【ミリオンSS】歩「魔人と呪いの少女」
1 : 矢橋P   2024/04/23 23:07:11 ID:tkGvoJItjo
またお会い出来ました矢橋Pです
また性懲りもなくミリオン×パワポケのクロスSSを書かせていただきます
今回は 新球団ナマーズ編×電脳野球編×ミリオンライブ÷4 という内容になっております

 -注意点-
・このSSは 恵美「怪奇ハタ人間!」から三年後の世界です 
 前作→https://imasbbs.com/patio.cgi?read=30682
・オリジナル設定、原作改変もします
・プロデューサーは相変わらず登場しません
・今回はパワポケのキャラがガッツリ出ます。そのためパワポケを知らない人の為にも今回はプロフィールを細かく更新しようと思います

それでもどうかお願いします 
224 :   2024/04/29 01:26:06 ID:lI5CZHh8o6
歩「ねえ、環がブレスレットでヒーローに変身したけどアレはどういうことなの?大神と関係があるの」

莉緒「あれも私にもはっきりしたことはよくわからない。少なくとも3年前のハタ侵略の時はあんなこと出来なかったはず」

莉緒「何でも環ちゃんが身につけてるブレスレットはガジェットらしいわ」

歩「ガジェット?何それ」

朱里「具現化によって生み出された本来存在しない機械のことよ」

歩「具現化?また知らないワードだ……」

莉緒「人間の意志、想いが形になって現実化することよ。ある時は超能力として、ある時は物となりガジェットに、そしてある時は幽霊のような存在として……」

歩(幽霊?もしかして……)

莉緒「大神は具現化現象の研究をしていたのかもしれない。それをなぜ環ちゃんが持っていたのかは謎だけど」
225 :   2024/04/29 01:27:39 ID:lI5CZHh8o6
朱里「なるほど、だいたいはわかったわ」

莉緒「当面のお互いの敵は大神でしょ?それで朱里には頼みたいことがあるの」

莉緒「私が居ない間はあの子達を守ってくれないかしら」

朱里「……あたしもあの子に助けられたしね。恩は返すわ」

莉緒「申し訳ないわね。あたしが出来ることはするから言ってちょうだい」

朱里「それは良いわね。……お互いあの大神相手にせいぜい頑張りましょ」

朱里「歩も改めてよろしく」

莉緒「巻き込んじゃってごめんね」

歩「いいよ。二人ともよろしく!」
226 : お兄ちゃん   2024/04/29 01:28:12 ID:lI5CZHh8o6
その後の話し合いで朱里はアタシの部屋に住むことになった
大神かぁ……なんだか話しが大きくなりすぎて飲み込めないけど仲間って認めてくれたんだものアタシも頑張るしかないよね
………………
…………
……
227 : プロデューサー君   2024/04/29 01:28:52 ID:lI5CZHh8o6




歩(ああっ!)

歩(頭の中で何かが引っかかってたんだけどわかった!)

歩(亜利沙と一緒に千脇さんの家に行った時遭遇したあの謎の男があの大神サイボーグ達と雰囲気そっくりなんだ)

歩(え……待てよ。だったら顔の無い女のバックにいる組織って……)

歩(大神なのか!)
228 : 監督   2024/04/29 01:45:41 ID:lI5CZHh8o6
第四幕はここまで

環、誕生日おめでとう
環の誕生日に環が大活躍した話を上げれたのは偶然だけどよかったです
このSSの朱里はポケ11の時より大分やさぐれています
11の朱里は人に奢らせるようなことしそうにないし……
環が変身する分このSSにはポケレンジャーは登場しない予定です
あとパワポケの名誉のためにいうとパワポケにはこんな5流悪役みたいなサイボーグは出て来ないです
229 : 矢橋P   2024/04/29 23:09:44 ID:lI5CZHh8o6
>>204
>>224
訂正です
ブレスレットとありますがリストバンドの間違いです
230 : ミスター・馬車馬   2024/04/30 21:01:57 ID:60GpoR6W7A
追加のプロフィールと捕捉説明を投下します
捕捉説明については見なくとも本編に影響は無いので見なくてよいです
231 : そこの人   2024/04/30 21:04:19 ID:60GpoR6W7A
浜野朱里

パライソタウンで改造された第一世代サイボーグ。
彼女は第一世代でも末期だったようで第二世代にやや近い。
第一世代後期になってサイボーグの適正を示す適合率というものが設定された際、彼女の場合は脅威の48%で周囲を驚かせ”奇跡の素体”と呼ばれた。
そのため他の第一世代サイボーグが一つか二つぐらいしか武器を装備してないのに対し彼女は四つ以上も武器を装備しているし、他の第一世代サイボーグによりも”長生き”である。
232 : バカP   2024/04/30 21:05:24 ID:60GpoR6W7A
大神環

実はあの大神博之の従兄弟。直接会ったことは無い。
そもそも大神グループと関わらないように育てられていたのだが、
本編が始まる2ヵ月前に大神グループの組織の一部によって拉致されて監禁させられていた。
本人はその時の記憶があまりなく例のリストバンドもいつの間にか手にしていたとのこと。
彼女のことを知っているのは大神グループでもほんの一部で、大神グループが彼女を使って何がしたかったのかは不明である。
そのリストバンドはガジェット(本来あり得ない機械)で環のヒーロー像を具現化している。
変身後口調が変わるのも環のヒーロー像に基づいている。
233 : 変態大人   2024/04/30 21:06:26 ID:60GpoR6W7A
木下ひなた

環と一緒に監禁させられていた少女。
監禁するに当たって同年代であったゆえに一緒に生活させた方が管理する側としても都合がよかったため一緒にさせられたところを莉緒に助けられた。
監禁していた理由は環とは違うようだが彼女の存在もまた大神グループのごく一部しか知らない。
因みに彼女の身につけているブレスレットは環のそれとは違いガジェットでは無い。
だがブレスレットの本当の意味を知っており、如何なる時もそのブレスレットを身につけている。
234 : 番長さん   2024/04/30 21:14:07 ID:60GpoR6W7A
※捕捉説明※
サイボーグの歴史

