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【ミリマスss】篠宮可憐「プロデューサーさん。私のカレシになってください」
1 :
プロデューサーちゃん
2020/01/29 12:45:09
ID:MkdyI/H2UM
可憐メインss
・キャラ崩壊
・一部オリジナル設定あり
・会話形式で一部地文あり
・続き物(各話メインアイドル別)
・Pラブ勢(多分)アイドル達+αによる何の捻りもないラブコメ
前話
http://imasbbs.com/patio.cgi?read=10038&ukey=0&log=past&res=142
(過去ログ入り)
2 :
おにいちゃん
2020/01/29 12:45:51
ID:Fntjtd9S52
お久しぶり!
3 :
お兄ちゃん
2020/01/29 12:46:31
ID:MkdyI/H2UM
今までの話
01:歌織の引越しを手伝う話
02:風花にヤキモチされる話
03:このみに人生相談する話
04:麗花と登山ロケする話
05:莉緒をP宅に匿う話
06:歌織とデートする話 1/2
07:歌織とデートする話 2/2
08:早坂そらと同棲する話
09:エレナが半暴走する話(TSV1)
10:恵美とガチでガチる話(TSV2)
11:琴葉が闇落ちする話(TSV3/E) 1/2
12:琴葉が闇落ちする話(TSV3/E) 2/2
13:←今ここ
4 :
下僕
2020/01/29 12:48:01
ID:MkdyI/H2UM
・・・・・・某日
某オーディション会場 通路
P「いよいよ、オーディションだな。可憐、俺はここまでだ。ここから先は、可憐だけで行ってくるんだ」
篠宮可憐「は、はい・・・・・・」プルプル
可憐「ぷ、ぷ、プロデューサーさん・・・・・・。ほ、本当に私、一人、なんですか・・・・・・?」プルプル
P「オーディション会場は本人しか入れないからな」
P「可憐、大丈夫だよ。無理に役に入り込まず、普段のお前を見せてくればいいんだ」
可憐「うう・・・・・・」プルプル
5 :
プロデューサー殿
2020/01/29 12:48:43
ID:MkdyI/H2UM
P(いつもオファーばかりだから、オーディションを勧めたのはいいが、やはり緊張しすぎてしまうか・・・・・・)
P(移動中の車内でハーブティーやアロマで、落ち着けたと思ったが、ここに来たら効果はなくなってしまった・・・・・・。このままではまずいな)
P「可憐、こっちにおいで」
・・・・・・・・・・・・
某オーディション会場 通路奥
可憐「ど、どうしたんですか、プロデューサーさん。こんな人気のない所に来て・・・・・・」
P「ほら、可憐」両手ギュ
可憐「え・・・・・・」///
6 :
プロデューサーはん
2020/01/29 12:49:41
ID:MkdyI/H2UM
P「昔、俺が小さい時に緊張するとしてくれてた・・・・・・その、ちょっとしたおまじないだ」
可憐「お、おまじない・・・・・・」///
P「応援してるよ、可憐。きっと上手くやれるよ」
可憐「は、はいっ。わ、私、頑張れそうです・・・・・・」///
・・・・・・翌週
765プロライブシアター
事務室
P「可憐っ! やったな! オーディション合格だぞっ!」
可憐「は、はい・・・・・・あ、ありがとうございます・・・・・・」///
7 :
プロデューサーさん
2020/01/29 12:51:03
ID:MkdyI/H2UM
可憐「で、でも、私なんかが・・・・・・ど、どうして・・・・・・。も、もしかしたら、何かの手違いなのではありませんか・・・・・・うぅ・・・・・・」
P「そんな事ないよ。ちゃんと通知書にも篠宮可憐って書いてあるよ!」
可憐「は、はい・・・・・・」///
P「本当によくやったよ、可憐、おめでとう! それで可憐の役だけど・・・・・・」
ガチャ
二階堂千鶴「失礼します。可憐はこちらに・・・・・・ああ、可憐っ。聞きましたわよ!」
天空橋朋花「お疲れ様です~。可憐さん、オーディション合格、おめでとうございます~」
可憐「ち、千鶴さんに朋花ちゃん・・・・・・あ、ありがとうございます」
8 :
レジェンド変態
2020/01/29 12:52:01
ID:MkdyI/H2UM
P「千鶴さん、耳が早いですね。朋花も誰かから聞いたのか?」
朋花「はい、美咲さんから今しがた教えて頂きました~」
千鶴「本当に素晴らしいですわ、可憐。それで、どんな役に受かりましたの?」
P「聞いて下さい! 主役の女の子ですよ!」
可憐「・・・・・・え」
可憐「・・・・・・」
P「あれ、可憐?」
可憐「・・・・・・」シーン
9 :
下僕
2020/01/29 12:53:00
ID:MkdyI/H2UM
朋花「可憐さ~ん?」
千鶴「目を開けたまま気絶していませんこと・・・・・・?」
・・・・・・・・・・・・
可憐「ど、ど、ど、どうして、わ、わ、わ、私なんかが、しゅ、主役に・・・・・・。も、もしかして、プロデューサーさんが受かるように何かしてくれたんですか?」
P「俺にはそんな権力もコネもないよ。正真正銘、可憐の実力だ!」
可憐「は、はい・・・・・・」///
P「それに可憐の奥ゆかしさがイメージにピッタリだったと聞いてるぞ! 恥じらう様子もリアリティに溢れてるってさ!」
可憐「あ、あれは本当に緊張して、は、恥ずかしかったんです・・・・・・」///
10 :
Pさぁん
2020/01/29 12:53:47
ID:MkdyI/H2UM
千鶴「まあまあ。可憐、良かったではありませんか。わたくし、応援しますわ」
可憐「は、はいっ、私、が、頑張りますっ」
朋花「それで、可憐さんが出演される映画はどのような内容なのでしょうか~?」
・・・・・・・・・・・・
千鶴「女生徒と男性教員の禁断の恋・・・・・・ですか・・・・・・。可憐、思い切りましたわね。ちょっと意表を突かれましたわ」
可憐「え、えっと、このオーディションは、ぷ、プロデューサーさんに勧められまして・・・・・・」
朋花「プロデューサーさ~ん?」
P「い、いや、別に後ろめたい事なんてないぞ。原作を読んでみて、主役の女の子は可憐にイメージが似てたから、いいかなって思ってさ」
11 :
監督
2020/01/29 12:54:34
ID:MkdyI/H2UM
朋花「あら、最初からプロデューサーさんは可憐さんを主役にしようとしてたのですか~?」
P「まさか。でも、可憐ならいけるんじゃないかとは思ったよ」
可憐「は、はい・・・・・・。で、でも・・・・・・受かったのもビックリですけど・・・・・・ちゃんと演技できるか・・・・・・」
P「そうだな。演技指導で、琴葉や雪歩に手助けして貰うのがいいかもしれないな。雰囲気を掴む為に、原作もまた読み返すといいだろう」
千鶴「琴葉は演劇を嗜んでいるそうですが、雪歩ちゃんもでしたかしら?」
P「雪歩は趣味で詩集を書いてるんですよ。詩が書けるものですから、表現力について何かアドバイスしてくれるかと思いまして」
千鶴(その詩集の一部を、真美が小学三年生の読書感想文と評したと、耳にした事がありますけど・・・・・・)
可憐「ぷ、プロデューサーさんっ」
12 :
Pしゃん
2020/01/29 12:56:30
ID:MkdyI/H2UM
P「どうした、可憐。そんなに勢い余って」
可憐「わ、私、プロデューサーさんに、この撮影の事でお、お、お願いがありますっ」
P「ああ、なんだ。俺で協力できることなら何でもするぞ」
可憐「え、えっと・・・・・・あ、あの・・・・・・」///
朋花「可憐さん。お顔が赤いですよ~?」
P「可憐、ゆっくりでいいぞ。なんだい?」
可憐「わ、わた・・・・・・私の・・・・・・」///
千鶴「?」
13 :
彦デューサー
2020/01/29 12:57:15
ID:MkdyI/H2UM
可憐「プロデューサーさん! 私のカレシになってください!」///
P「・・・・・・」
千鶴「・・・・・・」
P千鶴「・・・・・・」メアワセ
P千鶴「・・・・・・?」ポカーン
朋花「・・・・・・」紅茶コクコク
シーン・・・・・・
可憐「はぅぅ・・・・・・」///
14 :
そなた
2020/01/29 12:59:13
ID:MkdyI/H2UM
ご無沙汰しています。
今回もぶつ切り投下で失礼します。
よろしくお願いします。
>>2
お久しぶりです!
