>>718
ダンツ「私が帰れなくなってる原因って、どういう事かな…?」
タキオン「ふーん、あくまではぐらかすんだね…?」
カフェ「まぁ、それでも構いませんが…」
ポッケ「まさか、ダンツ…!」
ダンツ「うぐっ…///」
(気付かれて、顔が熱くなる音葉)
美波「えーと、つまりは『そういう事』なの?」
タキオン「『そう』だね…」
カフェ「ダンツさん、1つだけ言わせてください…」
ダンツ「な、何…?」
カフェ「『叶わぬ恋』になりますよ…」
ポッケ「オレ達が帰れるようになるって事は…」
タキオン「『平行次元』であるこの『世界』にはもう来れないからねぇ…」
ダンツ「うぅ…」
・・・
(県立研究都市、所ラボ)
P「何がどうしたら、果穂が治験に協力なんて事になるんだ…?」
鏡志希「相談を受けたからね…」
P「相談…?」
鏡志希「少し前の話だ…」
果穂『一度得た「技術(スキル)」を手放すにはどうしたらいいですか…』
鏡志希「ってね…」
P「果穂の『技術』って…」
鏡志希「『千里眼』、少し先の未来を見通せてしまう事に果穂ちゃんは疲れを覚えつつあったみたい…」
P「『それ』ならいいが、実際のトコは…」
鏡志希「ご明察、街に何かが起きても動けなくなっていた。それが嫌なのかもね…」
P「だからって、目を潰す事は無いだろう。そんなの『姉』と同じだ…」
鏡志希「運命とは皮肉なものだね、彼女達はたまたま父親が同じだったけど…」
P「今は見えなくなるだけで済んでるが、下手をすれば…」
鏡志希「ステイ、師のキミがそれ以上言うのは良くない…」
P「それは…」
鏡志希「恐らくだけど、視てしまった。キミが再起するのを…」
P「えっ…」
鏡志希「なのに、自分は『千里眼』で日和見して動かない。それは…」
果穂『ヒーローとしてフェアじゃありません。あたしはP先生にそんな事は教わらなかった…』
鏡志希「ってね…」