第一世代サイボーグ
第一世代がサイボーグの歴史としては一番長く前期と後期に分けられる
開発コンセプトは普通の人間の機械化及び武装。
前期は映画で出てくるような誰の目でも分かるいかにもといったサイボーグが多かった。
手探りな部分も多く腕や足を丸ごと金属化したり、酷い時にはロボットみたいなボディなサイボーグも見受けられた。
しかしあからさま過ぎて表に出せず用途が限定されすぎるのと、一番の問題は体の都合も考えず無理やり改造する事で”長くは持たない”ことだった。
後期に入り被験者達を少しは考慮する事にし、サイボーグ適合率というものが設定されてそれ以上の改造は行わない事になり少しは改善されたが実用は厳しいものがあった。
主な第一世代サイボーグ  曽根村 浜野朱里
 
235 : 夏の変態大三角形   2024/04/30 21:16:03 ID:60GpoR6W7A
第二世代サイボーグ

パライソタウン極秘研究所のサイボーグ部門の主任が絵垣東児に変わり、彼の意向の元サイボーグ開発は大きく転換することとなる。
人体の機械化を無理やり行うと肉体に負担が大きいと考えた絵垣は、人体を無理やり機械化するのではなく人間の元々の能力を機械のパーツや人工筋肉等で強化していく方針に切り替えた。
これにより見た目は普通の人間と変わらないため表での活動も出来、”長くは持たない”ということもなくなった。
コンセプトはサイボーグによる超人の製造。
また第二世代は第一世代の装備の一つ、コ・ブレインシステムが標準装備である。
これは脳の処理や反射などをサポートする装備でサイボーグ化によって強化された肉体を上手く活用することに一役買っている。
瑞希の弾丸すら掴む精密な動き、灰原の超絶な刀捌きはこのシステムによって生み出されている。
なお朱里にもコ・ブレインシステムは搭載されている。
主な第二世代サイボーグ 真壁瑞希 灰原 ブラッド
236 : ミジンコプロデューサー   2024/04/30 21:17:02 ID:60GpoR6W7A
第三世代サイボーグ

宇宙人のハタ侵略によってパライソタウンの極秘研究所は崩壊。
そのデータはパライソタウンの裏事業に一番出資していた大神グループが密かに回収し自分達で独自にサイボーグを開発していた。
そして新たに打ち出したのがこの第三世代サイボーグである。
コンセプトは安定感と量産化。
具体的な内容は第一世代の人体を機械による武装化を第二世代の技術で補うといったもので両世代のいいとこ取りではあるが中途半端でもあり、
灰原のような傑出した存在を生み出せないでいる。
237 : ミスター・馬車馬   2024/05/13 23:51:32 ID:NijBfn.s2g
近々更新出来ます
予告ですが第五幕のタイトルは イーエス の予定です
238 : der変態   2024/05/14 20:05:14 ID:1qR3eM7T7.


  第五幕 イーエス

 
239 : Pたん   2024/05/14 20:06:24 ID:1qR3eM7T7.

今日からしばらくアタシと朱里はバイトをお休み。
アタシは顔が無い女の調査に集中出来るし朱里も治療に専念出来るね。
朱里は不満そうだったけど一応は納得してくれた。
アタシだってバイト休んでいたら収入無いんだもの、出来れば早く決着つけて復帰しないと!
 
240 : P君   2024/05/14 20:07:13 ID:1qR3eM7T7.
5月19日 AM 7:00



歩「うーん、バイトが無いとのんびりでいいな~」

朱里「何のんきなこと言ってるのよ」

歩「うわっ!」

歩(そうだった、一昨日からアタシの部屋に朱里が住んでいるんだよね。今まで一人暮らしだったからちょっとまだ慣れないなぁ)
241 : ミスター・不純物   2024/05/14 20:08:10 ID:1qR3eM7T7.
朱里「昨日あんなことがあったっていうのに……。あなたの能天気さには感心したくなるわ」

歩「アタシはポジティブだからね。大神が相手だからってビクビクなんてしてられないよ」

朱里「……あたしはあんたみたいになれない。大神がその気になったらあたし達なんか……」
242 : do変態   2024/05/14 20:08:49 ID:1qR3eM7T7.
歩「…………」

歩「それじゃこういうのはどう?」

歩「ノック・オン・ウッド」コンコン

朱里「なにそれ?」

歩「アタシがアメリカに留学していた時に知ったおまじないみたいなものかな」

歩「幸福を願う時、または嫌なことが起こりそうな時木製品をこう呟きながら二回叩くんだよ。朱里もやってみる?」

朱里「迷信ね。そんなの信じないわ」

朱里「……けど少し気が楽になったわ。」

歩「それがおまじないの効果だよ。別にすがって何もしないわけじゃない。ちょっとした験担ぎみたいなものだよ」

朱里「……まあいいわ。朝ご飯にしましょ」
 
243 : プロデューサーはん   2024/05/14 20:09:29 ID:1qR3eM7T7.



244 : 仕掛け人さま   2024/05/14 20:10:49 ID:1qR3eM7T7.
AM 8:00


典子「………………」

歩「あ、典子ちゃんおはよう。」

典子「……歩さん」

歩「何かあったの?」

典子「……何でもないです。じゃ」
 
245 : 3流プロデューサー   2024/05/14 20:13:46 ID:1qR3eM7T7.
スタスタスタ

歩「典子ちゃん険しい顔して何かあった……って、ああ!」

歩(ヒマワリの芽が荒らされてる!)