前から大分間が空いてしまいましたがよろしくお願いします!
15 :
番長さん
2020/01/29 21:00:52
ID:KPiHDqIWmA
・・・・・・2日後
765プロライブシアター
レッスンルーム
可憐「琴葉ちゃんっ、雪歩ちゃんっ。よ、よろしくお願いしますっ」
田中琴葉「演技指導ってプロデューサーから聞いてるけど本当に私でいいの?」
可憐「う、うんっ」
琴葉「ありがとう。じゃあ、よろしくね」
萩原雪歩(ど、どうしよう。プロデューサーにお願いされて来たけど・・・・・・わ、私が演技指導だなんて・・・・・・)ワタワタ
琴葉「? 雪歩ちゃん、そんなにそわそわしてどうしたの?」
16 :
ボス
2020/01/29 21:01:45
ID:KPiHDqIWmA
雪歩「あ、えとっ。そ、その」
琴葉「・・・・・・。雪歩ちゃんって可憐と雰囲気が似てるから、きっと可憐の力になれると思うな。ねえ、可憐、そう思わない?」
可憐「うんっ。雪歩ちゃん、よ、よろしくねっ」
雪歩「琴葉ちゃん、可憐ちゃん・・・・・・。うんっ、頑張ろうね」
琴葉「うんっ。一応、私も原作は読んできたけど可憐の役は何かしら?」
・・・・・・・・・・・・
雪歩「主役もすごいけど、この女の子の恋愛模様もすごいね・・・・・・」
琴葉「先生との禁断の恋、か・・・・・・。先生に恋した事なんてないし、イメージも中々湧きづらいわね」
17 :
Pーさん
2020/01/29 21:02:25
ID:KPiHDqIWmA
可憐「そ、それなんだけど、わ、私、少し考えてみたのっ」
琴葉「あら、何かしら?」
可憐「先生じゃなくても、べ、別の目上の人をイメージしても、い、いいんじゃないかって思って」
雪歩「そっか~。そうだね。じゃあ、可憐ちゃんにとっての目上の人って誰かな~?」
可憐「・・・・・・えと、ぷ、ぷ、プロデューサーさん、とか・・・・・・な、なんちゃって」///
琴葉雪歩「!?」
琴葉雪歩(プロデューサーと禁断の・・・・・・恋っ!)
琴葉雪歩「・・・・・・!」カレン手ガシッ
18 :
プロデューサー殿
2020/01/29 21:03:01
ID:KPiHDqIWmA
可憐「え、琴葉ちゃん、雪歩ちゃん。ど、どうしたの・・・・・・?」
琴葉「可憐っ、分かる、分かるわっ! それでいきましょう!」
雪歩「可憐ちゃん、分かるよぉ! うんうん、プロデューサーとの恋は禁断だよねっ」
琴葉「報われないと分かっていても、この気持ちは止められないわっ」
雪歩「うんうんっ。好きになったものはどうしようもないよぉ」
雪歩「・・・・・・」
琴葉「・・・・・・」
琴葉雪歩「え?」メアワセ
19 :
おにいちゃん
2020/01/29 21:03:40
ID:KPiHDqIWmA
可憐「う、うん・・・・・・そ、そうだね」
琴葉「ともかく、このイメージで一度、台本の要所を通してみましょ!」
雪歩「はいっ、やりましょうっ」
・・・・・・3時間後 夕方
コンコン
琴葉「あ、はーい。どうぞ」
ガチャ
P「稽古中にすまない。失礼するよ」
20 :
ごしゅPさま
2020/01/29 21:04:51
ID:KPiHDqIWmA
可憐「ぷ、プロデューサーさん。お、お疲れ様です」///
P「お疲れ様。精が出るな、可憐。琴葉も雪歩も付き合ってくれてありがとう」
雪歩「いえ、お疲れ様ですぅ。プロデューサー、どうしたんですか?」
P「ああ、可憐に用事があって。実は、可憐の仕事先の先方から連絡があって、撮影のキックオフ※を今日やりたいって事なんだ」※キックオフミーティング
琴葉「今日ってこれからですか?」
P「ああ、そうなんだ。可憐、すまないけど頼めないか?」
可憐「は、はいっ、だ、大丈夫ですっ」
P「ありがとう、可憐。帰りは家まで送っていくよ」
21 :
おにいちゃん
2020/01/29 21:06:25
ID:KPiHDqIWmA
P「琴葉、雪歩もすまないな。稽古を中断させてしまって」
琴葉「いえ、もう結構やってましたし、丁度終わりかなと思ってました」
雪歩「可憐ちゃん、気をつけてねっ」
可憐「う、うん。琴葉ちゃん、雪歩ちゃん、ありがとう」
可憐「じゃあ、Pくん、行きましょう」
琴葉雪歩「え?」
P「ああ、じゃあ外に車を回すよ」
可憐「うん。ありがとう」
22 :
プロヴァンスの風
2020/01/29 21:07:11
ID:KPiHDqIWmA
可憐「雪歩ちゃん、琴葉ちゃん。またね」
P「二人とも気をつけて帰ってくれ。それじゃ」
バタン
雪歩「・・・・・・」
琴葉「・・・・・・」
琴葉「ねえ、雪歩ちゃん。これからって予定ある?」
雪歩「ううん、ないよ」
琴葉「良かったらお茶しない? 私、雪歩ちゃんとすごく話が合いそうなの。色々と」
23 :
そなた
2020/01/29 21:09:22
ID:KPiHDqIWmA
雪歩「偶然だね。私も琴葉ちゃんと、お話がしたいって思ってたの」
・・・・・・3日後
某撮影地(休憩中)
P「可憐、緊張してるのか?」
可憐「ひゃ、ひゃい!」プルプル
P「撮影の初日だし、無理もないか。ほら、可憐。深呼吸してごらん」
可憐「は、はいっ。・・・・・・すー・・・・・・は・・・・・・けほけほっ」
P(息を吸い込みすぎて、むせてしまったか・・・・・・よし・・・・・・)
24 :
ダーリン
2020/01/29 21:10:39
ID:KPiHDqIWmA
P「可憐、ほら」両手ギュ
可憐「あ・・・・・・お、おまじない・・・・・・」///
P「ああ。その、彼氏の温もりなら安心できるかなと思って」
可憐「プロ・・・・・・Pくん・・・・・・う、嬉しいっ」///
可憐「わ、私、頑張るっ」///
P「ああ。よし、これで」
可憐「ま、待って・・・・・・まだ・・・・・・離さないで・・・・・・」クンクン
P「えっ?」
25 :
Pーさん
2020/01/29 21:11:38
ID:KPiHDqIWmA
P「か、可憐・・・・・・」///
・・・・・・同日 夕方
帰宅中 車内
P「可憐、お疲れ様。すんなりと終えて、監督さんの反応も中々だったな」
可憐「は、はい・・・・・・。これもプロデューサーさんが、わ、私のカレシになってくれたから、です・・・・・・」///
P「あくまで今回の役作りの為で、撮影が終わるまでの仮の彼氏だけどな。これで、何か参考になれているかな?」
