【安価SS】全6話・765プロ劇場ドラマ制作!
1 : 兄ちゃん   2021/06/13 18:57:19 ID:w3EMKvSgPE
試しに立ててみた(立っていたらいいけど)

【概要】
公序良俗を遵守
2日に1話更新を目標に
各話1000字程度を目安として
1話につき4~5箇所の安価
スレの過疎・あまりに混沌とした展開等がなければ完結させる気概はあります!
原則連投禁止→安価無効 直下あるいは再安価

前回の制作はこちら
http://imasbbs.com/patio.cgi?read=20101

※メインのキャスティング方法以外は前回の流れをおおよそ踏襲するつもりです。
※パート/シリーズスレかなと敬遠されても嫌だったのでスレタイに第2弾であることは示しませんでした。
17 : 師匠   2021/06/14 13:37:57 ID:c7TLUXEIuM
あたたかいレスありがとうございます!
励みになります!

失踪者の判定は>>13のひなたを採用
>>16さんのIDでも最初に出てくる数字が8だったので、2番目で判定しました
18 : ごしゅPさま   2021/06/14 13:38:53 ID:c7TLUXEIuM
第1話 aパート
味梨温農業高校を卒業間際で中退してしまったのり子は、半年が経過してもろくに働きもせず、【A】する日々を過ごしていた。
そうして迎えた8月上旬、のり子は町中で、ひなたの姿を遠くに見かける。かつて、ひなたとのり子は、地元で有名な農業大学に共に進学し、卒業後はふたりで最高の【B】を作ろうと夢を語り合い、約束を交わした仲であったが、とある出来事をきっかけに今は仲違いをしているのだった。ひなたは無事に例の農業大学に合格したと話には聞いていたが、おめでとうさえ伝えられていないのり子だった。
炎天下をひなたはどこか慌てた様子で【C】がある方向へと早足で向かっていた。
あのひなたが早足なんて珍しいな、と思うのり子であったが、声をかけるには今のふたりの距離は遠かった……。
それから2週間が経ち、8月下旬。
ひなたが失踪していることを旧友から電話で知らされるのり子。行方を聞かれるも、何の心当たりもない。
あのひなたが失踪―――?
動揺するのり子は気晴らしにとバイクで出かけようとするが、そのとき、見知らぬ二人組の少女がのり子を訪ねてくるのだった。
19 : プロデューサーさま   2021/06/14 13:39:39 ID:c7TLUXEIuM
第1話 bパート
二人の少女はそれぞれ環と桃子と名乗った。
高校1年生である彼女たちは、春頃にひなたにある一件で助けられて以来、ひなたと親交があるらしい。今は夏休みで、行方知れずとなったひなたを必死に探しているとのこと。
環たちとのやりとりのなかで、ひなたがこの町で最後に目撃されたのは9日前で、【D】周辺であることを知るのり子。
そしてのり子は環と桃子に協力することに決めた。

時を同じくして【E】である雪歩もひなたの行方を追っていたのだが―――?
20 : 魔法使いさん   2021/06/14 13:40:45 ID:c7TLUXEIuM
※【】内が安価箇所です。AからEに関してどれか1つ以上レスをお願いします。この安価形式については前回の制作を参照していただければよろしいかと。
※【A】高校を訳あって中退したのり子がしていること。アイドルイメージを著しく損なうような行為は禁止
※【B】のり子とひなたが夢見た作物とは?正直、農業は全然詳しくないので、この件が本編とどの程度関わるかは安価しだい
※【C】ひなたが向かっている場所 あくまで方面であって、ずばりその施設や建物に入ったのを目撃したわけではないです。なお、次回の展開に影響します。
※【D】ひなたが町の中で最後に目撃された場所。どう物語に影響するかは未知数。
※【E】雪歩の立場や身分、地位。非警察で、なおかつひなたとは家族や恋人ではない、赤の他人であることを前提。のり子たち3人との合流がいつになるかは、やはり安価しだいかなと。
※のりひなの仲違いの理由やたまももの恩義、そしてタイトルについては次回以降で。

レスの有効期限は6/15 03:59:59まで
清書は明朝。第2話のあらすじ投下は6/15の夜を予定。
お付き合いお願いします!
21 : EL変態   2021/06/14 15:14:08 ID:Nh.pF9X54Y
A勉強しようと机に向かうもやる気が出ずすぐに椅子から降りてしまう
Bヒノヒカリに代わる新型米
C鉄塔
D歩道橋
E農学部学生
22 : Pたん   2021/06/14 17:52:17 ID:j81EnDo2HQ
【A】釣り
【B】甘くて絶対に握りつぶせないリンゴ
【C】市民体育館(プロレス興行中らしい)
23 : Pさん   2021/06/14 17:53:19 ID:5F5TT5bI0I
Aプロレス系ユーチューバーマガイノこと
B完全無農薬リンゴ
C駅
D大学の研究室
E現実味や利益度外視で面白そうなビジネスに億単位のマニーをなんの躊躇いもなくぶっこむベンチャー企業社長(※決して反社じゃない!フリじゃないぞ!)
24 : 5流プロデューサー   2021/06/14 17:53:32 ID:V.O0o6gZS6
A:ゲーセン通い。ハイスコアを出してはいるが、人が増えるとすぐに立ち去る
B:台風の影響を受けにくいりんご。過去に台風で一発アウトを食らった経験がある(当人の実家か恩人など)
C:大きめな植物園(ちょっと距離がある)
D:バス停(植物園への直通便があるとかないとか)
E:製薬会社の研究員
25 : Pチャン   2021/06/14 18:29:39 ID:kbJg836psM
C 大学の実験農園
D ショッピングモール
E 若き工学部教授
26 : 下僕   2021/06/15 05:22:56 ID:tujD8tC1es
レスありがとうございます!
以下にまとめていきます。
27 : 変態インザカントリー   2021/06/15 05:23:17 ID:tujD8tC1es
のり子「へ?――――幻の林檎?」

ひなた「そうだよぉ。それをね、作り上げるのがあたしの夢なんだわぁ」

のり子「………」

ひなた「やっぱり、のり子さんも笑うかい?」

のり子「ううん、まさか」

ひなた「!」

のり子「すごいじゃん。そっか、ひなたは、ちっちゃいのに、そんな大きな夢を持っているだね」ワシャワシャ

ひなた「の、のり子さん、そんな急に頭を撫でられたら、照れるべさ」

のり子「のり子でいいよ! 今日からアタシたちはダチだ!」

ひなた「のり子さん………!」




ひなた「じゃあ、なんであたしを裏切ったんだい?」
28 : おにいちゃん   2021/06/15 05:23:32 ID:tujD8tC1es
のり子「え―――うわぁっ?」


ドンガラガッシャーン

のり子「……ったぁ!! いててて、またベッドから落ちちゃったよ。いっそ、リングみたいにロープで囲んで……いや、ないない」

のり子「はぁ……。夢か。夢、なんだよね」
29 : 高木の所の飼い犬君   2021/06/15 05:23:55 ID:tujD8tC1es
第1話 aパート
味梨温(みりおん)農業高校を卒業間際で中退してしまったのり子は、半年が経過してもろくに働きもせず、ゲーセン通いをする日々を過ごしていた。アイドルたちが鱒釣りで競い合うアーケードゲーム、通称アイマスをプレイしているのだった。
そうこうするうちにも時は経ち、迎えた8月上旬。のり子は町中で、ひなたの姿を遠くに見かける。かつて、ひなたとのり子は、地元で有名な農業大学に共に進学し、卒業後はふたりで最高の幻のリンゴを作ろうと夢を共にして、約束を交わした仲であったが、とある出来事をきっかけに今は仲違いをしているのだった。ひなたは無事に例の農業大学に合格したと話には聞いていたが、おめでとうさえ伝えられていないのり子だった。
炎天下をひなたはどこか慌てた様子で鉄塔の並ぶ町はずれの方面へと早足で向かっていた。
あのひなたが早足なんて珍しいな、と思うのり子であったが、声をかけるには今のふたりの距離は遠かった……。
それからさらに2週間ほどして、8月下旬。
ひなたが失踪していることを旧友から電話で知らされるのり子。行方を聞かれるも、何の心当たりもない。
あのひなたが失踪―――?悪夢の続きなのかとのり子は頬をつねってみるがたしかに痛かった。
30 : do変態   2021/06/15 05:24:19 ID:tujD8tC1es
第1話 bパート
動揺するのり子は気晴らしにとバイクで出かけようとするが、そのとき、見知らぬ二人組がのり子を訪ねてくる。
二人の可憐な少女たちはそれぞれ環と桃子と名乗った。
高校1年生である彼女たちは、春頃にひなたにある一件で助けられて以来、ひなたと親交があるらしい。今は夏休みで、行方知れずとなったひなたを必死に探しているとのこと。
環たちとのやりとりのなかで、ひなたがこの町で最後に目撃されたのは9日前で、それはショッピングモールだったことを知るのり子。
そういえば、ひなたとは休日にバスでよくショッピングモールまで出かけたっけ。ひとりでは入る勇気がなかなか出なかった、おしゃれな洋服店でもふたりなら入っていけたんだよね。
「アタシにも協力させて」
のり子の口から自然とそんな言葉が出てきた。環と桃子はその真剣な面差しに圧されるがままに、承諾した。

