【ミリSS】雪歩「萩原雪歩のシャウト万能説?」可憐「はい」
1 : Pちゃま   2021/05/09 16:59:39 ID:4YUfSWCmCI
立ったら投下していきます
2 : プロデューサー君   2021/05/09 17:01:29 ID:4YUfSWCmCI
※ゆきかれの人です
※キャラ崩壊注意
※誤字脱字は見逃してください

3 : プロデューサー   2021/05/09 17:01:48 ID:4YUfSWCmCI
雪歩「えっと……な、なにそれ」

可憐「未来ちゃんから聞いたんです、よ、養護施設でのこと……!」

雪歩「養護施設……あっ、もしかしてこの前のお仕事の?」

可憐「はい。歌を披露することになって、未来ちゃんが音を外してしまってのを、雪歩ちゃんがいえーい!って叫んでごまかしてくれたって」

雪歩「咄嗟にね。結果的にうまくいったからよかったですぅ」

可憐「きっと雪歩ちゃんも緊張していたはずですよね。それなのに、そういったフォローができるなんて……かっこいいです」

雪歩「えっ! そ、そんな大したことじゃないよ。もっと上手な方法があったかもだし……なんだか照れちゃいますぅ」

可憐「というわけで、雪歩ちゃんのシャウトは何でも解決してくれると思うんです……!」
4 : Pちゃん   2021/05/09 17:02:01 ID:4YUfSWCmCI
雪歩「んんん!? そうはならないんじゃないかなぁ?」

可憐「それでは一緒に検証していきませんか?」

雪歩「えぇ……」

可憐「ダ、ダメですか?」

雪歩「うっ……そういうおねだり顔されたら、ダメなんて言えないですぅ! よ、よーしっ、それじゃ検証していきますぅ!」

可憐「ちょろかわいいなぁ……♪」

雪歩「うん? 今、何か言った?」

可憐「何も言ってないですよ?」
5 : der変態   2021/05/09 17:02:17 ID:4YUfSWCmCI
可憐「―――とりあえず、控え室前までやってきました」

雪歩「検証するとは言ったけど、どうすればいいんだろう」

可憐「くんくん……部屋の中にロコちゃんと百合子ちゃんがいるみたいですね」

雪歩「へぇ、何しているんだろう」ガチャッ



ロコ「ミ、ミスアンダスタンディングですよ、ユリコ!」

百合子「嘘っ! だって、杏奈ちゃん、口を開けばロコ、ロコ、ロコって……!」

ロコ「落ち着いてください~! そのなぜかライトアップしているデンジャラスなソードをしまってください!」

百合子「ロコしてやります!」

雪歩「」
6 : Pちゃま   2021/05/09 17:02:29 ID:4YUfSWCmCI
雪歩「え、なにこれ、修羅場っ!?」

可憐「今ですっ、雪歩ちゃん!」

雪歩「ふぁっ?!」

可憐「シャウトです……!」

雪歩「なんで!?」

可憐「このままだと血が流れてしまいます……! お掃除が大変です…!」

雪歩「そういう問題!?」
7 : Pチャン   2021/05/09 17:02:41 ID:4YUfSWCmCI
ロコ「あ、ユキホ、カレン! ユリコを止めてください~!」

百合子「ううん、私は止まりませんっ。私は勇者であり続ける…!」

雪歩「そのままだと犯罪者だよ?!」

可憐「雪歩ちゃん、早くっ…!」

百合子「セブンテールズ流・秘奥義……」

雪歩「なにそのオーラ!? ええいっ、ままよですぅ!いえーいっ!!!!」

ロコ・百合子・可憐「!!!」
8 : der変態   2021/05/09 17:03:00 ID:4YUfSWCmCI
カランカラン

雪歩(百合子ちゃんが光る剣を床に落とした…!?)

