可憐「あくまで過去形……。!! も、もしかして、準備が整ったってことですか……!?だったら、」
琴葉「どうかしらね。ただ言えるのは……後戻りはできないってこと。ううん、それは初めからね、私にしてみれば」
可憐「うっ……」
琴葉「海美ちゃん、あなたはついてきてくれる。そうよね?あなたは覚悟がある。可憐さんよりも前に、あの日、あの時、あの場所で誓ってくれたわよね?」
海美「………いいの?」
琴葉「うん?」
海美「まだ私、琴葉のそばにいて、いいの……?」
琴葉「当たり前でしょう?こんな茶番でたった一回、負けただけで、どうにかしてしまうほどの仲じゃない。でしょ?」
海美「
琴葉「ふふっ、私もよ。可憐さん、その顔だと、どうやらあなたは私に、ううん、私たちとは相容れないようね」
可憐「………」
琴葉「大丈夫、安心して。口止めなんてしないわ。あなたが知ったすべてをそこにいる『お姉ちゃん』たちに話してあげればいいわ。でも―――そうね、もう一度、言うわ。何も変えられないわよ」