【安価SS】ドラえもん「これは僕と>>4ちゃんが体験したある出来事のお話」【ミリオン】
1 : 1   2023/05/28 21:37:08 ID:Uk5Z9gKEZM
ドラえもん「やあ、今日も来たんだね……え?またあの話が聞きたいの?しょうがないなあ、じゃあ最初から話すね。そう、あれは>>6の出来事…」

(>>4は下記のアイドル以外の劇場アイドル32人の誰か)
(>>6は春、夏、秋、冬のいずれか)

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★過去作はこちら
①春日未来編
②ロコ編
③伊吹翼編
④周防桃子編
⑤最上静香編
⑥真壁瑞希編

⑦二階堂千鶴編
【安価SS】ドラえもん「おはよう、>>4ちゃん」【ミリオン】
http://imasbbs.com/patio.cgi?read=26691&ukey=0&log=past&res=625
~あらすじ~
千鶴の役に立ちたいと強く願うドラえもん。
しかしやることなすこと失敗ばっかり!
その上、色々な悪人たちの恨みを買ってしまい、さあ大変!
果たしてドラえもんは千鶴の役に立つことができるのか!?

★番外編
【ミリドラ安価SS】ドラえもん「動画のネタを出せだって!?」【伊吹翼番外編】
http://imasbbs.com/patio.cgi?read=28327&ukey=1
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↓↓↓過去作の登場人物の一部を表にまとめました↓↓↓
2 : Pさん   2023/05/28 21:40:26 ID:fkufjA7Vak
朋花様

季節なら夏
3 : P殿   2023/05/28 21:46:24 ID:GmcgpDV.AI
4 : プロデューサー君   2023/05/28 21:46:41 ID:ydeUiDBZ8Y
可奈 

5 : Pさん   2023/05/28 21:47:45 ID:2oIByQey7I
6 : プロデューサー   2023/05/28 21:56:11 ID:Gh.8Iah0DY
7 : 1   2023/05/28 22:34:08 ID:Uk5Z9gKEZM
ドラえもん「うぅ、寒いなあ…僕は寒いのが苦手なんだ」

可奈「ふふふんふふふん冬休み~♪」

ドラえもん「あの音痴な歌声は…」

可奈「たっだいま~♪」ガチャ

ドラえもん「やっぱり可奈ちゃんか、おかえり」

可奈「やっぱり?」

ドラえもん「いや、こっちの話」

可奈「ねーねー、ドラえもん!明日から私、冬休みなんだよね~」

ドラえもん「そうだね」

可奈「それでね、せっかく冬休みなんだから>>10がしたいな~って思ってるんだ」
8 : レジェンド変態   2023/05/28 22:48:41 ID:ktq.qlkzqg
可奈ちゃんリサイタル
9 : そこの人   2023/05/28 22:49:50 ID:fkufjA7Vak
かなしほ濃密ライブ
10 : der変態   2023/05/28 22:52:34 ID:GmcgpDV.AI
北海道旅行
11 : おにいちゃん   2023/05/28 23:04:07 ID:ktq.qlkzqg
ミリオンどうでしょう?
12 : 1   2023/05/28 23:19:53 ID:Uk5Z9gKEZM
ドラえもん「北海道旅行だって!ただでさえ寒い日が続いてきついのに、ここより更に寒い土地に行くなんて正気とは思えない!」

可奈「何もそこまで言わなくても」ドヨーン

ドラえもん「僕は反対だからね!行きたいなら君一人で行ってきなよ!」

可奈「無理!お金ないもん!」エッヘン

ドラえもん「結局僕の道具頼りか!」ガビーン

可奈「お願いだよ~!『どこでもドア』で北海道連れてってよ~!冬休みの思い出作りたいよ~!」ワーン

ドラえもん「泣いたってダメなものはダメ!冬はずっとこのこたつの中で過ごすんだ!」

可奈「甘井屋の期間限定どら焼き食べたくない?」

シュバッ!
ドラえもん「しょうがないなあ!僕に任せなさい!」キリッ

可奈「やった!さっすがドラえもん♪」

ドラえもん「いつの時代でもこういうお願い事は無くならないものだなあ」

可奈「あ、そうだ!せっかくだからみんなも誘っていいかな?」

ドラえもん「劇場の?」

可奈「うん!>>14>>15>>16の三人!」
13 : 高木の所の飼い犬君   2023/05/28 23:21:29 ID:fGcQnCVTD.
14 : お兄ちゃん   2023/05/28 23:22:36 ID:fkufjA7Vak
志保ちゃん
15 : Pくん   2023/05/28 23:23:12 ID:r4Qxkkz8j6
ひなた
16 :   2023/05/28 23:31:40 ID:nnYMAvQZrg
このみさん
17 : 1   2023/05/29 00:10:13 ID:oKN10EhSAw
ドラえもん「志保ちゃんとひなたちゃんとこのみさんか、いつもの三人だね!もちろんいいとも!」

可奈「じゃあ早速誘ってくるね!行ってきま~す!」ドタタタタ

ドラえもん「行動が早いなあ、もう行っちゃったよ…」

可奈母「あら、可奈は?」

ドラえもん「可奈ちゃんならさっき帰ってきて、また出かけたよ」

可奈母「…ところでさっき北海道がどうとか聞こえたけど?」

ドラえもん「あ、実はですね…かくかくしかじかで」

可奈母「まあ、北海道旅行に行くの?ちょっと心配だわ」

ドラえもん「大丈夫だよ!僕がついてるから危険なんて起きないよ、保証する!」

可奈母「ううん、そうじゃないの。旅行がダメとかそう言うことじゃなくて……あの子、冬休みの宿題を終わらせられるのかなって」

ドラえもん「そ、それは…」

可奈母「あの子、あまり勉強が得意ってわけじゃないでしょ?この間の夏休みだって最終日にドラちゃんに泣きついて一緒に宿題を…」

ドラえもん「よく覚えていらっしゃる…」

可奈母「アイドル活動とか遊ぶのも大事だけど、勉強の方もしっかりやってほしいのよねえ」

ドラえもん「…つ、つまり旅行の方は…」

可奈母「宿題を片付けてからじゃないと許可できないわね」


ドラえもん「……ってママさんが」

可奈「そんなーっ!」ガビーン

ドラえもん「どうする?このままだと旅行を許してもらえなさそうだけど…」


多数決。多い方を採用
A:宿題をやってから行く
B:こっそり旅行に行く
>>18~20
18 : do変態   2023/05/29 00:24:32 ID:JGlPXZeH4w
A
19 : プロヴァンスの風   2023/05/29 00:29:04 ID:WZfRzyc2UQ
B
20 : Pチャン   2023/05/29 00:55:39 ID:8JOvixc1xw
A
21 : 1   2023/05/29 01:32:57 ID:oKN10EhSAw
可奈「…宿題頑張るよ、じゃないと気持ちよく旅行できそうにないし」

ドラえもん「偉い!そう言うことなら僕も応援するよ!」ポンッ

可奈「よーし!やるぞ~頑張るぞ~えいえいお~♪」


翌日

可奈「…」zzz

ドラえもん「起きろーっ!!」ジャンジャカジャン

可奈「うわあっ!」スッテンコロリン

巨大なタライを叩く音に驚いて、可奈が椅子から転げ落ちる。

ドラえもん「勉強を始めて10分も経ってないぞ!」

可奈「だって分かんないんだもーん!」

ドラえもん「それでもやらなきゃ北海道旅行できないぞ!」

可奈「そんなこと言われても一人じゃどうにもならないよー!」

ドラえもん「うーん…」


多数決。多い方を採用
A:志保、ひなた、このみに助けを求める
B:ドラえもんが手伝う
>>22~24
22 : 兄(C)   2023/05/29 01:38:21 ID:WZfRzyc2UQ
A
23 : 監督   2023/05/29 02:34:59 ID:Ngg/8/nnXs
A
24 : Pーさん   2023/05/29 02:46:08 ID:31ud7Gqr2w
25 : 1   2023/05/29 12:06:29 ID:oKN10EhSAw
~劇場 レッスンルーム~

ドラえもん「良かった、三人一緒だ!」ガチャ

このみ「あら、ドラちゃんじゃない」

ひなた「可奈ちゃんから聞いたよぉ、旅行に誘ってくれてありがとうねぇ」

このみ「ちょうど旅行の話をしていたところなのよ。どんなところ見て回ろうか、とかね」

志保「そういえば可奈は一緒じゃないの?」

ドラえもん「それが実は……」

ひなた「ええ!?そりゃあ大変なことになったねぇ」
志保「!!」シュバ

志保はドラえもんを飛び越え、『どこでもドア』を開ける


志保「可奈!」

可奈「うわあ!志保ちゃんいつの間に!?」

志保「そんなことはどうでもいいの。宿題が終わらないと旅行に行かせてもらえないそうね」

可奈「…うん」

志保「手伝うわ」

可奈「え…今なんて?」

志保「分からないところがあるなら教えてあげるから、何としてでも終わらせるわよ」

ひなた「だったらあたしも手伝うよぉ」ヌッ

このみ「私もいるわよ!」ヌッ

可奈「ひなたちゃん、このみさん…ありがとう!これなら何とかなるかもしれない!」

ドラえもん「じゃあ僕は……後ろで応援の舞を!ふれーふれー!かーなーちゃ」
志保「気が散るわ、静かにして」ギロッ

ドラえもん「ひぃっ、ごめんなさい!」

このみ(一番旅行を楽しみにしてたのは、どうやら志保ちゃんだったみたいね)ホッコリ

可奈「よーし!頑張るぞ~!!」
26 : 1   2023/05/29 12:06:58 ID:oKN10EhSAw
三日後

可奈母「…」ペラペラ

可奈「…」ドキドキ

可奈母「…よく頑張ったわね」

可奈「じゃ、じゃあ…」

可奈母「旅行、楽しんでいらっしゃい」

可奈「わーい!!」


ドラえもん「やったーっ!」

志保「!」グッ

物陰から見守っていた四人は、旅行の許可が下りたことに歓喜する。

可奈「みんな、ありがとう!明日から旅行に行けるよ!」

このみ「よくやり切ったわね、偉いわよ」

ひなた「本当にねえ、私も安心したべさ」

志保「可奈……思いっきり楽しみましょう」

可奈「うん!旅行楽しみ~♪北海道~♪」


~北海道 某地~

農園のお兄さんA「いや~!悪いねえ、せっかくの休日なのに付き合わせちゃってさ」

農園のお兄さんB「気にするな、自分も暇していたところだ」

農園のお兄さんA「そう言ってもらえると…マジ感謝!お礼に今日の昼、なんか奢るわ!」

農園のお兄さんB「だから気にするなと……ん?」

農園のお兄さんA「どした?」

農園のお兄さんB「おい…あれ」


彼らの目の前で起きている不思議な出来事とは?
>>29
27 : 5流プロデューサー   2023/05/29 12:12:22 ID:JHNLrwa5Ko
道の駅限定アイスが目の前で売り切れたせいでブチギレて、ご丁寧にコスプレしてから暴走しているコトハ総帥もとい田中琴葉さん(18)
28 : 毎日変態   2023/05/29 13:25:22 ID:Ngg/8/nnXs
キャンピングカーが横風で横転
29 : Pくん   2023/05/29 13:31:11 ID:trfGj4QGVI
謎の魔法陣から可奈のそっくりさんが!
※正体:ミスセレ時空の可奈
30 : 1   2023/05/29 17:14:17 ID:oKN10EhSAw
農園のお兄さんA「落書きが宙に浮いてる…?」

バチバチバチ
可奈?「っ!!」ビュン

農園のお兄さんA「うわっ!」

農園のお兄さんB「箒に乗った女の子が出てきた…」

農園のお兄さんA「あの子、ひなちゃんと同じ事務所の…」

バチバチバチ
使い魔「キキッ!!」ビュン

農園のお兄さんA「今度はサル!?」

農園のお兄さんB「空に飛んで行ってしまった……いったい何だったんだ…?」


可奈?「もう!しつこいわね!」

使い魔「キシシ」バチバチ

使い魔は両手に魔力を溜め、それを女の子に放った。

可奈?「ほ、ほうきが燃え…きゃああああ!!」ヒュウウウウウ

使い魔「ギヒッ!ギヒヒッ!」

可奈?(こんなところで死ぬわけには…誰か…)ヒュウウウウウ


~可奈の家~

ドラえもん「みんな、準備は良い?」

志保「ええ」

可奈「楽しみだな~、北海道!」ニコニコ

ドラえもん「それじゃあ北海道旅行へ…しゅっぱーつ!!」


北海道に着いた一行がまずすることは?
>>33
31 : へっぽこ大名行列   2023/05/29 17:24:31 ID:JHNLrwa5Ko
旧興浜北線&興浜南線跡地(未成の中線も含む)を歩く



増毛駅跡地で記念撮影してモバPに送りつけると悩んだ
32 : 変態・オブ・ザ・イヤー   2023/05/29 17:32:09 ID:97FweaqecA
まずは函館、ラッキーピエロでランチ
33 : プロデューサーさん   2023/05/29 17:42:45 ID:bxcbWH5fzg
根室に行って最東端到達&かきめしを食べる

このみさん、って今回保護者枠だけど、メンバー的には一番年下に見られそう
むしろ志保が27歳人妻感・・・
34 : 1   2023/05/29 20:56:18 ID:oKN10EhSAw
可奈「北海道はでっかいど~♪」

志保「恥ずかしいから大声出すのやめて…」ドヨーン

ひなた「ここは根室って言って、日本でも有数の観光地って言われてるんだよぉ」

可奈「観光地!」ワクワク

ドラえもん「今日はその最東端にある『納沙布岬』に行こうと思うんだ」

可奈「納沙布岬?」

ドラえもん「日本本土で最も早く朝日が昇る場所って言われてるんだよ」

このみ「みんなー!車を借りてきたから乗っていきましょう」


このみ「う~ん!天気が良くて気持ちがいいわね~」

ひなた「根室はなまらあったかい場所でねぇ、冬でも過ごしやすいんだわぁ」

ドラえもん「根室って最高だね!僕でもずっと居られそうだ!」

可奈「あはは!この間まで冬に北海道は正気じゃない、なんて言ってたのに調子がいいなあ」

ドラえもん「えへへ」

ぐぅ~

ひなた「おんやあ?」

可奈「あははは…なんだかお腹すいちゃって」

志保「全くしょうがないわね…」

ぐぅ~
志保「…」カァ

可奈「志保ちゃん」ニヤニヤ

志保「しょ、しょうがないでしょ!お腹がすくのは健康な証拠よ!」

このみ「ふふ、少し早いけどお昼ご飯にしましょうか」

可奈「ご飯~ご飯~美味しいご・は・ん~♪北海道のご飯は~いったい何が、あるのかな~♪」


このみ「…というわけで、着いたわ」

ひなた「ここは評判のいい牡蠣飯弁当が食べられるところだよぉ」

可奈「かきめしっ!」ジュルリ

このみ「じゃあみんなの分、買ってくるわね」

可奈「>>37
35 : プロ太郎さん   2023/05/29 20:59:47 ID:.NdILy2NdU
(柿の)種の入ってないとこをお願いね〜
36 : Pさぁん   2023/05/29 21:06:40 ID:QLWV0PiwFk
37 : 夏の変態大三角形   2023/05/29 21:10:35 ID:JHNLrwa5Ko
広島産牡蠣って最高ですよね!(悪意は無い)
38 : ダーリン   2023/05/29 21:20:57 ID:trfGj4QGVI
やめなさい
39 : 1   2023/05/29 23:54:20 ID:oKN10EhSAw
可奈「広島産牡蠣って最高ですよね!」

店長「なに?」ピクッ

ドラえもん「うわわわわわ!」ガシッ
可奈「もがもが」
このみ「店長さんいい男ね!ブルース・ウィリスに似てるって言われません?」アタフタ

ドラえもん「全く君ってやつは、何を言ってるんだ」

可奈「ごめん、なんか唐突に頭の中に思い浮かんだ言葉が口に出ちゃって……ちょっと頭を冷やしてくるよ」シュン

志保「全くあの子ってば…」

ひなた「まあまあ、とりあえずあたしらもこのみさんが戻ってくるまでゆっくりしてるべさ」

志保「ええ…」


可奈「はあ…はしゃぎすぎて変なこと言っちゃった…」

ユラユラ…

可奈「…なんだろう?目の前で光が飛んでる…」

火の玉「…」ヌゥ
可奈「…」

火の玉「うわああああああああああ!!」ビュンッ
可奈「うわあああああああああああ!!」ドタタタタ

突如目の前に現れた真っ赤な火の玉。
驚きの声を上げ、そのまま互いに反対方向へと逃げていくのであった。


一方その頃、ドラえもんたちは>>42をしていた。
40 : MADE IN 変態   2023/05/30 01:01:18 ID:VrktIOam7.
おみやげの木刀職人に出会った
41 : 変態お化け   2023/05/30 02:04:59 ID:qB3Yo0cPDw
お詫びにプリティウェイトレス衣装で給仕をしていた
42 : そなた   2023/05/30 04:22:39 ID:nhZCIq6g8s
>>41
ついでにドラえもんもメイドコスだ
43 : おにいちゃん   2023/05/30 05:05:36 ID:vJwfitFyhg
ウワキツ
44 : 1   2023/05/30 21:47:52 ID:thOExcLW..
ひなた「なまらかわいい服だねぇ」

このみ「ドラちゃんの『きせかえカメラ』ってどんな服でも作れちゃうのね♪」

ドラえもん「まあね!」

志保「っていうか、何でドラえもんもウェイトレスの衣装着てるのよ…」

ドラえもん「うふふふ、似合ってるでしょ!」

志保「…きもっ」

ドラえもん「そんなことないよ!別に女装するのは初めてじゃないし、慣れるとなかなか楽しいんだ」

志保「ますますきもいわよ…」ドヨーン

店長「悪いねえ、なんだか気を遣わせちゃったみたいで!」

志保「い、いえ!元はと言えば連れが失礼なことを言ったせいですので…」

店長「あはは!別にもう気にしちゃいないさ!むしろこんなかわいい子たちに手伝ってもらって嬉しいくらいさ!」

ドラえもん「それほどでも!」テレテレ

志保「この状況で自分のことだと思える神経が凄いわね」ドヨーン

店長「ほら、これはお礼だ!量はサービスしておいたからみんなで一緒に食べな!もちろん連れのあの子ともね!」

このみ「ありがとうございます!」

ドラえもん「ついに牡蠣飯を食べる時が来た…!」ワクワク

ひなた「あたしもすんごい楽しみだよぉ」ワクワク

志保「…そういえば可奈はどこまで行ったのかしら?まだ戻ってきてないみたいだけど…」

ドラえもん「なんだって!?」

このみ「大変じゃない!探しに行かないと!」

ドラえもん「僕が行くよ!後、>>47も一緒に来てくれる?」


>>47はこの三人の中の誰かひとり
45 : P様   2023/05/30 21:49:25 ID:RtykXfyzE2
北海道だからひなた
46 : Pしゃん   2023/05/30 21:59:52 ID:cFQ5EA9oBo
かなしほis神カップル

てことで、北志保
47 : おやぶん   2023/05/30 22:08:39 ID:q9SfqDpcgQ
48 : プロデューサー殿   2023/05/30 22:13:06 ID:RtykXfyzE2
志保って体力どんな感じだったっけ
北海道はデカいぞ?道具の電池もいつまでもつか分からんし
49 : 1   2023/05/30 22:42:07 ID:thOExcLW..
志保「もちろん!」

このみ「ひなたちゃんは私とここで待機よ」

ひなた「わかったべさ」

ドラえもん「よっし!行くぞォォォ!!」


数分後

志保「多分そう遠くへは行ってないと思うけど…」

ドラえもん「全くどこまで出歩いてるんだ…」


可奈「うわあああああああああああ!!」ドタタタタ


志保「あの声は…可奈!」

ドラえもん「何であんなに慌ててるんだろう?」

可奈「ど、ドラえもん!志保ちゃああああああん!!」ドバァ

志保「ちょ、ちょっと!そんなに泣いて何があったの?」

可奈「かくかくしかじか~♪」

ドラえもん「火の玉が出てきたって!?」

志保「>>52
50 : Pたん   2023/05/30 22:53:32 ID:jf30HSkez6
可奈あなたつかれてるのよ
51 : ご主人様   2023/05/30 23:02:29 ID:RtykXfyzE2
ひぃ~~~(バタンと倒れる)
52 : 変態・オブ・ザ・イヤー   2023/05/30 23:06:17 ID:nhZCIq6g8s
何かの見間違いじゃないかと疑う
53 : 1   2023/05/31 19:22:58 ID:KmLWEo5Fh6
志保「何かの見間違いじゃないかと疑う」

可奈「疑わないでよ!」ガビーン

志保「そんな非現実的なことが起きるはずないでしょ…何が火の玉よ、マンガじゃあるまいし…」

可奈「本当だってば!見たんだよ!私の目の前でユラユラと赤い火の玉が…」

志保「はいはい。戻ったら二人にちゃんと謝るのよ」スタスタ

ドラえもん「きっと空腹で見た幻覚か何かだよ、気にしない気にしない」ポンポン

可奈「本当に見たのに…」シュン


~???~

???「そうですか…ふふ、可奈さんもしぶといですねえ」

幼い顔に似つかわしくない不敵な笑みを浮かべながら、少女は天井を見上げる。

――随分と余裕ではないか

突然低い男性の声が聞こえる。声の主の姿が見えないことに関して、少女は一切気にもしていない様子で応対する。

――あの娘の持つ“あれ”を手に入れられなければ、貴様の計画は水泡に帰すというのに

???「焦るのはまだ早いですよ、既に手は打ってあります」

――ほう

???「新たな刺客を送り込んでいます。使い魔と合流させて、彼女を追い詰めるんです……そして今度こそ“あれ”を手に入れて見せます…魔法界を滅ぼすために…!」


~根室~

火の玉「ええ!?また行かなきゃいけないんですか!?」

『…』

火の玉「つべこべ言わずに早く行きなさいって?冗談じゃない!そもそもこんな仕事、ぼくの管轄外で…」

『…!!』

火の玉「わかりました!行きますよ、行けばいいんでしょ!全く人使い荒いんだもんなあ…」スゥ

『…』
54 : 1   2023/05/31 19:23:24 ID:KmLWEo5Fh6
一方、その頃可奈たちは…

可奈「んまい!」モグモグ

ひなた「そりゃあよかったよ。あたしの分も少し分けてあげるから、いっぱい食べてねぇ」

可奈「ひなたちゃんが天使に見えるよ~!」ジーン

ひなた「えへへ、なんだか照れるべさ」テレテレ

志保「ひなた、あまり可奈を甘やかさないで」

ひなた「まあまあ。さっきのことは反省してるみたいだし、それに…火の玉だっけかい?そんなのに追いかけられて大変だったねぇ、あたしは可奈ちゃんの言うこと信じるよぉ」

可奈「ひなたちゃんは優しいなあ!どっかの誰かさんとは大違い!」

志保「それって誰のことかしら?教えてほしいわ」ピクピク

ひなた「ありゃあ…」キョロキョロ

ドラえもん&このみ((気まずい…))

後部座席のギスギスした雰囲気を背中に感じ、ドラえもんとこのみは汗をかく。

このみ「ねえ、可奈ちゃんの言ってることって…」ボソボソ

ドラえもん「わからない。僕らが来た頃にはそんなもの影も形もなかったから」

このみ「う~ん…」

ドラえもん「まだ始まったばっかりだっていうのに…どうにかして仲直りできないかな」

このみ「…よしっ!ここはお姉さんに任せなさい!」

ドラえもん「何かいい考えが?」

このみ「>>57するわよ!」
55 : プロヴァンスの風   2023/05/31 19:32:27 ID:lcSHQQkNrA
引退馬のいる牧場に行って馬や猫といった動物と触れ合う
56 : Pさぁん   2023/05/31 19:41:14 ID:.iklzE9b6I
(中の人が麻雀のプロリーグにいるので)難波笑美ちゃん主催の麻雀大会に乱入
57 : ぷろでゅーしゃー   2023/05/31 20:14:06 ID:TRUU/kzZSI
雪合戦
58 : 1   2023/05/31 22:12:34 ID:KmLWEo5Fh6
このみ「雪合戦をするわよ!」


志保「…それで広場に止まったわけですか」

可奈「でも雪なんてないけど?」

ドラえもん「そこは僕の出番さ」ゴソゴソ

『お天気ボックス』~!

ドラえもん「機械に雪のカードを入れる、と…」カチャ

ひなた「…おんや?」

可奈「雪だーっ!」

このみ「さあ、やるわよ雪合戦!」

志保「ちょっと待ってください!そもそも何で雪合戦を?」

このみ「もちろん思いっきり遊ぶためよ!」

志保「え?」ポカーン

このみ「思いっきり遊べば仲直りのきっかけになるでしょうし、ついでにストレスも発散できる」ボソボソ

ドラえもん「流石このみさんだ」ボソボソ

可奈(志保ちゃんめ、私のことを信じてくれなかったお返しをしちゃうもんね!)ニヤニヤ

志保「!」クルッ
可奈「くらえーっ!」

志保「…」バシャァ

可奈「えへへ、やっ…」

志保「やってくれたわね…」ゴゴゴゴゴ

可奈「ひぃ!」ビクッ

志保「今度はこっちの番…よ!」バシュッ


安価内の書き込みの「IDに書かれている数字の合計値」によって結果が以下の通りに
なお数字が一つもない、もしくは0の場合は『偶数』とする

偶数:仲直り成功
奇数:仲直り失敗
>>59~62
59 : プロ太郎さん   2023/05/31 22:21:17 ID:W15n67YFMA
まあ、イチャイチャはお預けですね
60 : 我が友   2023/05/31 22:33:06 ID:.iklzE9b6I
無理なの。やっぱり時代はみきまこなの。
61 : プロデューサー殿   2023/05/31 23:19:42 ID:TRUU/kzZSI
友情
62 : そこの人   2023/06/01 01:33:39 ID:.EhFhcVJUM
琴葉「志保ちゃんに壁ドンしなきゃ···」
63 : 1   2023/06/02 00:12:12 ID:OTp8cjsasw
1+5+6+7 +9+6=34
偶数ルート


可奈「!」シュッ

ひなた「可奈ちゃん、すごい速さだねぇ」

ドラえもん「歌や勉強はダメだけど、それ以外なら可奈ちゃんはすごいんだ」

志保「これならどう!?」バシュッ
可奈「!!」シュッシュッ

志保「っ!……だったらこれで…!!」ゴウッ

可奈「雪玉っていうより、雪だるまだよそれ!?」ガビーン

志保「ふんぬ……あっ!」ツルッ

可奈「危ない!」タッタッ

ツルッ!
可奈「んごぉっ!」ドンガラガッシャーン

三人「「「あっ!」」」

可奈「いたたた…」

志保「全く…なんで可奈の方が転んでるのよ。ほら、手を取って」スッ

可奈「志保ちゃん、ありがとう」ガシッ

志保「…さっきはその…ごめんなさい、冷たいこと言っちゃって…」

可奈「私の方こそごめんなさい……あの時迎えに来てくれて嬉しかった…えへへ」

志保「可奈…」
可奈「志保ちゃん…」

このみ「雨降って地固まる……ん、この場合、雪かしら?」フフッ

ひなた「二人とも仲直りできて良かったよぉ」

志保「それじゃあ続きやりましょうか!」

可奈「うん、そうだね……ってだからその雪だるま!」ガビーン

志保「喰らいなさい!!」
可奈「ぐへぇ!」バタンッ

ドラえもん「あらら」

可奈「隙あり!」シュバッ

志保「って、タックル!?」ドサァ

雪の上に大の字で倒れる可奈と志保。空を見上げながら楽しそうに笑いあう二人の姿を見て、ドラえもんたちはほっこりとした気持ちになるのであった。
64 : 1   2023/06/02 00:12:41 ID:OTp8cjsasw
~納沙布岬・北方領土資料館~

可奈?「はぁはぁ…いたっ……どこか…どこかに隠れないと…」

受付「いらっしゃ……ってあなたその怪我どうしたの!?」

可奈?「私に構わないで…」

受付「そういうわけにもいかないでしょ!待ってて、おばさんが今救急車を…」

バチバチ、ドッカン!
受付「ふべっ!!」バタンッ

可奈?「あっ…!」

背後からの攻撃をまともに受け、黒焦げアフロになった受付のおばさんはそのまま気を失い倒れてしまう。

使い魔「キキキ…!」ニヤニヤ

可奈?「随分と鼻が利くようね…まさかもう見つかるなんて…」ギリッ

使い魔「キキッ」バチバチ

可奈?「そんな魔法でこの天才の私を倒そうだなんて…舐められたものね!」バシッ

使い魔「ギッ!?」

可奈?「私の封印魔法で防いでやったわ!さあ、今度は私のば……っ!?」ズキッ

使い魔「ギシッ!」シュバッ

可奈?(しまった…!)

使い魔「ギシャァッ!」ドゴッ

可奈?「きゃあっ!」バタンッ

使い魔「キシシ…」ジリジリ

可奈?(っ…!腕が痛い…まさか折れてるんじゃないでしょうね…)

使い魔「キシシ」バチバチ

可奈?(どうにかしないと…)


可奈?の行動
>>67
65 : プロデューサーくん   2023/06/02 00:18:53 ID:F5/GmFj3kE
受付の人を生贄にする
66 : P様   2023/06/02 01:30:25 ID:8Q8dO9clCs
受付にあった金属の筒(消火器)で攻撃を防ぐ
67 : ごしゅPさま   2023/06/02 05:28:36 ID:LuodbMVjoY
68 : 1   2023/06/02 23:13:11 ID:OTp8cjsasw
可奈?「ふんっ!」

バァンッ!

使い魔「キキッ!?」

魔法攻撃が直撃した消火器が破裂。一帯が白く包まれる。

可奈?(今の内に逃げてやる…!)
受付「…」バタン

可奈?「…あ~~もう!ニンゲン、しっかりしなさい!今、外に逃がしてあげるから…!」ズルズル

使い魔「キキ?」キョロキョロ

可奈?(魔法界の名門御三家の生まれであるこの私が、見ず知らずの非力なニンゲンを助けようだなんて…こんなところ、あいつには見られたくないわね…)

可奈?(にしても重いわね…片腕が使えないからキツイ…)

可奈?(後、少し…後少しで外に出られ…)

サァァ…

可奈?(遅かった!視界が…!)

使い魔「ギギッ!!」バッ

可奈?「っ!!」


ドラえもん「さあ、着いた!ここが納沙布岬だよ」

可奈「なんだか思ってたより地味な感じなんだね、もっと賑やかな感じを想像してたよ」

このみ「でも広々として綺麗ね。景色が見渡せるわ」

ドラえもん「碑やモニュメントの他にも、灯台もあるらしいから後で行ってみようよ」

可奈「うん!見るところたっくさん♪楽しいな~♪」

ドッカアアアアアアアン!!

可奈「え!?何々!?花火!?」

ドラえもん「僕が様子を見てくるから、君たちはここにいて」

可奈「>>71
69 : 師匠   2023/06/02 23:15:50 ID:F5/GmFj3kE
それはそうとして、こないだ志保ちゃんのために買った超高級どら焼き(1日5個限定販売)食べたの知ってるからね!!
70 : ミスター・馬車馬   2023/06/03 00:14:10 ID:KQOYjva0Ps
環ちゃんが持ってきた、ネズミのおもちゃで卒倒するぐらい頼り無いのに?
71 : 最低最悪変態プロデューサー   2023/06/03 00:32:37 ID:xKga0Edquw
ドラえもん1人じゃ心配だよ〜
私だってスタエレの水桜ちゃん役で琴葉さんとローキック練習したから一緒に行くよ〜
72 : プロデューサー様   2023/06/03 12:28:58 ID:vAOufjKask
実際ローキックでどこまで戦えるんだ?
73 : 1   2023/06/03 22:03:34 ID:YygQuBc06k
可奈「ドラえもん1人じゃ心配だよ〜私だってスタエレの水桜ちゃん役で琴葉さんとローキック練習したから一緒に行くよ〜」

ドラえもん「そうか、それなら大丈夫そうだね」

このみ「大丈夫なの!?」ガビーン

ドラえもん「その代わり、危なくなったらすぐに逃げるんだよ?いいね」

可奈「わかった!」

志保「気を付けて…」

可奈「うん…行ってくるね!」


ドラえもん「…いいかい?これから何が起きるか分からない。だから慎重に…」

可奈「私は可奈ちゃ~ん!ア~イドル~♪て~んかむてきの~女だよ~♪」

ドラえもん「言ったそばからうるさいぞ!」ガビーン

可奈「えへへ♪少しでも気を紛らわせようと思ってつい歌を…」ペロッ

ドラえもん「気持ちはわかるけど、これがもし人為的なものだったらさっきの爆発を起こした犯人に気づかれるかもしれないんだぞ!」

使い魔「キキッ!」

ドラえもん「ほら、こんな風に!」

可奈「ごめ……ん?」

ドラえもん「…」ジー
使い魔「…」
可奈「…」ジー

使い魔「ギギッ!」バチチ

ドラえもん「うわあああああああああ!!」ガーン
可奈「猿の怪物だあああああああああ!!」ガーン

使い魔「ギィィ!!」バァン

ドッカアアアアアアアン!!

ドラえもん「逃げろォォオオオ!!」ビュンッ
可奈「ひゃああああああ!!」ビュンッ

ドラえもん「って僕と反対方向に行っちゃった」

使い魔「ギギッ!」ビュウウン
可奈「やだやだ!何で私の方に来るのー!!」アシグルグル

ドラえもん「可奈ちゃん!>>76
74 : Pサマ   2023/06/03 22:08:23 ID:u/QeG1i4mA
両腕を大きく振ったらその分足もよく動くよ!
75 : プロちゃん   2023/06/03 22:12:52 ID:VwMHhDWECI
実は劇場の冷蔵庫に入っていたプリン(茜ちゃん用)とどらやき(志保&木下の娘用)とパンケーキ(可奈用)とあんみつ(白石用)を全部食べたのは僕なんだ!でも悪くないからね!!
76 : お兄ちゃん   2023/06/03 22:15:47 ID:kiA.TKq3t6
そのまま走ってるとカロリーが逃げて美奈子ちゃんのご飯を食べに行くことになるよ!
77 : 貴殿   2023/06/04 00:24:04 ID:4yMc6OGjSU
ドラえもんてめぇ、どっちの味方だよ!?
78 : 毎日変態   2023/06/04 01:49:51 ID:XhURP2milA
可奈ちゃんシナリオの場合、Pは共通点から考えるとジャイアンかなぁ
79 : ぷろでゅーしゃー   2023/06/04 06:42:36 ID:VqFFH0CAwA
>>77
手のかかる子の味方じゃないかなあ?
80 : 1   2023/06/04 13:37:11 ID:9/jF3YZts.
ドラえもん「可奈ちゃん!そのまま走ってるとカロリーが逃げて美奈子ちゃんのご飯を食べに行くことになるよ!」

可奈「はっ!そんなことになったら…」


モワモワモワ…
可奈『ごっつぁんです』(デブ声)

志保『あなたまた食べすぎたのね!罰としてこれから一生お菓子もジュースも禁止!毎日地獄のランニングでダイエットに励むのよ!!』バシンバシン

可奈『ひぃ!鬼の角を生やした志保ちゃんが竹刀を振り回して追いかけてくるよ~!』ダダダ

ひなた『ほらほら、しっかり地球を蹴っ飛ばすべさ』モグモグ

このみ『可奈ちゃんが頑張ってる間、私たちはこの美味しいプチシューを頂きましょうね』モグモグ

ドラえもん『君の分は残してあげないよ~だ!』モグモグ


可奈(そんなの…そんなこと…)ピタッ

ドラえもん「何止まってるんだ!」

使い魔「キキッ!」

可奈「そんなの絶対に嫌だキーック!!」シュッ
使い魔「ギィィッ!?」ドゴォ

可奈の渾身のローキックを喰らい、使い魔は横に吹き飛んでいく。

可奈「や、やった…」

ドラえもん「すごい……って感心してる場合じゃない!あいつを捕まえないと!」ビュンッ

可奈「あ!待ってよ、ドラえも~ん!」

火の玉「!」ヒュッ
可奈「!?」

突然可奈の目の前に現れた火の玉。
果たして可奈の運命は…!?


可奈の行動
>>83
81 : バカP   2023/06/04 13:44:43 ID:egT44jxpps
ドラえもんを盾にして、ついでに118番通報
82 : 貴殿   2023/06/04 13:45:27 ID:3J3JFUYAzU
矢吹のクロスカウンター
83 : 彦デューサー   2023/06/04 14:52:33 ID:Am0jhxR8UE
消化器を正しく使用
84 : 1   2023/06/04 16:25:46 ID:9/jF3YZts.
可奈「こんなこともあろうかと用意しておいたこの消火器でやっつけてやる!!」シュボォ

火の玉「うわあっ!何するんだ!」

可奈「この!この!この!」

火の玉「ひいい~!」ビュンッ

可奈「逃げて行っちゃった…よ、良かった……あれ?そういえばあの火の玉、何で消火器で消えなかったんだろう?」

可奈「あ、そうだドラえもん!ドラえもんを追いかけないとだ!」タッタッ


一方、ドラえもんは――

ドラえもん(僕の記憶が正しければあいつは魔界星の…けど魔界星はあの時消えたはずだし、それ以前に…)タッタッ

使い魔「キィ…」クラクラ

ドラえもん「いた!」

アフロモブA「うう…」
アフロモブB「毛根が…」

ドラえもん「大勢のアフロが倒れてる…きっとあの爆発に巻き込まれたんだ…無関係な人たちに危害を加えるとは、許せん!」

可奈?「…」バタリ

ドラえもん「アフロじゃない人も倒れてる…あの、大丈夫ですか?」

可奈?「ん…」

ドラえもん「え!?か、可奈ちゃん!?」

使い魔「ギギッ!」ヒュンッ

ドラえもん「ちょ、ちょっと待って!タンマ!」

使い魔「キーッ!」バチン

ドッカン!
ドラえもん「ぎゃああっ!」ピョン

可奈?「んっ…」

ドラえもん「こ、こうなったら…」


多数決。多い方を採用
A:戦う
B:逃げる
>>85~87
85 : Pはん   2023/06/04 16:40:38 ID:78HM6zQOqo
A
86 : ミスター・馬車馬   2023/06/04 17:08:57 ID:tsiVrHkps.
B
87 : EL変態   2023/06/04 17:27:46 ID:owsVRI7kyo
A
88 : 1   2023/06/04 21:24:39 ID:9/jF3YZts.
ドラえもん「倒れてる人たちを見捨てることはできない……勝負だ!」スチャ

ポケットから『空気砲』を取り出し、使い魔に向けて構える。

ドラえもん「ドッカーン!」
使い魔「ギィーッ!」

二人の攻撃が同時に放たれ、中心でぶつかり合う。

ドラえもん「ぎゃあっ!だ、ダメだ!あっちの方が強い!」バタン

使い魔「ギギィ!!」ビュンッ

ドラえもん「ここまでか…」

可奈「ええいっ!」ブシュウウ
使い魔「ギギヤァ!」ジタバタ

ドラえもん「ゴホゴホ!な、なんだ!?」

可奈「あ~くのほのおを~消し去れば~♪やってきたのは~矢吹可奈~♪」スタスタ

ドラえもん「可奈ちゃん!」
可奈「!」b

使い魔「ギィ…」

ドラえもん「気を付けて、あいつは悪魔で魔法を使う」

可奈「悪魔?魔法?どういうこと?」

ドラえもん「実は……」

ボオオオオッ!
可奈「ひやぁ!!」ビクッ
ドラえもん「うわあっ!ほ、炎!?一体どこから!?」

可奈「も、もしかしてさっきの火の玉…!?」

ドラえもん「火の玉って…可奈ちゃんが見たっていうあの火の玉?」

可奈「うん!さっき私一人になった時に襲ってきたんだよ!」

ドラえもん「じゃあ火の玉も悪魔の手先…!」

ボオオオオッ!

使い魔「ギギッ!」バァン

ドラえもん「同時攻撃!だったらこっちは>>91だ!」
89 : ミスター・不純物   2023/06/04 21:44:56 ID:8KKgYm6hkA
昴のバットで殴打
90 : イルデューサー   2023/06/04 22:26:31 ID:owsVRI7kyo
カチンカチンライトで消火器の煙を固定
91 : 5流プロデューサー   2023/06/04 22:29:14 ID:RTcc2cSse6
タンマウォッチ。時よ止まれ!
92 : 最低最悪変態プロデューサー   2023/06/04 22:32:12 ID:rhNitK/l1s
コエカタマリンを可奈と飲んで歌で迎え撃つ
(可奈もドラえもんも音痴なので、音痴の絶唱はやばそう)
93 : 1   2023/06/05 22:15:28 ID:8vwHa4KsIM
ドラえもん「『タンマウオッチ』。時よ止まれ!」カチッ

時間を止めるひみつ道具『タンマウオッチ』の力により、今世界中の時が停止した。
ただ一人を除いて――

ドラえもん「ふぅ、一安心…」

――そう、『タンマウオッチ』を使用したドラえもんだけがこの停止した世界で動けるのだ。
可奈も使い魔も、向かってくる炎攻撃も全て時間とともに停止している。

ドラえもん「まずは可奈ちゃんを移動させて…」ズルズル
可奈「」

ドラえもん「次はこいつを…よいしょ…よいしょ…」ズルズル
使い魔「」

ドラえもんは使い魔を自分たちが元いた位置に移動させた。

ドラえもん「これでよし……そして時は動き出すのだ!」カチッ

ボオオオオッ!
使い魔「キキッ!?」

ドッカアアアアアアアン!!

使い魔「ギィィィィィ!!」ジュウウウウ

炎攻撃をまともに受けた使い魔は炎の中で肉体が焼き尽くされ、跡形もなく消滅してしまう。

ドラえもん「よしっ!」グッ

可奈「え?あれ?あれれ?」ポカーン

ドラえもん「終わったよ、僕たちの勝利だ!」

可奈「え?そうなの!?いつの間に!?」

ドラえもん「まあいいじゃないか、とりあえず悪い悪魔はやっつけられたんだ」

火の玉「まだですよ」

可奈&ドラえもん「「!?」」クルッ

火の玉「全くもう…もう一人いるのを忘れちゃダメじゃないですか」


二人の行動
>>96
94 : 毎日変態   2023/06/05 22:17:27 ID:66bROJI0n.
消火器をぶつける
95 : プロデューサーくん   2023/06/05 22:20:11 ID:C7Dhm0vKLA
逃げろー
96 : そなた   2023/06/05 22:38:36 ID:jWD719vr22
CDプレイヤーを取り出してジャイアンリサイタルのライブ音源を再生
97 : へっぽこ大名行列   2023/06/05 23:51:09 ID:trymYkRWks
あ、ほろびのうた発動かな
これドラえもん達も耳栓とかして対策しないとやばいぞ(笑)
98 : 1   2023/06/07 00:51:38 ID:313NimiI3E
火の玉「さあ、早くここから逃げ…」

可奈「ドラえもん!」スッ

ドラえもん「CDプレイヤー……そうか!」

火の玉「え?」

ドラえもん「ジャイアンリサイタルのライブ音源を再生だ!喰らえ!!」カチッ

ボエ~♬
ドゴオオオオオオッ!!

火の玉「ギャアアアア!み、耳がァァァアアア!!」バタッ

ドラえもん「やった!」ハイ
可奈「やったね!」タッチ

火の玉「…」ピクピク

ドラえもん「相変わらず凄まじい力だ…核兵器と評されるだけのことはある」

可奈「私は結構この歌好きなんだけどな~」

ドラえもん「え?」

ヒュウウウウウウ
ドラえもん「…ん?」
99 : 1   2023/06/07 00:52:05 ID:313NimiI3E
ドラえもんが上を向くと空が見える……ことはなく、何か大きなものが落ちてきていたのだった。

ドラえもん「うわああっ!」
可奈「ひぃ!!」

ドオオオオオオン!

ドラえもん「なんだなんだ!?」

可奈「今度は何なの…?」ビクビク

一つ星悪魔「おのれ、超音波攻撃とはやってくれたな人間ども…」
怪物「ギャアアアアス!!」

手の部分に羽が生えている恐竜のような怪物は、口から炎を吐き出す。

ドラえもん「あの炎、さっきの!?あの火の玉の攻撃じゃなかったんだ!?」

可奈「じゃああの火の玉はいったい何なの…?」

一つ星悪魔「ここからは本気で行く!貴様らの肉体を跡形もなく消し去ってくれる!」

ドラえもん「考えるのは後!今はこの状況を切り抜けるぞ!」スチャ

可奈「う、うん!」ガッシ

空気砲を構えるドラえもんと消火器を持ち上げる可奈。

ドラえもん「よっし!行くぞォォオオオオオ!!」


安価内の書き込みの「IDに書かれている数字の合計値」によって結果が以下の通りに
なお数字が一つもない、もしくは0の場合は『偶数』とする

偶数:可奈とドラえもんの勝利
奇数:悪魔たちの勝利
>>100~103
100 : 最低最悪変態プロデューサー   2023/06/07 01:28:20 ID:YunXLhk70k
ヴぃくとりい
101 : 3流プロデューサー   2023/06/07 01:34:15 ID:Sa8Okrt2eU
この火の玉あいつか!?
答え合わせを待とう
102 : der変態   2023/06/07 02:48:36 ID:7VtMJt/UQI
bud
103 : エビさん   2023/06/07 06:18:39 ID:qeiEqJUPo6
のろいのカメラを使うんだ!
104 : 1   2023/06/08 22:50:02 ID:M6AH6c5FsU
7+0 +8+2 +7 +6=30
偶数ルート


ドラえもん「ドカン!ドカン!ドカン!」

怪物「…」ポリポリ

ドラえもん「全然効いてない!?」ガーン

可奈「このこのこの!」ポカポカ

一つ星悪魔「効かんわーっ!」バァン

ドラえもん「ぎゃあっ!」
可奈「きゃあっ!」

一つ星悪魔「人間如きが悪魔に勝てるわけがない……わかったら大人しくそこの娘を渡すのだ!」

可奈「娘…?」チラッ
受付「…」バタン

一つ星悪魔「ちがーう!そいつじゃなくてその隣の!!」ガビーン

可奈?「…」バタン

可奈「ええっ!?私そっくり!?」

ドラえもん「僕も驚いたよ。世の中には自分にそっくりな人が3人はいるって言うけど、まさかこんなにそっくりな人がいるなんて…」

一つ星悪魔「さあ、娘を渡せ!」

可奈「いやだよ~」ベー

一つ星悪魔「何!命が惜しくないのか!?」

可奈「惜しいに決まってるよ!決まってる…けど…!私が助かるためにこの人を犠牲になんてできないよ!」

一つ星悪魔「そうか…なら死ねェ!!」
怪物「!」ボオオオッ

可奈「っ…!」
105 : 1   2023/06/08 22:50:32 ID:M6AH6c5FsU
『グレードアップえき』~!

ドラえもん「可奈ちゃん!消火器を使うんだ!」プシュ

可奈「う、うん!…えいっ!」

ブシャアアアアアア!!
可奈「うわあっ!」グラッ

ドラえもん「可奈ちゃん!」ガシッ

可奈とドラえもんは勢いよく噴射する消火器を掴む。

ドラえもん「このままあいつの炎を消してやろう!」

一つ星悪魔「馬鹿な!押されてる、だとォ…!?」

可奈「いっけええええええ!!」
ドラえもん「いっけええええええ!!」

一つ星悪魔「ぐ…ぐあああああっ!!」ドゴオオオッ

ドラえもん「やった!押し勝ったぞ!」

可奈「はぁはぁ…こ、怖かったよ~」ヘナヘナ

ドラえもん「よく頑張ったね…!さっきのあのセリフ、かっこよかったよ!」

可奈「えへへ…ありが……」

一つ星悪魔「おのれぇぇぇえええ!!」バァン

ドラえもん「なに!?」
可奈「まだやるの!?」ガーン

一つ星悪魔「許さないぞ貴様ら!こうなったらその娘ごと消し去ってやる!!おちよ水……」

「『バショー扇』!!」ブウウウン

可奈「うわあああ!今度は何なの~!?」

ドラえもん「この風は…!」

一つ星悪魔「ぐああああああああああ!!」ビュウウウウン

可奈「悪魔と怪獣が吹き飛んで行っちゃった…」

ドラえもん「『バショー扇』…未来のひみつ道具をいったい誰が…?」

「異世界の悪魔とここまで渡り合えるなんて、噂以上の実力を持っているのですね」クイッ

可奈「え…えっ!?」

二人の目の前に現れた一人の少女。眼鏡をかけているが、声も風貌はまさしく――

可奈「私がいる…!」ポカーン

「初めまして。私はあなたの遠い未来の子孫……とある魔法使いが齎す絶望の未来を変えるためにやってきました」クイッ


一方、志保たちは>>108
106 : ぴぃちゃん   2023/06/08 22:53:49 ID:D96rnr4j8w
かなしほ結婚式の式場探ししに移動
107 : 箱デューサー   2023/06/08 23:16:43 ID:UzYAP5CoiA
突然現れた翼っぽい少女に絡まれていた
108 : EL変態   2023/06/08 23:50:42 ID:XcnfSgFa3I
>>107
※なおこの投稿の秒数が奇数だと翼本人も現れてさらに大混乱
109 : Pくん   2023/06/09 00:04:03 ID:uDAOI7A8qs
可奈たちはかきめしまだ食べてないから、可奈?とも一緒にたべてほしいね
110 : MADE IN 変態   2023/06/09 00:06:35 ID:uDAOI7A8qs
あ、かきめし既に食べてたね、失礼しました。

北海道はうまいもの多いよなぁ。いかめし、かにめし、帯広豚丼、味噌ラーメン···
111 : 1   2023/06/09 18:16:48 ID:3GcEyyASwo
このみ「翼…ちゃん?」

一見、顔は三人が知っている伊吹翼のように見える。
しかし顔は青白く、全身は真っ黒、更に頭には星が一つ描かれている三角帽子をかぶっている。
明らかに翼とは別人の何かであると三人は察した。

このみ「…あなた、誰なの?」

ツバマ「ワタシはツバマ!よろしくね人間さん!」パチッ

志保「見れば見るほど翼にそっくりね…」ヒソヒソ

ひなた「そうだねぇ…」ヒソヒソ

ツバマ「早速だけど~、これからキミたちには死んでもらいま~す♪」

志保「え?」
ツバマ「えい!」ブンッ

志保「きゃあっ!」ヒョイッ

ツバマ「すごいね、よく避けられたね」ニコニコ

ひなた「いきなり槍を向けてくるなんて物騒だよぉ…あたしたちが何をしたって言うんだい?」

ツバマ「別に何にも?道端で虫を見かけたらちょっかい出したくなるみたいに、たまたま人間が目に入ったから遊ぼうと思っただけ」

志保「私たちを虫扱いってわけ…気に入らないわね」

ツバマ「人間なんて虫と同じようなものだよ、ワタシたち“悪魔”にとっては…ねっ!」ブンッ

志保「うわっ!」ヒョイッ

ツバマ「むー、また避けたー!」プクー

ひなた「>>114
112 : 変態お化け   2023/06/09 18:52:30 ID:ojJdpULe6M
命を大事にできないんじゃあ···ちょっと痛い目見てもらわないといけないねぇ(内心ブチ切れて組長面が出てきてる)
ヒグマさん、きてくれんべかー!
113 : do変態   2023/06/09 19:25:16 ID:otam9VOUbY
虫はあんたの方だべ(農家用強力殺虫剤を吹き付けながら)
114 : プロデューサーくん   2023/06/09 19:56:12 ID:SMMhSJYmVE
無言で腕をつかんで締め上げる
115 : 1   2023/06/10 00:02:50 ID:Nv0RkZBjvI
ひなた「…」グイイッ

ツバマ「いたたた!タンマタンマ!」ジタバタ

ひなた「こう見えても動物を捕まえるのは得意なんだぁ」ギュッ

ツバマ「ワタシを動物扱いするなああああいたあああああ!!」

このみ「す、すごいわね…」

志保「…とりあえず警察呼びますか?」

このみ「そうね…けどこの子の言ってることが気になるわね……悪魔ってどういうことかしら?」

志保「悪魔なんてただの空想です、そんなものが現実にいるはずが…」

ツバマ「あはははは!空想だって!面白~い♪」ケラケラ

志保「何が可笑しいのよ…!」

ツバマ「悪魔はいるよ?ワタシや仲間の悪魔たち……そして“大魔王デマオン”様が」ニヤリ
116 : 1   2023/06/10 00:03:21 ID:Nv0RkZBjvI
一方その頃、ドラえもんたちは

可奈の子孫「――というわけです」

ドラえもん「で、デマオンだって!?でもあいつは僕たちがあの時やっつけたはず…それに魔界星だって消えてなくなっちゃったんだ、悪魔の生き残りがいるはずがない!」

可奈の子孫「そう、あなたの言う通り悪魔は全て滅んだ…けど、彼らは甦った…ある魔法使いの操る力によって…」

ドラえもん「ある魔法使いって…」

可奈の子孫「彼女の名は…」

グゥゥ~

可奈の子孫「…」ドヨーン
ドラえもん「可奈ちゃん…?」ジトー

可奈「えへへへ…なんだかお腹がすいちゃって…」

可奈の子孫「やれやれ、困ったものですね」クイッ

可奈「ごめんね…でもほら!私のそっくりさんとか火の玉さんも倒れたままだし、もっとゆっくりできる場所でじっくりお話ししようよ!できれば美味しいものを食べながら…ね?」

可奈の子孫「…ハァ、仕方ありませんね」クイッ

ドラえもん「それじゃあ、僕は三人を呼んでくるから君たちはここで待ってて」ガチャ

可奈「…」
可奈の子孫「…」

可奈?「」バタリ
火の玉「」グッタリ


可奈の行動
>>119
117 : Pさぁん   2023/06/10 02:11:14 ID:U1MiY4jm6Q
元気がないときはこれ!幻想のギムナジウムアンソロジー!
118 : へっぽこ大名行列   2023/06/10 11:25:44 ID:5C7GTgAb.s
(可奈と同じ容姿が3人も居ると志保たちも混乱するから)道中で買ったキャラメルや羊羹をあげながら、可奈の子孫の名前を聞く。
119 : ご主人様   2023/06/10 12:10:16 ID:EmD/UWSFzA
とりあえず可奈っぽい魔法使いのほっぺをつついてみる
120 : プロヴァンスの風   2023/06/10 12:10:18 ID:fPS7fcLMaU
念のためプロデューサーに電話する
121 : 1   2023/06/10 22:22:29 ID:Nv0RkZBjvI
可奈(見れば見るほど私そっくりだなあ…)ツンツン

可奈?「うぅん…」

可奈「…」ツンツン

可奈?「んん…」

可奈(面白い…!)ホッコリ

可奈の子孫「あなたはいったい何をやってるんですか…?」ドヨーン

可奈「子孫ちゃんもやってみる?」

可奈の子孫「やりませんよ、こんなバカなこと…」クイッ

可奈「えー?柔らかくて触り心地いいのに~」ムニムニ

可奈の子孫「くだらないですね」クイッ

可奈「子孫ちゃんは真面目だなあ!まるで志保ちゃんみたい」

可奈の子孫「志保…確かあなたのアイドル仲間の…」

可奈「うん!志保ちゃんは私の大事な友達!真面目で怒ると怖いけど、かわいいものが大好きで優しい一面もあって……」


『生きて……そして、私の分まで幸せになって…』


可奈の子孫「っ!」

可奈「どうしたの!?頭痛いの…!?」

可奈の子孫「…いいえ、大丈夫です…」

可奈「そ、それならいいけど…」
(なんか気に障ること言っちゃったのかな…?)

ドラえもん「…」ガチャ

可奈「あ、ドラえもんおかえり!みんなに会えた?」

ドラえもん「…ややこしいことになった」

ひなた「ほら、早く歩くべさ」ギュウッ
ツバマ「いたぁぁぁい!」

可奈「ひなたちゃん、と…翼ちゃん!?」

志保「…によく似た悪魔、らしいわよ」

このみ「この展開には流石のお姉さんも付いていけないわ…」

ドラえもん「その点に関しては、彼女たちから詳しく聞いてみよう」


多数決。多い方を採用
A:可奈?から話を聞く
B:可奈の子孫から話を聞く
>>122~124
122 : 我が友   2023/06/10 23:00:42 ID:5C7GTgAb.s
B
123 : ミスター・不純物   2023/06/10 23:45:06 ID:e1Gp2ZBWu6
Bひなたこわい
124 : ぷろでゅーさー   2023/06/11 02:03:07 ID:okVwYczhCc
B
125 : 1   2023/06/13 02:52:24 ID:1gaVMjDGwI
ドラえもん「教えてほしいんだ、君が知っていること全部…」

可奈の子孫「…あなたたち、パラレルワールドって知ってる?」

可奈「パラ、パラ…ワールド?」

可奈の子孫「パラレルワールド…簡単に言えば、私たちがいるこの世界とは別に存在する、同じ時間軸のもう一つの世界のことを言います」

可奈「んん?」

ドラえもん「例えば可奈ちゃんの目の前にプチシューがあるとするだろ?君ならそれをどうする?」

可奈「食べる!」キッパリ

ドラえもん「けど食べないという選択肢もあるよね?」

可奈「うん…?」

ドラえもん「プチシューを食べる選択をした未来と、食べない選択をした未来…考えられるだけでも二つの可能性が存在する。こういった“もしも”の世界のことをパラレルワールドっていうんだ」

可奈「な、なるほど…?それで、そのパラレルワールドっていうのが今の話とどう関係してくるの?」

可奈の子孫「先ほど現れた悪魔や怪物…あれはパラレルワールドからやってきた存在なのです。同じ時間軸上に存在する、魔法が発展した世界から…」

アイドル四人「「「「ええっ!?」」」」
126 : 1   2023/06/13 02:52:42 ID:1gaVMjDGwI
可奈「じゃ、じゃあこの私そっくりな子も…」チラッ

可奈の子孫「彼女は正真正銘、別世界のあなたということになります」

可奈「私―っ!?」

可奈の子孫「今回、何らかの理由でこの世界ともう一つの世界がつながってしまった…偶然か必然か…この小さなイレギュラーが後の大事件に発展していくんです」

志保「大事件って…?」

可奈の子孫「とある魔法使いによる侵略行為」

可奈「侵略…」

可奈の子孫「今から数百年後の未来の世界で、あの女は悪魔を従えてやってきたんです…。強力な魔法を操り、世界の大半を破壊し、多くの命を奪っていきました。私の家族や友人、近しい人はほとんど…」ギリッ

ドラえもん「いったい何者なんだ?」

可奈の子孫「…“大魔王”との契約により不老不死となり、死者を召喚する古代魔法の使い手…あの女の名は…っ!」
127 : 1   2023/06/13 02:53:44 ID:1gaVMjDGwI
~魔法界~

???「私が与えたお仕事は失敗、しかも“あれ”を取り戻す前に可奈さんを消そうとしましたね?もし可奈さんが“あれ”をどこかに隠していたらどう責任を取るつもりだったんですか?わたしに教えてください」

一つ星悪魔「も、もう一度チャンスをください!次こそは必ず……星梨花様!!」

星梨花と呼ばれた少女は、椅子に座りながら悪魔を見つめる。しかしその目はまるでつまらないものを見るかのように冷ややかなものだった。

星梨花(魔法)「…もう結構です。あなたのような方に期待したわたしが馬鹿だったんです」スウッ

一つ星悪魔「待ってください!」

星梨花(魔法)「おやすみなさい♪」パチンッ
一つ星悪魔「ま……」

彼女が指を鳴らすと、一つ星悪魔の身体が砂のように崩れ、跡形もなく消え去ってしまった。

――冥界から死者を召喚する古代魔法、生と死の概念を覆す禁断の力…いつ見ても素晴らしい力だ

星梨花(魔法)「でもまだまだです。わたしはこの力を完全に使いこなせていない…もっともっとこの力をうまく使えるようにならなくちゃ…」
128 : 1   2023/06/13 02:54:25 ID:1gaVMjDGwI
――貴様の向上心には関心するが、同時に呆れもする。力を得るために自らの肉体を依り代にして冥界からわしの魂を呼び出すとは、常人がとる行動ではない

星梨花(魔法)「この世界は堕落しきっています。現代魔法などというまがい物の力に傾倒していく愚かな魔法使いたちの存在がわたしには許せない…!だから世界を変える必要があるんです!」

――力による世界の革命……“異界の魔法使い”よ、貴様の野心、気に入ったぞ

星梨花(魔法)「ふふふ、あなたには感謝していますよ、“異界の大魔王デマオン”…。あなたの魂から流れ出る強大な魔力のおかげで、わたしは更なる高みへ登ることができるのですから……そして」

彼女が上を見上げた先には、巨大な球体のようなものが静かに浮いているのであった。

星梨花(魔法)「可奈さんに奪われた“あれ”を取り戻せば、わたしたちの勝利は絶対のものとなるのです…!ふふふ、あははははは!!」
129 : 1   2023/06/13 02:54:44 ID:1gaVMjDGwI
~現実世界~

ドラえもん「星梨花ちゃんだって!?」

このみ「…別人だと分かっていても、知ってる名前が出てくるとびっくりするわね…」

志保「あの星梨花が侵略者って言われても、正直イメージが湧かないわね…」

可奈の子孫「あっちの世界の星梨花は残虐非道…人を人とも思わない外道よ」

ひなた「世界が違うと、色々と変わってくるもんなんだねぇ」

可奈の子孫「私はあいつを許さない…!必ずあいつをこの手で倒す…そのためだけに今まで頑張ってきたんです…!」

可奈(子孫ちゃん…)

志保「倒すって言ってもその星梨花は不老不死なんでしょう?」

可奈の子孫「…ええ、未来の世界では。けど、この時代の星梨花は悪魔と契約して間もないから、力を完全にものにしていない…不老不死にも至っていないはずなんです」

ドラえもん「へえ、よく調べたものだ」

火の玉「調べたのはぼくだけどね!」ヌゥ

可奈「ひゃあああ!火の玉ァァ!!」ビクッ

志保「本当にいたのね…」

可奈「ね?言ったとおりでしょ?ね!」グイグイ

志保「わかったから、そう顔を近づけないでちょうだい」

可奈の子孫「やっと目を覚ましたんですね」

火の玉「まったくもう!酷い目にあいましたよ!せっかくぼくがドラさんと可奈さんを助けようとしたのに攻撃してくるんだもん!」

ドラえもん「ドラさん…そういえば君、どこかで見たことあるような…」

火の玉「まさかぼくのこと忘れちゃったんですか?ほら、ぼくですよ!ぼく!」
130 : 1   2023/06/13 02:55:32 ID:1gaVMjDGwI
そう言うと火の玉は形を変え、幽霊のような姿へと変化していく。

ミクジン「時間旅行公社のミクジンです!」

ドラえもん「君だったのか!久しぶりだなあ!」

可奈「ドラえもんの知り合い?」

ドラえもん「昔、ある事件の解決するために794年のバグダッドに行く必要があって、彼にはその手伝いをしてもらったんだ」

ミクジン「えっへん!プロのガイドですから!」ドヤァ

可奈の子孫「こういう荒事もこなしてきた実績もあったから、彼に依頼してこの時代まで連れてきてもらったんです。ついでに悪魔に関する情報も集めてもらって…」

ミクジン「ぼくの調査の結果、悪魔が出現し始めたのはこの時代からだということを特定したんです!どうだ、すごいでしょ?」

ドラえもん「あっちの星梨花ちゃんが不老不死じゃないっていう根拠は?」

ミクジン「間違いないですよ!たまたま出会った悪魔から聞いた耳寄りな情報なんですから!」

ドラえもん「一気に信ぴょう性がなくなったなあ」ジトー

ミクジン「僕が嘘ついてるって言うんですか!?」

ひなた「まあまあ落ち着くべさ」

ミクジン「じゃあ現地人に確認してみましょうよ!」


A:可奈?を起こして確認する
B:ツバマを締め上げて吐かせる
>>133
131 : 貴殿   2023/06/13 05:06:45 ID:g1hlVxId9U
B
132 :   2023/06/13 05:40:08 ID:UB6KB8hjQg
B
133 : 5流プロデューサー   2023/06/13 10:13:28 ID:QrV7EHOVaM
どうせ翼の偽物は黙秘するだろうし、Aで
134 : 1   2023/06/13 18:13:27 ID:1gaVMjDGwI
ドラえもん「この人は絶対に教えてくれなさそうだし…」チラッ
ツバマ「べーっ!」

ドラえもん「仕方ない…可奈ちゃんのそっくりさんを起こそう」ゴソゴソ

『お医者さんカバン』~!