典子父「どうやら昨日の夜中に野良猫が荒らしてしまったようでね」スッ

歩「確かにこれは猫の足跡だ!」

歩「それで典子ちゃんが悲しそうにしてたんだ。……お父さんその野良猫が荒らしているの見ていたの?」

典子父「あはは。いやー、俺も娘が大事にしてる花壇だし、黙って見てたわけじゃないんだけどね。睨んでみたり声をかけてみたりしたけど猫のやつ全く気にも止めないんだわ」

歩「そりゃそうでしょうね……」
246 : お兄ちゃん   2024/05/14 20:14:59 ID:1qR3eM7T7.
典子父「とにかく娘が困っているし、何とかしてくれないかい。ほら、君にしか頼めないからさ」

歩「そうだけど……どうすればいいんだろう」

ガチャ


朱里「歩、”一人”で何ぶつぶつ喋ってるの」

歩「まあ、ちょっとね」

歩(やっぱりアタシにしか見えないのか……)
247 : おやぶん   2024/05/14 20:16:32 ID:1qR3eM7T7.
そう、典子ちゃんの父親は半年前に交通事故で亡くなっている
アタシがさっき話しているのは典子ちゃんのお父さんの”幽霊”だ
母親もいなく一人残された典子ちゃんが心配でこの世に留まっているらしい
けど肝心の典子ちゃんに全く気付いてもらえないみたい
そして唯一気付いてもらえるのがアタシだけなんだ
 
248 : ボス   2024/05/14 20:17:36 ID:1qR3eM7T7.
典子父「では頼んだよ」スッ

歩「全く、困った父親だよ」

朱里「?」
 
249 : MADE IN 変態   2024/05/14 20:18:30 ID:1qR3eM7T7.




 
250 : Pたん   2024/05/14 20:18:50 ID:1qR3eM7T7.
歩「というわけなんだけど典子ちゃんの花壇、何とかならないかな」

朱里「あたしに振られても分かんないわよ。園芸は専門外で……」


ゴゴゴ……

歩・朱里「「!?」」
251 : プロヴァンスの風   2024/05/14 20:19:57 ID:1qR3eM7T7.
ひなた「ふふふ……」ゴゴゴ…

歩「ひなた……さん?」

ひなた「歩さん、そういうことなら早く言ってほしかったべさ」ゴゴゴ…

歩「う、うん」

環「ひなたにすっごいやる気のオーラみたいなものを感じるぞ」

ひなた「そうかいヒマワリか、久々に腕が鳴るねぇ」ウフフ……

ひなた「環ちゃんも手伝ってくれないかい?」

環「もちろんだぞ!」

歩(アタシ達大人が置いてきぼりにされてるんだけど……)

朱里(あの子、大人しいと思ってたけどあんな一面もあるのね)
252 : Pしゃん   2024/05/14 20:20:55 ID:1qR3eM7T7.
歩「あれ、でも莉緒に外に出ちゃ駄目って言われているけど大丈夫?」

朱里「あたしが見張ってるのなら多少の外出は許可出たわ。莉緒も無理に閉じ込めていたら反発して逆効果になるって思ったようね」

歩「ああ、だから昨日莉緒は朱里に環達のことを頼んだのか」
253 : プロデューサー君   2024/05/14 20:22:11 ID:1qR3eM7T7.
それからのひなたちゃんの行動はものすごく気合い入ったものだった
何でもひなたちゃんは元々ガーデニングが趣味だったみたい
それがここ最近の巣ごもりで我慢していたけど一気に火が付いたわけで、アタシも何か手伝おうとしたけど出る幕は無かったよ。
ひとまず典子ちゃんの件はひなたちゃんに任せてアタシは公園で日課のダンスの練習をすることにした
254 : ミスター・オールドタイプ   2024/05/14 20:22:28 ID:1qR3eM7T7.




255 : MADE IN 変態   2024/05/14 20:23:28 ID:1qR3eM7T7.
AM12:00 近所の公園



歩(一日のダンスのレッスン終わりっと)

歩「……また見てたでしょ?」

美保「なんだ気付いていたんだ。また驚かせようと思ってたんだけど」ヒョッコリ
256 : P様   2024/05/14 20:24:13 ID:1qR3eM7T7.
歩「矢橋さんだっけ、恥ずかしいから見ないでほしいんだけど……」

美保「美保でいいわ。矢橋さんは固い」

歩「へ?」

美保「もっとくだけてミホ~でもいいわよ」

歩「言わないよ!」
257 : ダーリン   2024/05/14 20:24:59 ID:1qR3eM7T7.
美保「ふーん。それとあんたのダンスぜんぜんまだまだへっぽこだけど見てて楽しいわ」

歩(ぜんぜんまだまだへっぽこ!?)

美保「あんたのダンスを見てからネットでプロのダンス動画見てみたけどやっぱり本物は違う!ってなるわね」

歩「だったらアタシなんかよりそっちを見てればいいじゃないか!」

美保「何言ってんのよ。荒削りなものがだんだん上手くなっていくのを見るのが良いんじゃない」

歩(めんどくさいなぁ……)
258 : おにいちゃん   2024/05/14 20:25:43 ID:1qR3eM7T7.
歩「そんなアタシに構うなんて美保は暇なんだね」

美保「そーね。会社の経営が軌道に乗っちゃったから忙しくなくなっちゃったの」

歩「会社って……美保は役員か何かなの?」

美保「まだ言ってなかったわね。アタシ、自分で会社立ち上げたの。肩書きはCEOってところかしら」

歩「CEO……?」

美保「わかりやすく言えば社長ね。シャ、チョ、ウ」

歩(え……アタシより年下な子が社長!?)
259 : 我が友   2024/05/14 20:26:36 ID:1qR3eM7T7.
美保「あ、もしかしてうらやましいの?」

歩(し、正直……)