時を同じくして、ベンチャー企業の社長である雪歩もひなたの行方を追っていたのだが―――?
31 : プロデューサーちゃん   2021/06/15 05:28:37 ID:tujD8tC1es
前述どおり、第2話のあらすじは今夜投下予定。

それまでにタイトル候補を募集します! 前回同様、独断と偏見で採用。
ただし今回は第1話が既に投下されているので考えやすいかな、と。

なんとなくこういう展開になるんじゃないか、こういう展開はどう?みたいなレスもくださると嬉しいです!
(採用できるかはまた別ですが……)
32 : ぷろでゅーさー   2021/06/15 05:38:34 ID:tujD8tC1es
>>27
しまったー!
ひなた、結局「さん」づけしているやん!
まぁ、ほら、夢なんで……。
33 : EL変態   2021/06/15 21:11:13 ID:tujD8tC1es
わー!レスがない!でも宣言通り、第2話あらすじ投下しますね
34 : ご主人様   2021/06/15 21:11:33 ID:tujD8tC1es
第2話 aパート
環と桃子との邂逅の翌日。のり子は午後にふたりと、最後に目撃証言があったとされるショッピングモールに出かける約束をしていた。
午前中、またアイマスにでもやりにいこうかなと思うのり子だったが、失踪しているひなたのことを思えばそういう気分でもなくなり、じっとしてもいられず町中をぶらぶらすることにした。
そうしているうちに、のり子は半月前に慌ててどこかへ行くひなたを見かけたことを思い出す。
のり子は記憶の軌跡を辿り、鉄塔の並ぶ町はずれへと足を進めてみるのだった。
しばらく歩くのり子。徐々に田園と鉄塔の他にはものらしいものがなくなっていく。
閑散とした田舎道にぽつんと立ったのり子が何気なく四方八方、遠くまで目を凝らしてみると、南側に妙に新しい雰囲気の建物が見えた。
近くまで歩いていくと【A】という看板が読み取れる。
こんなのいつできたんだろう?訝しむのり子であったが用もないのに入るのはよしておくのだった。
35 : プロデューサークン   2021/06/15 21:11:49 ID:tujD8tC1es
第2話 bパート
環と桃子のふたりと共にショッピングモールに到着したのり子。
ひなたの写真を手に、各店舗の従業員から話をうかがうことに。
すべての店舗を回るわけにもいかず、とりあえず【B】(複数採用)に行ってみるのだった。
すると【Bのうちの一軒をこちらで選択】で、ひなたのことを覚えている店員がいた。
どうしてこんなお店に?とのり子は、そのお店は自分が知っているひなたの趣味ではないことに違和感を覚える。
店員の話によれば、ひなたはやけに大荷物を背負っていたとのこと。そして転んだ拍子に【C】が中から飛び出したのを覚えているとのことだった。
ひなたの行き先に繋がる手がかりになるだろうか……と戸惑う3人。
次なる手がかりを求め、3人はひなたの通う大学へと向かうことにしたのだった。

雪歩は【D】にやってきていた。そこはのり子たちの町からはずいぶんと離れた場所だ。
彼女が持てる人脈を活かして得た情報によれば、ひなたは「一週間前」にここに来ていたということらしいが……。
36 : ダーリン   2021/06/15 21:13:55 ID:tujD8tC1es
※【A】鉄塔の並ぶ田園に怪しげな建物。 その名は……?
※【B】3人がモール内で見て回るお店。直感でどうぞ。
※【C】ひなたの持ち物のひとつ。手がかりになるのだろうか。
※【D】ショッピングモールより後でひなたが訪れている場所。そのときは既にのり子たちの町にはいなかったらしい。
※タイトルは随時募集中です。

レスの有効期限は6/16 18:59:59まで
面白くなるアドバイスも募集中です!
37 : レジェンド変態   2021/06/15 21:15:17 ID:pMDASXXpGw
A占いの館に偽装した農薬実験施設
Bロッテリア
C肥料について記されている研究本
38 : ごしゅPさま   2021/06/15 22:01:29 ID:p9uQPAGWkE
A教会
B楽器店
C目覚まし時計
D大手ゼネコン本社
39 : プロちゃん   2021/06/15 22:52:50 ID:Kk0sMrocYs
A:真・農業試験場(のり子が「怪しい」と突っ込む一幕も)
B:男道らーめんタケル
C:見慣れない木の枝
D:とある農家(数年前には無かったはず)

タイトル案:「真相と親友を求めて」(どのくらいでひなたが見つかるか分かりませんが)
40 : おにいちゃん   2021/06/15 23:04:24 ID:a6P8Oysum2
A農業科学研究所
Bスポーツ用品店
C大学教授の案内状
D隣町の大型商店街

タイトル案で「消えたひだまりを探せ!」なんてのはどうでしょう?
41 : プロちゃん   2021/06/16 10:34:13 ID:ABbJy/770o
A:地球核デザート工場
B:不動産屋
C:双眼鏡
D:超ビーチバレー大会会場
42 : お兄ちゃん   2021/06/16 16:51:01 ID:GR1uZKVGtU
B 家電量販店
C 豆電球
D 県庁
43 : そなた   2021/06/16 21:15:52 ID:XBEky/tEpo
うぎゃー!予定よりめっちゃ遅れたー!
レス、ありがとうございます!!!
以下にまとめていきますね
44 : おやぶん   2021/06/16 21:16:11 ID:XBEky/tEpo
第2話 aパート
環と桃子との邂逅の翌日。のり子は午後にふたりと、最後に目撃証言があったとされるショッピングモールに出かける約束をしていた。
午前中、またアイマスにでもやりにいこうかなと思うのり子だったが、失踪しているひなたのことを思えばそういう気分でもなくなり、じっとしてもいられず町中をぶらぶらすることにした。
そうしているうちに、のり子は半月前に慌ててどこかへ行くひなたを見かけたことを思い出す。
のり子は記憶の軌跡を辿り、鉄塔の並ぶ町はずれへと足を進めてみるのだった。
しばらく歩くのり子。徐々に田園と鉄塔の他にはものらしいものがなくなっていく。
閑散とした田舎道にぽつんと立ったのり子が何気なく四方八方、遠くまで目を凝らしてみる。すると南側に目に着く建物があった。

「あれは教会……?へぇ、こんなところに……」

とはいえのり子の記憶にはない建物だった。外装が妙に新しい。
気になって近くまで歩いていくと「○○(地名)農業科学研究所・試験場」という看板が立っていた。
のり子は思わずもう一度建物をまじまじと見る。……外見は教会である。何か宗教的なあれこれが関係しているのだろうか。農業に?
訝しむのり子であったが用もないのに入るのはよしておくのだった。
45 : Pーさん   2021/06/16 21:16:28 ID:XBEky/tEpo
第2話 bパート
環と桃子のふたりと共にショッピングモールに到着したのり子。
ひなたの写真を手に、各店舗の従業員から話をうかがうことに。
すべての店舗を回るわけにもいかず、とりあえずは大型テナントである家電量販店とスポーツ用品店に行ってみるのだった。
が、どうやらそこにはひなたは立ち寄っていない風である。
そういえば、とのり子は思い出す。