ドラえもん「随分とボロボロだ…あっ!骨まで折れてる!緊急事態だったとはいえ、ずっとそのままにしてて申し訳ないことしちゃった」

可奈「どうにかならないの?」

ドラえもん「大丈夫!『お医者さんカバン』から出たこの薬を飲ませれば…」プシュー

可奈?「んん…」ゴクン

志保「本当に大丈夫なの?」

ドラえもん「まあ見てなって」

可奈?「…あ…ここ、は…」

可奈「やった!目が覚めたんだね!」

可奈?「…私と同じ顔……同じ顔っ!?」ガビーン

可奈の子孫「ここはあなたのいた世界とは別の世界、パラレルワールドです」クイッ

可奈?「また私と同じ顔!?」ガビーン

ミクジン「大丈夫ですよ、ぼくたちは怪しい物じゃない」

ドラえもん「君に聞きたいことがあるんだ」

可奈?「化け物が二匹!?」ガビーン

ドラえもん「なぬ?」
ミクジン「むっ!」

このみ「みんな落ち着きなさい、この子は起きたばっかりなんだからこの状況に驚くのも無理はないわ」

可奈「よーし!じゃあ私がこの子のために>>137をしますね!」
135 : Pくん   2023/06/13 18:22:58 ID:UB6KB8hjQg
可奈ちゃんリサイタル
136 : Pはん   2023/06/13 18:38:01 ID:lBrNAQ6z2o
幽体離脱
137 : EL変態   2023/06/13 18:40:46 ID:eNLH1IUDx2
紗代子と海美直伝のヨガのポーズ
138 : 1   2023/06/13 21:22:47 ID:1gaVMjDGwI
可奈「紗代子さんと海美ちゃん直伝のヨガのポーズ!」ガシッ

ドラえもん「これは『八曲がりのポーズ』!こんな難しいポーズができるなんてすごいや!」

可奈「えへへへ」

可奈?「キモ…」

可奈「ガーン!」

可奈?「あんたたちいったい何者なのよ…私をどうするつもり?」ギロッ

ドラえもん(いけない!よけい怪しまれてしまった!)
「実はかくかくしかじかで!」

ドラえもん、必死の説明。あまりに必死すぎて話も動きも三倍速のようだったと後に可奈は語った。

可奈(魔法)「確かに星梨花が以前より強くなったのはここ最近の話…あいつがヤバいものを召喚できるようになったことも何か企んでるってことも知ってる……けど、あんたたちには関係ないことよ!」

可奈の子孫「関係ない…こっちは被害を受けているんですよ!?」

可奈(魔法)「ニンゲンの事情なんて私には知ったことじゃないわよ!」

可奈の子孫「なっ…」

可奈(魔法)「ふんっ…」スタスタ

ドラえもん「どこに行くんだ!?」

可奈(魔法)「決まってるでしょ、星梨花を倒しに行くのよ!」

ドラえもん「一人じゃ危険だよ!」

可奈(魔法)「だからニンゲンのあんたたちには関係ないって言ってるでしょ!」


魔法界の可奈に声をかけたのは…
A:志保
B:ひなた
C:このみ
>>141
139 :   2023/06/13 21:37:12 ID:g1hlVxId9U
c
140 : Pチャン   2023/06/13 21:38:18 ID:UB6KB8hjQg
A
141 : 師匠   2023/06/13 23:43:53 ID:H3q//ZJnyc
C
142 : イルデューサー   2023/06/14 01:43:22 ID:T.hW9gx6os
まあこのみさんなら安心やな
143 : 1   2023/06/15 23:12:18 ID:v/9f2/tX0.
このみ「待ちなさい、まさか一人で行くつもりじゃないでしょうね?」

可奈(魔法)「はぁ!?決まってるでしょ!あんたたちの助けは必要ない!!」

このみ「聞けばあなた、悪魔一人にボロボロにやられてたって聞いたけど?」

可奈(魔法)「ぐっ…!力のないニンゲンが偉そうに…!」イラッ

このみ「そうね、確かに私はただの人間だし、こんな危機に陥ったら一人じゃ何もできないわ……けど、仲間と一緒なら乗り越えられる」

可奈(魔法)「!」

このみ「一人で背負い込もうとしないで…ここにいるみんな、あなたの味方よ」

可奈「うんうん!特にドラえもんは凄いんだよ!ポケットの道具でなんだってできちゃうんだもん!」

ドラえもん「任せなさい!」ポンッ

ツバマ(へぇ~、何でも…)ニヤリ

可奈(魔法)「…う」
このみ「ん?」

可奈(魔法)「うっさい!バーカ!!」タッタッ

ドラえもん「行っちゃった…」ポカーン

このみ「待って!」タッタッ

ドラえもん「僕たちも追いかけよう!」タッタッ

可奈の子孫「そうですね、勝手な行動されては迷惑です」タッタッ

志保「同感」タッタッ
144 : 1   2023/06/15 23:12:47 ID:v/9f2/tX0.
可奈「待って!私も行くよ~……あれ…あれ!?」

ひなた「どうしたんだい?」

可奈「うーん!うーん…!も、戻らない!体が…戻らない!!」

ミクジン「そんな無茶な体制になるからですよ!」ガビーン

ツバマ「あはは!だっさ~い♪」ケラケラ

ひなた「…」ギュウッ
ツバマ「いたたたた!!」

ひなた「あたしらはここで待ってるしかないねぇ」

可奈「ごめん…」

ひなた「気にすることないべさ」

ツバマ「…」

ひなた「大人しくしてれば、痛いことしないからねぇ…」ニッコリ

ツバマ「…わ、わかってるよぉ…大人しくするよ…だからせめて座らせて~ずっと立ちっぱなしで疲れちゃったよ~」

ひなた「…わかったべさ」

ツバマ「わ~い。ありがと~♪」

ミクジン「とりあえず皆さんが戻ってくるまで我々は……」

ツバマ「…」ピコンピコン


一方その頃…

可奈(魔法)「はぁはぁ…あのニンゲン、何も知らないくせに…!」


『わたしが囮になるよ、だから可奈はそれ持って先に逃げて!』
『馬鹿なこと言わないで!』
『大丈夫大丈夫♪必ず後で合流するし!だからわたしを信じて』


可奈(魔法)「あんたに言われなくたって分かってるっての…」

魔法界の可奈は隠し持っていた黒い水晶玉のようなものを取り出す。

可奈(魔法)「これを早くどこかに隠さないと…」
145 : 1   2023/06/15 23:13:21 ID:v/9f2/tX0.
女の悪魔「良かった~!それ、まだ君が持ってたんだね」

可奈(魔法)「!?」クルッ

後ろを振り向くと、そこにいたのは女性型の悪魔。
手に持っているソフトクリームを舐めながら、魔法界の可奈の持つ水晶玉を凝視する。

可奈(魔法)「悪魔…!」

女の悪魔A「そう…ワタシ、悪魔の“ミマイ”!よろしくね!……って感じであいさつが終わったところで…それ返してもらえる?」

可奈(魔法)「誰が渡すもんですか!」

ミマイ「そっか…じゃあ力ずくで奪っちゃうもんね!」バリバリ

可奈(魔法)「きゃあっ!」ドサッ

ミマイ「でっへっへ…次は当てちゃうよ~」

可奈(魔法)「っ…」

ミマイ「えーいっ!」バリバリ

このみ「危ない!!」バサッ
可奈(魔法)「!!」

このみ「っ…!」ズキッ

可奈(魔法)「あんた…何で…」

このみ「言ったでしょ?私たちは、あなたの…味方だ、って…」ニコッ

ドラえもん「行くぞ志保ちゃん!」
志保「ええ!」


ドラえもんと志保の行動
>>148
146 : バカP   2023/06/15 23:21:31 ID:dKAOe0xqQ6
毎度おなじみショックガンと空気砲
147 : そこの人   2023/06/16 01:52:32 ID:CNIlNwTIVs
天地逆転オイルを偽未来にぶっかける
148 : 変態・オブ・ザ・イヤー   2023/06/16 03:11:26 ID:3jHHVQfAOQ
ドラえもんはひらりマントで魔法を反射
志保は着せ替えカメラでメイド沢志保化+スッパリ包丁装備
149 : der変態   2023/06/16 20:31:29 ID:kElz1F1v.Y
ファンタジーが一転して「悪魔のいけにえ」のようなスプラッターに!?
150 : 1   2023/06/16 21:28:11 ID:x/CAxTryqk
志保「ふふふ、始末してさしあげます」ペロッ

ドラえもん「『きせかえカメラ』で眼帯メイド化した志保ちゃんは無敵だぞ!しかも……」

志保「はぁっ!」スパンッ

ミマイ「地面が割れたーっ!」ガーン

ドラえもん「『どんな硬い物でも切れちゃう『スッパリほうちょう』もあるんだ!」

ミマイ「このぉ!」バリバリ

『ひらりマント』~!」
ドラえもん「えーいっ!」ヒラリ

ミマイ「あばばばばばばばば!」ビリビリ

志保「…全然大したことないわね」

ドラえもん「見た感じ、星一つの悪魔だ。実力はこんなもんさ」

ミマイ「…まだ勝った気になるのは早いと思うけどなあ」スッ

志保「タフね、流石は悪魔…」

ドラえもん「お前、大魔王デマオンの部下だな!」

ミマイ「でっへっへ、そうだよ!ワタシたちはデマオン様の部下!」

ドラえもん「デマオンが甦って魔法界の星梨花ちゃんと契約したって話に間違いはなかったんだ…」

ミマイ「うん…星梨花様はすごいんだ!古代魔法とかいう力でデマオン様やワタシたちを甦らせてくれたんだから!確か冥界の力を操る…とか言ってたかな?それを使えば冥界から死者を召喚できる…最強の魔法だって言ってたからね!君たち人間じゃ勝ち目は絶対にないね!」ドヤァ

志保(なんだかすごいべらべら喋ってくれるじゃない…)ドヨーン
ドラえもん(もしかしてミクジンが言ってた悪魔ってこの子のことなんじゃ。…)ドヨーン

ミマイ「でっへっへっへ!それじゃあワタシもそろそろ本気出しちゃおっかな~!」ニヤニヤ
151 : 1   2023/06/16 21:28:50 ID:x/CAxTryqk
ドラえもん「来るぞ!」スッ
志保「…」スチャ

可奈(魔法)「なに戦おうとしてるのよ!早く逃げなさい!」

志保「…あなた馬鹿でしょ?」

可奈(魔法)「なんですって!」イラッ

志保「目の前で仲間がピンチなのに放って逃げるわけないでしょ…だからプライドとか今は忘れて、大人しく助けられなさい」

可奈(魔法)「あんたたち…何でそこまで…」

志保「さあ。けど、人間…譲れないものの一つや二つはあるでしょ?それが脅かされるのなら全力で立ち向かうだけよ。私にとって…それが仲間ってだけのこと」

ドラえもん「映画版志保ちゃんだ…」

志保「映画版って何よ!?」ガビーン

ミマイ「ってワタシを無視するなーっ!」プンスカプンスカ

「無視なんてしていませんよ」
ミマイ「え!?」

ミマイが視線を後ろに向けると、自身の頭に銃を突き付ける女性の姿がそこにあった。

ミマイ「え…あれ?い、いつからそこに…?」

可奈の子孫「この『かくれマント』で、って言ってもあなたには通じないでしょうね……さあ、動けばこの『ショックガン』の引き金を引きます。大人しくしていてくれませんか?」


安価内の書き込みの「IDに書かれている数字の合計値」によって結果が以下の通りに
なお数字が一つもない、もしくは0の場合は『偶数』とする

偶数:敵の無力化に成功
奇数:反撃されてしまう
>>152~155
152 : 3流プロデューサー   2023/06/16 22:08:49 ID:kElz1F1v.Y
エレクトロファイヤー!
153 : P様   2023/06/16 22:32:22 ID:fQUrRZa.3A
はい
154 : ミジンコプロデューサー   2023/06/16 23:30:24 ID:Eu6pfP79D2
155 : プロデューサーくん   2023/06/16 23:41:58 ID:tOAPl8qMQs
イグニッション!
156 : 1   2023/06/17 22:01:35 ID:g.2RPdw1WE
1+1 +3 +6+7+9+2 +8=37
奇数ルート


ミマイ「でっへっへ…」
可奈の子孫「?」

ミマイ「えいっ!」ビュウウン

可奈の子孫「足元から…風!?きゃあっ!!」ドサッ

可奈(魔法)「あいつ、風の魔法を使えるの…?」

ミマイ「すごいでしょう?けどこんなのは序の口!風の魔法を使えば…こんなことだってできるんだよ!」ビュンッ

志保「…」スゥ

フワ~
志保「な…っ!」ガシッ

ミマイ「スカートめくり…また一つ悪事を働いてしまった…」キリッ

志保「…見た?」
ドラえもん「…!!」ブンブンブン

ミマイ「でっへっへ~!次はそのフリフリのお洋服を引き裂いてすっぽんぽんにしちゃおっかな~?」クネクネ

身体をクネクネと動かして、志保を煽るように踊りだす。

志保「よくも…よくもやってくれたわね…」プルプル

『スッパリほうちょう』を強く持ち、瞳孔の開いた目で目の前の悪魔を凝視する。

ドラえもん「あわわわわ!」ブルブル

志保「っ!」タタッ

ミマイ「向かってくるなんて度胸あるね!けど人間が悪魔に勝てるわけないよ!この勝負、ワタシの勝ちだ!!」


安価内の書き込みの「IDに書かれている数字の合計値」によって結果が以下の通りに
なお数字が一つもない、もしくは0の場合は『偶数』とする

偶数:志保の勝ち
奇数:ミマイの勝ち
>>157~160
157 : バカP   2023/06/17 22:29:24 ID:/x0aO3oRtE
またつまらぬ物を斬ってしまった
158 : 番長さん   2023/06/17 22:49:07 ID:HBCgKeUw82
ミリマスチェーンソー
159 : Pたん   2023/06/18 00:13:34 ID:PvdoCZ3YqU
志保「ほうちょう」 9999のダメージ
160 : Pたん   2023/06/18 00:14:39 ID:BmBcstZt4k
十七分割して個別包装しようぜ
161 : 1   2023/06/18 15:55:33 ID:.qTnJnaDBc
3 +8+2 +3 +4=20
偶数ルート


志保「倒してやる!!」タタッ

ミマイ「無駄だよ無駄!悪魔は人間よりも強いんだから!さーて、お待ちかねのすっぽんぽ……」

志保「あ、空飛ぶソフトクリーム」

ミマイ「え!?どこどこ!?」キョロキョロ

ドラえもん「馬鹿だなあ…」ドヨーン

ミマイ「ってどこにもないじゃん…」クルッ

視線を戻すと、孤島サスペンスホラーの時のような表情をした志保が『スッパリほうちょう』を振りかざしていた。

ミマイ「ぎゃああああ……なーんちゃって!」スッ

ドラえもん「後ろに避けた!?」

可奈(魔法)「はあっ!」バシュッ
可奈の子孫「…!」バンッ

ミマイ「うわおっと!」ユラッ

二人の攻撃がミマイの足に命中。そのままバランスを崩し、前方に倒れかける。

志保「はあああああっ!」ブンッ

志保は勢いよく腕を振り下ろすと、ほうちょうの柄尻がミマイの脳天に直撃する。

ミマイ「げふっ!!」バタン

ドラえもん「すごい!悪魔を倒しちゃった!」

可奈の子孫「ナイスです、志保さん」

可奈(魔法)「ふん、私のアシストのおかげでしょ」

志保「ええ、感謝するわ」

可奈(魔法)「…そんな素直に言われると、なんか調子狂うわね」

志保「私一人じゃ悪魔には勝てなかったもの、だからこの勝利はここにいる全員で掴んだ勝利よ」

可奈(魔法)「全員で掴んだ勝利…」

ドラえもん「やっぱり劇場版志保ちゃんだ…」

このみ「劇場版志保ちゃんね~」

志保「だから劇場版って何よ!?……ってこのみさん、大丈夫なんですか?」

このみ「ちょっとかすっただけ、大したことないわ」

可奈(魔法)(さっきまで危険な目にあってたのに…不思議なやつらね…)フッ
162 : 1   2023/06/18 15:55:58 ID:.qTnJnaDBc
ミマイ「…」バタン

ドラえもん「とりあえずこの悪魔を連れてみんなの所に戻ろう」

可奈の子孫「そうですね、この悪魔からたっぷりと情報を聞き出さないと…」

志保(可奈…今頃何をやっているのかしら)


一方、可奈たちは…

ミクジン「えいっ!」

可奈「いたたたたたた!いたいよミクジン!」

ミクジン「うーん、ダメですね!全然身体が元に戻りません」

可奈「流石にずっとこの体制だから疲れちゃったよ~」

ツバマ「あはははは!本当バッカみたい!」ピコンピコン

ひなた「…あんまり人のことを悪く言うもんでは無いべさ」

ツバマ「怖いなあ…けど本当の事じゃん。人間なんて心も体も弱いくせに、自分たちこそが世界で一番の存在だと思ってる…ホント、バカで面白いよね~♪」ケラケラ

ミクジン「本当に失礼な人…いや、悪魔ですね!」
ひなた「…」

ひなたたちの反応を見て、ニヤニヤと笑うツバマは更に言葉を続ける。

ツバマ「ワタシが“2番目”に好きなことを教えてあげようか?それはね、『嘘にまんまと騙された相手が真実を知った時の反応』!見てみたいなあ、君たちはどんな反応、見せてくれるのかな~?」ピコンピコン

そう言うと、ツバマは隠していた尻尾をこれ見よがしに前に出す。

可奈「あれ?その尻尾…そんなに赤く点滅してたっけ?」

ツバマ「これねえ、魔力を発信してるんだよ」

可奈「発信?」

ツバマ「そうそう…ワタシはここにいるよ…って味方に分かるように」ニヤリ

可奈「それってつまり…」
163 : 1   2023/06/18 15:56:22 ID:.qTnJnaDBc
ドオオオオオンッ!

可奈「え!?」クルッ

ミクジン「何か降ってきた!?」

ツバマ「もぉ遅いよ!ずっと待ってたんだからね~」

二つ星悪魔「…単独行動の挙句、敵に捕まるなんて…魔王軍としての自覚が足りなさすぎるわ…」

ツバマ「ごめんね、シズマちゃん♪」

シズマ「口を慎みなさい、ワタシの方が階級は上なのよ?」

ツバマ「は~い、反省してま~す♪」

ミクジン「星二つの悪魔…よりにもよってこんな時に…」ガクブル
可奈「あわわわわ…」ガクブル

シズマ「…まあいいわ。おかげで手間が省けたもの……ねえ、矢吹可奈!」

可奈「えええ!?私!?」

シズマ「あのお方から奪った物を返してもらうわよ」

可奈(もしかして魔法界の私と勘違いしてる!?)ガーン

ツバマ「あ、それちが……」

シズマ「…どうしたの?」

ツバマ「…なんでもないよ~、可奈が見つかってよかったよねって話♪」ニコニコ

可奈(なんで訂正しないのこの人(?)!?)ガビーン

シズマ「随分とふざけたポーズで余裕を見せているようだけど、もう逃げ場はないわよ…さあ、“あれ”を出しなさい!」

可奈(色々と間違ってるよこの人!)ガビーン

ひなた「まずいことになったねぇ…」

ミクジン「どうにかしないと…」


可奈を助けるために真っ先に立ち向かうのは…
多数決。多い方を採用
A:ひなた
B:ミクジン
>>164~166
164 : バカP   2023/06/18 16:00:04 ID:.xLkanjjGQ
B
165 : 仕掛け人さま   2023/06/18 16:12:36 ID:5QGdBYPW7M
A組長!お願いします!
166 : ボス   2023/06/18 16:37:13 ID:LXEKB2RSdk
A
木下組(北海道の動物達)が味方してくれるべさ
ヒグマとかエゾシカとか
167 : Pさん   2023/06/18 18:00:10 ID:5QGdBYPW7M
>>166
三毛別の羆という最強の熊がいるぞ
168 : 1   2023/06/18 22:09:24 ID:.qTnJnaDBc
ひなた「ここはあたしに任せてくれないかい?」

ミクジン「無茶ですよ!相手は悪魔ですよ!?」

シズマ「身の程知らずとはまさにこのことね!返り討ちにしてあげるわ!」

ツバマ「気を付けた方がいいよ、シズマちゃん。こいつかなり強いし…」

シズマ「あなたと一緒にしないでもらえるかしら?こんなのはワタシの相手じゃないわ!」

ひなた「…後悔しても知らないよ」ピーッ

ミクジン「指笛?」

ドスドスドスドスドスドス!

ヒグマ「グオオオオオオオ!」ドンッ

ミクジン「えええええええええ!?」ガビーン

シズマ「あれは人間界の猛獣…確か『くま』とかいう名前だったかしら」

ひなた「この子はあたしの友だちでねぇ、こうやって呼ぶとどこからでも助けに来てくれるんだよぉ」

ヒグマ「ガル!」b

ひなた「…念のため聞くけど、大人しく引き下がる気はないのかい?」

シズマ「ないわ!」

ひなた「そうかい…ケンカはしたくないんだけどねぇ…」フゥ

ヒグマ「ガルル!!」シュッシュッ

ミクジン「すごい!まるでボクサーのようだ!」

シズマ(獣のくせになかなかいい動きね…けど、避けられないスピードじゃないわ!)

ひなた「…可奈ちゃん、これ借りるねぇ」ガシッ

ひなたは消火器を手に持ち、構える。

ひなた「はああああっ!」

シズマ「そんなもの効くか!」ガシッ

ミクジン「防がれた!」ガーン

ひなた「予想通りだべさ」ニィ
169 : 1   2023/06/18 22:09:52 ID:.qTnJnaDBc
ヒグマ「ガルッ!」ブンッ
シズマ「ぐぅっ!」ドゴッ

ミクジン「星二つの悪魔にダメージを与えるなんて…ナイスコンビネーションです!」

ツバマ「大丈夫ぅ?手伝おっか~?」ニヤニヤ

シズマ「結構!」ゴゴゴゴゴ

ヒグマ「!」ブルッ
ひなた「凄まじい気だねぇ、まるで飢えた野生動物のようだわぁ…」

シズマ「ワタシには時間がない…この限られた時間の中で成果を上げて、デマオン様に認められて…ワタシは…!魔王軍の!トップに立つの!!」カッ

ひなた「!?」ゾクッ
ツバマ(きたきたきたー♪)ゾクゾク

シズマ「おちよ…水柱ァ!!」

ドザァ!!
ひなた「しま…ゲホッ!」ブクブク
ヒグマ「ガウゥ!」ブクブク

シズマ「そのまま流れ消え失せなさい!!」

ひなた(ごめんね…可奈ちゃ……)ザバァ

可奈「ひなたちゃーん!!」

ツバマ「あ~らら!流れて行っちゃったねえ」ニヤニヤ

可奈「そんな…」ガックリ

シズマ「ワタシの邪魔をするものはみんなこうなるのよ……ツバマ、可奈を連れてあっちの世界に戻るわよ」

ツバマ「え~?本当に戻っちゃっていいの?」

シズマ「当たり前でしょ!目的は果たしのだから、もうここには用はないわ」

ツバマ「…は~い♪了解で~す♪」

可奈「やだぁ!離してよぉ!」

ミクジン「可奈さんを離せ―!」ポコポコ

ツバマ「うるさいな~!えいっ!」バシンッ
ミクジン「ふべっ!」

ツバマ「ついでにこのちっちゃいのも持って帰っちゃお~っと♪」

シズマ「…帰還!」

可奈「助けて…助けてドラえもぉぉぉん!!」
170 : 1   2023/06/18 22:10:15 ID:.qTnJnaDBc
ドラえもん「ん?」

このみ「どうしたの?」

ドラえもん「…誰かが僕の名前を呼んでいたような…」

志保「…ねえ、遠くから何か聞こえない?」

ドラえもん「志保ちゃんにも聞こえたの?」

志保「いえ、声というか…これは…音…、海とかでよく聞く…そう、波の…」

ザバァァァアアアアア!!

ドラえもん「えええええ!?なんで波が!?」ガーン


安価内の書き込みの「IDに書かれている数字の合計値」によって結果が以下の通りに
なお数字が一つもない、もしくは0の場合は『偶数』とする

偶数:全員無事に助かる
奇数:ドラえもんが故障してしまう
>>171~174
171 : Pさぁん   2023/06/18 22:14:36 ID:dJJyoJPBPA
オワタ
172 : プロヴァンスの風   2023/06/18 22:15:10 ID:5QGdBYPW7M
ここで故障するのはついてねえな
173 : 兄(C)   2023/06/18 22:21:36 ID:p9q7K4Royg
174 : へっぽこ大名行列   2023/06/19 00:08:18 ID:ppwOUigfi2
このエセいちぽむ、最後には星梨花かラスボスにロコされる展開を期待
175 : 師匠   2023/06/19 01:50:05 ID:38oVrkDtYw
>>174
本物のいちぽむが来てのしてくれるよ
176 : 1   2023/06/19 22:29:16 ID:WnRc91xKFU
5+7 +9+7+4 +2=34
偶数ルート


ドラえもん「空に逃げろ!」カチッ

一行は『タケコプター』で空を飛び、迫りくる波を回避した。

可奈(魔法)「私、箒なしで空飛んでる!何これ、どんな魔法なの!?」

ドラえもん「魔法じゃなくて科学…まあいいいや!みんな無事かい?」

志保「ええ…それにしてもさっきのあれ、なんだったのかしら…?」

このみ「…ねえ!あれ見て!あの波の中にいるのって…」

ドラえもん「ひなたちゃんじゃないか!」ビュンッ

ドラえもんは溺れているひなたとヒグマを助け出し、空中へと運ぶ。

ドラえもん「大丈夫か!しっかりするんだ!」

このみ「一度降りた方がいいわね!あの建物に行くわよ!」


~北方館・望郷の家の屋上~
救出から数十分が経過した頃

ひなた「んん…」パチッ

このみ「ひなたちゃんが目を覚ましたわよ!」

ドラえもん「良かった!大丈夫かい?」

ひなた「あれ…あたし…確か水に流されて……あっ!可奈ちゃん!!」

志保「可奈がどうかしたの?」

ひなた「実はかくかくしかじか…」

志保「静香に似た悪魔がやってきたですって!?」

可奈の子孫「それで戦いを挑んで敗北を…」

ドラえもん「はっ!可奈ちゃんの危険が危ない!!」ビュンッ

志保「私も行くわ!!」ビュンッ
177 : 1   2023/06/19 22:30:01 ID:WnRc91xKFU
数分後

ドラえもん「…」

可奈の子孫「様子はどうでしたか!?」

ドラえもん「ダメだ。可奈ちゃんもミクジンも…悪魔の姿も消えていた。多分もう二人は…」

志保「くっ!」

このみ「そんな…」

可奈(魔法)「こっちの世界の私が、私の身代わりに…私のせいで…」

ひなた「それを言うならあたしが守り切れなかったせいだよ…」

ヒグマ「ガウ…」シュン

このみ「あなたたちのせいじゃないわ!悪いのは悪魔よ!」

可奈(魔法)「…」

ドラえもん「どうしようどうしよう!このままじゃ可奈ちゃんが!」アタフタ

可奈の子孫「みなさん落ち着いてください…まだ希望はあります」

一同「「「「「え?」」」」」

可奈の子孫「…場所を変えましょう。そろそろ日も暮れますし」


多数決。多い方を採用
A:ひなたの実家に行く
B:劇場に戻る
>>178~180
178 : Pたん   2023/06/19 22:53:47 ID:8LDOyd2OsQ
A
せっかくの北海道編だし
179 : Pくん   2023/06/19 22:57:16 ID:38oVrkDtYw
今日中に劇場に戻る交通手段は無いので、A一択
180 : プロデューサーくん   2023/06/20 08:51:16 ID:iFpfyE5Zqk
A
181 : 変態インザカントリー   2023/06/20 10:09:55 ID:bgh4j3SdJ2
ヒグマが当たり前のように仲間になっていることに突っ込まれない恐怖
182 : 1   2023/06/21 17:15:46 ID:/zyecyYFBE
~ひなた家~

ひなた「ごめんねぇ、ばあちゃん…急に大勢で押しかけちゃって」

ひなた祖母「気にすることないべさ、むしろひなっこの顔が見れてばあちゃん嬉しいよぉ」

ひなた「ばあちゃん」ジーン

ひなた祖母「ひなっこのお友だちにも美味しい料理を振る舞ってあげないとだねぇ…」チラッ


志保「それで、あなたが言ってた希望ってどういうことなの?」

可奈の子孫「悪魔たちの狙いはご先祖様ではなく、魔法界の彼女…正確には彼女の持っている“あるもの”が狙いだからです。だから悪魔たちはもう一度この世界に戻ってくる可能性が高いんです」

可奈(魔法)「ふん、情報通ね」

可奈の子孫「未来人ですから」

ひなた「みんな、お待たせ」

ドラえもん「あ、おばあちゃんなんだって?」

ひなた「今日は泊っていって大丈夫だって言ってたよぉ。後、これから料理も持ってくるって」

このみ「改めて後でお礼を言わないといけないわね」

ヒグマ「ガウ」コクコク

ひなた「それで…“あるもの”って何なんだい?」

可奈(魔法)「…これよ」ゴツッ

ドラえもん「水晶玉?」

可奈(魔法)「これは“アーティファクト”のコアよ」

ドラえもん「なんだいアーティファクトって?」

可奈(魔法)「古代魔法によって作られた兵器…のようなものよ。その力は強大で、一国すら簡単に消し去ることができると聞くわ……それを起動させるために必要なのが、このコアってわけ」

ドラえもん「そんな恐ろしいものが存在してるなんて…」
183 : 1   2023/06/21 17:16:51 ID:/zyecyYFBE
このみ「しかもそれを個人が操ろうとしているんでしょう?あっちの星梨花ちゃんはどうやってそれを手に入れたのかしら?」

可奈(魔法)「詳しいことは分からないわ。けど最近になって少し様子がおかしくなって…まああいつは元からちょっとおかしい所はあったけど、魔力の質…のようなものが変わったというか…」

可奈(魔法)「まあとにかく様子がおかしかったわけ!別件で半年前にアーティファクトを暴走させた事件があったから余計にね。そこで私ともう一人…『翼』ってのがいるんだけど、アイツと一緒に探りに行ったのよ…」

可奈(魔法)「…そしてその先で見つけたのよ、巨大な歪で…この私がゾクッとするほど恐ろしいものが宙に浮いている姿を…!幸いコアは外れていた状態だったから起動することはなかったけど、あんなものの近くには一秒もいたくなかったわね…」

可奈(魔法)「けど運が悪く星梨花に見つかっちゃって…あいつが召喚した悪魔に襲われて…その途中で翼が自分が囮になるっていって、それで……」

このみ「そんなことがあったのね…」

志保「じゃああっちの世界の翼は…」

可奈(魔法)「それも分からないけど…アイツはそんな簡単にやられないわ、きっと…きっと無事よ…!」

ひなた「大事に想ってるんだねぇ」

可奈(魔法)「ば、バカ言わないで!誰があんなヤツのことなんて!一応…!パートナーだから気にかけてあげてるだけよ!」カァ

ドラえもん「つまりあっちの星梨花ちゃんはアーティファクトを使って何か企んでて、コアを君に奪われたから取り戻そうとしてるわけだ」

可奈(魔法)「そうね」

ヒグマ「…」ツンツン

可奈(魔法)「気をつけなさい。コアもアーティファクトの一部だから、変な刺激を与えれば蓄えられた古代魔法が暴発するかもしれないわよ」

ヒグマ「ガウ!?」ビクッ
184 : 1   2023/06/21 17:17:22 ID:/zyecyYFBE
ひなた「さっきから気になってたんだけど、その古代魔法ってのは普通の魔法とは違うのかい?」

可奈(魔法)「簡単に言えば魔法の原点ってところかしらね。今の魔法は時代が進むにつれて制約とか制限がかけられまくって、本来その魔法が持つ潜在的な力を完全に引き出せないようになってるけど、古代魔法は制約も制限もなく、強力な力を行使できるのよ」

ドラえもん「そんなすごい力を一般人が誰でも使えちゃったら、争いが絶えないだろうしね」

可奈(魔法)「ええ…、けどそれこそが魔法使いの本来の在り方であると考えてるヤツらも少なからずいるのよ。星梨花がまさにそうだったわ。アイツは古代魔法至上主義者で、学園でも古代魔法の研究をしていたわ。現代の魔法を見下していて、いずれ世界を変えてやるとも…」

ドラえもん「つまりあっちの星梨花ちゃんはアーティファクトや悪魔を使って、魔法界を征服するつもりなのか」

ミマイ「でっへっへ、その通り!星梨花様のすんごい古代魔法があれば魔法界征服なんて楽勝だもんね~♪」フンス

一行「「「「「「「…」」」」」」」

『スモールライト』で小さくなり、虫かごの中でドヤ顔をしているミマイの様子を一行はじっと見ているのであった。

ドラえもん「やい!知っていることを全部話すんだ!」

ミマイ「嫌だよ~」ベー

ドラえもん「…仕方ない」


A:ドラえもんとこのみでミマイをおだてる
B:志保と可奈の子孫、魔法界の可奈で罵倒する
C:ひなたとヒグマで脅かす
>>187
185 : プロデューサーさん   2023/06/21 18:02:44 ID:NU9u56Mtb6
A
186 : 最低最悪変態プロデューサー   2023/06/21 18:48:46 ID:3AuOEkQKl2
C
187 : おにいちゃん   2023/06/21 21:09:54 ID:HCjatR992o
B
神崎水桜以上にバリクソ罵倒して精神的にボロボロにしてやって
188 : 1   2023/06/22 23:45:56 ID:eenKJ/rdCE
ドラえもん「志保ちゃん任せた」

志保「…あなた、誰のおかげで生かしてもらってると思ってるの?」

ミマイ「…え?」

志保「いや、え?じゃなくて、誰のおかげなのかって聞いてるのよ。もしかして言葉の意味理解してない?」

可奈の子孫「可能性ありますね。所詮は悪魔…人の言葉を理解できるほどの知能なんて持ち合わせていませんよ」

可奈(魔法)「言えてるわね!こいつ見る限りアホそうだし!」

ミマイ「何をー!人間のくせに偉そうに!」プンプン

志保「その人間に負けたのはどこの誰だったかしら?」

ミマイ「ぐぬっ…」

志保「人間にも劣る家畜…いや、虫けらね」

可奈の子孫「…思ったのですが、アリは毎日餌を運んで仲間に貢献しているのに、これの場合、それすらできていませんよね?」

可奈(魔法)「確かに…そう言うのって世間では無能って言うのよね~」

ミマイ「…」ウルッ

志保「何黙ってるのよ?返事しろって言ってるのよ、この無能」

可奈の子孫「聞かれたことにはしっかりと答える、そんな常識すら理解できていないなんて…情けないですね」

可奈(魔法)「プルプル震えて涙目になっちゃってさあ、恥ずかしくないわけ?」

志保「自分は無能ですってちゃんと言いなさいよゴミクズ」

ミマイ「う…うわああああああん!シズマちゃ…隊長に言いつけてやるーっ!!」ドバァ
189 : 1   2023/06/22 23:46:29 ID:eenKJ/rdCE
ドラえもん「隊長…ひなたちゃんたちを倒したって言う…」

ミマイ「そうだよ!隊長はすごいんだ!ワタシとツバマとは同期だけど、星二つで優秀なんだ!その上、凄腕の水魔法使いだし、お前たちなんて一捻りなんだからなー!」ドバァ

ドラえもん「君たちはどうやってこっちに来ることができたの?」

ミマイ「黒い穴を通ってきた…魔界星ではブラックホールなんて呼ばれてたけど、多分それと同じだと思う」

ドラえもん「なるほど…超空間の歪みで生じた入口みたいなものかな」

ミマイ「どう?これでワタシが無能じゃないって証明できたよね?」ドヤァ

志保「調子に乗るな」ギロッ

ミマイ「ひいっ!」

ドラえもん「今聞き出せるのはそんなところかな…この悪魔、結構口軽そうだから今後も色々な情報が聞き出せそうかも」

可奈の子孫「でなければとっくに始末していましたよ」

ガチャ
ひなた祖母「待たせてごめんねぇ、美味しいお鍋を作ってきたよ」

ドラえもん「うわあ!美味しいそう!」ジュルリ

このみ「泊めていただける上にお食事まで用意していただいて、本当にありがとうございます」

ひなた祖母「そんなこと気にしなくていいべさ。困ったときは助け合う…当たり前のことをしただけだよ」

可奈(魔法)「…」ゴクリ

可奈の子孫「…今にも飛びつきそうな勢いですね」クスッ

可奈(魔法)「はぁ!?あんた、私を犬かなんかだと思ってるわけ!?」

可奈の子孫「ええ、お預けされている犬のようでした……なんて、ふふ、冗談です。そんな怖い顔しないでください」

可奈(魔法)「がるるるる!」

このみ「こらこらケンカしないの。これからみんなで協力して頑張っていくっていう時なんだから……ほら、コップ持って」

このみは二人の前に置かれたコップにジュースを注ぐ。
190 : 1   2023/06/22 23:46:47 ID:eenKJ/rdCE
このみ「さあ、他のみんなも、ね」

志保「ありがとうございます」

ひなた「おいしそうだねぇ」

ヒグマ「ガウ」

このみ「さあドラちゃん!ここからビシッと一言、決めちゃってちょうだい!」パチッ

ドラえもん「ええ!?……う、うん」

ドラえもんはコップを持ち、立ち上がる。

ドラえもん「これから戦う敵は、強大な力を持つ魔法使いと悪魔だ…!この先、全員の協力がなければ勝てないと僕は思う!だからこの先は一蓮托生…全員の力で立ち向かおう!」

ドラえもん「魔法界の平和も…未来の世界の平和も…そして僕たちの大切な仲間を取り戻すんだ!……行くよ、みんな!!」

ドラえもん「かんぱーい!!」

志保「乾杯」
このみ「かんぱーい!」
ひなた「かんぱい!」
ヒグマ「ガウガウ!」
可奈の子孫「…乾杯」
可奈(魔法)「ふん」フッ


ついに一行の心が一つとなった!
ドラえもんは他のメンバーと会話しようとしているぞ!

誰と会話する?
>>193
191 :   2023/06/22 23:49:32 ID:QLlTyjryMU
このみさん
192 : ダーリン   2023/06/23 00:00:47 ID:u0Tzf3u.hI
ひなた
193 : 変態マスター   2023/06/23 00:28:52 ID:hY.63vxuvA
ヒグマさんと意思疎通してみよう
194 : プロデューサーさん   2023/06/23 12:16:21 ID:qF/xNvktQQ
ヒグマに狸が勝てるんかいな
195 : プロヴァンスの風   2023/06/23 12:42:31 ID:TnWPeFOowg
当たり前のようにクマが仲間に混ざってんの笑える
196 : 1   2023/06/23 20:36:27 ID:OcTGONWnow
ドラえもん「隣いいかな?」

ヒグマ「ガウ」b

ドラえもん「美味しそうに食べるねえ、鍋好きなの?」

ヒグマ「ガウガウ!」

ドラえもん「う、うん…」

ひなた祖母「驚いたねえ、ドラちゃんはクマの言葉がわかるのかい?」

ドラえもん「ううん全然」

ヒグマ「!」ガーン

ミマイ「ぷぷー!」ニヤニヤ

ヒグマ「ガルルルル!!」ギロッ

ミマイ「ひえー!ごめんなさーい!」ビクッ

ドラえもん「あはははは!」

ミマイ「グス…絶対許さない…シズマちゃんやツバマと合流したら、ギッタギタのメッタメタにしてやるぅ…」グスッ
197 : 1   2023/06/23 20:37:10 ID:OcTGONWnow
一方その頃、納沙布岬
去ったはずのシズマとツバマ、そして魔法の輪のようなもので拘束されている可奈とミクジンがいた。

シズマ「いない…!いない!いない!いない!いなーい!!」ガーン

ツバマ「逃げられちゃったみたいだね、残念残念♪」

シズマ「そうね…ってならないわよ!あなた、どうして私に嘘の情報を教えたのよ!こいつはワタシたちが探している“矢吹可奈”じゃないじゃない!」ビシッ
可奈「…」

シズマ「考えてみたら“可奈”はこんなアホ面じゃなかったわ!」

可奈「むっ!」イラッ

シズマ「加えてミマイ!待機命令を出したはずなのにいなくなってるし!いったいどこに行ったのよ!?」

ツバマ「どこにいったんだろう~」
(ワタシがそそのかしてこっちの世界に連れてきたことは黙っておこ~っと)

シズマ「くっ…なんとしてでも“可奈”を見つけ出すわよ!このままじゃあっちの世界に戻れないし…」

ツバマ「見つけるって…どうやって?」

シズマ「それに関しては良い考えがあるわ…耳貸して」

ツバマ「…ハァ、ハァ…シズマちゃん近い…息が耳に…♪」

シズマ「?」

ゴニョゴニョ
シズマ「…これなら上手く行くはずよ」

ツバマ「…フゥ…ハァ♪……うん、いいんじゃないかな、うん、悪くない…色んな意味で」

シズマ「ふふふ、後悔させてあげるわ人間ども!このワタシを怒らせたことをね!」

ミクジン「どうしましょう、何やら良からぬことを企んでるみたいですよ…」

可奈「う、うん…」

ツバマ「というわけで、君たちにもついてきてもらうよ」ニヤリ

可奈「>>200
198 : 変態・オブ・ザ・イヤー   2023/06/23 20:55:20 ID:B9oTAZTAYw
あ、熊
199 : Pくん   2023/06/23 21:07:41 ID:jIBAIaRN06
ああっ!
200 : P君   2023/06/23 21:08:40 ID:QpHBNoYDcY
あれ?星梨花ちゃん?
201 : 1   2023/06/24 22:00:20 ID:8F0fiWr1s6
可奈「あれ?星梨花ちゃん?」

星梨花(魔法)「随分と楽しそうなことをしていますね」

シズマ「!?」クルッ
ツバマ「!!」クルッ

星梨花(魔法)「フフッ、こんばんは」

シズマ(いつの間に背後に…)ゴクリ

ミクジン「ま、まさかあの人が…」

可奈「魔法界の星梨花ちゃん…悪魔たちを操る親玉…」

星梨花(魔法)「こんにちは、こっちの世界の可奈さん。わたしは星梨花と言います。以後、お見知りおきを」ニコッ

シズマ「せ、星梨花様…どうしてここに?」

星梨花(魔法)「ん?もちろん言うことを聞かないペットの様子を見に来たんですよ……わたしに黙って何をしていたんですか?」

ツバマ(こわぁ…いやだなあ、この感じ…見ていたくもないよ…)

シズマ「そ、それは…星梨花様のお役に立ちたくて…ワタシの力で…“矢吹可奈”を捕まえて…その…」

星梨花(魔法)「なるほど……で、その結果が“これ”ですか?」
可奈「…!」

シズマ「次こそは…次こそは必ず“矢吹可奈”を捕えて見せます!もう一度だけチャンスをください…!!」

土下座をして必死に懇願するシズマ。

ツバマ(ハァ、シズマちゃん…♪土下座までしちゃって…超必死…♪ずっと見ていたい…♪)ゾクゾク

星梨花(魔法)「…わかりました。そこまで言うのならチャンスを上げましょう」
シズマ「!」パァ
202 : 1   2023/06/24 22:01:20 ID:8F0fiWr1s6
星梨花(魔法)「ですがもし失敗したら、あなたたちには再び死んでいただきます♪」

シズマ「え…!?」
ツバマ「!?」

星梨花(魔法)「ふふふ、期待していますよ」ドボドボドボ

可奈「うわあっ!泥みたいに溶けた!」ガーン

ミクジン「多分魔法で作った偽物だったんですよ…それにしても、あの幼い女の子が出していい威圧感じゃないですよ…」ブルブル

シズマ「…もう後がないわ。次失敗したらワタシたちは…」

ツバマ「大丈夫だよ。シズマちゃんを死なせたりはしない…ワタシがそんなことさせない」

シズマ「…ツバマ、ありがとう」

ツバマ「ワタシの生き甲斐のためにね」ボソッ

シズマ「え?」

ツバマ「ううん、何でもな~い!とりあえずさ、場所移動しようよ!準備もあるしね!」

シズマ「そうね……ついてきなさい!」グイッ

ミクジン「ぐへっ!」ズルズル
可奈「いたたたた!」ズルズル

シズマ(今度こそ捕えてやる…待ってなさい!“矢吹可奈”!)


翌日
ひなたの実家

可奈(魔法)「…朝、かぁ…」ゴシゴシ

可奈(魔法)「部屋に誰もいない…アイツら、どこに行ったのよ…」

可奈(魔法)「うぅ、さむっ…何でこんなに寒いのよもう…」

可奈(魔法)「…ん?あそこにいるのって…」


誰と会話する?メンバーの中から一人選択。
>>205
203 : プロデューサーさま   2023/06/24 22:23:33 ID:PTSQrt3Qj6
ヒグマ
204 : Pしゃん   2023/06/25 02:53:26 ID:N22JireAVI
ばあちゃん
205 : Pちゃん   2023/06/25 03:11:33 ID:55tu09MdZ6
ヒグマ
ミリマグ可奈ちゃんなら意思疎通できるはず
206 : Pはん   2023/06/25 07:44:34 ID:2bm7NTYFr2
このヒグマはオスメスどっちだろう?
劇場版ならヒグマが主要メンバでも問題ないよね、名前ないけど
207 : Pくん   2023/06/25 08:30:44 ID:CTLZdWGbUI
三毛別を襲ったヒグマはオスで、冬眠をし損ねた個体だそうで
福岡大学のワンダーフォーゲル部に縁のあるヒグマはメスだったそうな
208 : 1   2023/06/25 22:52:48 ID:fiymOtq0fQ
可奈(魔法)「隣、座るわよ」

ヒグマ「…」

可奈(魔法)「…まさか私がニンゲンの世界にやってきて、行動を共にするなんて昔じゃ考えられなかったわ。やっぱりアイツが学園にやってきてから、私の運命は大きく変わったのかもね」

可奈(魔法)「ニンゲンってどいつもこいつもお人好しよね。知り合ったばっかりの私のために悪魔と戦おうだなんて…ホント、頭おかしいんじゃないのって思うわ」

ヒグマ「…」

可奈(魔法)「けど…正直嬉しかったのよね。私一人じゃ多分折れてたと思うから……ってクマ相手に何言ってんのかしらね、私。アイツと別れてからずっと一人だったから、ちょっとセンチメンタルになってたのかも…この私としたことがらしくなかったわ」

ヒグマ「…オレには人間社会のことはよく分かんねぇけどよぉ、一人じゃ生きていけねぇってのは野生の世界にも共通してることだ。仲間が大事なのはオレたち動物も同じよ。だからよぉ、困ったことがあったらオレたちに遠慮なく言ってくれよ!オレたちはもう仲間なんだからよ!」ニカッ

可奈(魔法)「…」ポカーン

ヒグマ「どうしたんだ?鳩が豆鉄砲を食ったような面してんぜ?」

可奈(魔法)「あんた何普通に喋ってんのよォォオオオオ!!」ガビーン

ヒグマ「へへ、ドラの兄貴が『ぎ人化ライト』って道具でオレを喋れるようにしてくれたんだ」

可奈(魔法)「は、はぁ!?どんだけ出鱈目なのよあのタヌキ!」
209 : 1   2023/06/25 22:53:09 ID:fiymOtq0fQ
ひなた「魔法界の可奈ちゃん、起きたんだねぇ。おはよう」

志保「何を話してたの?」

ヒグマ「お嬢、志保姐さん、実はさっき…」

可奈(魔法)「言ったらころす」ギロッ

ヒグマ「ええ!なんで!?」ガビーン

可奈(魔法)「あんたは動物だし喋れると思ってなかったからよ!!」

ひなた「何があったか分からないけど、仲良くしてたみたいで一安心だわぁ」

可奈(魔法)「どう見たらそう解釈できるわけ!?」ガビーン

可奈(魔法)「…あれ?そういえば他のヤツらはどこに行ったのよ?一緒じゃないの?」

ひなた「ああ、みんなかい?」


A:ドラえもん&このみの所に行く
B:可奈の子孫&ひなたのおばあちゃんの所に行く
>>212
210 : 最低最悪変態プロデューサー   2023/06/25 22:55:35 ID:N22JireAVI
A
211 : 毎日変態   2023/06/25 23:04:43 ID:55tu09MdZ6
ひなっこの実家だし、Bしかないでしょ
212 : der変態   2023/06/25 23:14:10 ID:wGFQUPuuKo
B
213 : 1   2023/06/28 00:25:31 ID:jRcGmRIPeQ
可奈の子孫「…」

ひなた祖母「何をやってるんだい?」ヌッ
可奈の子孫「うわっ!」ビクッ

ひなた祖母「ごめんねぇ、驚かせちゃったかい?」

可奈の子孫「い、いえ。こちらこそ……ちょっと道具の整備をしていました。しっかり調整をしておかないと故障の原因になりますから」

ひなた祖母「私には難しくてよく分からないけど、しっかりしてるんだねぇ」

可奈の子孫「しっかりだなんてそんなこと…ただ一つの油断で命を落とすような環境にいたので、これは…習慣、みたいなものです」

ひなた祖母「…あなた、ご両親は?」

可奈の子孫「…いえ、両親はすでに…友人も知り合いも全員誰も」

ひなた祖母「そうかい…それはとっても辛かったねぇ」

可奈の子孫「辛くなんてそんな…!小さい頃からずっと一人でやってきましたし、それにあいつを倒せば未来を変えて……だから一人でも大丈夫でした」

ひなた祖母「強い子だね…だけどね」ギュッ
可奈の子孫「…!」

優しく微笑みながら、目の前の少女の手を優しく握る。

ひなた祖母「辛い時はね、強がらなくてもいいんだよ…一人でも大丈夫な人なんて、この世界のどこにもいりゃしないんだから」

可奈の子孫(おばあさんの手…暖かい…)


『わたしね、ママとパパとおててつなぐのすき!こわいことがあっても全然へっちゃらなの!だからね、ずっとそばにいてね!約束だよ!』


ひなた祖母「ここまでよく頑張ってきたねぇ」

可奈の子孫「…」ブルブル

ひなた祖母「いいんだよ、今ならだれも見てないから」
214 : 1   2023/06/28 00:26:28 ID:jRcGmRIPeQ
可奈の子孫「…おばあさん…ひぐっ…わたし…わたしね…」

ひなた祖母「うん」

可奈の子孫「本当は心細くて…とっても辛くて……会いたい…お母さんとお父さんに…もう一度…会いたいよぉ…」

ひなた祖母「うん…うん…」

可奈の子孫「もう一人になるのは…嫌だ…」

ひなた祖母「…大丈夫、もう大丈夫だべさ……あんたはもう、一人じゃないよ」

可奈の子孫「え?」

ひなた祖母「…」スッ

おばあさんが指をさす方向を見ると、四人の人影がこちらに向かっているのが見える。


可奈の子孫「!」ゴシゴシ

ヒグマ「おはようございます、姐さん!」

ひなた「ばあちゃんと一緒にいたんだねぇ、何を話してたんだい?」

可奈の子孫「それは…」

ひなた祖母「ふふ、秘密だべさ。ね?」ニコッ

可奈の子孫「そ、そう…!私たちの秘密です!」

ひなた「ええー、気になるべさ!」

ひなた祖母「ふふ」
215 : 1   2023/06/28 00:26:51 ID:jRcGmRIPeQ
ドラえもん「おーい!みんなー!!」

ひなた「あ、ドラえもんとこのみさんも来たね」

志保「あんなに慌てて何かあったのかしら?」

ドラえもん「大変大変大変大変だ!ついに見つけたんだ!落ち着いて聞いてくれ!」アタフタ

可奈(魔法)「あんたが落ち着きなさいよ…」ドヨーン

このみ「ドラちゃん、ここ私が話すわね」

ドラえもん「お、お願いします」スーハー

このみ「今朝からドラちゃんの『スパイ衛星』で探っていたらね…見つけたのよ、あの悪魔たちの居場所を」

ひなた&志保&ヒグマ「「「ええ!?」」」

可奈の子孫「悪魔…!」ガタッ

可奈(魔法)「戻ってきたのね…」ギリッ

志保「二人は…可奈は無事なんですか!?」

可奈(魔法)「奴らはどこにいるの!?」

このみ「二人とも落ち着いて!大丈夫、可奈ちゃんもミクジンちゃんも無事よ」

ドラえもん「場所は北海道の>>217だ!」
216 : ダーリン   2023/06/28 00:38:20 ID:1QnnrIsCok
知床半島
217 : 我が下僕   2023/06/28 00:38:26 ID:CqwFvt.Ex6
稚内の宗谷岬
218 : 1   2023/06/28 20:40:18 ID:jRcGmRIPeQ
ドラえもん「稚内の宗谷岬だ!」

このみ「観光に来た人たちが巻き込まれたら大変だわ!すぐ行かないと!」

志保「そうですね…わたし、荷物持ってきます!」

ひなた「あたしも手伝うよ!

ヒグマ「オレもお供いたしやす!」

ひなた祖母「…行くんだね」

可奈の子孫「はい」

ひなた祖母「必ず帰ってくるんだよ?美味しいご飯を用意して待ってるから…約束してくれるかい?」

可奈の子孫「必ず…必ず帰ってきます!」

ひなた祖母「それじゃあみんなのためにお弁当でも用意しようかねぇ!簡単なもんならすぐに用意できるからそこで待ってなさい」


可奈の子孫(“帰って”おいで、か…)ギュッ

可奈(魔法)「ずいぶんいい表情してるじゃない」

可奈の子孫「あなたこそ、吹っ切れたって感じですね」

可奈(魔法)「ふん!いつまでもウジウジしてられないでしょ!ここからはこの天才矢吹可奈様の大活躍で、星梨花や悪魔たちをとっちめてやるんだから!」

可奈の子孫「ふふ、期待してますよ」

可奈(魔法)「こっちもね」ボソッ

可奈の子孫「え?」

可奈(魔法)「あんたのこと!ちょぴっとくらいは期待してるんだから!足を引っ張たら承知しないわよ!……ってかあんたも自分の世界を救うんでしょ?だったら気合は……」

可奈の子孫「もちろん…さっき十分すぎるくらい気合が入りましたから。何があっても挫けない…今の私は、一人じゃないから」

可奈(魔法)「じゃあまずは、私たちの世界の前に…」

可奈の子孫「可奈さんたちやこの世界を…」

可奈(魔法)「救うわよ!」
可奈の子孫「救いましょう!」

互いの拳を突き合わせ、二人は笑みを浮かべる。
219 : 1   2023/06/28 20:40:42 ID:jRcGmRIPeQ
このみ「みんな、準備は良い?」

志保「はい!いつでも!」

ひなた祖母「これ、みんなで食べてね」

ひなた「わぁ、お弁当!ありがとねぇ、ばあちゃん」

ひなた祖母「気を付けるんだよ、全部終わったらまたご飯食べにおいで」

可奈(魔法)「…」グゥ

可奈の子孫「お腹の音で返事ですか」プッ

ドラえもん「ぷーくすくす」

志保「世界が違っても、やっぱり可奈は可奈ね」

可奈(魔法)「うっさい!聞くな!忘れろー!」カァ

ドラえもん「よーし!それじゃあ宗谷岬を目指してしゅっぱーつ!」

一同「「「「「「おー!」」」」」」

ドラえもん「…と言いたいところだけど」

一同、ズッコケる。

ドラえもん「実は『どこでもドア』が故障しちゃって…」

ひなた「ええっ!?」ガーン

このみ「『タケコプター』は?」

ドラえもん「電池切れ…」

志保「じゃあどうやって宗谷岬に行くのよ!」


宗谷岬へ行くための方法は?
>>222
220 : せんせぇ   2023/06/28 20:43:54 ID:1uZpaZyTBE
一斉にジャンプして着地は宗谷岬の場面に
221 : Pちゃま   2023/06/28 22:03:15 ID:gjFBZRUIdE
道路光線上をリニアモーターカーごっこで突っ切る
222 : Pチャン   2023/06/28 22:14:40 ID:DmZPV09rr6
ソーラーヨットで海から乗り込む
223 : プロデューサーさま   2023/06/28 22:50:10 ID:N1g8.qFX.Q
電車&特急乗り継ぎでも、根室から稚内じゃ1日かかるからなぁ
ソーラーヨットでいくなら流氷には注意だね
224 : 1   2023/06/30 21:05:27 ID:pp.sBn6HDk
ドラえもん「海から乗り込もう!」

一行はひなたのおばあちゃんと分かれ、海が見える場所へと向かう。

ドラえもん「さて、と」ゴソゴソ

『ソーラー・ヨット』~!

志保「ヨットって言うか…カメ、よね?」ドヨーン

ドラえもん「いいからほら、乗った乗った!」


ドラえもん「全員乗ったね!それじゃあ出発!」カチッ

ヒグマ「すげぇな、本当に海を渡れるなんて」

可奈(魔法)「ええ…アンタたちの…えーと、カガクだっけ?ホント何でもできるのね」

ドラえもん「まあね!何せ未来の科学技術で作られた……」

ぐぅ~
可奈(魔法)「…朝から何も食べてないからよ!悪い!?」カァ

ドラえもん「何も言ってないじゃないか」ニヤニヤ

志保「仕方ないわよね、何も食べてないんだから」プッ

可奈(魔法)「隠しきれてないわよその顔!」

ひなた「まあまあ…ばあちゃんが作ってくれたお弁当でも食べるかい?」

可奈(魔法)「…いただくわ」

ドラえもん「ここから目的地まで時間がかかる。今の内に体を休めよう」

このみ「そうね」
225 : 1   2023/06/30 21:05:48 ID:pp.sBn6HDk
可奈(魔法)「!」モグモグ

志保「…そういえばずっと気になってたことがあるんだけど…あなたのこと、なんて呼べばいいかしら?」

可奈(魔法)「はぁ?急に何よ」

志保「この先、可奈を助け出したらこの場には可奈が二人いることになるのよね…同じ顔で同じ名前の人がいるってなんだかややこしくて」

ドラえもん「確かに…可奈ちゃんって呼んだら二人が同時に振り向いたりとかして…」

このみ「想像したらちょっと面白いわね……まあそれは置いといても、せっかく仲間に慣れたんだし、仲間っぽい呼び名とかつけてあげたいわ」

可奈(魔法)「いいわよあだ名とかそんなの…!」

ドラえもん「まあまあいいじゃないか、せっかくだからつけてもらいなよ。そう言うのって友だちって感じがしていいと思うよ」

ひなた「子孫ちゃんにもそう言うのつけたいねぇ」

可奈の子孫「私にもつけてくれるんですか?」

志保「もちろんよ」

ドラえもん「よーし!みんなで決めよう!」


魔法界の可奈の呼び名
>>227
可奈の子孫の呼び名
>>230
※SS内の名前部分にも反映させます
226 : 1   2023/06/30 21:07:15 ID:pp.sBn6HDk
ミス

>>227
>>228
227 : 兄(C)   2023/06/30 22:02:22 ID:uMweU7jagI
マジカナ
228 : P殿   2023/06/30 22:32:32 ID:99kTIPFniQ
魔法使いな可奈を略してマナカナ
229 : ミスター・不純物   2023/07/01 08:22:54 ID:lYHEepYL.s
カナカナ
230 : せんせぇ   2023/07/01 08:46:44 ID:pYdZQr/XOk
志尊可奈
231 : 仕掛け人さま   2023/07/01 18:40:42 ID:kYBX5Llbk6
>>230
しほかな?(乱視)
232 : 1   2023/07/02 00:53:56 ID:cv.HzOCT4E
マナカナ「へえ、いいじゃない!」

ひなた「喜んでもらえてよかったべさ」

志尊可奈「…」

志保「どうかしら?」ドヤァ

志尊可奈「…一応聞きますけど、変な私情とか入ってないですよね?」

志保「当たり前じゃない」

志尊可奈「…まあいいです。このあだ名、ありがたく頂戴します」

このみ「ふふ、それじゃあ食事の続きでもしましょうか」

ミマイ「…」グゥ

ドラえもん「もぐもぐ…」

ミマイ「…ねえ!ワタシにも何かちょうだいよ~!できればお肉がいい!」

ドラえもん「人質のくせに贅沢なこと言うなあ」

ミマイ「食べたい食べたい食べたい食べたい!」ジタバタ

ドラえもん「もう!うるさいなあ!」ガシッ

ミマイ「うわああっ!」スポン

ドラえもんは虫かごを持つと、そのままポケットの中に入れた。

ドラえもん「これでよしっと!」
233 : 1   2023/07/02 00:54:20 ID:cv.HzOCT4E
ミマイ「ポケットの中に入れられたはずなのに…何この広くて変な空間!?しかも宙に変な道具がたくさん浮いてるし」

ミマイ「何が何だかもう訳わかんないよー!ご飯も食べさせてくれなかったし、あの青いの!ぜええええったいに許さないんだからねー!」ジタバタ

ミマイが地団駄を踏んでいると、近くにあった“とある道具”が虫かごと接触する。

ミマイ「うわあっ!」グラグラ

ミマイ「いたたた…もう何なんだよぉ…ゲホゲホ…さっきぶつかったやつから粉みたいなの出てきてるし…最悪」

ミマイ「…あれ?開いてる…扉開いてる!何だか知らないけどラッキー!」

実は先ほどぶつかった道具は、どんな複雑なものでも開くことができる『万能オープナーひらけゴマ』であるが、当然ミマイが知る由もない。

ミマイ「でっへっへ…!これでワタシは自由…!あの青いのをやっつけてシズマちゃんに褒められるチャンス…!」

ミマイ「まずはこの身体を元の大きさに戻して…ついでにここにある道具ももらってちゃおっと……でへ、でへへ…でーへっへっへ!!」
234 : 1   2023/07/02 00:55:05 ID:cv.HzOCT4E
一方その頃、可奈たちは――

シズマ「ふふ、何も知らない人間たちが呑気に観光しているわ。これから自分たちの身に危険が及ぶとも知らずに…」

ツバマ「ねーねー、あの三角っぽいやつなんだろね?」

シズマ「知るわけないでしょ…人間が作ったまじない的な何かじゃないの?」

ミクジン「ふっふっふ!ここはガイドロボットのぼくの出番ってことですね!あれはですね、北国のシンボル北極星の一稜を象った三角錐をイメージしているもので、元々は石柱が立っているだけのものを、1968年に今のような……」

シズマ「うるさいわね!ツバマ、こいつを黙らせて!」

ツバマ「は~い♪」フミッ
ミクジン「ふぎゅ!」

可奈「ミクジン!」

シズマ「さあ、そろそろ始めようかしら」

可奈「始める…?」

ツバマ「決まってるじゃん~!これからここをめちゃくちゃに壊しちゃおってこと♪」

可奈「えええ!?やめてよ、何でそんなひどいことするの!」

シズマ「“矢吹可奈”たちをおびき寄せるためよ。現状あいつらの居場所が分からない以上、闇雲に探すよりあっちから来てもらった方が手っ取り早いのよ」

ツバマ「あいつら正義感強そうだし、壊して殺して暴れまくれば絶対やってくるもんね!そこを狙って…ひひひ♪」

可奈「ひ、ひどい」

シズマ「悪魔にとってはこの上ない誉め言葉ね」

ツバマ「これからのことを考えると楽しくなってきちゃうな~」

ミクジン「…」


多数決。多い方を採用。
ミクジンの行動
A:立ち向かう
B:逃げる
>>235~237
235 : おにいちゃん   2023/07/02 02:30:31 ID:J75gqJJasE
B
236 : 3流プロデューサー   2023/07/02 02:57:36 ID:n2DKvBL1PI
A
237 : プロデューサーくん   2023/07/02 04:12:54 ID:Ea0klJgQVY
A。ドラたちが来るまで時間を稼ぐ
238 : ダーリン   2023/07/02 15:47:59 ID:5u6HVk8g4o
>>230
志尊淳……
239 : 1   2023/07/02 23:38:30 ID:cv.HzOCT4E
ミクジン「ふんっ!」ボオッ

ツバマ「あっつ!」

ミクジン「こうなったらやけだ!突っ込んでやるーっ!」

シズマ「くだらない」パチンッ

シズマが指を鳴らすと、シャボン玉がミクジンの全身を包み込んでしまう。

可奈「ミクジン!」

シズマ「ワタシたちには時間がないの。二度目の命を与えられ、今度はそれが奪われようとしている……ここで成果を出さなければワタシたちに未来はない」

可奈「だからって自分のために誰かを傷つけようだなんて、そんなの間違ってるよ!」

ツバマ「ははは!だってさ!」

シズマ「あなたたちの価値観をワタシたち悪魔に当てはめないでちょうだい。人間はどうなろうとワタシたちの知るところではないわ」

可奈「っ…!」


モブA「ん?おい、あそこで何か騒いでるぞ」

モブB「喧嘩か?警察を呼んだ方が…」

~♬

モブA「ん…なんだこの音…?」

モブB「…なんか急に家に帰りたくなってきたわ」

モブA「…お前何を……いや、俺もそんな気分になってきた」

モブC「わたしたちも帰りましょう」

モブD「そうね」

モブE「わしも」


ツバマ(ん?周りの人間たちがこの場から離れていく…それも全員…)チラッ

シズマ「ツバマ、よそ見をして何を…」


「ドッカーン!!」

ツバマ「おっと!」ヒュッ
ミクジン「うわ!」パンッ

シズマ「ワタシの拘束魔法が破壊された……何者!?」
240 : 1   2023/07/02 23:39:10 ID:cv.HzOCT4E
ドラえもん「僕だ!!」ドンッ

可奈「ド、ド…ドラえもぉぉぉぉん!!」

ミクジン「ドラさん!待ってましたよ~!」

ドラえもん「大丈夫?ケガとかしてない?」

可奈「うん、大丈夫…!来てくれてありがとう、私、信じてたよ!」

ドラえもん「友だちだろ?見捨てるわけがないじゃないか!」

可奈「えへへ…」

シズマ「…あの珍獣は何なの?」

ドラえもん「珍獣じゃない!ネコ型ロボット!!」プンプン

シズマ「何でもいいわ!ワタシたちの邪魔立てをするのであれば容赦はしない!他の人間どもと一緒に始末してあげるわ……って誰もいない!?」

ツバマ「シズマちゃんがさっきその子と話してる間に全員帰っちゃったみたい」

シズマ「はぁ!?何よそれ!というか何で黙ってたの!?」

ツバマ「ワタシのため…じゃなかった!言うタイミング逃しちゃったの、ごめんね~♪」

シズマ「いつもいつも大事なことを黙って…!」

ツバマ「…ついでに言うんだけどさ」

シズマ「何!」

ツバマ「避けた方がいいよ…ほら、上」ピッ

ヒグマ「うおおおおおおおおおおっ!」
シズマ「なっ!?」ヒュッ

上空から降ってきたヒグマを目視したシズマはすぐさま後ろに跳んで回避。
ヒグマの放った拳は対象を取り逃し、代わりに地面が身代わりになるかの如くその力をまともに受けて陥没してしまう。

ヒグマ「ちっ、外したか」

シズマ「あの時の獣…!」

ヒグマ「次は外さねェ…!」ポキポキ
241 : 1   2023/07/02 23:39:32 ID:cv.HzOCT4E
シズマ「獣ごときが調子に乗らないでちょうだい!」ガシッ
可奈「うわあっ!」

ヒグマ「可奈姐さん!?くそ、人質なんて卑怯だぜ!」

シズマ「人質?この娘はただの盾よ…さあ、攻撃してきなさい!人間の女のミンチが見てみたいならね!ふふ、ふははははは!」

ガシッ!

シズマ(ワタシの腕が捕まれ…!?)