百合子「嘘……私の魂が叫び声をあげているっていうの? こんなことをしても杏奈ちゃんは帰ってこないって……」

雪歩「そうはならなくない!?」

可憐「なっているので大丈夫です……!」

ロコ「叫びと言えば、エドヴァルド・ムンクが遺した『叫び』がフェイマスですね! いくつかバリエーションのあるアートワークですけど、クライしているのはセンターあたりに描かれている人間ではないです! ムンク自身が『自然を貫く果てしない叫び』を感じたと表現していて、描かれている人間はむしろ耳を塞いでそのクライに恐れ、怯えているのです!」

雪歩「へ、へぇ」

百合子「家族の死を含むムンク自身が抱えた孤独や不安、そこから生じた幻覚体験を基に描かれたという説があるみたいですね!」

雪歩「物知り…!」
9 : バカP   2021/05/09 17:03:19 ID:4YUfSWCmCI
杏奈「ん……闇の力に呑まれちゃダメだよ、百合子さん…」

百合子「杏奈ちゃん!!」

杏奈「喧嘩しないでほしい……百合子さんもロコも、ふたりとも杏奈にとって大切な人だから……」

ロコ「アンナ……」ダキッ

百合子「あ、ずるい! 私も!」ダキッ

杏奈「ふふ……雪歩さん、ありがとう」

雪歩「う、うん」

可憐「丸く収まったみたいですね。さすがです、雪歩ちゃん…!」

雪歩(全然納得がいかない…!)
10 : 魔法使いさん   2021/05/09 17:03:32 ID:4YUfSWCmCI
??「うぎゃーっ!!!」

雪歩「い、今のは……!?」

可憐「雪歩ちゃんのシャウトではないですね、あっちのほうです、行きましょう、雪歩ちゃん!」

雪歩「えっ、あ、うん」


響「た、貴音がワニ子に丸飲みにされてしまったぞ!!」

雪歩「四条さんが!?!?」
11 : Pしゃん   2021/05/09 17:03:50 ID:4YUfSWCmCI
可憐「響ちゃん、落ち着いて……! 雪歩ちゃんのシャウトなら助けられるはず……!」

雪歩「なんで!?」

響「そ、そうなのか雪歩!? お願いだぞ!」

雪歩「混乱しすぎだよ?! まず四条さんの安否を……」

貴音「雪歩、できれば早くお願いします。ここにいては次のレッスンには間に合わないかもしれません」

雪歩「わりとピンピンしている!??!」

響「ワニ子も反省しているって。バッグの材料になるのは勘弁してって言ってるぞ」

百合子「ドストエフスキーの『鰐』を思わせる展開ですね。あの短編は――」

雪歩「百合子ちゃん、ついてきたの!?」
12 : プロデューサーちゃん   2021/05/09 17:04:06 ID:4YUfSWCmCI
可憐「雪歩ちゃん、早くシャウトを…!」

雪歩「ううっ、よくわからないけど、やってみますぅ! いえーい!!!」

ワニ子「!!!」

ブシャァッ、ゴロンッ

貴音「ふぅ……なんとか抜け出せましたね」

響「え? ワニ子、そうなのか? へー。 雪歩のシャウトには爬虫類の消化器官に特殊に作用する波形が含まれているらしいぞ」

雪歩「どういうことなの!?」

可憐「! 雪歩ちゃんが、ヘビが大丈夫なのはこの展開に至るための伏線だった……?」

雪歩「ちがうよ!?」
13 : プロちゃん   2021/05/09 17:04:21 ID:4YUfSWCmCI
貴音「では、次は私が捕食者となる番ですね。じゅるり」

ワニ子「」ガタガタガタ

雪歩「四条さん!?」

ロコ「タカネがクロコダイルをイートするところ、デッサンしていいですか?」

杏奈「それより剥ぎ取って、装備の素材にするべき……」

可憐「雪歩ちゃん、あとは任せて次のトラブルを解決しに行きましょう」

雪歩「いいのこれ!?」
14 : Pーさん   2021/05/09 17:04:34 ID:4YUfSWCmCI
可憐「くんくん……こっちからトラブルの匂いがします…!」

雪歩「あえてつっこまないよ?」


桃子「いたた……」

千鶴「桃子ちゃん、もうちょっとだけ待っていてくださいまし。たしかこのあたりに……」

雪歩「桃子ちゃんに、千鶴さん? あの、どうかしたんですか?」

桃子「あっ、雪歩さんに可憐さん。べ、べつになんでもないよ」
15 : 監督   2021/05/09 17:05:14 ID:4YUfSWCmCI
千鶴「桃子ちゃんが転んだ拍子に、指に植物の棘のようなものが刺さったみたいですの」

桃子「千鶴さん…! も、もうっ」

可憐「た、大変! 他に怪我はしなかった…?」

桃子「平気だよ、そんなに慌てなくていいよ」

雪歩(桃子ちゃんには悪いけど、さっきの2件に比べたら平和!)

