【ミリss】百合子「たいへんです!まつりさん!」まつり「ほ?」
1 : プロデューサー様   2021/06/16 05:19:31 ID:qLjuHLVSGo
ミリシタオファーSS祭投稿作品です。
ちな、スレ主(2本目)
http://imasbbs.com/patio.cgi?read=20347
2 : 箱デューサー   2021/06/16 05:20:15 ID:qLjuHLVSGo
まつり「そんなに慌ててどうしたのです? たしかにあの百合子ちゃんの新しい髪型は、きゅーと!に違いないのです。早くPさんたちに……」

百合子「い、いえっ、そういう話じゃないんです!ブックカバーですよ!ブックカバー!」

まつり「ほ? もしかしてそれは『冥府と契約せし堕天使のぱわほー!ブックカバー』のことなのです?」

百合子「そうです! 私たちがプロデュースした『冥府と契約せし堕天使のぱわほー!ブックカバー』のことです!」

3 : Pはん   2021/06/16 05:21:07 ID:qLjuHLVSGo
まつり「………」

百合子「………」

まつり「長いので、略していいのです?」

百合子「そ、そうですね。では『堕天使ブックカバ』ーで」

まつり「百合子ちゃん。それだとぱわほー!という、まつりの要素が失われてしまうのです」

百合子「えっ。い、言われてみれば……。えっと、じゃあ、もっと略して『だてぱ』でどうですか」

まつり「それで、『だてぱ』がどうしたのです?」

百合子「(それでいいんだ…!)それが、劇場のみんなに使ってもらったんですけど、様子が変なんです!」
4 : Pーさん   2021/06/16 05:21:47 ID:qLjuHLVSGo
まつり「変?」

百合子「早い話、『だてぱ』を使って読書をしたみんながまつりさんみたいな口調になってしまったんです!」

まつり「……変?」

百合子「あっ、いや、その、そういう現象が変だというだけで、決してまつりさんの口調がおかしいということではなくて!わ、わんだほー!だって思います!」

まつり「とにかく状況をこの目で確かめないことには始まらないのです。百合子ちゃん、案内してくれるのです?」

百合子「はいっ!」
5 : Pはん   2021/06/16 05:22:22 ID:qLjuHLVSGo
控え室

昴「はいほー!百合子、まつり、野球をするのです!」

百合子「って感じです。ちなみに読んでくれた本は既に引退済みのかの有名なプロ野球選手の自叙伝で、野球のことに詳しくない私が読んでも、つい感激しちゃうような数々の名シーンと名言が……」

まつり「今日の昴ちゃんはまつりリスペクトなのです?略して、まつりすぺくとなのです?」

昴「ほ? 昴はいつもどおりなのです。なにかおかしいのです?」

百合子「なかでも、リーグ優勝のかかったあの一戦での満塁での打席の……」

まつり「百合子ちゃん、百合子ちゃん。どうやら昴ちゃんは無自覚みたいなのです」

百合子「え!? あ、えっと、そうみたいですね」

まつり「これはこれで可愛いのでしばらく放っておくのです。次の子のほうに……」

琴葉「昴ちゃん?」

まつり「あ、琴葉ちゃん。今、昴ちゃんは―――」
6 : 5流プロデューサー   2021/06/16 05:22:58 ID:qLjuHLVSGo
琴葉「どうしてバットにボール、グローブをもっているのです? まさかここで野球をするなんて考えていないのです?」

まつり「………」

百合子「こ、琴葉さんには演劇が深く関わっている名作ミステリを、『だてぱ』をつけて貸したんです……」

昴「ほ? これは違うのです! ただ道具の手入れをしていただけなのです!」

琴葉「本当なのです? 琴葉、怒らないからちゃんと本当のことを言ってほしいのです」

昴「百合子とまつりと野球しようと思っていたのです!」

琴葉「す・ば・るちゃん! そんなでんじゃらす!なことはやめるように何度も言っているのです! もし昴ちゃんのきゅーと!な顔に怪我でもしたらどうするのです?」

昴「そんなへまはしないのです! というか、怒っているのです!話が違うのですー!」

まつり「……次に行くのです」

百合子「は、はい」
7 : P様   2021/06/16 05:23:41 ID:qLjuHLVSGo
杏奈「ん……百合子さん、それにまつりさん? はいほー……。どうしたの……です?」

百合子「杏奈ちゃんには流行りのライトノベルを貸しました」

まつり「………」

杏奈「百合子さん、杏奈といっしょにゲームするのです……」

百合子「ごめんね、今はちょっと忙しくて、この現象を解決しないといけないし……」

杏奈「いつならいいのです?」

百合子「えっ?」

杏奈「最近、百合子さん、かまってくれなくて、杏奈、あんはっぴーなのです。杏奈のために時間をつくってほしいのです。……ね? 百合子さん。ね?」

百合子「う、うん(なんか新鮮で可愛いかも)」

まつり「ふふふっ、百合子ちゃんと杏奈ちゃんの友情はびゅーりほー!なのです」
8 : 5流プロデューサー   2021/06/16 05:24:29 ID:qLjuHLVSGo
ロコ「アンナ! こんなところにいたのです? あの、ゲームでティーチングしてほしいところが……」

