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破滅の塔が建っていた場所の跡地
文香「やっぱりここだったんですね・・・」
一希「全ての始まりか・・・」
百合子「アソコに・・・!!」
後ろ姿で佇むアンネ
アンネ「全てはあの日が始まりだ・・・」振り向く音葉
文香「私達はストリウスを倒しとグリモワールライドブックを破壊した」
アンネ「そうだ、そして杏奈が偶然欠片を拾った、恐らく彼女の義務感だろうな。それか」
一希「全知全能の書のシナリオ通りと言いたいのか?」
百合子「杏奈ちゃんを、私の親友を帰して!!」
アンネ「勘違いしては困る、杏奈は自ら私に体を貸した!!」
百合子「嘘だ!!」
杏奈「嘘じゃないよ百合子さん・・・」切り替わる音葉
文香「杏奈ちゃん?」
一希「何でだ?」
杏奈「私が小さい時からずっと傍に誰か居る感じがした・・・それが最初は分かんなかっただけど・・・」
悠利(外套)「バハトに会ってある種の想いを感じたんだろ?」
文香「悠利さん?」
一希「いや、ユーリか?どっちだ?」
杏奈「うん・・・それで、あの時」
百合子「欠片を拾ったの?」
杏奈「確信は持てなかったよ、でも成功できた」
アンネ「最初は肉体の主導権を奪い完全な受肉をしようと思ったさ」
文香「だけどしなかった・・・」
アンネ「そうだ、彼女は自ら精神の奥に引き籠り、私に主導権を譲った・・・」
続く