千鶴「ピンセットがあったと思うのですけれど、雪歩ちゃん、知りませんか?」

雪歩「それだったら、」

可憐「雪歩ちゃん、今ですっ……!」ビシィッ
16 : 箱デューサー   2021/05/09 17:05:27 ID:4YUfSWCmCI
雪歩「い、いちおう訊くね。まさかシャウトしろって言わないよね?」

可憐「他になにか?」

雪歩「きょとん顔可愛いよ! って、そうじゃなくて、普通にピンセット使おうよ!」

可憐「私、雪歩ちゃんを信じていますから。ゆ、雪歩ちゃんのシャウトには不思議な力があるって」

雪歩「いや、たしかにあるみたいだけれど! で、でも」

可憐「雪歩ちゃん……!」ジーッ

雪歩「うっ、ダ、ダメだよ、今回は。そんな熱い眼差し向けられても、さすがに……」
17 : 箱デューサー   2021/05/09 17:05:43 ID:4YUfSWCmCI
可憐「雪歩ちゃん」ギュッ

雪歩「はわっ!? え、な、なんでそんな急に手を握って、ち、近くない!?」

可憐「信じてください。私が信じる雪歩ちゃんの力を、雪歩ちゃんに信じてほしいんです!」

雪歩「そういうの、もっとちがうシチュエーションで聞きたかったですぅ!!」

桃子「まだなの……?」

千鶴「しっ、桃子ちゃん。ここは空気を読んだほうがいいですわ」

雪歩「よ、よーしっ。それじゃ、いくよ。いえーい!!!!!」

桃子・千鶴「!!」
18 : 仕掛け人さま   2021/05/09 17:05:56 ID:4YUfSWCmCI
千鶴「あら……桃子ちゃんに、雪歩ちゃん、それに可憐まで。わたくしはいったい何を……」

桃子「あれ? 桃子、なにしていたんだっけ」

雪歩「?! 何が起きたの!?」

可憐「『桃子ちゃんの指に棘が刺さった過去』を雪歩ちゃんのシャウトで無かったことにしたんです……!」

雪歩「いやいやいやいやいや、それはないですぅ! どんな異能力者なの!? 100万歩譲って、そうだとしてなんで可憐ちゃんは知覚できているの!?」

可憐「それは雪歩ちゃんと私に揺るぎない絆があるから……!」

雪歩「だから、そういうの他のシチュでほしいんですぅ!!」
19 : おにいちゃん   2021/05/09 17:06:15 ID:4YUfSWCmCI
ガチャッ

律子「みんな、大変よ!」

雪歩「律子さん!?」

可憐「何かあったんですか…?」

律子「劇場がチュパカブラたちに包囲されているわ!!」

雪歩「急展開すぎますぅ!!」
20 : Pちゃん   2021/05/09 17:06:29 ID:4YUfSWCmCI
律子「隠し通路から早く逃げるわよ!」

可憐「2021年4月末から5月初旬に開催されたTHEATER TALK PARTY☆ ユニットオフショットVol.2のFleurangesの回で星梨花ちゃんの口から明らかになった劇場内の秘密の通路ということですね!」

雪歩「その補足説明いる!? その時も可憐ちゃんが超人的な嗅覚を発揮していたけれども!」

律子「さっさと行くわよ、今、チュパカブラごと劇場を爆発させる計画がPによって進められているわ!」

雪歩「ええっ?! そ、そんなことしたら劇場が…!」

律子「アイドルあっての劇場よ!」

可憐「雪歩ちゃん……!」

雪歩「可憐ちゃん? もしかして―――」
21 : そこの人   2021/05/09 17:06:44 ID:4YUfSWCmCI
可憐「劇場のことは諦めて、は、早く逃げましょう…!」

