都内某所　某カフェ

星梨花「それでジュニオールったら、エミリーちゃんと会う度にすごく興奮するようになっちゃって。エミリーちゃんのいたるところ、ペロペロしちゃうんですよ」

ひなた「それは大変だねぇ」

星梨花「はい。ジュニオールが羨ましいです。わたしも思い切ってエミリーちゃんに舐めていいか聞いてみようかな」

美也「なんと～」

星梨花「うーん……でも、わたし、飼われるよりも飼いたい気持ちが強くて、それだったらむしろエミリーちゃんから―――あっ、可憐さん！こっちです！」

可憐「お、お待たせ。ごめんね、前の仕事が少し押しちゃって」

ひなた「たしかタコのコスプレをしてタコ獲りに挑戦だったかい？」

可憐「違うよ……！？そ、そんなのアイドルのお仕事じゃないと思うよ……？」

美也「では全員揃ったことですし、今日はお開きということで～」

可憐「ど、どうしてですか！？えっと、話し合うんでしたよね、コラボカフェのメニュー。ある程度は私たちの意見を参考にしてくれるってことで」

星梨花「はい！話題沸騰中、丑の刻から寅の刻まで大人気の、わたしたちFleurangesにオファーが来たんですよね♪」

可憐「謎の深夜から早朝人気……！せめて朝から晩まで、ううん、普通はユニットの人気に時間帯は指定しないんじゃないかな……！」

ひなた「今日、貸し切りにしているこのカフェこそ、あたしたちのコラボカフェになる予定なんだよぉ」

美也「もしくは更地になるんですね～」

可憐「なぜ！？」

ひなた「あのね、売って欲しい土地があるんだ」

星梨花「エスプレッソよりも苦い条件を飲むことになるんですね！」

可憐「そんなわくわくして言うことじゃないよね……？！」

美也「事前に各自でコラボカフェのメニュー案を考えてきたはずなので、発表していきましょう～」

可憐(な、何事もなく進めるんだ……！)

星梨花「じゃあ、まずはわたしからでいいですか」

ひなた「いいと思うよぉ。可憐さんがどう思うかわからないけど」

美也「お任せします～。可憐ちゃんにどう言われるかはわかりませんが～」

星梨花「うう……あ、あのー、可憐さん。わたしからでよろしいでしょうか？」

可憐「私の立ち位置なんなの！？せ、星梨花ちゃんから、お願いできるかな」

星梨花「わたしは、4人それぞれをイメージしたメニューを作りたいです！」

美也「お～！定番ですな～」

ひなた「いいアイデアだべさ」

可憐「う、うん！たとえばどういうのか教えてくれる？」

星梨花「たとえばひなたさんだったら、アップルパイがいいかなって」

美也「いいですな～。髪型や恒常SSR一枚目、それに2番目のソロ曲である『りんごのマーチ』からしても、リンゴはひなたちゃんの代表的なモチーフですからね～」

ひなた「そうだねぇ。けど、せっかくだからもっとあたしらしさを出してみたいねぇ」

可憐「さらにひなたちゃんらしさをプラス……？」

星梨花「ひなたさんの出身地は北海道ですよね。それなら、リンゴの代わりにジャガイモを使うのはどうですか」

可憐「か、代わりに！？」

美也「なるほど～！それなら北の大地の旨味がよく伝わりますな～」

ひなた「それなら、ついでに鮭も入れちゃっていいかい？」

星梨花「いいですね！リンゴの代わりにジャガイモと鮭を贅沢に使ったアップルパイ、うん、きっと人気が出ます！」

可憐「それはもうアップルパイじゃないよね！？」

ひなた「ジュリアさん……じゃなくてタラバガニを入れるってのもいいねぇ」

可憐「その間違え方はおかしいよ……！」

美也「それではコラボカフェ１品目は、ひなたちゃんのけじめパイということで決まりですな～」

可憐「けじめ！？何かおぞましいものが入っていませんか……！？」

美也「北海道のジャガイモと言えば、こちらのお菓子のパッケージからは、まつりさんを感じますな～」

ひなた「ありゃぁ、ほんとうべさ。まつり姫さんはすごいねぇ」

可憐「言うほどまつりさん、関係ないと思うよ…！」

星梨花「物産展でも見かけます！」


(公式HP)　https://www.hogaja.com/hogaja.html
(公式オンラインショップ)　https://www.hogaja-shop.com/

