20XX年、346プロ所属の赤城博士はとあるスーパーコンピューターシステムを作り上げた。
その名も、「NAGIシステム」
このコンピューターには、同プロダクション所属のアイドル、久川凪の人格がコピーされており、これまでのコンピューターと比べて遥かに人間に近い思考ができると話題だった。
NAGIは、アイドルやプロデューサーの活動を支援し、346プロの業績を伸ばすのに大いに貢献したという。
そんなある日……

颯「ねえ、なー。ちょっと相談したいことがあるんだけど……」

NAGI「おお、愛しのはーちゃんよ。一体何があったと言うのですか？」

颯「最近、Pちゃんを見てると胸がドキドキして、頭がフワ〜ってなって、全然落ち着かないの。やっぱりこれって……」

NAGI「ええ、お医者様でも草津の湯でも治らないというアレでしょう」

NAGI「おやおや、使徒が侵入してきましたね、ポエムバトルで決着をつけましょう」

ＳＳだったか、割り込んでスマン

颯「はーは、アイドルだし、歳も離れてるし、Pちゃんに告白しても上手くいかないと思う。それでも、この思いをPちゃんに届けたいの！だから、告白のセリフを一緒に考えてくれない？」

NAGI「なるほどなるほど。このNAGIのポエマー力をもってすれば、造作もないこと。最高のセリフを……」

颯「なー？」

NAGI「ﾋﾞｰｯﾋﾞｰｯ(ブザーが鳴る音)」

颯「ええっ！？」

颯「みりあちゃんどうしよう！NAGIが壊れちゃった！！」

みりあ「どれどれ〜……これは」

颯「どうしたの？」

みりあ「大丈夫、NAGIは壊れてないよ。ただ、NAGIカスパーがエラーを起こしてただけみたい」

颯「かすぱー？」

みりあ「うん、カスパー。ねえねえ颯ちゃん、NAGIって、そもそもどんな仕組みになってるか知ってる？」

颯「え？確か、なーの人格をコピーしてあるんだよね」

みりあ「そうそう。でも、ただ凪ちゃんをそのままコピーしたんじゃなくて、アイドルとしての久川凪、姉としての久川凪、女としての久川凪の3つの人格に分けてコピーしたんだ」

颯「へ〜」

みりあ「それで、今回エラーを起こしたのが、『NAGIカスパー』
女としての久川凪の人格をコピーしたところなんだ」

颯「そうなんだ。あれ、ちょっと待って。それってつまり……」

みりあ「NAGIは、アイドルとして、姉としては颯ちゃんの恋路を応援できるけど､女としては応援出来ないってことだね」

颯「そうなんだ……」

次の日

颯「なーおはよっ！」

凪「おやはーちゃん。おはようございます」

颯「実は今日、なーに言わなきゃいけない事があるんだけど……」

凪「ほう、これは重大発表の香りがプンプンしますねえ」

颯「なー、Pちゃんのこと好きでしょ」ﾎﾞｿｯ

凪「っつ！？」

颯「へへーん。双子の目はごまかせないんだからね」

凪「うう……///」

P「おはよう、2人とも」

颯「あっPちゃん！おはよー！！」

P「それにNAGIも、おはよう」

NAGI「おはようございます、P。実はここだけの話ですが、朝一番にNAGIと会話すると、NAGIの効率が400％アップするとかしないとか」

颯「NAGIばっかりずる〜い！Pちゃん、はーともお喋りしよっ！」

凪「ええいこうなればヤケです。コピーに負けてはいられません。凪VSPの意味深ポエムバトルの開催を宣言します」

346プロは今日も騒がしくなりそうだ……

おしまい

以上です。
凪の口調再現って難しいですね……

イッチ乙
はーちゃんと凪とNAGIの三つ巴恋の戦争いいぞ

じゃあ俺は第11使徒になってNAGIシステムを侵食しちゃおうぐへへ

凪と颯の恋模様にNAGIシステム加えて更に混沌させるのか(困惑)
HAYATEシステムも導入してもっとドロドロさせよう(提案)

作者様乙でした

元ネタからするにアイドルとしてのNAGIと姉としてのNAGIと雌としてのNAGIの3つの人格に分かれたりしないのか

PラブNAGIだけが最期まで残るのか…