可憐「は、はいっ、勿論です。私、今までない体験ばかりで・・・・・・その、プロデューサーさん・・・・・・Pくんの事で、ど、ドキドキしてばかり、だよ・・・・・・なんちゃって・・・・・・」///
P(恋愛経験がないからって勉強の為にと、可憐に押し切られたけど・・・・・・でも、『カレシ』を始めてから、可憐の表情が更に豊かになっている気もしないでもない)
26 :
あなた様
2020/01/29 21:13:13
ID:KPiHDqIWmA
P(ただ、こんな事、他のアイドルの子達には言いたくないな・・・・・・。『カレシ』の事を知っているのは、あの場にいた千鶴さんと朋花だけだ・・・・・・)
P(一応、可憐にとってはプラスになっているし、しばらくは様子を見るとするか)
P「可憐、その『Pくん』って呼び名だけど・・・・・・ちょっと照れるな」///
可憐「だ、だってカレシなんだもん・・・・・・。そ、それに呼び方を変えるだけで、何だかPくんと、も、もっと仲良くなれた、ような気がするの・・・・・・」
P「そ、そうか」///
・・・・・・30分後
篠宮家付近
P「それじゃ、ここで。可憐、またな」
27 :
Pサン
2020/01/29 21:14:48
ID:KPiHDqIWmA
可憐「ま、待って、Pくんっ」
P「どうした?」
可憐「あ、あのね、Pくん。良ければ、お、お家で、お食事を・・・・・・」///
P「え? 嬉しいけど、いきなり押しかけたら迷惑だろ」
可憐「だ、大丈夫です。お、お母さんには携帯で連絡していますから」
P(いつの間に・・・・・・)
可憐「だから、もうPくんの分も、ありますから・・・・・・だ、大丈夫」///
P「そ、そうか。じゃあ、ご両親に挨拶がてら頂こうかな。ただ、この『カレシ』のことは内緒にしてくれよ?」
28 :
兄ちゃん
2020/01/29 21:17:19
ID:KPiHDqIWmA
可憐「え、あ、う、うん・・・・・・」
可憐(もう知らせちゃったなんて・・・・・・カレシのPくんが、お家に来るって伝えたなんて・・・・・・言えない・・・・・・)///
・・・・・・2日後
某撮影地
可憐「あうぅぅ・・・・・・」オロオロ
P(まずいな・・・・・・。可憐、あまりスタッフさん達の輪に馴染めてないな。撮影も二回目だが、慣れるのはまだ難しいか・・・・・・)
P(怯えてはいるけど、可憐の姿勢は前向きだ。何か切っ掛けさえあれば、必ず仲良くなれるはず・・・・・・よし)
29 :
do変態
2020/01/29 21:18:57
ID:KPiHDqIWmA
・・・・・・翌週 夕方
765プロライブシアター
控え室
千鶴「可憐、お疲れ様」
可憐「あ、ち、千鶴さん。お、お疲れ様ですっ」
千鶴「撮影の仕事、順調なんですってね。今から完成が楽しみですわね」
可憐「は、はい、ありがとうございますっ」
千鶴「・・・・・・いい香りですわね。可憐、何か香りをつけているので?」
朋花「レモングラスの香りでしょうか~?」
30 :
プロデューサーはん
2020/01/29 21:20:01
ID:KPiHDqIWmA
千鶴「あら、朋花。お疲れ様」
可憐「お疲れ様、朋花ちゃん。あ、当たりだよ」
朋花「お疲れ様です~。可憐さん、撮影、好調だとお聞きしました~。何よりです」
可憐「あ、ありがとう、朋花ちゃん。あ、そうだ。千鶴さん、朋花ちゃん」
千鶴「何かしら?」
可憐「小さいけど、レモングラスのコロンを作ったの。よ、良かったらつ、使いませんか?」
朋花「あら~いいんですか~?」
可憐「う、うん。映画の撮影現場で配ってたんだけど、た、たくさん作りすぎちゃったし、お二人にも使って欲しいなって思って」
31 :
ハニー
2020/01/29 21:24:42
ID:KPiHDqIWmA
千鶴「嬉しいわ、可憐。是非、頂きますわ。それにしても粋な図らいですわね。香りを配るだなんて」
可憐「そ、そのプロデューサーさんにそうしたら、す、スタッフの皆さんも喜んで仲良くなりやすいんじゃないかって・・・・・・。実際、それから打ち解けて・・・・・・すごく、お仕事もやりやすくなったんです」
朋花「あらあら。それは可憐さんも好きな香りに包まれてリラックスできますね~」
千鶴「それもそうですわね。もしかして、プロデューサーはそこも狙っていたのかしら?」
可憐「そうなんだ・・・・・・そ、そうだったら・・・・・・」///
可憐「プロデューサーさん・・・・・・私の事、分かってくれてるんだ・・・・・・」///
可憐「嬉しい・・・・・・」///
千鶴「・・・・・・可憐。プロデューサーと・・・・・・恋人の練習は続いているのですよね?」
32 :
彦デューサー
2020/01/29 21:25:58
ID:KPiHDqIWmA
可憐「は、はいっ。プロデューサーさん、す、すごく励ましてくれて、私、本当に自分が変えられるんじゃないかって」
朋花「可憐さん」
可憐「なに、朋花ちゃん?」
朋花「程々にした方がいいですよ。あの人は・・・・・・ああですから」
可憐「え?」
千鶴「・・・・・・朋花、あなた」
朋花「はい、なんでしょう~?」ニッコリ
千鶴「い、いえ、何でもありませんわ。とにかく、可憐、撮影応援していますわ。頑張ってくださいまし」
33 :
兄ちゃん
2020/01/29 21:26:58
ID:KPiHDqIWmA
可憐「は、はいっ」
・・・・・・同日 夜
篠宮家 可憐自室
可憐「はぁ・・・・・・」
可憐(何だか、お家にいるのも、学校にいるのも退屈だな・・・・・・。早くシアターに行きたい)
可憐(Pくんのおまじない、とっても素敵だったな・・・・・・)
可憐「・・・・・・」///
可憐(思い出したら、Pくんに会いたくなってきちゃった・・・・・・)///
34 :
ぷろでゅーさー
2020/01/29 21:28:10
ID:KPiHDqIWmA
可憐「・・・・・・」スマホジー
可憐(声だけでも・・・・・・電話したいな・・・・・・でも、時間も遅いし・・・・・・)
可憐(もしかしたら、まだお仕事中だったら、迷惑になっちゃうかも・・・・・・)
可憐「メッセージだけならいいかな・・・・・・」ソワソワ
・・・・・・同時刻
765プロライブシアター
事務室
ピロン
P「ん?」
35 :
P様
2020/01/29 21:29:44
ID:KPiHDqIWmA
P(携帯にメッセージ・・・・・・可憐だ。どうしたんだ?)
