女はずっとアイドルをやってたみたいだよ…」
P「『認識』が代わってる…?」
お友だち『難儀だな、この世界は…』
カフェ「とお友だちが言っていますが…」
P「どうなっているんだ…?」
グラス「落ち着いてください、Pさん…」
(温かい緑茶を手渡す音葉)
P「お茶…?」
グラス「カフェさんの前で出すのは少し憚れますが…」
カフェ「大丈夫です、道具が揃ってるわけではないので…」
P「にしても、お前を送りこんだ『とあるトレーナー』はどんな策を出したんだ…?」
グラス「それがですね…」
(回想、ウマ娘世界のトレセン学園・理事長室)
T「ウマ娘たちが相次いで行方不明…」
たづな「由々しき事態です…」
T「それは分かるんですが…」
たづな「どうかしましたか?」
T「たづなさん、近ぇよ」
たづな「いいじゃないですか、私とTさんの仲なんですから…」
グラス「(目の前で何を見せられているんだろう…」
T「で、俺が夢で見た世界もまた不思議な場所でして…」
(さらさらと『馬の絵』を描いて見せる音葉)
たづな「新種の『キリン』ですか…?」
T「『馬(ウマ』と呼ばれている動物です、実に不思議な存在…」
グラス「ロバやキリンの亜種でしょうか…」
たづな「何か触れてはいけない気もしますが…」
T「本題はここからです…」
(ウマ娘達の姿を模したぬいぐるみを出す音葉)
グラス「私達のぬいぐるみ…」
T「あまり頼りたくなかったが…」
続く