志保「その薄汚い手で可奈に触れないでもらえるかしら?」ギロッ

シズマ「…は?」ピキッ

可奈「志保ちゃん!!」パァ

志保「斬る!」スウッ

シズマ(包丁!?)バッ

志保の攻撃を避けるため、シズマは可奈を掴んでいた手を放してしまう。

志保「今よ!!このいけ好かない女悪魔に一撃ぶち込んでちょうだい!!」

ヒグマ「おっしゃ行くぜおらぁぁぁあああああああ!!」


安価内の書き込みの「IDに書かれている数字の合計値」によって結果が以下の通りに
なお数字が一つもない、もしくは0の場合は『偶数』とする

偶数:ヒグマの攻撃がヒット!シズマにダメージを与える
奇数:攻撃は避けられ、ヒグマはダメージを受ける
>>242~245
242 : 我が友   2023/07/02 23:47:56 ID:n2DKvBL1PI
やってやれヒグマぁ!
243 : プロデューサー   2023/07/03 00:19:18 ID:bE0yvuvzwg
熊ロコし
244 : 兄ちゃん   2023/07/03 02:51:56 ID:Zf65MhSjx.
やったれー
245 : そこの人   2023/07/03 06:28:26 ID:vb964I/pxE
765プロ三毛別営業所魂を見せるんだ!
246 : 1   2023/07/03 20:16:57 ID:02Cr34zWow
★登場人物紹介

『ミクジン』
映画・大長編「のび太のドラビアンアイト」に登場するキャラクター。

未来世界の時間旅行公社に所属するガイドロボット。ランプの魔人のような見た目をしている。
行方不明のしずかの手がかりが794年のバグダッドにあると確信したドラえもんが、現地の状況に詳しい案内役として彼を派遣した。
真面目な性格だが、目的の時代を間違えたりとドジな一面もある。また、融通が利かないところもあり、空気を読まずに解説ばかりしてのび太たちに「三流ガイド」「社会科の先生と旅行してるみたいで調子が狂う」と鬱陶しがられる。
のび太たちと喧嘩別れしてからもこっそり様子を見ており、彼らのピンチの際は火の玉状態になって彼らをアシストしていた。
ドラえもんのことを大長編では『ドラさん』、映画では『ドラざえもんさん』と呼ぶ。

『ミマイ』『シズマ』『ツバマ』
今作オリジナルキャラクター。
元ネタは2007年に放送した「ドラえもん 映画なぞ解きスペシャル」内の「悪魔の城のヒミツ」に登場した、のび太そっくりの悪魔『ノビマ』とドラえもんそっくりの使い魔「ドマえもん」から。

魔界星出身の悪魔で見た目が未来、静香、翼に似ているが、性格は彼女たちとは正反対で邪悪そのもの。

シズマは星二つの悪魔で、デマオンに認められるために手柄を立てようとしている。同期のミマイとツバマに振り回される苦労人。
ツバマは星一つの悪魔で、嘘をつくのが二番目に好き。シズマに歪んだ感情を向けているようだが…
ミマイは星一つの悪魔で、思ったことをすぐに口に出してしまうくらい素直な性格。スカートめくりや壁に落書きすることが好きなど、意外と悪事のレベルが低い。
247 : 兄(C)   2023/07/03 20:32:14 ID:vb964I/pxE
お山でかいアイドルに抱き着かないだけ、未来よりはマシなのかこの悪魔
248 : Pちゃま   2023/07/03 20:59:11 ID:Zf65MhSjx.
これは本物のいちぽむとの対決が楽しみになってきた
249 : Pサン   2023/07/03 21:06:30 ID:Hwpo6ymtFI
今回はまだいちぽむ出てないから、どんな展開になるか楽しみ
あと、いつもの面白お姉さん枠の琴葉にも出てほしいね
250 : 1   2023/07/03 23:57:54 ID:02Cr34zWow
2+1 +0 +6+5 +9+6+4=33
奇数ルート


シズマ「!」スウッ

ヒグマ「何ィ!かわされた!?」

シズマ「そんな力任せの攻撃がワタシに当たるとでも?図に乗らないでもらいたいわ!」バシュウッ

ヒグマ「ぐぼぉ!!」ドバァン

志保(水の魔法…ヒグマを一撃で吹き飛ばすなんて…)

シズマ「してやったり、とかでも思ってたんでしょ?あんな策が通用するわけないでしょ、バカな人間ね」フッ

志保「…は?」ピキッ


このみ「可奈ちゃん!」

ひなた「無事でよかったべさ」

可奈「このみさんとひなたちゃんも…みんな来てくれたんだね」ウルッ

このみ「当然よ、私たち仲間でしょ」

ひなた「あの時は守ってあげられなくてごめんねぇ…でも今度はちゃんと守るから」

ツバマ「ハハハ、感動の再会おめでと~」パチパチ

ひなた「また大人しくしてもらうからねぇ…」

ドラえもん「僕も加勢するぞ!」

ツバマ「ええぇ!ちょっとタンマ!」

ドラえもん「問答無用!行くぞォォオオ!!」

ドラえもんとひなたはツバマに飛びかかる。
三人の周りに煙が舞い、乱闘が始まる。

ポカポカポカポカポカ!
ドラえもん「うおおおおお!」
ひなた「べさぁぁあああ!」
ツバマ「うわあああああ!」
ポカポカポカポカポカ!

このみ「いったいどうなってるのかしら…」

可奈「あ、煙が引いていきますよ」
251 : 1   2023/07/03 23:58:21 ID:02Cr34zWow
ツバマ「いえーい!」ピース

ドラえもん「ふにゅう…」バタン
ひなた「あう…」バタン

可奈「二人ともー!!」ガーン

このみ「最初に会ったときはそんなに強そうな感じじゃなかったのに…」

ツバマ「だってあの時は本気じゃなかったもん……けどここからは」バチバチ

ツバマの指先に魔力が集まっていく。

ツバマ「それなりに本気出していくからね」ニヤァ

このみ「…どうせ本気を出すなら」

ツバマ「?」

このみ「最初から出しておいた方がいいわよ」

マナカナ「はあっ!」ガシッ
ツバマ「!?」クルッ

マナカナ「隙だらけなのよバーカ!!」

ツバマ(魔力が出ない…!)

マナカナに捕まれた手首は枷のように封印魔法の魔法陣がかけられており、ツバマの魔力は魔法陣によって遮断されたのだった。

可奈「魔法世界の私!来てくれたんだね!」

マナカナ「待たせたわね、こっちの世界の私!この天才魔法使いの私が来たからにはこんな奴らけちょんけちょんにしてやるわ!」

ツバマ「驚いたなあ、君が人間と協力してやってくるなんて。シズマちゃんには悪いけど、ワタシは“可奈”は人間を見捨てて身を隠しちゃうかと思ってたもん」

マナカナ「私が自分の責任をニンゲンに押し付けて逃げ隠れするわけないでしょ!あんたたちを倒すのはこの私!私がこっち側にいる以上、こいつらの誰一人として犠牲になんてしないわ!」

ツバマ「ハハハ、ワタシが離れてからの短期間で随分人間側に寄っちゃたんだねぇ!あんなに人間を見下してたのに今じゃすっかり頼れる味方ってわけだ!」

ツバマ(さて、どうしようかな…。封印魔法、だっけ?あっちの世界の魔法とワタシたちの世界の魔法って根本的に違うもんなぁ。ワタシだけの力で外すのは無理かも)

ツバマ「シズマちゃーん!“可奈”が現れたよ!手を貸してよ~!」
252 : 1   2023/07/03 23:58:45 ID:02Cr34zWow
シズマ「…!」ゴゴゴゴゴ
志保「…」ゴゴゴゴゴ

シズマ「生意気な人間ね!気に入らないわ!」バチバチ

志保「気が合うわね!一目見てからずっとそう思ってたわ!」バチバチ


ツバマ「…ええぇ、何あの空気」ドヨーン

可奈「あの二人の後ろに龍と虎が見えるよぉ…」

このみ「因縁かしらねぇ…なんにせよ志保ちゃんの加勢は難しそうね」

ツバマ(シズマちゃんの力を借りるのは無理っぽいか……だとしたら残る手は)チラッ

ドラえもん「…」グッタリ

ツバマ(なんでも出来るとかいうポケットに賭けてみようか、な!!)シュッ
マナカナ「しまっ…!」


安価内の書き込みの「IDに書かれている数字の合計値」によって結果が以下の通りに
なお数字が一つもない、もしくは0の場合は『偶数』とする

偶数:ポケットを奪われそうになるが、何とか阻止
奇数:ポケットを奪われてしまう
>>253~256
253 : 箱デューサー   2023/07/04 01:42:49 ID:/dURuaByCw
とりあえず偽いちぽむは腹立つから本物に倒されてくれ
254 : Pちゃま   2023/07/04 07:46:11 ID:/4YKyaLtcE
パリイ
255 : ミスター・不純物   2023/07/04 13:16:04 ID:zG1fmlpWzs
うん
256 : ぷろでゅーしゃー   2023/07/04 13:30:39 ID:IjDn0lg5gw
ガード
257 : 彦デューサー   2023/07/04 18:18:27 ID:iuPpjcNNug
ドラえもんは青いからバカガードになってしまう
258 : 1   2023/07/04 21:53:50 ID:rB2o0zW.Ns
4 +1 +0+5=10
偶数ルート


可奈「ドラえもん起きて!危ないよ!!」

ドラえもん「可奈ちゃん……はっ!ここはぼく?だれがどこ?」

ツバマ「へへへっ!」シュバッ

ドラえもん「うわあああ敵だあああああ!!」ムクッ
ツバマ「!?」

ゴッツーン!!

ツバマ「いたたたたたたたたたた!!!」ゴロゴロ

ドラえもん「あらら、起き上がっただけなのに偶然、頭突きしたみたいになっちゃった」

ツバマ「いったーいなもー!!何なのあの石頭-っ!!」

マナカナ「あいつを取り押さえるのよ!!」
このみ「わかったわ!」

ツバマ「ってて……もう許さないんだから!援軍のみんな、一斉攻撃!!」

マナカナ「援軍ですって!?」クルッ

可奈「まだ敵が隠れてたの!?」クルッ

シーン…

ツバマ「今の内っ!」ビュウン

可奈「って逃げちゃったー!!」ガビーン

ドラえもん「まずい!さっき『ゴーホームオルゴール』で周囲の無関係な人たちは逃がしたけど、それ以外の人の多い所に行かれたら大変だ!追いかけて捕まえよう!!」タッタッ

可奈「私も行くよ!!」タッタッ

マナカナ(私は…)


多数決、多い方を採用。
A:可奈とドラえもんについていく
B:この場に残って志保に加勢
>>259~261
259 : 魔法使いさん   2023/07/04 22:34:37 ID:VRVpfTl5UY
志保はとても加勢できる雰囲気じゃなさそうだし、青狸は危なっかしくて放っておけないので可奈たちについていく
260 : おにいちゃん   2023/07/04 22:37:47 ID:iuPpjcNNug
A
261 : ハニー   2023/07/05 01:59:40 ID:0qdi4RSYfM
A
262 : 1   2023/07/05 22:50:02 ID:o1tXtACrqQ
マナカナ「私はあの二人についていくわ!あなたは?」

このみ「私は志保ちゃんに加勢するわ」

マナカナ「わかったわ…後で会いましょう」ビュンッ

このみ「さて…私も…」

ここに来る前にドラえもんから預かった“あるひみつ道具”を手に持ち、志保の方へと向かう。


シズマ「ガルルルルルルル!」
志保「キシャー!!」

シズマ「…ん?あれは“矢吹可奈”!いつの間に…ていうかツバマはいったいどこに行ったのよ!?」

志保「隙あり!!」

シズマ「!!」ガキン

スパンッ!
シズマ「なっ!槍が斬り落とされた!?」

志保「あなたもこの槍と同じようにしてあげるわ」ペロッ

シズマ「腹が立つわね、ワタシに勝つ気でいる…本当に…本当に腹が立つ!!」

志保(何この寒気…得体の知れない何かが、こいつからあふれ出ているような…)

シズマ「踊れ」

刹那、シズマを中心とした場所から多くの水のムチが志保に向かって放たれた。

志保「っ!」シュッ

シズマ「ケガするのが嫌ならその調子で避け続けなさい」クスッ

志保「この…!」イラッ


安価内の書き込みの「IDに書かれている数字の合計値」によって結果が以下の通りに
なお数字が一つもない、もしくは0の場合は『偶数』とする

偶数:シズマにダメージを与える
奇数:志保がダメージを受けてしまう
>>263~265
263 : Pーさん   2023/07/05 23:04:20 ID:qwd.lDHvXw
a
264 : ミジンコプロデューサー   2023/07/06 10:30:27 ID:w0rJ7n//PM
シズマを17分割しよう
265 : ミスター・オールドタイプ   2023/07/06 10:55:43 ID:YRSeK0w/Xg
ワン・ツー奇数奇数
266 : 1   2023/07/07 23:24:56 ID:jPgff9Yl4U
0+7 +0=7
奇数ルート


志保「その顔に一発入れてやる…!」

シズマ「はっ!できるものならやってみなさいよ!できるものならね!」

バシュッ!
志保「!」シュッ

シズマ「避けた!?……いいえ、まぐれよ!今度こそ!」バシュッ

志保「あいにくまぐれなんかじゃないわ」シュッシュッ

シズマ「また!?」

志保「日頃のダンスレッスンの成果ね。集中して周りを見れば軽い動きで簡単に避けられるわ」

シズマ「レッスン!?あんた、何者!?」

志保「アイドルよ!」シュッシュッ

シズマ(どんどん近づいてくる…!人間如きがワタシの夢を脅かすなんて…絶対に…)

志保(間合いに入った!今度こそ仕留める!!)
志保「宣言通り一発喰らいなさい!!」

シズマ「絶対に許さない!!」

ザシュッ!!
志保「ぐぅあ…!!」

左肩に鋭い痛みが走ると同時に生暖かい血が流れていくのを感じた。
一瞬、後方の様子が視界に映し出される。そこには先ほど“斬り落としたはずの槍”が宙に浮いていたのだった。

志保「一体…何が…!?」ズキッ

シズマ「人間…ましてや魔法も使えない弱者がワタシに勝てるはずがない」

シズマは先ほどの槍を志保の方へと向ける。

志保「なるほど…水のムチを…槍の断面に接着させて、攻撃したのね…」

シズマ「ワタシを怒らせた罰よ、徹底的にいたぶって、生きてきたことを後悔させて…そのままあの世に送ってやる!」

志保「…本当に気に入らないわね…!」

シズマ「は?」

志保「“その顔”で…“その声”で…!下種なことをペラペラペラと!いい加減黙りなさいよ!」

シズマ「何を訳の分からないことを…まあいいわ、死ね」

志保「っ!」

このみ「そうはさせないわ!!」スウッ

シズマ「!」


このみが取り出したひみつ道具とは?
>>269
267 : プロデューサーさん   2023/07/07 23:30:37 ID:ZtnoIHokko
パワーアップルジュース
268 : せんせぇ   2023/07/07 23:33:22 ID:QS3wwK1GyY
269 : 3流プロデューサー   2023/07/08 02:25:10 ID:JwIRbGjePs
DG細胞
270 : Pさん   2023/07/08 02:38:34 ID:c7x7DcPD7A
手投げミサイル+よいこバンド

※ちなみにドラえもんからは多めに渡されている
271 : 高木の所の飼い犬君   2023/07/08 17:41:25 ID:.MxwIsYiA.
>>269
シズマだけじゃなくて地球環境そのものがヤバくなるんですけど!
一応知らん人のために補足すると、『機動武闘伝Gガンダム』というガンダムのシリーズに登場する、デビルガンダムのボディに使われているナノマシンのことです

272 : 1   2023/07/08 23:24:11 ID:I.fCxiBtgM
このみ「ってひみつ道具じゃないじゃない!」ガビーン

シズマ「何しに来たのよあのちびっこ……まあいいわ」スタスタ

志保「どこへ…」

シズマ「気が変わったわ、まずはあのちびっこを始末する」

志保「なっ…!」

シズマ「未熟な自分のせいで仲間が犠牲になる…より深い絶望を味合わせてあげるわ」

志保「このみさん、逃げて、くだ、さい…!!」

このみ「仲間を置いて逃げるわけないでしょう…!大丈夫、私は死なないし、志保ちゃんも絶対助けてあげるから…!」ニコッ

シズマ「最後の言葉はそれでいいのかしら?じゃあ…死になさい!!」シュッ

このみ「っ!」


ツバマは宗谷岬に広がる大自然をひたすら逃げ走っていた。

ドラえもん「こらー!待てー!!」

可奈「逃げるな、走るな…止まって、よぉ…♬」ゼェゼェ

ツバマ「止まれって言われて止まるわけないでしょ~!」ビュンッ

可奈「あー!またスピード上げてる!」ガーン

ドラえもん「なんて体力してるんだ」

マナカナ「しょうがないわね!ここは私に任せて!」ビュンッ

ドラえもん「マナカナちゃん!」

可奈「すごい!箒で空をすいーっと飛んでる!」

ツバマ「げっ!」

マナカナ「とっ捕まえてやる!」


安価内の書き込みの「IDに書かれている数字の合計値」によって結果が以下の通りに
なお数字が一つもない、もしくは0の場合は『偶数』とする

偶数:ツバマに追いつく
奇数:ツバマに逃げられる
>>273~275
273 : 番長さん   2023/07/08 23:50:59 ID:4vNZu8dOoQ
このみさーん!
274 : おやぶん   2023/07/08 23:52:09 ID:.MxwIsYiA.
このみさんに細胞が感染すると、終盤のレインみたいになるのか
275 : 監督   2023/07/08 23:56:10 ID:I.Q4Iy.4kw
アイマスにもドラえもんにも関係ない回答はスルーされる
276 : P殿   2023/07/09 09:56:56 ID:lVqDzSFlmc
誰かがこのみさんを助けに来てくれるか、それとも切り札があるか...
277 : 1   2023/07/10 19:26:03 ID:dss4ePpwsw
4+8 +4+4=20
偶数ルート


――ツバマには、2つの懸念点があった。

ツバマ(1つはミマイの居場所…恐らくこいつらと接触してるはずだけど一向に姿を見せないし、気配も感知できない…。捕まってどこかに拘束されてるか、あるいは…すでに始末されちゃったか…。後者だったら我慢できそうにないなあ…)

ツバマ(そしてもう1つ…あの“矢吹可奈”にそっくりなメガネの人間!未だに姿を見せないのが気になるんだよね…。あいつの境遇を考えれば、尻尾を巻いて逃げ出した…なんてことは絶対にありえないし、どこかでチャンスを窺ってるとしか思えないよね…)

マナカナ「こらー!待ちなさい!!」

ツバマ(…まあそれは、これから確認すればいいかな)チラッ

マナカナ(スピードが落ちた…!今がチャンス!!)

マナカナ「やっと追いついたわ!このままとっ捕まえて…」

ツバマ「…忘れちゃってるのかな?“追われてるのはどっち”なのかを…さ!!」ガシッ
マナカナ「!?」

ツバマは素早く振り返ると、そのままマナカナの首を掴んで地面にたたきつけた。

ツバマ「アハハハ!おバカさんなのかな~?それとも気の許せる仲間ができて安心しきっちゃったのかな?でもどっちにしても、油断はダメダメ♪」ギシッ
マナカナ「っ…!」

可奈「魔法界の私が!」

ドラえもん「マナカナちゃんを離せ!!」

ツバマ「じゃあワタシの仲間を返してくれないかな?ミマイはそっちにいるんだよねえ?」

可奈「仲間…?」

ドラえもん(そうか、可奈ちゃんは僕らが悪魔を捕まえてることを知らないんだ、それにツバマはあの悪魔がどこにいるのか知らない……だったら)


多数決。多い方を採用。
A:正直に話す
B:誤魔化す
>>278~280
278 : 貴殿   2023/07/10 19:49:58 ID:0Fq2oKiwRs
A敢えて正直に
279 : ダーリン   2023/07/10 19:53:24 ID:lUM7BjLbWA

あの子は四次元空間に送り込んでやったのさ
280 : 毎日変態   2023/07/10 19:58:41 ID:KFvJVWj6Qo
A
正直に言うのと合わせてポケットから護衛艦「みらい」を出してシースパローでもお見舞いしよう(対シズマにはトマホーク)
281 : 1   2023/07/12 02:31:17 ID:8TPk9AHroo
ドラえもん「あの悪魔は僕たちが預かっている」

ツバマ「へぇ…」

ドラえもん「待ってろよ、今出すから……はい、ただの虫かご~!」ヒョイッ

ツバマ「…ワタシにはただの虫かごにしか見えないけど?」

ドラえもん「何を言ってんだ!ほら、この中に……っていない!?」

マナカナ「えええ!?」

可奈「ねー!私にも説明してよー!」

ドラえもん「そんなはずは…どうやって中から出て行ったんだ!?」ゴソゴソ

『四次元ポケット』に顔を突っ込んだその瞬間――

ミマイ「とおうっ!!」
ドラえもん「ふげぇ!!」

ミマイのアッパーがドラえもんに直撃した。

ミマイ「はあ~!やーっと出てこられた…!」

ツバマ「…」ポカーン
マナカナ「…」ポカーン

ミマイ「あれ~?ツバマ、何でここにいるの?」

ツバマ「それはこっちのセリフだよ…何でポケットから出てくるの?」

ミマイ「話せば長くなるんだけど、とにかく色々あってさ~…」

マナカナ「あんた確か、小さくなってたはずじゃ…」

ミマイ「ん?……でっへっへ!それはすでに解決しているのだよ!この道具を使ってね!」タララタッタラー

可奈「それ!“ビッグライト”…!」

ミマイ「あのポケットの中からもらってきたんだ~!」

ドラえもん「なんて奴だ!この泥棒!」プンプン

ミマイ「うるさいなあ!っていうかあの時はよくもご飯くれなかったな!ぜ~ったい許さないから!」プンプン

マナカナ(最悪だ…敵が一人増えるなんて…)
282 : 1   2023/07/12 02:31:48 ID:8TPk9AHroo
ドラえもん(今戦えるのは僕と…)チラッ
可奈「いったい何がどうなってるの…?何でポケットから悪魔が出てきてるの…?」アタフタ

ツバマ「実はワタシ、今魔法が使えなくってさ!“矢吹可奈”を押さえてるから、あの二人どうにかしておいてもらえる?」

ミマイ「OK!」

ドラえもん「可奈ちゃん、敵が来るよ!」

可奈「ふえ?」

ミマイ「ワタシの魔法を喰らえー!!」ビュウウウウ

可奈「うわあああ!凄い突風!」

ヒラァ…
可奈「す、スカートが!荒ぶってる!!」バサァ

ドラえもん「!!」

ミマイ「ふぅ…また一つ、悪事を働いてしまった…!」

マナカナ「しょうもな…」ドヨーン

ミマイ「そーれ!もう一発!」ビュウウウウ

可奈「また来た!ドラえもんどうにかして~!」

ドラえもん「わかった…けど敵の攻撃がもう少し分析する必要がある!ここはもう一度攻撃を…」

可奈「えええ!?」ガビーン

マナカナ「良いから早くやれー!!」ビシッ


A:『ひらりマント』ではね返す
B:『空気砲』でミマイに攻撃
C:『コエカタマリン』を可奈に投げる
D:『ドンブラ粉』でミマイを沈める
>>285
283 : 変態インザカントリー   2023/07/12 05:06:43 ID:Hk/ToAJgck
A
284 : 監督   2023/07/12 19:28:09 ID:JdXehL5xno
Cナムコプロのジャイアンの実力を見せるのだ
285 : Pさん   2023/07/12 19:47:44 ID:CxpC5g2auM
C
今回P未登場だけど、可奈ならジャイアンPがあいそう
286 : 1   2023/07/12 21:08:05 ID:OrxAlBU.PI
『コエカタマリン』〜!

ドラえもん「これを飲んで大声で叫ぶんだ!」ポイッ

可奈「う、うん!」ゴクリ

可奈「ワー!!!」

ワ ー ! ! !
ミマイ「ふぎゃ!!」ズシン

可奈「すごい!声が実体化した!」

ドラえもん「『コエカタマリン』は文字通り、声を固めて実体化させることができるんだ」

可奈「すごいよこれ!私この道具好きだなあ!ありがとうドラえもん…イエーイ!!」

イ エ ー イ ! !
ドラえもん「ふげっ!」ズシン

可奈「あ、ごめん」


マナカナ「ちょっと何するのよ!?」

ツバマ「決まってるじゃん、隠し持ってるコアを探してるんだよ〜」サワサワ

マナカナ「私の制服をベタベタ触るなー!」

ツバマ「…」ビリッ
マナカナ「なっ…!」カァ

ツバマ「あれれおかしいなあ、コアがない…」

マナカナ「はっ!素直に持ったまま来るわけないでしょ、バーカ!」

ツバマ(ということは…、あのメガネの可奈…!多分あいつだ!)


ミマイ「許さない…もう許さないぞー!!」プンプン

可奈「うわあっ!」

ドラえもん「しぶといなあ、まだやる気?」

ミマイ「お前たちを倒すまでぜーったい諦めないんだから!こいつでパワーアップしてやっつけてやる!」スチャッ

ミマイは『ビッグライト』の光を自身に浴びせると、どんどんとその身体を巨大化させていく。

可奈「お、大きくなっちゃった!」ガーン

ツバマ「えええー!」ガビーン

ミマイ「でーっへっへっへ!踏み潰してやるからなぁ、青いまんまる!!」

ドラえもん「えええ!僕を名指しで!?」ガビーン

ミマイ「これまでの恨みだーっ!!」


ドラえもんの行動
>>289
287 : プロデューサー様   2023/07/12 22:29:15 ID:JdXehL5xno
通り抜けフープLLサイズを使う
288 : 貴殿   2023/07/13 15:20:25 ID:glrYnYzSBs
テレポートマシンで瞬間移動

289 : ミスター・オールドタイプ   2023/07/13 18:37:55 ID:D0FGoF6D1Q
即席落とし穴をドラ自身に使い、偽未来が踏み潰した気になったところをウルトラリングでひっくり返す
290 : 1   2023/07/14 15:25:29 ID:m/BMSspGIg
ドラえもん「あれでもないこれでもない」ポイポイポイポイ

ワ ー ! ワ ー !
ミマイ「へへんっ!ちっとも痛くないよ〜!」フンス

可奈「あわわわわ、ドラえもん!早く逃げて!」

ドラえもん「大丈夫…、あと少し……あった!!」

『即席落とし穴』〜!

ドラえもん「これをあいつの足元に広げる…というんけで可奈ちゃん足止めを頼む!」

可奈「わ、分かった!えーと…一番矢吹可奈!歌いま〜す!」

ツバマ「何だか知らないけど、このままじゃまずいかも…」
マナカナ「あら、どこに行くつもり?」ガシッ

ツバマ「…!?」

マナカナ「ここで大人しく見てなさいよ」ニヤリ

可奈「…」スゥー

可奈「とびらあけて!さあいこうよ!わたしたちのブランニューシアターラーイブ🎵」

可奈の口から次々と飛び出す実体化した歌詞が、休む間もなくミマイの顔面を襲う。

可奈「ああ!ドキドキがばくはつしちゃいそー!」

ミマイ「いたたたたた!」ゴツンゴツン

ドラえもん「…よし出来た!やいミマイ!これを見ろ!美味しい牡蠣飯弁当だ!」

ミマイ「美味しい!?」チラッ

ドラえもん「これをこうだ!」バクバク

ミマイ「あ…ああああ!まんまるうううううう!!」ブウウウン

ドラえもん「かかった!」

ツバマ「ミマイ、ダメ!」
291 : 1   2023/07/14 15:26:12 ID:m/BMSspGIg
スポン!
ミマイ「えええあああ!足が何かにハマって…動けない!」

ドラえもん「『即席落とし穴』に足がハマったのさ!そしてここから…」

『ウルトラリング』〜!

ドラえもん「これで僕の力を数千倍にして…そのまま吹き飛ばしてやる!」

ミマイ「ええ、ちょっと…待っ…」

ドラえもん「ふんぬ!!」ポカッ


ビュン!
ミマイ「!?」

気づいた時には体は宙を浮いており、周りの景色もものすごいスピードで変わっていく。
そこで自分が叩かれて吹き飛んだことにミマイは気づいた。

ミマイ「うわわわあああああああ!!一体どこまで飛んでくのおおおおおお!!」ビュン


一方その頃、志保たちは――

シズマ「死になさい!!」
このみ「っ!」

ひなた「そうは…」タタッ
ヒグマ「行かねェ!!」ドスドス

志保「2人とも!」

シズマ「ボロボロの人間と獣に何ができる!」

ミクジン「ぼくもいるぞ!」ボオッ

シズマ「あつっ!」

ヒグマ「ナイスだぜ、ミクジンの兄貴!」

ひなた「今のうちに!」シュバッ
このみ「ひなたちゃん…」

シズマ「しまった!ちびっ子が!!」

ヒグマ「隙ありだぜーっ!!」ブンッ
シズマ「がはっ!」ドサッ

志保「やった!」
ミクジン「やったー!」

シズマ「お、おのれ…」

ミクジン「ってまだですか!?」ガーン

ヒグマ「多勢に無勢だが仕方ねえ…、一斉攻撃でトドメを指すぞ」

ひなた「それしかないねぇ…」

シズマ「…」ゼェゼェ

志保「悪く思わないでね」

ひなた「よし!行くべさ!!」


安価内の書き込みの「IDに書かれている数字の合計値」によって結果が以下の通りに
なお数字が一つもない、もしくは0の場合は『偶数』とする

偶数:シズマを倒す
奇数:攻撃が失敗してしまう
>>292~295
292 : ご主人様   2023/07/14 17:45:51 ID:/wo8qIGh5I
リンクアピール!
293 : 下僕   2023/07/14 19:33:59 ID:y9d79jcn5.
カズダンス!
294 : イルデューサー   2023/07/14 22:15:16 ID:3AIAkHiIiE
なんなん
295 : ごしゅPさま   2023/07/14 22:32:19 ID:tdN3.nA5FI
ブレイズアーップ!!
296 : 我が友   2023/07/14 23:07:04 ID:ztRgYzrP6s
総攻撃チャンス!(他社)

>>292>>295の一連の流れ好きw
297 : 3流プロデューサー   2023/07/15 01:50:38 ID:sG4P/dPbcs
>>296
とどめの演出もしっかりつけるんやで
298 : プロデューサーさま   2023/07/15 09:07:35 ID:rMkTde/I4g
>>295
これは今回まだ出てない琴葉もリモートで応援してますね
(エレナに対してブレイズアップ(意味深)してる可能性も否めない)
299 : 1   2023/07/15 19:40:05 ID:.4xNzexgbs
8+5 +9+7+9+5 +3 +3+5 = 54
偶数ルート


ひなた「これがあたしたちの全力の力!」

ヒグマ「行くぜ必殺のぉぉおおお!!」

志保「リンクアピール!」
ひなた「カズダンス!」
ヒグマ「なんなん!」
ミクジン「ブレイズアーップ!」

このみ「誰一人として揃ってない!!」ガビーン

シズマ(このワタシが…こんなところで、やられるはずが…!)バタンッ


ツバマ「シズマちゃん!」ピクッ

ツバマ(シズマちゃんの力が弱まってる…!もしかしてあの人間たちにやられて…)

マナカナ「こ、こいつ…急に力が上がって…!」

ツバマ「人間たちにやられて弱ってるシズマちゃん、そんなの…そんなの…絶対にこの目に焼き付けたい!!」バッ

マナカナ「しまった!二人ともこいつを捕まえて!」

可奈「え?」
ドラえもん「あ、ツバマが逃げ出してる!」

ツバマ「邪魔!!」ゲシッ
ドラえもん「ふごっ!」

ドラえもんの顔面を踏みつけ、勢いよく走り去るツバマ。

ツバマ「待ってて、今行くからね〜♪」キラキラ
300 : 1   2023/07/15 19:40:33 ID:.4xNzexgbs
場面は戻り、志保たちは――

シズマ(終わりたくない…何も成し遂げられないまま、“また”死ぬのは嫌…!)

ミマイ「うわわわわわわわ!!」ドォン

ヒグマ「な,何だこの巨人!?どこから飛んできやがった!?」

ドラえもんに物凄いスピードで吹き飛ばされたミマイは地球を一周して、再びこの地に戻ってきたのだった。

ミマイ「いたたた…あれ戻ってこられた……ってシズマちゃん!?」

シズマ「ハァ…ハァ…」

ミマイ「凄いボロボロ……お前たちの仕業か!」

このみ「もしかしてあの子、私たちが捕まえてた悪魔じゃないかしら?」

志保「どう言う経緯で巨大化してここにいるのか分からないけど、最悪のタイミングですね」

ヒグマ「…更にマズいことになりそうだぜ、もう一人近づいてくる」クンクン

ミクジン「えええ!?と言うことはピンチはまだ続くってことですか!?」

ひなた「…多分、大丈夫なはずだよぉ」

志保「私たちにはもう一人、頼れる仲間がいるから…」

ミクジン「…え?」


志尊「…」スチャ

『タケコプター』で上空から3人の悪魔に目を向ける志尊。
彼女は手にしている『ジャンボ・ガン』を構え――


A:ミマイを狙う
B:シズマを狙う
C:ツバマを狙う
>>303
301 : プロヴァンスの風   2023/07/15 19:44:28 ID:iJ5rqU0fuM
C 後で美希先輩に会わせて上げよう
302 : Pくん   2023/07/15 20:41:24 ID:V1VvDwnGg.
B
各個撃破
303 : EL変態   2023/07/15 21:07:43 ID:6UmqZiGO.Q
C
ロックオン・ストラトスばりに狙い撃て!
304 : プロヴァンスの風   2023/07/15 21:28:03 ID:iJ5rqU0fuM
>>303
どっちのロックオン?CV三木眞一郎の方?
305 : 1   2023/07/17 19:02:39 ID:x4vsPPVKyI
すみませんが、体調を崩してしまったのでしばらく投稿お休みします
復活したらまたよろしくお願いします
306 : おやぶん   2023/07/17 20:46:41 ID:ZRJbi8XMC2
お大事に
307 : 兄(C)   2023/07/17 20:59:26 ID:JW6zMWU.R6
暑いからねえ
熱中症にもお気をつけて~
308 : Pチャン   2023/07/17 21:15:55 ID:XavuIHm5so
仕方ないね
309 : ぷろでゅーしゃー   2023/07/17 22:03:11 ID:V0.piNJUwU
最近暑すぎますからね
1さんお大事に

>>304
ロックオン兄弟のことだと思うけど、どっちもcv三木さんじゃないかな。
310 : 1   2023/07/25 17:10:52 ID:cRvrwOAYWw
お待たせしました!無事に退院できたので、明日から再開できそうです
311 : Pはん   2023/07/25 21:16:38 ID:uD3wx0F5SU
おかえり
元気になったならよかった
312 : 1   2023/07/26 19:41:13 ID:q4yyP9go6s
ツバマの一番好きなこと、それは『シズマを困らせる』こと。

自分の嘘に騙され翻弄されるシズマの姿を見るのは、ツバマにとってこの上ない悦びなのだ。

ミマイをそそのかして人間界に行かせたのも、可奈の正体について黙っていたのも、全てシズマの困った姿が見たいからだった。

けどそれはシズマを嫌っているからではなく、むしろその逆。シズマが好きだからこそちょっかいを出したくなるのだ。

ツバマ「シズマちゃんが追い詰められているところをしっかり堪能してぇ、その後は二人であいつらをやっつけてぇ…ははは!待っててね、シズマちゃん!」

例え自分が足を引っ張ったとしても、最終的には上手く行く自信があった。今までもそうやって乗り越えてきたのだから。

しかしツバマは知らなかった。

かつて魔界星を滅ぼし、大魔王デマオンを倒した者の一人がドラえもんであること。未来のひみつ道具の力を。そして、それを扱えるものがもう一人いることに。

ツバマ「!?」

背後からの当然の衝撃でバランスを崩し、前に倒れてしまう。

ツバマ「え…?え…!?」

何が起きたのか理解できず、思考がぐちゃぐちゃになる。何故当然倒れたのか、あの衝撃は何なのか、なぜ腹部がこんなにも熱いのか――

志尊の放った『ジャンボ・ガン』によって背中から撃ち抜かれ、貫通した腹部にはぽっかりと穴が開いている。

とめどなく流れる血が地面に広がっていく光景を見て、少しずつ思考が回復していく。そしてツバマは悟った――

ツバマ(ああ、これでおしまいかぁ…)

ツバマ(せっかくこれから楽しくなると思ったのに……ごめん、シズマちゃん、ミマイ…)

ツバマ(せめて最期に…見たかったなぁ……シ…ズマ、ちゃんの、か、お……)
313 : 1   2023/07/26 19:41:48 ID:q4yyP9go6s
場面は戻り、志保たちは――

このみ「…噂をすれば、来たわね」

志尊可奈「…」スタッ

ミクジン「ああ、あなただったんですね!」

志尊可奈「悪魔を一人、始末してきました」

ミマイ「え!?」

シズマ「ツバマが…やられた…!?」

志尊可奈「次はあなたの番です」カチャ
シズマ「…」

このみ「志尊ちゃん…」

ヒグマ「あの人の境遇を考えれば無理もねえ…この中で一番、悪魔を憎んでるだろうしな」

志尊可奈「…どうせ悪魔たちを介して見ているんでしょう?……次は星梨花、あなたの番です!必ず私の手で始末してやる、覚悟して待っていろ!!」

「えへへ、怖いお姉さんですね」

この場にいた全員が声のした方を向く。

星梨花(魔法)「こんにちは異世界の皆さん♪わたしは……」
志尊可奈「!!」バァン

刹那、『ジャンボ・ガン』で魔法界の星梨花の頭を撃ち抜く。

星梨花(魔法)「星梨花です……ってびっくりしちゃいました!」

志尊可奈(幻影か…っ!)チッ

ミクジン「あわわわわわわ」ビクビク

志保「ついに出たわね…」

ヒグマ「敵の頭が自ら部下を助けにやってきやがるとは…」

星梨花(魔法)「助けに?あはは、それは違います!わたしはあなた方の持ってるアーティファクトのコアを取り返しに来ただけです」
314 : 1   2023/07/26 19:42:14 ID:q4yyP9go6s
ひなた「それをこの悪魔たちに命令してたんじゃないのかい?」

星梨花(魔法)「表向きにはそうですね。けどわたしとしては、魔法の検証をしたかっただけなんです」

このみ「検証?」

星梨花(魔法)「はい、そうです♪『死者召喚』は最近習得した古代魔法…それがどれほどの力を持つのか検証が必要だったんです。結果として悪魔4体と魔獣1体を魔法界にいながら異世界で問題なく稼働…だいぶ使いこなせてきましたし、もうこれ以上検証は必要ないと判断しました」

ズズズ…
黒い犬「グルルル…」

ミクジン「黒い犬が地面から次から次へと這い出てきてますよ!」

志尊可奈「これは…!」

星梨花(魔法)「『魔獣召喚』、その名の通り魔獣を召喚する魔法です。わたしはこの子たちをジュニオールと呼んでいます♪あ、ちなみにこれは自前の魔法なので『死者召喚』よりも熟練度は高いですよ♪」

志保「このみさんは私の後ろへ!」

ひなた「あたしたちも行くべさ」

ヒグマ「おっす!」

星梨花(魔法)「さあジュニオールたち!ここにいる“全員”と遊んであげなさい!」

魔獣ジュニオール「ガウウウウウウ!!」


一方、可奈とドラえもんはツバマを追いかけるため全速力で走っていたが――

ズズズ…
魔獣ジュニオール「ガウウウウウウ!!」

ドラえもん「うわあ、何だこの黒い犬みたいなの!?」

可奈「こっちに来るよ!」

魔獣ジュニオール「ガアアッ!!」


多数決。多い方を採用。
A:戦いながら先に進む
B:引き返す
>>315~317
315 : Pちゃま   2023/07/26 20:25:34 ID:mHaCsRXjLA
A
316 : バカP   2023/07/26 22:00:29 ID:Px4q.5wv5o
A
コエカタマリンと空気砲でなぎ倒していこう
317 : 5流プロデューサー   2023/07/26 23:03:49 ID:Eiw3gZhVaE
A
電光丸を抜刀!
318 : 1   2023/07/27 22:32:23 ID:GZBZsF859U
ドラえもん「それ!とつげきー!!」

可奈「ワーッ!!」

魔獣ジュニオールA「ガウウッ!」ピョン
魔獣ジュニオールB「ガアアアッ!!」バッ

可奈「うわあ、こっち来ないで―!」ビュンッ

ドラえもん「可奈ちゃん!」

魔獣ジュニオールC「ガウウッ!!」ガブリ

ドラえもん「あ」

魔獣ジュニオールC「クゥゥン」ボロリ

ドラえもん「僕の頭は固いから、噛みついたって無駄さ」

魔獣ジュニオールB「ガウウ!」
魔獣ジュニオールD「ガルルルルル!!」
魔獣ジュニオールE「ガアアアアッ!!」

可奈「たーすけーてえええええええ!!」

ドラえもん「大変だ……よし、これを受け取れ!」ポイッ

ドラえもんはポケットから消火器を取り出し、可奈の方へと投げる。

可奈「これさえあれば・・・・ふんっ!!」ブンブン

魔獣ジュニオールたち「「「「「ギャン!!」」」」」

可奈「やっぱりしっくりくるなあ!よーしっ!どこからでもかかってこーい!」

魔獣ジュニオールの大群「「「「「ガルルルルァァァアアア!!」」」」

ドラえもん「物凄い増えた!?」ガーン

可奈「…さっきのセリフ、無しにしてもらえないかなぁ…なーんて」アセダラダラ

魔獣ジュニオールの大群「「「「「ガアアアアアッ!!!!!!!!」」」」」ババッ

可奈「ひいいぃぃ!ごめんなさあああああい!!」ドバァ

ドラえもん「こうなったらまとめて…!」

『桃太郎印のきびだんご』~!


安価内の書き込みの「IDに書かれている数字の合計値」によって結果が以下の通りに
なお数字が一つもない、もしくは0の場合は『偶数』とする

A:無力化に成功
B:無力化に失敗
>>319~321
319 : 1   2023/07/27 22:35:00 ID:GZBZsF859U
ミス
A→偶数
B→奇数

合わせて安価も↓で調整
>>320~322
320 : へっぽこ大名行列   2023/07/28 09:53:57 ID:MUQaGF3Pxc
はい!
321 : 我が友   2023/07/28 10:16:54 ID:zF7ol9Thho
やー
322 : ぷろでゅーさー   2023/07/28 11:19:01 ID:UHwfoBP7eo
とつげーき
323 : 1   2023/07/29 00:57:24 ID:5tlW00rMeQ
3 +7+9 +7=26
偶数ルート


ドラえもん「えいっ!」

魔獣ジュニオールの大群「「「「「「…ワン!」」」」」」ザザッ

ドラえもん「これでみんな僕たちの言うことを聞くようになったよ」

可奈「ホントに?じゃあ…お手!」

魔獣ジュニオールA「ワン!」ポンッ

可奈「すごい!本当に言うこと聞いてる!」

ドラえもん「それじゃあこの大群を引き連れて悪魔たちを退治にしに行こう!」

可奈「おー!!」
魔獣ジュニオールの大群「「「「「「ワン!!」」」」」」


一方その頃――

シズマ(どうして…どうしてこんなことに…!ワタシは自分を力を認めてもらいたかった…そのために上を目指していたのに、また何も成し遂げられずに終わるの…?)

星梨花(魔法)「シズマさん」
シズマ「!?」ビクッ

星梨花(魔法)「そんなに驚かないでください。流石のわたしもちょっと傷ついちゃいますよ?」ニコッ

シズマ「も、申し訳…ございません…」

星梨花(魔法)「…ところでシズマさん。わたし、動物では犬が一番好きなんです。何故だかわかりますか?」

シズマ「え…?」

星梨花(魔法)「それはですね、犬は賢くてご主人様に忠実だからです。ご主人様のために働くあの姿は実に愛らしくて素敵だと思っています♪」

項垂れるシズマを見ながら、ニッコリと笑みを浮かべ――

星梨花(魔法)「けどあなたはダメですね、全然愛らしくない」

――一瞬で冷ややかな表情へと変化する。

シズマ「ひっ…!ま、待ってくださ…」

星梨花(魔法)「あなたの言葉に耳を傾けるだけの価値はありません。さようなら、哀れなお人形さん…」
324 : 1   2023/07/29 00:57:45 ID:5tlW00rMeQ
ミマイ「シズマちゃんから…」

星梨花(魔法)「?」クルッ

ミマイ「離れろーっ!!」ドゴッ
星梨花(魔法)「うわあ、危ないですね」ヒョイッ

シズマ「ミマイ!?」

星梨花(魔法)「わたしに手をあげることの意味、理解しているんですか?」

ミマイ「知らないよ!仲間がピンチの時にいちいち考え事なんてしないもんね!」

星梨花(魔法)「はぁ…ここにもおバカなワンちゃんが一匹…」


魔獣ジュニオールI「ガアアアアッ!!」

志保「っ!キリがないわね!」

ひなた「倒しても倒してもどんどん湧いて出てくるねぇ…」

志尊可奈「やはり本体を叩くしかないようですね!」バンッ

志保「簡単に言うじゃない!どうやって!?」

志尊可奈「正面突破です!」バンバン

志保「…意外と脳筋なのね」ドヨーン

ひなた「あたしたちも続くべさ!」

ヒグマ「うっす!!」

ミクジン「ぼくたち行きましょう」

このみ「え、ええ…」

ミクジン「?」
325 : 1   2023/07/29 00:58:09 ID:5tlW00rMeQ
志尊可奈「星梨花!!」バンバン

星梨花(魔法)「ジュニオールたちを退けるなんて、あなたたちすごいですね」

ミマイ「よそ見すんなー!!」ブンッ

星梨花(魔法)「♪」ヒョイッ

ミマイ「ぐぬぅ、また避けられた…!」

ミクジン「あれ?何だか仲間割れしてるみたいですよ?」

志保「いったい何が…」

ミマイ「でっへっへ!自分のボスを裏切るなんてワタシ至上最高に悪いことしてるって感じで最高だよね~♪」

星梨花(魔法)「役に立たないどころかわたしに牙をむくなんて…どこまでもおバカさんですね」

志保(そう言うことね…)チラッ

シズマ「…」

志保「ねぇ」

シズマ「?」

志保「>>328
326 : あなた様   2023/07/29 03:54:31 ID:Ccv9TCIOgM
あなた、うどんは好き?

※1氏もだと思うけど、みんなAct2は参加するかな?自分は配信勢ですのでよろしくです。
327 : Pはん   2023/07/29 12:05:48 ID:eYje4tuZEg
あなたは何のために自分を認めてほしいの?
328 : バカP   2023/07/29 13:12:29 ID:8OvUjWGlEg
329 : 1   2023/07/30 21:43:17 ID:I7ul59t46.
志保「あなたは何のために自分を認めてほしいの?」

シズマ「何のために…」

シズマ(私は一人前の悪魔になりたかった、だから誰かに認められたかった…!)


ミマイ『シズマちゃんはワタシたちの頼れるリーダーだよね♪でっへっへ~♪』

ツバマ『シズマちゃんはワタシの全てなんだ、だからず~っとシズマちゃんのそばにいるからね♪』


シズマ(…ミマイ、ツバマ……そうか、ワタシはもうすでに……)

志保「あんたにもあるでしょ?自分の中の譲れないものが。ならそれを守るために、全力で立ち向かいなさいよ」

シズマ「…ワタシは」


ミマイ「ふんんんん!!」ブンブンッ

志尊可奈「はああっ!!」バンバン

星梨花(魔法)「分身のわたしをいくら攻撃したって無駄ですよ」

志尊可奈「いくら分身とはいえ、ある程度ダメージを与えれば形を維持できなくなるんでしょう?」

星梨花(魔法)「ふふ、確かにそうですね」

志尊可奈「だったら消えるまで撃ち続けます!!」

星梨花(魔法)「…先ほどの殺意といい、今といい…わたしたちは初対面ですよね?どうしてそこまでわたしに殺意を向けるんですか?」

志尊可奈「“この時代”のお前とはそうですね…!けど、私の時代でお前は私から大切なものを奪ってきたんだ!だから今度は私が、お前からすべてを奪ってやる!!」

星梨花(魔法)「はぁ、ますます分からないです……まあいいです、わたしもあなたに用がありますし」

魔獣ジュニオールJ「ガアッ!」

志尊可奈(いつの間に背後に!?)

星梨花(魔法)「ジュニオールは鼻が良いからすぐに気づきましたよ?コアはあなたが持ってるんでしょう?」

志尊可奈「…ええ」スウッ

星梨花(魔法)「素直なのはいいことです♪さあ、わたしにそれを返してください」

志尊可奈「>>331
330 : ボス   2023/07/30 22:14:43 ID:fWSENAmuO6
魔法がダメなら投げ飛ばすまで!
331 : ご主人様   2023/07/30 23:43:39 ID:574U/60DnA
その方がいいんでしょうね。
だが断る。
332 : 1   2023/08/01 21:34:31 ID:x.xw5hlwGM
志尊可奈「その方がいいんでしょうね。だが断る」

星梨花(魔法)「…どうやらあなたには躾が必要みたいですね」

そう言うと、そばにいた魔獣の一体の首が伸びて、志尊の身体に巻き付いた。

星梨花(魔法)「そのまま締め付けてあげますね♪」

志尊可奈「ぐっ…こ、この程度で…」

魔獣ジュニオールJ「ガアアッ!!」ガブッ
志尊可奈「っ!!」

星梨花(魔法)「こら!こんなまずいお肉に噛みついちゃ…めっ、だよ!」

志尊可奈(こいつ…手首に…)

星梨花(魔法)「ふふ、早く離さないと手首が噛み千切られちゃいますよ♪」

志尊可奈(痛みで…力が…)

痛みに耐えられず、とうとうコアを離してしまう。
そしてコアが地面に落ちていく――

可奈「それいけそれいけ♬ダッシュだぞー♬」

星梨花(魔法)「なんですかこの騒音は!?」

志尊可奈「あれは…可奈さんとドラえもん…!」

魔獣の大群を上に乗っている可奈とドラえもんがこちらに向かってくるのが見えた。

ドラえもん「コアをあいつに渡すなー!!」

魔獣ジュニオールA「キャン!」

『桃太郎印のきびだんご』の力で従っている魔獣たちは、魔法界の星梨花が操っている魔獣たちに襲い掛かった。

星梨花(魔法)「どうしてジュニオールたちがわたし以外の人の命令を…!?」

召喚魔法とは使い魔を契約により支配し、操ることのできる魔法。
本来、使い魔は契約により主である魔法使いに逆らうことができないのだ。ましてや既に契約により縛られている使い魔を、別の魔法使いが契約をかけなおすことも本来は不可能――

星梨花(魔法)「わたしの魔法を覆す力を使ったとでも言うの…そんなの、あり得ません!」
333 : 1   2023/08/01 21:35:38 ID:x.xw5hlwGM
コロコロ…
星梨花(魔法)「い、今はそれよりもコアを…!」

シズマ「はあああっ!!」ザシュッ
星梨花(魔法)「!?」

ミマイ「シズマちゃん…!?」

志尊可奈(あの悪魔…星梨花を槍で…!?)

シズマ「ハァ、ハァ…」

星梨花(魔法)「…これはいったい何の真似ですか?」

シズマ「…ようやく気付いたんです。ワタシにはもう、ワタシを認めてくれている仲間がそばにいたということを…!その仲間がワタシのためにあなたを裏切って立ち向かっている…なら、当のワタシが腑抜けて大人しく死を待つだけなんてバカみたいじゃない!ワタシたちは生きるために、あなたに立ち向かう!!」

星梨花(魔法)「…あなたは一つ、勘違いをしています」

シズマ「…?」

星梨花(魔法)「あなたはバカみたい、じゃなくてバカなんですよ!」

魔法界の星梨花がシズマに魔法を放とうと構える。しかし――

志保「よそ見はダメね」
星梨花(魔法)「!?」

志保は『スッパリほうちょう』で魔法界の星梨花の腰を横から真っ二つに斬り裂いたのだった。
身体が半分に斬られた魔法界の星梨花はそのまま地面に倒れてしまう。
334 : 1   2023/08/01 21:36:09 ID:x.xw5hlwGM
志保「ナイス囮役だったわね」

シズマ「だ、誰が囮役よ!」

志保「他に誰がいるのよ?」

シズマ「気に入らないわね……けど、一応礼を言っておくわ」

志保「別に。礼を言われるようなことなんてしてないわ」

志尊可奈(悪魔が人間に味方した…!?)

ミマイ「シズマちゃ~ん!」ドバァ

シズマ「ちょっとミマイ!その巨大な体で涙流さないで!当たったらシャレにならないわよ!」

ミマイ「だって、だってシズマちゃんが無事でほんと…ワタジィ…!」

シズマ「もう…」

ドラえもん「何が一体どうなってるんだ?」

可奈「分からない…けど、悪魔にも仲間を思いやる気持ちってあるんだね」

ドラえもん「…うん、そうだね。きっとそういう気持ちは誰の心にもあるんだよ」


地面の落ちているコアを拾うのはこの場にいる誰?
>>337
335 : ぴぃちゃん   2023/08/01 22:18:40 ID:3sTZx.TEnM
ジュニオールZ
336 : P様   2023/08/01 23:36:15 ID:OvS.nJAjEw
星梨花の上半身
337 : ご主人様   2023/08/01 23:45:37 ID:qUBbdMex92
ヒグマパイセン
338 : 1   2023/08/03 22:25:04 ID:1VVG9mEBOk
マナカナ「…これ一体どういう状況?」ポカーン

可奈「あ!魔法界の私!実はかくかくしかじかで!」

マナカナ「そう、それで星梨花が半分になって倒れてるのね…衝撃的すぎて言葉が出なかったわ」

マナカナ(けどこれでコアも守れたし、とりあえずは一安心ね…)


ヒグマ「さてと、こいつは拾っておかねえとな」

ミクジン「これが話にあったアーティファクトのコアですか、とても危険なものには見えませんが…」

ヒグマ「とんでもなくヤバいもんらしいぜ、国が一つ滅びる兵器を動かせるとかなんとか…」

ミクジン「そ、そんなに危険なものなんですか!?」

ヒグマ「だからよぉ、大事に持っておかないとな」


志保「…あんたたち、これからどうするつもり?」

シズマ「…言っておくけど、ワタシたちは人間の味方をするつもりはないわ」

可奈「ええ!?一緒に戦ってくれるんじゃないの!?」

ドラえもん「敵は同じなのに…」

シズマ「ワタシにとってはあなたたちも敵なのよ。…そいつはツバマを殺した。それを許すことはできない」

志尊可奈「…」

シズマ「必ず敵は打つ…だからそれまで生き残れるように頑張ることね」

志尊可奈「…言われるまでもありません」

シズマ「…ミマイ」

ミマイ「ん?」

シズマ「星梨花や魔王軍を裏切った以上、ワタシたちは命を狙われる可能性が高いわ。これから先は危険な目にいっぱい会うかもしれない…それでもワタシについてきてくれる?」

ミマイ「そんなの…当たり前じゃん!シズマちゃんと一緒なら、ワタシどんなことだって乗り越えられるよ!」

シズマ「ミマイ…ありがとう!」

ミマイ「でっへっへ♪シズマちゃん!ワタシたちの未来のために、一緒に頑張ろうね♪」

シズマ「…ええ!これからもずっと一緒に…!」
339 : 1   2023/08/03 22:25:28 ID:1VVG9mEBOk
シズマがミマイへと手を差し出した瞬間、突如腹部へと衝撃が走った。

シズマ「…え?」

何者かの腕に貫かれた自身の身体を見て、思考が停止する。

星梨花(魔法)「よそ見はダメですよ、シズマさん…、ふふふ」

マナカナ「星梨花!!」

志保「嘘でしょ…半分になった身体で動けるなんて…」

ドラえもん「いったいどうなってるんだ…!?」

星梨花(魔法)「どうもこうも、これは分身ですよ?半分に斬られたからってどうと言うことはありません……と言いたいところですが、この分身もそろそろ限界なんですよね♪」

シズマ「あ…あ…」バタン

ミマイ「シズマちゃん!!」

シズマ(ああ、そうか…何もかも…)

星梨花(魔法)「だから分身が消える前に、お片付けをしないといけませんよね♪」

シズマ(何もかも遅すぎたのね…)

シズマ「ミマイ、ツバマ…ごめ…」

シズマの最期の謝罪が言葉として出る前に、彼女の身体は砂のように霧散してしまう。

志保「…!」

ミマイ「いやだ…うそ、うそだよ…、ねえ、シズマちゃん…シズマちゃん!」

可奈「ひどい…こんなのひどいよ…!」

星梨花(魔法)「ひどい?わたしはただ使えないゴミをお掃除しただけですよ?」

ミマイ「っ!あああああああ!!シズマちゃんを、返せえええええええええ!!」
340 : 1   2023/08/03 22:26:04 ID:1VVG9mEBOk
星梨花(魔法)「はぁ…あなたとのお遊びもここまでです」パチンッ

魔法界の星梨花がミマイの拳に触れた瞬間、その箇所から身体が霧散していく。

ミマイ「っあぐぅ!!」

星梨花(魔法)「あなたたちは冥界からわたしが召喚したんですよ?魔法を解除すればあなたたちの存在は維持できなくなり、消滅する…」

ミマイ「ワタシの身体が…消えていく…!」

星梨花(魔法)「何でそんなに巨大化したのかは知りませんが、幸運でしたね。今のわたしの力じゃその巨体を一瞬で消すことは難しいですから。……まあ、その分、じわじわ自分の身体が消えていく苦しみを感じることになりますけどね、ふふ、あははは」

マナカナ「あんた…どこまで堕ちるつもりよ!」

星梨花(魔法)「堕ちたのはあなたたち現代の魔法使いじゃないですか。古代魔法という思考の力を捨て、まがい物の力を行使する哀れなおサルさん…。わたしから言わせればあなたこそ堕ちた存在だと思いますけどね」

マナカナ「この古代魔法信者め…!」

星梨花(魔法)「わたしはこの力を使って魔法界を変える!そのためにはそのコアはここで絶対に持って帰ります!」パチンッ

魔法界の星梨花が指を鳴らすと、その背後から超空間の穴が出現する。刹那、奥も見えない漆黒の空間から、無数の骨の腕が飛び出してコアとヒグマを掴むのであった。

ヒグマ「ぬおおっ!離しやがれぇぇ!!」

星梨花(魔法)「抵抗しますねえ、大人しく離してくれるとありがたいんですけど」

ヒグマ「ばっきゃろぉ…誰が…離すかよ!」

ミマイ「…!」チラッ
志尊可奈「!」


安価内の書き込みの「IDに書かれている数字の合計値」によって結果が以下の通りに
なお数字が一つもない、もしくは0の場合は『偶数』とする

偶数:一矢報いるため最期の攻撃を放つ
奇数:何もできず消滅
>>341~344
341 : Pたん   2023/08/03 22:42:45 ID:Ky1JGS2CdQ
生クリームが待っているぞ!
342 : プロデューサーちゃん   2023/08/04 06:20:41 ID:9d2h88fX9c
悪あがきだ
343 : 高木の所の飼い犬君   2023/08/04 06:44:36 ID:Kek5gWs516
それ
344 : 我が下僕   2023/08/04 10:11:20 ID:am0Cu8naVE
悪い奴ではあったけどミリマグ星梨花に切り捨てられるだけの存在というのはちょっと残念
345 : 1   2023/08/06 00:05:44 ID:A9cQEC7UyU
1+2 +9+2+8+8+9 +5+5+1+6 +8=64
偶数ルート


ヒグマ「骨のくせになんて力してやがる…!」

ミクジン「この!この!離せ!!」

星梨花(魔法)「…」パチンッ

ヒグマ「ぬおっ!更にパワーが…うわああああ!!」
ミクジン「ぎゃあああ!!」

ドラえもん「二人とも!!」

ヒグマ「ぐへっ!きょ、巨体で助かったぜ…」

ヒグマのお腹が穴に引っかかり、辛うじて取り込まれるのを阻止していた。

星梨花(魔法)「それもいつまで持つか見物ですね、あはははは…」

ミマイ「こんのおおおおおおお!!」ガシッ
星梨花(魔法)「!」

ミマイ「このまま握りつぶしてやる!!」

星梨花(魔法)「はぁ…この期に及んで悪あがきですか?どこまでも見苦しいですね~♪どうせあなたはもうすぐ消えてなくなるのに」

ミマイ「…ただで消えるもんか…っ!」

バンッ!!
ミマイ「っ!!」
星梨花(魔法)「かはっ!!?」

星梨花(魔法)(撃たれた!?どこから…)

志尊可奈「…」カチャ

ミマイ「で…っへっへ…」グラッ

星梨花(魔法)「あなたまさか…!わたしの視界を遮るために自分の身体ごと撃たせたんですか!?」

ミマイ「ざまあ…みろ、だ!」

星梨花(魔法)「っ…!」

ミマイ「…後は、任せた…よ…」

そう言うとミマイの身体は霧散して消えてしまう。
346 : 1   2023/08/06 00:06:33 ID:A9cQEC7UyU
星梨花(魔法)「…分身が、維持、できない…!」

星梨花(魔法)(本当ならこの人たち全員をここで消すつもりだったのに…受けたダメージが蓄積したせいで…あの悪魔二人が邪魔したせいだ、許せません…!)

