初星学園も極月学園も夜に関する名前なのでなんやかんや合って吸血鬼陣営なのだ。
太陽にまつわる名を持つ賀陽燐羽以外は……

賀陽燐羽「召喚！」
「木下ひなた！」
「小日向美穂！」
「天道輝！」
「芹沢あさひ！」
五人「我ら！ ヘリオスファイブ！！」

なんなんすかね、これ

そして極月学園は半壊した

そして跡地は月極駐車場になった

そして周辺の違法駐車が減り初星学園にも平和が訪れた

平和が訪れるということはイチャイチャするものが増えるのだ

四季「そもそもオレの青春学園物語だったはずッスよね？」

※男女間のイチャイチャはアイドルのコンプラ的に問題なので同性間のイチャイチャだけとする

「黒井……」
「高木……」

お互いよいおっさんだが青春は今も続いている仲の悪い社長たち2人がチケットを手に佇んでいた

じぇ

ﾌﾋｭﾕ

荒木センセー「夏コミ本のネタが決まったっス」

はるき「合作なんですねぇ」

そうしていい感じで完成し完売し、いい感じで集まった打ち上げの焼肉で問題は起こった

雪歩「ウチのシマで私に断りもなく焼肉しようとはいい度胸ですぅ」

最上級の肉を差し上げますこれでどうか…

『とりあえずみんな自分用の穴を掘って下さいですぅ』

P「焼き肉アイドルとして世界を目指してみませんか？」

そう言いながらPが差し出した焼き肉は豚肉だった

朋花「私の子豚ちゃんが…」

いずれアイドル世界を制した焼き肉アイドル雪歩の誕生である！

手毬「まって！ 私が知らない間に焼肉パーティー始まってそして終わった！？」

優しいP様は残ったピーマンを差し出すのであった手鞠は泣いて喜んだ。

参加を許されたものだと思った手毬は閉店ラストオーダー間際だと言うのに石焼ビビンバを頼むのだった

焼いた石だけ提供されました

それからピーマンと焼いた石だけの注文なのに月村手毬はお会計の男気ジャンケンに負けるのです

精神的ダメージが積み重なった手毬はPにおんぶをねだるのでした

手毬「おぎゃーおぎゃー」
学Ｐ「赤ん坊ですか… ってどんどん重くなる？ 子泣きジジイですかあなたは！！」

この一幕を見ていた目撃者がいたせいで赤ちゃん、Pが手毬を泣かせた、Pが手毬をおんぶ……がネジ曲がり抱いたなどとあらぬ噂が広まるのでした。

手毬「つまり私とPは恋人関係ってこと？」

学P「いえ……燐羽さん一筋です。月村さんは愛しの彼女である燐羽さんに頼まれて不本意ながら仕方がなく面倒を見ている関係です」

手毬「つまり私は、Pの愛人ってこと？」

？？？「図に乗るなよ雑魚が」

手毬「ごめんなさい図に乗ってました許して下さいアニメ先生」

リーリヤ「わ、わたしじゃないよ！」

四音「そう、ボクだ」

手毬「ふっ…なんだ、持ち歌がない人か…」

リーリヤ「大人げないマウント取るなよ雑魚が」

手毬「たすけてプロデューサ～。りーぴゃんがぁ…りーぴゃんが酷いこと言うのぉ。あとおんぶして…歩けない～」

あまりにも手毬が甘えたがりなのでさすが堪忍袋の緒が切れたプロデューサーは月村手毬を絶妙に乗り換えが難しい駅で置いて帰るのでした。

その日の夜中ーP家の玄関前にて…

「ねえ？プロデューサー……どうして、置き去りにしたの？ねえ答えてよ～ねえ？プロデューサー？聞こえてるでしょ？プロデューサー？プロデューサー…」
おわらないノック音

英雄「警察だ！夜中に未成年が何をしている！」

問答無用でパトカーに乗せられ補導された月村手毬は迎えに来た少しお酒臭いあさり先生にこっぴどく叱られたのでした。

ついでに隠し持っていたPの写真を没収されちゃうのでした

手毬「追い出したプロデューサーじゃなくて私が怒られるの！？」

Ｐは有志アイドルによる保護機構(非公認、非合法)によって保護されていました

そのころ初星学園では学園存続に関わるような大事件が起きようとしていました

とあるアイドルのSNSでアイドル科を卒業していないアイドルはアイドルじゃないよねと発言した結果そこそこな炎上になったのです。

この問題を解決すべくPさんは保護下から解放されました。

解放されたのをこれ幸いとＰはリーリヤとスウェーデンへ逃避行しました

大好きな先輩と一緒に愛の逃避行…リーリヤはワクワクしています

紫雲清夏「歌います……。オイテカレタワタシ」

おりしもスウェーデンでは篠澤広がノーベル物理学賞、化学賞、生理学・医学賞の授賞式に出席していました

広は、プロデューサーから後で言うことを叶えるからと頼まれて炎上アイドルの炎上のもみ消しとSNS講習をしました。

広「特別講師として前科者を連れてきた…」
りあむ「こんにちは。特別講師の…… って前科者！？」

この講習を元にその後『ノーベルインターネット賞』が設立されたのでした

プロデューサーはしっかり役目を果たした篠澤広のお願いを叶えることとなったのだが『かわいくしてほしい』とのことであった。

Pは世界一可愛い幸子と世界一可愛いことねに協力を求めました。

幸子「はじめまして。篠澤広さんですね？ 世界一可愛いアイドルを目指すためにとりあえずスカイダイビングから始めましょうか？」

ことね(いやいやいやいやいや…可愛いとスカイダイビングって関係ないだろ～が～絶対に無事じゃ済まないって～)