『こんばんは。まだお仕事中ですか?』
P「・・・・・・」
『もう終わるところだよ。可憐はまだ寝ないのか?』
『Pくんのこと考えてたら全然眠くなくてメッセージ送っちゃいました』
『もう遅い時間だから寝ておくといい。また明後日にシアターで会おうな』
『電話しちゃだめですか?Pくんの声が聞きたいです』
P「・・・・・・」
36 :
プロデューサーさん
2020/01/29 21:31:01
ID:KPiHDqIWmA
『分かったよ。今、かけても大丈夫か?』
Prrrrrr
P「うお、早い・・・・・・可憐だよな」
P「もしもし。眠れないのか、可憐」
可憐「ううん。寝る前にPくんの声が聞きたかったの」
P「そうか。だったら子守唄でも歌おうか?」
可憐「本当? 嬉しいな・・・・・・」
P「冗談だよ。そんな歳じゃないだろ?」
37 :
プロデューサーちゃん
2020/01/29 21:31:53
ID:KPiHDqIWmA
可憐「あ、ひどい。罰として私の家に来て欲しいな」
P「ダメだよ。そう何度もお邪魔できないよ」
可憐「むう・・・・・・。じゃあ、私がPくんのお家に行く」
P「え? ダメダメ。俺は一人暮らしなんだぞ。そんな家に来ちゃダメだ」
可憐「どうして?」
P「どうしてって・・・・・・。ほら、ご両親に聞いてみたらどうだ。一人暮らしの男の部屋に行きたいって言ったら絶対反対されるぞ」
38 :
高木の所の飼い犬君
2020/01/30 12:33:58
ID:ncSLhcMUwA
・・・・・・翌週 昼
P宅
可憐「わあ・・・・・・ここが、Pくんのお家なんだ」
P「何の変哲もない2LDKマンションだよ。ほんとに良かったのか?」
可憐「う、うんっ。す、好きな先生の家に行くってシーンもあるから・・・・・・い、色々な経験をしておきたいの・・・・・・」
P「そうか。勤勉だな、可憐は。ただ、すまないがあんまり遅くまではいさせてあげられないから、そのつもりでいてくれ」
可憐「だ、大丈夫っ。ちゃんとお母さんとお父さんも許してくれたし、門限も守るからっ」
P(まさか可憐のご両親が反対なさらないとは・・・・・・。可憐にまた押し切られてしまった・・・・・・)
39 :
プロデューサーさま
2020/01/30 12:35:00
ID:ncSLhcMUwA
可憐「あ、わ、私、ハーブティーの道具を持ってきたのっ。わ、私が淹れるね」
P「ああ、それは嬉しいな。今日はどんなハーブティーなんだ?」
可憐「え、えっと、じ、ジャスミンのお茶なの」
P「へえ。名前はよく聞くけど、あんまり飲んだことがないから楽しみだな」
可憐「う、うんっ。すぐに淹れるねっ」
・・・・・・・・・・・・
ピンポーン
P「おや?」
40 :
プロデューサーさま
2020/01/30 12:36:14
ID:ncSLhcMUwA
可憐「Pくん、お客さん?」
P「ああ、ちょっとすまない。・・・・・・はい、どちら様・・・・・・って」
インターホン「こんにちは。詩花です。お手紙を届けに来ました」
可憐「!?」
・・・・・・・・・・・・
P宅 玄関口
ガチャ
詩花「こんにちは、おに・・・・・・えっ、か、可憐ちゃん!?」
41 :
プロヴァンスの風
2020/01/30 12:36:49
ID:ncSLhcMUwA
可憐「こ、こんにちは、詩花さん・・・・・・」
・・・・・・・・・・・・
P宅 リビング
詩花「す、すみませんっ! わ、私、こんな時にお邪魔しちゃって・・・・・・」
P「詩花、何か勘違いしてないか? 可憐は、ただ遊びに来てくれただけなんだよ」
可憐「・・・・・・」アワアワ
詩花「そ、そうなのですか? 私、てっきりプロデューサーさんが可憐ちゃんとお付き合いを始めたものかと思いました・・・・・・」
P「違うよ。アイドルとプロデューサーだから、そうはいかないさ」
42 :
おにいちゃん
2020/01/30 12:38:12
ID:ncSLhcMUwA
詩花「そ、そうですか」
詩花「良かった・・・・・・」ボソ
P「ん? 何か言ったか、詩花?」
詩花「い、いえ、何でもありませんっ」
可憐「あ、あの、詩花さんって普段からこうして、プロデューサーさんのお家に来てるんですか?」
詩花「そんなに頻繁ではありませんけど来てますよ。プロデューサーさん、たくさん働いていますから少し心配なんです。食生活とか割といい加減なんですよ」
可憐「そ、そうなのですか?」
詩花「はい。忙しくて自炊できない時なんか何も食べないんですよ。コンビニでもいいから何か食べてって言ってるけど、そんなの嫌だって言うんです。プロデューサーさん、子供みたいですよね」
43 :
師匠
2020/01/30 12:39:40
ID:ncSLhcMUwA
可憐「そ、そうですか・・・・・・」
P「おい、詩花。そんな事、わざわざ可憐に言わなくてもいいだろ」
詩花「いいえ、心配する身にもなってください」
P「ああ、もう。俺が悪かったよ」
可憐「・・・・・・」ムス
詩花「あ、これ、お手紙どうぞ。ちゃんとお返事、書いて下さいね」
P「分かってるよ。前から言おうと思ってたけど、毎回届けに来なくても郵送でいいんじゃないのか?」
詩花「いいんです。私がそうしたいからそうしてるのです」
44 :
プロデューサーさん
2020/01/30 12:41:32
ID:ncSLhcMUwA
P「変わったやつだな」
詩花「プロデューサーさんに言われたくありません」
・・・・・・30分後
P宅 玄関口
詩花「それじゃ、プロデューサーさん、可憐ちゃん。また会いましょう」
可憐「詩花さん、お仕事、が、頑張って下さいっ」
詩花「はい、ありがとうございます♪ あ、プロデューサーさん、ちょっといいですか?」
P「どうした、改まって?」
45 :
主
2020/01/30 12:42:12
ID:ncSLhcMUwA
詩花「・・・・・・彼女さんを作る時は一言、私に相談して下さいよ」ヒソヒソ
P「・・・・・・どうして?」
詩花「いいですから。分かりましたか?」
P「分かったよ。でも、そんなのいつの事か分からないぞ」
詩花「それはそれでいいですよ♪」
可憐「・・・・・・」ムス
46 :
ハニー
2020/01/30 12:43:29
ID:ncSLhcMUwA
・・・・・・・・・・・・
P宅 リビング
P「すまないな、可憐。あまり構えなくて」
可憐「い、いえ・・・・・・」
P「そうだな。どこか出かけようか? ハーブティーのお店があったよな? そこに」
可憐「ぷ、プロデューサーさんっ」
P「お、おう。どうした、可憐?」
可憐「わ、私、他のお部屋も見てみたいですっ」
47 :
プロちゃん
2020/01/30 12:47:56
ID:4vrBfev576
く、くろちゃーーーん!!
