>>614
佑芽「はぁ」
ダンツ『お姉さんに勝つ気が有るのかなって・・・』
佑芽「アタシはお姉ちゃんに勝ちたいよ!何であんな事言うのかな・・・」
????「何溜息ついてんだ?それとちゃんと前向いて歩けよ」
佑芽「うえぇ!??!」
ウオッカ「うおっ!?ビックリした!?」
佑芽「島村先輩ですか!?いえ、今は・・・」
ウオッカ「おう、ウオッカだ。どうしたんだよ、そんなしょぼくれて?」
佑芽「実はですね・・・」
かくかくしかじかまるまるうまうま
佑芽「と言う事なんです・・・」
ウオッカ「へぇ~ダンツ先輩がそんな事言ったのか~まあ、先輩の言った事分かるぜ俺」
佑芽「そうなんですか!?」
ウオッカ「佑芽はさぁ、姉ちゃんに勝った後の事考えた事あるか?」
佑芽「え」
ウオッカ「その様子じゃ無いみたいだな。まあしょうがねえよな。普通そうだ俺もそうだし」
佑芽「えっ!?でもウオッカさんってそっちじゃあ超有名人で殿堂入りしてるんですよね!?」
ウオッカ「俺にはダイワスカーレットってライバルが居るんだよ」
佑芽「あの如何にもツンデレって感じの赤いツインテールの人ですね!!」
ウオッカ「お、おう。アイツとは些細な言い争いで良く突っかかって来て、レースでも良く争ってた関係なんだよ。お前と姉ちゃんみたいにな」
佑芽「そうなんですね!!」
ウオッカ「でもよ。シニア2年目の時にアイツは怪我で引退って聞いて俺はな・・・」
佑芽「・・・」
ウオッカ「何も見えなくなっちまったんだよ・・・」
佑芽「何もですか・・・?」
ウオッカ「アイツが居る事が当たり前の事だと思ってた。その当たり前が無くなった時、目標が見えなくなっちまったんだ・・・」
佑芽「・・・」
ウオッカ「佑芽、お前はそれが怖いんだろ?」
佑芽「えっ!?」
ウオッカ「姉ちゃんに勝っちまったらて思って、何処かでブレーキを掛けて・・・」
続く