･･････某日
某スタジオ　撮影室

星井美希「そら、今日も可愛く撮ってねー♪」

ﾊﾟｼｬﾊﾟｼｬﾊﾟｼｬﾊﾟｼｬ

早坂そら「オッケー！　美希ちゃん、今日もいいよー！」

美希「あはっ☆　プロデューサー！　ちゃんと見てるぅ？」

P「ああ、見てるよ。可愛いぞ、美希」

桜守歌織「……」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

P「歌織さん、どうしました？　そんなに震えて」

歌織「い、いえ……何でも……」

P「後10分で、歌織さんも一緒に撮影してもらいますからね。このままスタンバイでお願いします」

歌織「は、はい……」ｼｮﾎﾞﾝ

P「？」

歌織（はぁ……美希ちゃんって、まだ学生なのに、どうしてあんなに色っぽいのかしら……。それなのに私は……。せめて、もっと大胆な水着にすれば良かったかしら……）

･･････1時間後

そら「うーん、歌織さん。まだ少し表情が硬いですね。肩の力を抜いてみましょう！」

歌織「は、はい、ごめんなさい……」

美希「ミキはー？」

そら「美希ちゃんはそのままで大丈夫だよ。すごくいいね！」

歌織「ごめんなさい、美希ちゃん……。私、ちょっとダメみたいね……」

美希「別にいいよー。歌織はまだグラビア、慣れてないんだー？」

歌織「そ、そうね。水着のグラビアは……まだ……。美希」

美希「そうなんだ。フツーにやればいいと思うよー。ミキもやりたいようにやってるだけだし」

歌織「え、ええ……」

歌織（あんな様になってるセクシーなポーズが普通なの……）ｶﾞｰﾝ

P「……ふむ」

そら「うーん……」

Pそら（歌織さん、美希（ちゃん）を意識しすぎてるのかな……）

P「ちょっと歌織さんだけで撮ってみましょうか。いいですか、早坂さん」

そら「お……♪　私も同じ事を考えてましたよ。私はオッケーです」

P「歌織さん、構いませんか？」

歌織「は、はいっ」

美希「あ、じゃあミキはきゅーけいだねっ。ハニーハニー♪」ﾀﾀﾀｯ

P「こ、こら、美希。あんまりハニーって呼ぶなって。現場だぞ」

美希「えぇー。やっ、なの！　ハニー♪　あっちで二人っきりで、きゅーけいしよっ♪」

P「俺は歌織さんを見てなきゃいけないんだよ。ほら、これやるから好きなおにぎり買っておいで」

美希「むうっ。ハニーのイクジナシー！」

歌織「……」ｼﾞｰ

歌織「あ、あのカメラマンさん」

そら「はい、なんですか？」

歌織「美希ちゃんとプロデューサーさんって……もしかして……そ、その……」

そら「？」

歌織「お、お、お、お付き合い、とかされている……んですか……？」///

そら「あはは、してないですよ。美希ちゃんっていつもあんな感じですよ」

歌織「そ、そうなんですか……いつも……あんな……」

歌織（ハニーなんて呼んでいるのかしら……）///

美希「ハニー！　ミキが帰ってきたら一緒におにぎり食べるのっ！」

P「分かった、分かった。……やれやれ、やっと行ったか」

P「すみません、騒いでしまって。再開しましょう」

歌織「あ、あのプロデューサーさんっ」

P「どうしました？」

歌織「わ、私、ちゃんとセクシーに決めてみせますから！」///

そら（顔、真っ赤にしちゃって……）

P「大丈夫ですよ、歌織さん。歌織さんのペースで撮っていきましょう」

歌織「でも……美希ちゃんはあんなにセクシーだったのに……同性から見ても、思わずドキドキしちゃったくらいなのに……」

P「美希には美希の地があるだけです。歌織さんには歌織さんの地があるんですから、無理に美希とイメージを合わせる必要はありません」

歌織「そ、そうなのでしょうか……」

P「はい。タイプの異なる二人だからこそ、グラビアの撮影にも幅が出せます。ねえ、早坂さん」

そら「そうですね。私も歌織さんにしか出せない魅力を撮っていきたいですから」

P「ええ。俺たちが見たいのは等身大のあなたなんです」

歌織「等身大の私……わ、分かりましたっ」

P「いい表情ですね。じゃあ、早坂さん。お願いします」

そら「はいっ。じゃあ、歌織さん。まずはかるーく歩いてみましょう」

････････････

そら「はーい、そこで振り返ってーゆっくりですよー。そーそー！」

ﾊﾟｼｬﾊﾟｼｬﾊﾟｼｬﾊﾟｼｬ

そら「目線、少し傾けてー、あー！　その角度いいですよー！　頂きます！」

ﾊﾟｼｬﾊﾟｼｬﾊﾟｼｬﾊﾟｼｬ

歌織「……」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

歌織（普通に……普通に……）

P（うん……変な力が抜けて、上手く自然体になりつつも、ポーズもいい感じに決まってる）

そら「すこーしだけ微笑んで……あ、キレイですよー！　そのままそのまま！　歌織さん、すっごくキレイですよー！」

ﾊﾟｼｬﾊﾟｼｬﾊﾟｼｬﾊﾟｼｬ

※4レス目修正

歌織「は、はい、ごめんなさい……」

美希「ミキはー？」

そら「美希ちゃんはそのままで大丈夫だよ。すごくいいね！」

歌織「ごめんなさい、美希ちゃん……。私、ちょっとダメみたいね……」

美希「別にいいよー。歌織はまだグラビア、慣れてないんだー？」

