しかしそんな茜ちゃんの前に琴葉が現れた

ご丁寧にもハイライトオフ状態である

ｰｰｰと、琴葉の前置きの長い作戦説明を聞きながら、百合子は明日の晩ごはんを考えていた

百合子｢いちごババロアおにぎりケーキ...!あ、声に出てました？｣

ウサミン｢駄目だこいつ…早くなんとかしないと…！｣
マイティセーラー翼｢駄目だこの人たち…早くなんとかしないと…！｣

美希「おにぎりと聞いて飛んできたの！」

こうして始まった、アイドル対抗おにぎり選手権

ルールは簡単。最も美味しいおにぎりを作った者の勝利!

美希の応援に春香と亜美真美が参上

そして美希と戦うことになったのは

買い物帰りに突如呼び出された千鶴さんだ

星井美希の新作・おにぎりイチゴババロアVS

千鶴作、コメを一粒ずつ選別し、粒の大きさをそろえることでムラ無く炊き上げられたセレブおにぎり

会場のファン100人が選んだおにぎりは…

武田｢そう、僕のだ｣

まさかの乱入者であった

桜庭「僕の専売特許をっ！」

円城寺｢と思っていたのかぁ？｣

武田の用意した「日高舞握手会抽選券付きおにぎり」は莫大な人気を叩き出した

すっかり取り残されてしまった春香と美希と亜美真美と千鶴は

おにぎりを武田に投げつけた

武田は投げつけられたおにぎりを食べた
武田「いいおにぎりだった、掛け値無しに」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

その日の夜、武田はトイレから2日間出ることが出来なかった。おにぎりイチゴババロアが当たったのだ。

直後、トイレに仕掛けた爆弾が作動

社長宅に犯行声明が届く！

???「順二朗君、あーそびーましょ」

(CV子安武人)

武田がトイレで苦しみ社長がハワイにいる順一郎の元に遊びに行っている間日本では謎のウイルスが蔓延し妙なマスクを被った集団が率いる新興宗教が若者を中心に支持を集めていた

信者は皆武装しており、紙袋みたいなマスク、中心にはKのマークを被っている
目的は小さい子供のゆうk…保護であり、気が向いたら家に帰すつもりらしい
教祖は桜守歌織に似ているが別人である、そう決して本人ではないのである！

「諸君、私は子供が好きだ」「諸君、私は子供が大好きだ」

「公園で遊ぶ子供が好きだ」
「ドヴォルザークの楽曲が告げる帰りの合図で、友との暫しの別れを惜しむ姿を見ると懐旧の念が胸に湧いてくる」

「迷子の子供が好きだ」
「迷子センターで不安そうに両親を待つ子供が、迎えに訪れた自身の親に泣きながら飛びついた姿を見たときは胸がすくような思いだった」

「諸君、私は児童を、あの愛すべき無邪気な我らの'はらから'を望んでいる」
「諸君、私に付き従う紳士淑女よ！ 君たちも望んでいるか？　ならば連れて行こう！　理想郷<ネバーランド>へと！！」