まつり・百合子「!!」

杏奈「……ん、ロコ。どうしたのです?」

百合子「あ、あれ? 私、ロコちゃんには本を貸していないはず……?」

杏奈「本? それなら杏奈からロコに……貸したのですよ?」

百合子「え?」

ロコ「そうなのです! アンナから借りたブック、ファンタスティックだったのです!」

杏奈「それならよかったのです。アニメ化されているから……いっしょに見るのです?」

ロコ「ほんとうなのです!? ぜひアンナとウォッチしたいのです! きっとロコアートのアイデアが浮かぶわんだほー!なはずなのです!」

百合子「あ、あれ?杏奈ちゃん、私との時間は……?」

杏奈「それはそれ………これはこれ…なのです」

百合子「ええ~!!」

まつり「百合子ちゃん、次に行くのです。ここはくーるに去るのです」
9 : 兄(C)   2021/06/16 05:24:56 ID:qLjuHLVSGo
百合子「紬さんにはあんみつが好きな探偵の小説を貸したんです……『だてぱ』をつけて」

紬「私の話し方が変だとおっしゃっているのです? いたってのーまる!な話し方だと思うのです。たしかにまだこの都会にはなれていないところもあるかもなのです。けれど、紬は紬なりに勉強しているのですよ?」

百合子「ええっと、そのー……」

紬「いい機会なのです。紬に至らない点があればはっきり話してほしいのです。紬はみなさんの仲間として……」

エミリー「紬さんは立派な大和撫子なのです!」

紬「!! エミリーさん……!?」
10 : Pーさん   2021/06/16 05:25:41 ID:qLjuHLVSGo
まつり「百合子ちゃん、エミリーちゃんにまで手を出しているのです?」

百合子「(え、笑顔が怖い)あ、あの、日本の和を学べる本でよいものがないかと言われて、つい……」

まつり「なんで『だてぱ』をつけて貸すのです!!」

百合子「だ、だって、まつりさんとプロデュースできたのが嬉しくなって、みんなにも広めようと……」

エミリー「紬さんのみやびー!な振る舞いに、エミリーはいつも勉強させてもらっているのでしゅ!」

紬「そ、そんなことないのです……紬は、べつに///」

まつり「ご覧のありさまなのです!みやびー!ってなんなのです!?」

百合子「は、ははは……」
11 : 我が下僕   2021/06/16 05:26:32 ID:qLjuHLVSGo
その後もまつりと百合子は劇場を廻って、現象を確認するのであった――――。

美也「まつりちゃん、百合子ちゃん、はいほ~♪」

星梨花「せったいってなんなのです? 星梨花に教えてほしいのです!」

歌織「ええっ!! 歌織はそんなきらきらした衣装は……もうっ、Pさんったら、しかたないのです♡」

桃子「いいのです、桃子、そういうの慣れているのです」

雪歩「穴を掘って埋まっているのですぅ~!!」
12 : ぷろでゅーさー   2021/06/16 05:27:02 ID:qLjuHLVSGo
まつり「百合子ちゃん、本をみんなに貸し過ぎなのです。劇場の図書館なのです?」

百合子「そ、そんな急に褒めないでください/// えへへ……」

まつり(べつに褒めていないのです!)



朋花「………ここにいましたか、まつりさん、百合子さん」
13 : お兄ちゃん   2021/06/16 05:27:26 ID:qLjuHLVSGo
まつり「ほ?朋花ちゃん。その手に持っているのは――――」

百合子「『だてぱ』!! ああ、朋花さんまで姫仕様に……!?」

朋花「ふっふっふ……どうやら私の見立てとおり、これが原因のようですね~」

まつり「朋花ちゃんは大丈夫みたいなのです。さすが朋花ちゃんなのです」

百合子「で、でも、なんだかすっごく怖い顔していませんか……?」

朋花「こんな呪いの道具を劇場に拡散させるなんて、いったいどんなお仕置きをすればいいですか~?」ゴゴゴゴゴゴ

まつり・百合子「」
14 : そこの人   2021/06/16 05:28:04 ID:qLjuHLVSGo
百合子「ま、まつりさん! 気のせいなのか、朋花さんの怒り方、いつもと違うような、その、慈愛がない……?」

まつり「百合子ちゃん。『だてぱ』の正式名称、覚えているのです?」

百合子「へ? 当たり前ですよ。『冥府と契約せし堕天使のぱわほー!ブックカバー』……ま、まさか!」

まつり「朋花ちゃんには姫のぱわほーな部分はそれほど効かなかったようなのです。でも、その分、」

百合子「冥府と契約せし堕天使の部分が効いている……!? えっ、そんな、うそ!?」

朋花「ふふふふふ」

百合子「朋花さんがお団子を解いた!?」

まつり「あの邪悪な炎、もしかして……」

朋花「もう後戻りはできませんよ~? 巻き方を忘れてしまったので~」

まつり・百合子「邪王炎○黒龍波!?」
15 : 高木の所の飼い犬君   2021/06/16 05:28:33 ID:aJ/u/cLSW.
これ一般販売してるとしたら
大規模収容違反かな?
16 : P殿   2021/06/16 05:28:47 ID:qLjuHLVSGo
まつり・百合子「」プスプス……

朋花「ふっ、たわいもないですね」


その後、貴音が頑張ってみんなを治した。
めでたし、めでたし


まつり「ちっともめでたくないのですーーー!!!!!」
百合子「うう、鎮まれ、私の右腕!!」

おしまい
17 : 夏の変態大三角形   2021/06/16 05:29:40 ID:qLjuHLVSGo
自分からは以上!
このSSにコメントは不要!
みんなも書いてくれよな!!
18 : Pさん   2021/06/16 05:55:08 ID:lT61Juc1ck
よかったよ。
僕は必要だから感想を書いてるわけじゃないから積極的に拒絶されない限り不要でも書きたくなったら書くわ。
でも、念のためsageで書くわ。
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