春香「どうどう、落ち着いて百合子ちゃん」雪歩「そうね――――いくつもの世界を渡り歩く料理人、ハザマの中のハザマってところかしら」春香「対価として、長くは同じ世界に留まることはできないらしいけれどね」雪歩「現にこの世界に師匠がまた足を踏み入れられるのは………39年後だもの」百合子「え」春香「そんなわけで今はいないんだよ。正確には1年半ぐらい前からいないの」雪歩「本当であればもう少し長くいられたけれどね」百合子「えっと……?」