星梨花「次は美也さんをイメージしたメニューですけど、ここはやっぱりサンドイッチがいいと思うんです」

美也「む～ん……。星梨花ちゃん、違いますよ～？サンドイッチではなく、サンドウィッチですな～」

可憐(ど、どっちでもよくないですか……！)

ひなた「具材が肝心だよぉ。あえて、何も挟まずに素材のままで勝負するのもありかねぇ」

可憐「それはもうサンドイッチじゃないよ……！ただのパンだよ……！」

美也「なんと～、パンダでしたか～」

星梨花「あの、可憐さん。笹食べている場合ではないと思いますよ？」

可憐「食べていないよ……！」

美也「具材を私らしくしたいですね～。だとすれば、挟むのは猫がいいでしょうか～。みゃおみゃおみゃおみゃ～んですな～」

可憐「猫を挟んじゃうんですか！？パンの形を猫の顔にするんだったらわかりますけど……」

星梨花「猫挟んじゃった～♪　猫挟んじゃった～♪ってことですよね」

可憐「それは猫踏んじゃっただよね！？無理やり音合わせているよね！？」

ひなた「ちゃんと(食パンの耳を)切り落としておくべさ」

可憐「話がどんどん猟奇的になっていませんか……？！」

星梨花「美也さんはたしかに『空猫珈琲店へようこそ!』では看板猫役でしたけど、『プラチナスターテール～シークレットジュエル 魅惑の金剛石～』の劇中劇ではウサギさんも演じていましたよね」

ひなた「なるほどねぇ。それじゃあ、挟むのはウサギにするべさ」

可憐「世界的にはありなんだろうけど、日本のコラボカフェとしてはありなのかな……」

星梨花「うさぎ美味しい～かのやま～♪ですね」

可憐「うさぎ追いし、だよ……！」

美也「間をとってウナギでどうでしょう～」

可憐「一文字入れ替えるのを間をとるって言わないんです……！」

ひなた「美也さんだと他には、灼熱少女が所属ユニットとしてあるねぇ」

美也「お～、では灼熱を挟んじゃいましょう～。これぞホットサンドですな～」

可憐「全然ほっとできない……！火傷まったなしじゃないですか……！」

みやせりひな「「「ブレイズアーップ！！！」」」

可憐「口を挟む余地もなし！？」

星梨花「次にわたしとエミリーちゃんをイメージしたメニューですね」

可憐「へ？あ、あの、星梨花ちゃん。どうしてエミリーちゃんが登場するの？」

星梨花「？　やだなぁ、可憐さん。わたしたち5人揃ってFleurangesですよね♪」

可憐「増えている！？」

星梨花「私とエミリーちゃんということで、やっぱり紅茶に関係するのがいいと思うんです。エミリーちゃん、私のお家に来た時は紅茶とお菓子を味わって『美味しいでしゅ～』って言ってくれますから」

可憐「あれ？でもエミリーちゃんって抹茶味も好きだよね」

美也「マッサージ？なんと～、エミリーちゃんは肩こりにでも悩まされているんですか～」

可憐「抹茶味です……！」

ひなた「エミリーちゃんは和の文化が本当にお気に入りだからねぇ」

美也「足し算が得意ということですね～。ちなみに小鳥さんは掛け算が得意だと話していました～」

可憐「それはまた違うのでは！？」

星梨花「エミ×せり……ううん、ここはせり×エミかな……」

可憐「星梨花ちゃん、戻ってきて……！」

星梨花「パイにサンドウィッチに、紅茶ときて、最後に可憐さんのコラボメニューなんですけど」

可憐「う、うん。何か考えてきてくれたの？」

星梨花「はい。ファブ○ーズでいいんじゃないかなって」

可憐「なぜに！？」

ひなた「可憐さんといえば匂いに関係するグッズがいいと思うんだわ」

美也「その意味ではファ○リーズは理にかなっていますな～」

可憐「いきなり方向性変わりすぎだよ……！」

美也「芳香性はなくもないですよ～」

可憐「ダジャレじゃないですか……！食べ物でないにしても、せ、せめて真っ当なフレグランスのほうがいいんじゃないかなって……。どうして比較的安価な市販の消臭スプレーなのかなって……」