広「いいね、やろう」

スカイダイビングには保護者の同意が必要なのだが、3人のうち篠澤広の父親がNGを出したため篠澤広は飛ぶことができなかった。

幸子「えっ？ スカイダイビングって保護者の同意が必要なんですか？」
広「えっ？」
ことね「えっ？」
Ｐ「えっ？」

シンデレラプロ、書類偽造の疑い

福丸「し、私文書偽造はダメなんですよ...っ！」

でも可愛いから許されました

幸子「という事で小糸さん、スカイダイビングの一番手お願いします」

小糸「ス、スイカ……スカイダイビングぐらい余裕です!」
空に「ぴゃ」が響き渡りました

そして今ここに世界一可愛いアイドル福丸小糸が誕生しました

保護者の同意が得られず可愛くなれなかった篠澤広はどうしても可愛くなりたかったので、お父さんを説得するためPを連れて実家へ帰るのでした。

広パパ「昔見た青春ドラマのマネやってみたかったんだ。俺はこれからお前を殴る！」

広父の想いの込めたパンチを避けずに受けたPは、広父に気に入られて広を頼むと託されました。

Ｐ「ふぅ、危なかった。とっさにバックステップして威力を1/10に減らしたから良かったもののまともに食らっていたら頭が半分なくなっていた…」

広「ふふっこれからずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっと…一緒だよ…」

篠澤家のヒエラルキーでは観葉植物以下の広父をなんとか突破したPなのだが、攻略するべきはその頂点である広母なのです。

？？？「広母はママならない…… ふふ」

広母は精神的な大ダメージで倒されました。Pと広を拒む壁はありません。

？「待て！」ｻﾞｼｬｱ！
Ｐ「誰だ！」
広母レア「お前が倒したのは広母ノーマル。ヤツは我ら広母四天王の中では最弱。次は私が相手だ！」

面倒だからとプロデューサーは残りも片付けました

保護者の同意を得た広は無事スカイダイビングを(安全のためPと一緒に)して『世界一可愛い』の称号を(ついでにPも称号を)手に入れました。

広「……ふぅ。プロデューサー、あとは結婚だけだね……。」

Ｐ「お願いは… ひとつだけだと言ったはずですが……」ﾒｶﾞﾈｸｲｯ

広「ふふ、誰とも付き合った事ないわたしと、　もう結婚まで考えてたんだ。プロデューサー。やっぱり、わたしのこと……好きすぎ。いつまでも待ってる、ね」

周囲には砂糖が溢れてます。近所の喫茶店ではブラックコーヒーが売れています。

翌日、登校したプロデューサーはクラスメイトから「ようやく結婚するだな」や「結婚おめでとう」などとなぜか外堀が埋まっており、あらぬことかネットニュースにもなっていました。

プロデューサーとアイドルが結婚とかマジ尊い
とネットでも外堀が埋まっているようです

とある聖母「たまたまウエディングドレス？を持っているのですがお貸し致しましょうか？」

とても真面目なプロデューサーはここまでお膳立てされているのにも関わらず、学生結婚は苦労する。経済力がない。そもそも篠澤広は15歳。どうしても踏み出せないのでした。
一言好きですと言えばいいものを。

そんな彼を見兼ねた莉波Pは「女の子の気持ちに気づいているなら答えてやれよ」と激を飛ばしてくれるのでした。

四季「プロデューサーちゃん、結婚したら自由な時間は無くなるから今のうちに遊ぶッすよ！一緒にカラオケに行くっす！悩みはそこで聞くっす」

そして二人はカラオケスナック『はみ出したい』に行ったのでした

ママ「子供のくるところじゃないよ…っと、初星のプロデューサーさんかい、なら奥へ入りな」

そこでしこたま飲んで悩みを打ち明けた結果、何一つ思い出せないのですがなぜか篠澤広と同じベッドで目を覚ましました。

花海佑芽「こ゛ん゛ぜ゛ん゛こ゛う゛し゛ょ゛う゛な゛ん゛て゛え゛っ゛ち゛で゛す゛～～～！！！」

ここは倉本家のお屋敷で、寝室の扉の前では顔を真っ赤にしている花海佑芽さんといつにもまして冷静な倉本千奈さんが立っていました。

千奈「NTRですわ」ﾎﾞｿｯ
佑芽「ね゛て゛か゛ら゛い゛え゛～～～！！！」

咲季「佑芽、大声で何を言ってるの？ あなたの声が寮まで聞こえてきたわよ」

咲季「って、付き合ってもいない男女が同じベッドで寝るだなんて不健全だわ！ 男としての誠意は見せたのかしら」