48 :
プロデューサーさま
2020/01/30 12:53:33
ID:Jle3HYUhII
これはまさかのダークホース(ニヤッ
49 :
せんせぇ
2020/01/30 13:00:48
ID:iWYml1xsYQ
まさかのおせっかい妹キャラ。黒ちゃんは泣いていい。
50 :
Pさん
2020/01/31 00:28:09
ID:HaRVH494J6
P「他の部屋なんて言っても後は寝室くらいしかないぞ?」
P(仕事部屋はあるけど、そこは見せられないし・・・・・・)
可憐(寝室・・・・・・Pくんのベッドとかあ、あるのかな)ドキドキ
可憐「寝室でも大丈夫ですっ」
・・・・・・・・・・・・
P宅 寝室
ガチャ
P「どうぞ」
51 :
夏の変態大三角形
2020/01/31 00:28:49
ID:HaRVH494J6
可憐「・・・・・・ひゃ」
P「どうした、可憐?」
可憐「う、ううん、何でもないの・・・・・・」
可憐(Pくんの匂いが、より濃くて・・・・・・いい香り過ぎて、気絶しちゃうかと思った・・・・・・)
P「ああ、ちょっと男臭かったな。窓を開けて換気しようか」
可憐「だ、大丈夫っ。わ、私、平気だからっ」
可憐「あ、あの良かったらここで、あ、アロマを焚いてもい、いいかな?」
P「ああ、それくらい構わないよ。それはどんなアロマなんだ?」
52 :
兄(C)
2020/01/31 00:30:56
ID:HaRVH494J6
可憐「えっ・・・・・・そ、その」
P「可憐?」
可憐「こ、これはちょっと特別なあ、アロマなの。・・・・・・ここ一番で頑張りたい時とかに使うの・・・・・・」
P「へえ。可憐のとっておきなのかな。でも、そんなアロマを俺の部屋で使って良かったのか?」
可憐「う、うんっ」
可憐「あ、あの・・・・・・そ、それで・・・・・・し、し・・・・・・」
P「ん? どうした、可憐?」
可憐「あ、え、えっと、そ、そこのクローゼットがみ、見たいですっ」
53 :
我が友
2020/01/31 00:31:53
ID:HaRVH494J6
P「ああ、構わないよ」
・・・・・・30分後
可憐「あ、アロマ切れちゃった。ちょっと別の香りに変えるね」
P「あ、ああ。今度は、ど、どんなアロマなんだ?」
P(何だろう・・・・・・心なしか、可憐から目が離せないような・・・・・・。妙にドキドキするな・・・・・・)
可憐「わ、私のオリジナルなの・・・・・・。Pくんにもこの香り、好きになって貰えるとう、嬉しいな・・・・・・」
P「そ、そうか。多分、俺も好きに、な、なれるよ」
P(お、落ち着け・・・・・・可憐は可愛いけど、アイドルなんだぞ。いやいや、それ以前に女子高生で・・・・・・そ、そういう問題じゃないっ)
54 :
ぷろでゅーしゃー
2020/01/31 00:37:01
ID:HaRVH494J6
可憐「そ、それで、Pくんっ」ズイッ
P「あ、ああっ」ビクッ
P(可憐に迫られた・・・・・・ま、まずい・・・・・・。ど、どうして、こんな事で、こんなにドキドキするんだ・・・・・・)
可憐「し、詩花さんと、ど、どんな関係・・・・・・なんですか? す、すごく仲良さそうでしたよね」
P「そ、そうか? 普通な関係だと思うけどな」
可憐「ひ、人の食生活を知ってるって・・・・・・ふ、普通じゃないと思います」
P「そ、それも、そうか」
可憐「私・・・・・・Pくんのこと、少ししか知らないのに・・・・・・」
55 :
監督
2020/01/31 00:38:27
ID:HaRVH494J6
P「か、可憐?」
可憐「・・・・・・Pくん、こっち来て」
可憐「ここ・・・・・・ベッドに座ろう?」
P「あ、ああ・・・・・・」///
・・・・・・・・・・・・
P「隣に座るのはいいけど、ちょっと近すぎないか、可憐?」///
可憐「か、カノジョだもん・・・・・・これくらいふ、普通、です」
P「そうなのかもしれないけど、隙間ゼロというか寄せすぎというか・・・・・・」///
56 :
兄ちゃん
2020/01/31 00:40:14
ID:HaRVH494J6
可憐「あ、あの、Pくんっ。し、失礼しますっ」///
P「ん? わっ」
P(可憐が俺の首筋に顔を寄せてくる・・・・・・何をするんだ・・・・・・?)
可憐「・・・・・・くんくん」
P「!?」ビクッ
P(お、俺の匂いを嗅いでいるのか? 首筋に密着してる可憐の呼吸がく、くすぐったい)///
可憐「Pくんの首はこういう匂いなんだね・・・・・・えへへ」///
P「か、可憐・・・・・・」///
57 :
Pはん
2020/01/31 00:42:03
ID:HaRVH494J6
可憐「ねえ・・・・・・もっとPくんの匂い、知りたいな・・・・・・。今度は頭とかがいいかな・・・・・・」クンクン
P「か、可憐。これ、結構、恥ずかしいぞ・・・・・・」///
可憐「わ、私はPくんの、か、カノジョだからいいんだもん・・・・・・」///
P「それは役作りの為の仮の関係だろ・・・・・・」///
可憐「次は胸がいいな・・・・・・。Pくん、シャツ・・・・・・脱いでほしいな」///
P「!?」///
P「な、何言ってるんだ、可憐っ」///
可憐「ダメ・・・・・・?」///
58 :
師匠
2020/01/31 00:43:12
ID:HaRVH494J6
P「だ、ダメだ。可憐、どうしちゃったんだよ。普段、そんな事言わないだろ?」///
可憐「えへへ・・・・・・。Pくんの匂いで、何だか大胆になれてるのかな?」///
P(ま、まずい・・・・・・可憐の目がやたら潤んでる・・・・・・。すごく可愛いけど・・・・・・いやいや、何を考えている俺は・・・・・・)
可憐「くんくん・・・・・・」
P「わっ。い、いつの間に胸元に・・・・・・」
可憐「Pくん、シャツの上からでも、すごく・・・・・・いい匂いだね・・・・・・クラクラしちゃう」///
P「か、可憐・・・・・・」///
P(な、なんだ・・・・・・可憐が色っぽく見えて・・・・・・目が離せない・・・・・・)
P(俺まで・・・・・・頭がクラクラするような・・・・・・)
59 :
プロデューサー様
2020/01/31 00:46:57
ID:HaRVH494J6
・・・・・・・・・・・・
『彼』は、ふと寝室に立ち込める香りに気を取られた。可憐が勧めてくれたアロマの香りが自分の頭を揺さぶってくることにようやく気づいた。何だろうと一瞬、気を散らせた隙に、すぐ隣に座る可憐が、更に距離を縮めて密着させてきた。気のせいか、可憐の呼吸が妙に乱れていた。その姿は少女とは思えない艶めかしさだった。
「ねえ、Pくん・・・・・・私たち、今、二人きりだよ・・・・・・?」
「か、可憐・・・・・・ど、どうした?」
可憐の瞳が、とろけるように潤んでいる。頬も赤く上気して、見る者を熱っぽく甘やかに刺激する女の顔だった。『彼』は思考を鈍らせながら、はっとした。今の可憐に、何の歯止めも効かない事を悟った。途端に、『彼』の中で警鐘が鳴り響く。
「か、可憐。喉が乾いただろう。お茶を飲みに行こう」
「やだ・・・・・・だめ・・・・・・」
60 :
兄ちゃん
2020/01/31 00:51:14
ID:HaRVH494J6