歩「社長ならなおさら忙しいんじゃ……」

美保「あたしは休憩はきっちり取る主義なの。今時たとえ社長でも休憩もきっちり出来ないようじゃ社会は認めてくれないのよ?」

美保「まーあと、社員はあたし一人の小さい会社だからね。今はネットビジネスの時代ね~。自宅でパソコンとにらめっこしていればよいんだもの」
260 : 兄ちゃん   2024/05/14 20:27:48 ID:1qR3eM7T7.
歩「そうなんだ。自営業みたいだね」

美保「アンタも起業するならネットビジネスがおすすめよ。大神ネット様々ね」


ガタッ


美保「あら、どうしたの。驚いちゃった?」

歩「いや、ちょっとね」

歩(大神の名前出てきて思わず過剰に反応しちゃった……)
261 : Pはん   2024/05/14 20:28:15 ID:1qR3eM7T7.
歩「うちのアパートのネット回線も大神ネットだけどさ、大神ネットってそんなに良いの?」

美保「去年落ち目だった通信会社大手を大神が買収したでしょ?その後大神の名前を付けてニューリアルしたんだけど」

美保「普及させるために今サービスが手厚いのよ。今ならプロバイダー料金含め全てのサービスが全て無料、流石天下の大神だわ」

歩「そんなこと出来るの大神だけだろうね」
262 : Pちゃま   2024/05/14 20:28:50 ID:1qR3eM7T7.
もし自分が顔が無い女と関わらなかったら
もしアタシが朱里に環に莉緒に会うことがなかったら
流石は日本一の企業大神グループだと、陽気に笑い飛ばしていたんだろう
でも大神の裏の顔を知ってしまった今は……
アタシ達が敵に回した大神の大きさを改めてて実感させられる
263 : ミスター・不純物   2024/05/14 20:29:55 ID:1qR3eM7T7.
美保「でも今までの反応で確信したわ。あなた無職でしょ」

歩「何だよいきなり、失礼じゃないか!」

美保「否定はしないところをみると正解みたいね」

歩「ぐ……」

美保「まあ良いんじゃない?ただの怠慢な無職じゃないみたいだし、あんた夢もありそうだしね」

美保「あんたが無職でいるうちはあのダンスを見ていられそうだからしばらく無職のままでいいよっ。じゃ、そろそろ休憩の時間終わりだから帰るね~」サササッ

歩「二度と見にくるなー」
264 : そこの人   2024/05/14 20:30:36 ID:1qR3eM7T7.
歩「まったく……あれダンスシューズの紐が切れてる」

歩(今日時間あったら買いに行こうかな)
 
265 : おにいちゃん   2024/05/14 20:31:00 ID:1qR3eM7T7.




 
266 : 下僕   2024/05/14 20:33:15 ID:1qR3eM7T7.
PM 15:00 アパート前


典子「…………」トボトボ

典子「………あ」

典子「ヒマワリの芽が元通りになってる……」
267 : EL変態   2024/05/14 20:33:53 ID:1qR3eM7T7.
ひなた「ごめんねぇ。よけいなことだったかもしれないけどあたしがちょっといじらせてもらったんだわ」

ひなた「初めまして典子ちゃん。あたしは木下ひなた。つい最近このアパートに住むことになったのにあいさつも出来なくてごめんねぇ」

典子「いえ……私も引っ越されてる気付かなかったですから」
268 : do変態   2024/05/14 20:34:24 ID:1qR3eM7T7.
ひなた「それでねぇ、ガーデニングに関してはあたし力になれると思うよぉ」

典子「それでしたらまず野良猫の対策をしなきゃ……」

ガサガサ!

環「その野良猫ってこの子だよね。たまきが捕まえたぞ!」

野良猫<ニャー

典子「あ……」

環「この子は餌を探していただけなんだ。この子はたまき達が面倒見るからもう芽がいじられることは無くなると思うぞ」

典子「そこまでしなくても……私何もお返し出来ないですよ」
269 : ボス   2024/05/14 20:36:28 ID:1qR3eM7T7.
ひなた「典子ちゃんのことは歩さんに聞いたんだわ。一人でよくがんばってえらいよぉ」

環「のりこは中学二年生でしょ?たまきと同い年だぞ。たまき達とお友達になろうよ」

典子「……はい、こちらこそよろしくお願いします」

歩(典子ちゃんは独りで抱え込み過ぎなんだ。これでもっとアタシ達を頼ってくれれば良いんだけどね)
270 : ボス   2024/05/14 20:37:40 ID:1qR3eM7T7.

PM 17:00 デンノーシティ ジャッジメントスーパー

 
271 : ボス   2024/05/14 20:38:48 ID:1qR3eM7T7.
ひなた達と典子ちゃんの様子を見届けたアタシはダンスシューズの紐を買いにデンノーシティの端にあるジャッジメントスーパーに来ていた。
そう、ここは大神とやり合っているジャッジメントが経営している大規模デパートだ。
ジャッジメントが日本に進出してきた時、ジャッジメントはあえて大神のお膝元と言ってもよいこのデンノーシティにジャッジメント日本支部とジャッジメント系列のスーパーを建てた。
当然マスコミもジャッジメントによる大神への宣戦布告ってことで大きく取り上げた。
朱里は裏でやり合っているって言ってたけど表舞台でもこうやって大神とジャッジメントは争っているんだ。
272 : ボス   2024/05/14 20:39:46 ID:1qR3eM7T7.
歩(でも安いし品揃えも良いからそんな事情を分かっていても利用してしまうよね……)

歩(それにアタシのダンスシューズはアメリカ製だからアメリカから来たジャッジメント系列の方が揃え易いしね)

ガヤガヤガヤガヤ

歩「靴のコーナーは1階だったかな。いや外国ブランドは2階だったかも……」
273 : ボス   2024/05/14 20:40:54 ID:1qR3eM7T7.