『桜守殿！　桜守歌織殿！　桜守歌織総司令殿！』

偶然にも全くの同名であるが別人なのである！！

ちなみに本物の桜守歌織は

北上麗花とレース対決を繰り広げている最中であった

偶然の合致により風評被害が秒で積み続けられていることを彼女はまだ知らない

戦場は秋名のダウンヒル

北上麗花、晴れ渡る青空へ思わずテイクオフ

すると空から偶然桜守歌織の偽物を発見してしまう

麗花｢わーい♪わーい♪｣偽物ｦﾌﾐﾂｹｰ

山菜採りのばあさま「奇跡じゃ!!天女様の降臨じゃ!!」

百合子「そして麗花さんは天女として……いひゃい！何するんですか！？」

P「意識を保つんだ！遭難中に寝たら死ぬぞ！！」

寝ぼけた百合子はキレて百科事典でPの頭を殴って気絶させた

琴葉がいたから一命を取り留めたものの、百合子は危機管理が全くなってない。

とりあえず3人は雪山の中を歩き続けた

偶然そこらを散歩していた真乃(とピーちゃん)と出会った

真乃「ここから帰るほうほうですか？...確かこの辺にある次元の扉を........むんっ!!」

現れるは真理の扉であった

扉が開いた

佐竹飯店に繋がっていた

北京ダックを見たらしく
ピーちゃん(※鳩)「同胞ぉおおおおおおおおおおお!!!!」

百合子「ちくしょう！持っていかれた！」←言いたかっただけ

???「いらっしゃ～い…あっ、プロデューサーだ～！　食べに来てくれたんですね～、エヘヘっ。全メニュー食べきるまで、逃がしませんよっ♪｣

P&デストルズ｢あっ…｣
この瞬間3人はこの先に起こる惨劇を悟った

P「ヤツの狙いは俺だ！！俺が囮になるからお前らは早く逃げろっ！！！」

24時間後
四人と一羽はふた回りほど大きくなって店から出てきた…

それなのに、目の前には別の店が現れていた

果たしてこの無限ループを脱することはできるのか。

真乃「助けて…灯織ちゃん…めぐるちゃん…！」

その頃、灯織とめぐるは餃子をパリッと焼いていた

灯織「あ…餃子の皮が切れた…」
(まさか真乃の身になにかが…)

めぐる「錬成するよ！薄力粉 100g 強力粉 100g 熱湯 110cc」ﾃﾊﾟｧﾝ

餃子の皮は綺麗になった。しかし……

灯織「2…いや、3倍大きくなってる…？」

大きくなった餃子は、手足と無数の目玉と口を生やして動き回る
餃子「マ、ママ…」

めぐると灯織はその餃子にチャオズと名付け、育てることにした

元気にすくすくと成長し、なんと女の子であることが発覚した

だが世間の目はかなり冷たかった

餃子「これが本当の冷凍餃子ってやつね！」

その後餃子は三つ目のPaPと共に鶴仙人という怪しい拳法を使う老人にスカウトされたらしい…

再び戻って、真乃たちはというと

なんとかループから抜け出すことに成功した

その代償になぜアイドルになりたかったのかを忘れてしまうのだった

そして灯織とめぐるのことも忘れてしまっていた

もっとも琴葉と百合子とミリPは面識がなかったが。

三人を自分の子分だと思いこんでいる真乃であった

なぜか真乃の子分となっていた琴葉と百合子とミリPは

劇場へ帰った

真乃も283へ帰ることにした

すると記憶が元に戻った。
自分の事務所やシアターに忘れてきただけだったらしい。

真乃「また一緒に頑張ろね？灯織ちゃん、めぐるちゃん！」
静香「えっ、と…」
翼「誰……？」

ことゆり｢なんであなたが｣
ミリP｢こんなとこにいるんだい？｣
真乃は帰る場所を間違えたようだ

ミリP「でもここに来たからにはただでは帰さないけどな」

しかし間違えた場所で記憶を復元したため、真乃は自分をシアターの一員だと思っていた。
故にミリP達が何故騒いでいるのかよくわからないようだ。

真乃「そうですか...分かりました、ここは受けてたちましょう」
(アドベントでゴルトフェニックスを召喚する音葉)

P「ならばこちらもやるしかないな……みんな、来てくれ！」

50人「「「はーい！！！」」」

紬「50人とはつまり私と桜守さんは仲間などではないということですか？」

Ｐ「仲間じゃねぇ！ファミリーだ！！」ドン！！！

かおつむ｢///｣ﾄｩﾝｸ…

琴葉「じゃあ私ともファミリーになりましょうか...」(婚姻届突きつける音)

？？｢異議あり！｣

美奈子が異議を申し立てた

美奈子「P共有財産協定に違反してます！」

真乃｢P共有財産協定？｣

P「え、何それ知らない。そもそも結婚してるし、子供いるし」

美咲「そうなんです！実は、私たち結婚してて……でへへ〜」

その瞬間、その場の空気が完全に凍りついた。
これはヤバイと思った真乃は記憶が戻ったふりをしてその場から逃げた。

Pのちに語る
「あの時ほど氏を覚悟した時はありませんよw」

民明書房『平成最後のハーレム王・ミリPの半生 -54の刺傷を持つ男-』より抜粋

283プロに逃げ帰った真乃は

P共有財産協定違反の疑いで月岡恋鐘に訴えられた桑山千雪の事務所裁判に巻き込まれていた

しかし記憶の戻っていない真乃には誰が誰かわからなかった

だが、シャニPの姿を見て何かを思い出した