のり子「あのね、売ってほしい土地があるんだ」

桃子「急にどうしたの…?」

のり子「あ、いやね、高校生の頃、ひなたがそんなこと言っていたような言っていなかったような……」

環「えー? ひなたって地上げ屋だったの?」

桃子「そんなわけないでしょ」

のり子「そ、そうだよね。あっれー? あのね、聞いてほしいことがあるんだ、だっけなぁ」

環「全然違うぞ……」

桃子「ここ、不動産関係のテナントもあるみたいだけど? いちおう行ってみる?」

環「SUMOUカウンター……? ももこ、このお店、おすもうさんがいるの?」

桃子「いないよ!」
46 : 我が友   2021/06/16 21:16:46 ID:XBEky/tEpo
小腹が空いた3人はレストラン街で食事をとることに。

のり子「ロッテ○アでいい?」

桃子「ドラマの番組スポンサー的にNGみたい」

のり子「え?そうなの?」

環「環、知っているぞ!こーいうの、おとなのじじょーってやつだよね!」

のり子「あはは……。えっと、この男道らーめんタケルってところにしようか」

桃子「今回、ゲスト出演してくれている315プロさんが店員を演じてくれるみたいね」

(なお、スレ主はまったくの門外漢なため、やりとりは書けない模様)
47 : 高木の所の飼い犬君   2021/06/16 21:17:10 ID:XBEky/tEpo
食べ終わって、聞き込みを再開すると、楽器店にてひなたのことを覚えている店員がいた。
ずいぶんとロックなお店だ。どうしてこんなお店に?とのり子は、そのお店は自分が知っているひなたの趣味ではないことに違和感を覚える。
赤髪の店員の話によれば、ひなたはやけに大荷物を背負っていたらしい。
※ジュリアだとギャラが発生するため、代役のタラバガニさんがノーギャラで出演。
転んだ拍子にバッグの中から本が飛び出したのを覚えているとのことだった。

のり子「本……? あの、なんて本だったか覚えていますか?」

タラバガニ「うーん……その子、すぐに拾ったからはっきりとタイトルを読み取れはしなかったけど、なんかね、『肥料』って書いてあったような」

桃子「『肥料』?」

環「みんなに何か見せようとしていたってこと?」

のり子「それは披露」

桃子「疲れていたのかな」

のり子「それは疲労」

環「りつこが、おやぶんが無駄遣いばっかするって話していたぞ!」

のり子「それは費用?」

桃子「ハンター桃子だけど」

のり子「それは狩猟……って、もういいよ!」

肥料に関する本。それはひなたの行き先に繋がる手がかりになるだろうか……と戸惑う3人と茹でられるタラバガニさんだった。収録後はスタッフが美味しくいただきました。
次なる手がかりを求め、3人はひなたの通う大学へと向かうことにしたのだった。
48 : 変態インザカントリー   2021/06/16 21:17:44 ID:XBEky/tEpo
その頃、雪歩はビーチにやってきていた。そこはのり子たちの町からはずいぶんと離れた場所だ。
彼女が持てる人脈を活かして得た情報によれば、ひなたは「一週間前」にここに来ていたということらしいが……。
その日は超ビーチバレーが開催されていたことがわかっている。誰かと会っていたのか、単にファンだったのか、それとも―――?

雪歩「超スイムウェアを購入していないからなんとも言えないですぅ……」

いったい雪歩がひなたを追う理由とは、2人の関係性とはいったい……?

つづく!
49 :   2021/06/16 21:18:36 ID:XBEky/tEpo
第3話あらすじは早ければ明朝、投下予定。
みなさんのご想像・アドバイス募集中!!
50 : そこの人   2021/06/16 21:45:01 ID:ec627s5MHw
雪歩を見かけた紗代子and海美の姉妹(ビーチバレーの衣装着用)がひなたに関する話をしそう
51 : ハニー   2021/06/16 21:53:05 ID:RMtDzxg6Gg
パワポケ新作の情報を目にしたせいでひなた失踪が滅茶苦茶闇の深いものに感じる(闇深くない失踪とは...?)
52 : Pくん   2021/06/16 23:13:25 ID:XBEky/tEpo
ついでに
>>39さんと>>40さんの意見を参考にタイトルを仮設定
「失われた陽だまりを求めて」
第3話終了時点でよりグッとくるものがあればそちらを採用する……かも
例のごとくタイトルコラージュも制作してみました

53 : 我が友   2021/06/17 05:17:30 ID:BVoNUEOtKY
おはようございます!投下していきます!
ご協力お願いします!
54 : 下僕   2021/06/17 05:17:46 ID:BVoNUEOtKY
第3話 aパート
ひなたの通う農業大学は学部・学科によってキャンパスが3つに分かれており、ひなたはまだ1年生ということもあってか、まだ特定の専攻コースへの本配属はしていないはず―――そうしたことをのり子たちに教えてくれたのは総合窓口の事務員である【>>58のID対応】であった。
一年生の中でもその素朴な可憐さには目をつけていたと話す。
「たくさんのがくせいさんがいるのに、すごい記憶力だね!」と驚く環に対して、「この人、怪しくない?」と小声でのり子に訊く桃子。
のり子は「まぁ、ほら、ひなたはそれだけ可愛いってことで」と返しておくのだった。
大学生になったひなたを目にしたのは半月前のあの日が初めてだったと思い当たるのり子。遠くからでは、そんなに変わっていないようだったけど……いわゆる大学デビューなんてする柄じゃないよね?
ふと、今更ながらに気になって、のり子は桃子たちに、春ごろにひなたに助けられたその詳細を訊くことにする。
ふたりが話したことには【A】とのことだった。
なるほどね、やっぱりひなたは変わっていない。あの子は優しくて……うん、優しすぎるからなのかな、傷つきやすくもあって。
アタシはそんなひなたを―――裏切ってしまったんだよね。
暗い表情になるのり子を心配するふたり。のり子はなんでもないよと強がる。許可をとって学内を散策することにし、ひなたの友人を探すことに決めたのだった。
55 : プロデューサー殿   2021/06/17 05:18:04 ID:BVoNUEOtKY
第3話 bパート
事前に桃子たちがひなたの家族から聞いたところによると、ひなたは広い学内でもとくに【B】がお気に入りの場所らしかった。
のり子たちがそこへ向かうと、すらりとした美しい女性が佇んでいた。
声をかけようか迷っていると彼女がのり子たちに気づく。すると、虚空を見つめる無表情から一変、無遠慮なまでにのり子たちをじーっと見たかと思うと、ぽんと手を叩いて、
「ひょっとして、貴女がのりちゃん?」とほとんど確信めいた声色で訊ねてきたのだった。
のりちゃん―――それはひなたがのり子を呼ぶときに使っていた愛称だった。
彼女は【C】と名乗った。彼女はひなたの友人であるという。ひなたからのり子のこと、そして桃子と環のことも聞いているらしい。
のり子はひなたの学生生活が気になりはしたが、それよりも今は、ひなたの行方について情報を集めなければならないと思い直した。
【C】はひなたと最後に話したのは電話でだったと証言する。
「【D】の謎を追うべさ」
そうひなたは言っていたという。「なに……それ」と思わず率直な感想が声となるのり子。
怪しい。はっきり言ってさっきの事務員の100倍は怪しい。
それから環が思い出したように、例の肥料に関する本について何か心当たりがないのか訊いてみると、附属図書館に行くのを勧められる3人だった。
56 : 高木の所の飼い犬君   2021/06/17 05:18:18 ID:BVoNUEOtKY
第3話 cパート
雪歩が人気のないビーチでひなたの所在に繋がる手がかりを探していると、彼女に声をかける人物がいた。
外見は10代で、なかなかにセクシーな水着を着ており、たじろぐ雪歩。
【E】「どうしたの?ビーチには合わない服装だけれど……海に向かって叫びにでもきた?」
そしてやけにフランクな調子である。も、もしかしてこれが噂のナンパ!?とあわわとなる雪歩だったが、そこは腐っても社長。おっほんと咳払いをすると、さっとひなたの写真を取り出して、知っているかどうか訊く。
7割6分5厘、知ってはいないだろうと思っていた雪歩であったが、なんとぉ!「ああ、この子、超ビーチバレー、観にきていたよ」と【E】はさらりと言ってのける。
詳しく聞かせてもらえるかな?とお願いする雪歩に【E】は「へー、なんかわけありっぽいね。じゃあ、【F】で私に勝てたらね」と言うのだった。

39分後――――。
【E】「や、やるじゃん」
雪歩は勝利して、彼女からひなたについて聞く。
57 : P君   2021/06/17 05:19:18 ID:BVoNUEOtKY
雪歩「肥料に関する本?」
【E】「そうそう、なんかややこしくて長くて、ちゅぱちゅぱって感じのタイトルだったから覚えていないけど。大会が終わって、ほら、あそこのコア木陰で取り出して読んでいたんだ。目を通している、っていうか確認している風だったけど」

雪歩(だとすれば、次に向かうべきは―――――彼女が通う大学の附属図書館かな)

つづく!