スッ


歩(あれ……どうして……体が動かない)


???「騒がないでください」

歩(ア、アタシの背後に誰か居る……)

???「6階のフードコート。ふんわり茶屋に一人で来なさい。今すぐです」

スッ
274 : ボス   2024/05/14 20:42:05 ID:1qR3eM7T7.
歩(背後の人の気配が消えた瞬間アタシの体が動くようになった)

歩(ついに……なのかな……)


調査を開始して10日ぐらい経っただろう。遂に黒幕に目を付けられたのだろうか……
275 : ボス   2024/05/14 20:42:14 ID:1qR3eM7T7.



 
276 : ボス   2024/05/14 20:42:50 ID:1qR3eM7T7.
心の中では震えながら6階のふんわり茶屋という所に行くとそこそこ広い飲食スペースに客は二人しかいなかった。
物腰が柔らかそうな女性とフードを被った謎の人物だ。
人払いしているのかな……
277 : ボス   2024/05/14 20:43:35 ID:1qR3eM7T7.
???「お~、こちらですよ~。どうぞ座ってください~」

物腰が柔らかそうな女性が手を振りながら声をかけてきた。

歩「…………」ガタガタ

???「おや、震えていますな~。大丈夫です、まずはお茶でも飲んでください」

物腰が柔らかそうな女性の前には一杯のお茶とサンドイッチが置いてあった。
アタシの分なのだろう、アタシはおそるおそるお茶に口を付けた。
278 : ボス   2024/05/14 20:45:12 ID:1qR3eM7T7.
歩「……」ズズ……

???「そんなに怯えなくてもいいですよ~。二人でのんびりお茶とサンドイッチを食べたかっただけですから。”舞浜歩”さん」

歩「……アタシの情報は筒抜けなんだね。あんたは何者なんだ」

どうやらもう白を切っても無駄みたいだ
なら堂々と行こう
279 : ボス   2024/05/14 20:45:54 ID:1qR3eM7T7.
???「オカルトテクノロジーの申し子。と言っておきましょうか。ふふ~」

歩「オカルトテクノロジー……」

???「不可能を可能する科学のことですよ~」
280 : ボス   2024/05/14 20:46:42 ID:1qR3eM7T7.

カッ


歩(うっ、何だ……)


フードを被った謎の人物「…………」


歩「それでアタシをどうしたいの。このまま拉致でもするの?」
281 : ボス   2024/05/14 20:47:33 ID:1qR3eM7T7.

スッ

歩「えっ!」

まただ。さっきと同じ。アタシを含め周りに三人しかいなかったのに突然四人目の和服を着た雅やかな少女がアタシの隣にいつの間にかいた!
282 : ボス   2024/05/14 20:48:18 ID:1qR3eM7T7.
???「あなた……もしかして馬鹿なのですか?」

???「主様がせっかく用意した食事にろくに口を付けず、いきり立つなど……」

パンパン

???「紬ちゃん~大丈夫ですよ~。」

紬「ですが……」

???「歩さんが萎縮してしまってますよ~。下がってください」

紬「……はい」スッ
283 : ボス   2024/05/14 20:49:05 ID:1qR3eM7T7.
???「もう一度言いますが歩さんに危害を加える気はありませんよ~」

???「それで歩さん。歩さんが追っているアレ……」

歩「……顔が無い女のこと?」

???「私達は”イーエス”と呼んでますね」

歩「イーエス……」
284 : ボス   2024/05/14 20:50:12 ID:1qR3eM7T7.
???「歩さんはそのままイーエスを追って真実までたどり着いてください。私達は協力はしませんが邪魔もしませんので」

歩「……どういうこと」

フードを被った謎の人物「……」ゴニョゴニョ

???「……そうですか」

???「……おや、お茶もすっかり覚めてしまいましたな。それではこの辺でお開きにしましょう~」

歩「えっ」
285 : ボス   2024/05/14 20:50:49 ID:1qR3eM7T7.
???「最後に一つだけ。聞かれたのにちゃんと名乗ってませんでしたね。私の名前は宮尾美也です」

紬「!!」

美也「それでは”また”会いましょう~」
286 : ボス   2024/05/14 20:51:40 ID:1qR3eM7T7.
美也と名乗った人物はフードを被った謎の人物と紬を従えてのんびりアタシの視界から離れていった。
まるで追ってこれるものなら追って来てもいいですよ~ と言ってるように……

だけどイーエスと関わりがある人がこんな風に干渉してくるということはアタシ達の進んでいる方向は間違っていないということだ
アタシ達は少しずつ真実に近づいている
287 : ボス   2024/05/14 20:58:23 ID:1qR3eM7T7.




美也「それでルチアさん。ばっちりでしたか?」

フードを被った謎の人物「……ああ」ガバッ

ルチア「あいつの心の中は充分視させてもらっタ」

美也「しっかり教えてもらいますからね~。歩さんがあのことをどこまで知ってるかチェックしますよ~」

ルチア(チッ、面倒なヤツに借りを作っちまっタ)

紬「ですが主様、あの方に主様の名前を教える必要はなかったのでは?」

美也「紬ちゃん。勝手に心の中を覗くのですから名前ぐらいは名乗るのが礼儀ですよ~」
288 : ボス   2024/05/14 20:59:54 ID:1qR3eM7T7.






 
289 : ボス   2024/05/14 21:00:37 ID:1qR3eM7T7.
PM19:00 歩の部屋



朱里「遅かったわね。ちょっと買い物に行くだけじゃなかったの?」

歩「……色々あってさ」

朱里「……大丈夫?変な連中に絡まれたりしたりしなかったの?」

歩「それは大丈夫だよ」

歩「……朱里はさ。具現化についてどこまで知ってるの?」

朱里「具現化?まあ専門外だから詳しくないけど知ってる範囲なら……」
290 : ボス   2024/05/14 21:05:34 ID:1qR3eM7T7.