雪歩「へ?」
22 : Pちゃま   2021/05/09 17:07:00 ID:4YUfSWCmCI
雪歩「え、待って。流れからして、私のシャウトでどうにかする、みたいな……?」

可憐「そんなこと、で、できるわけないじゃないですか! 現実を見てください…!」

雪歩「ひどい言われ様!!」

律子「行くわよ、2人とも。もう時間がないわ」

雪歩「……………ですぅ」

可憐「雪歩ちゃん?」

律子「雪歩?」
23 : Pチャン   2021/05/09 17:07:12 ID:4YUfSWCmCI
雪歩「私は諦めたりなんてしないですぅ!!!」

律子・可憐「!!!」

雪歩「そもそもチュパカブラさんたちが何のために包囲しているかは判明しているんですか?」

律子「い、いえ……でも彼らは危険よ!」

可憐「話し合いできる相手じゃないです…!」

雪歩「じゃあ――――歌だったらどうかな? そうだよ、歌の力だったら!」

律子「歌の……」

可憐「力……?」
24 : 監督   2021/05/09 17:07:42 ID:4YUfSWCmCI
劇場屋上

律子「ほんとにやるのね、雪歩」

雪歩「はい」

可憐「あの、雪歩ちゃん……私、その……」

雪歩「ねぇ、可憐ちゃん、手を握ってもらっていい?」

可憐「え? は、はい。――――!(雪歩ちゃん、ふ、震えている……!)」

雪歩「信じるよ、私」

可憐「!」

雪歩「可憐ちゃんが信じてくれた私、そして私が信じたい私自身を信じてみせる……!」
25 : 変態インザカントリー   2021/05/09 17:07:56 ID:4YUfSWCmCI
千鶴「それでこそ雪歩ちゃんですわ。帰ったら、わた、シェフ特製のコロッケを振る舞いますわよ!」

桃子「雪歩さん……お願い、無理だけはしないでね」

ロコ「ユキホ! ロコはすべてが終わったら、ユキホのブレイブな姿をペインティングするの! 劇場内にあるアトリエで!」
 
雪歩「うん。ぜったいに守ってみせる、わたしたちのココロがかえる場所を!」

可憐(LTP12…!)

チュパ…チュパ……チュパチュパ

律子「今よ! マイクオン!」
26 : あなた様   2021/05/09 17:08:09 ID:4YUfSWCmCI
雪歩「いえーいっ!!!!!」

チュパカブラのみなさん「!?」

雪歩「私の歌を聞けぇーーーー!!」
27 : ぷろでゅーしゃー   2021/05/09 17:08:23 ID:4YUfSWCmCI
春香「乙女よ大志を抱け!!夢見て素敵になれ~♪っと。いやぁー、電車が事故で止まっちゃって劇場に着くの、遅れちゃったなぁ。しかもそういうときに限って、スマホの充電切れちゃっているし。今日はもともとオフだからいいけど」

春香「そういえば昨日、可憐ちゃんが電話で興奮していたっけ。萩原雪歩のシャウト万能説? いやいや、ないでしょー」

春香「さ、劇場にとうちゃーくっと……ヴぁいっ!?!?!?」
28 : 魔法使いさん   2021/05/09 17:08:53 ID:4YUfSWCmCI
雪歩「もっと、もっとですぅーー!!!」

チュパ! チュパ! チュパ!

雪歩「盛り上がっていますかー!」

チュパー! チュパチュパ!

可憐「次の曲、いきますよ……!!」

チュパーー!!

 
春香「え、なにこれ(ドン引き」

おしまいですぅ!

29 : ボス   2021/05/09 17:11:05 ID:4YUfSWCmCI
以上です。
雑なオチを含めて、展開がひどいのは久しぶりに書いたからじゃないかなー
ちなみにマク○スはFしか知りません
30 : プロデューサー   2021/05/09 17:34:28 ID:jNPHf/PgG2


途中の貴音がギャグマンガ日和の「凶暴エイリアン」根岸みたいだなと思った
31 : Pはん   2021/05/09 20:21:32 ID:WMFCs.Xnfo
もし伝説のB級SF映画マーズ・アタック展開だったら…
劇場の周りがえらいことになるところだったな
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