立ち上がろうとした『彼』を、可憐は『彼』の胸板に抱きつく形で、制止させた。そのまま可憐は、『彼』の胸板に顔を埋め、頬をこそばゆく擦り付けた。『彼』は冷静になろうとすればする程、何かに邪魔をされて平静を保てないでいた。同時に、胸元に顔を寄せる可憐が愛おしく見えてしまう。
「Pくん・・・・・・ドキドキしてる・・・・・・どうして・・・・・・?」
「・・・・・・可憐が可愛くて・・・・・・魅力的だから・・・・・・」
何を口走っている。『彼』は自らを否定しても行動に移せなかった。目の前の華奢な少女を引き剥がす事など容易だった。でも、体が拒否をする。可憐の荒く熱い吐息が首元にかかると、頭の何かが弾けそうだった。
「嬉しい・・・・・・。ねえ・・・・・・私も・・・・・・ドキドキしてるよ・・・・・・?」
(ま、まずい・・・・・・分からんが・・・・・・ここに、これ以上いるのは・・・・・・危険だ・・・・・・)
「ねえ・・・・・・Pくんも聞いて・・・・・・私のドキドキ・・・・・・」
「か、可憐・・・・・・」
61 :
Pサマ
2020/01/31 00:57:02
ID:HaRVH494J6
胸元から離れた可憐は、上手く動けないでいる『彼』の手を取って自分の胸に押し当てた。なるべく沈むように、ぎゅっと強く深く。直に感じる『彼』の熱が、彼女の鼓動を加速させる。
「ねえ・・・・・・分かる? 私の・・・・・・ドキドキ・・・・・・」
「あ、ああ・・・・・・」
もう『彼』はされるがままだった。可憐の言葉に逆らえない。事態の流れに思考が追いついて来ない。気付けば、可憐の甘い吐息が頬にかかっていた。可憐の顔がすぐ目の前にまで迫っていた。正面から可憐に見つめられ、彼女の瞳に心の全てが吸い込まれそうになる。
62 :
あなた様
2020/01/31 01:01:00
ID:HaRVH494J6
「Pくんの手・・・・・・大きくて・・・・・・暖かいね・・・・・・」
「か、可憐っ」
「え・・・・・・きゃぁっ」
『彼』の中で何かが弾け飛ぶ。迫る可憐から漂う色香に、意識を奪われたかと思ったら可憐の華奢な体をシーツの上に沈めていた。
押し倒された。そう直感した可憐は同時に、急に体の奥から熱が湧き出てきていた。思わず、目を見開く。覆い被さる『彼』。天井の明かりを遮られ、影の入り込んだ『彼』の顔に鼓動が乱される。
「Pくん・・・・・・ひゃんっ」
体のどこかを触られた。ような気がした。昂った緊張は可憐の五感をも乱していた。『彼』の視線だけで全身が刺激される。呼吸は微熱を帯びて、豊かな胸が大袈裟に上下している。『彼』の顔が迫ってくるような窮屈な距離感。嫌ではなかった。抵抗だって少しもしていない。
63 :
そなた
2020/01/31 01:02:51
ID:HaRVH494J6
「ね・・・・・・私・・・・・・暴れたり・・・・・・しないから・・・・・・」
「・・・・・・」
『彼』は今更になって理性を取り戻した。しかし、それも微量なもの。少しでも気を緩めればまた獣になってしまう。いや、次は成り果ててしまう。この状況はなんだろうか。可憐の色香に囚われて衝動のままに可憐をベッドに押し倒した。
男を受け入れる事に迷いのない潤んだ瞳のなんと艶やかな事か。紅く染まる頬に寄り添い、揺れる唇のなんと艶かしい事か。この少女を自分の物にしたい。そんな暴力的にも似た欲望が、『彼』の中の漆黒から這い上がろうとしていた。心の中で理性が欲望と拮抗している。いや、負けていたかもしれない。
「・・・・・・や、優しく・・・・・・して・・・・・・下さい・・・・・・」
消え入る声でも伝わる静寂の中で、『彼』の手が可憐にそっと伸びようとしていた。しかし、何やら子招いているのか。可憐はあまりある興奮を抑えられず、『彼』の手を取って自分の胸に手繰り寄せる。二人の呼吸の感覚がまた狭まった。
64 :
3流プロデューサー
2020/01/31 01:04:17
ID:HaRVH494J6
「可憐に・・・・・・触れたい・・・・・・」
「いいよ・・・・・・触って・・・・・・」
『彼』の手が可憐に導かれ、彼女の胸に触れようとした時、『彼』の脳裏に少女の顔がよぎり、可憐と重なった。垣間見たその少女は萩原雪歩だった。すると『彼』は嘘のように冷静になった。もう片方の手で可憐の手に重ねると自分の導きを解き、そっと離した。そして、ゆっくりと立ち上がるとベッドから離れて、部屋の窓を開け放つ。陽の光の眩しさと共に、涼やかな風が室内の香りを空へと流していく。
突然、現実へと引っ張られて呆然としている可憐を背に、『彼』は空を睨み付け、深呼吸を一つ。『彼』は険しい表情だったが、可憐に振り返る時には、穏やかになっていた。
65 :
プロデューサー殿
2020/01/31 01:05:21
ID:HaRVH494J6
・・・・・・・・・・・・
P「す、すまない、可憐。乱暴なことをしてしまって」
可憐「いえ・・・・・・あの、もう・・・・・・いいんですか?」///
P「え? い、いいも何もないよ。すまない、どうかしてたよ、俺・・・・・・。可憐、大丈夫か?」
可憐「はい・・・・・・私は・・・・・・大丈夫です」///
P(換気をして若干、気分も落ち着けた・・・・・・。という事は、あの興奮は特別なアロマとやらの効果なのか・・・・・・。危なかった・・・・・・)
可憐「・・・・・・」///
可憐(Pくんに迫られて・・・・・・すごく・・・・・・ドキドキしてる・・・・・・)
66 :
ご主人様
2020/01/31 01:07:09
ID:HaRVH494J6
可憐(でも、本当の恋人じゃないから・・・・・・まだダメだったのかな・・・・・・。特別なアロマまで使ったのに・・・・・・)
可憐(本当の恋人になれれば・・・・・・きっと・・・・・・)
P「可憐。今日の所は家に帰ろう」
可憐「・・・・・・」/// ポー
P「可憐? 可憐、聞いているか?」
可憐「・・・・・・はい、聞いてます」/// ポー
P(何だろう、心ここに在らず・・・・・・か?)
可憐「Pくん。門限までまだ時間があるから、さっき言ってたハーブティーのお店に行かない?」
67 :
彦デューサー
2020/01/31 01:08:32
ID:HaRVH494J6
P「い、いや、きょ、今日はもう帰らないか?」
可憐「デートの練習、したいです」腕ギュ
P「わ、分かった、分かったから少し離れてくれ」///
・・・・・・3日後 夕方
765プロライブシアター
控え室
可憐「~♪」
大神環「可憐お姉ちゃんっ」
可憐「あ、環ちゃん。レッスン終わったの?」
68 :
バカP
2020/01/31 01:13:15
ID:HaRVH494J6
環「終わったぞっ! これから、いくと、ももこと一緒に帰るんだよ!」
環「可憐お姉ちゃんは、なんだか最近、ゴキゲンだねっ。何か嬉しいことがあったの?」
可憐「え、えっとね・・・・・・それは・・・・・・」
環「ねーねーなになにー? たまきにも教えてほしいなー」
可憐「・・・・・・えっと」///
可憐「・・・・・・環ちゃん、あのね」ヒソヒソ
環「うんうん」
可憐「わ、私、カレシができたの・・・・・・」ヒソヒソ
69 :
プロデューサーちゃん