291 : ボス   2024/05/14 21:07:03 ID:1qR3eM7T7.
5月20日 AM 9:30 

今日はこれから亜利沙と渦木さんと一緒に今まで調査した内容を確認し合うことになっている。
千脇さんの家から回収したビデオカメラも一緒に確認する予定だ。
292 : ボス   2024/05/14 21:08:38 ID:1qR3eM7T7.
歩「朱里は……環達の面倒を見ていて居ないね」

歩「茜ー」


もわわ~ん


歩「も〜久しぶりに呼んでくれたね。寂しかったぞ~」

歩「これから警部さんに亜利沙って子がアタシの部屋に来るんだ」

歩「それでその時に茜をみんなに紹介するけどいいかな」

茜「おお?マイハマン突然どうしたの。茜ちゃんのことは秘密にするじゃなかったの?」

歩「亜利沙や渦木さんも仲間なんでしょ?仲間に隠し事は無しにしたいんだ」

茜「そーか。いやー茜ちゃんも有名になっちゃうね~」

歩「あの二人はそういうの耐性なさそうだしあまり混乱させないでよ」
293 : ボス   2024/05/14 21:09:31 ID:1qR3eM7T7.
<ピンポーン


歩「来たみたい」

ガチャ

渦木「お邪魔します」

亜利沙「でも当然どうしたんです歩さん。ホテルで話し合いする予定でしたのに突然自宅にするなんて」

歩「うん、ここの方が安全だと思ってさ」

亜利沙「歩さんそれって……」
294 : ボス   2024/05/14 21:12:08 ID:1qR3eM7T7.
歩「それより渦木さんこそ大丈夫なんですか?」

渦木「私ですか?ああ、今日は私、非番でしてね。今日は警部ではなく一般人としてここに居るので心配無用ですよ」

渦木「実は三日前に今回の失踪事件の調査本部が解散させられましてね。どのみち刑事としてこの件を捜査することはもう出来ないんですよ」

亜利沙「調査本部が解散!?どうしてですか!」

渦木「上からの圧力ですよ。まあ私は部下を一人消されているのでそんなものに従いませんけどね」

渦木「ただ亜利沙さん。あなたが言った何らかの組織がバックにいるって話は本当のようですね」
295 : ボス   2024/05/14 21:15:37 ID:1qR3eM7T7.
亜利沙「そんな事って……」

渦木「幸いなことに解散される前にそれまで捜査してきた資料はコピーしてきました。原本は今頃消去されているでしょうからね。まあばれたらただじゃ済みませんが」

亜利沙「わざわざ危険を冒してまで……ありがとうございます」

渦木「その資料の一つ、ここ最近失踪したと思われる人達の名簿です。見てみてください」

歩(改めて失踪した人の名簿を見てみたけどやはり特に共通点はないね)

渦木「一応被害者の住所をこの広域化した地図にしるしを付けてみましたが……」

渦木「分かったことは被害は関東地方の一部にしかみられないということぐらいですか」

歩(あれ、待てよ……もしかして)

渦木「ひとまず例のビデオカメラの中身を確認しましょう。今はそれが最大の手掛かりですから」
 
296 : ぷろでゅーさー   2024/05/14 21:17:01 ID:1qR3eM7T7.


ジーーーーーーー


ズズズズズズズズズ


千脇「ん、何だ?」


-さっちゃんはね


千脇「まさかこれが……」


---って言うんだほんとはね


千脇「これはスクープだ」つビデオカメラ


ズズズズズズズズズズズ!!!


???「わたしのほんとうのなまえはなあに?」

千脇「顔が無い女だろ!」つビデオカメラ



--ざんねん

???「は・ず・れ」


ガプッ


ゴトン
297 : そこの人   2024/05/14 21:17:57 ID:1qR3eM7T7.



歩「うえ………」

亜利沙「………」パクパク

渦木「これは………」

歩(予想はしてたけど……ここまで心霊現象みたいなものだったなんて。まるでホラー映画だよ)
298 : そこの人   2024/05/14 21:19:30 ID:1qR3eM7T7.
でも ホラー映画みたい なんて客観的な感想で済ませられるのはアタシが一度イーエスを見ているのと茜を始めとした超常現象に耐性があったからだ。
現に亜利沙や渦木さんは未だに信じられないといった反応をしている。
もしかしたら怪奇現象に見せかけた人為的な犯行だったんじゃないかと心の奥底で思っていたのかもしれない。
でもアタシはこれからもっと二人を驚愕させることを言わなきゃいけないんだ。
299 : そこの人   2024/05/14 21:21:22 ID:1qR3eM7T7.
歩「亜利沙、渦木さん聞いてほしいことがあるんです」

亜利沙「何ですか歩さん」

歩「ビデオカメラに映ってた化け物、顔が無い女ってアタシ達は呼んでいたけど名前をイーエスって言うみたいです」

渦木「イーエス、それはどこから出てきたんです」

歩「そしてイーエスの名付け親……つまりイーエスを生み出し、バックに居座る組織は……大神だと思う」

亜利沙「ええっ!あの大神ですか!?」

渦木「確かに大神なら警察にも圧力をかけるのは容易いでしょう。ですが大神は機械工業にしろ医療機関にしろテクノロジーで名が通っている会社ですよ。こんな怪奇現象とは対極な存在です」
300 : そこの人   2024/05/14 21:22:32 ID:1qR3eM7T7.
歩(渦木さんの言うことはもっともだ。アタシだって始めは大神がイーエスに関わっているだなんて信じられなかったよ。でも昨日それが確信に変わったんだ)