志尊可奈「ダメ押しでもう一発…!」スチャ

星梨花(魔法)(分身が消える前に…せめてコアだけは…!)パチンッ

ヒグマ「んな!穴が広がった!」

ミクジン「これってもしかしてまずいことになってるんじゃ…」

ヒグマ「うわああああ!」ヒュウウウウ
ミクジン「ぎゃあああ!!」ヒュウウウウ

星梨花(魔法)「これでコアは、わたしのものです…!ふふ、あははは!これで心置きなくここを去ることができます…!」

志尊可奈「っ!」タッタッ

ドラえもん「どこに行くつもりだ!」

志尊可奈「あの穴は恐らく魔法界につながっている…!それが閉じる前に飛び込みます!」タッタッ

可奈「一人でなんて危ないよ!!」

星梨花(魔法)「ふふ、わたしも少しあなたに興味が出てきたところです。わたしと戦いたいなら歓迎しますよ、魔法界へ…!」

志尊可奈(必ず…決着をつけてやる…!)ヒュウウウウ

マナカナ「あの子、本当に飛び込んでいった…」

星梨花(魔法)「…限界ですね。それではみなさん、さようなら…」ヒュンッ

ドラえもん「どっちも消えてなくなっちゃった」

マナカナ「…あいつら、当の私を置いてきぼりにして何勝手に話し進めてるのよ!」

可奈「子孫ちゃん…」
347 : 1   2023/08/06 00:07:06 ID:A9cQEC7UyU
志保「…可奈、疲れてるでしょ?どこかで休みましょう」

可奈「志保ちゃん…うん、ありがとう」

ドラえもん「移動するのも手間だ、『かべ紙秘密基地』の中に入ろう。ゆっくり休んで、これからのことを考えよう」

このみ「…」

ひなた「このみさん、どうしたんだい?」

このみ「え…あ、何でもないわ!そうね、可奈ちゃんも敵に捕まって大変だったわよね、中で少し休みましょう!」

ひなた「…?」

ガチャ
マナカナ「何で紙の中にこんなに広い空間があるのよ…」ポカーン

ドラえもん「ただ広いだけじゃないんだ。耐火構造になってるから、火事になったってびくともしない」

マナカナ「ホント何でもありよね……ねえ、何でもありついでに魔法界に行く方法とかないわけ?」

ドラえもん「あることはある」

マナカナ「…マジ?」

ドラえもん「僕の『タイムマシン』には『時空間ナビ』がついてるんだ。これを使えばさっきの穴から魔法界に通じる道をたどることができるはずなんだ」

マナカナ「たいむ…ましん?じ、ーくーかん、なび?」

志保「『タイムマシン』で別の世界に行くことなんてできるの?あれって過去や未来に行くことができる道具なんでしょ?」

ドラえもん「前にも言った通り、魔法界はパラレルワールドの一つなんだ。だから超空間を通じてさっきの穴の先…つまり魔法界に行くことはできる」

可奈「なら行こうよ!魔法界へ!」

志保「あなた本気なの!?」

可奈「本気だよ!あっちの世界に行ったみんなを助けたいし…それにこのままじゃ魔法界が危ないんでしょ?だったらどうにかして助けてあげたいよ!」

ひなた「そうだねぇ、あたしも可奈ちゃんに賛成するよ」

志保「二人とも…」

可奈「大丈夫だよ!必ず戻ってくるから…だから心配しないで待ってて」
348 : 1   2023/08/06 00:07:33 ID:A9cQEC7UyU
志保「…何勝手に行こうとしてるのよ。行くわよ、私も!」

可奈「志保ちゃん!」パァ

志保「…」

『ミマイ、ツバマ…ごめ…』

志保「…私もあの星梨花には頭に来てるのよ、ただそれだけ」

このみ「…ごめんなさいみんな」

可奈「このみさん?」

このみ「…少し、考える時間をちょうだい」トボトボ

ドラえもん「外に出て行っちゃった」

マナカナ「なんだか元気なさそうだけど、大丈夫なの?」

可奈「どうしちゃったんだろう…?」


このみ(あの戦い、私は何もできなかった…。私はあの中で最年長で…大人で…本当ならみんなを守る立場の人間なのに…情けない)

このみ(魔法界に行けばあの悪魔たちと同じくらいかそれ以上の相手と戦うことになる。それに魔法界の星梨花ちゃんはすごく強い…私が言ったところでまたみんなに迷惑をかけてしまうだけだわ)

このみ(ドラちゃんは頼りになるから私がいなくてもきっと大丈夫…そうよ、足手まといになるくらいなら、ここで離脱した方が…)

このみ「どうしたらいいのよ…!」

Prrrrrrrrrrrr

このみ「…プロデューサーからの電話?」


電話の相手は?
A:のび太
B:しずか
C:ジャイアン
D:スネ夫
E:出木杉
>>351
349 : 5流プロデューサー   2023/08/06 00:34:52 ID:nfBKnUaFIs
C
楽しい北海道旅行が何故こんなことに
350 : 毎日変態   2023/08/06 01:38:36 ID:DNwv/NJYR2
C
年長者といっても悩むこともありますよこのみ姉さん
351 : ぴぃちゃん   2023/08/06 01:39:09 ID:OLjylzkY.c
C
可奈ちゃん主人公ならやっぱジャイアンかなぁ
352 : 兄ちゃん   2023/08/06 02:57:57 ID:JVsQBix9tE
満場一致で笑った
353 : 1   2023/08/06 23:56:12 ID:A9cQEC7UyU
このみ「…はい、もしもし?」

ジャイアン『よお、このみさん!元気にしてるか?』

このみ「え…ええ!もちろん元気よ!」

ジャイアン『そっか!そいつは良かったぜ!』

このみ「それで、私に何か用事かしら?」

ジャイアン『おお、そうだった!実は新曲ができたんだ!』

このみ「し、新曲!?それってまさか…」

ジャイアン『おうよ、だからこのみさんに聞いてもらおうって思ったわけよ!』

このみ「そうだったのね、それは光栄だわ」

ジャイアン『ってなわけで聞いてくれ!この俺の新曲を!』スーッ

このみ「ってあなたの新曲なのね!!ストップストップ!スマホが壊れるわ!!」ガビーン

ジャイアン『なんでぃ…これからだって言うのに』

このみ「あはは…また、次の機会にしておくわ」

ジャイアン『…なあ、やっぱりなんかあったんじゃねえのか?』

このみ「え…?」

ジャイアン『明らかに元気なさそうな声してるぜ……あ、もしかして!北海道で美味いもん食いすぎて腹壊したのか!?』

このみ「違う違う!」

ジャイアン『じゃあ何があったんだ、話してくれよ!この超有能プロデューサーの俺様がこのみさんの助けになるぜ!』

このみ「…実はね……」

ジャイアン『…なるほどな!そんなことがあったのか』

このみ「こんな突拍子もないこと信じてくれるのね」

ジャイアン『ガキの頃、色々と体験してきたからな!大抵のことには慣れっこだ!ガハハハ!』

このみ「…プロデューサーはすごいわね。それに比べて私は肝心なところで怖気づいちゃて何もできなかった…みんなに迷惑をかけてしまったわ、それが本当に悔しくて情けなくて…」
354 : 1   2023/08/06 23:57:07 ID:A9cQEC7UyU
ジャイアン『…別にあいつらはこのみさんを迷惑だなんて思ってないと思うぜ』
このみ「…!?」

ジャイアン『なんだか昔の俺を思い出すぜ。ガキの頃、アフリカを冒険したことがあってな…その時色々とヘマしてみんなに迷惑かけちまって、一人で責任感じてたことがあったんだ…』

ジャイアン『一度は別れようとしたこともあった…けどあいつらは俺を見捨てなかった。最後まで俺についてきてくれたんだ。それがとっても嬉しくてな…』

このみ「素敵な話じゃない」

ジャイアン『あいつらだって同じさ!誰もこのみさんを見捨てたりなんてしない!むしろこのみさんの力があいつらには必要なんだ!断言するぜ!』

このみ「私の、力が…?」


「「「このみさん!!」」」

このみ「え…あなたたち!」

可奈「このみさん…ごめんなさい!」ペコッ

このみ「え…え!?どうしたの!?」

可奈「このみさんなんだか元気がないな、って思って…だからきっと私が悪魔に攫われたから迷惑かけちゃったからなのかなって思って!本当にごめんなさーい!!」ペコペコ

このみ「ちょ!ちょっと待って!別にそんなこと思ってないわよ!」

可奈「本当に!?」

このみ「当たり前でしょ、だから頭上げてちょうだい」

可奈「そっか…よかったぁ…」ホッ

志保「だからそんなことないって言ったでしょ…」

ひなた「可奈ちゃんは早とちりだねぇ」

可奈「ひなたちゃんまで!ひどいよ~!」

このみ「むしろ迷惑かけたのは私のほ……」
可奈「でもよかった~!このみさんがいなくなっちゃったらどうしようって思ったもん!」

このみ「…え」

ひなた「そうだねぇ、このみさんがいないと心細いもんねぇ」

志保「このみさんのことはいつも頼りにしています」

このみ「いや…で、でも…さっきの戦いでは私、役に立たなくて…」
355 : 1   2023/08/06 23:57:29 ID:A9cQEC7UyU
ひなた&志保「「え?」」

可奈「このみさんのことそんな風に思ってる人なんて誰もいませんよ~!だってこのみさんは私たちの大事な仲間じゃないですか!」

志保「一人だと立ち止まってしまうことがあっても、別の誰かと助け合うことで乗り越えられる。それが、仲間…私たちならきっと大丈夫です」

ひなた「おぉ…これが噂に聞く映画版志保ちゃんなんだねぇ」

志保「だからそれやめて」カァ

このみ「…何よ、もう…!一人でいろいろ考えてたのが…バカみたいじゃない」グスッ

可奈「えええ!どうしたんですか!?どこか痛いとか…」

このみ「違うわ」バッ

可奈「うわあ!」
志保「どうしたんですか急に抱き着いて…!」
ひなた「なんだか照れちゃうねぇ」

このみ「嬉しくなったのよ…!私も、みんなと一緒にいたいって思ってたから…!」グスッ

可奈「えへへ…私たちもですよ!いっしょがいいな♬みーんな仲良し嬉しいな~♬」


マナカナ「無事解決、ってところかしら」

ドラえもん「そうだね……あ、このみさんのスマホが落ちてる」

ジャイアン『何とか解決したみたいだな!』

ドラえもん「うわっ!ジャイアン!!」

ジャイアン『よお、ドラえもん!元気そうで何よりだぜ!』

ドラえもん「君もね……もしかしてこのみさんのこと…君が?」

ジャイアン『さあな!俺はただ昔の話をしただけだぜ!』

ドラえもん「そうか…ありがとう」


可奈「あ、そうだ!」

志保「どうしたのよ急に」

可奈「せっかくだからみんなで“あれ”…しようよ!」

志保「…あれ?」


A:食事
B:お風呂
C:ゲーム
>>358
356 :   2023/08/07 01:30:55 ID:0FR0VqDP5M
B
357 : レジェンド変態   2023/08/07 08:43:16 ID:vt5s/a803E
A
いま宗谷岬だっけ?あの辺だと海鮮かホタテラーメンとかあるみたいだけど。
あえてセイコーマートで色々買って宿で食べるのもアリか。
358 : レジェンド変態   2023/08/07 12:40:46 ID:xu3IvK2HqY
A
359 : 1   2023/08/08 22:41:04 ID:CpnJnRwB2M
『かべ紙秘密基地』の中に戻る一行。

可奈「大きなことをする前は…やっぱりご飯だよね~!」ワクワク

志保「そんなことだろうと思ったわ」

可奈「えへへ♪」

ドラえもん「『かべ紙レストラン』を出したから好きなものを食べるといいよ」

可奈「わーい!」ビュンッ

志保「はやっ!」ガビーン

可奈「えーと、これとこれとこれ!あとこれも!」

マナカナ「ちょっと!私の分も残しておきなさいよね!」

ひなた「二人とも元気だねぇ」ニコニコ

このみ「いつも通りって感じでなんだか安心するわね」

可奈「よっこいしょ!いっただっきまーす!」

ドラえもん「うわあ、よく食べるなあ」

可奈「だって捕まってた時は何も食べられなかったんだもん!……ん~…んまい!」

このみ「大変だったわよね…はい、これもどうぞ」

可奈「わーい!ありがとうございます!」モグモグ

ひなた「今度は可奈ちゃんも一緒にばあちゃんの家に行こうねぇ」

可奈「ん!?もしかして私がいない間にひなたちゃん家に行ってきたの!?うらやましー!」

ドラえもん「じゃあ今度は可奈ちゃんも行こうね」

可奈「うん!みんなと一緒に行きたいね!あのクマさんやミクジン、それに子孫ちゃんも…もちろん魔法界の私…マナカナちゃんもね!」

マナカナ「…ええ、考えておくわ」
360 : 1   2023/08/08 22:41:25 ID:CpnJnRwB2M
志保「考えてみればあの三人とは昨日会ったばかりなのよね…馴染みすぎてずっと一緒にいたような気がしてたわ」

可奈「よーし!みんなを助けて全部終わったら、みんなで北海道旅行をやり直そうよ!それでさっき言った通り、ひなたちゃん家に行ったり、美味しいものたくさん食べたり、色んな所を見て回ったり!……えへへ、先の楽しみができたから、不安な気持ちが少し消えてきたかも!」

ドラえもん「うん!絶対にみんなで行こう!」

可奈「おー!」

マナカナ(全部終わったら、か……その時には、アンタもちゃんといるのよね?ねぇ、“翼”…)


~魔法界にあるとある地下室~

志尊可奈「!」シュタッ

志尊可奈(ここが魔法界…そしてここが…)

星梨花(魔法)「ふふ、わたしのひみつの研究室へようこそ♪」

魔法界の星梨花は、高級そうな椅子にふんぞり返りながら目の前の志尊を

志尊可奈「星梨花…!」ギリッ

ヒグマ「ぐへぇ…」バタン
ミクジン「ふにゃあ…」バタン

星梨花(魔法)「コアは返してもらいましたよ、ふふ、少し遅かったですね♪」

悪魔たち「へへへ…」

志尊可奈(周りには悪魔の軍勢…完全に囲まれたってわけですか…)


A:大暴れする
B:この場から撤退
C:会話をする
>>363
361 : ダーリン   2023/08/08 22:59:25 ID:aTKcHzOnCs
B
場所が分かれば充分
362 : Pたん   2023/08/08 23:29:55 ID:VMxG2ukMro
A
363 : MADE IN 変態   2023/08/08 23:32:49 ID:O8tnexvX7A
C
まずは会話して情報探りつつ機会を伺えれば
364 : 1   2023/08/09 15:47:43 ID:PxOvWoqnUw
一部漏れてました

正:魔法界の星梨花は、高級そうな椅子にふんぞり返りながら目の前の志尊を見て笑みを浮かべていた。
365 : 1   2023/08/09 15:48:01 ID:PxOvWoqnUw
志尊可奈「お山の大将と言ったところですか…。けどこの程度の悪魔たちが束になったところで私を倒すどころか魔法界征服だって叶いはしませんよ」

星梨花(魔法)「ふふふ、嬉々として煽ってきますね。そんなにわたしに会えたことが嬉しいですか?」

志尊可奈「ええ、吐き気がするほどね」

星梨花(魔法)「ご心配には及びません。わたしの古代魔法の真価はまだまだこんなものではありませんし、何よりわたしにはアーティファクトがある」

そう言うと真上を指で刺す。

志尊可奈(巨大な球体…?あれがアーティファクト…)

星梨花(魔法)「“冥界のアーティファクト”…、アーティファクトシリーズの中でも最も異質とされています。その力は死を操り、支配する…」

――我々はこれを使って、全ての世界を支配する…!長年の野望であった地球侵略もついに成就するのだ!

ミクジン「声?一体どころから…?」

――ここだ
366 : 1   2023/08/09 15:48:17 ID:PxOvWoqnUw
その瞬間、魔法界の星梨花の首元がボコボコと膨れ上がる。そこから触手のようなものが一本生えてきたかと思えば、先端から牙の生やした口が出現した。

デマオン「我が名はデマオン…大魔王デマオンなり!!」

ヒグマ「なんだ…あの気持ち悪いの…!?」

志尊可奈「大魔王…デマオン!あれが悪魔たちの親玉…!」

星梨花(魔法)「古代魔法の力で大魔王の魂をわたしの肉体に共存させています。おかげで魔力も増大し、わたしは魔法使いとしても一つ上のレベルに上がることができました…夢にまで見た、“いちばんの魔法使い”に私は近づいているのです!ふふ、あははははは!」

デマオン「計画は次の段階へと移行する!冥界のアーティファクトの起動準備だ!」

志尊可奈「させません!」バンッ

悪魔A「!」シュッ

志尊可奈(盾に!?)

悪魔A「へへへ…」ムクッ

志尊可奈「撃たれたのに立ち上がるなんて…!」

星梨花(魔法)「彼らは死者でありわたしのお人形さん…、何度死んだってあなたを始末するまで止まりませんよ」

志尊可奈「っ…!」


多数決。多い方を採用。
A:暴れる
B:この場から撤退
>>369
367 : 1   2023/08/09 15:50:14 ID:PxOvWoqnUw
またやってしまった!

安価は>>368~370の多数決で決めます。
368 : 夏の変態大三角形   2023/08/09 16:40:17 ID:ck.xGnvFqQ
B
デマオンを倒すならアレが必要だ
369 : あなた様   2023/08/09 18:35:44 ID:PlmyJz9i1U
Bピンチの時こそ寧ろ撤退のタイミングを見極めr
370 : Pさん   2023/08/09 18:44:16 ID:xntBHEe4Xo
B
最後っ屁の何か道具ををかまして脱出だ!
371 : 1   2023/08/09 22:25:01 ID:PxOvWoqnUw
志尊可奈(このままで戦いを続けていても体力が消耗するだけ…星梨花と大魔王を倒すことはできない…)ギリッ

志尊可奈「…次会った時は必ず息の根を止めてやる…!」

星梨花(魔法)「あははは!捨て台詞なんて恥ずかしいですね♪……けど残念!あなたを逃がすつもりはありませんよ!」

志尊可奈「『手投げミサイル』!」バッ

悪魔の軍勢「ぐあああああっ!!」ドッカーン

志尊可奈「いくら死者でも身体が吹き飛べばしばらくは動けないでしょう!今の内に……」

悪魔B「逃がすかーっ!」
志尊可奈「まだ動けるのが…!」

ヒグマ「ふん!」ガシッ

悪魔B「こいつ、私の足を掴んで…ぎゃああ!」ドテッ

ミクジン「今の内に逃げてください!」メラメラ
悪魔B「あちちち!」

志尊可奈「けど…」

ヒグマ「ここで全員捕まったら意味ねぇだろ!いいから早く行け!!」

志尊可奈「…必ず、助けます…!だから無事で…!」タッタッ

悪魔C「逃がすな、追えー!!」

志尊可奈「っ!!」タッタッ

ヒグマ「…忘れるな、あんたのそばには仲間がいる…!あんたは一人じゃねぇんだ…!」
372 : 1   2023/08/09 22:25:38 ID:PxOvWoqnUw
悪魔D「オラ!この牢屋で大人しくしてろ!」

ヒグマ「いてて…」

ミクジン「とりあえずあの場で殺されなかっただけよかった、というところですかね…」

ヒグマ「とはいえ時間の問題だろ、自分に害をなす敵は必ず仕留める…野生の世界じゃ当たり前のことだぜ」

ミクジン「そんなおっかないこと言わないでくださいよぉ…」

「うーん…うるさいなあ、やっと眠れてきたのに…」

二人が声のした方を向くと、そこには手枷をつけられた金髪の少女が座っていた。

ミクジン「だ、誰です!?」

ヒグマ「オレたち以外に捕まってるやつがいたのか…」

「しゃべるクマさんにオバケ…?何だかすごい人(?)が入ってきたなあ…」

ミクジン「ぼくはツアーガイドロボットのミクジンです!こっちはヒグマさん!」

ヒグマ「生まれも育ちも北海道!性も名もねぇただヒグマと申しやす!」

「北海道…ってことは人間界から来たの!?うわあ、まさか自分の生まれた世界から来た人(?)とここで出会うなんてびっくりだよ」

ヒグマ「ってことは、あんたも人間界から?」

「うん!わたしは『翼』!人間界からやってきた魔法学園の生徒だよ、よろしくね!」


~宗谷岬~

『とりよせバッグ』~!

ドラえもん「これで可奈ちゃんの部屋にある机を持ってくる…!」ドスン

マナカナ「これから魔法界に行こうって時に何で机なんて…」

可奈「実は私の机の引き出しの中が、『タイムマシン』のある超空間に繋がってるんだよ」

マナカナ「また訳の分からないことを…」

ドラえもん「三人とも、準備はいいかい?」

志保「ええ」
ひなた「もちろんだべさ」
このみ「いつでもオッケーよ!」

ドラえもん「よーし!それじゃあ魔法界に向けてしゅっぱーつ!!」

一同「「「「おー!!」」」」
373 : 1   2023/08/09 22:26:00 ID:PxOvWoqnUw
ドラえもん「よっと」ガラガラ

ジャイアン「よぉ、待ってたぜ」

ドラえもん「うわあああああ!!」ドスン

このみ「どうしたの急に落ちてきて…」

ジャイアン「何でそんなに驚いてんだよ?」ヌゥ

このみ「うわああっ!」

マナカナ「何よこいつ!新手の刺客!?」

可奈「ぷ、プロデューサーさん!?どうしてここに!?」

ジャイアン「何でって…俺も一緒に行くからだけど?」

志保「一緒に、って…劇場の方はどうしたんですか!」

ジャイアン「休んできた!」

志保「えええ…」ドヨーン

ジャイアン「友だちや仲間がピンチだってのに呑気に仕事なんてしてられるか!お前らがダメだと言っても俺は行くぜ!!」

マナカナ「…こいつ大丈夫なの?」ボソッ

ドラえもん「これでも場数はたくさん踏んでるんだ、足手まといにはならないよ」ボソッ

マナカナ「それならいいんだけど…」

可奈「わーい!プロデューサーさんがいるなら安心ですね~♪」

ひなた「頼りにさせてもらうよぉ」

ジャイアン「任されよう!」

このみ「…それじゃあ気を取り直して出発しましょうか!」

ドラえもん「そうだね…よし、行こう!」


『タイムマシン』に乗り込んだ一行は、魔法界を目指して超空間を進むのであった。

ドラえもん「後は『時空間ナビ』が魔法界までのルートを調べてくれる」

マナカナ「へぇ、こんなのがねぇ…」

ジャイアン「こいつに乗るのも久しぶりだぜ…」


ジャイアンは誰かに話しかけようとしている
A:可奈
B:志保
C:ひなた
D:このみ
>>376
374 : お父さんネズミさん   2023/08/09 22:39:34 ID:ck.xGnvFqQ
c
375 : ミジンコプロデューサー   2023/08/09 23:30:23 ID:PlmyJz9i1U
A
376 : Pさぁん   2023/08/10 00:29:02 ID:gsNM6yR6ZY
マナカナに話しかける選択肢はないんですか!?

無いなら志保さんに
377 : 1   2023/08/10 23:02:42 ID:/z7o5QhGNw
>>376
選択肢に入れちゃうと、選ばれなかった時に会話しないまま進行する恐れがあったのであえて外しました
なので個別で会話する展開を用意しました!
378 : 1   2023/08/10 23:29:14 ID:/z7o5QhGNw
ジャイアン「それにしても志保、お前がこんなにも協力的で俺は嬉しいぜ!」

志保「はぁ…、仲間のためですし当然のことでは…?」

可奈「志保ちゃん…!」ジーン

ジャイアン「お前ってやつは…泣かせるぜ!」

このみ「初めて会った時と比べて、本当に変わったわね」ジーン

ドラえもん「僕も感動したよ!」ジーン

ひなた「映画版だねぇ…」ジーン

志保「だから映画版って何!?」ガビーン

ジャイアン「そんな志保に、俺からプレゼントをやろう!」

志保「いや、いいですって」

ジャイアン「遠慮すんな受け取れ、ほら!」

志保「これは…レコード、ですか?」

ジャイアン「おう!俺のデビュー曲、『乙女の愛の夢』だ!作詞はもちろんこの俺だ!」

可奈「志保ちゃんいいな~!私も欲しいな~!」

志保「あげるわ」ササッ

可奈「えーでもわるi
志保「遠慮しなくていいのよ!だって私たち友だちでしょ!」ガシッ

このみ(ものすごく目が血走ってるわね)ドヨーン

可奈「友だち、か…えへへ、ありがとう志保ちゃん♪」

ジャイアン「心の友ってやつか…またしても感動したぜ!」

マナカナ「また濃いのが増えたわね…」ドヨーン

ジャイアン「お、そういえばお前とは初めましてだな!俺は剛田武…みんなからはジャイアンと呼ばれている!よろしくな!」

マナカナ「よ、よろしく…私は矢吹可奈…と言ってもこの子と被るわよね。マナカナって呼んでちょうだい」
379 : 1   2023/08/10 23:29:34 ID:/z7o5QhGNw
ジャイアン「それにしても…」

マナカナ「何よ?人のことジロジロと…」

ジャイアン「見れば見るほど可奈にそっくりだよな」

可奈「…」ニコニコ
マナカナ「私はこんなアホ面じゃないわよ!」

可奈「ガーン!」

ジャイアン「お前アイドルに興味はねえか?この俺様と一緒に天下を取らねえか?」

マナカナ「アイドル…って何よ?」

可奈「えー!アイドルを知らないの!?」

マナカナ「耳元でうるさいわね!」

可奈「アイドルって言うのはね…」

可奈「!」ペラペラペラ
まるで3倍速になったかのように言葉や動きが早くなる可奈。

マナカナ「なるほどね…ってかあんたたちってそんなに有名人だったのね」

可奈「えへへ、最近ようやく名前が知られるようになったんだよ」

マナカナ「それにしても…歌やダンスで人を笑顔に、か…。なんだか夢のような話ね」

可奈「この戦いが終わったら私たちの劇場に招待するよ!マナカナちゃんには私や劇場のみんなの歌をたくさん聞いてほしいな~!」

マナカナ「考えておいてあげるわ」フッ

ドラえもん「…みんな!そろそろ着くよ!」

可奈&マナカナ「「!!」」

このみ「いよいよね」

ひなた「緊張するねぇ」

志保「大丈夫よ、みんなと一緒なら…」

可奈「必ず魔法界を救って見せる!」

マナカナ(待ってなさいよ、翼…)

ジャイアン「久しぶりの冒険だ…ガキの頃を思い出すぜ!」

ドラえもん「出口を開けるよ!」
380 : 1   2023/08/10 23:29:55 ID:/z7o5QhGNw
超空間の出口を出ると、そこは森の中だった。

可奈「とうちゃ~く!」

志保「気を付けて!ここからは私たちにとって未知の世界なんだから!」

可奈「大丈夫だよ!着いて早々危険なことなんてあるわけ……」

不良A「…」クチャクチャ

可奈「…え?」

不良A「あ?何見てんだコラ」

不良B「なんだぁ、てめぇら…?」

不良C「どこの学園のもんだ!お?」

可奈「あわわわわわわわわわわわ」ガタガタ

このみ「何よこの人たち」

ドラえもん「スキンヘッドにモヒカン、それにリーゼントな強面の男の人たちが大勢…」

志保「魔法界に来て最初に出会ったのがこんなチンピラなんて…」

可奈「ファンタジーな感じを想像してたのにー!台無しだよー!」

不良D「このアマ、喧嘩売ってんのか!コラァ!!」

可奈「ごめんなさーい!!」

マナカナ「こんな連中に謝る必要なんてないわよ」

可奈「ま、マナカナちゃん」

不良A「てめぇ、誰かと思ったら矢吹可奈じゃねぇか!」

マナカナ「あら、あんたたちみたいなクズでも私のことは知ってるのね」

不良E「ああ、『夢想の鯨』寮に移動させられた落ちこぼれの御三家様だろ?」

不良たち「ははははははははは!!」

マナカナ「んぐぅっ…」イラッ

このみ「落ち着いて、ここは冷静になる時よ!……私に任せて」

このみ「あなたたち」

不良A「あ?」

このみ「>>383
381 : ミジンコプロデューサー   2023/08/10 23:47:03 ID:eJDteE/IcE
それ以上私の仲間たちを侮辱するのは止めなさい
382 : 師匠   2023/08/11 00:04:04 ID:C5o/LHpKQk
お姉さんとイイコトしない?
383 : der変態   2023/08/11 01:28:34 ID:vwzclGnzDo
(無言の笑顔で階級ワッペン貼り付け。当然このみさんは大将で、不良どもは二等兵)
384 : 1   2023/08/12 22:46:34 ID:X1AhNGsJ1c
このみ「…」ニッコリ

不良A「このチビ、なに笑ってやがる!」

不良B「ってかオレたちの服に何つけてんだコラ!」

このみ「動くな!」

不良たち「はい!」ビシッ

不良A(な、なんだ…身体が勝手に…)

このみ「良い子は真っすぐ家に帰って宿題でもやってなさい!」

不良たち「分かりました!!」タッタッ

ひなた「ありゃあ、帰って行っちゃったね…」

このみ「ドラちゃんから借りた『階級ワッペン』が役に立ったわ」

ドラえもん「未来の遊びで使われてる道具なんだ。位が下のワッペンをつけられた人は上の人には絶対逆らえない。そしてワッペンを剥がせるのは大将だけなんだ」

ジャイアン「けど服を脱げば効果は消えるぜ!」

可奈「へぇ…」

マナカナ(琴葉の『強制の魔法』にちょっと似てるわね…)

志保「ていうか、さっきの人たちは何なの?」

マナカナ「あいつらは魔法学園の生徒よ」

可奈「えー!魔法学園にも不良っているんだ…」

マナカナ「あいつらは『夢想の鯨』に所属してる落ちこぼれたちよ。人も迷惑も考えないで、箒で暴走行為を繰り返す暴走族…」

可奈「…さっきの人たちも言ってたけど、『夢想の鯨』ってなんなの?」

マナカナ「私たち魔法使いが通ってる『ミリオンマグス学園』には三つの寮があるの」
385 : 1   2023/08/12 22:47:27 ID:HEFdV9mmgI
マナカナ「一つは『夢想の鯨』…さっきの連中のような問題児や、ちょっと特殊な事情のある生徒が所属してるの」

マナカナ「二つ目は『水晶蹄の馬』…他の寮と比較して平和なとこよ」

マナカナ「三つめは『魔瞳の大鷲』…名門の御三家をはじめとした、強い力を持つ魔法使いが所属しているわ。……あの星梨花もこの寮の所属よ」

ドラえもん「そうだったのか…」ゴクリ

可奈「確かマナカナちゃんも御三家の一人なんだよね?ってことは、所属は『魔瞳の大鷲』?」

マナカナ「…元よ」ボソッ

可奈「え?」

マナカナ「っ!元よ元!色々あって、今は『夢想の鯨』にいるの!悪かったわね!!」プンプン

可奈「べ、別に悪く言ってないよ~!」

マナカナ「…という感じで、学生はその三つの寮に所属してるわ。まあ正確に言えば『堅楼の大蛇』っていう、教師や監督生が所属してる寮もあるんだけどね」

このみ「つまり家柄や能力によって寮を振り分けてるのよね。その中でも『魔瞳の大鷲』っていうのがトップってことで」

マナカナ「そう言うことよ。『魔瞳の大鷲』寮の子たちは癖の強い厄介なのが多いから、この先出会うことがあったら注意した方がいいわよ、もしかしたら……」


「随分な言われようだな、いささか心外だ」


一行が声のした方を向くと、一人の女性が茂みの中から姿を現した。

志保「あ、あの人は…!」

可奈「千鶴さん!?」

千鶴(魔法)「ほう、私のことを知っているのか?」

可奈「知ってるっていうか、私たちの知ってる千鶴さんはあっちの千鶴さんというか…」
マナカナ「下がって!」

可奈「ど、どうしたの急に前に出て!」

マナカナ「…こいつは二階堂千鶴…、『魔瞳の大鷲』寮に所属してる…星梨花のパートナーよ!!」

可奈「と言うことは…敵!?」

千鶴「…」


可奈たちの行動
>>388
386 : 箱デューサー   2023/08/13 01:06:09 ID:Wox85IRo6Y
せりかのことを聞く
387 : せんせぇ   2023/08/13 13:02:14 ID:qf6o73qOkY
友だちの輪を使って、千鶴と仲良くする
388 : そなた   2023/08/13 14:49:01 ID:Y4QW8cSDvo
魔法で作り出したハムカツを差し上げる
389 : 1   2023/08/14 21:55:37 ID:OFCtoPDzvw
千鶴(魔法)「待ってくれ、私は君たちに危害を加えるつもりはない」

可奈「…って言ってるけど?」

マナカナ「星梨花のパートナーであるアンタを信用できるわけないでしょ!」

千鶴(魔法)「なら何をすれば信用を得られる?」」

マナカナ「そうね……この魔法で作ったハムカツを食べられたら信用してもいいわよ」

このみ「どういうことなの!?」ガビーン

マナカナ「まあ聞きなさいよ、これはただのハムカツじゃないわ。中にはからしがたっぷり入ってるのよ。食べられるはずがないわ」ボソボソ

千鶴(魔法)「…それだけでいいのか?」

マナカナ「女に二言はないわ」

千鶴(魔法)「…わかった、いただこう」

魔法界の千鶴はマナカナからハムカツを受け取ると、それを口にする。

千鶴(魔法)「…」モグモグ

マナカナ「くくく、強烈な辛さで悶絶するがいいわ」ニヤニヤ

ドラえもん「性格悪いなあ」

千鶴(魔法)「…」モグモグ
マナカナ「…」ニヤニヤ
千鶴(魔法)「…」モグモグ
マナカナ「…?」

千鶴(魔法)「…ご馳走様、美味だったぞ」

マナカナ「えええ!?全部食ったの!?嘘よ、何か魔法を使ったんでしょ!?」

千鶴(魔法)「何を言うか。出されたものは完食するのが礼儀だろ……まあしいて言うなら」

マナカナ「?」

千鶴(魔法)「辛子の量はもっと多くても良かった、かな」フッ

マナカナ「ぐぬぅ…」
390 : 1   2023/08/14 21:56:15 ID:tdi1G87dPM
千鶴(魔法)「さて、これで私のことは信用してくれるね?」

マナカナ「だ、だけどこいつは…」

可奈「大丈夫だよ!この人は悪い人じゃないと思う!」

マナカナ「何を根拠にそんなことを…」

可奈「なんとなく、かな」

マナカナ「何よそれ…」ドヨーン

ドラえもん「まあまあ、僕らも情報が欲しいし、とりあえずは信じてもいいんじゃないかな」

ジャイアン「いざとなったら俺たちで何とかすればいいしな!」

可奈「うんうん!」

マナカナ「…あんたたちってホント前向きよね……わかったわよ、とりあえず信じてあげるわ」

千鶴(魔法)「感謝する……改めて、私の名前は千鶴だ」

一行も千鶴に名を名乗る。

千鶴(魔法)「しかし驚いた。君たちと同じ名前や見た目の生徒を知っているが、性格は全く違うんだな…」

このみ「それは私たちも同じよ。私たちの知ってる星梨花ちゃんとこっちの星梨花ちゃんがあまりにも違いすぎて、今でも違和感があるもの」

千鶴(魔法)「…君たちはその星梨花を倒すためにこの世界にやってきた、それで間違いないかい?」

志保「はい、そうです…」

千鶴(魔法)「…君たちに頼みがある……私にも協力させてくれないか?」

可奈&ドラえもん「「え!?」」

マナカナ「はぁ!?」


一方その頃、ヒグマとミクジン、魔法科の翼は牢屋の中で>>392していた。
391 : ミジンコプロデューサー   2023/08/14 22:56:07 ID:HY0e0y4Qx.
ミリオンしょうぎ
392 : Pさぁん   2023/08/15 07:25:33 ID:1YmccxcHvw
脱獄
393 : 1   2023/08/15 10:23:09 ID:vLnzrkBkYU
ヒグマ「ふん!ふん!」ザクザク

翼(魔法)「クマさんすごーい!このまま掘っていけば外に出られそう!」

ヒグマ「穴を掘るぐらい、オレなら余裕さ!」ザクザク

見張りの悪魔「ぐーがー…」zzz

ミクジン「見張りが起きる前に早く出ちゃいましょう!」

翼(魔法)「起きなくても、星梨花が戻ってきちゃった場合もまずいことになっちゃうよ!」

ヒグマ「おうよ、もうすぐ…穴が外に……よし、つながった!」

ミクジン「やっとここから出られるんですね…」ウルウル

翼(魔法)「もうすぐ可奈に会えるんだ…」

ミクジン「まさかあなたが彼女のお友だちで、しかも捕まってただなんてビックリでしたよ」

翼(魔法)「それを言うならわたしもだよ!可奈と一緒にこっちの世界にやってきたって聞いたときは驚いたもん!しかもわたしがいた人間界とは違う世界から来たんでしょ?」

ミクジン「まあ、その辺のややこしい話は後ほど…」

翼(魔法)「うん」

ミクジン「後はみなさんと合流して、あのアーティファクトを……ん、ん!?」

ヒグマ「ミクジンの兄貴、どうかしたか?」

ミクジン(よく見たらあれ…球体じゃなくて…)ゾクッ

見張りの悪魔「…ん、う…」

翼(魔法)「なんか起きてきそうだよ!」ボソボソ

ヒグマ「まずい!」


安価内の書き込みの「IDに書かれている数字の合計値」によって結果が以下の通りに
なお数字が一つもない、もしくは0の場合は『偶数』とする

偶数:見つからずに脱獄成功
奇数:見つかってしまい、脱獄失敗
>>394~397
394 : ぴぃちゃん   2023/08/15 10:38:48 ID:qWEpqoRRug
ラリホー
395 : プロヴァンスの風   2023/08/15 18:05:57 ID:RpDkyErb7o
はい
396 : Pサン   2023/08/16 02:35:40 ID:Sqs1IHlDqs
ksk
397 : 毎日変態   2023/08/16 07:12:53 ID:57WvMJsE9g
398 : 1   2023/08/16 21:42:38 ID:xYZislvBrM
7 +1 +5+7+9=29
奇数ルート


見張りの悪魔「…はっ!お前たち何をしている!?」

ミクジン「見つかっちゃいました!急いで出ましょう!!」グイグイ

翼(魔法)「きゃっ!もう~お尻触らないでよ~!」プンプン

ミクジン「すみません、そういうつもりじゃなくてですね!」

見張りの悪魔「逃がさんぞ!」ガシッ
ミクジン「ぐへっ!」

翼(魔法)「あ…」
ヒグマ「アニキィィィ!!」ガビーン


見張りの悪魔「…というわけで、脱獄しようとしていたところを阻止しました!」ビシッ

星梨花(魔法)「そんなことしてもどのみち逃げることなんてできないのに、本当におバカさんですね♪」チラッ

ミクジン「ぐぬぬ…」

星梨花(魔法)「…と言ってもあなたたちは絶対に抵抗を繰り返しますよね……なので、そろそろ計画を進めて行こうと思います」

ミクジン「計画…」

ヒグマ「魔法界の征服ってやつか」

星梨花(魔法)「翼さんを牢から出しなさい」

見張りの悪魔「はっ!」

翼(魔法)「いたいよ、離して!」

ミクジン「いったい何をするつもりですか…!」

星梨花(魔法)「ふふふ…」


一方その頃、可奈たちは――

マナカナ「どういうつもりよ?あんたは星梨花の味方のはずでしょ?」

千鶴(魔法)「…確かに私は星梨花のパートナーだが、彼女のやり方に賛同をしたつもりはない。むしろ…止めたいと思っている」

このみ「詳しく話を聞かせてもらえるかしら?」

千鶴(魔法)「ああ……その前に場所を変えよう。ついてきてくれ」


魔法界の千鶴についていった先は?
>>400
399 : Pサン   2023/08/16 21:54:13 ID:IN/Wuhs25w
魔法商店剛田
400 : そなた   2023/08/16 22:15:30 ID:e8PBtknSRE
デマオンの城(デマオン改心済み)
401 : せんせぇ   2023/08/16 22:18:34 ID:8oSWjQ/d2A
デストルドー状態にされている琴葉・紗代子・歌織さん(三人とも現実世界から攫われてきた)が拘束されている結界
402 : 1   2023/08/17 22:20:33 ID:s.z1.sd4dQ
千鶴(魔法)「着いたぞ」

ドラえもん「こ、これは…」

可奈「デマオンの城だ…」

志保「何で分かるのよ?」

可奈「だってあの看板に書いてあるから」ピッ

ズッコケる志保。

ジャイアン「デマオンって悪魔の親玉の名前だよな?おいおい、いきなりヤバいことになってんじゃねえか?」

マナカナ「あんたどういうつもりよ?」

千鶴(魔法)「大丈夫だ、危険はない。さあ、入ってくれ…」

可奈「…お邪魔しまーす」ガチャ

デマオン?「よく来たな、人間ども」

可奈「ひゃああああああ!!火の玉がしゃべったああああああ!!うわあああああああああああ!!」ピョン

ジャイアン「ちょっと驚きすぎだろ!」ガビーン

ドラえもん「軽くトラウマなんだよ、火の玉に…」

ひなた「可奈ちゃんは火の玉に縁があるねぇ」

デマオン?「我が名は大魔王デマオン、かつて魔界星を支配していた王の中の王…しかし今は魂の一部分だけの存在」

可奈「悪霊退散悪霊退散悪霊退散悪霊退散悪霊退散悪霊退散!!」

ひなた「可奈ちゃん、あたしの後ろにおいで」

可奈「ひなたちゃ~ん!!」ズピー

デマオン?「怯えるな。わしは貴様らに害を及ぼすつもりはない」

ドラえもん「でもデマオンはこっちの星梨花ちゃんと一緒にいるはずなんじゃ…」

千鶴(魔法)「パラレルワールド…この魔王もまた、別世界で命を落とした存在だ」

ドラえもん「と言うことは、今この世界には『魔法界の星梨花ちゃんと組んでるデマオン』と『魂だけの存在になってるデマオン』の二人が存在してるってことなのか!」

このみ「随分とややこしいことになってるのね」
403 : 1   2023/08/17 22:21:24 ID:s.z1.sd4dQ
デマオン?「…この世界には我々が認識しえない世界が数多く存在している。世界の数だけわしは存在している。無論お前たちもだ」

マナカナ「まあ、それについてはすでに実感してるわ」チラッ

可奈「こわいよこわいよこわいよ~!」ブルブル
ひなた「どうどう」

マナカナ「…」ドヨーン

デマオン?「…だが死後の世界は違う。“死”は全ての生命の終着点…どの世界にいようとも最終的にたどり着く場所こそが、死後の世界…冥界だ」

デマオン?「それらを支配することで、奴らは全ての次元を支配しようとしているのだ …!」

千鶴(魔法)「“冥界のアーティファクト”を操ることでな…」

マナカナ「“冥界のアーティファクト”…聞いたことないわね」

千鶴(魔法)「私の知る限りでは、アーティファクトの中でも最も異質で邪悪なものだと聞く」

マナカナ「そんなにヤバい物が、よりにもよってあいつの手に渡ってたって言うの…」ゾクッ

千鶴(魔法)「…確かに星梨花は古代魔法に傾倒し、現代魔法やそれを使う魔法使いたちを軽んじているところがあった。しかしその精神はギリギリのところで踏みとどまっていたからこそ凶行に及ぶことはなかった……あの日までは!」
404 : 1   2023/08/17 22:22:11 ID:s.z1.sd4dQ
――あの日、私たちの前に現れたあの男……

――どこからやってきたのか、気づいた時には奴は学園内の私たちの目の前に姿を現した

――大きすぎる瞳、白髪の長髪、不快な笑み…得体の知れないその老人はこう語った

『人には誰しも叶えたい“願い”というものがあります。それらは姿を変え、“夢”や“野望”と呼ばれています』

『ある少年は、パッとしない現実に嫌気がさし、夢の世界で剣士となる道を選んだ』

『ある少女は、己の中の孤独感に耐えることができず、自分の全てを肯定する友人を求めた』

『ある女性は、異端の者が差別なく暮らせる理想郷を求め、世界を変える力を手に入れた』

『箱崎星梨花さん、あなたにはいったいどんな“願い”を内に秘めているんですか?』

『あなたの理想はきっと、この魔法の先にあるとわしは思っております』

――男は星梨花にコアと魔導書を渡し、その笑みを更に歪まさせた。

『さあ、進みなさい…!あなたの理想の、その先へ…!フオーッホッホッホッホ!』

 
 
 
405 : 1   2023/08/17 22:22:42 ID:s.z1.sd4dQ
千鶴(魔法)「ギリギリを保っていた星梨花の精神は完全に魔に偏ってしまった…もう後戻りができないくらいに…」ギリッ

千鶴(魔法)「だけどせめて…せめてここで立ち止まってほしいんだ!これ以上星梨花が堕ちるところは見たくない!だから頼む!君たちに協力させてくれ!!」

可奈「そんなの…当たり前だよ!だって私たちは魔法界を救うために来たんだもの!」

マナカナ「アンタ…」

ドラえもん「可奈ちゃんの言うとおりだ!僕たちの力で星梨花ちゃんの野望を阻止しよう!」

志保「言われるまでもないわね、むしろ帰ろうとなんて言ってたら怒ってたわ」

ひなた「あたしたちのことを待ってる仲間もいるからねぇ、全力で頑張るつもりだよ」

このみ「もう迷わないわ!このこのみお姉さんがみんなの勝利の女神になってあげる♪」

ジャイアン「俺たちが力を合わせれば魔法使いだろうが悪魔だろうが敵じゃねえさ!」

マナカナ「…ってな感じで、このニンゲンたちはとんでもないお人好しなのよ」フッ

千鶴(魔法)「君たち…礼を言う…!」

志保「で、これからどうするの?」

ドラえもん「その事なんだけど…」


多数決。多い方を採用。
A:学園に行く
B:星梨花をさがす
>>406~408
406 : プロデューサー様   2023/08/17 23:13:44 ID:ZfFaEEDC2I
A
407 : der変態   2023/08/17 23:32:40 ID:R7KS4RqAxs
A
あいつもミリドラのレギュラーになりつつあるな
408 : ミジンコプロデューサー   2023/08/18 07:01:14 ID:9K4R23MZ3c
A一択
この広い世界でミリマグ星梨花をすんなり見つけられるわけがない
409 : 1   2023/08/18 21:16:26 ID:RNeIm0pnnA
★登場人物紹介 その1

『魔法界の矢吹可奈(マナカナ)』
ミリシタ内イベント「プラチナスタートラストスペシャル~ようこそミスティック・セレモニー~」に出てくるキャラクター。
一行からはマナカナの愛称で呼ばれている。
ひょんなことから星梨花の企みを知ってしまい、追われる身となってしまう。
身代わりになったパートナーの翼のことを内心気にしているようで、再会を望んでいる。
可奈やドラえもんたち、こちら側の世界の住人にはなんだかんだ言いつつも少しずつ心を許してきているようだ。
ちなみに少し大食いで音痴、らしい。

『ヒグマ』
今作オリジナルキャラクター。
かつて北海道で怪我を負っていた時にひなたに助けられた過去がある。それ以来、ひなたのことを心から慕っている。現在は『ぎ人化ライト』の力で人の言葉を話せるようになっている。
義理堅く情に厚い性格。ひなたのことを「お嬢」、女性を「姐さん」、男性を「兄貴」と呼ぶ。
また、ジャイアンのことは「叔父貴」、高木社長のことは「オヤジ」と呼ぶらしい。
ちなみに今作の季節が冬なのにも関わらず活動で来ているのは本人曰く、「根性」らしい。実は妻子持ち。

『可奈の子孫(志尊可奈)
今作オリジナルキャラクター。
一行からは『志尊可奈』の愛称で呼ばれている。
遠い未来からやってきた可奈の子孫。その時代では星梨花が不死身となり、人々を苦しめている。両親や友人を悪魔に殺され、星梨花や悪魔に対して強い憎しみを抱いている。星梨花を倒すことで失った未来を取り戻そうとしているようだ。
トレンドマークのメガネをかけており、クールな性格…なのだが実は感情的。
日常で戦いに身を置いているため、素の戦闘力が高い。特に銃を使っての戦いを得意とする。
410 : 1   2023/08/18 21:17:17 ID:RNeIm0pnnA
★登場人物紹介 その2

『魔法界の翼』
ミリシタ内イベント「プラチナスタートラストスペシャル~ようこそミスティック・セレモニー~」に出てくるキャラクター。
あちら側の人間界から魔法界にやってきた人間で、マナカナのパートナー。
現在は魔法界の星梨花に捕らえられており、ヒグマとミクジンとも仲良くやっているようだ。
扱える魔法は未知だが、魔法の力を増幅させる力があるらしい。

『魔法界の千鶴』
ミリシタ内イベント「プラチナスタートラストスペシャル~ようこそミスティック・セレモニー~」に出てくるキャラクター。
星梨花のパートナーであり、召喚魔法の使い手。
魔法に傾倒している星梨花を心から心配している。そのため“冥界のアーティファクト”を得て魔に堕ちた星梨花を救うため、可奈やドラえもんたちと手を組んで戦う道を選んだ。

『デマオン』
映画・大長編「のび太の魔界大冒険」に登場するキャラクター。CV若山弦蔵さんの方。
魔界星を支配する王で、地球侵略を目論んでいた。
強大な力を持っており、隕石を操ることができる。心臓に銀のダーツを撃ち込む以外に倒す術がない。そのため心臓を肉体から切り離し、惑星に偽装して宇宙に隠していた。
最後はジャイアンが放った銀のダーツによって倒される。

今作では、魂の一部として登場。既に野心を失っており、一行と手を組むことに。
実は星梨花が古代魔法で最初に呼び出したものであるが、力をほぼ失っていたため役立たずと判断され処分されてしまう。その後、奇跡的に生き延び、千鶴に保護される。
411 : 1   2023/08/18 21:17:48 ID:RNeIm0pnnA
★登場人物紹介 その3

『魔法界の星梨花』
ミリシタ内イベント「プラチナスタートラストスペシャル~ようこそミスティック・セレモニー~」に出てくるキャラクター。
召喚魔法の使い手であり、現在は“死”を支配する古代魔法を会得し、更には“冥界のアーティファクト”を所有している。
古代魔法を至高の魔法と考えており、また現代の魔法をまがい物と評価している。そのため古代魔法が栄えていたかつての大魔法時代を取り戻すために暗躍する。
自身の肉体を依り代に大魔王デマオン(後述)の魂を世に復活させた。だが“冥界のアーティファクト”を起動させる段階でコアをマナカナに奪われてしまい、取り戻すためにシズマたち悪魔をあちらの世界へと解き放った。
好きなものは古代魔法、犬、お人形遊び。嫌いなものは現代魔法、役立たずな人。

『大魔王デマオン』
映画「ドラえもん のび太の新魔界大冒険 〜7人の魔法使い〜」に登場するキャラクター。CV銀河万丈さんの方。
設定は前述のデマオンと同じだが、リメイク版では「月の光に弱い」という設定がある。美夜子の母ととある契約をし、彼女を悪魔『メデューサ』とすることで、人間と悪魔の性質を併せ持つメデューサに月の魔力を破壊させようとしていた。
しかし最後は旧作同様、惑星に擬態させた心臓に銀のダーツを撃ち込まれ倒される。ちなみにとどめをさしたのは、リメイク版ではのび太になっている。
2007年に放送した「ドラえもん 映画なぞ解きスペシャル」内の「悪魔の城のヒミツ」では、栗饅頭が好物であることが明かされた。

今作では、星梨花の肉体と共存する形で復活を果たしている。“冥界のアーティファクト”を使い、あらゆる次元を支配しようと企んでいる。
412 : 1   2023/08/19 21:59:27 ID:KKmygnXGQ6
※今後、味方側のデマオンは「旧デマオン」と表記します


ドラえもん「学園に行ってみようよ、こっちの星梨花ちゃんの居場所がわかるかもしれないし、もしかしたら協力してくれる人もいるかもしれない」

マナカナ「前者は良いとして後者はどうかしら…魔法使いって我が強いのが多いから」

可奈「マナカナちゃんもそうだもんね!」

マナカナ「早々私みたいに……ってどーゆー意味よ!」ムニィ
可奈「ふへぇ、ほへんはひゃい!」

ドラえもん「千鶴さんはどうかな?ただ、星梨花ちゃんことが公になってしまうけど…」

千鶴(魔法)「…構わない。魔法界の危機だ、今打てる手は全て使っていこう」

志保「決まりね」

ドラえもん「それじゃあその前に……」

『きせかえカメラ』~!

ドラえもん「みんな、そこに並んで……はい、チーズ!」パシャ

可奈「うわあ!三角帽子にローブ!本物の魔法使いみたい!」

ひなた「このみさん似合ってるねぇ」

このみ「あら、ありがとう。ひなたさんも素敵よ♪」

千鶴(魔法)「どうなってるんだ…?服装が突然変わったぞ!」

マナカナ「これね、カガクって言うらしいわよ」ドヤァ

千鶴(魔法)「何で君が得意げなんだ」

志保「っていうか、この格好になる意味は?」

ドラえもん「何を言ってるんだ!冒険に出たら衣装替えは必須だろ!」

ジャイアン「懐かしいぜ。昔冒険に出かけたときはゴリラの被り物したり召使いの恰好をしたっけな!」

志保「ゴリラはともかく召使いの恰好ってなんですか!?」ガビーン
413 : 1   2023/08/19 21:59:41 ID:KKmygnXGQ6
ドラえもん「そして僕はこれ……『魔法ぼうし』!」

旧デマオン「ぐぬぅ、まさかこんな形でまたこの帽子を見ることになるとは…」

可奈「『魔法ぼうし』…あっ、もしかして色んな魔法が使えるようになる、とか?」

ドラえもん「ううん、ただのお芝居の衣装」

ドラえもん以外の全員がズッコケる。

ドラえもん「よーし!それじゃあ魔法学園に向けてしゅっぱーつ!」


千鶴(魔法)「着いた、ここだ」

志保「すごいわ、まるで一瞬で到着したかのようだわ」

ドラえもん「じゃあまずは仲間探しからやろうか」

千鶴(魔法)「それなら推薦したい二人がいる。ついてきてくれ」


どのペアの元へ向かう?
※ミスセレで実際にペアになっているメンバーで選択
>>416
414 : へっぽこ大名行列   2023/08/19 22:14:24 ID:XSTi0iyzP6
美也&奈緒
415 : そなた   2023/08/20 03:01:28 ID:8wyT7CLecE
百合子&エレナ
416 : 仕掛け人さま   2023/08/20 03:03:21 ID:DZ/.hdjf2Y
ことみな
417 : 下僕   2023/08/20 03:15:34 ID:uLu3JjLGwU
あまり設定覚えてなかったけど、結構ヤバイ魔法あるな、時間操作、薬物生成、魔法無効化、強制とか
418 : 1   2023/08/20 20:46:24 ID:y9so3dyNE6
千鶴(魔法)「田中琴葉と佐竹美奈子…彼女たちは私と同じ『魔瞳の大鷲』寮に属している。実力もあるし話の分かる者たちだ、味方になってくれれば頼りになるだろう」

可奈「こっちの世界の琴葉さんと美奈子さんか~!どんな感じの人なんだろ!会うの楽しみだな~」

ひなた「…ん、何だい、ここに積み上がってるものは…?」

志保「…よく見たらこれ、人が山のように積み重なってるわよ…」

不良A「」
このみ「さっきの不良くんたちじゃない!」

志保「いったい誰がこんなことを…」


「規則とは人々が安心して暮らすための縛り」

可奈「!!」バッ

一行が上を向くと、不良の山のてっぺんに誰かが座っていた。

「かし縛りがあるからこそ平穏は保たれる…。そう、束縛とはすなわち自由」

ドラえもん「あ、あれって…」

千鶴(魔法)「ああ…察しの通りだ」


琴葉(魔法)「自由を乱す者たちは、私の手で裁く!」


千鶴(魔法)「田中琴葉だ」

田中琴葉(魔法)「ところで千鶴さん…部外者を学園に招くとはどういう了見ですか?」ドサッ

飛び降りてきた魔法界の琴葉は千鶴を睨みながら言う。

ジャイアン「>>420
419 : 兄(C)   2023/08/20 20:51:39 ID:HP/.8u96ZI
とりあえず仲裁するぜ
420 : 高木の所の飼い犬君   2023/08/20 20:52:26 ID:TxZNDrFmoI
俺の歌でも聞いて落ち着け!
421 : Pちゃま   2023/08/21 18:22:52 ID:tTAu/9EcEM
映画「ドラえもん 可奈と滅びの歌」第二幕……
422 : 変態お化け   2023/08/21 21:50:21 ID:ZKdb66aXcU
これジャイアンの歌聞いたら琴葉ぽんこつ面白お姉さんになるんじゃないかな?
もしくはハーヴェイ君みたいなキャラに
423 : 1   2023/08/22 22:24:27 ID:/EgGq/Ib.Q
ジャイアン「俺の歌でも聞いて落ち着け!」

ドラえもん「まずい!」

ジャイアン「ほんとはなきたくて~だれよりもおくびょうで~こころはこんなにももろくてええええええ~♬」

マナカナ「な、なによこれ!?」

志保「み、耳が腐る…」

可奈「いい歌だなあ」ジーン

ジャイアン「おなじなみだいくつながしても……」

琴葉(魔法)「うるさああああああああい!!」ボコォ
ジャイアン「ふべっ!!」ドゴォ

このみ(普通に殴ってきた!魔法使いなのに!)ガビーン

美奈子(魔法)「あの人大丈夫かな?」

ドラえもん「大丈夫だと思うよ、結構打たれ強いから、ね……ってうわあ!!」

ひなた「びっくりしたべさ…!」

マナカナ「あんたいつからいたのよ!」

美奈子(魔法)「ついさっき、ね。あ、クッキー食べる?」

可奈「わーい!いただきま~す!」モグモグ

ドラえもん「君ってやつはすぐ餌付けされるんだから…」ドヨーン

美奈子(魔法)「琴葉ちゃん落ち着いて。まずはこの人たちの話を聞いてみようよ」

琴葉(魔法)「美奈子ちゃん……わかりました、話だけでも聞いてあげましょう」

ドラえもん「実はかくかくしかじかで…」
424 : 1   2023/08/22 22:24:57 ID:/EgGq/Ib.Q
ドラえもん「というわけで手を貸してほしいんだ」

琴葉(魔法)「断るわ」

ドラえもん「それは助かる……えええ!?」ガビーン

琴葉(魔法)「別に意地悪で言ってるわけじゃないわ、私たちじゃ役に立てない…シンプルな理由よ」

美奈子(魔法)「私は別に協力してあげてもいいと思ってるよ」

マナカナ「この子はこう言ってるけど?」

美奈子(魔法)「もしかしてあの時のことをまだ気にしてるの?」

可奈「あの時のこと?」

美奈子(魔法)「半年前に学園で“土のアーティファクト”が暴れたことがあったの」

ジャイアン「そんなことがあったのか」

美奈子(魔法)「その時、琴葉ちゃんの魔法はアーティファクトに一切効かなかったの」

可奈「そうなんですか!?」

琴葉(魔法)「原因は分からない……けど私が推測するに、あの土の巨人が私たちの使う魔法とは別の原理で動いているから…そう考えているわ」

マナカナ「古代魔法…」ボソッ

琴葉(魔法)「あなたたちの話が本当なら、星梨花ちゃんが操ろうとしているアーティファクトにも恐らく私の魔法は通用しない。もしかしたら星梨花ちゃん相手にだって……だから、私に出来ることは何もないの」

ドラえもん「そんなあ…」

可奈「>>426
425 : ハニー   2023/08/22 22:28:01 ID:yI.Lk.hneM
簡単に諦めてどうするんですか!?
426 : 下僕   2023/08/23 01:41:31 ID:XHK0UsQ4y2
そんなの、やってみなきゃわからないでしょ?
427 : Pちゃま   2023/08/23 06:01:25 ID:Ku0/3t3jHc
ジャイアンの歌をキャンセルできるとか、魔法界の琴葉できるやつだな!
428 : 1   2023/08/23 21:42:04 ID:W4/L2lqkek
可奈「そんなの、やってみなきゃわからないでしょ?」

琴葉(魔法)「!」

ドラえもん「そうだよ!最初は無理だったかもしれないけど、次やれば上手く行くかもしれない!」

琴葉(魔法)「簡単に言うわね…!世の中には絶対に覆せないことだってあるのよ!」

可奈「確かにそうかもしれないけど、それはないよ!」

志保「…あなた言ってることめちゃくちゃよ」ドヨーン

可奈「諦めなければどうにかなることだってあるよ!私は劇場のみんなから…そう教わったんだ!」

志保「可奈…」

琴葉(魔法)「…あなたたちはアーティファクトを知らないからそんなことを言えるのよ。あれは、禁断の力なのよ…!」


一方その頃――

星梨花(魔法)「…半年前、双海亜美さんという魔法使いが学園内でアーティファクトを暴走させた事件がありました。強大な力を持つアーティファクトに大半の魔法使いは手も足も出なかったんです…そう、ある二人を除いて」

ヒグマ「その二人ってのが…」

星梨花(魔法)「ええ、可奈さんと翼さんです」

翼(魔法)「…」

星梨花(魔法)「本来ならアーティファクトが現代の魔法使いなんかに負けるはずがないんです。なのにも関わらずアーティファクトは無力化された…翼さん、あなたの持つ力によって」

ヒグマ「翼姐さんの力?」

星梨花(魔法)「原理は不明ですが、彼女は別の対象の魔力を増大させる力があるようです。それによって可奈さんの魔法を強化させた…ふふ、素晴らしいです」

星梨花(魔法)「そこでわたしは考えました!その力を有効活用することができるかも、って!」

ミクジン「も、もしかして…!」

星梨花(魔法)「翼さんの力を使って、“冥界のアーティファクト”を稼働させます」

ヒグマ「な!」
ミクジン「えええ!」
翼(魔法)「!?」
429 : 1   2023/08/23 21:42:21 ID:W4/L2lqkek
星梨花(魔法)「すごいですね、翼さん!あなたはわたしの作る新しい世界の役にたてるんです♪」

翼(魔法)「そんなの嫌に決まってんじゃん!べーだ!」

星梨花(魔法)「それはもう無理です、だって…」

ズズズ…

星梨花(魔法)「アーティファクトは翼さんの魔力を味わいたいみたいですから♪」

ヒグマ「上から無数の手が伸びてきやがった!!」

ミクジン「やっぱりぼくの見間違いなんかじゃなかった…あれは球体なんかじゃない」

ヒグマ「…?」

ミクジン「人の形をしたものの集合体、です!」

ヒグマ「…え…なっ!?」

ヒグマははるか上に浮いている“冥界のアーティファクト”を凝視する。
球体だと思われていた者は、目も鼻も口もない無数のマネキンのような物が抱き合うようにくっつきあい、一つの形となっていたのだった。

翼(魔法)「いやぁ!やだ!離してよ!!」

ミクジン「翼さんがアーティファクトの腕に!」

星梨花(魔法)「さあ、満足するまでたくさん魔力を吸い取っちゃってください!」

翼(魔法)「んぐ…あああああああああああ!!」

ミクジン「翼さん!」
ヒグマ「翼姐さん!」

星梨花(魔法)「ふふ、ふふふ…あははははははは!!」
430 : 1   2023/08/23 21:42:48 ID:W4/L2lqkek
場面は戻り、可奈たちは――

可奈「琴葉さん…」シュン

美奈子(魔法)「…だったらさ、こういうのはどうかな?今から私がいうおつかいを無事にやってこれたら、協力するっていうのは?」

可奈「おつかい、ですか?そんなことでいいんですか!」

琴葉(魔法)「美奈子ちゃん!何勝手なことを…!」

美奈子(魔法)「ただしやるのは君だけで、だよ」

可奈「私だけで…」

志保「ちょっと待ってください!可奈はこの世界に来て間もないんですよ!」

ドラえもん「可奈ちゃんを一人にするなんて危険が危ない!」

美奈子(魔法)「『そんなの、やってみなきゃわからないでしょ?』…って言ってたのは口だけだったのかな?」

ドラえもん&志保「「んぐ…」」

可奈「…わかりました、私やります!」

ドラえもん「可奈ちゃん!?」

可奈「大丈夫だよ!何を言われたって、頑張ればできるってところ証明するんだ!」

ジャイアン「よく言った!流石俺の担当にして一番弟子だ!!」

志保「プロデューサーさん、あなたって人は…」

ジャイアン「大丈夫だ!可奈なら何とかなる!俺はそう信じてるぜ!」

美奈子(魔法)「やってくれるんだね?」

可奈「はい!教えてください!私は何をすればいいんですか?」

美奈子(魔法)「>>432
431 : der変態   2023/08/23 23:34:27 ID:W04z89Al1o
光の階段の先にある星の花を持ってきて
432 : プロデューサーちゃん   2023/08/23 23:49:53 ID:Ku0/3t3jHc
紗代子ちゃんの特訓ルームまでこのお水を無傷で送り届けて
433 : 魔法使いさん   2023/08/23 23:53:22 ID:XHK0UsQ4y2
>>432
頭文字Dかな?
434 : レジェンド変態   2023/08/24 06:13:13 ID:cQh.s.GxRs
この世界の紗代子は熱魔法の使い手だったっけ
435 : Pしゃん   2023/08/24 17:11:17 ID:nOZEVw18AM
>>434
そのようです。で、コンビは瑞希(氷魔法)だったかな。
436 : 1   2023/08/25 21:12:59 ID:ga5D8qzstg
美奈子(魔法)「紗代子ちゃんの特訓ルームまでこのお水を無傷で送り届けて」

可奈「なーんだ!そんなことでいいんですね、楽勝ですよ!」

志保「よく分からないのによくもまあそんなに自信たっぷりに断言できるわね」

可奈「だって水を届けるだけでしょ?簡単だよ~」

ドラえもん「考えてみなよ、簡単なことをおつかいにするわけないだろ」

可奈「はっ…言われてみれば確かに…!」

美奈子(魔法)「大丈夫!上手くやれば危ない目には合わないと思うよ」

可奈「上手くやればって…!?」

美奈子(魔法)「はい、お水ね。無傷でこぼしたら場合は最初からやり直してもOKだから。あ、もちろん仲間の力は借りないで一人で頑張るんだよ?」

ひなた「これはあたしたちに出来るのは応援だけみたいだねぇ」

ジャイアン「大丈夫だ!骨は拾ってやる!」

可奈「縁起でもないこと言わないでくださいよー!」ガビーン


数分後。
可奈は一人で扉の前に立っていた。

可奈「ここが紗代子さんの特訓ルームか…一体どんなとこだろ…」ガチャ

ボオオオオオオオ!!
可奈「…」ドヨーン


『スパイ衛星』で可奈の様子を見守る一行。

ドラえもん「すごいや、炎の池や炎のバー…色んな仕掛けがあるぞ」

このみ「こんなのスー〇ーマ〇オでしか見たことないわよ」


可奈「…ドラえもおおおおおおおおおおおおおおん!!」ドバァ


安価内の書き込みの「IDに書かれている数字の合計値」によって結果が以下の通りに
なお数字が一つもない、もしくは0の場合は『偶数』とする

偶数:課題クリア
奇数:課題失敗
>>437~440
437 : ぷろでゅーさー   2023/08/25 21:21:30 ID:o9a/Glc5jM
頑張れ。元の世界に帰ったら美奈子がご飯を作って待っている
438 : ご主人様   2023/08/25 21:29:53 ID:CkwCHJEhtc
波紋呼吸でも身に付けさせるつもりか?
439 : P殿   2023/08/26 06:43:15 ID:.97QzN0WOs
どこからかドッスンも出てきそう
440 : 最低最悪変態プロデューサー   2023/08/26 17:02:24 ID:220Kg1uM2k
たとえ失敗しても紗代子が松岡修造ばりに熱く励まして課題成功させそう
441 : ハニー   2023/08/26 22:35:53 ID:4qQiLn5zWg
>>440
当の松岡修造は精神論否定派なので底はお忘れなく
442 : 1   2023/08/27 21:51:11 ID:A7PQkX6tbc
9+5 +9+7 +2+2+1+2=37
奇数ルート


~特訓ルームの奥の部屋~

紗代子(魔法)「995…996…997…」フンフン

瑞希(魔法)「精が出ますね、高山さん」スタスタ

紗代子(魔法)「998…あ、瑞希ちゃん!うん、日課の腕立て伏せ…最初はどうなるかと思ったけど、やっていくうちに…結構楽しくなってきたよ!…998…それで、今日はどうしたの?」

瑞希(魔法)「…実は先ほど、何者かがこの特訓ルームに入ってきたようなのです」

紗代子(魔法)「999…それってつまり」

瑞希(魔法)「侵入者、ということです」

紗代子(魔法)「…1000!」バキッ

瑞希(魔法)「床にヒビが……相変わらずすごいパワーだぞ…」

紗代子(魔法)「…とりあえずあいさつしに行くよ。それでもし私たちに害を及ぼすような人間だったら…ちょっと痛い目にあってもらおうかな」ポキポキ


一方、可奈とそれを監視している一行は――

可奈「…」


旧デマオン「…ずっと立ち止まったままだな」

このみ「無理もないわよ。こんな危険地帯で迂闊に動いたら全身大やけどよ」

千鶴(魔法)「待て、少し動いたぞ!」


可奈「…よ、よーし…!いくぞー…」

可奈「い、いっせーの……いや、やっぱりちょっと」


志保「そこは行くんじゃないの!?」ガビーン

美奈子(魔法)「まあまあ、マカロンでもどうぞ」

ドラえもん「頑張れ可奈ちゃん…!」
443 : 1   2023/08/27 21:51:36 ID:A7PQkX6tbc
可奈(このままじっとしててもしょうがないよね…ここを飛び越えて先に進むんだ…勇気を示すんだ!!)