星梨花「北海道からいろいろ取り寄せたらお金かかっちゃうので、ここでなるべく予算抑えられたらなって思うんです！」

可憐「きらきらした笑顔で言っていることはひどいよ！？」

美也「置き型にするかスプレー型にするか迷いますね～」

ひなた「詰め替え用も頼んでおかないとかい？」

可憐「本気で○ァブリーズで進めようとしている……！？」

ひなた「星梨花ちゃんがいっぱいアイデアを出してくれたけど、あたしも言うだけいってみるねぇ」

可憐「うん……お手柔らかにね？」

ひなた「Fleurangesはお花のユニットだから、お花にちなんだメニューがいいと思うんだわ」

可憐「というと？」

ひなた「牡丹鍋やもみじ鍋はどうだろうか」

可憐「そ、そうきたかー…！うーん……Fleurangesのコラボメニューで猪や鹿の肉って、あ、ありなのかな」

美也「あとは蝶に該当するものがあれば猪鹿蝶で、花札ともかけることができますな～」

可憐「たしかに花なんだけど……！Fleurangesに求められている花なんでしょうか……！」

星梨花「蝶というと、美也さんのソロ曲『初恋エビフライ』ですよね。じゃあ、エビフライなんてどうでしょう」

可憐「『初恋バタフライ』だよ！！　じゃあ、じゃないよ……！冷静になって考えたら、蝶の要素がどこかに飛んじゃっているのわかるはずだよね…！？」

美也「蝶だけに、ひらひら飛んでいったんですな～」

ひなた「初恋といえば……胸の中何かが弾けた～♪　初恋に似ているそんな何かだった～♪」

星梨花「想い出はクリアアサヒですね！苦味はそんなになくて飲みやすいらしいですよ」

可憐「『想い出はクリアスカイ』だよ！！前作のSSからのまさかの天丼だよ……！」

ひなた「というわけでコラボメニューは天丼でいこうかい」

可憐「いかないよ……！Fleuranges要素皆無だよ……！」

美也「私が集めてきた案も聞いてくださいますか～？」

可憐「集めてきた……？」

美也「はい～。実は灼熱少女のみなさんで集まる機会がありまして～、そこで今回のコラボメニューもお話したんです～」

可憐「そ、そうなんですね。琴葉さんや恵美ちゃんが考えてくれたってことなんだね」

美也「そうですよ～、むふふ。せーのっ、」

みやせりひな「「「ブレイズアーップ！！！」」」

可憐(わ、私は混ぜてくれないのかな……突然すぎて合わせられません！)

美也「まず琴葉ちゃんからは私たちをイメージしたアイスクリームという案をいただました～」

可憐「いいですね、アイスクリーム。これからの季節にもぴったりですし、フレーバーはたくさんあるから、私たちらしさも演出できそうですね……♪」

美也「次に聞いた恵美ちゃんも同様にアイスクリームと答えてくれたんです～」

星梨花「『フローズン・ワード』を歌っていますもんね！」

可憐「それ、関係ないんじゃないかな……」

美也「というわけで、琴葉ちゃんと恵美ちゃんとで意見が被ってしまったので、あえなくボツとなりました～」

可憐「そういうシステムなんですか！？」

ひなた「環ちゃんと海美さんは何と答えてくれたんだい？」

美也「環ちゃんもお花のイメージを大切にしてくれまして～、蜂の子はどう？という提案がありました～」

可憐「う……え、えっと環ちゃんには悪いけど、コラボメニューで出すには、その、ハードルが高い気が……」

美也「む～ん……蜂の子がダメなら、七の子、つまり七尾百合子ちゃんはどうでしょう～」

可憐「ちょっと何言っているかわかりません！！」

星梨花「あっ、それだったら、紗代子(345)さんや美奈子（375）さんもいいですね！」

ひなた「でも、桃子センパイや律子さん、のり子さんはどうしようかねぇ」

可憐「どうもしないよ……！？」

美也「お～、私なら38038で宮尾美也と表せますな～」

可憐「蜂の子から遠ざかっていますよ…！？いえ、コラボメニューからはかなり遠くへ来ちゃっています……！」

美也「最後に海美ちゃんですが、女子力パスタという創作料理を提案してくださいました～」

可憐「女子力……パスタ？」

美也「お隣の事務所のアイドルの手料理も参考にしているとのことで、自信ありげでしたよ～」

可憐(それはなんだか嫌な予感がする……！)