2020/01/31 01:26:27
ID:HaRVH494J6
環「?」
可憐「えへへ・・・・・・」///
環「可憐お姉ちゃん、カレシってなんなの?」
可憐「えっ。そ、それはね・・・・・・えーっと・・・・・・その・・・・・・」///
ガチャ
周防桃子「あ、環っ! 来ないと思ったらまだここにいたの?」
環「わ、ももこに、いくも迎えに来てくれたの?」
中谷育「桃子ちゃんがいそごうって言ってて。あ、可憐さんも一緒だったんだ」
70 :
Pはん
2020/01/31 01:28:31
ID:HaRVH494J6
桃子「可憐さん、お疲れ様。まだ残ってるの?」
可憐「う、うん。これから朋花ちゃんと千鶴さんと、お仕事なの」
桃子「映画の撮影もあるのに大変だね。桃子、応援してるよ」
可憐「あ、ありがとう、桃子ちゃん」
環「ももこ、いく。カレシってなに?」
可憐「!?」
育「え、カレシ?」
桃子「カレシ? カレシって・・・・・・あのかれし?」
71 :
P様
2020/01/31 01:29:24
ID:HaRVH494J6
環「そうなの? 可憐お姉ちゃん?」
桃子「えっ?」
可憐「え、えっと、そ、その・・・・・・」アタフタ
育「カレシだなんて・・・・・・環ちゃん、何かあったの?」
環「可憐お姉ちゃんが、カレシができたって言ってたんだぞ」
可憐「た、環ちゃん!」
育「え、ええええっ! そ、そうなの、可憐さんっ!」
桃子「・・・・・・可憐さん、カレシできたの?」
72 :
おやぶん
2020/01/31 01:30:16
ID:HaRVH494J6
ガチャ
P「可憐、お待たせ。千鶴さんと朋花も連れてきたから行こうか・・・・・・って、何だか賑やかだな」
可憐「ぷ、ぷ、プロデューサーさんっ」
・・・・・・・・・・・・
桃子「お兄ちゃんが可憐さんのカレシ?」
環「それで、おやぶんと可憐お姉ちゃんは、ずっと一緒にいるの?」
育「プロデューサーさん。そういうの、ろりこんって言うんだよ?」
P「これは役作りの勉強でやっている・・・・・・言ってみれば、ごっこみたいなものだよ」
73 :
EL変態
2020/01/31 01:32:51
ID:HaRVH494J6
P「俺も可憐も本気じゃないから」
可憐「・・・・・・」ムス
桃子「その割には可憐さん、とても生き生きしてるよね」
P「ああ。可憐の演技力もぐっと上がってると思うんだ」
育「演技力・・・・・・そうなのかなぁ?」
千鶴「・・・・・・」
朋花「可憐さんはそれだけ真摯に、お仕事に向き合ってるいるのですよね。ね、可憐さん~?」
可憐「う、うん、そうだよ」
74 :
P様
2020/01/31 01:33:30
ID:HaRVH494J6
桃子「ふーん・・・・・・」
桃子「ねえ、お兄ちゃん」
P「なんだ、桃子?」
桃子「桃子がお仕事で、そういう役貰ってきたら練習、付き合ってくれるんだよね?」
P「え? 桃子にはちょっと早いんじゃないかな?」
桃子「早くても遅くても、そういう時が来るかもしれないでしょ? いい? 分かった?」
P「ああ、分かったよ」
育「プロデューサーさんって、やっぱりろりこんなんだ」
75 :
師匠
2020/01/31 01:34:21
ID:HaRVH494J6
P「育、何を言い出すんだ」
育「おとなの男の人が学生の女の子に、ちょっかい出したら、ろりこんになるんだよ? 知らないの?」
P「それはいいけど、俺は可憐にちょっかいを出してはいないぞ」
育「ふーん、ほんとかなー? とにかく、プロデューサーさんは後10年はがまんしなきゃダメなんだよ?」
P「なんの話だ?」
環「おやぶん、おやぶんっ! たまきもカレシ出来たら、おやぶんと一緒にいられるのっ?」
P「環、そういうのはまだ早いから、環は今のまま過ごせばいいんだぞ」
P(というか、俺は何を話しているんだか・・・・・・)
76 :
お兄ちゃん
2020/01/31 04:37:27
ID:Qvga4bPo7o
このPは女の子を惑わすフェロモンでも出てんのか?
小学生組まで…
77 :
我が下僕
2020/01/31 07:47:06
ID:Ft9IlbOtXE
千鶴「プロデューサー。時間はよろしいのですか?」
P「あ、そうですねっ。可憐、現場に行こう。三人も気をつけて帰るんだぞ」
・・・・・・同日 夜
仕事現場 控え室
千鶴「可憐。差し出がましいかもしれませんが、恋人の練習は、もう終わりにした方がよろしいのではなくて?」
可憐「え? ど、どうしてですか? まだ撮影も終わっていませんし・・・・・・で、できればまだ続けたいです・・・・・・」
千鶴「でも、このままだと・・・・・・」
朋花「千鶴さん。可憐さんは役作りの為に、プロデューサーさんと練習しているだけです。そうですよね、可憐さん~?」
78 :
プロちゃん
2020/01/31 07:48:12
ID:Ft9IlbOtXE
可憐「う、うん・・・・・・そ、そうだよ」
千鶴「・・・・・・そうね。わたくし、変な気回しをしてしまったようですわね」
コンコン・・・・・・ガチャ
P「みんな、お待たせ。最後の挨拶回りが終わったから帰ろう。みんなの家まで車で送るよ」
千鶴「あ、プロデューサー。わたくしは最寄り駅までで結構ですわ」
P「はい、いつも通りですね。分かりました」
朋花「・・・・・・可憐さん」ヒソ
可憐「え、な、なに、朋花ちゃん」
79 :
ハニー
2020/01/31 07:48:58
ID:Ft9IlbOtXE
朋花「・・・・・・程々にした方がいいですよ」ヒソ
可憐「・・・・・・?」
・・・・・・翌週 午後
某撮影現場(休憩中)
P「可憐、お疲れ様。撮影も大詰めになってきたな」
可憐「は、はい・・・・・・。わ、私、だ、大丈夫でしょう・・・・・・か・・・・・・」
P「ああ、大丈夫だよ。今まで見てきてもちゃんと役作りが生きている。この調子で最後まで行こう」
可憐「はい、こ、琴葉ちゃんと雪歩ちゃんのお陰です・・・・・・」
80 :
Pちゃま
2020/01/31 07:50:35
ID:Ft9IlbOtXE
P「そうだな。可憐の地力が成長してるのも見て取れるよ」
可憐「あ、ありがとうございます・・・・・・。あ、あのプロデューサーさん、今日も・・・・・・その・・・・・・お願い・・・・・・します」
P「あ、ああ、そうだな・・・・・・。可憐、こっちに・・・・・・」
可憐「は、はい・・・・・・」///
・・・・・・・・・・・・
某撮影現場 某所
P「可憐、ほら」両手ギュ
可憐「・・・・・・」
81 :
Pサマ
2020/01/31 07:51:34
ID:Ft9IlbOtXE
可憐「・・・・・・やっぱり、足りない」ボソ
P「可憐?」
可憐「あ、あのPくん。別のおまじない、ありませんか? も、もっと効き目のあるおまじないがいいな」
P「え? そ、そうだな・・・・・・」
可憐「・・・・・・」ドキドキ
P「・・・・・・ああ、あと一つだけあるけど、その一度やってみるから嫌だったら言ってくれ」
可憐「え? ど、どんなおまじないなの?」
P「説明するよりやってみた方が早い。可憐、じっとしてろ」
82 :
変態大人
2020/01/31 10:17:10
ID:.AKyqV7Tb.