可奈「えーいっ!!」


琴葉(魔法)「!!」
ドラえもん「跳んだ!!」


ボオオッ
可奈「あっつーい!!」

美奈子(魔法)「ああ!トラップのバーに引っかかっちゃった!」

琴葉(魔法)「課題失敗、ね…」

ひなた「それよりもこのままだと溶岩に落ちちゃうべさ!」


可奈「ふんふんふんふんふん!」

空中で歩行しようと試みる可奈だったが、当然それは無理な話…、そのまま溶岩へ向かって落下していく。

可奈「うわあああああああああああ!!」ヒュウウウウウウ


ドラえもん「可奈ちゃん!!」


ガシッ!
可奈「…あれ?」

紗代子(魔法)「良かった、間に合ったみたいだね」

可奈「その声は紗代子さ……ん!?」
444 : 1   2023/08/27 21:52:21 ID:A7PQkX6tbc
可奈が魔法界の紗代子を見た瞬間、思考が停止し、言葉を失った。
目の前にいたのは確かに高山紗代子なのだが、その見た目は可奈の知っている紗代子のそれではなかった。
180cmは軽く超えているであろう巨体に筋肉質な身体つき。しかし顔は紗代子そのものというアンバランスさ。
前の前の紗代子は可奈がよく知る笑顔を向け、引き上げてくれた。

紗代子(魔法)「侵入者って聞いたから誰かと思ったらあなただったんだね」

可奈「あわわわわわ…」プルプル

紗代子(魔法)「あれ?しばらく見ない間になんか雰囲気変わった?」

可奈「それこっちのセリフですよぉぉぉぉおおおお!!」ガビーン

紗代子(魔法)「え?ああ…これね。私、自分の弱気なところを変えたくて、瑞希ちゃんのパートナーとしてずっと一緒にいるために、このままじゃいけないって思ったの…そこでね、私考えたの」

紗代子(魔法)「自分の殻を打ち破るために、体を鍛えようって」

可奈「そこは魔法じゃなくてですか!?」ガビーン

紗代子(魔法)「身体を鍛えるって最高だよ。だって心まで強くなってる感じがするもの。それに模擬戦でも近接戦闘って効果的だし」

紗代子(魔法)「そう…魔法使いに大切なものって…このパゥアなんだよ!」

可奈「えええ…」ドヨーン

紗代子(魔法)「…あれ!その頭、焦げてない!?」

可奈「あ…さっき炎のバーが掠っちゃたから…」

紗代子(魔法)「直撃してたらアフロになってたところだったよ!もしかしたら他にもどこかケガしてるかもしれない!ちょっと見せてもらえる?」グイグイ


A:お願いします!
B:みんなの所に帰らせてください!
C:その筋肉、触ってみてもいいですか?
>>447
445 : プロちゃん   2023/08/27 21:53:59 ID:irEhk2R/7.
Bゴッドフィンガー放てそうな紗代子
446 : 彦デューサー   2023/08/27 22:08:44 ID:xtQw07Lh7U
C
この紗代子、漢女(おとめ)だったか…
447 : 高木の所の飼い犬君   2023/08/27 22:13:11 ID:f1i1vxjm0I
ここでC以外の選択肢を選ぶわけないでしょ
448 : 毎日変態   2023/08/27 22:55:00 ID:irEhk2R/7.
180㎝……、中の人を追い越した
449 : 変態大人   2023/08/28 02:12:40 ID:X/EWZn9gxo
むきむき紗代子・・・ま、まあこっちの紗代子はアイドルじゃないからね
450 : 1   2023/08/28 14:07:03 ID:wPOsHGP09A
可奈「その筋肉、触ってみてもいいですか?」

紗代子(魔法)「もちろんだよ!はいどうぞ!」ムキッ

可奈「すごぉい、がっしりしてて硬いし、たくましい…」

紗代子(魔法)「えへへ!毎日鍛えてるからね!」

瑞希(魔法)「高山さん」ヌッ

紗代子(魔法)「あ、瑞希ちゃん!」

可奈(よかった、こっちの瑞希さんは普通だ)ホッ

瑞希(魔法)「矢吹さんの毛根のこともあります、まずは外に出て安全なところで治療しませんか?」

紗代子(魔法)「あ、そうだったね!ここ熱いもんね!ごめんね気づかなくって!」ガシッ

可奈「おおおおおお姫様抱っこ!?」

紗代子(魔法)「じゃあ行こうか!転校生も今頃心配してるかもしれないし、急いで送り届けてあげるね!」

可奈「あ…えーと、その事なんですが実は私は……」


ドラえもん「…」ドヨーン
マナカナ「…」ドヨーン

紗代子(魔法)「初めまして!高山紗代子です!!こんにちは異世界のみなさん!そしてようこそ!魔法界へ!!」ムキムキッ

瑞希(魔法)「真壁瑞希です、よろしくお願いします……ぺこり」

ドラえもん「よ、よろしくお願いします…」

紗代子(魔法)「こっちの彼女から話を聞いた時には驚いたよ!まさか異世界の…それも別の人間界から来たなんて!」

志保「…こっちも色んな意味で驚きが隠せませんよ」ボソッ

ひなた「それにしてもすごい筋肉だねぇ、ここまで鍛えるのにきっと努力したんだねぇ」

紗代子(魔法)「それほどでもないよ!私はただ自分のを変えたい一心でがむしゃらに頑張っただけだから!」

瑞希(魔法)「高山さんのそういうところは本当に尊敬できます……見習わなきゃだぞ瑞希」

マナカナ「あんたまでマッチョになるのはやめなさいよね」ドヨーン
451 : 1   2023/08/28 14:07:24 ID:wPOsHGP09A
紗代子(魔法)「事情も全部聞いてる!私たちでよければ協力させてほしいんだ!」

瑞希(魔法)「はい、私たちの力でどこまで通用できるか分かりませんが、魔法界や学園を守るために一緒に戦いたいです」

ドラえもん「本当かい!それは心強い!」

千鶴(魔法)「ありがたい申し出だ…感謝する!」

琴葉(魔法)「…」スタスタ

可奈「あ、琴葉さん…」

琴葉(魔法)「約束は約束よ。私はあなたたちに協力はしない」

美奈子(魔法)「ごめんね…」

可奈「ううん、いいんです…元々そういう約束だったし…」

琴葉(魔法)「…協力はしない……けど、もし敵の攻撃で学園に被害が及ぶようなことがあったら、その時は戦わざるを得ないわね」

可奈「え?」

琴葉(魔法)「…私たちが学園を守ってる間に、あなたたちは星梨花ちゃんの野望を食い止めてちょうだい。私も、私にできることをやってみるわ」フッ

可奈「琴葉さん…!はい!頑張ります!!」

美奈子(魔法)「戦いが終わったらたくさんお菓子をご馳走してあげるね!」

琴葉(魔法)「じゃあね」

可奈「ありがとう…ございます!!」

このみ「ふふ、同じ場所で戦わなくても、心は一緒に…って感じかしらね」

ジャイアン「ああ!それが心の友ってやつだ!」

瑞希(魔法)「それではさっそく行きましょうか」

ドラえもん「行くってどこへ?」

瑞希(魔法)「学園長のところにです」

紗代子(魔法)「そうだね、学園長ならこの件について協力してくれるかもしれない!」

可奈「へー、学園長か~!どんな人なんだろ、楽しみだな~」
452 : 1   2023/08/28 14:07:55 ID:wPOsHGP09A
~星梨花の研究室~

翼(魔法)「ぐぅ…あああああああああ!!」

デマオン「あの人間の小娘の潜在能力はなかなかだな…アーティファクトに力が貯まっていく」

星梨花(魔法)「あはは!頑張ってくださいね、翼さん♪死なないようにこっちも調整してあげますから♪」

デマオン「…こちらは滞りなく進行。後はあちらの方だな……お前たち」

四人「「「「はっ!」」」」

デマオンの呼びかけと同時に、悪魔が4人姿を現した。

デマオン「“冥界のアーティファクト”はもう間もなく起動する。その前に我々の邪魔をする者たちを始末してくるのだ!ただし学園長という者には気をつけろ、奴はただ者ではないようだからな!」

四人「「「「かしこまりました!」」」」シュッ

デマオン「もうすぐだ…もうすぐ世界はわしのものに…ワハハ、ワハハハ!!」


安価内の書き込みの「IDに書かれている数字の合計値」によって結果が以下の通りに
なお数字が一つもない、もしくは0の場合は『偶数』とする

偶数:ロコ学園長に会うことができる
奇数:ロコ学園長は不在で、麗花と朋花に会うことができる
>>453~456
453 : Pたん   2023/08/28 14:08:57 ID:Moq729YkqE
ロコ…
454 : そなた   2023/08/28 19:41:41 ID:hh3UnQkYAA
みちこ
455 : der変態   2023/08/28 22:17:20 ID:Sb/ArWmVZs
コロちゃん…
456 : 下僕   2023/08/28 22:26:27 ID:WMq5LWoyOI
ロコはロコです!
457 : 1   2023/08/30 22:55:56 ID:r4j5DRa.g6
7+2+9 +3 +5=26
偶数ルート


瑞希(魔法)「それでは学園長室に行きましょうか」

ドラえもん「学園長ってどんな人なの?」

紗代子(魔法)「ロコ学園長って言ってね!とってもすごい魔法使いなんだよ!」

このみ「学園長ってロコちゃんだったのね…」

ドラえもん「学園長をやってるロコちゃん…想像できない」ムムム

瑞希(魔法)「さあ、つきましたよ……学園長、少しお時間よろしいでしょうか」

ロコ(魔法)「ええ、構いませんよ」

瑞希(魔法)「失礼します」ガチャ

ロコ(魔法)「こんにちは、ミズキ、サヨコ。カナとチヅル…そして異世界の人間の皆さん、ウェルカムです」

可奈「もう私たちのこと知ってるんだね」

ロコ(魔法)「ええ、ここから全てを見ていましたよ。もちろんあなたのこともね」

旧デマオン「ほう、この学園のトップなだけのことはある…ただ者ではないようだ」

このみ「じゃあ私たちがここに来た理由もわかる…りますよね?」

ロコ(魔法)「もちろんです。闇に堕ちてしまった私のかわいい生徒を止めたい、そうですね」

千鶴(魔法)「はい。そこで学園長のお力を借りたいのです!」

ドラえもん「お願いします!」

可奈「私たちに力を貸してください!」

マナカナ「>>459
458 : 兄(C)   2023/08/30 23:01:35 ID:xmFzMdtEHs
世界と、翼を助けたいんです!
459 : エビさん   2023/08/30 23:31:56 ID:NR9n5rJPpA
>>458に未来(志尊可奈の世界)を助けたいことも追加してください
460 : そこの人   2023/08/30 23:36:14 ID:xmFzMdtEHs
>>459
今更だけどその字面だと志尊淳の妹みたいやな
461 : 1   2023/08/31 23:06:58 ID:oJMdg2SfJg
マナカナ「世界と、翼を助けたいんです!それにあいつが住む未来の世界を…助けてあげたい!」

可奈「マナカナちゃん…!」

ロコ(魔法)「…変わりましたね、カナ」

マナカナ「私が…ですか?」

ロコ(魔法)「イグザクトリーです!昔のあなたは人間を嫌っていました。しかし今あなたは、その人間のために戦いたいと言った…私はそれを凄く嬉しく思います」

マナカナ「…確かにこの半年、色々とありましたから…。翼と出会って、振り回されてトラブルに巻き込まれるし、挙句の果てには“土のアーティファクト”と戦って…それが終わったかと思えば今度は異世界で私に似た子と珍獣みたいなのと出会って…」

ドラえもん「む?」
ひなた「まあまあ」

マナカナ「…“人間”は魔法も使えない弱い存在なのに…お人好しで優しくて……だから私は…」

そう言うとマナカナは可奈たちの方を向く。

マナカナ「もっと“人間”のことを知りたい、仲良く…なれたらいいなって思ってる」

可奈「私も…マナカナちゃんや他の魔法使いのみんなとも仲良くなりたい!この世界のことも守りたい!!」

このみ「私たちも同じよ」

ひなた「あたしもマナカナちゃんのことをもっと知りたいって思ってるよ」

志保「そのためには全員で力を合わせて…」

ドラえもん「一緒に戦うんだ!!」

マナカナ「あんたたち…」

瑞希(魔法)「美しい友情です……キラキラだぞ」

紗代子(魔法)「私は今、猛烈に感動しているよ!!」ドバァ

ジャイアン「俺もだぜ!!」ドバァ

千鶴(魔法)「ははは、泣き方まで豪快だな」

旧デマオン「…人間ども友情か…わしには理解できんな」

千鶴(魔法)「繋がりがあるからこそ強くなれる…人とはそういうものだ」
462 : 1   2023/08/31 23:07:19 ID:oJMdg2SfJg
旧デマオン「そういうものか……ん?」

千鶴(魔法)「どうした?」

旧デマオン「…悪魔の気配が近づいてきている」

可奈「え!?」

ドラえもん「なんだって!?」

旧デマオン「それも強い力が複数…恐らく3つ星以上の…」


ガシャアアアン!!

オネエ言葉の悪魔「そのようなお姿になっても我々の気配を察知できるなんて…流石は大魔王デマオン様ですワ」

牛顔の悪魔「デマオン様と言っても、オレたちの世界とは別の世界のデマオン様だモ~!」

老婆の悪魔「そうじゃ!ワシらが忠誠を誓っているのはあちらのデマオン様のみ!あのような美しくないものは即刻始末するべきじゃ!」

少女の悪魔「っていうかあのデマオン様だけじゃなくて、他の連中もアタイたちでぶっ倒してやるダワサ!」

オネエ言葉の悪魔「そうネ♪そうすればデマオン様だけじゃなく星梨花様も喜んでくださるワ♪」

ドラえもん「また随分と濃い奴らが現れたなあ」

旧デマオン(なんだあれは…わしのいた世界では見たことのない悪魔たちだ…)

オネエ言葉の悪魔「『タウロス』!」

牛顔の悪魔「モ~!」

オネエ言葉の悪魔「『ウィッチ』!」

老婆の悪魔「あいよ」

オネエ言葉の悪魔「『シータ』!」

少女の悪魔「はいは~い!」

オネエ言葉の悪魔「ここにいるものたちを一人残らず始末なさい!」

志保「…!」


志保の行動
>>464
463 : 高木の所の飼い犬君   2023/09/01 00:01:16 ID:hc8bNdIb16
「10年早いんだよ!」鉄山靠

セガ繋がりと言うことで
相変わらず守備範囲の広さに脱帽する
464 : プロ太郎さん   2023/09/01 00:06:04 ID:7QWHMuJzMY
諸々の怒りによりプッツンしてダークセーラー化。オネエ悪魔をグーパン一発でぶっ飛ばす
ついでにBGMでCAT CROSSING流しといて
465 : 兄ちゃん   2023/09/01 01:40:22 ID:k7tzgf1lzc
ネコパンチですねわかります
466 : プロデューサーちゃん   2023/09/01 18:06:28 ID:JCAofKbRts
志保の腕力ってどれくらいだっけ?
試しに静香と比べてみたらどんな結果に?
467 : 464   2023/09/01 18:53:04 ID:BB1FokQ5wc
>>465
>>466
デストル因子の影響か、そうでなければ馬鹿力ということで何卒…
あと実際の志保はテニスやってる静香と比べると身体能力はそこまでないと思う
468 : 1   2023/09/01 22:01:27 ID:79qyXbEnJY
志保「何度も何度も邪魔ばかり…いい加減にしてほしいわね!」ゴォォォォ

ドラえもん「な、なんだなんだ!?」

可奈「志保ちゃんがダークセーラーに変身した!?」

志保「ミュージックスタート」パチンッ

ドラえもん「あ、はい!」カチッ

BGM:CAT CROSSING

オネエ言葉の悪魔「あら、結構いい音楽ネ!わたくしも歌いたく……」

志保「はあああああっ!!」
オネエ言葉の悪魔「ぐへえええっ!!」ドゴォ

ドラえもん「す、すごいパワーだ!いったい志保ちゃんの身に何が…」

ロコ(魔法)「奇跡の力です」

ドラえもん「奇跡?」

ロコ(魔法)「彼女の怒りと仲間を守りたいという強い“願い”が奇跡を起こしたのです……そう、それこそは魔法の根源たる力」

可奈「つまり志保ちゃんは…」

ドラえもん「魔法を使えるようになった…!?」

オネエ言葉の悪魔「よ、よくもわたくしの美しい顔に傷を…!許さないワ!!」

志保「…」クイクイッ

オネエ言葉の悪魔「キィー!この悪魔長『イーブル』様を怒らせたことを後悔させてあげるワ!!」


ひなた「志保ちゃんすごいねぇ…魔法が使えるようになっちゃうなんて」

タウロス「よそ見をするなんて随分と余裕なやつだモ~!」ゴオッ

ひなた「あっ!」
このみ「ひなたちゃん!」

紗代子(魔法)「ふん!」ガシッ

タウロス「な、なに~!オレのモ~れつなパンチを片手で受け止めたモ~!?」

紗代子(魔法)「みんな、下がってて」
469 : 1   2023/09/01 22:01:44 ID:79qyXbEnJY
タウロス「なんだぁ?お前ひとりでオレとやりあうつもりかモ~?」

紗代子(魔法)「…」コォォ

タウロス「しかモ~素手でか!この力自慢のオレと拳で勝負をするつもりかモ~?」ケラケラ

紗代子(魔法)「…炎よ、拳に灯れ」ボオオオオ

タウロス「え?」

紗代子(魔法)「イン、パクトォォォオオオオオオオオオオ!!」ゴオオオッ
タウロス「モ、モオオオオオオオオオオオオオオ!!」ドッゴオオオン

魔法界の紗代子の炎の右ストレートを喰らい、高速回転で吹き飛んでいくタウロス。
彼の身体が廊下に倒れた時にはその意識はすでに消えており、頬には拳の跡がくっきりと残っていたのだった。

タウロス「」

シータ「タウロスウウウウウウ!!」ガビーン

ウィッチ「いくら何でもかませ役すぎるよあんた!」ガビーン

紗代子(魔法)「…さあ、次はどっち?」

シータ「っ!ケルちゃん!!」

ケルちゃん「グウォーン!!」ボォン

紗代子(魔法)「ケルベロス!?」

シータ「アタイとケルちゃんのコンビは無敵ダワサ!さあケルちゃん、目の前のやつらをギッタギタにしてやるダワサ!」

ケルちゃん「ガオオオオオオン!!」タタッ

千鶴(魔法)「…召喚」パチンッ

ケルベロス「ぐがああああああ!!」
ケルちゃん「!!」

千鶴(魔法)「奇遇だな、私もケルベロスを操る」ニヤ

シータ「ぐぬぅ…」
470 : 1   2023/09/01 22:02:14 ID:79qyXbEnJY
ウィッチ「だったらあんたたちの相手はこの美しいワシがしてあげようかねぇ」

ひなた「悪魔とは言え、おばあさん相手は気が引けるねぇ」

このみ「…ひなたちゃん、ここは私に任せてもらえるかしら?」

ひなた「このみさん…?」

このみ「あなたの相手は私よ、マダム」

ウィッチ「あんたみたいな小娘がこのワシを倒せるとでも思っているかい?この美しいワシを!」

このみ「…覚えておくといいわ」

ウィッチ「?」

このみ「あなたの目の前にいるのは…アイドル界きってのスーパーアダルトレディであるということをね!」ドヤァ


このみが魔法に覚醒した時の姿は?
>>472
471 : Pちゃん   2023/09/01 22:03:51 ID:JCAofKbRts
莉緒姉と寸分たがわぬプロポーションのこのみさん
472 : イルデューサー   2023/09/01 22:14:28 ID:AtYMG/AGdw
馬場このみ小学4年生
473 : ぷろでゅーさー   2023/09/01 23:28:47 ID:7QWHMuJzMY
>>472
何でそういう方向にばかり思い切りが良いのよ!
474 : おにいちゃん   2023/09/02 00:45:41 ID:gH/gpvVGHw
そこは傾城だとか傾国の美女とかいう守護霊パワーでアダルティになるんじゃなかったのか···
475 : 1   2023/09/02 15:38:37 ID:FEFORNN4GA
★登場人物紹介

『イーブル』
ニンテンドーDS用ソフト「ドラえもん のび太の新魔界大冒険DS」に登場するキャラクター。
「悪魔長」という地位にいる悪魔で、オネエ言葉で話す。帽子の星は5つ。
歌が好きだが、音痴。ジャイアンの歌を高く評価している数少ないキャラの一人。
ゲーム本編ではジャイアンとデュエットするというおぞましいシーンをフルボイスで見ることができる。(基本ストーリーは一部を除いて文字のみで進行される)

『タウロス』
ニンテンドーDS用ソフト「ドラえもん のび太の新魔界大冒険DS」に登場するキャラクター。
ミノタウロスのような見た目の悪魔。語尾にモ~とつけるのが特徴。帽子の星は4つ。
戦う前は偉そうな感じだが、負けた後はヘタレる情けない一面を持つ。

『ウィッチ』
ニンテンドーDS用ソフト「ドラえもん のび太の新魔界大冒険DS」に登場するキャラクター。
「魔女」と呼ばれる老婆の悪魔で、自分を美しいと勘違いしている。帽子の星は4つ。
ゲーム本編ではスネ夫と意気投合し、共に『うそつきかがみ』に騙されていた。

『シータ』
ニンテンドーDS用ソフト「ドラえもん のび太の新魔界大冒険DS」に登場するキャラクター。
小さな女の子の見た目をした悪魔。語尾にダワサとつけるのが特徴。帽子の星は5つ。
デマオンの魔法で狂暴化したケルベロスのケルちゃんの身を案じており、それを解決してくれたしずかと仲良くなる。


このようにゲーム本編の4人は悪魔ではあるが、改心したりドラえもんたちに友好的な一面を見せていたが、これも古代魔法による力なのか――

ちなみにこの本編のドラえもんは彼らとは初対面。
476 : 1   2023/09/03 21:17:04 ID:jXEGOedu4Y
このみ「はあああっ!覚めなさい!私に秘められた力!」ピカァ

ウィッチ「小娘の身体が光り輝いているじゃと!?」

ひなた「志保ちゃんの時と同じ…このみさんも魔法の力に目覚めたんだねぇ!」

このみ「見なさい拝みなさい!これが真のアダルトレディよ!!」

ウィッチ「…制服に」

ひなた「…ランドセル」

このみ「って何よこれぇぇぇええええええ!!」ガビーン

ウィッチ「アッハッハ!これがあんたの真の姿かい?まるで小学4年生じゃないか!」ゲラゲラ

このみ「キーッ!笑わないでちょうだい!!」

ウィッチ「これのどこがアダルトレディなんじゃ?こんなの見た目通りのお子様じゃ!ハハハハハ!!」

このみ「カッチーン…!……まあいいわ!だったらこの力を見せてあげるわ!」

ウィッチ「面白いことを言うのお!子供になってますます不利になったのはそっちじゃないのかい?」

このみ「それはどうかしらね?」

ウィッチ「…?」

このみ「私の中には悪魔を倒せるくらいの力が秘められてるのよ!」
このみ(多分…!)

ひなた「大丈夫なのかい?」

このみ「…見ててひなたちゃん!例え見た目は子供になっても、私はあなたたちを守る大人でありたいの!」

ウィッチ(見た目はさっきと大して変わっておらんぞ…?)ドヨーン

このみ「さあ、行くわよ!」


このみが目覚めた力とは?
>>478
477 : P様   2023/09/03 21:51:08 ID:8/4V8oN4Uw
悪意ある者を念力で空中に固定する
478 : ハニー   2023/09/03 21:53:47 ID:IWQF9MG8/I
莉緒姉を元の世界から召喚し、2人の手を合わせてターゲットに向けてアルコールガスを噴射する
479 : 1   2023/09/03 22:15:07 ID:jXEGOedu4Y
このみ「召喚!!」パチンッ

莉緒「ビールおかわり……ってここどこ!?」ガーン

ウィッチ「なんだいこの女は!?」ガビーン

莉緒「ってこのみ姉さん!どうしてこんなところに…」

このみ「理由は後で話すわ!あれをやるわよ!」

莉緒「あれって…」

このみ「必殺技よ!」ビシッ

莉緒「なんだか知らないけど…わかったわ!」

ひなた「流石莉緒さんだねぇ!わかっちゃうなんてすごいよぉ!」

ウィッチ「いや適当なだけじゃろこれ!」

このみ「行くわよ莉緒ちゃん!」ガシッ
莉緒「ひっさつぅぅぅうう!!」ガシッ

このみ&莉緒「アルコールガス噴射ァァァァアアア!!」

ウィッチ「ぎゃあああああ!」ゴロゴロ

ひなた(意外と姑息すぎるべさ!)ガビーン

ウィッチ「が、がくり…」バタッ

このみ「ありがとう莉緒ちゃん!」

莉緒「ふふ、なんだか知らないけど全部終わったらまた飲みに行きましょうね!」スゥゥゥ

ひなた「消えちゃった…元に世界に帰ったんだねぇ」

このみ「さあ、次は…」


多数決。多い方を採用。
A:志保に加勢
B:魔法界の千鶴に加勢
>>480~482
480 : Pチャン   2023/09/03 22:25:17 ID:8/4V8oN4Uw
A
481 : ミスター・オールドタイプ   2023/09/03 23:05:03 ID:su.SD9Kjtg
この世界の悪魔ってお酒飲めるのか気になる
選択肢はAで
482 : P君   2023/09/04 01:31:31 ID:tX.OUvZmMw
周年ライダーの最強フォーム召喚を連想してしまった。

A
483 : P殿   2023/09/04 10:19:42 ID:YvE4W2fJuQ
このりお連携がガンバスターの二人に見えた
484 : P様   2023/09/04 18:17:46 ID:/u50EEl4.E
>>483
腕組み仁王立ちするこのりおを誰か並べておくれ
485 : 1   2023/09/04 21:22:29 ID:8rmuziZ5Mw
このみ「志保ちゃん!加勢に来た…わ…」

志保「…」グッタリ
ドラえもん「」バタリ
マナカナ「」バタリ

このみ「いったい何があったの…!?」

志保「あの音痴が…」

イーブル「失礼しちゃうワ!わたくしはただこの美声で歌を披露しただけなのに…!」

このみ「じゃあ何でこの二人気絶しちゃってるのよ!?」ガビーン

イーブル「知らないわヨ!こんな芸術を理解できない馬鹿どものことなんて!……まあいいワ、ギャラリーも増えてきたし、もう一曲披露しちゃおうかしら」

イーブルは大きく息を吸うと、手に持っているマイクを口元に近づけた。

イーブル「わぁ~たくしはぁ~イーブル♬ムテキだ~わ~あ~~ん~~♬」

志保「ぐはっ!」

ひなた「志保ちゃんが血を吐いてるべさ!」ガビーン

このみ「な、なんて酷い歌声…!」

可奈「なかなかの歌声ですね」

ジャイアン「だが俺たちほどではないぜ!」

ひなた「ふ、二人はピンピンしてるねぇ…」

ジャイアン「…可奈」

可奈「はい!」

ジャイアン「お前の歌声をこいつに聞かせてやれ!!」

可奈「分かりました!!」

志保「え!?ちょっと待っ…」

イーブル「このわたくしと歌で勝負するつもり?面白いわネ!受けて立つワ!!」


安価内の書き込みの「IDに書かれている数字の合計値」によって結果が以下の通りに
なお数字が一つもない、もしくは0の場合は『偶数』とする

偶数:可奈の勝利
奇数:イーブルの勝利
>>486~489
486 : Pはん   2023/09/04 21:33:34 ID:/u50EEl4.E
いったれジャイアン!
487 : エビさん   2023/09/05 01:48:09 ID:Zmh1o64uHw
可奈の歌を聴けぇ!
488 : お兄ちゃん   2023/09/05 10:09:41 ID:A/dIXoxff2
よく考えたらリオ姐、ランドセル姿のこのみさんにツッコまなかったな
489 : おにいちゃん   2023/09/05 12:14:52 ID:mtqWkWhMy2
可奈ちゃんはコエカタマリン持ってたはずだから、それつかって絶唱しよう!
490 : 1   2023/09/05 22:32:03 ID:sSC5Wt3oDY
5+4 +1+6+4 +2 +2=24
偶数ルート


シータ「行くダワサ!ケルちゃん!!」

ケルちゃん「ガアアアアアッ!」

瑞希(魔法)「そうは行きません」バッ

ケルちゃん「ガウッ!?」ツルンッ

シータ「床を凍らせた!?」ガーン

瑞希(魔法)「今です」

千鶴(魔法)「礼を言う!!」

ケルベロス「ガオオオン!!」ゲシッ

ケルちゃん「キャイン!」ブオン
シータ「ぐへっ…ダワサ」ドサァ

旧デマオン「これで邪魔者を始末できたな」

瑞希(魔法)「はい、後は…」チラッ


志保「大丈夫なんですか!色んな意味で!」

ジャイアン「まあ見てろ」

可奈(なんでだろう…こんな時なのに…)

イーブル「わぁ~たくしはぁ~イーブル♬」

可奈(歌えるって思うと…すっごくワクワクする!)スゥー


――飛んで過ぎてく毎日に音符と音符が出会って

――並んで弾けて歌になる くちびるから今こぼれた


イーブル「!?」

ドラえもん「う、うーん…この歌声は…」

マナカナ(あの子、いったい何を…)
491 : 1   2023/09/05 22:32:31 ID:sSC5Wt3oDY
――嬉しいことがたくさん みんな覚えていたいから

――歌にすればきっといつもより忘れないでいられるでしょ

――悲しいことも少し だけど笑い飛ばしたいから

――ヘタクソでもデタラメでもなんだっていいでしょ


志保「あの子…こんな時なのに…すごく楽しそうに」

ひなた「可奈ちゃんらしいねぇ…」

このみ「ええ、あの楽しそうな顔を見てたら、こっちまで嬉しくなってきちゃうわね」

ドラえもん「僕も…なんだか…元気が出てきたかも…」


――教えてもらったの 小さな頃に

――だれにも 負けない おまじないを持て


イーブル(な、何よこの歌は…!こんなの…こんなの認められないワ…!!)


――飛んでけ!全力パワーで投げたメロディーに乗せて

――絶対大丈夫 怖くない 優しい歌が今

――耳をすり抜けて触れたココロの奥に

――本当は臆病な私へ 昨日の私より


イーブル(こんなの…こんなの…っ!)


――飛んで過ぎてく毎日に音符と音符が出会って

――並んで弾けて歌になる くちびるから今こぼれた


イーブル「うおおおおおおおおおおおおお!!」ドバァ

可奈「うわっ!びっくりした!何で急に泣き出したの!?」

イーブル「分かんないのヨ!特別歌がうまいわけでもないのにこんな曲…!けど、あなたの歌を聴いていると、ワタクシの心がざわざわして、ポカポカして…」

ジャイアン「お前は感動しちまったんだよ、こいつの歌に」

イーブル「なん…ですって…!」
492 : 1   2023/09/05 22:32:59 ID:sSC5Wt3oDY
ジャイアン「確かに可奈は特別歌がうまいわけじゃねえ!まだまだ未熟よ!……けどな、こいつの歌は聴いたやつの心を温かくする、人を笑顔にする力がある!そいつはアイドルにとって必要な才能なんだ!」

イーブル「こ、こんな人間の小娘の歌如きに…!この悪魔であるわたくしが満たされたというの…!?」

ジャイアン「歌で感動するってことに、人間も悪魔も関係ねえだろ?」

イーブル「…確かにあなたの言うとおりね。始めてよこんな温かな気持ち…!」フッ

イーブルは可奈の前に立ち、手を差し伸べる。

イーブル「見事な歌だったけど、次は負けないわ」ガシッ

可奈「…はい!私も!!」ガシッ

マナカナ(そういえば言ってたわね…アイドルは歌やダンスで人を笑顔にする、って…あれ本当だったのね…)フフッ

ジャイアン「流石俺の担当アイドルにして一番弟子だ!」

可奈「はい!これもプロデューサーさんの日々の指導のおかげです!」

ジャイアン「これからも俺たちは上り続けるぞ!あのでっかい木よりも高い場所へ!!」キラキラ

可奈「はい!!」キラキラ

ジャイアンは目をキラキラと輝かせながら外に指をさし、同じく目を輝かさせている可奈も外を見る。
その時――

ドッカーン!!

可奈「あああああ!木が倒れた!!」ガビーン

ジャイアン「誰だ!この雰囲気ぶち壊した奴!!」
493 : 1   2023/09/05 22:33:54 ID:sSC5Wt3oDY
旧デマオン「外から悪魔の気配を感じる」

千鶴(魔法)「なんだって!」

イーブル「どういうこと!わたくしは聞いてないわヨ!」

千鶴(魔法)「別働隊ということか…行ってみるぞ!」

瑞希(魔法)「はい」

ドラえもん「ぼ、僕たちも…」

ジャイアン「お前らはボロボロだろ?ここで休んでろ、俺が行ってくる!」

志保「私も行きます」

ジャイアン「お前も休んでろって」

志保「嫌です。プロデューサーさんにだけいい格好させたくありませんから」

ジャイアン「なんだそりゃ…まあいいや、じゃあ行くぞ!」

志保「はい」


一方その頃外では――

志尊可奈「っ!」タッタッ

三つ星悪魔「逃がさんぞ小娘!」

怪物「ギャアアアス!!」

二つ星悪魔「観念して始末されるのだ!」

志尊可奈(しつこいですね…)


A:目の前の小屋に飛び込む
B:立ち止まってこの場で迎え撃つ
C:姿を消してやり過ごす
>>495
494 : 変態インザカントリー   2023/09/05 23:08:30 ID:yxJWc2z/is
C
495 : 我が下僕   2023/09/06 02:51:19 ID:Ez16F4drnI
A
新たな味方なり事実が出てくるか···
496 : 1   2023/09/07 16:52:03 ID:7x0TnLWUSI
志尊可奈「!」ガッシャン

志尊可奈(小物がたくさん…倉庫か何かですか)

女の子「きゃあ!びっくりした…!」

志尊可奈「すみません。緊急事態だったもので…」

女の子「緊急事態って…」

怪物「ガアアアッ!」ドオン

女の子「きゃあ!窓からトカゲの怪物が!」

志尊可奈「…!!」カチャ

志尊が破った窓から怪物も顔を出し、中の様子を窺う。
その瞬間、怪物の眉間に『ジャンボ・ガン』を撃ち込んだ。

怪物「……グルル」

志尊可奈(死なない…!ツバマとかいう悪魔はこれで倒せたのに!やはりこっちの世界だから星梨花の力の影響力が大きいんだ…!)

怪物「グオオオオオオオ!!」

志尊可奈「逃げてください!こいつはただの化け物ではありません!」

女の子「…」
怪物「ガ…ガゥ…」オドッ


一方、外では――

二つ星悪魔「どうした!何故動きを止める!?」

ジャイアン「いたぜ!悪魔だ!!」

三つ星悪魔「むっ!なんだ!敵か!?」

紗代子(魔法)「ふんぬううううう!!」ボオオオッ

三つ星悪魔「本当になんだあれは!?」ガビーン

全身に炎を纏った魔法界の紗代子は、そのまま小屋のドアをタックルして中へと入っていった。

二つ星悪魔「他のやつらも近づいてきます!」


二つ星悪魔と戦うのは誰?
1つの安価で一人ずつ選択。

A:志保
B:ジャイアン
C魔法界の千鶴
D魔法界の瑞希
>>497>>498
497 :   2023/09/07 17:13:27 ID:kF4prabeWc
A
見せ場だぞ、ダークセーラー!
498 : 兄ちゃん   2023/09/07 17:15:59 ID:rvaEV8Y2fI
B
プロデューサー、本気を見せてやれ!
499 : 1   2023/09/08 20:27:46 ID:YHg.b53.mM
志保「はあああああっ!」ドゴッ

二つ星悪魔「馬鹿め!そんな拳、魔法で防いで…」
志保「っ!!」バキンッ

二つ星悪魔「ぐはぁ!」

ジャイアン「今度は俺様の番だ!!」

二つ星悪魔「さ、さっきは奴の拳に宿った魔力が大きすぎたから防げなかっただけ…見たところお前はただの人間!今度こそ魔法で…」

ジャイアン「ふん!!」バキンッ
二つ星悪魔「あだびゃあああああああ!!」ドヒュウウン

志保「前々から気になってましたけど、プロデューサーさんって本当なんなんですか?」

ジャイアン「え?元ガキ大将…そして今はお前らの頼れるハンサムなプロデューサーだが?」キラッ

三つ星悪魔「貴様ら、我が仲間をこれだけボコボコにして…生きて帰れると思うなよ!」

千鶴(魔法)「それはこっちのセリフだ」

瑞希(魔法)「同感です」

三つ星悪魔「!?」

千鶴(魔法)「ケルベロス!」
瑞希(魔法)「氷弾連発」

三つ星悪魔「ぐはっ……ま、まだだ…!」

瑞希(魔法)「流石は悪魔、手ごわいですね」

三つ星悪魔「舐めるなよ人間風情が!悪魔が本気を出せば貴様らなんか…」

紗代子(魔法)「燃えろ私の拳ィィィィイイイイ!!」ドゴォ

怪物「ギャアオオオオオオオオオ!!」ドンッ
三つ星悪魔「ぐはああああああ!!」キラーン

ジャイアン「あいつも遠くに飛んで行っちまった…」
500 : 1   2023/09/08 20:28:19 ID:YHg.b53.mM
紗代子(魔法)「二人とも大丈夫?」

女の子「は、はい…ありがとうございます」

志尊可奈「…」バタンッ

紗代子(魔法)「ちょ、ちょっと!大丈夫!?」

志保「気を失ってるわね…、中に運びましょう」

ジャイアン「俺が背負うぜ!」

女の子「お姉さん…」

千鶴(魔法)(この子…)チラッ


一行は中で合流し、志尊を保健室に運ぶことにした。

志尊可奈「…ここは、どこ…?」チラッ


部屋の中にいたのは誰?
A:ドラえもん
B:可奈
C:このみ
D:ひなた
E:マナカナ
F:女の子
>>503
501 : ぷろでゅーしゃー   2023/09/08 21:33:04 ID:ojEbVAVgj.
A
502 : Pサマ   2023/09/08 22:11:40 ID:tVLReo4xcM
E
503 : 下僕   2023/09/08 22:28:22 ID:sSP9A3PuEw
A
504 : 1   2023/09/10 20:43:54 ID:CdmcE4TUB.
ドラえもん「良かった!目が覚めたんだね!」

志尊可奈「…どうしてあなたが…」

ドラえもん「それはこっちのセリフだ。北海道の時は心配したんだぞ、あの後何があったんだ…」

志尊可奈「あの後は…かくかくしかじか」

ドラえもん「そうだったのか…じゃあヒグマとミクジンはまだ敵に…」

志尊可奈「全て私の責任です。あなたたちの静止を聞かずに単独行動をした挙句、仲間に庇われて無様に逃げ出してきた…最低だ」

ドラえもん「そんなこと…」

志尊可奈「…」

ドラえもん(何とか元気づけてあげたいな…うーん……)

ドラえもん「…そうだ!!」ポンッ

志尊可奈「?」

ドラえもん「ちょっと待ってて!」タッタッ

志尊可奈「出て行っちゃった…一体どうしたんでしょう…?」


ドラえもん「というわけで志尊ちゃんを元気づけたいと思う!」

可奈「それ大賛成だよ!志尊ちゃんが楽しめば~♬私もいっぱい楽しめる~♬」

イーブル「素晴らしい歌だワ!流石は私の歌のライバル!」

志保「なんで仲間っぽい感じで話にまざってるのよ。大人しく縛られてなさいよ」ジロリ

ひなた「それでいったい何をするんだい?」

ドラえもん「それはね…」


A:食事会だ!
B:みんなで料理を作ろう!
C:ディナーショーだ!
>>506
505 : 夏の変態大三角形   2023/09/10 21:28:13 ID:lHW94kvvRo
C
506 : ミスター・オールドタイプ   2023/09/10 21:34:38 ID:1iXpQPRa7E
Cジャイアン特製シチューの出番可奈?
507 : 1   2023/09/10 23:21:33 ID:CdmcE4TUB.
ドラえもん「ディナーショーをするんだ!」

ジャイアン「つまり俺の出番ってわけだな!」

ドラえもん「違うよ、これは可奈ちゃんたちに…」

ジャイアン「うおおおおお!やる気が出てきたぜ!腕によりをかけてうまいもん作ってやるぜ!そしてメインはこの俺の歌!これであいつも元気が出るな!!そうと決まれば準備だ!!」ビュンッ

ドラえもん「ちょっと待ってジャイアァァァァン!!」ガビーン

志保「なんてことしてくれたのよ…」

可奈「歌は良いけどプロデューサーさんの料理を食べるのは嫌だ~!」

ドラえもん「ご、ごめん…」

このみ「でもああなったらもう止められないわよね…」

マナカナ「何?あいつの料理ってそんなにやばいの?」

ひなた「う、うーん…なんと言っていいのやら…」

可奈「どうしようか…」

ドラえもん「歌の方は僕の道具でどうにかするとして、料理の方は…」


多数決。多い方が採用
A:そのまま志尊ちゃんに食べさせよう
B:僕らで頑張って食べよう
>>508~510
508 : そこの人   2023/09/10 23:34:47 ID:lHW94kvvRo
B
509 : 変態大人   2023/09/10 23:41:25 ID:wNiOM.FiVM
C:これを例の不良どもに食わせるってのはアリ?
ナシならB
510 : 5流プロデューサー   2023/09/10 23:43:12 ID:RsfzehD/fw
B
何か道具でまずい料理なんとかならんかな?
511 : 1   2023/09/12 20:46:29 ID:Q8.A3I/zoM
一時間後

ひなた「うわあ!広い場所だねぇ」

瑞希(魔法)「ディナーショーをすると言ったら、学園長がここを貸してくださいました」

ロコ(魔法)「私は芸術に目がなくてですね、人間界の歌というものをぜひ聴いてみたかったのです!」

志保「大丈夫これ?変な誤解与えないかしら?下手したら戦争とかになるんじゃ…」

ドラえもん「大丈夫…、歌の方は問題ない、仕込みはばっちりさ」

志保「じゃあ後は…」チラッ

志保の視線の先には、怪しげな草や動物の足などが飛び出ている紫色の液体が、お皿に盛りつけられていた

このみ「…みんな、覚悟は良い?」

志保「は、はい」

ドラえもん「悪魔と戦うことに比べればどうってことはないさ」

ひなた「…いただきます!」パクッ


少年時代ののび太『ドラえもん、いつも僕のためにありがとう!今日は君のためにプレゼントを用意したんだ!』

ミーちゃん『ニャー』

ドラえもん『こんなにたくさんのどら焼き!ありがとう!!』

セワシ『全部食べていいんだからね』

ドラミ『何せ今日はおにいちゃんが主役なんだから!』

ドラえもん『わーい!いっただきまーす!!』


マナカナ「あんたたち大丈夫!?」

ドラえもん「…はっ!あれどら焼きは!?」

マナカナ「はぁ?ホント大丈夫?あんたたち全員、目が虚ろだったわよ」

このみ「まさか一口で走馬灯を見るとは思わなかったわ」

ひなた「あたしも小さい時のことを思い出してたよ…」

志保「一種の兵器ね、これ…」

マナカナ「なんだか知らないけど、大変だったみたいね…」ドヨーン
512 : 1   2023/09/12 20:46:57 ID:Q8.A3I/zoM
シータ「モグモグ…アタイは結構いけると思うワサ!」モグモグ

ウィッチ「もうちょっと薄味ならいいんだけどねぇ」

マナカナ「って何普通に混じってんのよ!?」ガビーン

タウロス「安心するモ~!オレたちはモ~お前らに危害を加える気はないモ~!」

マナカナ「信用できるわけないでしょ!」

このみ「あなたたちは私たちを倒しに来たんじゃないの?」

シータ「確かにそうだけど、アタイとケルちゃんは元々争いに興味はないダワサ!」

ケルちゃん「ガウ!」モグモグ

ウィッチ「ワシもさね。現世に無理やり呼び戻されて正直迷惑してるんじゃ」

タウロス「オレはあの筋肉女にまた殴られたくないモ~…」ブルブル

イーブル「わたくしはあなたたちの心意気に惚れてネ!どうせ戻っても任務失敗で始末されるのは目に見えているし、どうせ死ぬのならあなたたちに協力して死んだ方がマシって考えたのヨ!」モグモグ

志保(自分が死ぬってわかってるのに…ホント、悪魔にもいろいろといるのね)

かつて北海道で退治したシズマのことを思い出し、しみじみと感じるのであった。

イーブル「そういえばあの子はどこにいったの?わたくしの永遠のライバルの…」

ドラえもん「ああ、可奈ちゃんなら志尊ちゃんと一緒に…」


一行から少し離れた後ろ側で、可奈は志尊可奈と会話していた。

志尊可奈「あの…ここでいったい何を?」

可奈「ん?ディナーショーをやるんだよ!あ、志尊ちゃんも食べる?普通の方の料理持ってきたよ!」

志尊可奈「いえ、大丈夫です…まだ食欲が…」

可奈「そっかー!でも食べたくなったら行ってね♪」

志尊可奈「はい」

可奈「う~ん、美味しいな~」モグモグ

志尊可奈「…あの、前から聞きたかったことがあるんですが」

可奈「ん?なに?」

志尊可奈「>>514
513 : Pくん   2023/09/12 22:39:37 ID:rWerrZ./4I
とても怖いことに巻き込まれているのにどうして平気でいられるんですか
514 : Pちゃん   2023/09/12 22:48:14 ID:5kSsykQ7W.
さっきから後ろをついてきてる人、隠れられてないですよね?
※正体は、可奈そっくりのあのSTAR ELEMENTSのアイドル
515 : イルデューサー   2023/09/12 23:27:07 ID:rWerrZ./4I
キャラ増えるけど畳めるんかこれ
516 : 1   2023/09/14 00:08:16 ID:S4LHAIZ4mc
志尊可奈「さっきから後ろをついてきてる人、隠れられてないですよね?」クイッ

可奈「え?」クルッ

水桜「…」

可奈「わ、私!?」

志尊可奈「…」カチャ

水桜「ふふ、見つけられたのね」

可奈「え?」

水桜「じゃあ“もうすぐ”かな」スゥ

志尊可奈「消えた…」

可奈(何だったんだろう…けど、何でだろう…、あんまり悪い感じはしなかった…まるで自分の…)


ジャイアン「お前ら、待たせたな!」


志尊可奈「あのステージの上にいる人、確かあなたたちの…」

可奈「プロデューサーさんだ!」


ジャイアン「俺様のリサイタルに集まってくれて、ありがとー!!」

志保「そういうのじゃないですから」ボソッ

このみ「ドラちゃん、本当に大丈夫なの?」

ドラえもん「まあ見てなって」

ジャイアン「それじゃあ行くぜ!まずは一曲目ェ!!」

志保、ひなた、このみはとっさに耳を抑える。

このみ「…あれ?」

ひなた「ありゃ?何にも聞こえてこないねぇ」

ドラえもん「あらかじめマイクを“音消しマイク”にすり替えておいたんだ。周りには歌声は聞こえないけど、本人はそれに気が付かない」

このみ「プロデューサーには悪いけど、これで私たちの命は助かったわね」

ロコ(魔法)「一体どういうことですか?声が全く聞こえませんが…」

ドラえもん「気にしないでください!こうでもしないと魔法界の人たちに人間界を誤解されちゃう!」

ロコ(魔法)「?」
517 : 1   2023/09/14 00:08:37 ID:S4LHAIZ4mc
イーブル「でもこれじゃあ物足りないわネ…だ・か・ら!わたくしが一曲披露してあげるワ♪」

ドラえもん「何勝手なこと言ってるんだ!」

瑞希(魔法)「ならば私もこの氷を使った芸を披露します」

紗代子(魔法)「私も手伝うよ!」ムキッ

ウィッチ「だったらワシの世界一美しいダンスを披露してやるのじゃ!そこの娘、壇上に上がりな!」

このみ「いや、私は…」

ウォッチ「ふっ!ビビってるんだね?そんなちんちくりんな姿じゃワシの美しさに勝てないと悟ったから!」

このみ「ふ、ふふふ…言ってくれるわね……その勝負乗ったわ!!」ババーン

志保「…」ドヨーン
ドラえもん「あー!もうめちゃくちゃだ!!」ガビーン

ロコ(魔法)「マーベラスです!やはりお祭りごとはこうでなくてはいけませんね!」ワクワク


志尊可奈「みなさん、楽しそうですね」

可奈「え…?あ、本当だ!いつの間にか色んな人がステージにいる!」

志尊可奈「何だか新鮮な気分です。騒乱ではない、平和な騒々しさ…と言うんでしょうか。こんなに騒がしいのに全然不安にならない…」

可奈「そっか…志尊ちゃんは未来の世界でずっと一人で…」

志尊可奈「ええ、毎日が闘いの日々でした。身を潜め、敵を討つか逃げるか…。気の休まる暇のない、終わりのない悪夢のような日常…」

可奈「そう、だったんだ…」

志尊可奈「ごめんなさい、空気を悪くするようなことを言ってしまって」

可奈「そんなことないよ……ねえ!」

志尊可奈「?」


多数決。多い方を採用。
A:私と一緒に歌おうよ!
B:みんなの所に行こうよ!
>>518~520
518 : 下僕   2023/09/14 05:43:11 ID:JEcb9Zqzdc
A
マナカナも呼んで3人で歌ってほしいかな〜
(ここでなくても、物語内のどこかでやってほしい)
519 : ミスター・不純物   2023/09/14 18:49:33 ID:QTnjctRAXw
A
可奈といえば歌ですよ!
520 : 5流プロデューサー   2023/09/14 19:22:24 ID:JP/bUjJ4.Y
A可奈ちゃんリサイタルの開催だ
521 : 1   2023/09/15 16:57:28 ID:bpW0GObYJM
可奈「私と一緒に歌おうよ!」

志尊可奈「歌、ですか?どうしたんですか突然…」

可奈「私、悩んでる時とかよく歌を歌うんだ!そうすると気分がすっごく良くなって、嫌な気分とか吹き飛んじゃう!だから志尊ちゃんも歌ってスッキリしようよ!」

志尊可奈「けど、私あまり知ってる曲がなくて……あ」

志尊可奈「『オリジナル声になって』…」

可奈「それ!私のデビュー曲!」

志尊可奈「小さい頃、母がよく歌ってくれていました。それなら私でも…」

可奈「…よーし!」

可奈『歌うように歩いてゆく この先に何が待ってるの? 上手く行かない ないな~い時も 諦めない自信あるんだ』

志尊可奈(懐かしいな…昔、よく子守唄代わりに聴いてたっけ…)

可奈「…はい!志尊ちゃんどうぞ!」バッ

志尊可奈「え、は、はい!えーと…」

志尊可奈『失敗しても、次また頑張る…それっきゃない、たの、しいから』

可奈『まだ知らない私へと 一生懸命 今日もまた前進です』

志尊可奈『オリジナル声になって…自由に羽ばたく願い 響け…』

可奈「えへへ♪志尊ちゃんと一緒に歌えて嬉しいな~!」

志尊可奈「…!」


『ねーねー!今日もまたあれ歌ってよ!』

『ふふ、あなたは本当にこの曲が好きなのね』

『うん!わたしのお気に入りなんだ!それにね、おうたを歌うのも好きなんだ~!』

『ご先祖様に似たのかしらね』

『ごせんぞさまに?』

『私たちのご先祖様はアイドルをやっていたのよ』

『アイドル…?』

『歌で世界中の人を笑顔にする、素敵な人たちのことよ』


志尊可奈『もっと知りたい私へと 迷ってないで飛び込んで 会いに行こう』

可奈『オリジナル声になって 猪突も~しん やる気全開』

志尊可奈『やっぱり』

可奈『歌が』

二人『『大好き』』
522 : 1   2023/09/15 16:58:37 ID:bpW0GObYJM
志尊可奈「…」

可奈「どうしたの?」

志尊可奈「いえ、ただ、すごく、歌を歌うことって…こんなにも楽しいんだなあって!」パァ

可奈「えへへ、志尊ちゃんやっと笑ってくれたね!」ニッコリ

志尊可奈「母の言ってた通りでした。アイドルは歌で人を笑顔にする……あなたのおかげです」

可奈「そう言ってもらえると嬉しいけど、何だか照れちゃうなあ」デレデレ

志尊可奈「けど何で普段はあんなに音痴なんですか?」クスッ

可奈「あー!ひどーい!」

志尊可奈「ふふ、あははははは」
可奈「あははははは!」
523 : 1   2023/09/15 16:59:01 ID:bpW0GObYJM
志尊可奈「…私、自分で思っていた以上に感情的なのかもしれません。そのせいで大切なことを色々と忘れてしまっていました」

志尊可奈「この世界に来て私は色々な体験をしてきました。あなたたちとの出会い、ひなたさんのおばあさんのこと、悪魔たちの想い…そしてさっきのこと」

志尊可奈「私の中の憎しみや怒りを完全に消すことはできないけど…それでも復讐以上に、今の私には大事なものがある」

志尊可奈「大切な人たちの世界を守りたい…!この先はそのために引き金を引けそうな気がするんです」

志尊可奈「可奈さん、お願いがあるんです……この戦いが終わったら、また…歌を聞かせてくれませんか?」

可奈「うん!うん!!もちろんだよ!何回でも何十回でも!何百回でも!!」

志尊可奈「…えへへ、楽しみだなあ」

可奈(私も私に出来ることを頑張ろう…!最後はみんなが笑顔でいられるように…!)

隣の志尊や目の前の仲間たちを見ながら、可奈は新たな決意を固めるのであった。

少女「…」フフッ


安価内の書き込みの「IDに書かれている数字の合計値」によって結果が以下の通りに
なお数字が一つもない、もしくは0の場合は『偶数』とする

偶数:悪魔の軍勢が襲撃し、会場がパニック
奇数:何事もなく夜を迎える
>>524~526
524 : バカP   2023/09/15 17:35:21 ID:ssWBoXQxuk
あ、熊や!死んだふりせい!!
525 : 変態マスター   2023/09/15 23:48:20 ID:gcNcpYEn2Q
えい
526 : 番長さん   2023/09/16 02:50:30 ID:qxc/3iOd8c
『オリジナル声になって』のオリジナルを聴けたんだね…。
527 : 1   2023/09/16 22:41:48 ID:RzoJT4.wRw
2 +3+8=13
奇数ルート


ディナーショーも無事(?)終わり、一行は学園内の空き部屋で静かに夜を過ごしていた。

可奈「むにゃむにゃ…」zzz
志尊可奈「…」zzz

このみ「こうして見ると本当にそっくり…まるで双子みたい」

志保「あなたも入れば三つ子ね」クスッ

マナカナ「私はあんなアホ面して寝ないわよ?」

志保「あれ?そう言えばドラちゃんは?」

ひなた「さっき部屋から出ていったきりだねぇ、どこ行ったんだろうか…」


~廊下~

ドラえもん「トイレを探してたら随分と時間が経っちゃった…そろそろ戻らないと」

千鶴(魔法)「…」
旧デマオン「…」

ドラえもん「あの二人、何をやってるんだろう?」


千鶴(魔法)「…今何と言った?」

旧デマオン「…アーティファクトが動き出すかもしれない」

千鶴(魔法)「なんだと!?」

旧デマオン「先ほどから異質な魔力が大きく広がってこちらに向かってきているのを感じる。とはいえ本体から漏れ出したかようにじんわりと、と言った感じだがな」

千鶴(魔法)「…本当にアーティファクトなのか?」

ロコ(魔法)「この者の言っていることは真実です」スタスタ

千鶴(魔法)「学園長…!」
528 : 1   2023/09/16 22:42:27 ID:RzoJT4.wRw
ロコ(魔法)「幸いなことにまだ起動には至っていないようですが、アーティファクトの持つ邪悪な力が段々と強くなってきています」

千鶴(魔法)「っ…!」

旧デマオン「攻めるなら今しかあるまい」

千鶴(魔法)「しかし星梨花の居場所が…!」

旧デマオン「動揺で頭が回らんのか?この者たちなら知っているはずだ」チラッ

イーブル「流石は大魔王、お目が高いワ!」ザザッ

千鶴(魔法)「お前たち…そうか!お前たち四人なら…!」

ロコ(魔法)「けどいいのですか?あなたたちは…」

シータ「イーブルも言ってたけど、どうせ死ぬならあんたたちに協力して死ぬダワサ!」

ウィッチ「元からこっちは死人じゃ!今更生き永らえるつもりなんてないわい」

タウロス「オレたちがアジトまで案内するモ~!」

千鶴(魔法)「…感謝する!」

ドラえもん「あの…!」

千鶴(魔法)「ドラえもん!君も聞いていたのか!」

ドラえもん「うん…それでさっきの話なんだけど!」


安価内の書き込みの「IDに書かれている数字の合計値」によって結果が以下の通りに
なお数字が一つもない、もしくは0の場合は『偶数』とする

偶数:全員で本拠地を攻めよう!
奇数:戦力は分担した方がいい!
>>529~531
529 : 変態インザカントリー   2023/09/17 01:21:38 ID:pX4UjRQMlU
盛り上がってまいりました
530 : レジェンド変態   2023/09/17 16:25:38 ID:hB90qPkyQ6
ついに決戦だ
531 : Pサン   2023/09/17 17:01:28 ID:pX4UjRQMlU
ドラえもんにはどら焼きをご褒美として用意しておこう
532 : 番長さん   2023/09/17 22:10:54 ID:0GHXX.80KI
今回ひみつ道具出せるメンバーがふたりいるから、道具の活躍にも期待

あれ、志尊可奈って実はドラえもんズだった?(嘘)
533 : 1   2023/09/18 19:34:09 ID:SB6If9YI2I
4 +9+6 +4 =23
奇数ルート


ドラえもん「敵は学園を攻めてくる可能性もある!だから戦力は分担した方がいい!」

千鶴(魔法)「魔法界を落とすなら、学園の制圧は絶対条件……確かに事情を知っているものがここに残って指揮を執った方がいいだろうな」

ドラえもん「なので学園長はここに残っていてください!ここは僕が行きます!」

ロコ(魔法)「…わかりました。あなたたちに託します」

ドラえもん「任せてください!」

千鶴(魔法)「…もとはと言えば、私のパートナーの不始末です。責任を果たしてまいります」

イーブル「道案内は任せてちょうだい♪」パチン


マナカナ「私がいない間に随分と盛り上がってるじゃない」


ドラえもん「マナカナちゃん!」

マナカナ「当然、私も行くわよ!」

千鶴(魔法)「ああ、もちろんだ。君は大きい戦力になる」

マナカナ「翼は私は必ず助け出す!そんでもって星梨花の小生意気な顔に一発叩き込んでやらなきゃ気が収まらない!覚悟してないよ~~!!」

ドラえもん(も、燃えてる!)ブルブル

志保「それ、私も交ぜなさいよ」

ドラえもん「志保ちゃん!」

志保「こっちの世界の星梨花は平気で他人を踏みにじる…!あいつに利用されてる悪魔たちを、私は解放してあげたい」

イーブル「あら、随分と私たち悪魔に優しいこと言ってくれるじゃない」

志保「…色々と、あったのよ」

ドラえもん「可奈ちゃんと志尊ちゃんはここに残していこう。特に志尊ちゃんはダメージがまだ残ってる。『お医者さんカバン』で回復に向かってはいるけど……となれば後は」


多数決。多い方を採用。
A:ひなたを連れていく
B:このみを連れていく
>>534~536
534 : 箱デューサー   2023/09/18 19:43:30 ID:uUCGrVjKvM
Aここはひとつ、翼を片手でねじり上げたひなたの強さを
535 : ぴぃちゃん   2023/09/18 20:04:18 ID:nfo8VPS3ps
B
イーブル達が行くならこのみ姉さんかなぁ

そういえば1氏はミリアニ観に行かれたかな?
どこかで感想聞きたいかも(ネタバレ注意なら本ミリドラ終了後でOKです)
536 : 番長さん   2023/09/19 02:03:53 ID:CVp5FLu0Jo
B
537 : 1   2023/09/20 14:58:11 ID:YoCqyhid9o
このみ「私が行くわ。ひなたちゃんは可奈ちゃんたちのそばにいてあげて」

ひなた「…」

このみ「大丈夫よ、ヒグマちゃんは必ず私たちが助けるから」

ひなた「うん…!あたし、みんなが戻ってくるのを待ってるからねぇ」

瑞希(魔法)「それに安心してください」ヌッ

紗代子(魔法)「学園もあなたたちも私たちが守りますから!!」ムキムキッ

ひなた「そうだねぇ、ここには頼りになる仲間がいるもんねぇ」

ドラえもん「後、これを渡しておくよ」

ひなた「これって確か『とりよせバッグ』だったかい?」

ドラえもん「うん!いざとなったらこれを使ってくれ」

旧デマオン「…話はまとまったな」

ドラえもん「僕、志保ちゃん、このみさん、マナカナちゃん、魔法界の千鶴さんとデマオン、それに悪魔の四人…このメンバーで敵地に突入だ!」

マナカナ(待ってなさいよ、翼…!必ず、私が助けてあげるから…!)

ドラえもん「それじゃあ…しゅっぱーつ!!」


1時間後、ドラえもんたちは森の中にある大木の前にたどり着いた。

イーブル「ここヨ」コンコン

志保「木から扉が…!」

このみ「まさに『木を隠すなら森の中』ね。この広い森の中にあるたった一本の木の中に潜んでいるなんて」

シータ「正確に言えば、ここから地下に繋がってるダワサ。その先にある研究室に星梨花様もデマオン様もいるダワサ」

千鶴(魔法)「もちろん大勢の悪魔も待ち構えているだろうな」

志保「…」
旧デマオン「…」
538 : 1   2023/09/20 14:58:30 ID:YoCqyhid9o
タウロス「その程度の雑魚なんてモ~んだいないモ~!このオレが一捻りにしてやるモ~!」

千鶴(魔法)「とは言え数では圧倒的に不利だ」

このみ「それにあっちには“冥界のアーティファクト”も…」

ドラえもん「僕らが最も優先することは『仲間の救出』、次に『“冥界のアーティファクト”の無力化』だ!人質と敵の最大戦力の方をどうにかすれば、星梨花ちゃん側を弱体化できるからね」

旧デマオン「アーティファクトを無力化する術はあるのか?聞けばかつてこの世界に災厄をもたらした古代兵器の一つなのだろう?」

ドラえもん「僕に一つ、考えがある……この『タイムふろしき』を使ってアーティファクトが完成する前の状態に戻すんだ」

千鶴(魔法)「そんなことが可能なのか…!?」

ドラえもん「後、ここから先の話だけど…」


多数決。多い方を採用。
A:真っ向から乗り込む
B:別の方法で乗り込む
>>539~541
539 : Pたん   2023/09/20 15:20:27 ID:I0xmbtTMoU
B敵の手の内が計り知れん
540 : Pチャン   2023/09/20 15:35:04 ID:yQIqJuFEAw
A
ヘタに裏をかこうとすると人質が危険
541 : プロデューサー様   2023/09/20 20:21:37 ID:Y4a4.VgJG6
正面から最速で突破すれば良いじゃない
A
542 : 1   2023/09/21 21:13:45 ID:laAynbnCtk
ドラえもん「小細工なし!真っ向から乗り込もう!!うおおおおおおおおお!!!」ダダダダダ

猛ダッシュで階段を下りていくドラえもん。
一方その頃、地下の研究室では――


翼(魔法)「ん、んぐぁ…!!ああああっ!!」

デマオン「あの小娘一人でアーティファクトの力が半分以上も貯まるとは…想像以上の潜在能力だ」

星梨花(魔法)「ふふ、わたしの新世界創造のためにその命を捧げられるなんて喜ばしいことですね。今日まで生きていてくれて本当にありがとうございました♪」ペコリ

ミクジン「このままじゃ翼さんが!」アタフタ

ヒグマ「ちくしょう!この鉄格子さえどうにかできれば!!」ガジガジ

星梨花(魔法)「あははは!最高の気分です!今日ようやく、わたしの長年の夢が……」


「ぅぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ」


星梨花(魔法)「?」

ドラえもん「ぉぉぉぉおおおおおおおおおおおお!!」ドオオン

星梨花(魔法)「!?」
デマオン「奴は…!」

ドラえもん「どうだ!僕の自慢の石頭は!!」

このみ「すごい…あんな大きな扉を吹き飛ばしちゃった…」

ミクジン「ドラさん!みなさんも!!」

ドラえもん「ミクジン!ヒグマ!」

星梨花(魔法)「わたしの研究室にようこそ…けど、ノックもせずに入ってくるなんて非常識ですよ…めっ、です!」

ドラえもん「うるさい!仲間たちを返してもらうぞ!!」
543 : 1   2023/09/21 21:14:15 ID:laAynbnCtk
二つ星悪魔「そうはさせるか!!」

千鶴(魔法)「ケルベロス!!」

ケルベロス「ガァ!!」ガブリ
二つ星悪魔「ギャアア!!」

イーブル「ここはわたくしたちに任せて、あんたたちは仲間を助けてあげなさい!」

千鶴(魔法)「おい、それは私のセリフ……まあいい、行けお前たち」

ドラえもん「分かった、ありがとう!」

『通りぬけフープ』~!

ドラえもん「さあ、二人とも早く!」

ミクジン「やっと出られた~!ありがとうございます!」

ヒグマ「…あれ、腹が引っかかって…!」

このみ「もう何やってるの!みんな、ヒグマちゃんを引っ張ってあげましょう!」ガシッ

ドラえもん「う、うん!」ガシッ

志保「世話が焼けるわね…」ガシッ

マナカナ「待って…翼がいないわよ!あんたたち、金髪の女の子が一緒にいたはずでしょ!いったいどこにいるの!?」

ミクジン「…翼さんは…」

ヒグマ「上だ」

一行が上を向くと、巨大なアーティファクトから生えている無数の腕に囚われている翼の姿があった。

志保「あれが…“冥界のアーティファクト”…!?」

このみ「表情のないマネキンみたいなのが無数にくっついて、巨大な球体に…」ゾクッ


翼(魔法)「んぅああああああああああ!!」


マナカナ「翼!!」

ミクジン「あいつら、翼さんの持つ力をアーティファクトに吸収させてるんです」

マナカナ「なんですって!?……っ!!」ビュンッ

マナカナは箒を取り出し、アーティファクトの元へと飛んでいく。

ドラえもん「マナカナちゃん!」

ドッカアアアアン!
千鶴(魔法)「っ!」

ドラえもん「あっちもピンチだ…!」


ドラえもんの行動
A:ここに残ってヒグマを助ける
B:マナカナの所に行く
C:魔法界の千鶴たちに加勢する
>>545
544 : P様   2023/09/21 21:26:45 ID:pI2.UW3SeQ
B
仲間たちの知恵と勇気を信じるんだ!