※事務員 >>58のIDに現れる最初のアルファベットと対応するアイドル。(【C】・【E】を含め、)既に登場している場合は2番目、3番目とずらして判定。なんだったらレスごとずらします。なお、本編には登場はたぶんここだけ
※【A】春に、桃子と環がひなたに助けられたこととは? ディテールまで詰めて書いてくださってかまいません。(すべてを採用できるかは約束できませんが…)
※【B】学内でのひなたのお気に入りの場所 ただし図書館と屋上は除外
※【C】160㎝以上の765プロのアイドル。実年齢は不問。正直、こちらで決めかねているので安価出しました。出た候補から1番それっぽいかなと思った子を選びますね。
※【D】ひなたが追い求めている謎とは? 今回の最重要安価 物語の核心となるかと思います。ただし、現段階ではふわっとした感じでいいです。
※【E】雪歩(B81)より胸囲の大きい765プロアイドルでお願いします。こちらは原則多数決。口調は清書時に改変する予定なのでそこは考慮しなくていいです。
※【F】雪歩と【E】が何で勝負するか。さすがにふたりでビーチバレーは難しいかと。ここはネタレスばっちこいです!

レスの有効期限は6/18 07:59:59 清書は明日の午前中に投下できる予定
何卒お付き合いお願いします!
58 : 我が友   2021/06/17 06:33:37 ID:7o0FDaxcX6
A友達(猫)が野生の鹿に襲われているところを助けられた
B実験研修用農場
C千鶴
Dゲーミングリンゴ(それのせいで実家の経営が傾いた)
F一発ギャグ対決
59 : 師匠   2021/06/17 06:58:36 ID:sXCof95EiA
Cまつり姫
Dパラダイスアップル
E歩
60 : der変態   2021/06/17 17:05:09 ID:ccYsddn6jk
B 中庭のベンチ
C 麗花
D 禁止薬品
E 美希
F ナブラ演算子ゲーム
61 : 我が友   2021/06/17 18:09:06 ID:eTMT3r5JOg
B:学食の厨房
C:千鶴
D:DNA
E:麗花
F:足裏こちょこちょ
62 : Pサン   2021/06/18 04:51:29 ID:V29DWFTwNY
A:ヤンキーに絡まれたところを大声を上げて退散させた
B:花壇のそば
C:まつり
D:聞いたことの無いような病原体
E:麗花
F:砂のお城作り
63 : バカP   2021/06/18 08:15:43 ID:eNMf1F7bVQ
レスありがとうございます!
以下にまとめていきます。
ナブラ演算子ゲームは初めて知りました。よくわかんないっす!
64 : P殿   2021/06/18 08:16:09 ID:eNMf1F7bVQ
第3話 aパート
ひなたの通う農業大学は学部・学科によってキャンパスが3つに分かれており、1年生はまだ特定の専攻コースへの本配属はしていないはず―――そうしたことをのり子たちに教えてくれたのは総合窓口の事務員だった。

のり子「あの、それでひなたのこと……木下ひなたをご存知ないですか?」

桃子「のり子さん、ここの大学、一年生だけでもどれだけ学生数がいるか知っている?3900人だよ?さすがに事務員さんでも、」

静香「木下ひなたさんね、もちろん知っているわ」

桃子「ほら、やっぱ――えっ?」

環「ほんとう? ひなたってそんなにゆうめいなの?」

静香「ええ、少なくとも私の中ではね。身長146㎝、39.5㎏、スリーサイズは上から74、55、78で血液型はO型。7月4日のかに座生まれの可愛い子よね」

のり子「く、詳しいんですね」

静香「プロフィール上の体重が小数点以下表記が含まれている子は珍しいわね。それに関するスレも過去にあった気がするわ」

桃子「そ、そうだっけ……?」

静香「私と同じイノセントボディの持ち主で、その心も純粋無垢だと聞いているわ。ぜひお近づきになりたいわね」

環「しずかとひなたはいっしょのユニットで歌っていないもんね、今後にきたいだぞ!」
65 : プロちゃん   2021/06/18 08:16:32 ID:eNMf1F7bVQ
「この人、怪しくない?」と小声でのり子に訊く桃子。のり子は「まぁ、ほら、ひなたはそれだけ可愛いってことで」と返しておくのだった。
大学生になったひなたを目にしたのは半月前のあの日が初めてだったと思い当たるのり子。遠くからでは、そんなに変わっていないようだったけど……いわゆる大学デビューなんてする柄じゃないよね?
ふと、今更ながらに気になって、のり子は桃子たちに、春ごろにひなたに助けられたその詳細を訊くことにする。
ふたりが話したことには友達が野生の鹿に襲われているところを助けられたとのことだった。

のり子「し、鹿!?」

環「うん、ひなた、すごかったぞ!」

桃子「指に噛みつかれても、『おいで。さあ。ほら、怖くないべさ。怖くない。おびえていただけなんだよねぇ』って。鹿のことをあやして、すぐに仲良くなったの」

のり子(ナ○シカじゃん……)

環「友達の謎猫も、『かたじけない』って言っていたぞ!」

のり子(猫ってそういう猫なの!?)
66 :   2021/06/18 08:16:45 ID:eNMf1F7bVQ
なるほどね、やっぱりひなたは変わっていない。あの子は優しくて……うん、優しすぎるからなのかな、傷つきやすくもあって。
アタシはそんなひなたを―――裏切ってしまったんだよね。
暗い表情になるのり子を心配するふたり。のり子はなんでもないよと強がる。許可をとって学内を散策することにし、ひなたの友人を探すことに決めたのだった。
事前に桃子たちがひなたの家族から聞いたところによると、ひなたは広い学内でもとくに中庭のベンチがお気に入りの場所らしかった。
のり子たちがそこへ向かうと、色とりどりの花が咲く花壇が並んでいるそば、すらりとした美しい女性がベンチに腰掛けていた。
声をかけようか迷っていると彼女がのり子たちに気づく。すると、虚空を見つめる無表情から一変、無遠慮なまでにのり子たちをじーっと見たかと思うと、ぽんと手を叩いて、
「ひょっとして、貴女がのりちゃん?」とほとんど確信めいた声色で訊ねてきたのだった。
のりちゃん―――それはひなたがのり子を呼ぶときに使っていた愛称だった。
67 : ハニー   2021/06/18 08:17:01 ID:eNMf1F7bVQ
第3話 bパート
彼女はまつりと名乗った。彼女はひなたの友人であるという。ひなたからのり子のこと、そして桃子と環のことも聞いているらしい。
のり子はひなたの学生生活が気になりはしたが、それよりも今は、ひなたの行方について情報を集めなければならないと思い直した。
まつりはひなたと最後に話したのは電話でだったと証言する。

まつり「ひなたちゃんはこう言ったのです。『エデンの謎を追うべさ』って」

のり子「エデン……?それってシャイニーフェスタでグルーヴィーチューンの4人が歌唱して、後にOFAのDLC曲としても追加されたっていう、あの? PV何回も見たよ!」

まつり「『edeN』じゃないのです!エデン、それはリンゴなのです。別名をパラダイスアップル」

桃子「つまり楽園の林檎――――いったい何なのそれ?」

きょろきょろとあたりを見回すまつり。そして声を潜めて、「眉唾物ではあるのです」と断ってから話し始めた。

まつり「歴史の深淵に秘匿された禁断の果実、ヒトのDNAに作用して、あらゆる病原体をものともしない超人を作り上げるという代物なのです。なんでも栽培するのに禁じられた薬品を使うのだとかで、まつり、聞くだけでぶるぶるなのです」

のり子(武者震い?)

