サイン会会場の控室

琴葉「紗代子、お願いがあるんだけどいい？」

紗代子「いいですけど、何をすればいいですか？」

琴葉「これを見て」

紗代子「……サイン色紙？」

《琴葉が手にしていたのは、余り物のサイン色紙とペン。これが意味するものとは！？》

琴葉「サイン、書いてほしいの♪」

紗代子「どうしてですか！？」

琴葉「ダメ、かな？」

紗代子「い、いえ、そういう訳じゃないんですけど、予想していなかったものでつい……」

琴葉「なら、お願い♪」

紗代子「私ので良ければ……」

《唐突なお願いに驚かされた紗代子だが、それを無碍にせず琴葉のためにサインを書いた》

紗代子「はい、出来ました」

琴葉「ありがとう。フフッ♪」

紗代子「あの、聞いてもいいですか？」

琴葉「何かな？」

紗代子「どうして私にサイン書いてほしいってお願いしてきたんですか？」

琴葉「そうね。今日のサイン会、紗代子がサインを書いているところを横目で見ていたけど」

琴葉「ブレずに書き続けていたでしょ？すごいと思った」

紗代子「そんな……。地道に鍛錬をしていたからその成果だと思います」

琴葉「それよ」

紗代子「え？」

琴葉「紗代子のそのひたむきさ、カッコいいと思ってるの」

紗代子「カッコいいだなんて……」

琴葉「それでね、何か迷った時とか、困ったことがあった時」

琴葉「紗代子のカッコよさを思い出して、勇気をもらえるように」

琴葉「サインが欲しいなって、そう思ったの」

紗代子「勇気、ですか……」

琴葉「劇場でも助けられてばかりだけどね」

紗代子「そ、それはお互い様ですよ。私だって何度も助けられてますし……」

紗代子「でも、私のサインが琴葉さんの手助けになれそうなのは」

紗代子「少し照れるけど嬉しいって思います」

琴葉「……。も、もう、私まで照れちゃうじゃない……」

紗代子「あはは、ごめんなさい……」

《照れながらも友情を確かめ合った2人であった》

ミリP「おーい、2人ともー。帰るぞー」

琴葉「あ、今行きまーす。紗代子、行きましょうか」

紗代子「そうですね」

《こうして、サイン会会場を後にした琴葉と紗代子＋Pの3人だった》


琴葉「さっきもらったサイン、額縁に入れてリビングに飾ろうかな」

紗代子「流石にそれは恥ずかしいから止めてください」

終

色々と不慣れなもので、思った以上に不格好な文章になってしまいました。ピクシブでのやり方に慣れきっていたのもあるのかな。
途中で挟んだ助け合い云々の会話はたまたまネタ探しをしている最中に見かけた、誕生日お祝いのやり取りからインスピレーションを得たものです。この2人が主要メンバーになったイベント早く来いという祈りを込めました。
Pに関してはオダギリジョーさんが演じたとある冒険家主人公にイメージが引っ張られたキャラ造形を予定していました。しかし、2人のやり取りに主軸を置いた結果、どんな人物か詳細が分からないまま終わってしまいました。

それではお目汚し、失礼いたしました。

お疲れ様でした。
なんかほっこりしたのでまた投下して下されば幸いです。

乙ー、参加さんくす！
ことさよの微笑ましいやりとりが目に浮かんだぞ
普段は紗代子メインで書いている人なんかな

また気が向いたらここでも書いてみて♡

ことさよいいぞ＾～
ことしほといい琴葉は年下からモテそうだなあ