そして星梨花には上条当麻さんばりの男女平等パンチを顔面に食らわせてほしい(誰でも可)
545 : Pさぁん   2023/09/21 21:33:46 ID:Q/cdInk9p.
B
耳元でジャイアンの歌声をかましたれ!
546 : 1   2023/09/22 20:43:04 ID:aoyZNMFJiQ
ドラえもん「僕はマナカナちゃんと一緒に魔法界の翼ちゃんを助けに行く!」

このみ「でも『タケコプター』は使えないんでしょ?」

ドラえもん「大丈夫!この『空とぶ…」

このみ「もしかして空飛ぶじゅうたんを!?」

ドラえもん「いや、『空とぶふろしき』」

このみ「ガクッ!」ズコー

ドラえもんは自身をふろしきに包み込む。するとふろしきは宙に浮き、そのままアーティファクトに向かって飛んで行った。

マナカナ(翼…!!)

翼(魔法)「…」ハァハァ

マナカナ「つばさぁぁぁああああ!!」

翼(魔法)「…可奈?何で、ここに?」

マナカナ「バカでしょあんた!助けに来たに決まってるじゃない!」

翼(魔法)「…そっかぁ、なんだかんだ言っても、やっぱり…可奈は、いい子だよね…あり、がとう…」

マナカナ「私はっ!とっても優秀なの!!名門御三家の生まれで、天才で、優れた魔法使いで…!そんな私の前に勝手に現れて、無茶苦茶やって振り回して…!」

マナカナ「それなのに今度は勝手にいなくなろうとしてる!いい?アンタは私のパートナーなの!だから私の許可なくいなくなるな!死ぬな!!生きろ!!いつもみたいにバカみたいに私の隣で楽しそうに笑ってなさいよ!!」

翼(魔法)「…うん、わたしも…この魔法界でずっと…可奈と一緒に魔法使い…してたい」

マナカナ「私だって同じよーっ!!」

マナカナの声に反応し、アーティファクトの一部である人型たちが彼女に向かって腕を伸ばす。

マナカナ「触るな変態!」バシッ

翼(魔法)「…んっ」ズズズズ

マナカナ(こいつら!私に翼を取られないために、内部に取り込もうとしてる!このままじゃ助けられないじゃない…!くそ、くそぉ…!)
547 : 1   2023/09/22 20:43:25 ID:aoyZNMFJiQ
ドラえもん「マナカナちゃーん!!」

マナカナ「!!」クルッ

ドラえもん「お待たせ!助けに来たよ!」ビューン

マナカナ「その声はドラえもん…ってそのふざけた格好は何よ!?」

ドラえもん「失礼な!僕は真面目にだね…」

マナカナ「分かってる!お願い、翼を助けるのを手伝って!」

ドラえもん「…もちろん!」

マナカナ「いっせーので引っ張るわよ!」

ドラえもん「いっせーの!」
マナカナ「いっせーの!」


ヒグマ「うおおっ!」スポン

志保「何とか抜けたわね」

ヒグマ「このみ姐さん、志保姐さん…礼を言うぜ!」

このみ「早速だけど一緒に戦える?」

ヒグマ「もちろん!鉄砲玉にでもなんでもなってやらぁ!」ポキポキ

ミクジン「ドラさんの方は大丈夫なんでしょうか…?」

志保「大丈夫よ、ドラえもんならきっと…!」


安価内の書き込みの「IDに書かれている数字の合計値」によって結果が以下の通りに
なお数字が一つもない、もしくは0の場合は『偶数』とする

偶数:翼の救出に成功!ドラえもんもマナカナも無傷
奇数:翼の救出に成功するが、ドラえもんがダメージを受けて故障
>>548~550
548 : der変態   2023/09/22 20:55:21 ID:rf9.6YQOvA
やったれ~!!
549 : 夏の変態大三角形   2023/09/22 21:24:06 ID:VXKNgxFfQA
えい
550 : 3流プロデューサー   2023/09/23 12:29:23 ID:zc0BjTNXtI
この戦いが終わったらどら焼き食おうぜ
551 : 1   2023/09/23 22:51:34 ID:WsV4dph3ik
9+6=15
奇数ルート


ドラえもん「ふんんんんんんんんっ!!」
マナカナ「こんのおおおおおおおお!!」

翼(魔法)「…」ズボッ

ドラえもん「やった!抜けた!!」

マナカナ「翼!!」ダキッ

翼(魔法)「可奈…あり、がとう…」

マナカナ「お礼なら元気になった後にたっぷり聞いてあげるわよ」

翼(魔法)「えへへ…タヌキくんも、ありがとう…」

ドラえもん「当たり前のことをしただけさ!後、僕はネコ型ロボットね!」

ドラえもん「さて、と…!後はこの『タイムふろしき』でアーティファクトを……」

???「許さぬ…!」

ドラえもん「何だ…この声?」

???「許さぬぞ…」

マナカナ「ちょっとあれ見て!」

マナカナが指をさす方を向くと、アーティファクトの一部の人型の顔が徐々に変化し始めていた。

マナカナ「顔が浮き出てきた…?」

ドラえもん「こいつの顔、どこかで…」

???「お前たちだな…わしを攻撃しようとした愚か者は…!」

目も鼻もないはずだった人型の顔は、今では兜を被った髭を生やした男のような顔になっていた。

ポセイドン「わしを攻撃することは…誰であろうと許さぬ!」パカッ

ドラえもん「ぎ、鬼岩城のポセイドン!?」

ポセイドンが口から砲撃を繰り出した。
552 : 1   2023/09/23 22:52:32 ID:WsV4dph3ik
ドラえもん「危ない!!」
マナカナ「ドラえもん!!」

ドラえもん「ぐへぇ!」

マナカナ「あんた、私を庇って…!」

ドラえもん「へへへ、僕の身体は高性能だからね…この程度の攻撃、へっちゃらさ……それよりも早く学園に戻るんだ。あっちには『お医者さんカバン』がある。それで翼ちゃんを…」

ゴゴゴゴゴゴゴ!!

ドラえもん「アーティファクトの様子がおかしい!早く!!」

マナカナ「っ…!ごめんっ!!」ビュンッ

「ぐおおおおおおおおおおお!」
「ガァァァァァアアアアア!!」
「おおおおおおおおおおお!!」
「キィィィィィィィィィィ!!」

ドラえもん「アーティファクトの顔がどんどん変化していく……牛魔王、オドローム、ディアボロ…他にも色々…昔、僕やのび太くんたちが倒した悪者たちじゃないか!」

ナポギストラー「総員!総攻撃ヲ開始スル!目ノ前ノ敵ヲ撃破セヨ!!」

ナポギストラーの顔をした人型が叫ぶと、ボコ、ボコ、と音を立てながらアーティファクトから小さな兵隊の上半身がまるで吹き出物のように浮き出てきた。

ネジリン将軍「撃テー!!」
兵隊「ウオオオオ!」ビビビビビビ

ドラえもん「ギャアアアアア!!」バリバリ

ドラえもん「こんのぉ!」ピョン

攻撃の隙をついて、燃えかけの『空とぶふろしき』から飛び出した。

ドラえもん(『タイムふろしき』をかけてやる!!)

ドラえもんはポケットから『タイムふろしき』を取り出し、アーティファクトに飛び乗ろうとする。しかし――

ポセイドン「消えろ虫けらが!!」

ドラえもん「しまっ…!」

ドオオオオオオオン!!
ドラえもん「あ…が…」ヒュウウウウウウ

ドンッ!
553 : 1   2023/09/23 22:53:14 ID:WsV4dph3ik
ドラえもん「」

このみ「嘘…ドラちゃんが…」

ミクジン「ドラさん、しっかりしてください!

ドラえもん「」

ミクジン「こ、これはもう完全に…」

このみ「ドラちゃん…」

志保「…」ギリッ


星梨花(魔法)「まずは一人ですね♪」ニコッ

千鶴(魔法)「あれが“冥界のアーティファクト”の力、なのか…」

星梨花(魔法)「はい♪死者の魂を取り込み、その力を引き出すことができるそうです。その上、取り込まれた魂はエネルギーになるんです!つまり一度起動することができれば、永久的にアーティファクトは動き続けるんです!そのためマナも必要としません!すごいですよね、あははは!」

千鶴(魔法)「エネルギーだと…!どこまで死者を弄ぶつもりだ!星梨花ァ!!」

星梨花(魔法)「そんなに怒らないでください!あの魂にはもう意思はないんです!さっき喋っていたのだって魂に残ってた生前の意思が強く出ただけで、実際の彼らは何も感じていなくて…」

千鶴(魔法)「…堕ちるところまで堕ちて…しまったんだな」

星梨花(魔法)「…」

千鶴(魔法)「…私は君のパートナーだ…。君がこうなってしまったのは私の責任でもある…!だから……せめて、私の手で、その野望を終わらせてやろう!!」

星梨花(魔法)「わたしは千鶴さんのことを認めていたのに。わたしの創る世界にいてもいいと思えるくらいに…残念です」シュン…

千鶴(魔法)「覚悟しろ…星梨花!!」


多数決。多い方を採用。
A:一人で戦いを挑む
B:四悪魔と連携して戦う
>>554~556
554 : 変態・オブ・ザ・イヤー   2023/09/23 22:57:41 ID:xX.DqpAsRs
Aここで騎士道を……
555 : 貴殿   2023/09/23 23:00:48 ID:2lIJgA8fkA
B
556 : ミスター・不純物   2023/09/23 23:42:36 ID:IX25RSa1Uw
A
557 : 1   2023/09/24 17:08:57 ID:IxK/hEI7O.
星梨花(魔法)「…」
千鶴(魔法)「…」

にらみ合う両者。周りにいる悪魔たちにも緊張が走る。

星梨花(魔法)「ジュニオール!」
千鶴(魔法)「ケルベロス!」

ジュニオール「ガアアッ!」
ケルベロス「グオオオッ!」

タウロス「お互いの魔物が出てきたモ~!」

ウィッチ「僅かにケルベロスの方が押しているのじゃ!」

星梨花(魔法)「やっぱり千鶴さんはすごいです。召喚魔法でわたしと互角に渡り合えるのはあなただけです……けど今は違う」パチンッ

骸骨A「ガガガ!」
骸骨B「ギギギギ!」

千鶴(魔法)「死者の召喚…!」

星梨花(魔法)「千鶴さんを倒しなさい!」

骸骨C「ゴオオオオ!」

イーブル「本体を狙うつもりネ!」

シータ「卑怯者!」

千鶴(魔法)「はあああっ!」シュッ
骸骨C「ゴォ…」バラバラ

星梨花(魔法)「『魔道具』ですか…」ムッ

千鶴(魔法)「ああ…君を断罪するための剣だ…!」
558 : 1   2023/09/24 17:09:16 ID:IxK/hEI7O.
星梨花(魔法)「魔道具なんてまがい物の力を使わなくても、千鶴さんは十分すごい魔法使いなのに…」

千鶴(魔法)「文明は発展するものだ。魔法も同様だ……魔法はもう人を傷つけるための手段ではないんだ」

星梨花(魔法)「…確かに時代が変わって、魔法の在り方も変わりました。けどそれこそが魔法界の堕落なんです!本来、魔法は強大で絶対の力なんです!それを扱う魔法使いもまた、支配する存在であり続けるべきなんです!!」

千鶴(魔法)「魔法使いは誰も支配しない!あの転校生と可奈のように異なる世界の者たちが手を取り合って…」

星梨花(魔法)「そんな考えは認めない!!」ゴォォォ

骸骨「「「グオオオオオオ!!」」」

千鶴(魔法)(骸骨たちの数が増えた…)

星梨花(魔法)「わたしはこの古代魔法で世界を変える!本来の魔法界を取り戻すんだ!!」

ジュニオール「グウウウウウオオオオオオオオ!!」
ケルベロス「!?」ユラッ

千鶴(魔法)「星梨花の力が増大している…!?」

星梨花(魔法)「これ以上わたしの邪魔をする千鶴さんなんてもういりません!ここで消してやる!!」

千鶴(魔法)「…それが君の答えならば…受けて立つ!!」

安価内の書き込みの「IDに書かれている数字の合計値」によって結果が以下の通りに
なお数字が一つもない、もしくは0の場合は『偶数』とする

偶数:星梨花の身体に剣を突き立て、ダメージを負わせる
奇数:星梨花に攻撃が届かず・・・
>>559~561
559 : 最低最悪変態プロデューサー   2023/09/24 17:21:23 ID:LeW7HqwEY.
千鶴さん!!
560 : 魔法使いさん   2023/09/25 11:48:23 ID:oE.lzKl3/A
あげ!
561 : Pくん   2023/09/25 13:12:16 ID:w5B2DXo1XY
会心の一撃!
562 : 1   2023/09/25 22:34:37 ID:zVo/WkaqWA
7 +3 +5+2+1 =18
偶数ルート


千鶴(魔法)「おおおおおおおおおっ!!」シュッ

骸骨A「ガァ!」バラッ
骸骨B「ギィ!」ボロッ

星梨花(魔法)「ジュニオール!!」

ジュニオール「グオオオオオオッ!」

千鶴(魔法)「!!」ブンッ
ジュニオール「!?」ザシュッ

旧デマオン「あの怪物の首を一刀両断とは…人ながら見事」

千鶴(魔法)「君の力はその程度か!!」

星梨花(魔法)「…」ニヤリ

魔法界の星梨花が指を鳴らすと、切断されたジュニオールの首が浮かび上がる。
更にその断面に、先ほど破壊された骸骨が繋がり合い、蛇のような姿となった。

星梨花(魔法)「もう、死は終わりの象徴ではないんですよ…千鶴さん♪」

千鶴(魔法)「いいや、終わりだ」

ケルベロス「ガァァア!!」ドスゥ
ジュニオール「!!?」グシャァ

星梨花(魔法)「ジュニオール!!」

ケルベロスに潰されたジュニオールの頭部に意識が向いた、その瞬間に――

千鶴(魔法)「星梨花ァァァァァァアアアアアア!!」
星梨花(魔法)「!?」バッ

――剣がその小さな身体を貫いた

星梨花(魔法)「…っ!」

千鶴(魔法)「…」


『あなたがわたしのパートナーになる方ですか?わたしは箱崎星梨花です、これからよろしくお願いしますね、千鶴さん♪』

『東の丘にお散歩ですか?ふふ、じゃあ千鶴さんとケルベロスとわたしのジュニオールで競争しましょう!』

『模擬戦楽しみですね…え?不安なんてないですよ!だってわたしと千鶴さんが組めば誰にも負けませんから♪』


千鶴(魔法)「…たとえ君が堕ちたとしても、私にとって君は…いつまでもかけがえのないパートナー…友人だ」

このみ(涙…)

千鶴(魔法)「さらばだ、友よ…」
563 : 1   2023/09/25 22:35:58 ID:zVo/WkaqWA
星梨花(魔法)「あはは、勝手に殺さないでください」


千鶴(魔法)「なっ…!?」

星梨花(魔法)「泣くくらいなら剣で刺さなければいいのに。いたたた…」

千鶴(魔法)「何で…確かにこの手で…」

デマオン「その娘はもはや剣ごときでは死なんよ…わしとの契約により悪魔の力を経た星梨花にはな」ズズズズ

千鶴(魔法)「貴様は…!」

旧デマオン(別世界のわし…)

星梨花(魔法)「でも痛いことには変わりないんですからね……なので、千鶴さん」

デマオン「!!」シュッ
千鶴(魔法)「ガハッ!」

突如、星梨花の身体から出現した黒い手によって身体を斬られ、そのまま倒れる千鶴。

星梨花(魔法)「さようなら、わたしのお友だち♪」

デマオン「くくく、それでこそ新世界の支配者になる娘よ…」

黒い手…デマオンは、手のひらから顔を浮き出させ、不敵に笑う。

デマオン「これで二人目」

ドラえもん「」
千鶴(魔法「がぁっ…ぐ…」

志保「…」ギリッ

星梨花(魔法)「さあ、次は誰が相手になりますか?」ニコッ

イーブル「調子に乗るんじゃないわヨ!小娘ェ!!」

星梨花(魔法)「えーと…誰でしたっけ?」

イーブル「アンタのような外道に名乗る名なんてないわ!何故ならここでわたくしたちにやられるのだからネ!そう!この悪魔長イーブル様とその仲間たちに!!」

タウロス「名乗っちゃってるモ~!」ガビーン

星梨花(魔法)「また裏切りですか?あの三悪魔といい…あなたの部下はこんな方ばっかりですね?」

デマオン「ふん…」

イーブル「おだまり!大体ね、あんたみたいな小娘…ずっと気に入らなかったのヨ!どうせ仕えるなら美少年が良かったワ!!」

星梨花(魔法)「ふふ…気持ち悪いです」
564 : 1   2023/09/25 22:36:29 ID:zVo/WkaqWA
イーブル「と言うわけでそっちのデマオン様ァ!わたくしたちは魔王軍を辞めて、こっち側につくワ!これは辞表代わりヨーっ!!」バッ

ドカァン!
デマオン「ぬぅ…愚か者どもが…お前たち、あの馬鹿どもを始末しろ!」

旧デマオン「そうはいかん!!」ボオオオッ
悪魔たち「ギャアアアア!!」

このみ「巨大化して悪魔たちを取り込んでいる!?」

旧デマオン「ワハハハハハハ!!」

デマオン(何を企んでいる…?)チラッ

タウロス「隙ありだモ~!!」ブンッ

シータ「出た!タウロスの必殺ストレートパンチ!これで星梨花も終わりダワサ!」

星梨花(魔法)「…」パチンッ

タウロス「…!?」ボトッ

ウィッチ「タウロスの上半身が…」

シータ「千切れ落ちた…!?」

タウロス「モォォォォォォ!!」バタンッ

星梨花(魔法)「あなたたちはわたしと契約してるから……ハァ、いい加減この説明も面倒になってきました」スタスタ

シータ「く、来るなダワサ!」

星梨花(魔法)「ふふふ…」スタスタ

シータ「ぐぅ…ケルちゃん!!」

ケルちゃん「ガァァァ!!」

デマオン「獣風情が」ザシュッ
ケルちゃん「!!?」ゴボッ

シータ「ケルちゃぁぁぁぁぁん!!」

星梨花(魔法)「あなたもですよ」ポンッ
シータ「あ」

星梨花(魔法)「さようなら」

バンッ、と音と共にシータの身体がはじけ飛び、頭部だけが地面に落ちていく。

星梨花(魔法)「あはは、あっけないですね」

ウィッチ「キェェェェェェ!」
イーブル「フォォォォォォ!!」

デマオン「挟み撃ちか」

ウィッチ「捕まえたのじゃ!!」ガシッ

イーブル「両腕を封じすれば指パッチンできないでショ!」

星梨花(魔法)「…本当におバカさんですね」
565 : 1   2023/09/25 22:37:09 ID:zVo/WkaqWA
ボンッ!
イーブル「ギャアア!わたくしの腕がァ!!」

ウォッチ「ヒィィィ!!」

星梨花(魔法)「腕を封じたくらいで契約の力が抑えられるわけないじゃないですか。わたしの意思であなたたちの命なんてどうとでも出来るんですから♪」クスクス

イーブル「う、う、腕が吹き飛んでも足があるわヨ!」ガシッ

ウィッチ「年寄りを舐めんじゃないよ!!」ガシッ

星梨花(魔法)「あははは!おバカさんは死んでも直らないというのは本当なんですね!こんなことをして何の意味があるんです?」


志保「意味ならあるわよ」


星梨花(魔法)「!!?」クルッ

志保「調子に乗ったあんたの背後から近づくことができたんだから」

タウロス「モ~!!」ガシッ
シータ「ダワサ!!」ガブッ

刹那、タウロスの上半身が星梨花の左足を掴み、シータの頭部が星梨花の右足に噛みついた。

志保「…どこまでもあんたは、命を弄ぶ…もううんざりよ」


『ミマイ、ツバマ…ごめ…』
『…後は、任せた…よ…』


イーブル「後は託したわヨ!!お嬢さん!!」

志保「はあああああああああっ!!」ゴォォォォ

デマオン「バカな!変身しただと!?」

星梨花(魔法)「何で人間のあなたが魔法を!?」

志保「悪魔たちの苦しみと怒りを…味わいなさいっ!!!」


安価内の書き込みの「IDに書かれている数字の合計値」によって結果が以下の通りに
なお数字が一つもない、もしくは0の場合は『偶数』とする

偶数:志保の拳が星梨花に炸裂!ダメージを負わせる
奇数:星梨花に攻撃が届かず・・・
>>566~568

現在の星梨花のダメージポイント1
566 : MADE IN 変態   2023/09/25 23:16:12 ID:4aM3w1cRNk
ゴア表現……
567 : P君   2023/09/26 00:09:49 ID:rr2GTHHlm.
やってやれ志保さん!
568 : ハニー   2023/09/26 00:19:39 ID:RePrGh7aUg
必殺!
569 : 1   2023/09/27 21:15:53 ID:1U7iwbn9NQ
4+3+1 +2 +7=17
奇数ルート


星梨花(魔法)「…」
志保(やったか…!)

デマオン「…惜しかったな」

志保「なっ…!?」

ヒグマ「あの黒い腕に受け止められた!?」

星梨花(魔法)「…」
デマオン「油断したな。わしが助けなければやられていた」

星梨花(魔法)「…気を付けます」プクゥ

志保「私の渾身の一撃が…」

星梨花(魔法)「正直言ってびっくりです…!まさかあなたが魔法を使ってくるなんて……けど、結局はわたしには届きませんでしたね」

志保「ぐぅ…!」

星梨花(魔法)「あはは、それじゃああなたも退場してください…ね!」バッ

星梨花の放った衝撃波によって、志保と四悪魔が吹き飛んでいく。

志保「がはっ!」

このみ「志保ちゃん!!」

星梨花(魔法)「あなたたちも残念でしたね!文字通り命を懸けたのに全て無駄な結果に終わってしまって!」ケラケラ

イーブル「それはどうかしらネ」

旧デマオン「そうとも限らんぞ」

星梨花(魔法)「あなたは!?」

デマオン「まさか貴様…!」

旧デマオン「そのまさかだ!……この者たちの魂はわしが喰らい糧とする!!」

シータ「へへへ」

タウロス「後は任せたモ~!」

ウィッチ「あんたたちならやれるって信じてるよ…」

イーブル「あの可奈って子に伝えてちょうだい…あなたの歌は世界を変える力がある、と……じゃあね」

その言葉を最期に、四悪魔の魂は旧デマオンに飲み込まれ、荒れ狂う火の中へと消えていった。
570 : 1   2023/09/27 21:16:18 ID:1U7iwbn9NQ
旧デマオン「ワハハハハハハ!力がみなぎる…!」

星梨花(魔法)「悪魔たちを取り込んで一時的にパワーアップしたのですか…」

デマオン「何故だ…貴様も悪魔…大魔王デマオンであるならば、なぜ奴らの仲間になった!何故!我らの邪魔をする!?」

旧デマオン「勘違いするな、わしは奴らの味方になったわけではない。ただ…貴様が気に入らないだけだ!“大魔王デマオン”はこの世でただ一人!わし以外の大魔王が存在することなどあってはならないのだ!!」

旧デマオン「だから貴様を消す!ただそれだけのことよ!!」

デマオン「…それはこちらのセリフだ。魂の搾りかす風情が誰に向かって口をきいている!?」

星梨花(魔法)「…んぐ」ズキズキ


このみ「…!」ザッ

ミクジン「このみさん、何をするつもりですか!?」

このみ「…私は私に出来ることをしに行くだけよ」

ミクジン「けどあいつら、めちゃくちゃ強いですよ!」

このみ「これ以上、仲間を傷つけられて黙ってなんていられないわ…!あの時とは違う、絶対に何とかしてみせるわ!だって私は、みんなのお姉さんですもの!」パチッ


このみの行動
A:旧デマオンに加勢
B:アーティファクトに突撃
C:仲間たちを連れて脱出
>>572
571 : 変態・オブ・ザ・イヤー   2023/09/27 21:52:42 ID:OL2szIBQU2
B
572 : Pさぁん   2023/09/27 22:18:35 ID:RMQnS4fgsU
A
ここで逃げても次のチャンスはほぼ無いし、あったとしてもドラ抜きでなんとかできるとも思えないので、一か八か旧デマオンに賭ける!
573 : 1   2023/09/29 23:55:16 ID:1X4n9W9itw
このみ「私のセクシーを見せてあげるわ!」ババーン

星梨花(魔法)(あちらのこのみさんも魔法を…一体どうなってるの…?)

このみ「加勢するわ!」

旧デマオン「…ふん、まあいいだろう」

デマオン「ワハハハ!先ほどの女が手も足も出なかったのを忘れたか!貴様のような子供が加わったところで、結局は二の舞を踏むだけのことだ!」

このみ「…二つ、忠告しておくわ……一つ目は私は子供じゃない、24歳のアダルトレディよ」

そう言うと、このみは背負っていたランドセルを降ろす。

ドスン!
デマオン「なんだその重さは!?」

このみ「二つ目は…魔法はその人の想いを形にする…奇跡の力よ!!」ビュンッ

デマオン(速い!)

このみ「どう!これが大人の力よ!」

デマオン「それと速さは何も関係なかろう!それに…」

黒い手の指は異常な長さとなり、ムチのようにこのみに迫る。

デマオン「その程度のスピードでわしを翻弄できると思ったか!!」

このみ「っ!」シュッ

デマオン「さっきの威勢はどうした!避けるのが精一杯か?」

旧デマオン「貴様こそ、小娘を相手にするのが精一杯か?」
デマオン「!」
574 : 1   2023/09/29 23:55:40 ID:1X4n9W9itw
旧デマオン「燃やし尽くしてくれる!」
デマオン「ぐはああああっ!」

旧デマオン「ワハハハハ!消えろまがい物め!!」

星梨花(魔法)「いいえ、消えるのはあなたの方です…!」

ヒグマ「そうか!あいつもあのお嬢さんに召喚された死者だ!術を解除されたら…」

星梨花(魔法)「あははは…」

ズキッ!
星梨花(魔法)「っ!」
デマオン「!」チラッ

このみ「今よ!!」ビュンッ

ヒグマ「すげえ!あっという間にあの嬢ちゃんの目の前に!」

旧デマオン「そのまま奴を始末するのだ!!」

このみ「これで終わりにするわよ!!」


安価内の書き込みの「IDに書かれている数字の合計値」によって結果が以下の通りに
なお数字が一つもない、もしくは0の場合は『偶数』とする

偶数:星梨花を押し倒してダメージを与える
奇数:反撃されてダメージを受けてしまう
>>575~577

現在の星梨花のダメージポイント1
(ポイントが増えていくと、星梨花もダメージで思い通りに行動できなくなるぞ)
575 : 夏の変態大三角形   2023/09/30 07:48:48 ID:1KU0NgjCv2
めっちゃシビア!
576 : おにいちゃん   2023/09/30 08:29:12 ID:WW3wU5BEs6
これから3幕視ます
577 : バカP   2023/09/30 08:35:10 ID:akDOQHFjtk
はい
578 : エビさん   2023/09/30 08:57:42 ID:ClsLim8OCM
みんなやられっぱなしたが、、、
579 : 1   2023/09/30 18:13:32 ID:7V3epCxTQw
1+2 +3+5+6 =17
奇数ルート


星梨花(魔法)「まだです!」パチンッ

このみ「あ、足が動かない…!」

ミクジン「このみさんの足に無数の手が絡まってる…!?」

このみ「っ…!」

星梨花(魔法)(魔法を身にまとって身体を強化、かな?…どうしてこんなことがあの人たちに出来るか分からないけど…経験の差がある限り、魔法勝負でわたしが負けることなんてない…!)

星梨花(魔法)「結局あなたも何にも役に立たずに終わるんですね、ふふ…可哀そうです♪」

このみ「…正直、悔しいわ」

星梨花(魔法)「あはは!それじゃあさようなら…」

星梨花がこのみに魔法を放とうとした瞬間、不意に横から飛び出してきた巨大な腕にぶつかり、星梨花は吹き飛んだ。

旧デマオン「わしを忘れてもらっては困るな…」

このみ「あなたその姿は…」

旧デマオン「蓄えた力で生前の姿を取り戻したまでだ…!ワハハ、こうなればわしは無敵だ!」

星梨花(魔法)「雑魚のくせに生意気です!」

旧デマオン「小娘、感謝するぞ。貴様が馬鹿みたいに悪魔たちを召喚してくれたおかげで、わしはこうしてパワーアップしたのだからな…その例と言っては何だが、わし自らが消してやろう」バッ

旧デマオンはこのみたちに手を向けると、衝撃波を放った。
580 : 1   2023/09/30 18:15:53 ID:7V3epCxTQw
このみ「きゃああっ!」
ヒグマ「ぐおおお!」
ミクジン「うわあああ!!」

旧デマオン「くくく、運よく入口まで吹き飛んだな」

このみ「あなたまさか私たちを…」

旧デマオン「虫けらども!そこで倒れている馬鹿どもを連れて早く逃げろ、足手まといだ!」

このみ「…!」

旧デマオン「目障りだ、我が眼前から早々に消えろ」

ミクジン「行きましょう、あの人の言う通り、ぼくらじゃ勝ち目はない」

ヒグマ「ドラの兄貴とこのお嬢さんをオレの背に乗せな、後このみ姐さんも…その足のケガじゃ走れねえだろ?」

このみ「…ありがとう、ヒグマちゃん……それにデマオン、あなたも…」

デマオン「させるかぁぁぁぁあああああ!!」ビュウウウウ
三人「「「!?」」」

触手になったデマオンはこのみたちへと向かっていく。
しかし旧デマオンは腕を前に出し、それを妨害した。

旧デマオン「貴様の相手はわしだ」

デマオン「…馬鹿め」ガブッ
旧デマオン「!」

デマオン「不用心に腕を差し出し追って!貴様がやったように、その力をわしが取り込んでくれるわ!!」

旧デマオン「…」フッ

デマオン「何を笑って……」
581 : 1   2023/09/30 18:16:49 ID:7V3epCxTQw
志保「はああああああっ!!」

デマオン「バカな!貴様はさっき倒されたはずだ!!」

星梨花(魔法)「その包丁は…まさか!!」

志保は高く跳び上がり、手に持っている『スッパリ包丁』でデマオンを切り裂いた。

星梨花(魔法)「んあぅっ!!」
デマオン「ぐわああぁっ!!」

切り裂かれた箇所から霧散していくデマオン。
依り代である星梨花も痛みを感じているのか、両手を地に着け、苦しそうな表情を浮かべる。

志保「ざまあみろ…!」ニヤリ

デマオン「バカな…こんな死にぞこないどもに…っ!このわしが…!」

星梨花(魔法)「ハァハァ…こんなところで倒れるわけには…」

旧デマオン「もう頑張るな、小娘。貴様もそこのわしも、あのアーティファクトも…全て無に帰してやる…わしと共にな」

デマオン(奴め…力を放出して……自爆するつもりか!?)

多くの魂を喰らった旧デマオンの身体は、例えるならば破裂寸前の風船。蓄えた力をフルパワーで放てば、周囲を一掃することは造作もないが、自身の魂も衝撃に耐えられず、消滅してしまうのだ。

デマオン「星梨花!アーティファクトを地上へ解き放て!あれさえ無事なら我らの野望は消えることはない!!」

星梨花(魔法)「…っ!」ユラッ

志保(星梨花が逃げる…!)


志保の行動(多数決。多い方を採用)
A:魔法界の星梨花を追う
B:このみたちと一緒に脱出
>>582~584
582 : ぴぃちゃん   2023/09/30 18:17:42 ID:1KU0NgjCv2
B
583 : Pはん   2023/09/30 19:24:16 ID:3XgY3SFeyA
A
ここで脱出しても次のチャンスは無い!
584 : P殿   2023/10/01 08:08:57 ID:Gw2xhcu3Gc
A
志保以外にもまだまだ残ってるメンバーいるはずだしね
585 : 1   2023/10/01 23:18:50 ID:KAMvQprdXo
星梨花(魔法)「…」スィー

志保「逃がさない!!」ビュンッ

箒に乗ってアーティファクトの上に乗る星梨花。志保も星梨花を追う選択を取り、彼女の後に続く。

星梨花(魔法)「箱崎星梨花の名のもとに命ずる……起動せよ、“冥界のアーティファクト”!!」

志保「っ!」グラグラ


旧デマオン「逃がさんぞ小娘ェ!!」ゴオオオオオ

ヒグマ「やべぇ、逃げるぞ!」

このみ「志保ちゃん!!」

旧デマオン(わしの役目はここまでだ…後は任せたぞ)

デマオン(アーティファクトが地上に向かって動き出した……それでいい。あれが残りさえすれば我が野望は決して潰え……
586 : 1   2023/10/01 23:19:33 ID:KAMvQprdXo
このみ「きゃああっ!」ドタッ

ミクジン「す、すごい爆発…」

ヒグマ「ギリギリだったな…兄貴もこの姉ちゃんも無事だ」

千鶴(魔法)「す、すまない…」
ドラえもん「」

ミクジン「ドラさん…」ウルッ

このみ「…学園へ戻りましょう!星梨花ちゃんも向かってるはずだわ!」

ヒグマ「だったらこのまま背に乗りな!」

このみ「こんなに乗って大丈夫なの?それに道…」

ヒグマ「森のくまさん舐めんなよ!最短ルートで行けるぜ!」

ミクジン「それに一流ガイドのぼくもいますしね!」b

このみ「…二人とも、ありがとう!」

ヒグマ「よっしゃ!特攻じゃー!!」ダッダッ


一方、志保は――

志保(初めて見た時は表情のないマネキンみたいなのがくっつきあって気持ち悪いと思ってたけど、今はそれ以上ね。見たことない顔からそうでもない顔が密集してて…気持ち悪い!)

星梨花(魔法)「…」

俯いている星梨花に志保は『スッパリ包丁』を突き付ける。

志保「私を突き落とさなかったのは失敗だったわね。この包丁ならアーティファクトなんて一刀両断よ」

星梨花(魔法)「…」

志保「何とか言いなさいよ!」

星梨花(魔法)「あなたたちはすごいですね。まさかここまでわたしを追い詰めるなんて…本当にすごいです!」

志保「…?」

星梨花(魔法)「あなたたちのせいで思い通りに行かなくて、すごく悔しいって思いました。けどそれと同時にわたしの中に大きな可能性を感じました。そう、あなたたちとの戦いで実感できたんです!」

そう言うと、星梨花は顔を上げて志保の方を見る。その目は――

星梨花(魔法)「わたしは今よりももっと強くなることができるんだって!」カッ
志保「!!」ビクッ

――まるでヤギのように横長い四角い瞳孔に変化していたのだった。
587 : 1   2023/10/01 23:20:30 ID:KAMvQprdXo
星梨花(魔法)「もっと戦いを積めば、わたしは理想の魔法使いに近づけるかもしれませんね。……学園にはまだ多くの魔法使いが残っていますしね」クスクス

志保「行かせるわけな……」

刹那、志保の足元の人型が起き上がり、その顔を変化させた。

パパ・ラッツィ「!!」バッ
志保「っ……」

パパ・ラッツィの手から放たれた光を浴びた志保は、虚ろな表情となり、呆然とその場に立ち尽くす。

星梨花(魔法)「そうと決まれば、全速力で行きましょうか」

グニィ
羅刹女「ハアアッ!」ブンッ

羅刹女の顔になった人型が芭蕉扇を振り、大風を起こす。その風に乗った“冥界のアーティファクト”は猛スピードで前へと進んだ。

星梨花(魔法)「次の戦いではもっと色々と試してみよう。魔法は幅広くイメージすることが大事だもんね。ふふ、楽しみ♪」


~ミリオンマグス学園~

ジャイアン「何!ドラえもんたちが敵の本拠地に行っただと!俺が熱唱している間にそんなことになってたのか!?」

瑞希(魔法)(あれからずっと歌ってたんですね…)

ジャイアン「この俺様を置いていくなんて…頭にくるぜ!」

瑞希(魔法)「ですが、ここにも敵が乗り込んでくるかもしれません。私たちにとって学園が落とされるのは敗北を意味します。そういう点では、ここに残った我々にも彼らと同じ…いや、それ以上の重要なミッションが課せられているのです」

ジャイアン「なるほどな!つまり俺は最後の切り札ってわけか!ガハハ、あいつらも分かってるじゃねえか!」

瑞希(魔法)(単純で安心したぞ…)

ジャイアン「さて、と」

瑞希(魔法)「どちらへ?」

ジャイアン「>>589のところだ!」


>>589は可奈か志尊可奈のどちらかを選択。
588 : Pーさん   2023/10/02 06:41:40 ID:QTbpNeo61w
可奈
589 : 我が下僕   2023/10/02 09:06:59 ID:13IRNk/ylM
まあジャイアンなら担当アイドルを放っておかないだろうな
可奈で
590 : 1   2023/10/02 22:49:23 ID:USj64mbIPY
星梨花(魔法)「はぁ~…」バタン

“冥界のアーティファクト”の上で大の字で寝る星梨花。

星梨花(魔法)「アーティファクトの鼓動がわたしの身体に伝わってくる…心地いい…」

星梨花(魔法)「…さて、学園まであと少し。流石にそろそろ気づかれるかもしれませんね。……なので、その前にみなさんをびっくりさせちゃいましょうか!頼みますね、志保さん♪」

志保「…はい」


~ミリオンマグス学園~

可奈「ドラえもんたち大丈夫かなあ?」

水桜『そんなに心配なら今からでも行って来れば?』

可奈「行きたい…行きたいけど…!」

水桜『けど?』

可奈「私に出来ることを頑張ろう、って思ったのはいいけど…じゃあ私に出来ることってなんだろうって今度は思っちゃって…私が行ったらみんなの足を引っ張っちゃたら嫌だなあ、とか…」

水桜『はぁ…ようは怖いんでしょ、あんた?』

可奈「う、うん…」

水桜『あんたねぇ、まだ自覚がないわけ?』

可奈「え?」

水桜『あんたの中に眠ってる“力”のことよ!いい加減気づきなさいよ!』

可奈「力って……ってさっきから喋ってるの誰!?」キョロキョロ

ジャイアン「よぉ、よく眠れたか?」

可奈「なーんだ!プロデューサーさんだったんですね~!」ホッ

ジャイアン「?」

可奈「ていうかプロデューサーさんもここに残ってたんですね。てっきりドラえもんたちと一緒に行ったのかと思ってました」

ジャイアン「おう!なんせ俺は最後の切り札だからな!」ビシッ

可奈「きり、ふだ…?」
591 : 1   2023/10/02 22:49:50 ID:USj64mbIPY
ジャイアン「そういえば志尊はどこに行ったんだ?一緒の部屋で休んでたんだろ?」

可奈「志尊ちゃんなら少し前に、見回りをしてきます!って言って、張り切って出ていきましたよ」

可奈はメガネをクイッと上げる志尊のマネをしながら答える。

ジャイアン「あいつもお前の歌を聴いて少し吹っ切れたって感じか?」

可奈「プロデューサーさん…何でそれ知ってるんですか?」

ジャイアン「何でって、聴いてたからな」

可奈「ええ!?自分が歌ってたのに!?」

ジャイアン「俺様ほどのアーティストになれば、一番弟子の歌声くらいどんな状況でも聴き取れるぜ!」

可奈「流石プロデューサーさん!」キラキラ

ジャイアン「いや、流石なのはお前の方だ。お前の歌は人を笑顔にする力がある…俺が見込んだ通りだ」

可奈「何だか照れるなあ」テレテレ

ジャイアン「俺はな、可奈や他のみんなの成長した姿を見るのが今の楽しみなんだ。そのためなら俺はなんだってやるぜ」

可奈「もう!どうしたんですか?改まっちゃって」

ジャイアン「可奈…全部解決させて、絶対に帰ろうな」

可奈「は、はい!私も頑張り……」


マナカナ「っ!!」ガッシャーン

可奈「うわあ!……ってマナカナちゃん!?」

ジャイアン「それにその後ろにいるのは翼じゃねえか!」

翼(魔法)「…」ゼェゼェ

マナカナ「あの何とかカバンってのを早く貸して!」

可奈「もしかして『お医者さんカバン』のこ……」

マナカナ「早く!!」

可奈「は、はいぃ!」タタタッ
592 : 1   2023/10/02 22:50:16 ID:USj64mbIPY
翼(魔法)「…」スヤスヤ

可奈「薬を飲ませたから、しばらくしたら回復するはずだよ」

マナカナ「そう…ありがとう」

ジャイアン「いったい何があったんだ?ドラえもんたちはどうした?」

マナカナ「翼がアーティストに取り込まれかけてた」

可奈「ええーっ!?」

マナカナ「私とドラえもんで翼を助けた後、私と翼はすぐに脱出してきたから他のみんながどうなったかは分からないわ」

可奈「そっか…」シュン

マナカナ「…まあ、あいつらなら大丈夫でしょ!特にドラえもんはあの不思議な道具があるんだし!みんなを助けて脱出…いや、もしかしたらアーティストをぶっ壊しちゃってるかもしれないわね!」

可奈「うん、そうだよね!ドラえもんならきっと…」


志保「!」ガッシャーン

ジャイアン「今度は誰だよ!」

志保「…」チラッ
可奈「志保ちゃん!」

志保「…」スタスタ

可奈「おかえり!よかった、無事だったんだね!」

志保「…」スタスタ

可奈「あれ?志保ちゃん…どうし……」
志保「!!」ガシッ

可奈「ガ、ハッ」

マナカナ「ちょっとあんた!何で可奈の首を掴んでるのよ!」

ジャイアン「なんだか知らねえが、様子がおかしい…」

志保「…」
可奈「苦しい…苦し、いよ…し、ほちゃ…」

ジャイアン「おい、翼を連れて別の部屋に移動しろ」

マナカナ「あんたはどうするのよ」

ジャイアン「この場は俺がどうにかする」

マナカナ「…大丈夫なわけ?」

ジャイアン「当然!俺を誰だと思ってる!こいつらのプロデューサーだぜ?」

マナカナ「…わかったわ、あんたに任せる」

ジャイアン「へへっ、任されよう!」

志保「…」

ジャイアン「待ってろ、今助けてやる!」


ジャイアンの行動
>>594
593 : Pたん   2023/10/02 23:47:42 ID:3Skjz4/hQU
志保のソロ曲を唄う
何にするかは>>1さんにまかせる
594 : おにいちゃん   2023/10/03 01:29:55 ID:3YC2zSdpQE
>>593
プラスして、遠くで様子を見ていた星梨花にもなぜかジャイアンの歌声が直撃して大ダメージ
595 : 1   2023/10/03 13:26:47 ID:uUf5XU1SkQ
ジャイアン「お前に何があったかは知らねえが、俺の歌で正気に戻してやるぜ!」スゥー

ジャイアン「ま↓~もるべ↑き~ものが~あ~って~♬」

志保「なっ…!!?」フラフラ

ジャイアン「わたし↓~は~つよ~く!なりたいか~ら↓~♬」

志保「ごふっ…が…う、あ……」バタッ

可奈「志保ちゃん!しっかりして!!」

ジャイアン「苦しそうな顔をして倒れやがった…!くそっ!うちのアイドルによくもこんな仕打ちを…許さねえぞ悪者ども!!」


一方、魔法界の星梨花はというと――

星梨花(魔法)「気持ちいいです…」

ま↓~もるべ↑き~ものが~あ~って~♬

星梨花(魔法)「なんですか!この騒音は!?」

わたし↓~は~つよ~く!なりたいか~ら↓~♬

星梨花(魔法)「頭が痛い、傷口も…!これほどのレベルの音魔法を使える魔法使いが学園にいたなんて…!」

かつて魔界星の魔獣や未来の技術で作られた改造生物など、超巨大生物を歌で気絶させるほどの歌声を聴き、流石の星梨花も耐えることはできなかったようだ。

星梨花(魔法)「…止まった。はぁはぁ…恐ろしい力でした」ゼェゼェ

星梨花(魔法)「学園まであと少し。そろそろこっちも本格的に攻めましょうか、ふふ…」


~学園の屋上~

紗代子(魔法)「455…456…457…458…459…」

ひなた「あたしが乗ったままで大丈夫かい?」

紗代子(魔法)「500…!うん、むしろその方が筋肉も育つから!」ニッコリ

ひなた「それならいいんだけどねぇ…」
596 : 1   2023/10/03 13:27:17 ID:uUf5XU1SkQ
紗代子(魔法)「…敵地に乗り込んでいったみんなが心配?」

ひなた「…うん。本当のことを言うとね、あたしも一緒についていきたかったんだよ。けど、あたしは志保ちゃんやこのみさんみたいに特別な力に目覚めたわけじゃないし…あたしが出来ることって言ったら精々猛獣と戦うくらいのことしかできないからねぇ…何だか少し悔しいんだべさ」

紗代子(魔法)「分かる…分かるよその気持ち!」

ひなた「分かってくれるのかい?」

紗代子(魔法)「私もひなたちゃんと同じだったから…!けど筋トレに出会って私は変われた!どこかの誰かが、筋肉は全てを解決するって言ってたけどそれは真実だった!だからひなたちゃんもやろうよ!筋トレ!!」

ひなた「ちょっと考えておくね……ん?」

紗代子(魔法)「どうしたの?」

ひなた「…空から何かが近づいてきてないかい?」

紗代子(魔法)「え?」チラッ


怪物たち「ガァァアアアア!!」

ひなた「空飛ぶ怪獣……北海道であたしたちを襲ったやつと同じだべさ」

紗代子(魔法)「って言うことは…悪魔!」

怪物A「ガァァアアアア!」

怪物B「ギャオオオオ!」

紗代子(魔法)「3,4体くらいこっちに向かってきてる!」

ひなた「紗代子さん、どうするんだい?」

紗代子(魔法)「とりあえずみんなに知らせる。それから私たちは…」


A:この場で戦う
B:学園内に逃げる
C:屋上から飛び降りる
>>598
597 : お兄ちゃん   2023/10/03 13:48:39 ID:giN3ZkmDQs
この紗代子なら槍の投擲や投石で応戦しそうだから
Aかな
598 : Pしゃん   2023/10/03 16:45:03 ID:0Zd6nTGRKg
A
筋肉でそのまま殴るのもあり
599 : ミスター・オールドタイプ   2023/10/03 17:31:41 ID:KX2PopGnZ6
ゴッドフィンガーを習得してそうな紗代子
600 : 1   2023/10/03 19:20:39 ID:uUf5XU1SkQ
紗代子(魔法)「…」スゥー

紗代子(魔法)「敵襲だあああああああああああああああああ!!!」

ひなた「知らせるってこれでかい!?」ガビーン


~学園内各所~

瑞希(魔法)「ついに出番だぞ……瑞希」


ロコ「いよいよですか…」


ジャイアン「なんだこの声!?」

可奈「何で…?ドラえもんたちはどうしたの…?」


マナカナ「さっきからうっさいわね!!」イラッ

翼(魔法)「…」ウーン…


志尊可奈「敵…」

少女「…」


紗代子(魔法)「これでよし…後は」

怪物C「ガオオオオ!!」

紗代子(魔法)「…いつでもいいよ」クイクイッ

怪物D「グオオオオオオオッ!!」
紗代子(魔法)「遅い!!」ドズッ

怪物D「グ、グゴワァ…」

ひなた「首があり得ない方向に曲がってるのに、平気で動いてる…」ゾワッ

紗代子(魔法)「これは相当首の筋肉を鍛えているね」

ひなた「絶対に違うべさ!」ガビーン
601 : 1   2023/10/03 19:21:05 ID:uUf5XU1SkQ
紗代子(魔法)「だったらこれならどう!?」ボォォォォ

炎を纏わせた拳を、そばにいたもう片方の怪物の顔面に叩き込む。

怪物C「…」ドスドス

紗代子(魔法)「首が吹き飛んだのに動いてる!?」

怪物A「ガァァアアアア!!」
ひなた「!?」
怪物B「ギャオオオオ!!」

紗代子(魔法)「ひなたちゃん!危ない!!」

ひなた(やられる…嫌だよぉ、こんなところで…あたしは、この世界の人たちを助けたい…それに可奈ちゃんたちみんなと一緒に色々な思い出を作りたい…)


『人は誰かのお日様になれるんだよ』


ひなた「!」


『だからね、ひなっこ、きっと…なんとかなるべさ』


ひなた「ばあちゃん…!あたしは…!!」

怪物AB「「!?」」

紗代子(魔法)「この光は…志保ちゃんやこのみさんの時と同じ…!」


ひなたが魔法に覚醒した時の姿は?
>>604
602 : Pさぁん   2023/10/04 00:16:51 ID:hA5La8Va1.
パーマン
603 : Pさん   2023/10/04 00:59:54 ID:nlqsMorLcQ
そりや組長よ
604 : EL変態   2023/10/04 01:18:48 ID:eG445HToGw
ピコプラ衣装で光り輝く
星梨花の操る怪物や死霊ですらせいふく、せんのーしてしまう
但し覚醒中は組長モード
605 : Pしゃん   2023/10/04 01:23:23 ID:WGjPWFlNrQ
クルーエル・フェイト(Clover's Cryのユニット衣装)
606 : 1   2023/10/04 21:22:18 ID:I6XP6IALv6
ひなた「…」ピカーッ

紗代子(魔法)「ま、まぶしい…!」

ひなた「お前たち、あたしの言うことを聞くんだよ」

怪物A「ガウ」

怪物B「ギャオ!」

紗代子(魔法)「何で!?怪物がひなたちゃんの言うことを聞いてる!?」

ひなた「これがあたしの目覚めた力ってことなんだろうねぇ」スチャ

紗代子(魔法)「その全身タイツが!?ってか何故サングラスを!?それどこから出したの!?」ガビーン

ひなた「怒涛のツッコミだねぇ……それはそうと、お客さんのお見えのようだよ」チラッ

紗代子(魔法)「!」クルッ

星梨花(魔法)「こんにちは、ひなたさん」ニッコリ

紗代子(魔法)「星梨花ちゃん…!」

星梨花(魔法)「あなたも魔法に目覚めたんですね。ただの人間が魔法を使えるなんて…本当にすごいです!」

ひなた「心にもないことを言われても、これっぽっちも嬉しいと思えないねぇ」

星梨花(魔法)「心なしか態度まで大きくなりましたね。ふふ、イラっと来ます♪」

ひなた「ふっふっふ」バチバチ
星梨花(魔法)「あははは」バチバチ

紗代子(魔法)「静かだけど威圧感のあるやり取りだ…」

星梨花(魔法)「実はわたし、ちょうどいい練習台を探していたんですが…どうです?わたしと戦ってみませんか?」

ひなた「…」


多数決。多い方を採用。
A:戦う
B:戦わない
>>609
607 : 1   2023/10/04 21:29:55 ID:I6XP6IALv6
ミス
誤 >>609
正 >>608~610
608 : 高木の所の飼い犬君   2023/10/04 21:39:35 ID:nrmP0.t.6.
ここは蝶野正洋バリのビンタを
B
609 : Pサマ   2023/10/04 21:47:06 ID:WGjPWFlNrQ
謹んでお断りするべさ
B
610 : 彦デューサー   2023/10/04 21:56:33 ID:f8V/R47.82
B
配下にのり子召喚しそう
611 : 1   2023/10/05 17:17:36 ID:gURVHAUwvo
紗代子(魔法)(星梨花ちゃんの足元にあるあの巨大なのが…)

ひなた(あれがアーティファクトってやつかい…想像以上に不気味にだねぇ)

星梨花(魔法)「さあひなたさん、どうします?わたしと戦いますか?」

ひなた「…丁重にお断りするよぉ。あたし一人じゃああんたに勝てないからねぇ」

星梨花(魔法)「あはは!賢い判断ですね♪そうです、わたしは強くてすごい魔法使い!あなたのようなまがい物なんかが勝てる相手じゃないんです!」

ひなた「星梨花ちゃん、早とちりをしてないかい」クイッ
星梨花(魔法)「?」

ひなた「あたしはねぇ、こう言ったんだ。“あたし一人”じゃあ勝てない、ってね」

その時、屋上の出入り口である扉が何者かに蹴り飛ばされた。

志保「また会ったわね、星梨花」ギロッ

星梨花(魔法)「志保さん?あなたは洗脳されたはずじゃあ…?」

ジャイアン「そんなもんは解いてやったぜ!俺様の愛ある歌でな!」

志保(思い出したら気持ち悪くなってきた…)ドヨーン

可奈「いきなり開錠~♬みんなで登場~♬ここが私たちの決戦場~♬」

志保(今回はラップなのね…)

瑞希(魔法)「おっと…この後の登場は何だか恥ずかしいぞ、瑞希…」

紗代子(魔法)「瑞希ちゃん!」

ひなた「みんな、来てくれたんだねぇ」

可奈「うわあ!ミリオン星人だあ!」

志保(ピコピコプラネッツの衣装にサングラス!?)ガビーン

星梨花(魔法)「また随分とたくさん集まってきましたね~、ふふふ」

ひなた「随分と余裕そうだねぇ」

星梨花(魔法)「はい♪今のわたしは自分の力を試す機会が欲しいので。私の研究室に攻めてきたあの人たちみたいに、いい練習台になってくれることを期待していますよ」
612 : 1   2023/10/05 17:17:58 ID:gURVHAUwvo
可奈「そ、そうだ!ドラえもんやみんなは…!?」

志保「…っ!」

瑞希(魔法)(ここに彼女がいるということは…あちらの皆さんは…)

星梨花(魔法)「あの大爆発の後にあの人がどうなったかは分かりませんねぇ……けど、あの個性的な四人の悪魔やもう一人の大魔王、後、あの青い珍獣…ドラえもんさんでしたか?」


星梨花(魔法)「彼らは死にました」ニッコリ


可奈「…え?ドラえもんが…?」

星梨花(魔法)「ええ。“冥界のアーティファクト”に立ち向かい、あっけなく倒されましたよ!ふふ、今思い出しても滑稽でした!あはははは!」

可奈「嘘…嘘だよ…」

志保「…あいつの言ってることは本当よ。ドラえもんはアーティファクトにやられて…」

可奈「ひぐっ…ドラ、ドラえもん…」

ジャイアン「嘘だろ…ドラえもん」

星梨花(魔法)「あれ?怒って向かってくるかと思ったのにショックの方が大きかったのかな…?じゃあ……」

星梨花が一行に杖を向けるとその先端に魔力が集まり、やがてそれは黒い魔力弾へとなった。

星梨花(魔法)「こちらから攻撃しますね♪」


安価内の書き込みの「IDに書かれている数字の合計値」によって結果が以下の通りに
なお数字が一つもない、もしくは0の場合は『偶数』とする

偶数:攻撃を防ぐ
奇数:攻撃が命中し、ダメージを負う
>>613~615
613 : 兄ちゃん   2023/10/05 18:12:48 ID:15umICHSRY
星梨花さん、別次元とはいえ吐き気を催す邪悪役が多いので今度は主人公にするか
614 : Pサマ   2023/10/05 18:18:28 ID:9o0m8MBnuU
ひなた「可奈ちゃんからの宣戦布告だよぉ」酒バシャーッ
615 : 3流プロデューサー   2023/10/05 19:54:32 ID:H0pqcv0GlQ
前回の富豪に続き2連続で悪役だからなぁ
616 : do変態   2023/10/05 20:16:51 ID:pnXpdgjvfE
今回は割とシリアスで味方もボロボロな展開多いなぁ
星梨花は命を軽んじてるから今回はまともな最期は迎えなさそう
617 : 毎日変態   2023/10/05 20:25:13 ID:1fMxGo5Yac
でも勝ち逃げは厳禁ですぜ
618 : Pーさん   2023/10/05 20:44:33 ID:9o0m8MBnuU
ゾロ目安価が久々に厳しいのでまくるからねえ今回
619 : 1   2023/10/05 22:09:55 ID:gURVHAUwvo
1+5 +9+8=23
奇数ルート


瑞希(魔法)「ふん」

瑞希は星梨花の魔法攻撃に対して、氷の壁を何重にして出現させて防ごうと試みる。

星梨花(魔法)「無駄ですよ!」

瑞希(魔法)「壁がどんどんと破壊されていく…まずいぞ」

紗代子(魔法)「みんな、後ろに下がって!」バッ

ジャイアン「おい、お前……」

ドオオオオオンッ!
紗代子(魔法)「ぐは…!」

瑞希(魔法)「っ…」
ひなた「ぐぅ!」
ジャイアン「ぐへぇ!」
志保「きゃあっ!」
可奈「あうっ!」

星梨花(魔法)「あははは!紗代子さん、あなたが盾になった程度で抑えられる威力じゃないですよ!無駄に痛い思いをしただけでしたね♪」

紗代子(魔法)「筋肉が痛みを感じるならむしろ本望…だけど仲間が目の前で傷つけられるのは我慢できなかったんだよ…ただそれだけ…」

星梨花(魔法)「はぁ…全く言ってる意味が分かりません」

ジャイアン「俺には、わかるぜ…」スゥ

星梨花(魔法)「おやおや、そこで寝転がっていた方がいいですよ?これ以上痛い思いは嫌でしょう?」

ジャイアン「こんなもん母ちゃんのゲンコツに比べりゃどうってことはねぇ!」

星梨花(魔法)「そうですかぁ……じゃあ逆に何も感じなくてもいいように、今度は一瞬で消してあげますね」

志保(このままじゃ…プロデューサーさんと紗代子さんが…)

タン…タン…

志保(階段を上ってくる音…一体、誰…?)


屋上での激闘が始まる数分前の学園内――

志尊可奈「特に異常なし、ですね」

女の子「こんにちは、お姉さん」

志尊可奈「あなたは昨日の…」

女の子「はい、あの時は助けてくれてありがとうございました」

志尊可奈「いえ、お礼を言われるほどのことは…」

女の子「…」ニコニコ

志尊可奈(何だろうこの子…)


志尊の行動
>>621
620 : P殿   2023/10/05 22:15:13 ID:9o0m8MBnuU
女の子のことをさらに知ろうとする
621 : 兄ちゃん   2023/10/05 22:32:28 ID:1fMxGo5Yac
なんかほっこりして頭を撫でる
622 : 高木の所の飼い犬君   2023/10/06 06:32:00 ID:kQxqx9RAS2
ことみなも学園のピンチならそろそろ出てきそうやな
623 : 1   2023/10/06 22:09:37 ID:ZaNKulU7h6
志尊可奈(かわいい…!)ナデナデ

女の子「えへへ、お姉さんに撫でてもらっちゃった…嬉しい♪」

志尊可奈(本当にかわいいなあ、癒されました)ホッコリ

女の子「…お姉さんはこんなに優しいのに、それでも戦いをやめるつもりはないんですか?」

志尊可奈「!?」

女の子「ねぇ、お姉さん?」

志尊可奈「…私のことはあなたに話したことはない。いったい何者ですか?」

女の子「そんなに怖い顔をしないでください。私はあなたの味方です」

志尊可奈「質問に答えてください」

女の子「私は精霊…この学園にいる魔法使いたちの想いや願いが魔力となって集まって生まれた存在……学園の魂といったところです」

志尊可奈「精霊?学園の魂…?そんな存在がこの世界にいるなんて…」

学園の魂「この世界で精霊なんて珍しくもないですよ?まあ、私が少々イレギュラーな存在なのは否定しませんけど」テヘヘ
624 : 1   2023/10/06 22:10:13 ID:ZaNKulU7h6
志尊可奈「その精霊が魔法使いのふりをして私に近づいて、目的は何ですか?」

学園の魂「…お姉さん、あなたに星梨花ちゃんを救ってほしいんです」

志尊可奈「救う?私が、あの女を…?」

学園の魂「魔に堕ちたとはいえ、私にとって星梨花ちゃんはこの学園の大切な生徒の一人…彼女には死んでほしくないんです」

志尊可奈「勝手なことを…私がどんな思いでここまで生きてきたか…っ!」

学園の魂「本当に勝手だと思っています。あなたの境遇を知っていながら私は酷いお願いをしています。けど私は…」

志尊可奈「…私にとって…復讐はある意味、生きる糧でした。あの女を殺し、奪われたものを取り戻すために今日まで一人で生きてきました」

学園の魂「…」

志尊可奈「けどご先祖様…可奈さんや他の皆さんと出会って、私には大切なものができました。生まれた時代も世界も違うけど、私にとって皆さんは大切な友人なんです!」

志尊可奈「…あなたには悪いですが、復讐をやめるつもりはありません。けど同時に、私は自分の生きた未来の世界を、可奈さんたちの世界を、この魔法界を…すべて救いたいとも思っている!だから私は……」


多数決。多い方を採用。
A:魔法界の星梨花を倒す
B:魔法界の星梨花を始末する
>>625~627
625 : 番長さん   2023/10/06 22:12:45 ID:8rBgYhXVlg
A
626 : おやぶん   2023/10/06 22:18:44 ID:hM7c2ZhtOI
流れ的にA
生かしてやるからには徹底的にボコボコにして二度と立ち直れなくして欲しい
627 : ぷろでゅーしゃー   2023/10/07 05:21:04 ID:c7hifvAADI
Aあそこまで歪んでしまってるからなぁ。
五体不満足とまではいかなくとも、星梨花の幻想をぶちロコす!感じで性根を叩き直すぐらいぶん殴ってやらないと気が済まない。
628 : 1   2023/10/08 22:14:08 ID:hA3HSko9Jk
志尊可奈「星梨花を倒す!あの女には生きて罪を償わせる…それが私の出した答え」

学園の魂「…ありがとうございます」

志尊可奈「とは言っても死なない程度には痛めつけますけどね!」ムカムカ

学園の魂「あ、あははは…」

学園の魂「…お姉さんの意思は理解しました。だから私も少し力を貸すことにします」

そう言うと自身の手を静かに握る。すると手の中から光が漏れだす。
何らかの魔法を使っているのだろう――と志尊は考え、その様子を静かに見ていた。

学園の魂「さあ、受け取ってください」パッ

志尊可奈「これは…銃弾?」

学園の魂「魔力のこもった銃弾です。殺傷力はありませんが、魔力を持ったものには非常に有効な魔道具です。今の私では三発分しか出せませんが、役に立ててください」

志尊可奈「…ありがたく受け取っておきま……」


『敵襲だあああああああああああああああああ!!!』


志尊可奈「敵…」

学園の魂「…強大な魔力を感じます。恐らくここに来たのは……」

志尊可奈「ベストタイミングじゃないですか」ニッ

学園の魂「…お姉さん」

志尊可奈「ん?」

学園の魂「私のわがままを聞いてくれてありがとう。それと…必ず、無事に帰ってきてください」

志尊可奈「…ふふ、安心してください。死ぬ気はありませんよ」ニコッ
629 : 1   2023/10/08 22:14:31 ID:hA3HSko9Jk
志尊可奈(そう…これまでの因縁に決着をつけるために私はここで死ぬわけにはいかない)タン・・・

志尊可奈(そして何よりも…)タン・・・


『この戦いが終わったら、また…歌を聞かせてくれませんか?』


志尊可奈(私には約束があるから…!)

志保「あなた…」

可奈「し、志尊…ちゃん…」ウルッ

星梨花(魔法)「あはっ!そうそう!あなたがいたんでしたね♪」

志尊可奈「 “倒し”に来ましたよ…星梨花!!」


志尊の行動
A:『ジャンボ・ガン』でアーティファクトに攻撃
B:『手なげミサイル』で星梨花に攻撃
C:『バショー扇』でアーティファクトごと吹き飛ばす
>>631
630 : Pチャン   2023/10/08 23:03:49 ID:/QKQ8RL.Cw
Aまずは力の源を揺るがす
631 : 魔法使いさん   2023/10/08 23:38:42 ID:uOWLCzOnpo
A
星梨花自体を弱体化するならば

戦い終わったら可奈3人で15段パンケーキも一緒に食べてほし〜な〜
632 : 1   2023/10/09 22:20:42 ID:EcV1ToryRs
志尊可奈「…」ドンッ!

星梨花(魔法)「きゃあっ!」グラグラ

ジャイアン「すげぇ、あの気持ち悪いのを後ろに押し込んでいってる!」

紗代子(魔法)「あのアーティファクトに傷を…!行ける、行けるよ!」

志尊可奈(破壊には至らないけど、ひみつ道具でも十分アーティファクトに通用する!これなら…!)

ポセイドン「許さん…許さんぞ!」グニャァ
志尊可奈「!?」

ジャイアン「顔のないマネキンみたいなのから顔が出てきた!?」

“冥界のアーティファクト”は死者の力を取り込み、それを自在に操ることができる。
ポセイドンは攻撃を受けると、即座に仕返しを行う『自動報復システム』を持つ。そのため、“冥界のアーティファクト”に攻撃を与えると、ポセイドンの力が発動されるのだ。

志保「あれがあのアーティファクトの真の姿…!ドラえもんもあいつに…」ギリッ

可奈「!」バッ

志尊可奈「ドラえもんさんが…あいつに…!?」チラッ

星梨花(魔法)「…」ニヤッ

志尊可奈「!」ギリッ

ポセイドン「ワハハハ!我が『鬼角弾』を喰らい、跡形もなく消えてなくなるがいい!」

ジャイアン「おい逃げるぞ!」

ポセイドン「どこに逃げようともこの破壊力から逃れられるものか!この一帯ごと焦土に変えてくれるわ!!さあ、覚悟……」

刹那、“冥界のアーティファクト”の周りに黄金に輝く鎖が複数出現し、アーティファクトへと向かっていく。

ポセイドン「な、なんだこれは…力が…で、出ない…」

黄金の鎖はあっという間に“冥界のアーティファクト”を縛り上げ、行動を封じた。
633 : 1   2023/10/09 22:21:05 ID:EcV1ToryRs
瑞希(魔法)「あれは…封印魔法の一種」

紗代子(魔法)「しかもアーティファクトを拘束できるレベルの魔法ってことは…」

星梨花(魔法)(学園長、ですね…!)ムッ

ロコ『間に合ったみたいですね!』

ジャイアン『うお、頭の中から声が!』

ロコ『今別の場所からあなたたちにコンタクトを取っています!それよりも…アーティファクトは私と先生方の魔力を合わせた拘束魔法で拘束しました!しかしそんなに長くはもちません…今の内に彼女を…!』

志尊可奈「紗代子さん」

紗代子(魔法)「?」

志尊可奈「私を星梨花の所まで投げ飛ばしてください」

紗代子(魔法)「分かった…行くよ!」ガシッ

ひなた「待ちな!ここはあたしも行くよ!」

志尊可奈「…ここは私一人で行きます、あいつとの因縁に決着をつけたいんです」

ひなた「だけど…」

志尊可奈「あなたたちにはまだ希望があります」

そう言うとひなたの足元に落ちている『とりよせバッグ』を指さす。

志尊可奈「希望を手繰り寄せてください……紗代子さん、お願いします」

紗代子(魔法)「ふんぬぅぅ!!」ブンッ

志尊可奈「…!星梨花ァァァァアアアアア!!」ガシッ
星梨花(魔法)「!」

志尊可奈は星梨花の顔を鷲掴みにすると、そのまま地上へと落下していく。

志尊可奈「あなたは私の手で…“倒す”!!」
634 : 1   2023/10/09 22:21:33 ID:EcV1ToryRs
星梨花(魔法)「あははは!いいですよ、思いっきり戦いましょう!!」ゲシッ
志尊可奈「っ!」ズキッ

不意に星梨花に蹴られ、手を離してしまう。
二人の距離は離れ、そのまま落ちていくのだが――

星梨花(魔法)「…!」パチンッ

星梨花の落ちる位置に大きな肉塊が地面から這い出てくる。それをクッション代わりにすることで、落下によるダメージを回避した。

星梨花(魔法)「まさかここで終わりじゃありませんよね?」クスクス

志尊可奈(『トランポリンゲン』…っ!)