環「もっとわかりやすくいってほしいぞ……」

まつり「なんかめちゃくちゃすごい効果のあるリンゴなのです。すごすぎで存在そのものを秘密にされちゃったのです」

桃子「えぇ……」
68 : プロデューサーさま   2021/06/18 08:17:21 ID:eNMf1F7bVQ
「なに……それ」と思わず率直な感想が声となるのり子。
怪しい。はっきり言ってさっきの事務員の100倍は怪しい。
「どう思う?」と桃子が不安げに訊く。のり子は「あのひなたがそんな与太話を信じるなんて」と素直に答えた。
あのスレンダーな事務員が言っていたようにひなたは純粋無垢だ。でも、それは愚かであることを意味していない。
実際、のり子は高校生の頃に、ひなたに勉強やそれ以外のことでも世話になっている。彼女の知性がそんなオカルト、あたかも新興宗教めいた話を鵜呑みにするとは思わないが……。

それから環が思い出したように、例の肥料に関する本について何か心当たりがないのか訊いてみると、まつりは3人に附属図書館を行くのを勧めた。
まつりもよく足を運んでいる場所らしい。シーフードが戦う漫画がおすすめだとか。

まつり「よかったら、これをどうぞなのです」

環「わぁ!マシュマロ!」

まつり「……ひなたちゃんのこと、よろしくお願いするのです。まつりも協力したいけど……」

それとなく事情をうかがうと、スペースウミウシの侵略を阻止するのに忙しいらしい。

桃子「それならしかたないね」

のり子「うん、しかたないよ」

そうして3人は図書館へ――――
69 : 兄ちゃん   2021/06/18 08:17:36 ID:eNMf1F7bVQ
第3話 cパート
雪歩が人気のないビーチでひなたの所在に繋がる手がかりを探していると、彼女に声をかける人物がいた。
きれーなお姉さんで、なかなかにセクシーな水着を着ており、たじろぐ雪歩。

麗花「どうしたの?ビーチには合わない服装だけれど……あ、わかった! 海に向かって叫びにでもきた?やっほー!って。あれあれ?でも海だと返ってこないんじゃないかな?」

やけにフランクな調子である。も、もしかしてこれが噂のナンパ!?とあわわとなる雪歩だったが、そこは腐っても社長。おっほんと咳払いをすると、さっとひなたの写真を取り出して、知っているかどうか訊く。
7割6分5厘、知ってはいないだろうと思っていた雪歩であったが、なんとぉ!「ああ、この子、超ビーチバレー、観にきていた子だね♪」とお姉さんはさらりと言ってのける。
詳しく聞かせてもらえるかな?とお願いする雪歩に、
麗花「うーん、なんかわけありっぽい? じゃあ、足裏こちょこちょに耐えられたらね♪」と言うのだった。
70 : そこの人   2021/06/18 08:17:48 ID:eNMf1F7bVQ
雪歩「!? え、あの、台本では砂のお城作りで勝負って……」

麗花「えいっ」

雪歩「ひゃうっ!」

麗花「こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ」

雪歩「~~~~~っ!!!!!」(喘ぎ声を我慢する雪歩)

麗花「声、我慢しなくていいんだよ?」

雪歩「ダ、ダメぇ! んっ、はぁ、んーーっ♡」
71 : 3流プロデューサー   2021/06/18 08:18:06 ID:eNMf1F7bVQ
765秒後

雪歩「」

麗花「あれー?やりすぎちゃったかな?」

雪歩「も、もうダメ……。で、でもっ! これで話してくれますよね?」

麗花「じゃあ、次は一発ギャグで勝負♪」

雪歩「」


その後、海に日が沈むころ、やっと雪歩は麗花からひなたのことを聞くことができた。
72 : バカP   2021/06/18 08:18:19 ID:eNMf1F7bVQ
雪歩「肥料に関する本?」
麗花「そうそう、なんかややこしくて長くて、ちゅぱちゅぱーって感じのタイトルだったから覚えていないけど」
雪歩「へ、へぇ」
麗花「大会が終わって、ほら、あそこの木陰で取り出して読んでいたよ。目を通しているって風だったけど」
雪歩「なるほど、ありがとうございますぅ。それじゃ、私はこのへんで……」
麗花「えー?もういっちゃうの? まだ脇腹をこちょこちょしていないんだけどなー」
雪歩「し、失礼しますぅ!」


雪歩(次に向かうべきは―――――彼女が通う大学の附属図書館かな。……今日は疲れたから明日の午後にでもいってみよう)

つづく!
73 : 仕掛け人さま   2021/06/18 08:19:48 ID:eNMf1F7bVQ
物語はいよいよ折り返して、次は第4話! あらすじは早ければ今夜に投下できる予定!
ご意見・ご想像募集中です!
最後までお付き合いください!
74 : プロデューサー君   2021/06/18 10:10:57 ID:cpvWyI4AKM
悪徳メガコーポに囚われてアタック・オブ・ザ・キラーアップルを生み出す研究とかさせられてるんだろうか
75 : Pくん   2021/06/18 18:04:27 ID:4U6uT1rzn2
>>70
だけ見るとR-18SSじゃねーかこれ!w
76 : レジェンド変態   2021/06/18 18:22:53 ID:eNMf1F7bVQ
>>75
本スレは公序良俗を遵守しております(迫真)

それでは第4話投下していきます。
会話パートが多くなっちゃって字数がかさんじゃいました。
77 : 魔法使いさん   2021/06/18 18:23:14 ID:eNMf1F7bVQ
第4話 aパート
図書館にきたのり子・桃子・環。
一般外来受付を済ませるついでに、対応してくれたアルバイトらしき学生にひなたの借りた本について照会を依頼してみる。
他人の貸出履歴の照会要望などという処理はこれまでしたことがなかったのだろう、学生はのり子たちに待つようにいい、正規職員を呼びにいった。
望み薄ではあるが、しかしのり子たちにとってはひなたを追うための手がかり。是が非でも確認せねばなるまい。
しばらくしてやってきたのは―――【>>79のID対応】

のり子たちは誠意をもってひなたを探していることを伝える。
最初は規則遵守と正規の手続きどうこうと話していた司書であったが、根負けして「このような特例を作るのは気が引けますが……」と肩をすくめて照会してくれるのだった。ほどなくして、ひなたが借りた本が判明する。地下書庫に保管されていた1冊であり、データベース上は他大学・研究機関には収められていない、かつての大学関係者によって著されたものらしかった。
ディスプレイに表示された書名を3人が見る。

環「ねぇ、このタイトル、なんて読むの?」
桃子「えっと……? のり子さん、お願い」
のり子「【A】だね。肥料と結びつくにしてはおかしな単語が並んでいるけど」
桃子「現物は1冊だけなんだよね?」
のり子「そうみたい。それを今、ひなたが持ち歩いている」
環「それで、これからどうするの?」
のり子「………」

著者について調べてみるのがいいのかもしれない。データベース上の発行年は半世紀も前。生きているかはわからないが、この大学にこうして本を残すということは、学内に知る人間はきっといるだろう。それに特徴的な苗字だ。
のり子たちは著者名を控える。そして司書に礼を言って、図書館を去る
78 : プロちゃん   2021/06/18 18:23:28 ID:eNMf1F7bVQ
はずが、出入り口のところでのり子たちを通しまいとするかのように仁王立ちしている女性がいた。
仁王立ちしているが、可愛い。精一杯のきめ顔をしている。
79 : 我が下僕   2021/06/18 18:23:48 ID:eNMf1F7bVQ
第4話 bパート
華奢で可憐な人。白のワンピース姿がよく似合っている。のり子はそう思った。
(ドラマの設定上、)年齢はのり子たちよりも上だろう。

「福田のり子さんですよね?」

「あなたは……?」

「私は萩原雪歩。少し話をしませんか?―――木下ひなたについて」

「!!」

「なんでひなたさんのこと……」と桃子はあからさまに警戒する。「のり子のことも知っているの?」と環。
ふふふ、と笑う雪歩。3人についてきて、と言って図書館を先に出る。
のり子たちは顔を見合わせる。各々の目が「どうする?」と迷いを語る。
まつりからもたらされたエデンの話。もしあれが事実ならば、萩原雪歩が危険な人物である可能性も……。

「ひゃぁぁあああ!!!」

突然、外から雪歩の悲鳴が聞こえる。のり子は駆け出していた。桃子と環も後を追う。
80 : 変態インザカントリー   2021/06/18 18:24:01 ID:eNMf1F7bVQ
雪歩「アイエエエエ! 犬!? 犬ナンデ!?」

犬(演:可憐)「わんっ!わんっ!」

飼い主(演:春香)「こ、こら!カレン!ダメでしょ!す、すみません、この子ったら……」

のり子・桃子・環「………」
81 :   2021/06/18 18:24:19 ID:eNMf1F7bVQ
39分後、とある喫茶店
落ち着きを取り戻した雪歩から話を聞くことにする3人。年長者の威厳を保とうとする雪歩だったが、既に環からは雪歩お姉ちゃんと慕われている。
悪い人じゃないみたいね、と桃子ものり子に耳打ちした。

