冬馬が自分の存在と引き換えに世界を書き換えた結果、その世界の人々の記憶から冬馬の存在は消えてしまった
しかし、北斗だけは冬馬のことを記憶していた
おそらく、彼の持つ力「チャオ☆」が記憶の書き換えを防いだのだろう
書き換えられた世界で北斗は毎日、冬馬を探していた
この世界にも冬馬は存在するはず
たとえ、人の姿をしていなかったとしても、俺が必ずお前を見つけ出す
待っていてくれ、冬馬
そして、ついにその日がきた
風に吹かれて目の前に落ちてきた笠
彼の持つ力「チャオ☆」によって全てを悟った北斗は、ゆっくりと笠を拾い上げた
───────おかえり、冬馬