吹きかけた場所がトランポリンになるひみつ道具『トランポリンゲン』を地面にたたきつけ、落下位置をトランポリンに変化させる。

星梨花(魔法)(いったい何を…?)

志尊可奈「…!」バッ

星梨花(魔法)「高く跳んだ!?」

志尊可奈(まずはこれで…!)


志尊可奈の攻撃。なお一度選択した道具は二度と使えないものとする。

A:『ジャンボ・ガン』
一発で戦車を吹き飛ばす威力を持つ銃
B:『熱線銃』
一瞬の内に鉄筋のビルを煙にしてしまう銃
C:『おもちゃの兵隊』
指揮官と兵隊4体の計5体の小さな人形だが、戦闘力が高く相手を一瞬に黒焦げにする
D:『ペンシル・ミサイル』
ボタンを押すと、あらかじめセットしているミサイルが発射されて対象を攻撃する

>>637
635 : 夏の変態大三角形   2023/10/09 22:30:16 ID:i3v44N8fKc
なんかゲームブックみたいな選択肢だな
Dで。
636 : Pさぁん   2023/10/09 23:20:55 ID:bZXpX0WT2o
Cまずは気を逸らすものが必要
637 : おにいちゃん   2023/10/10 19:36:25 ID:6QF.YcOqYU
強い武器は温存したほうがいいか
Cだな
638 : 1   2023/10/11 12:49:40 ID:ozjsw/4zu2
おもちゃの兵隊「…」ザッザッザッ

星梨花(魔法)「わあ、可愛らしいお人形さんですね。まさかこれでわたしを倒すつもりですか?ふふ、面白い冗談ですね」

志尊可奈「冗談かどうかは…その身をもって味わえ!」

おもちゃの兵隊「!」ズダダダン
星梨花(魔法)「!」ヒュッ

志尊可奈「無駄ですよ!『おもちゃの兵隊』はお前を倒すまで絶対に攻撃をやめない!」

おもちゃの兵隊「!!」ズダダダン

星梨花(魔法)「むぅ!しつこいですね!」

バンッ!
星梨花(魔法)「!」スッ

志尊可奈「相手は兵隊だけじゃないですよ」カチャ

星梨花(魔法)(飛び跳ねて空中から攻撃、厄介だなあ…)

星梨花(魔法)「…あ!いいこと思いつきました!…えい!」パチンッ

巨体の死者「ぐおおおおお!」

星梨花が指を鳴らすと、膨張した死体が姿を現した。

おもちゃの兵隊「!!」ズダダダン
巨体の死者「ぐおおおおお!」ボヨーン

星梨花(魔法)「はね返しちゃえ♪」

おもちゃの兵隊「!?」バキッバキッ

志尊可奈(死者の脂肪ではね返した!?)
639 : 1   2023/10/11 12:50:00 ID:ozjsw/4zu2
星梨花(魔法)「ふふふ…」パチンッ

今度は全身骨でできた小さいサイズの死者が複数体出現する。

兵隊型の死者「…」カチャカチャ

星梨花(魔法)「攻撃、です!」ドヤッ

兵隊型の死者「…!」ズダダダン

志尊可奈「弾丸じゃなくて目玉を撃ってきた!?」

星梨花(魔法)「あなたの兵隊さんよりかっこいいでしょう?」ニッコリ

志尊可奈「ええ、とっても壊滅的なセンスですね!」バンッ
目玉の亡霊「!」バサッ

志尊可奈「今度は目玉から羽!?」

目玉の亡霊「!」ドンッ

志尊可奈「ぐっ!」

星梨花(魔法)「やった!大当たりです!」パチパチパチ

志尊可奈(こいつ…北海道での戦い方とは違う…能力を使いこなしてる…!)


志尊可奈の攻撃。なお一度選択した道具は二度と使えないものとする。

A:『ジャンボ・ガン』
一発で戦車を吹き飛ばす威力を持つ銃
B:『熱線銃』
一瞬の内に鉄筋のビルを煙にしてしまう銃
D:『ペンシル・ミサイル』
ボタンを押すと、あらかじめセットしているミサイルが発射されて対象を攻撃する
>>641
640 : MADE IN 変態   2023/10/11 15:18:05 ID:zSGzg5YjsM
B脂肪を溶かしちゃいましょ
641 : Pはん   2023/10/11 15:43:24 ID:r5YLeoQhdA
>>640
これいいね、採用
B
642 : 1   2023/10/11 21:21:43 ID:ozjsw/4zu2
星梨花(魔法)「さあ、全員突撃です!」

兵隊型の死者「…!」カチャカチャ

志尊可奈「…一掃する」スチャ

そう言うと、志尊可奈は『熱線銃』を取り出し、死者たちに放つ。

兵隊型の死者「…!」
巨体の死者「グオオォォォ…」

志尊可奈「灰も残らず消えてしまいましたね」ニヤッ

星梨花(魔法)「…」ムスッ

志尊可奈「次はお前の……」

死者A「ウオオオオ…」ガシッ

志尊可奈「くっ!足元から…!」

星梨花(魔法)「わたし言いましたよ?全員突撃、って」クスクス

死者A「オオオオオ…」
死者B「ウゥゥ…」

志尊可奈「次から次へと湧き出てくる…!鬱陶しい…っ!」

死者C「ガアアアアッ!」

志尊可奈「くっ…背後にまで!……きゃあっ!」

死者D「ウオオオオオ」ボキッ

志尊可奈「ね、『熱線銃』が…!」

死者C「ガアァ!」ガシッ
志尊可奈「はな、しなさい…!」ゴスッ

死者C「ゥォ…」バタン

志尊可奈(『こけおどし手なげ弾』…!)ボンッ

星梨花(魔法)「きゃっ!ま、まぶしい…それに音も…!」

死者E「オオオオオオオ!」
死者F「ゥォオオオ…」

星梨花(魔法)「もう…次から次へと!怒りました!許しませんよ……って、あ、あれ?…消えた?」

志尊可奈「…」カチャ
643 : 1   2023/10/11 21:22:22 ID:ozjsw/4zu2
一方その頃、可奈たちは――

可奈「ドラえもん…」シュンッ

ジャイアン「大丈夫だ、あいつならきっと無事だ!長い付き合いの俺が言うんだ、保証する!」

可奈「プロデューサーさん…!そ、そうですよね!うん、そうですよ!」

ジャイアン「おう!」

ジャイアン(ああそうだ、大丈夫、なんだ…!)


ひなた「…」チラッ

紗代子(魔法)「そのバッグがどうかしたの?」

ひなた「うん…もしかしたら…」

怪物C「…」ズズ

紗代子(魔法)「…ん?」

無数の悪魔「グオオオオオオオ!!」ズボボボ

先ほど倒したはずの怪物Cの首の断面から、悪魔たちが次から次へと飛び出してくる。飛び出した悪魔は屋上から飛び降りたり、移動したり、と各々移動を始めた。

志保「ひっ!な、なによこれ…!」ゾッ

ジャイアン「死体から死体が出てきやがった…気持ちわりぃ」

瑞希(魔法)「まずいですね…悪魔たちが学園内に解き放たれてしまいました。他の生徒たちが襲われるかもしれません」

紗代子(魔法)「…でも私たちもこれをどうにかしないと」

悪魔A「へ、へへ…」

悪魔B「倒す…倒す…!」

志保「行くしかないわね…!可奈、あなたは下がってて!」

可奈「う、うん」

志保「…行くわよ!」


更に学園内では――

悪魔C「覚悟しろォ!!」

悪魔D「倒してやるぞ魔法使い!!」

マナカナ「こんな時に何なのよこいつらっ!」イラッ

翼(魔法)「…」ウゥ

マナカナ(翼は絶対に守らないと…!)


多数決。多い方を採用。
A:戦う
B:逃げる
>>644~646
644 : おにいちゃん   2023/10/11 22:06:52 ID:swpegKQ1wI
A守ることは戦うことだ!
645 : Pーさん   2023/10/11 23:59:10 ID:yM28jX4.Nc
A
学園には他にも仲間がいるはずだ!なんとか踏ん張ってくれ!
646 : Pたん   2023/10/12 15:24:43 ID:OTEGZ0h0KI
A
戦え!
647 : 1   2023/10/13 22:31:42 ID:cx7D3PGF0Q
マナカナ「はあああっ!」バシュン

悪魔C「ぐへっ!」

マナカナ「いいわよ!やってやる!この天才の私が相手してあげるわよ!!」

悪魔D「ならば望み通りギッタギタにしてくれる!」

マナカナ「こんのぉ!」バシュン

悪魔D「へ、へへ…」

マナカナ「こいつ…ボロボロにしてやったのに何事もなく立ち上がってきた…!?」

悪魔E「隙あり!」バッ
悪魔F「うおおおお!」

マナカナ「っ!」


琴葉(魔法)「『悪魔よ!あなたたちは動くことを禁ずる!!』」


悪魔D「んお!?」

悪魔E「う、動けない…!?」

琴葉(魔法)「間に合ったみたいね」

美奈子(魔法)「二人とも大丈夫?」

マナカナ「あなたたち、どうして…」

美奈子(魔法)「琴葉ちゃんが言ったでしょ?学園に危機が迫ったら戦う、って」パチッ

悪魔F「魔法使いの小娘に何ができる…星梨花様のお力を得た我ら相手に、貴様ら如きが敵うものか!」

悪魔G「そうだ!我らには古代魔法の加護があるのだ!」

琴葉(魔法)「何ができるか、ですって……『そんなの、やってみなくちゃ分からない』でしょ!」

マナカナ「…」ニィ
648 : 1   2023/10/13 22:32:06 ID:cx7D3PGF0Q
悪魔G「ぐおおお…」ゴゴッ

琴葉(魔法)「私の魔法が解けかかってる…!」

悪魔G「おおおおおおお!これが古代魔法の……」

マナカナ「ふんっ!」
琴葉(魔法)「はあつ!」

悪魔G「ぶげりゃ!!」ドォン

二人のキックが悪魔の腹部にクリーンヒット。そのまま後方へと吹き飛んでいく。
その様子を見ながら、無言でハイタッチをする二人。

琴葉(魔法)「…いいわ、もう何でもいい…!あなたたちがどんな手を使って来ようとも、その全てを禁じてあげるわ!」

美奈子(魔法)「じゃあ私も久しぶりに本気出しちゃおうかな…!」ペロリ

悪魔D「ほざけええええ!!」
悪魔E「悪魔の力を見せてやる!!」

マナカナ「上等よ!学園の魔法使いを…なめるなぁ!!」


一方、その頃――

星梨花(魔法)「姿が消えた…!?まさか逃げたんですか!」キョロキョロ

志尊可奈「…」スタスタ

『かくれマント』で自身の姿を消し、静かに星梨花の背後へと回る。


『魔力のこもった銃弾です。殺傷力はありませんが、魔力を持ったものには非常に有効な魔道具です」


志尊可奈(あの子から託されたこの弾丸で…あいつの野望を撃ち抜く!!)カチャ


安価内の書き込みの「IDに書かれている数字の合計値」によって結果が以下の通りに
なお数字が一つもない、もしくは0の場合は『偶数』とする

偶数:魔法界の星梨花に命中
奇数:避けられてしまい、攻撃失敗
>>649~651
649 : 高木の所の飼い犬君   2023/10/13 22:38:07 ID:NlDV6bWuAM
泥仕合……
650 : 変態マスター   2023/10/13 23:29:38 ID:BHnQrTq1dg
やれーっ!
651 : 変態マスター   2023/10/14 00:04:13 ID:QuL3vDXvaY
狙い撃つぜ!
652 : 1   2023/10/14 13:39:33 ID:.DfTevYS7Y
6 +1 +3=10
偶数ルート


バンッ!
星梨花(魔法)「!?」グラッ

突如胸元に感じた衝撃に耐えられず、前に倒れこむ星梨花。
それと同時に、周りの死者たちも霧散して消滅していく
その様子を確認した志尊可奈は、『かくれマント』を外し、星梨花の方に向かって歩く。

星梨花(魔法)(撃たれた…?けど、傷はない…。それよりもどこから…?)

星梨花はようやくの思いで仰向けに体制を変え、周りを見渡す。

星梨花(魔法)(この感じは魔法…?強力な魔法を撃ち込まれてわたしの魔力を乱された…?けど、どうしてあの人にそんなことが…?)

志尊可奈「無様ですね」
星梨花(魔法)「あなた、さっきまでどこに…?」

志尊可奈「そんなことはどうでもいいんですよ。それよりもようやくお前を追い詰めることができた…!」ゲシッ
星梨花(魔法)「んああっ!!」

志尊可奈「その刺し傷、随分と痛そうですね!誰にやられたんですか?ねえ!」ゲシッ

星梨花(魔法)「んぐ、あ、ああああ…!」

志尊可奈「私はお前を殺さない。生かして罪を償わせる…。だからまずはこの痛みで自分の罪を重さを実感しなさい!!」

星梨花(魔法)「ああ……ひどい、どうして…こんなひどいことを…わたしはただ、わたしの夢を叶えるために頑張ってるだけなのに…」ウルッ

志尊可奈「何が夢ですか!そのためにお前は、どれだけの人々を傷つけてきた!」

星梨花(魔法)「わたしのしていることは魔法界を救うことに繋がるんです…!古代魔法こそ至高の力であり、魔法界の発展に必要不可欠な力なんです…!わたしがどうにかしないと、魔法界は腐っていく…それを正すためにもわたしは一番の魔法使いになるんです…それなのに……」

星梨花(魔法)「何であなたたちは邪魔ばかりするんですか!!」バアッ
志尊可奈「ぐっ!!」バッ
653 : 1   2023/10/14 13:39:56 ID:.DfTevYS7Y
志尊可奈は魔法使いではない。だから魔力を感じる取ることもできない。
しかし、これまでの戦いの勘で、星梨花から発せられた邪悪な気を感じ取り、後方へ跳んで距離を取ったのだ。

星梨花(魔法)「はぁ…はぁ…」

千鶴から受けた傷を抑えながら、立ち上がる。
傷口から血が滴り落ちようとも、痛みで涙目になりながらも、目の前の志尊可奈から視線を離さない。

星梨花(魔法)「わたしは負けるわけにはいかないんです!この力で世界を変えるために!世界で一番の魔法使いになるために!!」

志尊可奈「どこまでも自分勝手なことばかり…!改めて実感しましたよ、やはりお前はここで倒しておかないといけない相手だってことを!」


~学園の屋上~

ひなた「あのね、聞いてほしいことがあるんだ」

ジャイアン「こんな時に何だ!一曲歌うのか!?」

ひなた「違うべさ!あたし、この『とりよせバッグ』を見て考えたことがあるんだよぉ」

志保「考えたこと?」

ひなた「このバッグで行方不明のドラえもんを引っ張ってこれないかなぁ?」

可奈「やろうよ!」

志保「決断早いわね……ドラえもんがどんな状況になってるかも分からないのよ?それでもいいの?」

可奈「…それでも、ドラえもんに会いたい!」

ジャイアン「…そうだな。やってみようぜ」

志保「プロデューサーさんまで……まあ、私も反対はしないけど」

ひなた「それじゃあやってみるね…」ゴソゴソ

可奈(ドラえもん…!)
654 : 1   2023/10/14 13:42:12 ID:.DfTevYS7Y
~森の中~

ミクジン「!?」
このみ「きゃあ!」

ヒグマ「どうした二人とも!」

このみ「な、何もない所から腕が出てきた…」

ミクジン「お、オバケがドラさんを持っていこうとしています!」

ヒグマ「何ぃ!?」

このみ「腕の感じからして女の子かしら…」

ヒグマ「女の幽霊ってことか!」

このみ「と、とにかく!……ミクジンくん!>>656をやるわよ!」

ミクジン「了解です!」
655 : 3流プロデューサー   2023/10/14 13:59:34 ID:SmZZfD95QU
可奈の持ち歌を歌う
656 : ぴぃちゃん   2023/10/14 14:20:43 ID:7okI0u4kjQ
いやここはもう「私が歌う」一択やん
it's meといううってつけの曲がある
657 : へっぽこ大名行列   2023/10/14 15:44:08 ID:z/.PT4vKMY
このみ姉さんは広域指定Vo力団だからな、伊達じゃないぞ
658 : 1   2023/10/14 22:27:00 ID:.DfTevYS7Y
このみ「ミクジンちゃん!私が歌うわよ!」

ミクジン「了解です!」

このみ「i can remember 溢れ出た涙も but, never 無駄になんてしないよ♬」
ミクジン「ドゥッツドゥッツドゥッツ」

何故か歌い始めるこのみと、それに合わせて何故かボイスパーカッションし始めるミクジン。

ヒグマ「…」ドヨーン

ドラえもん「」ズルズル

このみ「辿り着いた 今日の未開拓地も♬」
ミクジン「ドゥッツドゥッツドゥッツ」

ドラえもん「」スゥ

ヒグマ「…消えちゃったぜ」ドヨーン

このみ「出会えれば希望だって絶対 感じてit’s me♬」
ミクジン「ドゥッツドゥッツドゥッツ」


~学園の屋上~

ジャイアン「…はっ!音楽の波動を感じるぜ!」

志保「何言ってるんですか」ジトー

ひなた「そんな、ことより…引っ張るよ…よっこいせっと!」

ドラえもん「」ドサッ

ひなた「『とりよせバッグ』でドラえもんを連れてくることはできたけど…」

ジャイアン「本当に壊れちまったのかよ…ドラえもん!」

可奈「ドラえもん…ねえ、起きてよ…ドラえもん!」

志保「可奈…」

可奈「ドラえもおおおおおおおおおおおおん!!」
659 : 1   2023/10/14 22:27:40 ID:.DfTevYS7Y
~学園内~

マナカナ「吹き飛べ!!」

悪魔H「あばりゃ!」ドォン

マナカナ「キリがないわね!ほんとに!」イライラ

琴葉(魔法)「私の強制魔法も効きはするけど、こうも数が多いと…」

美奈子(魔法)「ちょっと困ったね…」

悪魔I「隙ありじゃー!」

マナカナ「しまっ…」


「はああっ!!」バシュン


マナカナ「…!」
悪魔I「ぎゃあっ!」バタンッ

翼(魔法)「えへへ、魔法少女つばさちゃん…華麗にふっか~つ…ってね」

マナカナ「翼…あんた…」スタスタ

翼(魔法)「可奈…」

マナカナ「ふん!」ポカッ
翼(魔法)「いった~い!」

琴葉(魔法)(えええ…)ドヨーン

マナカナ「アンタ、バッカじゃないの!囮になってあっけなく捕まって…こんなに目にあって……翼のくせにこの私を心配させんじゃないわよ!」

翼(魔法)「ごめんね。それと…心配してくれてありがとう」

マナカナ「か、勘違いしないでよ!アンタがいなくなったらまたパートナー不在になって私が困ることになるでしょうが!」

翼(魔法)「はいは~い、分かってますよ~だ♪」

美奈子(魔法)「良かったね二人とも…って言ってあげたいところだけど」

琴葉(魔法)「今は悪魔たちをどうにかしないといけないわ」

翼(魔法)「うわ、すっごいたくさんいる…!」

マナカナ「こうなったら…」


A:屋上に避難
B:外に出て広い場所で戦う
C:大声で助けを呼ぶ
>>661
660 : 兄ちゃん   2023/10/14 23:46:53 ID:dCda7FsToM
B
いつもの採石場で戦うぜ
661 : プロデューサー   2023/10/14 23:58:45 ID:wRwX9l6FtY
B
ここで少しでも数を減らそう
662 : 1   2023/10/15 22:48:17 ID:u3t5A9kNeo
マナカナ「外に出るわよ!」バリンッ

翼(魔法)「オッケー!」パリンッ

美奈子(魔法)「分かった!」パリンッ

琴葉(魔法)「何で窓を破って出るの!普通に出入り口から逃げて!?」ガビーン

悪魔H「逃がすものか―!」パリンッ

悪魔たち「うおおおおおお!!」パリンッ ドゴォン

琴葉(魔法)「あああああ!壁まで壊してる!!」


2分後

琴葉(魔法)「はぁ…はぁ…」

美奈子(魔法)「あはは、息切れしちゃって…全力疾走してきたんだね」

マナカナ「わざわざ階段降りてきたわけ?窓から降りた方が早いでしょうに」

琴葉(魔法)「あなたたち、このことは後で先生に言いますからね…」イラッ

悪魔I「貴様らに“後”などないわ!」

悪魔J「ここで全員死ぬんだからなぁ!ひゃははは!」

翼(魔法)「死ぬわけないじゃん!わたしたちの楽しい学園ライフを邪魔しないでよね!」プンプン

悪魔J「状況がわかってねぇみたいだな!だったらその身で絶望を味わうがいい!」

マナカナ「…!」


このみ「辿り着いた 今日の未開拓地も♬」
ミクジン「ドゥッツドゥッツドゥッツ」

悪魔K「な、なんだこの歌声は!?」

悪魔J「幻聴か?ボイスパーカッションまで聴こえてきやがる!」

悪魔I「いや…あれを見ろ!」


このみ「出会えれば希望だって絶対 感じてit’s me♬」
ミクジン「ドゥッツドゥッツドゥッツ」


悪魔J「クマに乗ったガキと幽霊(?)がこっちに向かってきてるー!?」ガビーン
663 : 1   2023/10/15 22:48:50 ID:u3t5A9kNeo
マナカナ「あんたたち!」

このみ「待たせたわね!このみお姉さん登場よ!」

翼(魔法)「この子、可奈の知り合い?」

マナカナ「ま、まあね…」

ヒグマ「お!翼姐さんじゃねえか!」

ミクジン「良かった!回復したんですね!」

翼(魔法)「えへへ!二人ともさっきぶり♪」

マナカナ「…志保の様子がおかしいのとか悪魔たちの襲撃でなんとなく察してたけど、あんたたちまでここにいるってことは、星梨花はまだ…」

このみ「ええ、かくかくしかじかってわけで…」

マナカナ「ドラえもんとあいつらが…」クッ

このみ「ドラちゃんは故障さえ直せればどうにかなるんだけど…」

ミクジン「さっき謎の幽霊に連れ去られちゃって…」

マナカナ「次から次へと厄介なことばかりね…!」

マナカナ(このままじゃ後手に回るだけじゃない…どうにか状況を変えないと!そのためには…)スタッ

琴葉(魔法)「…どこに行くつもり?」

マナカナ「この状況を打開するには、元凶の星梨花を倒すしかないわ」

美奈子(魔法)「まさか一人で行くつもり?」

マナカナ「…」

翼(魔法)「まっさかー!わたしも一緒に行くつもりだよ♪」

マナカナ「…え!?」

翼(魔法)「え、って…まさか置いてくつもりだったの!ひどーい!」ガーン

マナカナ「治ったとはいえ、あんたさっきまで酷い状態だったのよ!大人しくしてなさいよ!」

翼(魔法)「嫌だよ」

マナカナ「はぁ!?」

翼(魔法)「可奈を一人で行かせるわけないじゃん。だってわたしは、可奈のパートナーだもん」

マナカナ「…っ!」

翼(魔法)「大丈夫だよ!あの時みたいにさ、また二人で戦おうよ!」エヘヘ

マナカナ「……ホント、アンタってば…」フッ
664 : 1   2023/10/15 22:49:58 ID:u3t5A9kNeo
このみ「…いい顔ね、あなたたち」

ヒグマ「覚悟してるやつのツラってやつだな…だったらよぉ!」

このみ「この場は私たちが!」
ヒグマ「引き受けてやるぜ!」

ミクジン「えええええ!」ガビーン

琴葉(魔法)「あなたたち正気なの!全員で行くならまだしも、この子たちだけで行かせるつもり!?」

このみ「そうね、大人のレディーとして本来なら一緒についていくべき…だけどね、琴葉ちゃん、人にはね…」


マナカナ「…」

自分のせいで囮になって捕えられ傷つけられた翼、幸せを踏みにじられた志尊可奈、犠牲になったドラえもん、そのことで悲しんでいるであろう別の世界の自分――

それらが頭の中で駆け巡っていく。大切な友人たちの悲しんでいる顔が嫌でも脳裏に浮かんでくる。


このみ「…絶対に譲れないものがあるのよ」


だからこそ――


マナカナ「悪いわね、私には何が何でもアイツを倒さないといけない理由があるの」
665 : 1   2023/10/15 22:50:23 ID:u3t5A9kNeo
琴葉(魔法)「…っ!」

琴葉(魔法)「けど…!」

美奈子(魔法)「行かせてあげようよ」

琴葉(魔法)「美奈子ちゃん…」

美奈子(魔法)「あの子の心にある『本当の願い』…それを尊重してあげよう?」

琴葉(魔法)「…」

翼(魔法)「それじゃあ行こっか!」

マナカナ「ええ…バカ星梨花に落とし前をつけさせにね!!」ニィ

悪魔J「てめぇら!さっきから俺たちを無視して勝手に話を…」

ヒグマ「邪魔すんじゃねー!!」ドゴォ
悪魔I「ふべっ!!」

このみ「行ってきなさい二人とも!そして絶対に勝ってくるのよ!」

マナカナ「任せなさい!」b
翼(魔法)「任せて!」b


その頃、志尊可奈は――


志尊可奈の攻撃。なお一度選択した道具は二度と使えないものとする。

A:『ジャンボ・ガン』
一発で戦車を吹き飛ばす威力を持つ銃
D:『ペンシル・ミサイル』
ボタンを押すと、あらかじめセットしているミサイルが発射されて対象を攻撃する

>>667
666 : 最低最悪変態プロデューサー   2023/10/15 22:52:55 ID:5vn15ZCk6A
D果たして、本命の攻撃まで気を引けるのか
667 : ミスター・不純物   2023/10/16 05:35:16 ID:aqGyq.5jdk
D
切り札は最後までとっておいてこそ
668 : 1   2023/10/17 20:08:09 ID:bBEolCqZIo
星梨花(魔法)「空から…攻撃!?」

志尊可奈「『ペンシル・ミサイル』だ!吹き飛びなさい!」

星梨花(魔法)「そんな攻撃…無駄です」

星梨花は次々と死者を召喚し、それを盾にしてミサイルを防ぐ。

星梨花(魔法)「数の勝負ならわたしの方が一枚上手ですよ、あははは」

モクモク…
星梨花(魔法)「また消えた!?……まさかさっきの攻撃は目くらましのために!?」

再び『かくれマント』で姿を隠した志尊可奈は、星梨花の正面から銃を構える。

志尊可奈(二発目の魔法弾…喰ら……)

ヒュウウウウウウウウ
巨体の死者「オオオオオオオオオ!!」

星梨花(魔法)「どこにいるか分からないのなら、この周辺全てに攻撃すればいいんです!」

志尊可奈(自分まで押しつぶされるのに正気ですか!?)

星梨花(魔法)「ふふふ…!」


~学園の屋上~

可奈「うう…ドラえもん…」

ひなた「一体なんでこんなことに…」

ジャイアン「くそっ!何が奥の手だ!一緒に行くべきだったんだ!俺は大馬鹿野郎だ!」

ひなた「それを言うならあたしだって…」

志保「…ドラえもんは『タイムふろしき』で“冥界のアーティファクト”を止めるために立ち向かっていったんだけど、アーティファクトはすでに覚醒していて…くっ!」

ひなた「そうだったんだね…、だからずっと『タイムふろしき』を握ってたんだね」

可奈「タイム、ふろし、き……それだ!」

志保「可奈?」
669 : 1   2023/10/17 20:08:53 ID:bBEolCqZIo
可奈「『タイムふろしき』だよ!これを使ってドラえもんが壊れる前の状態に戻せばいいんだよ!」

ジャイアン「そうか!その手があったか!!」

志保「確かに…それなら行けるかもしれないわね」

ひなた「そうと決まれば試してみるべさ!…ドラえもん、ちょいと借りるねぇ」

一行はドラえもんの身体に『タイムふろしき』を被せる。

可奈(ドラえもん…お願い、目を開けて…!)


~学園の外~

星梨花(魔法)「さあ、どうしますか!?」

志尊可奈(さっきあいつは通常の銃弾を跳ね返した…!と言うことはあいつを倒すには『ジャンボ・ガン』のような威力の高い道具か魔法弾を使うしかない。けど、魔法弾はあれには使いたくない……となれば)


A:『ジャンボ・ガン』で巨体の死者を攻撃(選択後、ジャンボ・ガン使用不可)
B:相打ち覚悟で星梨花に攻撃(魔法弾1発消費)
C:武器を使わず、星梨花に体当たり
D:急いでこの場から離れる
>>671
670 : ミスター・不純物   2023/10/17 20:10:48 ID:HFQftXWdIs
d強い奴は引き際をわきまえるからこそ厄介
671 : 最低最悪変態プロデューサー   2023/10/17 20:45:56 ID:PaU9SGuFhE
例え魔法も道具も使えなくたって構わない。
必要なのは立ち向かう勇気だけ。
C
672 : 1   2023/10/18 23:18:51 ID:.P.GOJQB2w
志尊可奈(生身でぶち抜く!!)タッタッ

志尊可奈「はあああああああっ!!」ドンッ
星梨花(魔法)「!?」

突然の正面から衝撃を与えられ、星梨花は混乱する。
ふと前に手を出すと、『かくれマント』が外れ、志尊可奈の姿が現れる。

星梨花(魔法)「な、なんで…っ!?」

志尊可奈「あんな形で相打ちにしてたまるか!せめて私の一撃でお前を倒してやる!!」

星梨花(魔法)「っ…!!」

ドオオオオオオオンッ!!

志尊可奈「か、はっ…!」

直撃は免れたものの、落下の衝撃で地面に身体を叩きつけてしまう。
『かくれマント』もビリビリに破けており、もう使うことができない。

志尊可奈「小さい頃、必死で逃げ回っていたおかげかな…こんなところで足の速さが役に立つなんて…くっ!」

志尊可奈は全身の痛みに耐えながら立ち上がり、仰向けに倒れている星梨花を正面から静かに見つめる。

星梨花(魔法)「」バタリ

志尊可奈「はぁ、はぁ…ついに、やった…星梨花をこの手で倒したんだ…!」

志尊可奈(お父さん、お母さん、みんな…やったよ!!)


~学園の屋上~

可奈「お願い、起きてよ!」

志保「大丈夫よ、信じて待ちましょう」

瑞希(魔法)(“冥界のアーティファクト”…学園長の拘束魔法のおかげで動きは完全に封じられている…このままなにも起きなければいいのですが…)

ドクンッ!

瑞希(魔法)「…!」

紗代子(魔法)「瑞希ちゃん…あれ…」

瑞希(魔法)「はい、アーティファクトに少し動きがありましたね」

ひなた「本当なのかい?」タッタッ

紗代子(魔法)「うん、さっき脈打つように動き出して……そう、まるで心臓みたいに…」
673 : 1   2023/10/18 23:19:18 ID:.P.GOJQB2w
~学園の外~

星梨花(魔法)「…!」カッ

志尊可奈「なっ!?」

星梨花(魔法)「ふ、ふふ、あははは…!すごく、痛いです…!本当に死んでしまうかと思いましたよ…。魔法使いでもないのに…本当に、あなたはすごいです…!」ユラッ

志尊可奈「立ち上がった!?満身創痍のはずなのに…!」

星梨花(魔法)「それはお互い様じゃないですか。立ち上がるのもやっとの状態…。それでもお互いに立ち上がることができるのは…そう、『譲れないもの』のため、というやつですね♪」

志尊可奈「っ!」カチャ

星梨花(魔法)「いいですよ?最期までやりましょう」

星梨花(魔法)(わたしの魔道の本質…!もう少し、もう少しで掴めそうなんです!それまでは倒れるわけにはいかない…!あなたがどんな攻撃を仕掛けてこようとも、私は負けない!)

志尊可奈(やっとここまで来たんだ…!引き金を引くだけ、それだけなのに…指に力が入らない…!)

志尊可奈「星梨花ァァァアアアア!!」


ドォンッ!!


志尊可奈「!?」
星梨花(魔法)「!?」

両者の間に何かが勢いよく降りてくる。
砂煙の中から二つの影が姿を現し、志尊可奈の方を向く。

マナカナ「お取込み中失礼するわよ」

志尊可奈「…何で、あなたたちが…?」

マナカナ「そ、それはもちろ…」テレッ
翼(魔法)「助けに来たんだよ!」ニッコリ

マナカナ「ちょっとアンタ!割って入ってくるんじゃないわよ!」プンプン

翼(魔法)「えー!何で怒られてるの、わたし!」

マナカナ「ふん……それにしても随分ボロボロじゃない、お互いに、ね」

志尊可奈「…」
星梨花(魔法)「…」ムスッ
674 : 1   2023/10/18 23:21:36 ID:.P.GOJQB2w
マナカナ「…バトンタッチよ、ここからは私たちがやるわ」

志尊可奈「…なっ!何を言い出すかと思えば…!私はまだ戦えます!」

マナカナ「…」ツン
志尊可奈「~~~っ!」

マナカナ「そんな身体じゃ無理よ。大人しく後ろに下がってなさいよ」

志尊可奈「けど…!」

マナカナ「はぁ…馬鹿ね。アンタもアイツもボロボロの状態なのよ。だったら私たちがアイツを追い詰めてる間にとっとと回復させて、隙をついて撃っちゃいなさいよ」ヒソヒソ

翼(魔法)「うわあ、可奈ってば卑怯者~♪」ニヤニヤ

マナカナ「反則上等!そもそもアイツの使う魔法そのものが出鱈目なんだから、むしろ正攻法よ!」ニヤニヤ

翼(魔法)「あはは、確かに……でーも!わたしも結構嫌な目にあったし、ぶっちゃけちょ~っと仕返ししたいって思ってるから…可奈の考えに賛成しよっかな~!」

マナカナ「と言うわけだから、アンタは温存よ!下がってなさい!」

翼(魔法)「まあいろいろ言ってはいたけど、キミのことが心配なんだよ、可奈はさ」ボソッ

マナカナ「そこ!おしゃべり禁止!」クワッ

星梨花(魔法)「わたしを無視して楽しそうにしているなんて、みなさんズルいです!」

マナカナ「安心しなさいよ…ここからは私と翼が思いっきり構ってあげるから!」ギロッ

翼(魔法)「たっぷりとお返ししてあげるからね!」

星梨花(魔法)「それは…ふふ、楽しみですね…♪」

マナカナ(ものすごいボロボロのくせに、あの余裕は何よ…それに星梨花が纏ってるあの魔力…明らかに普通じゃない…!私がいない間に何があったっていうのよ…!)

マナカナ「…翼、まずはあの作戦から行くわよ」

翼(魔法)「ああ…>>676だね!オッケー♪」


※別のキャラを呼ぶ、的なキャラ増える内容以外で
675 : der変態   2023/10/19 10:14:01 ID:rG7mouZlZg
2人の手を繋いで学園中の人たちから思いの力を受け取る特殊魔法
676 : der変態   2023/10/19 12:24:22 ID:AKQJjywGiw
>>675
もっと踏み込んで元気玉的な魔法にしよう
「ほんのちょっとずつでいいから、私達に魔力を分けて…!」
677 : 夏の変態大三角形   2023/10/19 12:31:09 ID:hX8U3RdiP6
まず、って言ってるから
>>675
にプラスして、周囲の空間に漂う魔力もしれっとかき集める(こっそり)


クライマックスは収束魔法とか、3人の可奈で何かやってほしい可奈〜
678 : 676   2023/10/19 12:34:30 ID:AKQJjywGiw
>>677
いいね
私の案外にこれも追加で
679 : 676   2023/10/19 12:34:52 ID:AKQJjywGiw
×案外
○安価
680 : 貴殿   2023/10/19 12:38:58 ID:G8qYKV1T3Q
みんな、希望する方向性があってるね

元気玉とかスターライトブレイカーみたいな攻撃を妄想したわ
681 : 1   2023/10/19 19:04:34 ID:PEa.k7LlaM
>>677
>>678
後からの追加は際限なくなっちゃうので、無しでお願いします
682 : 1   2023/10/19 22:47:16 ID:PEa.k7LlaM
マナカナ「…」ガシッ
翼(魔法)「…」ギュッ

志尊可奈(手を繋いで…こんな時に何を…?)

星梨花(魔法)(あの二人に魔力が集まっていく?)

マナカナ(学園のみんなの想いを、魔力に変える…!)

翼(魔法)(お願い!わたしたちに力を貸して…!)

重なり合った二人の杖から魔法陣が浮かび上がる。

マナカナ「…行くわよ、翼!!」

翼(魔法)「うん!!」

マナカナ「喰らいなさい!これが私たちの力よ!!」

放たれた魔法攻撃が星梨花へと向かっていく。

翼(魔法)「いっけーっ!!」

星梨花(魔法)「っ!」


『こっちに来い…』
『引きずり込んでやる…』


星梨花(魔法)「あはは…」

星梨花の身体にまとまりつく無数の手、亡霊の怨嗟の声――
自分にしか見えず、自分にしか聞こえない声が次々と星梨花に迫ってきている。

ミマイ『恨めしいよぉ…』
ツバマ『何であなたは生きてるの…?』
シズマ『憎い…あなたが憎い…!』

星梨花(魔法)「そんなこと言われても、わたしはまだまだそっちには行くつもりはありませんよ……」

・・・
・・
683 : 1   2023/10/19 22:51:01 ID:PEa.k7LlaM
直撃。
二人の魔法はあまりにもあっけなく星梨花へと直撃し、周辺に砂煙が舞う。

翼(魔法)「やったね!可奈!わたしたちのだいしょーり♪」

マナカナ「へんっ!ざまあみろってーの…」


「だって――」


マナカナ「!?」
翼(魔法)「この声…!?」

二人の眼前には倒したと思っていた星梨花は倒れることもなく、平然とその場に立っている。

星梨花(魔法)「――これからが面白いところなのに」クスッ

彼女の右手は黒く変色し、爪も長く、まるで悪魔の手のようになっており、
先ほど放たれた魔法攻撃を圧縮し、静かに握りつぶしていた。

マナカナ(失敗した!魔力が足りなかったんだ…!バカ星梨花ァ!隙を見てもう一度、あれを喰らわせてやるから見てなさいよ…!)ギリッ

星梨花(魔法)「これでまた一歩…」クスクス

マナカナ「…随分と嬉しそうじゃない。その瞳と言い、手と言い…あんたいったい何に成るつもりよ?」

星梨花(魔法)「もちろん世界で一番の魔法使いですよ♪」ニコッ

マナカナ「…冗談」フンッ

翼(魔法)「むぅ…そんなのちが……」
死者「ぐおおおおおお!!」ズッボッ

翼(魔法)「!」
マナカナ「地面からぞろぞろと…!翼!空に逃げるのよ!!」

翼(魔法)「う、うん!」ヒュウ

星梨花(魔法)「あはっ!空中戦ですか?」パチンッ

刹那、骨でできた線路が翼の周りに出現する。

星梨花(魔法)「あはははは!!出発進行―!!」

肉や骨などが混ざり合った列車に乗り、猛スピードで翼へと向かっていく。

翼(魔法)「…!」


魔法界の翼の行動
A:攻撃
B:避ける
>>685

更に>>685の投稿者IDの数字の合計が「偶数」であった場合、行動は成功する。
※数字がない場合、もしくは合計が0の場合は「偶数」として扱う。
684 : 最低最悪変態プロデューサー   2023/10/20 18:46:55 ID:zI7faeQyEs
Aだ!
685 : ごしゅPさま   2023/10/20 23:56:36 ID:/DmhELWEys
A
撃ち抜く…止めてみろっ!
686 : 変態・オブ・ザ・イヤー   2023/10/21 15:57:13 ID:WET5Kdk.8s
>>685
よくやってくれた
687 : 1   2023/10/21 22:21:07 ID:p3GLJv.wdk
A:成功


翼(魔法)「!!」ビュンッ

マナカナ「翼!」

星梨花(魔法)「逃げずに立ち向かってくるなんて、おバカさんですね♪面白いので、ぺちゃんこになるのとバラバラに吹き飛ぶの、どっちか選ばせてあげます♪」

翼(魔法)「どっちもい・や・だ!」ガシンッ

志尊可奈「杖で受け止めた!」

翼(魔法)「絶対に負けない…!魔法で人を不幸にしようとしてる人なんかに絶対に負けないもん!」

星梨花(魔法)(…魔力が上がっている…!?)

翼(魔法)「魔法は人を幸せにする…奇跡の力なんだーっ!!」

星梨花(魔法)「っ…!」

ドオオオオオオオンッ!!
星梨花(魔法)(これが…彼女の…“人間”の持つ潜在能力…!?)ヒュウウウウウウ

翼(魔法)「はぁ…はぁ…」

マナカナ「…これは私も負けてられないわね」スッ

星梨花(魔法)「…むぅ」ユラッ

マナカナ「はあああっ!」ボオオッ

星梨花(魔法)「きゃあっ!」ドォン

マナカナ「このまま畳みかけるわよ!!」

翼(魔法)「うん!!」

星梨花(魔法)「しつこいですよ!!」パチンッ

出現した魔法陣から無数の死霊の手が出現し、二人の攻撃をはじき返す。

翼(魔法)「うわあっ!」ヒュッ

マナカナ「だったらこれでどうよ!!」ボシュゥ

死霊の手「グオオオオオオ!!」シュウウウ
翼(魔法)「すごい!全部消滅しちゃった!」

マナカナ(星梨花はここに来るまでの連戦でかなりダメージを受けてる!行ける!このまま押していけば勝てる!!)
688 : 1   2023/10/21 22:21:32 ID:p3GLJv.wdk
翼(魔法)「このぉ!」ボンッ

星梨花(魔法)「きゃあ!」グラッ

二人の連撃に対して、星梨花も魔法で攻防を試みるが、全てに対応しきれていない様子だ。
全ての攻撃を防ぎきれず、その身で受けてしまう。

星梨花(魔法)「…ふふ、あはは…」

しかし彼女の顔から笑みが消えることはなかった。

星梨花(魔法)(やはり魔法使い同士との戦いの方が感覚が掴みやすいですね…あと少し…あと少しでイメージが掴める…!)ニヤッ

マナカナ(こいつ…なに笑ってんのよ…!)

マナカナ「翼!挟み撃ちで決めるわよ!!」

翼(魔法)「オッケー!」シュタッ

マナカナ「散々古代魔法で好き勝手やってくれたわね!その報いをしっかり受けなさい!!」

翼(魔法)「これで…終わりだよ!!」

二人の魔法攻撃が星梨花に迫っていく。

星梨花(魔法)「…もう少し…!」


ドクンッ!ドクンッ!


星梨花(魔法)「…」ニヤリ


~学園の屋上~

ドクンッ!ドクンッ!ドクンッ!

瑞希(魔法)「みなさん、まずいことになってきています」

紗代子(魔法)「アーティファクトの動きが…活性化してきてる!」


~学園内~

ロコ(魔法)「アーティファクトのパワーが増大している…このままでは拘束が…!」
689 : 1   2023/10/21 22:22:36 ID:p3GLJv.wdk
~学園の屋上~

「うおおおおおおおおおおおお!!」

ひなた「なんだいこの雄たけびは…!?」

「わしは死なぬ…!わしは全ての世界を…!」ビキッビキッ

志保「あの声…まさか!」


デマオン「支配するのだァァァァアアアアアア!!」パリンッ

“冥界のアーティファクト”を拘束している鎖が破壊されるのと同時に、
アーティファクトの上部から巨大なデマオンの上半身が飛び出てくるようにして姿を現した。

ジャイアン「なんだあれ!化け物から化け物が出てきたぞ!?」

志保「そんな…あいつは爆発で死んだはず…!」

デマオン「このアーティファクトはあの娘と契約をしている。そしてわし自身もあの娘の肉体を依り代にして顕現した存在…!半身、と言ってもいいだろう。片割れが生きてさえいれば、我らは不滅なのだ!」

志保「何よそれ…ふざけるんじゃないわよ…!」

デマオン「くくく…あの娘が覚醒したことによりわしは目覚めた。貴様らはもう、終わりだ!!」


~学園の外~

マナカナ「ざまあみろ!今度こそやってやったわ!」ヘヘン

星梨花(魔法)「ふふ、あははははは!」

翼(魔法)「え、嘘…この声…」
690 : 1   2023/10/21 22:23:31 ID:p3GLJv.wdk
星梨花(魔法)「志保さんたちには感謝しないといけませんね」

二人の目の前に現れた星梨花は、明らかに先ほどと姿が変貌していた。
髪はピンク色となり、全体的に黒色でピンク色のフリルのついたゴシック服、もう片方の腕も悪魔の腕へと形を変え、頭には二本の小さな角を生やしている。

星梨花(魔法)「魔法と一つになるイメージ…戦いの中でようやく掴み取ることができました。あの三人には、後でお礼を言っておきましょう♪」

翼(魔法)「へ、変身しちゃった!?」

マナカナ(志保やこのみと同じ…こいつも覚醒したって言うの!?)

志尊可奈(この土壇場で…!?)

星梨花(魔法)「…じゃあ続き、始めましょうか♪」


~学園の屋上~

デマオン「貴様らには先刻を礼をしなくては、な」

アーティファクトの人型の顔が変化していく。

ジャイアン「見たことあるぞ!風の村を襲った…」

デマオン「『マフーガ』の持つ風の力…その身で受けるがいい!!」

志保「こいつ、学園ごと吹き飛ばすつもり!?」

ひなた「そんなことはさせないべさ!」


安価内の書き込みの「IDに書かれている数字の合計値」によって結果が以下の通りに
なお数字が一つもない、もしくは0の場合は『偶数』とする

偶数:志保、ひなた、魔法界の紗代子と瑞希でデマオンの攻撃を防ぎきる
奇数:志保、ひなた、魔法界の紗代子と瑞希で学園の完全破壊を阻止するものの、四人はダメージを受けてしまう

>>691~694
691 : Pくん   2023/10/22 13:04:11 ID:JUtkl3tQOo
そいや!
692 : レジェンド変態   2023/10/23 16:29:35 ID:v3LUEl1oUw
いつまでもやられっぱなしじゃいられないからな!
693 : お兄ちゃん   2023/10/24 01:48:47 ID:Ek1ttRvrJ6
そおい
694 : ミスター・不純物   2023/10/24 12:18:31 ID:HsdDWBhj.c
この1スレで極めるっ!
695 : へっぽこ大名行列   2023/10/24 19:09:14 ID:CfT60Bv11I
>>694
出来てないやないか!根本的な事が!
696 : 1   2023/10/24 21:08:05 ID:XhI/NPTFI2
3 +3+1 +1+6=14
偶数ルート


志保「…そうね!全員の魔力を合わせれば止められるかもしれない!」

瑞希(魔法)「私たちの全力を見せてさしあげましょう……むんっ」

紗代子(魔法)「はああああっ!全魔力解放!!」ムキムキッ

ひなた「あたしたちがこの学園を守るべさ!!」

デマオン「ほざけ虫けらども!お望み通り全員まとめて消え去るがいい!!」

志保(っ!なんてパワーなの…!)

デマオン「ははは!その程度の結界でこの狂風は防げまい!!」

紗代子(魔法)「負けない!絶対に負けない!私たちはこの学園の生徒なんだから!!」

瑞希(魔法)「その通りです。この誇りにかけて、絶対に学園を滅ぼさせはしません」

デマオン「防いでいるだと!バカな!?奴らのどこにそんな力が…!?」

志保「覚えておきなさい大魔王!これが人の持つ“想いの力”……強い想いは奇跡を起こすのよ!!」

デマオン「っ!」


ジャイアン「すげえ!防ぎきったぞ!」

志保「…」ゼェゼェ

ひなた「はぁ…はぁ…」

デマオン「ふふ、だがそこの二人は魔力の大半を使い果たしたようだな。所詮は付け焼刃…たかが人間風情がこの大魔王に勝てるはずがないのだ!」

志保「…!」ギロッ

デマオン「まずはそこの貴様から消し去ってやる……覚悟しろ!」

志保(みんな…!)
697 : 1   2023/10/24 21:08:31 ID:XhI/NPTFI2
『ひらりマント』~!!


デマオン「な、なにぃぃ!!」ドオオンッ

自らの魔法を喰らい、後方へと吹き飛んでいくデマオン。

志保「!?」クルッ

可奈「…」ポカーン


ドラえもん「お待たせ、みんな」


志保「ど…」

ひなた「ど…」

可奈「ドラえもおおおおおおおおおん!!」ダキッ

ドラえもん「うわあ!鼻水汚いなあ!」

可奈「よがっだよぉ…!ほんとうに…しんぱい、したんだからね!」ズピー



ジャイアン「心配かけさせやがって!」ウルウル

可奈「…おかえり、ドラえもん!」

ドラえもん「ただいま、可奈ちゃん!」


デマオン「いったい何が起きた!おのれぇ!許さんぞぉ!!」


ドラえもん「…ここは僕に任せてくれ」

ひなた「まさか一人で行くつもりかい?」

ドラえもん「『タイムふろしき』で体力回復したからね!大丈夫!一度はあいつを倒したことがあるんだ、何とかなるさ!」

可奈「…」

水桜「またあいつ一人に任せるつもり?」

可奈「…そんなわけ、ないよ!」タッタッ

可奈「私も…行くよ!!」

ドラえもん「可奈ちゃん!?危ないからここにいた方が…!」

可奈「>>699
698 : 貴殿   2023/10/24 21:14:42 ID:zwGDllFHpQ
いつだってドラえもんと一緒にピンチを乗り越えてきたんだもん!
699 : Pさん   2023/10/25 00:22:11 ID:N3j7deUgRM
あんただけを…(ここまで小声)
ドラえもんだけを置いては行かないわ!
700 : 1   2023/10/25 16:45:15 ID:s8rhzshIj6
可奈「あんただけを…」ボソッ

ドラえもん「え?」

可奈「ドラえもんだけを置いては行かないわ!」

ドラえもん「うわあ!何だかいつもより強気な口調だなあ」

可奈「あれ?あはは!口が勝手に……けど、伝えたかったことは同じ」

ドラえもん「…」

可奈「だって放っておけないもん!私たちは友達だから!!だから一緒に行くからね!!」

ドラえもん「…全く君はしょうがないなあ。それじゃあ頼りにさせてもらおうかな!」

可奈「ドラえもん!」パァ

ドラえもん「行こう!僕たち二人であいつを倒すんだ!」

可奈「うん!」

悪魔X「そうはさせるかぁ…」ユラユラ

可奈「ま、また出た~!」

悪魔Y「貴様らはここで終わりだぁ…」ユラユラ

ジャイアン「ふんっ!」
悪魔Y「ふべっ!」

瑞希(魔法)「おお…」

紗代子(魔法)「顔面が陥没した…す、すごい!」

ジャイアン「今の内に行け!」

ドラえもん「ジャイアン!」

ジャイアン「立場的に可奈を行かせるのはいけないことだとは分かってる、代わりに俺が行くべきなんだってこともな…けど、可奈の心からの覚悟を感じた。ならそれを止めるのは野暮ってもんだ!……それに……」

悪魔Z「ぐおおおお!!」バッ

ジャイアン「俺には弱ってる女の子を守るって役目があるからな!」

ひなた「ふふ、頼りになるねぇ」ニッコリ

志保「全く調子がいいんだから…」フッ

ジャイアン「早く行け!!」

可奈「プロデューサーさん…ありがとうございます!」

ジャイアン「…へへ、世話の焼けるぜ」
701 : 1   2023/10/25 16:45:54 ID:s8rhzshIj6
ドラえもん「さあ、これに乗るんだ!」

可奈「大きな布?」

ドラえもん「北海道で着たウェイトレスの衣装を『ビッグライト』で大きくしたんだ!そしてこの…」ゴソゴソ

『無生物さいみんメガホン』~!

ドラえもん「その名の通り、このメガホンで無生物に催眠術をかけることができるんだ!……きみは魔法のじゅうたんだ、魔法のじゅうたんなんだ」

可奈「あれ…?こんなところに大きな魔法のじゅうたんがある…いつの間に?」ゴシゴシ

ドラえもん「それじゃあしっかり捕まってね…出発だ!!」

可奈「うわあああああ!速い速いよ!!」ビュウウウン

ドラえもん「そ、想像よりすごい性能になってしまったー!うわああああ!!」ビュウウン

志保「…二人とも、気を付けて」


~学園の外~

星梨花(魔法)「あはははは!ついに手に入れました!これが古代魔法を極めた真の魔法使い!本来あるべき魔法使いの正しい姿です!!」

マナカナ「どこが魔法使いよ?私にはアンタが悪魔に見えるわよ」ヘッ

星梨花(魔法)「おやおや、まがい物の魔法使いが何か言ってますね♪」クスクス

マナカナ「はぁ!?」ブチィ

星梨花(魔法)「…この魔法界はすっかり堕ちてしまいました。魔法という圧倒的な力を磨き、高みを目指すことこそが真の魔法使いの在り方だというのに…王や御三家が政治に介入したことで、魔法も魔法使いもこんなにも弱く変わり果ててしまいました」

星梨花(魔法)「だからわたしが正しい方向に修正するんです!わたしならそれが出来る!
古代魔法を極めた今のわたしなら!」

マナカナ「被害妄想甚だしいわね!今の魔法使いが弱いですって?アンタの尺度で私たちを評価してんじゃないわよ!」

星梨花(魔法)「なら今から証明して見せますね。どちらが真の魔法使いか、を。私の古代魔法の力によって…!」
702 : 1   2023/10/25 16:46:17 ID:s8rhzshIj6
翼(魔法)「どんな力が来たって、わたしたちは絶対負けないもんね!」

星梨花(魔法)「“御三家”、“人間界出身の魔法使い”……まがい物のあなたたちはわたしの世界には必要ない存在です!二人仲良く消し去ってあげます!」

星梨花は周辺から大量の死霊を出現させ、マナカナと翼にけしかけた。

翼(魔法)「…何だかさっきよりもやる気出てきちゃったかも」

マナカナ「珍しく気が合うわね、私もよ」

翼(魔法)「魔法を、人を支配する力としてしか見てない人なんかに負けたくない…認めたくない!!」

マナカナ「そうね、私もイライラが限界突破しそうだわ…!」

死霊たち「グギィオオオオオオオオ!!」

翼(魔法)「むぅ…!」


魔法界の翼の行動
A:死霊たちに魔法攻撃
B:魔法界の星梨花に魔法攻撃
C:再び空に飛んで回避
>>704
703 : プロデューサーちゃん   2023/10/25 17:26:39 ID:NWvJRlK6aY
C
大技仕掛けるためにいったん回避行動かな

???「デマオンと融合?してる時点で星梨花もまがいもの、ってことになりませんかね?」
704 : ごしゅPさま   2023/10/25 19:36:47 ID:dUircetSq6
C
ここでダメージを蓄積するのは賢明ではない
705 : 1   2023/10/26 17:03:50 ID:Ep/s8e2Hf6
翼(魔法)「…とうっ!」スゥ

マナカナ「ってなに避けてるのよ!?」ガビーン

翼(魔法)「だって正面から見るとグロいし怖いんだもん!」

マナカナ「はぁ…しょうがないわね」バッ

死霊たち「ガアアアアアア!!」

マナカナ「うっさい、消えろ!!」ボオンッ

翼(魔法)「おおっ!一撃で全部消しちゃった!」

マナカナ「私を誰だと思ってるの?天才魔法使いの矢吹可奈よ!」ドヤッ

星梨花(魔法)「あはは、すごいです!」パチパチ

マナカナ「…心にもないこと言うのやめてくれない、ウザいわよ」ギロッ

星梨花(魔法)「そんなことないです!あの程度で天才を自称することがすごすぎて…今のは本心から出た言葉です♪」ニコニコ

マナカナ「こいつ…ホント腹立つわね!!」ボオンッ

星梨花(魔法)「ふふ…」ガシッ

マナカナ「なっ!?」
翼(魔法)「魔法を素手で掴んだ!?」ガーン

星梨花(魔法)「もしかしてこれが天才魔法使いの全力ですか?あはは、可愛い全力ですね♪」プシュゥ

マナカナ「~~!」ブチッ

星梨花(魔法)「それでは今度はわたしの番ですね!覚醒した今の力を色々と試したいので、まずは軽く…」

星梨花が手のひらを開くと、黒い魔力が集約していく。
やがてそれは野球ボールサイズ程度の禍々しい魔力の塊へとなった。

翼(魔法)(なんかヤバい感じがする…!)ゾクッ

星梨花(魔法)「死なないように頑張って堪えてくださいね♪」ボシュゥ

翼(魔法)「可奈!!」ビュンッ
マナカナ「!」カチャ


安価内の書き込みの「IDに書かれている数字の合計値」によって結果が以下の通りに
なお数字が一つもない、もしくは0の場合は『偶数』とする

偶数:翼と結界を張り、防御成功
奇数:翼が間に合わず、マナカナはダメージを受ける
>>706~708
706 : プロ太郎さん   2023/10/26 19:27:14 ID:ugy25DQ4to
マジで早いとこ再起不能になって欲しいけど普通に勝ち逃げも有り得る展開だよなぁ…
707 : プロデューサー君   2023/10/26 20:40:11 ID:mP8oNr4.Zo
余裕をぶっこいてるのもいまのうちだ!
708 : ダーリン   2023/10/27 18:25:41 ID:WzFT2E1fTk
人間を無礼るなぁぁぁっ!
709 : 1   2023/10/27 23:33:32 ID:a2ZQMGnCf.
2+5+4 +8+4 +2+1=26
偶数ルート


マナカナ「!」バッ

星梨花(魔法)「そんな結界魔法では、わたしの力は抑え込むことなんてできませんよ!」

翼(魔法)「それはどうかな~?」スタッ
星梨花(魔法)「!」

翼(魔法)「わたしの力、使って!」

マナカナ「助かる!」ニッ

志尊可奈(結界が大きくなっていく…!)