雪歩「私は、その、こういうものでして」

テーブル上、3人に見えるように名刺を置く。
桃子「聞いたことのない会社……って社長!?」
環「えーっ!? 雪歩お姉ちゃん、社長なの!? すごいぞ!」
雪歩「えへへ……」
のり子「!! こ、この会社名、もしかして……!」
桃子「知っているの、のり子さん」
雪歩「えっ、ほんと?」

のり子「アイマスの開発に携わったところですよね?」
桃子「あい?」
環「鱒?」
82 : プロデューサークン   2021/06/18 18:24:45 ID:eNMf1F7bVQ
のり子「2人とも知らないの? ほら、アイドルたちが鱒釣りをして競い合うゲームだよ。ゲームセンターに筐体あるでしょ?」
桃子「知らない。桃子、そーいうところいかないもん」
環「そんなゲーム、面白いの? なんでアイドルが鱒釣りするの?」
のり子「いや、そこが面白いんだって」
桃子「ふうん、のり子さんって変わっているね」
のり子「ええっ!? そ、そうかなぁ。アタシはきっと、このアイマスは短くとも15年以上続くコンテンツになるって確信しているけどなぁ」
雪歩「そっかぁ、ちゃんと知っている人は知ってくれているんだぁ。私のところで単独で開発したわけじゃないけど、嬉しいですぅ」
桃子「それで、そのへんてこなゲーム作りに関わっている会社のトップが、ひなたさんとどう関係あるの?」
雪歩「えっと、ひなたちゃんとは【B】」
環「つまり、ぐうぜん、知り合ったってこと?」
雪歩「う、うん。でも急に連絡が取れなくなって……」
のり子「じゃあ、私たちのことはひなたから?」
雪歩「そう。昔の動画も見せてもらったよ」
のり子「昔の動画?」
雪歩「のり子ちゃんたちが高校2年生の頃に、学祭で【C】をしたやつ」
のり子「えええ?!?? なんで!?」
雪歩「次回作のアイデアに行き詰っているって話をしたら、こういうのDo-Dai?って」
のり子「うう……ひなたのやつ~」
83 : プロデューサーくん   2021/06/18 18:25:03 ID:eNMf1F7bVQ
第4話 cパート
そして4人はいよいよ本題に移る。
雪歩は別ルートからひなたが持つ本の存在については知ったようだった。
例の本のタイトル、著者名を雪歩に教えると「あれ、その名前、どこかで……」と言いだしてごそごそとタブレットを取り出すと操作し始めた。

雪歩「やっぱり。その人……本人ではないだろうけど、以前、その人と同じ苗字の人に会っているよ」
桃子「えっ、本当?」
雪歩「うん。何かのパーティ会場で、だったかな。私の日記兼ポエム記録にその名前が……」
環「ポエム?」
雪歩「ごほんっ、ごほん。……社長である私の務めとして、出会ったことのある人間は逐一記録を取ることにしているんですぅ。いつどんな人脈が活かせるかわからないからね」
のり子「そ、そう。それでその人って何をしている人なの?」
雪歩「えーっと…………なんか×××って研究所?の所長みたい」
のり子「それ、どこかで―――――ああっ!!」
桃子「ど、どうしたの?」
環「財布忘れちゃったの? たまき、765円なら持っているよ」
雪歩「大丈夫ですぅ。ここは私が奢って───あ、ふふっ、ごめん。財布ないわ」
84 : プロデューサーさま   2021/06/18 18:25:22 ID:eNMf1F7bVQ
のり子「ちがうよ、アタシ、そこを知っている! 怪しげな研究所!」

その時、【D】
85 : 師匠   2021/06/18 18:26:23 ID:eNMf1F7bVQ
※司書 >>87のID対応(>>79は自レスになってしまったので無しで) 
ただし後で出てくる春香や可憐でも採用する予定。あのシーン、清書時に修正すればいいわけなので。

※【A】ひなたが借りた本の書名 「肥料」を含むこと
※【B】雪歩とひなたが知り合った経緯。こっちで思いつかなかったので……お願いします!
※【C】のり子たちが高二のときに学祭でしたこととは? もしかしたらひなたと再会を果たしたときに触れるかもです。
※【D】第5話への展開 スペースチュパカブラが攻めてきた!とかはなしでお願いします。ここを委ねるのは冒険ですが、それもまた安価スレの醍醐味かなって。
※清書投下時には、1000字程度にカットします、たぶん。

レスの有効期限は6/19 16:59:59です。早ければ6/19の夜に清書を投下予定。
(遅くなったらレスの有効期限伸ばすかも。レスが増えるかは別問題ですけどね!)
86 : 兄ちゃん   2021/06/18 18:27:35 ID:eNMf1F7bVQ
>>85
あれ?本の書名って、頭痛が痛い?
まあ、いいや。

何卒ご協力お願いします!!
87 : 5流プロデューサー   2021/06/18 19:18:06 ID:YJp26OcZg2
A:果てしなく遠きエデンへの道~肥料開発篇~
B:某古書店にて同じ本に互いの手が触れた
C:自作のサツマイモで作った干し芋を売り捌いた(評判は良かったけど
そこから何故か二人の関係がギクシャクし始めた)
D:息絶え絶えなまつり嬢が駆け込んで来た(手掛かりを掴んだのか?)

後二話…果たしてどうなるのでしょうか
88 : お兄ちゃん   2021/06/18 20:17:49 ID:vsfAwFtbak
A 美しき薔薇と罪な肥料〜湯けむり温泉旅館へようこそ〜③上
B 犬数頭とそれを追いかけるマッチョ(何故か時々立ち止まってポージング)の集団に追いかけられていたところをひなたに助けられた
C 豚解体&直火焼き&即売ショー
D 謎の研究所が爆破されたというニュースが喫茶店のTVで流れる
89 : そなた   2021/06/18 20:58:40 ID:oBt/u2rEeQ
A量子力学的肥料論

他は期限内に思いつけばレスします
90 : ぷろでゅーしゃー   2021/06/18 21:16:16 ID:MCk515fXpY
A:コチマと宝石と肥料と偶像
B:大雪の日に晴れるまで一緒に避難した
C:ウサギカフェ(うさぎとふれあい。店員はバニーコス)
D:社長!財布忘れてましたよ!(ゲームのリアルイベントで釣った大量の鱒と一緒に。その中に見たことのない魚が…)
91 : Pーさん   2021/06/19 13:49:53 ID:UdonShPm0s
D 白衣の男たちが突然集団で店内に入ってくる
92 : P様   2021/06/19 19:54:56 ID:OtCr13S9wo
レスありがとうございます!
以下にまとめていきますね
93 : ぷろでゅーしゃー   2021/06/19 19:55:14 ID:OtCr13S9wo
第4話 aパート
図書館にきたのり子・桃子・環。
一般外来受付を済ませるついでに、対応してくれたアルバイトらしき学生にひなたの借りた本について照会を依頼してみる。
他人の貸出履歴の照会要望などという処理はこれまでしたことがなかったのだろう、学生はのり子たちに待つようにいい、正規職員を呼びにいった。
望み薄ではあるが、しかしのり子たちにとってはひなたを追うための手がかり。是が非でも確認せねばなるまい。
しばらくしてやってきたのは、まるで金沢生まれの呉服屋の娘さんのような、上品で奥ゆかしく、つむつむっとした司書であった。
(中略)
環「ねぇ、このタイトル、なんて読むの?」
桃子「えっと……? のり子さん、お願い」
のり子「『量子力学的肥料論 -エデンへの道-』だね。肥料と結びつくにしてはおかしな単語が並んでいるけど」
桃子「エデンへの道……じゃあ、やっぱりひなたさんは?」
のり子「うん。まつりが話してくれたように、エデンの謎を追っているとみていいだろうね」
94 : プロデューサー君   2021/06/19 19:55:29 ID:OtCr13S9wo
(中略)
落ち着きを取り戻した雪歩から話を聞くことにする3人。年長者の威厳を保とうとする雪歩だったが、既に環からは雪歩お姉ちゃんと慕われている。
悪い人じゃないみたいね、と桃子ものり子に耳打ちした。
のり子「アイマスの開発に携わったところですよね?」
桃子「あい?」
環「鱒?」
のり子「2人とも知らないの? ほら、アイドルたちが鱒釣りをして競い合うゲームだよ。ゲームセンターに筐体あるでしょ?」
桃子「知らない。桃子、そーいうところいかないもん」
環「そんなゲーム、面白いの? なんでアイドルが鱒釣りするの?」
のり子「いや、そこが面白いんだって」
桃子「ふうん、のり子さんって変わっているね」
のり子「ええっ!? そ、そうかなぁ。アタシはきっと、このアイマスは短くとも15年以上続くコンテンツになるって確信しているけどなぁ」
雪歩「そっかぁ、ちゃんと知っている人は知ってくれているんだぁ。私のところで単独で開発したわけじゃないけど、嬉しいですぅ」
桃子「それで、そのへんてこなゲーム作りに関わっている会社のトップが、ひなたさんとどう関係あるの?」
雪歩「えっと、あれは私が、桜吹雪の舞う公園を優雅に散歩をして楽しんでいたときのこと―――」
95 : プロデューサーはん   2021/06/19 19:55:45 ID:OtCr13S9wo
雪歩「私はまたしても運悪く苦手な犬に出くわしてしまったんですぅ」