歌織「そ、そうね。水着のグラビアは……まだ……。美希ちゃんみたいに上手くできないわね……」

美希「そうなんだ。フツーにやればいいと思うよー。ミキもやりたいようにやってるだけだし」

歌織「え、ええ……」

･･････30分後

ｶﾞﾁｬ

美希「ただいまーなの」

P「お。おかえり、美希。ちょうど呼ぼうかと思ってたんだ」

歌織「美希ちゃん、おかえりなさい。今度こそ一緒に撮りましょ！」

美希「わ。歌織、やる気だね。グラビア慣れたー？」

歌織「ええ。美希ちゃんのアドバイス通りにしたら、ちゃんとできたわ！」

美希「そう～？　アドバイスってほどでもないけど、良かったの」

ｶﾞﾁｬ

そら「プロデューサーさんっ。さっき撮った歌織さんの写真、データ出してきました！」

P「早いですね。早速、見てみましょう……。おお、これは……」

そら「いいと思いませんか！？」

P「思ってた以上ですね……優雅な雰囲気があって……品のいい色っぽさがあって……これはいいっ！　歌織さん、すごいですよ！　美希にはない魅力ですよ！」

歌織「そ、そんな……恥ずかしい……」///

美希「……」ﾑｽ

P「……これは……すごいな……」ｼﾞｰｰｰｰ

歌織「……」///ﾓｼﾞﾓｼﾞ

美希「……」ﾑｯｽｰ

美希「……プロデューサー……」

P「ん？　どうした、美希？」

美希「さっきから歌織の写真ばっか見てる」

P「そ、そりゃな。仕事だし」

美希「なんかやだ。ミキがこんなに近くにいるのによそ見しちゃ、やっ！」

P「そ、そんなつもりじゃ……もう少しで、一緒に撮るから美希も着替えてこいよ」

美希「ふーん……そんなに歌織がいいんだ……分かったの……」ｽﾀｽﾀ

P「？」

歌織「……」ｱﾜｱﾜ

･･････10分後

美希「ハニー♪　着替えてきたよー！」

歌織「ひゃ……！？」///

P「だから、ハニーって呼ぶなって……うわっ！　み、美希っ！　その水着はなんだ！？」

美希「へへ～♪　ミキのとっておき♪　どう、ハニー？　ドキドキしちゃうぅ？」ﾋﾟﾄ

P「こ、こら、く、くっつくなって！」///

美希「あはっ☆　ハニーの視線、ミキの体にクギヅケなのっ♪」

P「違うっ」

美希「ウソなのっ♪　ハニーはミキが一番大好きなのっ♪」

歌織「……」ﾑｽ

P「お、お前な、早く離れて……え、歌織さん？」

歌織「……」ﾋﾟﾄ

美希「歌織？　ハニーは今、ミキが独り占めなの」

歌織「……は……は……」

P「？」

美希「？」

歌織「は、はにぃ……。わ、私のこと……もっと見てもいいん……ですよ？」///ﾋﾟﾄﾄﾄ

P「なっ」///

美希「あっ、歌織、ダメなのっ。ハニーはミキしか呼んじゃダメなのっ！」

歌織「わ、私も……呼びたく……なっちゃったの……えへ……♪　ね……ね……はにぃ？」///

P「か、歌織さんまで……」

美希「むうっ！　ハニーの浮気モノ！　えいっ」ﾑｷﾞｭ

P「お、おい、美希、落ち着けって。その……あたってるから……」///

美希「あー赤くなってるぅ♪　やっぱりハニーにはミキがお似合いだよね♪」

歌織「ひゃぁ……み、美希ちゃん……」///

美希「歌織はそこで休んでていいよ？　ハニーの相手はミキがするから♪　あはっ☆」

歌織「む……むむ……わ、私だって、えいっ！」/// ﾑｷﾞｭ

P「ちょ、ちょちょ、か、歌織さんも落ち着いて……」///

そら「……」ｲﾗｲﾗ

そら「すいませーん。そこのハニーさぁぁぁん」ﾆｺﾆｺ

P「は、早坂さん、いたた……頬をつつかないでください……」

P（しかも何かグリグリ来るんだけど……いてて）

そら「可愛いアイドルをはべらかしている所、申し訳ありませんけどぉぉ、撮影始めたいんですけどぉぉぉ」ﾆｺﾆｺ

P「そ、そ、そうですね、すみません。ふ、二人とも撮影だっ」

美希「分かったのっ！　ハニー♪　見て見て☆」

P「わ、こらっ。そんな過激なポージング、雑誌に載せられるか！　ていうか、その水着を着替えろっ！」

歌織「負けませんっ！　は、はにぃ！　私のも見て下さいっ」///

P「か、歌織さん！　張り合わないで！　美希のを真似しちゃダメですよ！」

そら「……あー今日の撮影は延期ですねー……。私、帰りますねー」

P「ちょ、早坂さん、待って！」

そら「これは貸しにしておきますから。今度、たーっぷり付き合って下さいね♪　個人的に」ﾆｺﾆｺ

P「マジで帰らないでっ！　早坂さん！」

美希歌織「もうハニー！　どっちがいいの（ですか）っ！？」

P「頼むから仕事させてくれぇぇぇぇぇぇぇぇっ！」

おしまい。

キャラ崩壊要素あるの書くの忘れてました！

お疲れさん

それはそうと早坂ぁ！SSRおいてから帰りやがれ！

乙！　参加さんくす！　
ひょっとしてあのシリーズSSを書いている人だったり……？
なんにせよ、Pはほんま罪づくりなやつやな！

よかった（こなみ）

こうしてみると、みんな結構長く書けるの感心する。自分はたった5レスで終わってしまいそうで書き出す勇気が出ない

>>25
短レスSSっていうやり方もあるんやで
数レスで終わるものをいくつか集めて短編集っぽくするんや

そらこんなことしてたら金蝶になるわな。リア充爆発してこい。

あ、作者さんはお疲れ様です！