朋花の釘の刺し方がだんだん強くなってる気がするが...いやまさか、な
83 :
Pさぁん
2020/01/31 11:01:08
ID:f3AM7CUiJo
この行為が琴葉さんにバレたらヤバい気が
84 :
下僕
2020/01/31 22:46:48
ID:2nB4NvAg8Q
可憐「う、うん」
P「・・・・・・」
chu
可憐「・・・・・・!!!」///
可憐(お、お、おデコにキスされちゃった・・・・・・)///
P「これも小さい頃、俺が受けたおまじないだ。近しい人からの祈りの印だ」
可憐「・・・・・・」/// ポー
P「か、可憐? その、嫌だったか・・・・・・?」
85 :
バカP
2020/01/31 22:47:41
ID:2nB4NvAg8Q
可憐「!? ううんっ、そんな事ないよっ。す、すごく嬉しいっ。私、この後も頑張るっ」///
可憐「Pくん、ありがとうっ」///
P「そ、そうか」///
P(喜んで貰えたのはいいが、最近、可憐に近づくとドキドキしてばかりで変に落ち着かないな・・・・・・。可憐、あの特別なアロマとやらの香りをいつもつけてるのか・・・・・・)
・・・・・・2日後
765プロライブシアター
レッスンルーム
伊吹翼「わぁー! 可憐さん、すっごくダンス上手くなってますよー」
可憐「ほ、ほんと? 嬉しいなぁ・・・・・・」
86 :
師匠
2020/01/31 22:48:32
ID:2nB4NvAg8Q
野々原茜「やたら笑顔が目立つね、可憐ちゃん。さては、何かあったね・・・・・・茜ちゃんの目は誤魔化せないよ~?」
可憐「そ、そんなことは・・・・・・」アセアセ
茜「最近になってダンスのキレがっ! キレが違う! この違いに茜ちゃんセンサーはビンビンだよっ」
翼「あーもしかして、カレシが出来たとか? なーんちゃって♪」
茜「翼ちゃーん。それは、ご法度だよーん。んでんで、可憐ちゃん、ほんとの所は・・・・・・」
可憐「・・・・・・か、カレシだなんて・・・・・・えへへ」///
87 :
ダーリン
2020/01/31 22:49:00
ID:2nB4NvAg8Q
茜「・・・・・・」
翼「・・・・・・」
茜「え、ガチ?」
翼「うっそぉぉぉーっ!」
・・・・・・・・・・・・
765プロライブシアター
事務室
バンッ
可憐「ぷ、ぷ、プロデューサーさんっ。た、助けて下さいっ」
88 :
ご主人様
2020/01/31 22:50:31
ID:2nB4NvAg8Q
P「か、可憐? どうした?」
・・・・・・30秒後
バンッ
茜「あ、いた、可憐ちゃん! もう逃がさないよ!」
翼「可憐さん! カレシってどういうことですか!」
可憐「ひゃぃぃぃ・・・・・・」
P「おいおい、何事だ?」
茜「プロちゃん! 何、呑気こいて、お茶なんか飲んでるの! 可憐ちゃんにスキャンダルだよっ!」
89 :
変態インザカントリー
2020/01/31 22:51:41
ID:2nB4NvAg8Q
春日未来「可憐さん! カレシって、どんな人なんですか!?」
最上静香「ほんとに、男の人と付き合ってるんですか!?」
P「みんな、少し落ち着いて」
バンッ
七尾百合子「765プロでカップル誕生ってほんとですか!?」
望月杏奈「プロデューサーさんっ! だ、誰と付き合ってるの!?」(ON)
P(一体、何人に広がっているんだ・・・・・・)
90 :
P殿
2020/01/31 22:53:33
ID:2nB4NvAg8Q
・・・・・・・
翼「ええーっ! 可憐さんだけずるいー! プロデューサーさん、私も恋人の練習したいです!」
P「翼、これはあくまで仕事の為なんだよ」
百合子「ぷ、ぷ、プロデューサーさんとか、か、か、可憐さんが・・・・・・あんなことや・・・・・・そんなことまでっ」///
P「何を想像しているんだ、百合子」ムニー
静香「で、でも、恋人の練習って・・・・・・ど、どんな事してるんですかっ!?」
茜「あのプロちゃんが・・・・・・。万年灰色人生を送ってるあのプロちゃんが・・・・・・!」
P「単に一緒にいる時間が長いだけだ。あと一言余計だ、茜」
91 :
箱デューサー
2020/01/31 22:56:17
ID:2nB4NvAg8Q
未来「プロデューサーさんっ。私もカレシ欲しいですっ!」
杏奈「プロデューサーさんっ! 次は杏奈が予約するっ!」
P「モノじゃないんだから未来も杏奈も無茶な事言わないでくれ」
・・・・・・30分後
P「・・・・・・ふう、何とかみんな、納得してくれた、かな・・・・・・」
可憐「あ、あのプロデューサーさん。ご、ごめんなさい・・・・・・」
P「いや、いいんだ。それよりも可憐。役作りの事、隠しておくのが無理そうなら、そろそろ終わりにしようか?」
可憐「・・・・・・え?」
92 :
レジェンド変態
2020/01/31 22:57:19
ID:2nB4NvAg8Q
P「これ以上、この事で目立つのも良くないし、撮影も終盤だ。そろそろ頃合いなのかもしれないと思ってさ」
可憐「ま、待ってくださいっ!」
P「お、おう?」
可憐「わ、私、ちゃんとしますっ! た、だから・・・・・・お、終わりにしようだなんて・・・・・・そ、そんな事言わないでっ」
P「か、可憐、落ち着いて」
可憐「さ、撮影はまだお、終わっていないんですっ。お、お願いしますっ!」
P「分かった、分かったよ。撮影が終わるまでは続けるから」
可憐「あ、ありがとう、Pくんっ! 良かったっ」///
93 :
彦デューサー
2020/01/31 22:59:42
ID:2nB4NvAg8Q
P「・・・・・・」
・・・・・・翌週
765プロライブシアター
レッスンルーム
雪歩「私だけでご、ごめんねっ。琴葉ちゃん、今日はどうしても来れないって」
可憐「ううんっ、そんな事ないよ。今日もよろしくね、雪歩ちゃん」
・・・・・・2時間後
雪歩「お疲れ様、可憐ちゃん。わ、私、見てるだけだったけど、すごく雰囲気出てるよ! 次の最後の撮影もバッチリだよぉ」
可憐「あ、ありがとう、雪歩ちゃんっ。琴葉ちゃんと雪歩ちゃんのお陰だよっ。Pくんにもたくさん助けて・・・・・・あっ」
94 :
Pーさん
2020/01/31 23:01:19
ID:2nB4NvAg8Q
雪歩「か、可憐ちゃん・・・・・・」
可憐「あ、えっと、ぷ、プロデューサーさんの言い間違えで・・・・・・」
雪歩「あの、あのね、可憐ちゃん。私、千鶴さんから聞いて知ってるの」
可憐「え?」
雪歩「可憐ちゃんとプロデューサーが恋人のような関係でいるって」
可憐「え、えっと・・・・・・」///
雪歩「勿論、撮影の役作りの為って聞いてるよ。で、でもね、最近の可憐ちゃんを見てると何だか・・・・・・」
雪歩「以前の私を見ているようで・・・・・・」ボソ
95 :
貴殿
2020/01/31 23:06:12
ID:2nB4NvAg8Q
可憐「え?」
雪歩「あ、あのね、可憐ちゃんっ。プロデューサーとの役作りは、もう、お、終わりにしたほうがいいと思うの」
可憐「ど、どうして・・・・・・。どうして、雪歩ちゃんまで、そ、そんなこと言うの・・・・・・?」
雪歩「い、今ならね、まだ引き返せると思うからっ」
可憐「わ、分からないよ・・・・・・。どうして、引き返さないといけないの・・・・・・?」
可憐「わ、私、Pくんと上手くやれてるよ・・・・・・。もっと仲良くなれば・・・・・・ほ、本当に恋人になれるかもしれないの・・・・・・」
雪歩「・・・・・・」
雪歩「可憐ちゃん・・・・・・。このままいっても、きっと可憐ちゃんがすごく傷ついちゃうかもしれないの・・・・・・」
96 :
監督
2020/01/31 23:07:23
ID:2nB4NvAg8Q
可憐「そ、そんな・・・・・・。ど、どうして・・・・・・」
雪歩「そ、それはね・・・・・・。と、とにかく、役作りは終わりにしたほうがいいよっ。可憐ちゃん、もう充分だと思うから、ね?」
可憐「・・・・・・や、やだっ」
可憐「わ、私、お、終わってほしく・・・・・・ないの・・・・・・」
雪歩「でも、このままだと本当に可憐ちゃんが・・・・・・」
可憐「!?」
可憐「やだっ! やだっ!」ダッ
ガチャ!! バタン!!
97 :
プロデューサー殿
2020/01/31 23:08:22
ID:2nB4NvAg8Q
雪歩「か、可憐ちゃんっ!」
雪歩「・・・・・・」
ガチャ
朋花「こんにちは~。あら、雪歩さんでしたか~」
雪歩「て、天空橋さんっ。こ、こんにちは」
朋花「はい~。今、可憐さんが結構な勢いで出ていかれてましたけど、何かあったのですか~?」
雪歩「・・・・・・え、えっと、それは、ね・・・・・・」
朋花「・・・・・・」
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