未来「わんわん♪」
海美「わんっ、わんっ!」
可憐「く、くぅーん……」
美也「みゃおみゃおみゃ~ん」


雪歩「どひゃぁっ! 一気に3匹もなんて、ふふふっ、困っちゃいますぅ♡」
96 : Pさぁん   2021/06/19 19:57:11 ID:OtCr13S9wo
のり子・桃子・環「………」
雪歩「するとそこに――――」

ひなた「おやぁ? 大丈夫かい?」
雪歩「あ、あなたは?!」


雪歩「とまぁ、そんな感じで颯爽と現れたひなたちゃんが犬を追い払ってくれて、まさに九死に一生を得たの。それでちょっとした知り合いになったってわけ」

環「猫が一匹混ざっていたぞ?」
桃子「つっこむところ、そこじゃないと思う……」
のり子「あはは……じゃあ、私のことはひなたから?」
雪歩「そう。昔の写真も見せてもらったよ」
のり子「昔の写真?」
雪歩「のり子ちゃんたちが高校2年生の頃に、学祭でバニー喫茶をしたやつ。のり子ちゃんのバニーガールコス、可憐ちゃんのバニーポリスに負けず劣らず、きまっていましたぁ」
のり子「えええ?!?? なんで!?」
雪歩「次回作のアイデアに行き詰っているって話をしたら、こういうのDo-Dai?って」
のり子「うう……ひなたのやつ~」
97 : Pチャン   2021/06/19 19:57:43 ID:OtCr13S9wo
第4話 bパート
そして4人はいよいよ本題に移る。
雪歩は別ルートからひなたが持つ本の存在については知ったようだった。
例の本のタイトル、著者名を雪歩に教えると「あれ、その名前、どこかで……」と言いだしてごそごそとタブレットを取り出すと操作し始めた。

雪歩「やっぱり。その人……本人ではないだろうけど、以前、その人と同じ苗字の人に会っているよ」
桃子「えっ、本当?」
雪歩「うん。何かのパーティ会場で、だったかな。私の日記兼ポエム記録にその名前が……」
環「ポエム?」
雪歩「ごほんっ、ごほん。……社長である私の務めとして、出会ったことのある人間は逐一記録を取ることにしているんですぅ。いつどんな人脈が活かせるかわからないからね」
のり子「そ、そう。それでその人って何をしている人なの?」
雪歩「えーっと…………なんか×××って研究所?の所長みたい」
のり子「それ、どこかで―――――ああっ!!」
桃子「ど、どうしたの?」
環「財布忘れちゃったの? たまき、765円なら持っているよ」
雪歩「大丈夫ですぅ。ここは私が奢って───あ、ふふっ、ごめん。財布ないわ」

のり子「ちがうよ、アタシ、そこを知っている! 怪しげな研究所!」
98 : プロデューサーさま   2021/06/19 19:58:07 ID:OtCr13S9wo
第4話 cパート
環「けんきゅうじょ? ねぇ、もしかしてそれってあれのことだったりする?」
のり子・桃子・雪歩「え―――?」

環が指さす方向を見やる3人。店内のTV、地方ニュースは淡々と事実を伝える……。

『謎の爆発 ×××研究所』

のり子「嘘……画像を見る限り、たしかにあの研究所だ。ど、どういうこと?」
雪歩「………」
桃子「ねぇ、ひなたさんは――――?」

その時、店のドアが開いて、誰かが駆けこんでくる。

秘書「社長っ! ここにいましたか! 財布忘れていますよ! あと木下ひなたについて新たな目撃情報が……」

嫌な予感がする。
のり子は、引き続きTVにて「行方を捜索中」と報道されている所長の写真―――白衣を着た若い女性を睨み付けながらそう思うのだった。


つづく!
99 : Pさぁん   2021/06/19 20:01:27 ID:OtCr13S9wo
秘書については第5話で誰かアイドルに演じさせるか考え中です。
>>87 いやぁ、本当に後2話どうなるんや……
>>91さんのレスを採用できませんでしたが、IDにうどんが含まれているのはすごいと思うので、ぜひどこかのスレで役立てるかスレたてしてください!

第5話のあらすじは早ければ明日の夜に投下予定
何卒最後までお付き合いください!

この後の展開について、ご意見・ご想像募集中です!
100 : お兄ちゃん   2021/06/19 21:16:55 ID:UdonShPm0s
あれだね、のり子の話をひなたから聞いたっていう人たちが誰ものり子を敵視したりしないってことは
仲違いしてたとはいえのり子はひなたから悪く思われてはいないんだろうね
そうなると仲違いの理由がますます気になるな
101 : 夏の変態大三角形   2021/06/20 13:52:58 ID:Ur3OfK/Htc
うどん晒し揚げ
102 : Pくん   2021/06/20 18:56:17 ID:5l/.BgDlVU
第5話あらすじ 投下します
日曜日だし、参加する人増えないかなーなんて夢見ているよ!
103 : der変態   2021/06/20 18:56:30 ID:5l/.BgDlVU
第5話(前編) aパート
雪歩の秘書がもたらした情報はかつてのり子が目にしたものと似通っていた。
すなわち町はずれの鉄塔の並ぶ田園方面、例の研究所へと慌てて走っていくひなたの姿。
「行こう、研究所へ!」
立ちあがったのり子が皆を見て言う。桃子、環、雪歩がこくりと肯く。
わけもわからぬままの秘書が全員分の食事代を払って、店を出た。
そして秘書が運転する社用車で現場へと向かう――――。


現場には消防隊と警察が集まっている他、町はずれだと言うのに野次馬らしき人だかりさえできていた。
爆発したということだが研究所が全壊するような規模のものではなかった。
しかし、たしかに普通ではない壊れ方をしている部分が見受けられる。
104 : Pはん   2021/06/20 18:56:42 ID:5l/.BgDlVU
のり子「簡単には近づけないようだけど……話だけでも聞けないかな?」
環「そうだ! 雪歩お姉ちゃんなら、こう、サッと袖の下から札束を取り出しておまわりさんたちを……」
雪歩「ええっ!? そ、そんなのできないよ!」
桃子「!! あれは………。みんな、ここは私に任せて」
雪歩「桃子ちゃん!? ダ、ダメだよ、警察官たちにそんな色仕掛けなんて!」
のり子「いや、そうとは一言も………」

桃子は立ち入り禁止すれすれの場所まで行くと、内側にいる一人の女性に向かって手を振る。
はじめ、気づかずに他の警官たちと何か話し込んでいる様子であったが、警官の1人が桃子に気づき、指で示したことでその女性も気づいたようだった。
105 : プロデューサーくん   2021/06/20 18:56:56 ID:5l/.BgDlVU
【A】「桃子!? なんでこんなところに!?」

ダダダダッと駆けてきた女性が桃子を見て、ほとんど叫びに近い声をあげる。
思わずそれに反応して桃子たちに視線を向ける人も多くいた。が、女性がキッと睨み返して、関わらないほうが身のためと判断したのか目を逸らすのだった。

のり子「えっと、桃子、この方は?」
おずおずと桃子の後ろからのり子は訊ねる。
桃子「従姉の【A】。見てのとおり警察官……刑事なの」
雪歩「ア、アイドルの間違いじゃなくて……?」
環「すごい美人だぞ!」
【A】「どうしてここにいるの、桃子。野次馬なんてらしくないわよ」

桃子のこと以外は目に入っておらず、声も耳に入っていないようだった。
106 : 仕掛け人さま   2021/06/20 18:57:13 ID:5l/.BgDlVU
桃子「かくかくしかじかローリング△さんかくなの」
【A】「いつか○になるから見ててね!ってことね……名曲だわ」