歩「実は昨日アタシはイーエスの関係者と思われる人に接触したんだ」

亜利沙「本当ですか!」

歩「相手が一方的に接触してきたんだけどね」

歩「イーエスって名前もその人が言ってたんだけどね。オカルトテクノロジー……不可能を可能にする科学だって言ってた。大神は裏でオカルトテクノロジーの研究をしているんじゃないか?」
301 : ごしゅPさま   2024/05/14 21:24:05 ID:1qR3eM7T7.
歩(渦木さんの言うことはもっともだ。アタシだって始めは大神がイーエスに関わっているだなんて信じられなかったよ。でも昨日それが確信に変わったんだ)

歩「実は昨日アタシはイーエスの関係者と思われる人に接触したんだ」

亜利沙「本当ですか!」

歩「相手が一方的に接触してきたんだけどね」

歩「イーエスって名前もその人が言ってたんだけどね。オカルトテクノロジー……不可能を可能にする科学だって言ってた。大神は裏でオカルトテクノロジーの研究をしているんじゃないか?」
302 : ごしゅPさま   2024/05/14 21:24:57 ID:1qR3eM7T7.
>>301
重複してしまった……
303 : プロ太郎さん   2024/05/14 21:26:18 ID:1qR3eM7T7.
渦木「既存の技術だけでも天下を取ってる大神がわざわざそんな技術を何故?」

歩「それはわからない。……これはアタシの推理だけどイーエスはおそらくインターネットを通じて被害者の元に現れているんだ」

渦木「あの化け物がインターネットを通じて……もう一度ビデオカメラの映像を確認してみますか」
304 : プロ太郎さん   2024/05/14 21:28:35 ID:1qR3eM7T7.
ジーーーーーーー


ズズズズズズズズズッ


ピタッ

歩「ここだよ!」

亜利沙「本当です!パソコン画面からイーエスが出現しているのが写ってます」

渦木「信じ難いですがあの化け物はパソコンなどの電子機器から現れるようですね。それで機械に強い大神が絡んでいると?」
305 : プロ太郎さん   2024/05/14 21:30:19 ID:1qR3eM7T7.
歩「そうじゃないよ。被害者の共通点、それは大神ネットだ」

渦木「大神ネット?」

歩「さっき渦木さんの見せてくれた地図、あれは大神ネットが普及している範囲じゃない?」

亜利沙「あ……確か大神ネットはまだサービスを開始したばかりで大神グループの本社がある東京を中心とした関東でしか普及してません。ちょうどあの地図ぴったりの範囲です!」

渦木「まさか、大神ネットの開設自体がイーエスのための布石だったということですか!」

歩「もしくは大神ネットによるネット展開の邪魔者を消す露払いのような存在なのかもしれない」

歩「とにかく大神ネットで顔が無い女を調べたり書き込んだりするとイーエスに消される。だからこんだけ人が消されてもイーエスに関する情報が全く出ないんだ」
306 : プロ太郎さん   2024/05/14 21:32:12 ID:1qR3eM7T7.
渦木「ですが歩さんも大神ネットでイーエスのことを調べたりしてますよね?それに私も一度ぐらいはネットで検索してますよ」

歩「それは……これが理由だよ」ドン

亜利沙「ランプ……ですか?」

歩「中山先輩も開田くんも消されたのにアタシが消されて無い理由、茜出てきて!」


ぽわわ~ん


茜「うーん、まさかそんなに早く気付くなんて」


渦木「……はあ?」

亜利沙「あわわ……」
307 : プロ太郎さん   2024/05/14 21:33:11 ID:1qR3eM7T7.
歩「この子は茜。人の願いを叶える魔人なんだって」

茜「そうだよ。お二人ともよろしくっ!」


カクカクシカジカアイカネ?


亜利沙「亜利沙、理解が追いつきません」

渦木「私もです。まあしばらくホラー映画やファンタジー映画は観ないでしょうね。今起きている現実と比べてしまいますから」
308 : プロ太郎さん   2024/05/14 21:34:12 ID:1qR3eM7T7.
茜「そーだよ。あんなフィクションより茜ちゃんの方が刺激的なんだよ」

亜利沙「でも……歩さん、願いを叶えないと……その、死んでしまうんですよね。何も思わないですか?」

歩「アタシも最初は愚痴りたくなったよ。でもアタシが消されてないのは茜のおかげだと思うんだ。そうでしょ?」
309 : プロ太郎さん   2024/05/14 21:35:08 ID:1qR3eM7T7.
茜「正確にはマイハマンの願いのおかげだね」

茜「マイハマンにかけた魔法は茜ちゃんとマイハマンの契約みたいなものなんだよ。こういう契約は対価に何を差し出すかによって強さが変わる」

茜「顔が無い女だかイーエスだか知らないけどマイハマンが命をかけた契約をぽっと出での亡霊に邪魔はさせないよ」ゴゴゴゴゴゴ

亜利沙「おお……」
310 : プロ太郎さん   2024/05/14 21:36:14 ID:1qR3eM7T7.
茜「それともう一つの願い。これは茜ちゃんにとっても予想外だったよ」

歩「もう一つの願いって仲間が欲しいって方かな?」

茜「そう、せっかく仲間が5人出来たのにそのうち一人をイーエスに消されて4人になっても困るでしょ?」

茜「だからマイハマンが仲間だと認めた人間も茜ちゃんのパワーによって呪い等の超常現象の被害に遭うことは無いってことだね」

亜利沙「あのカラオケボックスの時もそれで……」

茜「ちなみに茜ちゃんがいなかったらマイハマンは3回は消されているよ!良かったね~、さあ茜ちゃんを褒めたまえ」

歩「うん、ありがとう」ナデナデ
311 : プロ太郎さん   2024/05/14 21:38:39 ID:1qR3eM7T7.
渦木「つまり……イーエスに消されないで調査出来るのは世界でも我々しかいないということですか」

