>>61
一希「だが、『彼』とは誰なんだ…?」
・・・
(百瀬珈琲店、ユキナの部屋)
コンコンコン
ユキナ「はーい?」
暁「お邪魔するね、ユキナ姉ちゃん…」
ユキナ「暁、どうしたの…!?」
暁「今、『この世界』で何が起きてるかは…」
ユキナ「何となくは聞いてるけど、お店も忙しくて…」
暁「それで、ユキナ姉ちゃんに『会ってもらいたい』人が居るんだ…」
(リュックからゼロノスのライドウォッチを取り出す音葉)
ユキナ「ライドウォッチを起動させればいいのね?」
暁「うん…」コクン
ユキナ「分かったわ…(ウェイクベゼルを回し、ライドオンスターターを押す音葉」
カチッ…ゼロノス
悠利(外套)「久しぶりだな、ユキナ…」
ユキナ「どうして、私の名を…?」
暁「帽子取った方がいいんじゃ…」
悠利(外套)「あ、そうか…」
ユキナ「え、何で…(全てを思い出した音葉」
悠利(外套)「すまない、ユキナ…」
ユキナ「そんな、どうして…(震え声になる音葉」
悠利(外套)「俺はもう『あの時代』に帰れなくなった…」
ユキナ「悠利さん…!」
悠利(外套)「ユキナ、落ち着いて聞いてほしい…」
ユキナ「はい…」グスッ
悠利(外套)「『この時代』の百瀬悠利を助けるには、お前がPと力を合わせなければならない…!」
ユキナ「私がお父さんと…」
暁「父さんは今、『聖剣使い』の人達と一緒に囚われているはず…」
悠利(外套)「というより、自分でそうしたと言ったほうが正しいのかな…」
続く