【A】「ねぇ、桃子、悪いけれど協力は―――」
桃子を溺愛している素振りはあったが、さすがに公私混同はしないのか、やんわりと協力を断ろうとしたそのとき、

のり子「ひなたは!? ひなたはいるんですか!? 無事なんですか!! それだけでも……!」

のり子が黙っていられなくなった。その両の眼が【A】を捉えて離さない。
何か得るまで、ひなたのことを教えてもらうまでは逃がしはしない、その決意がその瞳に宿っている。

【A】「桃子。この子は?」
のり子に気圧されることなく、落ち着いた口調で問う。
桃子「えっと……友達。ううん、仲間、かな。私たちみんなでひなたさんを探しているの」
【A】「…………そう」
107 : 我が友   2021/06/20 18:57:32 ID:5l/.BgDlVU
【A】「どうしてここにたどり着いたかは後で詳しく聞くとして……木下ひなたはここにいたみたいね」

のり子・雪歩・環「!!!!」
桃子「お従姉ちゃん……。それって、つまり?」

【A】「荷物だけが残されていたわ。ブブゼラだったり、砂を詰めた瓶だったり、【B】だったり……でも本人はいない。爆発に巻き込まれたふうでもない」
のり子「じゃあ、いったいどこに!?」
【A】「調査中よ」
雪歩「あ、あの! ひなたちゃんの残した持ち物に本はありませんでしたか?」
【A】「本? いえ、なかったわ。―――って、あなた、萩原雪歩さん?」
雪歩「ぽえ?」
環「雪歩お姉ちゃんのこと知っているの?」
【A】「本人の前で言うのもあれだけど、怪しい発明品をばんばん開発している会社の社長でしょ? ここらじゃ有名よ。無駄に美人だし。いつか警察沙汰を起こすんじゃないかって言われているけどね。近頃じゃ、アイドルが鱒釣りを競い合うなんて、クレイジーなゲームの開発に携わったって偶然耳にしたけど……」
自分で口にしておいて、まさか冗談よねと言いたげだった。雪歩は弁解したいところだったが今はそんな場合じゃないと思い直して「むむむ……」と唸るだけだった。


【A】「そういえば、あと気になっているのは【C】……いえ、忘れて。私としたことが話し過ぎたわね」
108 : Pはん   2021/06/20 18:57:47 ID:5l/.BgDlVU
【A】「ねぇ、ところでそこの、桃子と同じぐらい可愛い子は―――」
環をみて目を輝かせる【A】だったが、そのとき後ろから名前を呼ばれる。一瞬、しまったという顔をして、すぐに仕事モードに表情を作り直した彼女は「桃子。落ち着いたら、今度は私が話を聞かせてもらうわよ」と言って踵を返して行ってしまった。
109 : 我が下僕   2021/06/20 18:58:05 ID:5l/.BgDlVU
第5話(前編) bパート
爆発した研究所にひなたはいた。荷物を残してどこかへ消えてしまった。
どこへ―――? 何のためにどこにいるのか。誰かといっしょなのか。
謎は深まるばかりだった。

桃子「ねぇ、ちょっと考えてみようよ」
のり子「え?」

半ば放心してしまっていたのり子に桃子が声をかけた。
場所は田園から町の中、雪歩行きつけの茶店に移している。店の奥であんみつを幸せそうに食べているのは、図書館で会った司書だと思うのだが、声をかけるのはよしておく4人だった。

桃子「研究所の爆発。これって、どっちだと思う?」
環「ももこ、どっちって何と何?」
雪歩「第三者が研究を妨害したり、設備、あるいは研究員を狙ったりしたものなのか、それとも……」
のり子「研究による結果なのか、だね」
環「ええー!? でも、あそこ、のうぎょーを研究しているところなんでしょ? なんで爆発するの?」
桃子「……とすれば、やっぱり研究を狙った第三者からの、」
のり子「アタシはそうは思わないよ」
桃子「!」
雪歩「の、のり子ちゃん?」
110 : プロデューサーはん   2021/06/20 18:58:23 ID:5l/.BgDlVU
のり子「奇蹟を得るリンゴ―――エデンを誕生させようとする過程での爆発だって思う」
桃子「それ、根拠はあるの?」
のり子「……ない」
環「ええっ!?」
のり子「でも、なんとなくそんな気がするんだ」
桃子「なんとなくでいいの? ひなたさんのことなんだよ。今、危険な目に合っているかもしれないんだよ!!」
雪歩「も、桃子ちゃん……」
のり子「わかっている。わかっている……だから、改めてお願い。アタシに力を貸して」
深々とのり子が頭を下げる。今、最も焦燥の内にあるはずの彼女にそう頼まれては断ることはできない3人だった。
環「たまきたちは、なにをすればいいの?」

のり子「別れて調査しようと思う」
妙に冴え冴えとした頭をフル回転させながらのり子は提案する。
111 : 変態インザカントリー   2021/06/20 18:58:50 ID:5l/.BgDlVU
①例の本の著者について
②例の研究所の所長(ひなたと同じく現在は行方不明)について
③ひなたの動機について

のり子「って具合にね。①についてはもう一度、アタシが大学に行って調べてみる。②については雪歩社長、お願い。そのちんちくりんじゃない人脈を使ってできるだけ所長の情報を集めて。桃子と環は③をお願い。木下家を訪れて、どうしてひなたがエデンなんかに、」
桃子「待ってよ。違うでしょ」
のり子「え?」
112 : P様   2021/06/20 18:59:06 ID:5l/.BgDlVU
雪歩「私が②を引き受けるのはいいとして……」
環「ねぇ、のりこ。ひなたの家にいくのはのりこがいいんじゃないの?」
のり子「!! で、でも、桃子たちじゃ、大学で調べ物なんて……」
桃子「なんか忘れているみたいだけど、これでも高校生だよ?小学生ならともかく、心配しすぎ」
雪歩「私からも人を貸すよ」
のり子「…………」
環「あのね、たまきとももこじゃ、ひなたのお母さんたちからあんまり話を聞けなかったんだ」
桃子「所詮は春からのちょっとした知り合いってだけ、そう認識されていてもおかしくないよね」
雪歩「でも、のり子ちゃんは違う。そうだよね?」
のり子「そ、そんな、わざわざみんなで台詞を分けて言うことじゃ……」
桃子「のり子さん!」
のり子「!」
桃子「桃子たちに、そろそろ教えてくれる?」
のり子「え……」
環「ひなたと何があったの?」
雪歩「………私も知りたいな」


のり子「それは――――」
113 : 監督   2021/06/20 18:59:20 ID:5l/.BgDlVU
第5話(前編) cパート
【D】


※【A】桃子の姉で若手敏腕美人刑事 16歳以上のアイドル 多数決原則 同率でID判定に移行 口調と台詞回しは清書時に変えるので考慮しなくてもかまいません
※【B】ひなたの持ち物partⅡ 採用するのは1つになるかと 手がかりにもなるのでネタ採用は……どうかなー
※【C】ひなたの行方、目的等々、事件解決の手がかり。何か持ち物とはべつに、研究所にあった代物でも、起きていた事象でも。後述の調査があるため、行方に直結するようなものは無しでお願いします
※【D】のり子とひなたの過去とは? cパート丸々使ってはいますが、充分に描写するかは未定 わりとあっさり4人の会話で処理するかも ただ、この物語(の終着点)にとって重要なのはたしか
※清書時にCut.Cut.Cut.する予定 ほんとなんでこんな冗長に……

レスの有効期限は6/22 04:59:59まで いつもより気持ち長めなのはリアル事情

何卒ご協力お願いします!!!!
114 : Pたん   2021/06/20 19:02:07 ID:5l/.BgDlVU
>>113
(誤解されると困るので)訂正
【C】ひなたの行方や目的、研究の正体を知るための手がかりと思われる何か
残された持ち物とはべつに研究所にあった代物でも、起きていた事象でも。
後述の調査があるため、行方に直結するようなものは無しでお願いします!
115 : 変態大人   2021/06/20 19:15:58 ID:ujLUX8KGGc
A:千早
B:数枚の栞(メモ書きがあるのが混じっている)
C:散らばっているであろう破片がやたら少ない
D:物入りになったのり子がバイトに忙殺される
話したげにしていたひなたに耳を傾けなかった
気づいた時にはどちらも(深い溝を感じて)語りかけようとしなかった
116 : あなた様   2021/06/20 19:17:23 ID:ujLUX8KGGc
やばい、ドキドキしている
勢いで書いたのはいいけど大丈夫なのか?
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