茜「お~盛り上がってきたね~」

渦木「あまり喜んでいられないですよ。このままだと非常にまずいことになります」

渦木「大神ネットは今試験的に関東地方しか展開してないですが今年の末には全国展開すると発表されています」

亜利沙「な、そんなことになったらイーエスの被害は全国に広がります」

歩「イーエスだって試験的に動かしているだけかもしれないよ。今は人をひっそり消してるだけだけど、いずれは大神にとって邪魔者をイーエスを使って次々と消していくのかもしれない」

渦木「そうなれば大神に立ち向かうことが誰も出来なくなります。そうなる前に我々で何とかしないと……」
312 : プロ太郎さん   2024/05/14 21:40:11 ID:1qR3eM7T7.
亜利沙「ある程度は覚悟してましたが……まさかこんなビックネームが出て来るなんて」

渦木「おや、亜利沙さん怖じ気づいたんですか」

亜利沙「まさか!燃えてきましたよ。亜利沙の記者人生で一番のヤマになりそうですよ」

歩(頼もしいなぁ……この二人が仲間で良かったよ)
313 : プロちゃん   2024/05/14 21:41:33 ID:1qR3eM7T7.
渦木「イーエスの正体は段々明らかになってきましたが……大神相手にこれからどうすればよいのか」

亜利沙「イーエスをどう止めればいいのかもわからないですぅ」

歩「うーん……」

茜「皆さんお困りかな?なら茜ちゃんからアドバイス。さっきビデオカメラの映像に歌が聞こえてなかった?」

歩「あれってサッちゃんの歌だよね」

亜利沙「子供の頃流行りましたよね。実は怖い歌だって都市伝説」
314 : プロちゃん   2024/05/14 21:43:09 ID:1qR3eM7T7.
茜「あれは“媒体“だよ。茜ちゃん達具現化された存在は元が必要なんだよ」

歩(茜も具現化現象なんだ……)

茜「茜ちゃんだって突然ぴょこんと草が生えるように生まれるわけじゃないんだよ?何でも願いを叶えてくれる魔人が居たらなーって願いから茜ちゃんは生まれたんだ」
315 : プロちゃん   2024/05/14 21:44:19 ID:1qR3eM7T7.
亜利沙「だとするとイーエスはどうやって生まれたんでしょうか」

茜「昔、憶測で生まれた怪談が広がって人間の恐怖の感情が具現化して噂が本当になっちゃった。ってケースはあったけど……」

亜利沙「イーエスの場合は違うでしょうね。イーエスの噂をした時点で消されるんですから」

茜「そうだね。だからイーエスは普段はネットの世界にいる。そして”人を喰う”為に現実世界に具現化する際にサッちゃんの歌を媒体にして具現化するんじゃないかな」

渦木「サッちゃんの歌の都市伝説そのものがイーエスの存在理由ということですか?」
316 : プロちゃん   2024/05/14 21:48:37 ID:1qR3eM7T7.
茜「いーや、イーエスの本体は別だと思うけど……あんな都市伝説を媒体にしているなんてイーエスの存在自体はやや不安定なのかも」

茜「ほら、サッちゃんの歌の中でサッちゃんが本名じゃなくてサチコだったって言ってるでしょ?そしてイーエスも人を喰う瞬間名前を聞いていた」

歩「つまりイーエスにも本当の名前があって、それがイーエスの急所なのかも知れないのか!」

茜「茜ちゃんの経験上の推測だけどね。そしてその本名はイーエスが生まれる要因となった人間の名前じゃないかな」

渦木「なるほど……我々の次目指すところはイーエスの本名探し、もといイーエスが生まれる要因となった人物探しですか」

亜利沙「そしてその人物に大神が干渉している。それを止めれば何とかなるかもしれません!」

歩「よし、みんなで手分けして探そうよ!」
317 : プロちゃん   2024/05/14 21:52:38 ID:1qR3eM7T7.





ようやくイーエスの実態が見えてきた気がする
茜が協力してくれたからだ。後でプリンをたくさん買ってこないとね!
318 : 矢橋P   2024/05/14 22:01:26 ID:1qR3eM7T7.
第五幕はこれで終わりです
何とか学マスリリース前までに間に合いました
予告ですが第六幕のタイトルは ジャッジメント になる予定です





以下蛇足
やっっっっと担当を三作目にしてようやく自分の長編SSに出せたよぉぉっ!
自分の担当出すの楽しいぃぃぃ!
319 : 矢橋P   2024/05/15 23:05:29 ID:PPS3gsyjKo
追加プロフィール
320 : 矢橋P   2024/05/15 23:06:04 ID:PPS3gsyjKo
矢橋美保   自称CEO

公園で歩とよく合う女性
まだ未成年ながら自分で事業を立ち上げCEOを名乗っているが
自分一人しかいない会社でCEOはちょっと大げさのような気もする
言動こそ軽いが幼い頃は貧乏だったらしく自分で事業を立ち上げるまで相当努力している
321 : 矢橋P   2024/05/15 23:06:56 ID:PPS3gsyjKo
宮尾美也  ???

歩に突然接触して来た女性
自らをオカルトテクノロジーの申し子と名乗る
イーエスと何らかの関わりがあると思われるが……
322 : 矢橋P   2024/05/15 23:07:28 ID:PPS3gsyjKo
白石紬   ???

宮尾美也のお付き人
やや早とちりなところがある
その正体は……
323 : 矢橋P   2024/05/15 23:08:42 ID:PPS3gsyjKo
ルチア   南米の魔女

世界中に指名手配されているテロリスト
自慢の超能力、リーディングは健在である
前作でマゼンタが敗れた後、密かにパライソタウンから逃げ出し今は美也の部下である
どうやら美也とは前から関わりがあるようだが……?
本人はマゼンタと組んでいた時が一番楽しかったとぼやいている
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