星梨花「あんこ入り☆パスタライスなんてどうですか？」

可憐「今じゃもう通じる人少ないネタだよ……！」

星梨花「あの、言いにくいですけど、可憐さん」

可憐「え……は、はい？」

星梨花「さっきからダメ出しばかりですよね？」

美也「私たちが真剣にボケているのに、あんまりですな～」

可憐「それはボケているってことですよね……！？」

ひなた「それじゃあ、可憐さんのアイデアも聞くべさ」

可憐「う、うん。と言っても、大筋は皆と変わらないかなって。私もFleurangesそれぞれのメンバーをイメージしたメニューがいいと思うんだ」

美也「ふむふむ、具体的にはどういった料理ですか～？」

可憐「あのね、紅茶やハーブティーとケーキのセットなんてどうでしょう？」

星梨花「ひなたさんであればアップルティーにチーズケーキ、美也さんであればグリーンティーに和風のケーキ……みたいなことですか？」

可憐「そう、そんな感じ」

ひなた「可憐さんだったらお線香に果物かい？」

可憐「それはもうお供え物……！」

美也「ふわぁ、なんだか眠くなってきましたね～。明日は私の誕生日ですし、そろそろ締めるとしましょう～」

可憐「このライブ感いりますか…？！」

後日


可憐「――――というわけで、決まったコラボメニューがこちらになります」

雪歩「へぇ。結局、可憐ちゃんの意見が取り入れられて、飲み物とケーキのセットがメインのコラボメニューなんだ」

可憐「はい♪複数人で切り分けて食べることを前提にした大きなアップルパイもあるんですよ。春香さんや美奈子さんも監修してくれたとかで」

雪歩「そ、そうなんだ。私が頼んだのは可憐ちゃんをイメージしたメニューだけど……あ、もうきたみたい」



可憐「……ど、どうですか。って、私が緊張するのも変ですけど」

雪歩「うん。美味しいよ」

可憐「よかったぁ……！ふふっ」

雪歩「うん？可憐ちゃんは事前に試食させてもらえなかったの？」

可憐「お仕事が立て込んじゃったせいで、今日も久しぶりのオフなんです……これは雪歩ちゃんも同じですね」

雪歩「そうそう。よかったら食べてみる？」

可憐「え？」

雪歩「あーん……なんて」

可憐「んっ……ん、ん」

ゆきかれ(2人きりならともかく、お店だと恥ずかしい……///)

可憐「お、美味しいです」

ゆきかれ「「えへへ……♡」」

このあとめちゃくちゃゆきかれなオフを過ごした


ハッピーエンドですぅ！

以上です
Fleuranges可愛いですね

こちらも撮ったから貼っとくぞ
それはそうと美也の誕生日ガシャ、可憐ちゃんのSHSのときの浪費と近々くる美也のSHSを考慮すると……引くか悩むなー

安価SSも雪歩…じゃなくて牛歩ですけど進んでいますのでよろしく
http://imasbbs.com/patio.cgi?tr=all&read=24313

ちょっと早いが美也は誕生日おめでとう
キャラ崩壊なはずなのに、れいみやのオファー見たからか美也は通常営業か？って思えてしまった

>>8
また呼称を間違えちゃったぜ☆

美也→まつりは「まつりちゃん」なんだよなー
ここを「さん」にしちゃうとマイペースユニットの絶妙なパワーバランスが崩れて、最終的には人類滅亡だからなー
姫と美也ちゃんは仲良しなのです。ね？


あとコラボの話でいうと、現行のものをネタに……もとい、宣伝するのを忘れていましたな
ドイツの文具メーカーであるSTAEDTLERとのコラボが展開されているそうで
ロコ・星梨花・静香が起用されているよー
https://shop.asobistore.jp/feature/765pro_staedtler