ピキッ…

翼(魔法)「結界にヒビが…!」

マナカナ「止まれえええええええ!!」

星梨花(魔法)「わたしの魔法が…小さく、消えていく!?」

マナカナ「…ど、どうよ…!余裕で防いでやったわ」

翼(魔法)「結構ギリギリだったけどね~」

マナカナ「け、結果オーライでしょ!ってかどっちの味方よ!」ガビーン

翼(魔法)「あははは!」

星梨花(魔法)「…これが翼さんの“力”…可奈さん如きの結界にあれだけの強度を付与できるなんて」

翼(魔法)「むっ…可奈の力は…」
マナカナ「そうよ、私の力なんてこの程度のものよ!足りないところなんていくらでもある!自分の限界は誰よりも知ってるつもり!」

翼(魔法)「可奈…」

星梨花(魔法)「ふふ、ようやく自分を知ることができたんですね。素直なのは良いことです♪」

マナカナ「…だけどね」
星梨花(魔法)「?」

マナカナ「私はアンタに勝つ自信があるわ」ニィ
710 : 1   2023/10/27 23:34:31 ID:a2ZQMGnCf.
星梨花(魔法)「…え…え?自分が弱いってわかったのに、わたしに勝てる?意味が分かりません」キョトン

マナカナ「分からない?だったら教えてあげるわ!……私には、パートナーがいるからよ!」

翼(魔法)「!」ドキッ

マナカナ「翼と一緒なら、私の限界なんて鼻歌混じりで突破できるのよ!だから“私たち”は負けない!絶対にね!!」

翼(魔法)「うん…うん、そうだよ!わたしたちが組めば無敵なんだから!」

マナカナ「当然!」ニィ

星梨花(魔法)「ふふ、あはははははは!何を言うかと思えばそんなことですか!」

マナカナ「よっぽど笑いのツボに入ったみたいね。……仕切り直しよ、その笑みをすぐに泣き顔に変えてやるわ」

星梨花(魔法)「果たして泣いちゃうのはどっちでしょうね?」

マナカナ「?」

星梨花(魔法)「ほら、上を」

この場の全員が上空に目を向ける。

翼(魔法)「ひっ!あれって…アーティファクト!」

星梨花(魔法)「はい、二度目の死を遂げた大魔王デマオンも覚醒し、“冥界のアーティファクト”は一段階上の存在へと昇華したのです」

マナカナ「デマオン…アンタに引っ付いてたあの…?」

星梨花(魔法)「今の大魔王はわたしの半身…つまりわたしが覚醒したと同時に“冥界のアーティファクト”の中で彼も覚醒を遂げたのです。自我を保ち、アーティファクトを通じて顕現できたのも覚醒したからこそ」

マナカナ「つまり大魔王は“冥界のアーティファクト”と一体化したってこと…面倒くさいことになったわね」

星梨花(魔法)「“冥界のアーティファクト”が力を蓄えて成長すればするほど、わたしもまた力を得ることができる、逆もまた然り…ふふ、もうこの循環をあなたたちに止めることはできませんよ!あはははははは!」
711 : 1   2023/10/27 23:34:55 ID:a2ZQMGnCf.
マナカナ「くっ……ん?…あ!」

星梨花(魔法)「あはははははは!!」

マナカナ「…星梨花、その高笑い…いや、バカ笑いはやめなさいよ」

星梨花(魔法)「おやおや?もしかして強がってるんですか?」

マナカナ「…言い方が悪かったわ、さっき言った“私たち”ってのはね、私と翼だけじゃないってことよ」

星梨花(魔法)「…?」

マナカナ「見て見なさいよ、私たちの希望がすぐそこまで近づいてきてるから」


~上空~

可奈「こんなこといいな~♬できるといいな~♬あんな夢、こんな夢、いっぱい叶えたいかな~♬」

ドラえもん「あ~ら、どっこいしょ♬」

可奈「みんなみんなみんな叶えたいな~♬みんなも一緒に叶えていきたいな~♬」

ドラえもん「あ^そーれそーれ♬」

可奈「そーらを自由に♬飛びたいな~♬」

ドラえもん「はい!タケコプター♬」ボロッ

可奈「うわあ、壊れてる!」

デマオン「ええい!やかましい!いったい何者だ!?」

ドラえもん「22世紀のロボット、ドラえもん!」

可奈「765プロ劇場のアイドル、矢吹可奈!」

可奈「私たちが相手だ!」
ドラえもん「僕たちが相手だ!」
712 : 1   2023/10/27 23:35:29 ID:a2ZQMGnCf.
~学園の外~

星梨花(魔法)「何であの青い珍獣さんがここに…!?」

マナカナ「さあね…けどこれで勝負の結果が分からなくなったわ」


『そうね、確かに私はただの人間だし、こんな危機に陥ったら一人じゃ何もできないわ……けど、仲間と一緒なら乗り越えられる』


マナカナ「私にとっての“力”ってのはね、あんたにとっての“力”と同一なんかじゃない。私にとっての“力”、それは…大切な仲間の存在よ!」

翼(魔法)「えへへ♪」ニコッ
志尊可奈「…」フッ

マナカナ「ここからが本当のラストバトルよ、星梨花」

星梨花(魔法)「ええ、あなたたちの全てを食べつくすまで続けましょうね」


安価内の書き込みの「IDに書かれている数字の合計値」によって結果が以下の通りに
なお数字が一つもない、もしくは0の場合は『偶数』とする

偶数:マナカナたちの優勢で進行
奇数:魔法界の星梨花の優勢で進行
>>713~715
713 : 5流プロデューサー   2023/10/28 00:12:32 ID:fyqEKo7db2
さっさと終わらせて次は星梨花主人公のにしよう
714 : レジェンド変態   2023/10/28 22:53:03 ID:JiVbsgqI/M
とりあえずこの星梨花にはよいこワッペン貼り付けてやりたい
715 : お父さんネズミさん   2023/10/29 09:26:06 ID:z4x7fZgUGs
星梨花は頑固で世間知らずなところあるから、こういう役合うなぁ
生かすなら世界を知ってもらうために贖罪の旅とかさせたい
716 : 1   2023/10/30 22:43:53 ID:vaVbVEAlBQ
7+2 +4+7=20
偶数ルート


星梨花(魔法)「…」キュイイイン

翼(魔法)「また出た、あの真っ黒いの!」

星梨花(魔法)「!」ボシュゥ

志尊可奈「このままだと直撃してしまう!」

マナカナ「な、め、る…なああああ!!」ブンッ

志尊可奈「撃ち返した!?」

翼(魔法)「すごい!野球みたい!」

星梨花(魔法)「っ!」ドオンッ

星梨花に攻撃が直撃したのを確認すると、折れた杖を投げ捨てて翼に指示を出す。

マナカナ「間髪入れずに攻撃するわよ!」カランッ

翼(魔法)「オッケー!」

星梨花(魔法)「させませんっ!」パチンッ

死霊「グオオオオオ!!」
悪魔のゾンビ「オオオオオオ…」
兵隊型の死者「…」カチャカチャ

翼(魔法)「うわあ、気持ち悪いのがいっぱい出た!」

星梨花(魔法)「数での勝負なら、わたしの方が圧倒的に有利です!」

マナカナ「それはどうかしらね……翼、杖!」

翼(魔法)「壊さないでよね!」ポイッ

マナカナ「うっさい、分かってるわよ!」ガシッ

杖を受け取ったマナカナは、そのまま星梨花に向けて魔法を放った。

星梨花(魔法)「あはは!何をするかと思えば…!こんな攻撃、死者を盾にすれば簡単に防げます!しかも攻撃を受けても活動を止めることはできません!その攻撃は無意味です!」

マナカナ「…アンタにとって私は取るに足らない存在…だから忘れちゃってるのかしらね?私が何の魔法の使い手かを…」
717 : 1   2023/10/30 22:45:10 ID:vaVbVEAlBQ
死霊「グォォォォ…」

星梨花(魔法)「さ、再生しない!?」

マナカナ「私の『封印魔法』を喰らったんだもの、当然よ!こいつらは所詮、魔法で動いてる死体!だったら魔力がなくなれば活動できないわよねぇ!」

星梨花(魔法)「たかが数十体の死者を行動不能にしたくらいで、もう勝ったつもりですか?」クスクス

マナカナ「ええ、おかげで“弾道”ができたわ」

星梨花(魔法)「?」

バンッ!
星梨花(魔法)「ぐ、あ…!」グラッ

志尊可奈「そう、その正面の群れが邪魔だったんです、感謝します」カチャ

悪魔のゾンビ「ォォォ…」シュウウウ

マナカナ「死体たちが全部消えていく…アンタ何したの?」

志尊可奈「簡単に説明すると、先ほどの魔法弾で星梨花の魔力を一瞬だけ乱したんです。その影響で発動していた魔法が解けた、というところでしょうか」

志尊可奈(とはいえ、星梨花の姿は変わらず…。覚醒した力までは消すことはできないってことね)
718 : 1   2023/10/30 22:45:34 ID:vaVbVEAlBQ
マナカナ「すごいわね。すごい、けど…私の封印魔法と似た感じでちょっと複雑……ってか私の封印魔法と合わせればアイツの魔法を大きく制限できるんじゃない?」

志尊可奈「…残念ですが、弾は残り一発なんです。それにこれ自体の攻撃力はそんなに高いものではないようで決定打には至りません」

マナカナ「へぇ、そうなのね…」

星梨花(魔法)「はぁ、はぁ…、よくも…よくも…!もう怒りましたよ!!」キッ

志尊可奈「…ここからは完全にサポートに回ります。隙を見て大きいのドカンと頼みますよ」ニッ

マナカナ「簡単に言ってくれるわね……まあ、言われなくてもそのつもりだったけど!」バンッ

星梨花(魔法)「!」シュッ

マナカナ「って避けんじゃないわよ!」イラッ

星梨花(魔法)「!!」タッタッ

マナカナ「正面から突っ込んできた!?」

星梨花(魔法)「はああああああっ!」タッタッ

翼(魔法)「可奈―っ!」ビュンッ

マナカナ(いい所に!)キラーン


マナカナの行動
A:翼に杖を返して、魔法攻撃を指示する
B:翼に杖を返して、マナカナ自身が星梨花を物理で攻撃
C:翼と一緒に魔法攻撃を仕掛ける
>>720
719 : Pチャン   2023/10/31 10:06:00 ID:ekzVoma5Vs
B星梨花マグナムの出番だ
720 : 変態マスター   2023/10/31 10:39:13 ID:dGsOzxoE4I
C
721 : ダーリン   2023/10/31 10:46:38 ID:dBaZmpKv3k
魔法(物理)は魔法少女のたしなみではないのか!?
722 : 1   2023/10/31 22:21:56 ID:SF7ZK99zF2
マナカナ「翼!」

翼(魔法)「可奈!」ガシッ

マナカナ&翼「「はあああああああっ!!」

星梨花(魔法)「ぐ…きゃあ!!」バタンッ

二人の魔法が直撃し、大きく吹き飛んで倒れる。

翼(魔法)「えへへ♪ナイスタイミング!」

マナカナ「自分で言うなっての」フフッ


星梨花(魔法)(な、何でわたしがこんな目に…!わたしは世界を変えるために、頑張ってるだけなのに…)ゼェゼェ

シズマ『ああ、憎い…あなたが憎い…』

星梨花にしか見えない亡霊たちが、その身体にまとまりつく。

星梨花(魔法)(アーティファクトとの契約による代償…少しでも心の隙を作れば、わたしを“あちら側”へ連れて行く気だ…)

最初は声が聞こえる程度だった。しかし可奈やドラえもんたち、外から来た勢力や千鶴たち学園の生徒たちとの戦いの中で成長した彼女は、亡霊たちの存在をより鮮明に認識できるようになってしまった。

星梨花(魔法)(裏を返せばそれだけ“死の古代魔法”を極めることができたということ…ふふふ)ユラッ

亡霊たちを払いのけ、ゆっくりと立ち上がる。

星梨花(魔法)(わたしは負けない、魔法使いにも人間にも、死者にも…!この力で魔法使いの理想郷を作り上げる!何故ならわたしは……)

星梨花(魔法)「世界で、いちばんの…魔法使いなんだから!!」


~学園の屋上~

悪魔Y「ギャアアァァァァ…」シュウウウ

ジャイアン「な、なんだなんだ!?」

ひなた「悪魔たちが…」

志保「全員消えた…!?」
723 : 1   2023/10/31 22:22:19 ID:SF7ZK99zF2
~学園の敷地内~

このみ「いったい何が起きてるの!?」

ミクジン「もしかしてぼくの隠された力が目覚めて…」

ヒグマ「それはないぜ」キッパリ

琴葉(魔法)「…」チラッ

美奈子(魔法)「琴葉ちゃん、気づいた?」

琴葉(魔法)「うん…膨大な魔力がどこかに集まっていってる」

美奈子(魔法)「きっと星梨花ちゃん自身が召喚魔法を解いたんだ」

このみ「何でそんなことを…」

美奈子(魔法)「分からないけど、分散させてた魔力を自分の元に集めてるということは、私たちにとってあまりいい状況ではないかもしれない」

琴葉(魔法)「恐らくこれは、巨大な力を放つ前兆…」ゴクリッ

ミクジン「えええええ!?」ガーン

このみ(二人とも…無事でいて…)


~学園の外~

翼(魔法)「また黒い魔力…!しかも今までとは比べ物にならないくらい大きい…!」

マナカナ「いよいよ勝負を決めようってわけね…上等よ!」

星梨花(魔法)「わたしはこの世界を作り変える…!まがい物の魔法使いも、堕落した世界もいらない!一度すべて消し去り、正しい方向に修正する!!」

高々と上げた右手に集約した巨大な黒い魔力の塊を見て、星梨花は不敵な笑みを浮かべる。

星梨花(魔法)「魔法は世界を変えられる…!こんな世界なら、消えてしまえばいい!!」

そしてその巨大な力を目の前の敵に向けて、放つ。
724 : 1   2023/10/31 22:22:46 ID:SF7ZK99zF2
星梨花(魔法)「ふ、ふふ、はは、あははははは!!全部消えちゃえええええ!!」

翼(魔法)「…わたしは、この魔法界が好き。魔法を覚えるのは大変だけど、学園での生活はすっごく楽しい…!何より、可奈に出会えたんだもん!魔法があったからわたしたちは出会えた、この世界で思い出を作ることができた…!それなのに、全部消えて無くなるなんて絶対に嫌だ!」

マナカナ「…私も同じよ、アイツに大切なものを壊されるなんて耐えられない」

翼(魔法)「…わたしたちなら、勝てるよね?」

マナカナ「当たり前でしょ、私とアンタでやるのよ?」ニッ

翼(魔法)「…うん、そうだよね」

杖を持つマナカナの手の上に、翼も静かに手を重ねる。

マナカナ「最初にやったあれ…今度こそ決めるわよ!」

翼(魔法)「オッケー!任せて!!」

杖の先端に魔法陣が浮かび上がる。しかも先ほどとは比べ物にならないほどの大きな魔法陣である。

マナカナ「アンタをぶっ倒す!」

翼(魔法)「大好きなこの世界を守るために!」

マナカナ「翼と一緒に!」

翼(魔法)「可奈と一緒に!」

二人「「困難を、乗り越えてみせる!!」」
725 : 1   2023/10/31 22:23:10 ID:SF7ZK99zF2
双方の放った魔法が激突し、激しい押し合いが始まった。

翼(魔法)「んんっ…!つよ、すぎぃ…!」

マナカナ「何よこのバカみたいな力…っ!抑え込むのが精一杯…!」

星梨花(魔法)「あはは!やはり性能の差が出ましたね!他人の力を集めたところでまがい物の力なんて所詮その程度です!!」

マナカナ「勝手に言ってろ…!バカ!」

翼(魔法)「わたしたちの力は、まだまだこんなものじゃ…ないもん!」

星梨花(魔法)「っ!魔力量が上がった!?」

翼(魔法)「絶対に負けるもんかあああああ!!」


志尊可奈「二人が頑張ってるんだ…私、だって…!」ゼェゼェ

志尊可奈「…最後の一発。これを星梨花に当てることができれば…!」

志尊可奈「動け…動きなさい私の身体…!大切な人たちを今度こそ守らせて!!」スチャ


安価内の書き込みの「IDに書かれている数字の合計値」によって結果が以下の通りに
なお数字が一つもない、もしくは0の場合は『偶数』とする

偶数:魔法弾が星梨花に命中
奇数:魔法弾を外してしまう
>>726~729
726 : 番長さん   2023/10/31 23:15:07 ID:dBaZmpKv3k
いい加減神妙にしろっての
727 : Pちゃま   2023/11/01 08:03:58 ID:be0Q8fS6dU
北斗残悔拳!!
728 : 変態お化け   2023/11/02 09:29:59 ID:frXZRYauuQ
星梨花のふざけたその幻想をぶち壊す!
729 : ごしゅPさま   2023/11/02 09:34:46 ID:5fUEhOBTrg
狙い撃つぜ!
730 : 1   2023/11/02 22:08:14 ID:MpIX9c5ih.
3 +8+6 +5=22
偶数ルート


志尊可奈(始めは大切な人たちを取り戻し、それらを奪った者たちへの復讐のため…)

失った両親や友人、仲間たちの姿が脳裏をよぎる。

志尊可奈(けど今はそれだけじゃない…!ここで出会った仲間たちを救うための戦い…)

今度はドラえもんや志保、ひなたやこのみ、ヒグマ、ミクジン、魔法界の人々が――

志尊可奈(私の大切な人たちのために…)

そして可奈とマナカナの笑顔を思い出し――

志尊可奈「私はここにいる!!」

――引き金を引いた。


星梨花(魔法)「ぐっ…ぐあっ!!」

魔法弾を撃ち込まれた直後、黒い魔力の塊が一瞬だけ乱れた。

翼(魔法)「チャンスだよ!!」

マナカナ「分かってる!!パワー上げていくわよ!!」

星梨花(魔法)「んぐ…じゃ、まを…しないで!!」カッ

翼(魔法)「うあっ!」

マナカナ「翼!」

翼(魔法)「え、へへ…大丈夫!まだ、いけるよ!!」

星梨花(魔法)「わたしの邪魔をするものは全部消えちゃえええええ!!」

志尊可奈「魔法弾を撃ちこんだのに完全に消えなかった…この状況でまだ成長し続けてるっていうの…!くっ!」

マナカナ「な~に諦めムードになってんのよ?」

志尊可奈「え?」

翼(魔法)「そうそう!全く効いてないわけじゃないし、むしろさっきの攻撃のおかげで星梨花の力も弱まってきてるっぽいし、大手柄だよ!」ニッ

志尊可奈「あなたたち…」

マナカナ「そうなれば後は…」

翼(魔法)「わたしたちの全力パワーで倒しちゃえばいいよね!」

マナカナ「そういうこと!」
731 : 1   2023/11/02 22:09:02 ID:MpIX9c5ih.
星梨花(魔法)「わたしはこの世界でいちばんの魔法使い!古代魔法を極めた真の魔法使い!この間違った世界を正しい方向に導くことができる…唯一の存在なんです!!」

マナカナ「いつまでもくっだらないこと言ってんじゃないわよ!」

翼(魔法)「何が正しいとか間違ってるとか、アンタが勝手に決めないでよ!」

マナカナ「私たちはこの世界で歩み続ける!!この世界も魔法も…もちろん私たちも……」

マナカナ&翼「「絶対に終わらない!!」」
星梨花(魔法)「っ!!」

翼(魔法)「キラキラもドキドキも…」

マナカナ「私たちが望むなら…」

星梨花(魔法)(押されてる…このわたしが…!?)

マナカナ&翼「「願いよ、今こそ奇跡になれええええええええええええ!!」」

星梨花(魔法)「うそ…!わたしの古代魔法が…こんな、まがい物の力、なんかに…っ!!」

マナカナ&翼「「いっけええええええええええええええええ!!」」

二人の魔法が黒い魔力の塊をかき消し、星梨花に直撃した。
その小さい体は吹き飛んでいき、そのまま地面に叩きつけられる。

星梨花(魔法)「が…っ!」バタンッ

翼(魔法)「や、やった…やった!勝ったよ可奈!!」

マナカナ「見れば分かるわよ」フッ

翼(魔法)「わたしたちの勝ちだー!!」ピョンピョン
732 : 1   2023/11/02 22:09:48 ID:MpIX9c5ih.
星梨花(魔法)「負けた…このわたしが…」

力尽き、元の姿に戻った星梨花は、立ち上がることもできずにただ空を見上げていた。

星梨花(魔法)「わたしの力は絶対無敵…のはず…なのになんで…」


翼(魔法)「わーい!!」

マナカナ「ちょっと!急に抱きつくのやめなさいよ!」

翼(魔法)「だって嬉しいんだもん♪」

マナカナ「ったく…」

志尊可奈(終わった…やっと終わったんだ…)

一滴の涙を流し、青い空を見上げる。

翼(魔法)「隙あり!」ガバッ
志尊可奈「きゃっ!」

マナカナ「一人で黄昏てんじゃないわよ!ほれほれ~!」

志尊可奈「ちょっと二人とも、くっつきすぎですよ!」

翼(魔法)「あははは!」
733 : 1   2023/11/02 22:10:07 ID:MpIX9c5ih.
星梨花(魔法)(仲間…)

『どうした星梨花?早くしないと遅れるぞ、ほら私の手に掴まれ』

痛みを抑えながらゆっくりと右手を伸ばすが、その先には誰もいない。

星梨花(魔法)(千鶴さん…)

目を閉じると、思い出すのはかつてパートナーと呼んでいた女性が自分に手を差し伸べている姿。
しかし彼女はこの場にはいない。今、手を差し伸べたところで、それを掴んでくれる相手はもういない。

――はずだった。

ガシッ
星梨花(魔法)「……え?ちづ…」

突然感じる手の感触に驚き、星梨花が目を開けると――

亡者たち「ガアアアアアア!!」

無数の亡者たちが星梨花に群がる光景だった。

星梨花(魔法)「わたしは…まだ何も成し遂げてない…これから…わたしの理想を……」

ミマイ「ニガサナイ!」

ツバマ「ニガサナイ!」

星梨花(魔法)「わたしは…」

シズマ「ゼッタイニ、ユルサナイ!」

シズマの手が星梨花の身体をすり抜ける。その手の先には星梨花の心臓。それが掴まれる感触――

星梨花(魔法)「おわり、たく、な…」

――抱いていた夢と共に、意識は静かに消えていった。
734 : 1   2023/11/02 22:11:37 ID:MpIX9c5ih.
時は、マナカナたちが星梨花と戦っている最中に遡る。

可奈「私たちが相手だ!」
ドラえもん「僕たちが相手だ!」

デマオン「貴様…まさか生きていたとはな」

ドラえもん「僕は22世紀のロボットだ!死ぬわけないだろ!」

デマオン「ふん、まあいい…!その醜い体ごと今度こそ完全に消し去ってやる!」

ドラえもん「だ、誰が短足デブだって!!」プンプン

可奈「そ、そこまで言ってないと思うよ~!」アセアセ

デマオン「消えろ!!」

オドロームの顔をした人型の目が光ると、デマオンの手から閃光が放たれた。

ドラえもん「うわあ!」ヒョイッ

可奈「いきなり終わっちゃうかと思った…」ビクビク

デマオン「これが“冥界のアーティファクト”の力…あらゆる世界の死者を取り込み、その力を操ることができるのだ!」

可奈「あらゆる世界の…!?」

ドラえもん「そんなの今までの敵といっぺんに戦ってるようなものじゃないか!」

デマオン「ワハハハ!死を支配するということは全ての次元を掌握することと同義!わしは魔王を超えた存在…神となったのだ!!」

ドラえもん「お前みたいな神様がいるもんか!」

可奈「そうだよ!あなたの好き勝手にはさせないんだから!」

デマオン「ほお、言ってくれるな小娘」ギロッ

可奈「…や、やっつけてやるぅ…」

ドラえもん「何で急に語気が弱弱しくなるの!?」ガビーン

可奈「だって怖いんだもん!」

デマオン「ならば見せてもらおうか!!」

可奈「うわ来たああああ!!」

ドラえもん「大丈夫!まずはこれだ……」
735 : 1   2023/11/02 22:11:54 ID:MpIX9c5ih.
ドラえもんの出すひみつ道具は?
>>737

※道具名など分からない場合は、こういう効果の道具出して、って感じで書いてもらえれば独断でそれに近いもの出します。
例:パンチ力が上がる道具、相手を驚かせる道具、など

該当するものがない場合は、こちらで考えます。
736 : ぴぃちゃん   2023/11/02 22:32:07 ID:dI0Z6IkN2k
コエカタマリンでドラえもん・可奈・ジャイアンのトリオが見てみたい
737 : プロデューサー殿   2023/11/02 23:10:00 ID:Rx6pgOQ0LI
爆発属性の攻撃ができる道具
738 : ぷろでゅーさー   2023/11/02 23:23:24 ID:5fUEhOBTrg
マナカナ&翼の攻撃はまさに全力全壊って感じだね
739 : 1   2023/11/04 21:12:37 ID:.Pm6sWTnhI
ドラえもん「必ず当たる『手なげミサイル』だ!喰らえ!!」

デマオン「ふん、そもそも避けるまでもない」ドカン

可奈「どうしよう、全く効いてないみたい!」

ドラえもん「とにかく今は攻撃し続けるんだ!ほら、可奈ちゃんの分!」

可奈「わ、わかった!」

ドラえもん「えーい!」

デマオン「ワハハハ!まるで虫に刺されたようだ!」ドカンドカン

ドラえもん「くそぉ!」

デマオン「貴様らごときちっぽけな虫けらが、アーティファクトと一体化したわしに勝てるは……ぐべっ!」ドッカーン

可奈「あ…」

ドラえもん「ものすごい勢いで顔面が爆発したね…」

可奈「あ、はははは…」

デマオン「…この、ちっぽけな小娘風情がァ!!」ピキピキ

可奈「うわーっ!凄い怒らせちゃったー!!」ガーン

デマオン「死ねェ!!」ビビビ

可奈「またあの光線だよ!」

ドラえもん「『ひらりマント』だ!これで防ぐんだ!」

可奈「ありがとう、これがあれば何とか…」

デマオン「これでもか?」ニヤッ

その瞬間、ナポギストラーの顔をした人型の目が光ると、アーティファクトからブリキの兵隊たちの上半身が出現し、二人に銃口を向ける。

デマオン「すべての攻撃をその布切れだけで防げるか…わしに見せてみろ!!」


安価内の書き込みの「IDに書かれている数字の合計値」によって結果が以下の通りに
なお数字が一つもない、もしくは0の場合は『偶数』とする

偶数:全て防ぎきる
奇数:防ぎきれず黒焦げアフロ化

>>740~742
740 : ぴぃちゃん   2023/11/04 21:20:06 ID:ISbpnj2hLE
ドラえもんに髪生えてないからアフロは無理なんじゃ
741 : 監督   2023/11/04 23:00:04 ID:MN.hWBz4zw
琴葉だったらアフロ化してた
742 : 下僕   2023/11/05 12:12:11 ID:Fd85Qhz3h.
みんなDay2も見るよな?
743 : 1   2023/11/05 14:05:01 ID:4gwfbFeiT6
2 +4 +8+5+3=22
偶数ルート


ドラえもん「『ビッグライト』で『ひらりマント』を巨大化させる!」

可奈「ピンチ回避、助かったかな~…♬」

デマオン「…どうやらこれ以上の連発は無意味のようだな」

可奈「あれ?攻撃をやめちゃう…?」

ドラえもん「そんなわけないだろ、何か別の手段で追い詰める気だ…」

デマオン「…貴様、確か可奈とか呼ばれていたな」

可奈「え…私?」

デマオン「星梨花を通じて見ていたぞ。貴様もあの魔法使いも、あのメガネの女も!幾度となく我らの邪魔立てをしおって…確実に殺してやるぞ、可奈!!」

可奈「…」サァー
ドラえもん「か、可奈ちゃんが白目向きながら真っ白に!」ガーン

デマオン「はあああああああああっ!」

デマオンの叫び声と共に、その右腕の形状が変化していく。

ドラえもん「デマオンの腕が剣に…いや、レイピア!?」

可奈「ひ、『ひらりマント』で…」

ビュウウウウウン!
可奈「な、なんで風が…きゃあ!」

ドラえもん「ああ!『ひらりマント』が飛んで行っちゃった!」

デマオン「羅刹女とマフーガ、二つの風の力を使ったのだ!これで貴様らはわしの攻撃を防ぐ術を失った!ワハハハ!」

可奈「どうしようどうしよう!どうしどうどどどどどどどドレミファソラシド!」

ドラえもん「とりあえず落ち着こう!」

可奈「だってだって~…」

デマオン「貴様の命、アーティファクトの糧にしてくれる!!」

ドラえもん「大丈夫!僕がついてる!」

デマオン「デストレイピア・トルネード!!」


ドラえもんの出すひみつ道具は?
>>745
※ルールは>>735同様
744 : 変態インザカントリー   2023/11/05 16:40:50 ID:XpKYq4XUTo
タンマウオッチ
745 : へっぽこ大名行列   2023/11/05 17:01:12 ID:Fd85Qhz3h.
改良型山びこ山で攻撃を反射
746 : 1   2023/11/05 22:12:41 ID:4gwfbFeiT6
ドラえもん「一か八かだ!」ゴソゴソ

『改良型山びこ山』~!

デマオン「そんなものでわしの攻撃が防げるかーっ!!」グサッ

可奈「あああ!道具が串刺しに…」ガーン

ドラえもん「いや、それでいいんだ。『改良型山びこ山』は受けた攻撃を跳ね返すことができるんだ…つまり!」

デマオン「ぐはっ!!」ヨロッ

可奈「すごい!大魔王に大ダメージを与えたよ!」

ドラえもん「とはいえ、道具は壊れてしまったから、次の手を考えないと…」

デマオン「おのれ…おのれええええええ!!」カッ

デマオンは再び、ブリキの兵隊を出現させる。

デマオン「今度はこの猛攻を防ぎきれまい!!」

ドラえもん「逃げろー!」ビュンッ

デマオン「ワハハハ!まさしく虫けらのようだな!」

可奈「何かいい道具はないの?」

ドラえもん「ちょっと待って!えーと、これでもないあれでもない!」ポイポイポイ

デマオン「おちよ水柱!!」

ドラえもん「しまった!上からの攻撃だ!じゅうたんにしっかり捕まるんだ!」

可奈「そんなこと言われたって…うわあああああ」ヒュウウウウウン

ドラえもん「可奈ちゃん!」

デマオン「!」ガシッ

ドラえもん「しまった!」

可奈「あわわわわ…」

デマオン「そのまま握りつぶしてやろうか?それとも地面に叩きつけてやろうか?」ニヤリ

ドラえもん「可奈ちゃんを離せ―!!」

デマオン「大人しくしていろ!」

スパイドル将軍の顔をした人型の目が光ると同時に、口から糸を吐き出してドラえもんとじゅうたんに巻き付ける。

ドラえもん「う、動けない…」

デマオン「この娘の死に様をそこで見ているがいい!ワハハハハ!!」

可奈「死…」ビクッ
747 : 1   2023/11/05 22:13:01 ID:4gwfbFeiT6
デマオン「いい顔だ…!己の死に直面し、恐怖を感じている…最高の表情だ!」

可奈「…」ビクビク

デマオン「だが安心するがいい、貴様の次はあのタヌキ、その次は貴様の仲間たち、最後は魔法界に住むすべての者たちも葬ってやる!」

可奈「え…みんな、も…?」

可奈の脳裏に、仲間たちの姿が映し出される。

デマオン「それだけではない!お前の元いた世界の者たちもだ!全ての命はこのアーティファクトの糧となり、わしの野望のために使い潰してやる!」

可奈「そんなこと…そんなことダメだよ!」

デマオン「神の意向は絶対だ!貴様如き弱者が覆すことなどできないのだ!!」


可奈(どうしよう…このままじゃ私もみんなも…)

水桜『諦めるにはまだ早いんじゃないの?』

可奈(まただ…こんな時に幻聴が聞こえる…)

水桜『幻聴じゃないわよ!失礼ね!』

可奈(じゃあ、あなたはいったい何なの…?)

水桜『私?そうね、簡単に言えばあんたの“力”よ』

可奈(力…?)

水桜『そろそろ私を解き放ちなさいよ。あいつから、大切な人たちを守りたいんでしょ?』

可奈(…うん!私は誰も失いたくない!またみんなと笑いあいながら、歌ったり旅行したり、美味しいもの食べたり…それにやりたいことがたくさんある!トップアイドルになる夢もある!全部全部全部…守りたい!!)

水桜『よく言った!だったらやってやりましょうよ!私たちで!』
748 : 1   2023/11/05 22:13:23 ID:4gwfbFeiT6
デマオン「な、なんだ!?」

ドラえもん「可奈ちゃんの身体が光りだしたと思ったら…」

水桜「…」スゥ

ドラえもん「可奈ちゃんがもう一人に増えた…!?」

デマオン「なんだ貴様は!いったいどこから現れた!?」

突然自分の腕の上に現れた人物に驚くデマオン。しかしそれに対して、少女はニヤリと笑う。

水桜「名前なんてどうでもいいでしょ?私はこの子の“力”よ!」

ドラえもん「これって志保ちゃんたちの時と同じ…」

デマオン「覚醒したというのか!?」

水桜「はああああっ!!」ドゴッ
デマオン「ぐわああああ!!」

ドラえもん「すごいキック力…!」

可奈「これが…私の力…」ポカーン

水桜「さあて、次はどんなキックをお見舞いしてやろうかな?」フフッ


水桜の放つキックは?(魔法的なものもOK)
>>750
749 : プロデューサー   2023/11/05 23:04:47 ID:XpKYq4XUTo
スーパーイナズマキック
みたいなやつ
750 : Pサン   2023/11/05 23:24:09 ID:aexp/vYfD2
ジョジョのオラオララッシュみたいな連続蹴り
751 : 仕掛け人さま   2023/11/06 01:14:34 ID:sm.4UBPMCE
裁くのは私のスタンドだ!
752 : 最低最悪変態プロデューサー   2023/11/06 17:59:07 ID:C8cBMSKAMs
ジョジョキタコレ
753 : プロデューサーはん   2023/11/06 18:51:56 ID:0WDM5LnCOw
確かに水桜は可奈のスタンド、と言えなくもないわな
754 : プロヴァンスの風   2023/11/06 19:47:36 ID:AjJwM163/M
連続蹴りだとゴールドエクスペリエンスの無駄無駄ラッシュの派生があるな
755 : 1   2023/11/06 21:32:02 ID:YGIBMLs3Dw
デマオン「貴様、誰に向かって口をきいている?…図に乗るなァァ!!」ブンッ

水桜「!!」ガッ

デマオンの巨大な拳と水桜の蹴りがぶつかり合う。

デマオン(互角だと…!?)

水桜「それっ!」
デマオン「ご…っ!」

水桜「次っ!」
デマオン「ぐはっ!」

水桜「ほらほらほらほらほらほらほらほらァ!!」
デマオン「ぐわああああっ!!」

デマオン(バカな!なんだこの速さは…この、強さはっ!?)

ドラえもん「すごいぞ!蹴りだけでデマオンを押してる!」

水桜「とどめーっ!!」ゲシッ

デマオン「…がっ!」パッ
可奈「え…」

水桜「…あ」

可奈「うわあああああああああああああああ!ふんふんふん!」

空中で平泳ぎをするも何の意味もなく、そのまま落下していく。

水桜「!!」ビュンッ

可奈「助けてええええええええ!!」

水桜「よっと!」ガシッ

可奈「…あ、あれ?」キョロキョロ

水桜「危なかったわね」

可奈「あ、ありがとう……って浮いてる!?」

水桜「あんた、ほんといちいち驚くわね」ドヨーン

可奈「だって驚くことしかないもん!」

水桜「はは、そりゃそうか……上に行くからしっかり捕まってて」

可奈「う、うん」

水桜「…ふんっ!!」ピョンッ

可奈「うわああああ!空中でジャンプしたー!?」

水桜「だからいちいち驚くな!!」
756 : 1   2023/11/06 21:32:29 ID:YGIBMLs3Dw
ドラえもん「…」ポカーン

水桜「はい、到着!」スタッ

ドラえもん「可奈ちゃん、大丈夫!?」

可奈「うん、この子のおかげで何とか…」

水桜「ちょっとあんたね、黙ってみてないで助けに行きなさいよ!」

ドラえもん「この状況で助けに行けるわけないだろ!」グルグル

水桜「あ、そうか。縛られてるんだったわね」ボオッ

可奈「今度は足が燃えた!」

水桜「はあっ!」シュッ

ドラえもん「あちちち!」

水桜「これで動けるでしょ?」

ドラえもん「あ、ありがとう……ところで、君はいったい…?」

水桜「私はこの子の覚醒によって生み出された“力”……魔力でできた精神体、みたいなもんね」

可奈「じゃあ私もみんなみたいに魔法が使えるようになったの!やった~!」

水桜「まあ見ての通り、私の場合はちょっと特殊……おっと、敵が来るわよ」

可奈&ドラえもん「「え?」」


デマオン「ぐおおおおおおおおおおおおお!!」ズオオオオ

可奈「巨大化したー!!」ガーン

デマオン「牛魔王の力だ…三人とも捻り潰してくれるわ!!」

水桜「やれるもんならやってみなさいよ!ギッタギタのメッタメタにしてやる!」

デマオン「だかが分身ごときが増長するなああああああああ!!」

水桜「…ドラえもん、力を貸してちょうだい」

ドラえもん「分かった!何でも言ってくれ!」


A:じゅうたんを猛スピードで飛ばして三人でデマオンに特攻する
B:ドラえもんをデマオンにシュゥゥゥーッ!!
C:ドラえもんを踏み台にしてデマオンの顔面にキック
>>758
757 : 兄ちゃん   2023/11/06 21:57:12 ID:AjJwM163/M
Bドラえもんマグナム
758 : プロデューサーさま   2023/11/06 23:49:57 ID:wvuzpK5znw
B
この後自分たちも飛んでドラと同時攻撃するアバンストラッシュX方式ならなお良し
759 : 1   2023/11/08 21:57:04 ID:DcCKmIAVa2
水桜「私があんたをキックするから、ボールのように相手に突っ込んでいくのよ!」

ドラえもん「わか……え?」

水桜「シュゥゥゥーッ!!」バシィッ

ドラえもん「ぎゃああああああああああ!!」ビュンッ

デマオン「!?」

ドラえもん「こ、こうなったらやけくそだ!うおおおおおおお喰らええええええええ!!」ドンッ
デマオン「が、はっ!」

可奈「超エキサイティング…」

ドラえもん「や、やったぞ!」ガッシリ

無数の人型「…」
ドラえもん「…改めて間近で見ると、マネキンみたいなのがたくさんくっつき合ってて、本当に気持ち悪いなあ…。早く離れたいけど、このままじゃ落ちちゃうし、どうしよう…」

デマオン「おのれ、許さん!許さんぞ!粉々に砕いてくれるわ!!」ブンッ

ドラえもん「うわああ!」

水桜「うおりゃあああああ!跳び蹴りィィ!!」ゲシッ

デマオン「ぐはあああっ!!」

ドラえもん「待って!それなら最初から跳び蹴りでいいじゃないか!僕がボールになる必要なかったよね!?」ガビーン

水桜「バカね、あんたが囮になったから上手くいったんじゃない」

ドラえもん「なんだかモヤモヤするなあ」

可奈「二人とも、早くこっちに来て!」

ドラえもん「助かる!」


デマオン(ば、バカな…!このわしが…あんな分身ごときに押されているだと!)ゼェゼェ

デマオン(おのれえええ!やはりあの小娘は早々に消さねば!……ん、ぐっ!?)

デマオン「ぐ、おお…おおおおおお!」


ドラえもん「なんだ?急に苦しみだしたぞ?」

水桜「私の蹴りが効いてるようね」ニヤニヤ

ドラえもん「そう、なのかな…?」
760 : 1   2023/11/08 21:57:53 ID:DcCKmIAVa2
デマオン(魂が削られるこの感覚…、まさか…星梨花…!)

デマオン(人にして悪魔にも劣らない邪悪な精神と力を兼ね備えた存在…だからこそわしは貴様のことを認めていた。……本当に、貴様ほどの者が敗れたというのか…!?)

デマオン(志半ばで命を落とすとはさぞ無念だろう…。だが貴様の死は無駄にはしない)


~学園の外~

志尊可奈「…」

翼(魔法)「あの子大丈夫かな?ずっと星梨花のことを見てるけど」

マナカナ「そっとしておいてやりなさいよ。アイツはやっと自分の運命に決着をつけたんだから」

志尊可奈(…こうしてみると普通の女の子なんですね。私はお前のことを心の底から憎んでいたけど、あの千鶴という女性や精霊の女の子のようにお前のことを心配してくれる人もいたんだ。お前が闇に堕ちさえしなければ…)

志尊可奈「…約束、破ってしまってごめんなさい」ボソッ

翼(魔法)「え?」

志尊可奈「…いえ、何でもありません。それよりも早く学園に戻りましょう。星梨花も連れて、みんなの所に…」

マナカナ「っ!何よあれ!!」

マナカナが空を指さすと、無数の腕が重なり合いながらこちらに迫ってきていた。

マナカナ「あの腕、星梨花を掴んで行くつもりよ!」

志尊可奈「なっ!」
761 : 1   2023/11/08 21:58:46 ID:DcCKmIAVa2
デマオン(貴様はアーティファクトの一部となり、古代魔法そのものとなるのだ!魂は魔力となり、永遠にアーティファクトの中で生き続ける!貴様の意思はわしが受け継ぐ、だから安心するがいいぞ!!)

ドラえもん「突然腕を生やしたと思ったら、何かを掴んできたぞ!」

可奈「あれって…こっちの世界の星梨花ちゃん!?」

ドラえもん「星梨花ちゃんがアーティファクトに取り込まれていく…!?」

デマオン「ワハハハハ!!力がみなぎってくるぞ!!これが覚醒した魔法使いの力か!素晴らしいではないか!!」

依り代であった星梨花を取り込んだことで、先ほどまでとは比較にならないほどパワーアップしたのだった。

デマオン「くくく…さて、先刻の礼をしなければな。……まずは貴様から消し去る!魔力の一片も残さず完全にな!!」

水桜「…!」


安価内の書き込みの「IDに書かれている数字の合計値」によって結果が以下の通りに
なお数字が一つもない、もしくは0の場合は『偶数』とする

偶数:攻撃を受けるも、何とか生き残る
奇数:大ダメージを受け、消えてしまう
>>762~764
762 : 変態大人   2023/11/08 22:36:20 ID:/1wbPxIW2k
ドラえもん「ドラドラドラドラドラ!!」
763 : プロ太郎さん   2023/11/09 00:13:59 ID:D4vZIyR4XY
奇数ルート絶対デッドエンドになる可能性あるやつだよね
可奈本人の戦闘力上がってる描写ないし
764 : Pくん   2023/11/09 11:08:07 ID:Acm9NwDcjw
よし
765 : 1   2023/11/10 22:24:43 ID:UJfuJ0bjbE
1+2 +4+4 +9=20
偶数ルート


水桜(こいつ…さっきよりも魔力が桁違いな量に…!)

デマオン「どうした?この力を目の当たりにして恐ろしくなったか?」 ニヤリ

水桜「調子に乗るんじゃ…ないわよっ!」ビュンッ

デマオン「より強力な力を手に入れたのだ。調子に乗るなというのは無理だろう?」

水桜「また蹴り入れてやる!!」ブンッ
デマオン「!」ドスッ

水桜「…」ニィ

デマオン「…かゆいな」

水桜「効いて、ない!?」

デマオン「“半身”を取り込んだのでな、ようやく力が馴染んできた…もう貴様に後れを取ることはない!」ブンッ
水桜「きゃあっ!」

デマオン「待たせてすまなかったな。ようやく“冥界のアーティファクト”の真価を貴様らに見せてやれそうだ!」

水桜「真価…?」

デマオン「…マフーガの風の力と、ブリザーガの氷の力…これらを組み合わせて、放つ!!」

ドラえもん「合体技!?」

水桜「くっ、あああ!!」

デマオン「まだ終わらんぞ!コトハとカオリの持つデストルドーの力を同時に放つ!!」

水桜「っ!!」

デマオン「『デストレイピア・ファイナル・トルネード』!!『アトミック・デストレーション』!!」

水桜「ぐああああああ!!」

可奈「ドラえもん!」

ドラえもん「うん!」

二人は落下してくる水桜を受け止める。

可奈「大丈夫?」

水桜「何とか、ね…」
766 : 1   2023/11/10 22:25:16 ID:UJfuJ0bjbE
ドラえもん「恐らく今までは本調子じゃなかったんだ…。星梨花ちゃんを取り込んだことで、完全にアーティファクトの力を使いこなせるようになったんだと思う」

水桜「なんだっていい。あいつを倒すってことには変わりないでしょ」キッ

デマオン(これだけの攻撃を受けてもなお形を保っていられるとは…それほど奴を形成している魔力量が高いということか)

デマオン「やはり貴様の存在は捨て置けんな、可奈」

可奈「私!?」

水桜「ちょっと待ちなさいよ!私はまだ消えてない!」

デマオン「優先順位が変わった。そこの小娘から消すことにする」

可奈「…!」ビクッ

ドラえもん「させるもんか!!」ザザッ

デマオン「立ち向かってくるのなら別に構わん。どのみち消える命…先か後か、の違いだけだ」

可奈「…ドラえもん、『あれ』を貸して」

ドラえもん「可奈ちゃん?」

可奈「私がここに来たのは守られるためじゃないよ…私も一緒に戦う!」


多数決。多い方を採用。

可奈の言う『あれ』とは?
A:コエカタマリン
B:消火器
>>767~769
767 : プロデューサーさん   2023/11/10 22:54:05 ID:zxWkESlAhs
768 : レジェンド変態   2023/11/10 23:01:54 ID:huvx58r4mQ
A可奈に使わせずして誰に使わせるというのか
ジャイアンもいたわ……
769 : プロデューサー殿   2023/11/10 23:48:58 ID:kRBkZYFybU
まあAだよなぁ
770 : ご主人様   2023/11/11 07:51:51 ID:vUPhapRppg
可奈3人+水桜(あと翼も?)で絶唱してほしい
771 : プロデューサーさん   2023/11/11 10:18:24 ID:sadjdZ5eMo
翼さんみたいな絶唱顔はヤバいって!
772 : 1   2023/11/11 22:20:09 ID:6TUf33N2N.
ドラえもん「…そうだね!一緒に戦おう!」ゴソゴソ

『コエカタマリン』~!

可奈「…っぷはー!よーし、行くぞ~♬やるぞ~♬頑張るぞ~♬」

デマオン「くくく、死ぬ覚悟ができたようだな」

可奈「死なないよ。私は生きる…生きて、絶対にトップアイドルになるんだ!」スゥゥゥ

ワ ー ! ! !

デマオン「ぐぅ!声が、実体化した…!?……だがこの程度の攻撃でわしが倒せるものかァ!!」ブンッ

ロ - ! ! !

デマオン「何!?」ガッシリ

ドラえもん「やった!『ロ』がデマオンの拳にはまったぞ!」

可奈「…」スゥゥゥ

ワ - ! ! !
水桜「よっと!」スチャ

水桜は文字の上を飛び移りながら、デマオンの元へと向かっていく。

デマオン「…っ!」

水桜「喰らええええええ」ブンッ

デマオン「…馬鹿め!」スゥ
水桜「消えた!?」

デマオン「消えたのではない」

ドラえもん「え!?」クルッ

可奈「いつの間に後ろに!?」

デマオン「周りをよく見てみろ」

デマオン1「虫けらどもめ」

デマオン2「覚悟するがいい」

デマオン3「全員消し去ってやる」

ドラえもん「デマオンが増えた!?」ガーン

デマオン「バグル帝王の分身能力を発動したのだ。貴様らに本物のわしが見抜けるかな?」

ドラえもん「いったいどれを攻撃すればいいんだ…?」


どのデマオンを攻撃する?
安価を取ったレスの『秒数』が『奇数』だった場合、選択したデマオンは本物とし、ダメージを与えられる。
A:デマオン
B:デマオン1
C:デマオン2
D:デマオン3
>>774
773 : Pサン   2023/11/12 01:09:12 ID:Qo5nCDGm4s
各個撃破すればいつかはダメージを与えられるはず
774 : プロデューサー様   2023/11/12 03:28:01 ID:c4lK.IdHPc
どーれーにーしーよーうーこれ!(C)
775 : 1   2023/11/12 14:06:11 ID:sswCpJE5Ys
奇数、成功

ドラえもん「ドッカーン!」
水桜「とりゃああ!」
可奈「ワ ー! ! !」

デマオン「ぬぅ…何故わしが本体だと分かった…!?」

水桜「私の眼を持ってすれば、本物か偽物かを見分けるなんて造作もないわ!」ドヤァ

ドラえもん「本当は勘なんだけどね」

可奈「当たってよかったね!」

水桜「あんたたちねえ!」ガビーン

デマオン「おのれ…!」ギリッ

ドラえもん「一人ひとりは大した力はないかもしれない…、けどみんなで力を合わせればこんなんだって乗り越えられる!お前なんかに負けるもんか!僕たちは必ず可奈ちゃんやこの世界を守って見せる!!」

可奈「ドラえもん…!」ジーン

デマオン「…口を開けば、守る守ると…!貴様のキレイごとはもううんざりだ!!」カッ

デマオンが目を大きく見開くのと同時に、可奈たちを衝撃波が襲う。

ドラえもん「これは…衝撃波!?」

水桜「こいつ…次から次へと色んな技を…!とりあえず、じゅうたんにしがみついて…

ドラえもん「うわああああああ!」ヒュウウウ
水桜「しまっ…!きゃあああ!」ヒュウウウウ

可奈「二人ともー!!」

デマオン「守りたいなら守ればいい!この一撃から全てを守ることが出来ると言うのなら、わしに見せてみろ!!」スゥ

デマオンが空高く腕を上げると、一瞬だけ空が光った。

デマオン「星よ、雷となれ!!」
776 : 1   2023/11/12 14:06:45 ID:sswCpJE5Ys
一方その頃、ドラえもんと水桜は――

ドラえもん「うわああああああ!!」ドスン

水桜「いたたた…」

このみ「ドラちゃん!」

ドラえもん「え…あ!このみさん!それにみんなも!!」

このみ「無事だったのね、良かった…」ウルウル

ミクジン「壊れたと思ったら突然姿も消えるしで、ぼく心配したんですよ!」ウルウル

ドラえもん「心配かけちゃってごめん」

ヒグマ「死霊どもが突然消えたことも驚いたが、どうして空から……なんだありゃあ!?」

水桜「あ、あれって…隕石!?」


可奈「すごい大きい隕石…!?」

デマオン「あれを完全に阻止できなければ、貴様らも学園も…いや、この大陸全土が滅びるぞ!!フフフ、ワハハハハハハハ!!」

可奈「…ウ ワ ア ア ア ア ア ! ! !」

デマオン「無駄な足掻きを!貴様一人でわしに抵抗するつもりか?」

可奈「一人じゃない…一人じゃないよ!みんなはまだ、諦めてなんてない!私だって…絶対に諦めない!!」

デマオン「…虫けらめ、大人しくしていれば一瞬で死ねたものを」

可奈「私は諦めない…絶対にドラえもんたちが来てくれる…!だからお前なんか怖くない…!」
777 : 1   2023/11/12 14:07:41 ID:sswCpJE5Ys
~学園~

ロコ(魔法)「大魔王、なんてクレイジーなことを…!しかしあなたの思い通りにはさせません!」


ロコ(魔法)『学園の皆さん、聞こえていますか?』

瑞希(魔法)「この声は…学園長、ですか」

ロコ(魔法)『敵が大規模攻撃を仕掛けてきました!』

志保「ええ、良く見えてます…」

ジャイアン「あんなの喰らったらひとたまりもないぜ」

ロコ(魔法)『私と教師たちで結界を張ります!ですが、それだけで防ぐことは正直不可能に近いでしょう……お願いです、あなたたちの魔力を私たちに貸してください!』

瑞希(魔法)「学園長が我々に助けを求めるほどとは…これは私たちも……」

紗代子(魔法)「はい!気合を入れないといけませんね!」

ひなた「あたしたちも手を貸すよ」

志保「全員の力を合わせればきっと上手く行くはずよ」

ジャイアン「くそっ!俺に出来ることは応援してやる事だけだ…!すまねえ!」

志保「何言ってるんですか。そこにいてくれるだけでも十分ありがたいですよ」

ひなた「正直、あたしらもちょっこし限界きてるからねぇ、そうやってそばにいてくれると安心するんだわぁ」

ジャイアン「志保…ひなた…!そうか、そう言うことならここでお前たちを応援するぜ!何があっても、俺はお前たちと一緒だ!!」

ひなた「えへへ」

志保「まったく」フッ
778 : 1   2023/11/12 14:08:18 ID:sswCpJE5Ys
~学園の外~

美奈子(魔法)「琴葉ちゃん、私たちも!」

琴葉(魔法)「うん!私たちに出来ることを…最後までやり通す!」

ドラえもん「…」

このみ「ドラちゃん?」

ドラえもん「僕は…決着をつけに行ってくる!」

水桜「そうね、それにあっちには本体の私が残ってるし、ここでジッとなんてしてられないわ」

このみ「でもどうやって…」

ドラえもん「まだこれがある…」ゴソゴソ

『どこでも大ほう』~!

ドラえもん「僕はこれを使って移動できる!」

水桜「私は空を飛べるから問題ないわ」

ヒグマ「さらっと言うけどすごいなあんた…」

ミクジン「って言うかどちら様ですか!?」

水桜「んなことはどうだっていいの!あんたたちはこのみさんたちを守るのよ!いい?」

ミクジン「は、はい!」ビシッ
ヒグマ「う、うっす!」ビシッ

水桜「…で、どうする?」

ドラえもん「僕は…」


多数決。多い方を採用。
A:デマオンと戦う
B:隕石を破壊する
>>779~781

ついに最終決着目前!?
779 : Pサン   2023/11/12 14:10:28 ID:Cqz1Ho4dsQ
A
780 : プロヴァンスの風   2023/11/12 17:48:04 ID:zVc4cyNWTk
A
781 : プロデューサーくん   2023/11/12 21:31:05 ID:c4lK.IdHPc
A
デマオンをぶっ倒してそのあと隕石を壊す!
782 : 1   2023/11/14 21:30:51 ID:qhCUPepKbU
ドラえもん「デマオンと戦う!可奈ちゃんを助けに行くんだ!」

水桜「…そうね、やっぱりあんたはそれを選ぶわよね」フッ

そう言うと、水桜はドラえもんに微笑みかける。

水桜「これからも“私”のそばにいてちょうだいね」

ドラえもん「もちろんだ!」

水桜「…なら私が先に行って隕石を破壊する。あいつが私の方に意識を向けてる隙に思いっきりやっちゃって!」

ドラえもん「…わかった」

水桜「ありがとう…じゃあ行ってくる!」ビュンッ

ドラえもん「…後は任せてくれ」


水桜「うおおおおおおおおおお!!」ビュウウウン

可奈「もう一人の私!」

デマオン「我が魔法に特攻するつもりか?どうやら完全に頭がおかしくなってしまったようだな!」

水桜「ぶっ壊してやる!……はああああああああっ!!」ブンッ

水桜が渾身の蹴りを隕石に放つ。
脚は隕石にめり込み、その箇所からヒビが発生していく。
しかし――

水桜「っ!」ギリッ

デマオン「やはり完全に破壊することはできなかったようだな!分かりきっていた結果だが、実際に見ると実に滑稽な姿じゃないか!」

水桜「んんんんぐあああああああああ!!」グイイイ

デマオン「悪あがきはよせ!貴様の力では我が魔法を破壊することなど不可能!そのまま地上に押しつぶされるがいい!そして、大切なものを守れずにこの地と共に滅びろ!!それが貴様の結末だ!!フフフ、ワハハハハハハハ!!」

水桜「…私が大切なものを守れないですって?ふざけたこと言ってんじゃないわよ。私は絶対に諦めない!」

デマオン「減らず口を!この状況を理解していないのか!?今の貴様にはどうすることもできはしない!!諦めろ!!」

水桜「…だから諦めないって、“私”が言ってんのよ!!」
783 : 1   2023/11/14 21:31:23 ID:qhCUPepKbU
可奈「…私、は…私でしか、ない…可能性、でしか、ない…」

デマオン「なんだ急にぶつぶつと…?」

可奈(私に出来ること…色々と考えたけど、やっぱりこれしか思いつかない…!)

水桜「そう、それでいい…」ニィ

可奈(私に出来ること…それは…!)

可奈「世界にひとつだけの…音を持つ『希望』!!」

可奈(全力で歌うこと!!)ニッ


可奈「Rat A Tat!!!叩こう 夢のとびらを 今~♬ Rat A Tat!!!叩こう 思いっきり叩こう!♬」

可奈が歌いだすのと同時に、『コエカタマリン』で固体化した歌声がデマオンへと向かっていく。

デマオン「な、なんだこれは!?無数の文字がわしに…!!」ズッシリ


――色もカタチも輝きも違う

ロコ(魔法)「これがあなたの力なのですね、ワンダフルです!」


紗代子(魔法)「な、なにこれ…」

瑞希(魔法)「力がみなぎってくるぞ…むんっ」

ひなた「これってもしかして…」

志保「ふっ…可奈らしいわね」


千鶴(魔法)「…力が戻ってくる」

美奈子(魔法)「すごい…際限なく魔力が出てくる…!」

琴葉(魔法)「これなら行ける!!」

このみ「楽しそうに歌ってる姿が目に浮かぶわね」

ドラえもん「…うん」


――私たちの全てが未来

志尊可奈「この歌は…!」

マナカナ「間違いなくあいつね」

翼(魔法)「魔力が戻ってきた…っていうか前以上に力が湧いてきてるみたい!歌でこんなことが出来ちゃうなんてすごいね、あっちの可奈は!」

マナカナ「…何せアイツの歌は世界を救う力があるからね」

志尊可奈「それが…アイドル!」
784 : 1   2023/11/14 21:32:03 ID:qhCUPepKbU
水桜「矢吹可奈の真の力よ!!」

――きらめけ 世界!

水桜「おりゃあああああああああ!!」ミシッ

デマオン「我が魔法が押されているだと!?」

水桜「よく見ておきなさい!あんたの目の前にいるのはね、いずれ世界でトップを取るアイドル!その歌は…みんなを幸せにする力を持つ!あんたみたいな悪党じゃ絶対に止められない!!私は…“私”は…絶対に夢を……」

ミシッ…!ミシッ…!!

デマオン「なっ…!?」

水桜「諦めないいいいいいいいい!!」

バキンッ!!

デマオン「バカな!わしの、最大の魔法が…破られただとォォ!?」

水桜「…」チラッ

可奈「もう一人の私…」

水桜(そんな顔しないでよ…大丈夫、私はいつでも心の中にいる…!だから今は、思いっきり歌って…)ニコッ

可奈「…うん!」

可奈の背後で隕石が爆発を起こし、発生した光の中で水桜もその姿を消してしまう。
喪失感はない。彼女の言った通り、可奈の心の中に戻っていっただけ。
そして可奈はデマオンの方を向き、再び歌を紡いだ。

可奈「もっとカラフルに もっとあらぶるよ♬ みんな みんな 未来だよ~♬ 気づかれずに終わらせはしない♬ 届け 届け 『希望』の音♬」

デマオン「まただ…この文字がわしの力を奪っていく…!やつの魔法は分身を作るものではなかったのか…!これがやつの…真の魔法だというのか!?」


このみ「…ドラちゃん、準備は良い?」

ドラえもん「うん!お願い!!」

このみ「行くわよ…発射!!」グイッ
785 : 1   2023/11/14 21:32:31 ID:qhCUPepKbU
デマオン「ぐぬぅ…認めるものか…!たかが歌にわしが脅かされるなど、あってはならないのだああああああああ!!」

ドラえもん「待て!デマオオオオオオオオオン!!」ビュンッ

デマオン「何!?いつの間に!?」

可奈(ドラえもん…私の応援、受け取って…!)

ドラえもん(うん!後は任せてくれ!!)

可奈「Rat A Tat!!!叩こう 夢のとびらを 今~♬ Rat A Tat!!!叩こう 思いっきり叩こう!♬」
ドラえもん「うおおおおおおおおおおおおおお!!」

デマオン「っ!!」


――二人の脳裏に浮かんだのはこれまでの軌道

仲間たちとの北海道旅行、志尊可奈やマナカナとの出会い、可奈の吸湿を決意したこと、三悪魔たちとの戦い、魔法界でのこと、そこで出会った新しい仲間たちのこと、志尊可奈と一緒に歌ったこと、星梨花やデマオンとの激闘――

出会いと別れを繰り返し、それぞれの想いや誓いを胸にここまで頑張ってきた。

全ては託された想いのために――

全ては大切な友達のために――

様々な想いは一つに紡がれた そして今、大きな力となった――


ドラえもん「僕たちの勝ちだあああああああ!!」

ドラえもんの自慢の石頭が“冥界のアーティファクト”を貫いた。
786 : 1   2023/11/14 21:32:50 ID:qhCUPepKbU
デマオン「ば、バカなァァァアアアアアア!!」

ドラえもん「大人しく冥界に帰るんだ!デマオン!!」

ドラえもんが手に持っているのは“冥界のアーティファクト”のコア。
大きな損傷を与えた状態でコアを失ったことでアーティファクトは崩壊をはじめ、禍々しいその姿が崩れ消えていく。
それはデマオンの身体も同様だった。

デマオン「わしは死なぬ…!わしは…すべての次元を支配する…王なのだ!わしの存在は未来、永劫…!」

ドラえもん「違うね!お前はもう終わりだ!」

デマオン「おのれ…おのれぇ…わし、のや、野望は…わしの…野望は…」

その言葉を最期に、デマオンの身体は“冥界のアーティファクト”と共に崩れ、消滅した。
787 : 1   2023/11/14 21:33:32 ID:qhCUPepKbU
このみ「やった…!勝ったんだわ、私たち!!」

ヒグマ「流石兄貴たちだぜ!!」

ミクジン「これでやっと平和な日常が戻ってくる…!」ジーン

ヒュウウウウウウウウ…

ヒグマ「おい、上から落ちてきてるのって…!」

千鶴(魔法)「っ!星梨花!!」バッ

デマオンの消滅により、取り込まれていた星梨花は気を失ったまま落下している。
千鶴は落ちてくるパートナーの元へ、必死に走っていく。

千鶴(魔法)「星梨花ァァァアアアアア!!」

ガシッ!
千鶴(魔法)「星梨花!しっかりしろ!目を開けてくれ!星梨花!!」

星梨花(魔法)「……んん、ここは…」

千鶴(魔法)「星梨花…!」ギュッ

星梨花(魔法)「えーと、あの…」

千鶴(魔法)「無事でよかった…本当に、良かった…!」

星梨花(魔法)「えーと…はい、無事、です?」

千鶴(魔法)「本当に…よかった…!」

星梨花(魔法)「…?」


可奈「…終わったんだ、やっと…全部…」フラッ

ドラえもん「可奈ちゃん…!?」

可奈「えへへ…やったよ、ドラ、えもん…」バタンッ


安価内の書き込みの「IDに書かれている数字の合計値」によって結果が以下の通りに
なお数字が一つもない、もしくは0の場合は『偶数』とする

可奈が目を覚ますと…?
偶数:魔法学園のベッドの中(魔法界のみんなとお別れできるルート)
奇数:事務所のベッドの中(魔法界のみんなとお別れできずに帰還するルート)
>>788~791
788 : ハニー   2023/11/14 21:54:59 ID:Dy6bYUlJ7s
おはよう朝ごはん
789 : 毎日変態   2023/11/14 22:11:30 ID:r2voMx9dyc
頑張ったよ可奈……
790 : EL変態   2023/11/14 22:13:19 ID:92KkK39yR.
空気を読んで偶数にしてくれ
791 : バカP   2023/11/14 22:42:49 ID:wxMcWb1aWk
可奈3人で仲良く15段パンケーキたべてほし〜な〜
792 : EL変態   2023/11/14 23:41:18 ID:92KkK39yR.
>>791
4人な
793 : 1   2023/11/15 20:51:27 ID:ac7sSYyrKE
6+7 +2+9 +9+2+3+9 +1=48
偶数ルート


可奈「…あれ、ここ…どこ?」

ドラえもん「可奈ちゃん!」

可奈「ドラえもん…?……ドラえもん!」

ドラえもん「良かった!目が覚めたんだね!君は3日間ずっと学園の医務室で眠ってたんだ!」

可奈「3日も!?そんなに眠ってたんだ、私…」

志保「そうよ、お寝坊さん」

可奈「志保ちゃん!それにみんなも!」

このみ「志保ちゃんってば、さっきまでずっとソワソワしっぱなしだったのよ」フフフ

志保「こ、このみさん…!」///

ジャイアン「よくやったな可奈!流石俺の担当にして一番弟子だぜ!」

ひなた「可奈ちゃんは世界を救ったヒーローだねぇ」

可奈「私がヒーローだとしたら、それはみんなも同じだよ。私だけの力じゃどうしようもなかったもん!みんな…本当にありがとう!」

ジャイアン「いやあ、照れるぜ!」

ドラえもん「えへへへ」

志保「二人とも変な顔しないでください」

ドラえもん&ジャイアン「「ええ!?」」ガビーン

志保「…冗談ですよ」フッ

ジャイアン「相変わらず冗談がきついだもんな~!」

このみ「ふふっ、プロデューサーってば」

ひなた「あははは!」

ドラえもん「あははははは!」

志保「…」フフッ

可奈(何だか久しぶりに安心しちゃうなあ)ニッコリ

笑いあう仲間たちの様子を見て、可奈は心が穏やかになっていくのを感じた。

ジャイアン「よっしゃ!他のやつらにも可奈が起きたこと教えに行くか!」

ドラえもん「そうだね!」

可奈「あ、ちょっと待って」


可奈が呼び止めた相手は?
A:志保
B:ひなた
C:このみ
>>795
794 : 下僕   2023/11/15 21:00:36 ID:DdkoOMmprg
A隙あらばかなしほ
795 : そなた   2023/11/15 21:30:38 ID:/Xi.99Nhek
ここはあえてのひなっこ
796 : 変態マスター   2023/11/15 21:32:01 ID:dCmEdqdXAY
やっぱりAかな
797 : 1   2023/11/17 20:56:47 ID:LFTMwsTmXo
可奈「ひなたちゃん!」

ひなた「どうしたんだい?もしかしてどこか痛いとこでも……」

可奈「私が悪魔にさらわれた時、ひなたちゃんのおばあちゃんちに行ったって本当!?」

ひなた「え?あ、うん、そうだよぉ…」

可奈「う、羨ましい!」

ひなた「え?」

可奈「私もまた行きたかったよー!考えてみればトラブル続きで北海道旅行、全然できなかったし!……いっぱいいっぱい!遊びたいし~♬美味しい物も!食べたいし~♬」

ひなた「…あははははは!」

可奈「何で急に笑うの!?」ガビーン

ひなた「ごめんねぇ。ただ、いつも通りで安心したんだよぉ。最近は物騒な出来事ばっかりだったからねぇ」

可奈「…うん、そうだね」

ひなた「でもそれももう終わりだべさ!だからこの先はいっぱい楽しいことが待ってるはずだよぉ」

可奈「うん!私もそう思う!」

ひなた「これからはたっくさん楽しいことしようねぇ」ニッコリ

可奈「ひなたちゃんと一緒にいっぱい楽しんじゃお~♬」

ひなた「えへへへ」

ひなた(北海道、旅行かぁ…)
798 : 1   2023/11/17 20:57:15 ID:LFTMwsTmXo
数十分後。

ヒグマ「可奈姐さん!」

ミクジン「目を覚ましたと聞いて飛んできました!」

可奈「二人とも!心配かけてごめんね」

ミクジン「気にしないでください。一流ガイドとして役目を果たしたまでです」

ヒグマ(ガイド関係あるのか…?)

可奈「ガイド、か…」

ミクジン「どうしました?」

可奈「北海道旅行のこと思い出しちゃって…」

ミクジン「あ…」

可奈「さっきひなたちゃんにも話したんだけど、結局あまり旅行できなかったから…ちょっと残念だなって思ってて…」

ヒグマ「姐さんたちもアイドルの仕事があるし、そう長くは休めないもんな」

可奈「うん……あ、でも!この事件があったから志尊ちゃんやマナカナちゃんたちに出会えたわけだし、悪いことばっかりじゃなかったよね!えへへへ!」

二人「「…」」


更に数十分後。

コンコン

可奈「誰だろう?……開いてますよ~!」

ガチャ


入ってきたのは?
A:魔法界の翼
B:魔法界の紗代子と瑞希
C:魔法界の琴葉と美奈子
>>800
799 : P君   2023/11/17 21:24:18 ID:N0c3rbOh4I
A
800 : Pチャン   2023/11/17 22:54:53 ID:5kArzjstIM
なんで全員は無理なんだろう
Cで、なんやかんやミリマグことみなは可奈の事を心配してたということに
801 : P君   2023/11/18 12:40:50 ID:Gf.VGdTRjs
星梨花の処遇はどうなるやろな
学園追放くらいしないと甘すぎるだろうし
802 : 1   2023/11/19 13:14:15 ID:Ilt9AReD6g
琴葉(魔法)「こんにちは」

可奈「あ!琴葉さんと美奈子さん!」

美奈子(魔法)「お菓子作ってきたんだけど、どう……」
可奈「いただきます!!」

琴葉(魔法)(即答…!)

可奈「!!」パクパク

美奈子(魔法)「元気そうでよかった!まだまだあるからたくさん食べてね♪」

可奈「ふぁい!」モグモグ

琴葉(魔法)「…あの、あの時は…ありがとう」

可奈「ふえ?あの時?」

琴葉(魔法)「初めて会った時、あなたは私に『やってみなくちゃ分からない』って言ってたでしょ?あなたのあの言葉があったからこそ、戦う決心ができたの。本当に…ありがとう!」ペコリ

可奈「ちょ、ちょっと待ってください!頭を上げてくださいよ~!」

美奈子(魔法)「ふふ、琴葉ちゃんは真面目だからねえ」

可奈「むしろお礼を言うのは私の方で…今をこうしていられるのも、琴葉さんと美奈子さん、それにみんながいてくれたからだと思ってます!一緒に戦ってくれて、ありがとうございました!」ペコリ

美奈子(魔法)(このまま放っておいたら二人ともずっと頭下げてそうだなあ)タハハ

美奈子(魔法)「可奈ちゃんも無理しないでしばらくゆっくりしててね。しばらくはこっちにいるんでしょ?」

可奈「え…あ、はい」

美奈子(魔法)「そっか!じゃあまた今度ゆっくり話そうね!……琴葉ちゃん」

琴葉(魔法)「あ、そうだね…。じゃあ私たちはこれで…」

可奈「…そっか、帰るってことは…ここのみんなとお別れしないといけないってことなんだ…」

一方その頃――


多数決。多い方を採用。
A:マナカナパートへ
B:志尊可奈パートへ
>>805
803 : 1   2023/11/19 13:16:32 ID:Ilt9AReD6g
ミス

正:804~806
804 : ハニー   2023/11/19 15:20:38 ID:.yXuyllKMs
B
805 : Pチャン   2023/11/19 22:08:25 ID:kEcmEaT9TE
B
806 : do変態   2023/11/19 22:30:05 ID:PPvmqJ25ec
まあBだな
807 : 1   2023/11/20 23:05:06 ID:wvowXLnVo6
千鶴(魔法)「急に呼び出してすまないな」

志尊可奈「…あの、用件と言うのは?」

千鶴(魔法)「星梨花のことだ」

志尊可奈「確かアーティファクトが崩壊した時に、取り込まれていた彼女が解放されたと聞いていますが…今、彼女は?」

千鶴(魔法)「…あそこだ」

千鶴が指さす先には、お花畑で楽しそうに遊んでいる星梨花の姿があった。

星梨花(魔法)「できました!お花の冠です!」

ロコ「エクセレントな花冠ですね!」

星梨花(魔法)「えへへ♪褒められちゃいました♪」


志尊可奈「…」

千鶴(魔法)「学園長が言うには、星梨花はこれまでの記憶をすべて失っているそうだ。自分が魔法使いであることすら忘れてしまっている。……自分が何をしてきたのか、もだ」

志尊可奈「記憶を…」

千鶴(魔法)「…今日、星梨花は塔に連れていかれる」

志尊可奈「塔?」

千鶴(魔法)「禁忌を犯した者は塔に送られることになっている。それ以外の詳細は不明だが、恐らく塔の中で星梨花は自分の罪と向き合うことになるだろう」

志尊可奈「そう、ですか…」


星梨花(魔法)「あ!千鶴さん!」

千鶴(魔法)「やあ、星梨花。何をしていたんだ?」

星梨花(魔法)「えへへ、学園長さんにお花の冠の作り方を教えてもらっていました!……なので、千鶴さんにあげます!」

千鶴(魔法)「…ありがとう、大切にするよ」

星梨花(魔法)「本当ですか!嬉しいです♪」

志尊可奈(この感じ、演技ではなさそう。本当に記憶を…)
808 : 1   2023/11/20 23:05:23 ID:wvowXLnVo6
星梨花(魔法)「あの、この方は?」

千鶴(魔法)「ああ…彼女は私の友人だ」

星梨花(魔法)「千鶴さんの?ならわたしともお友だちですね!……初めまして!わたしは星梨花と言います!よろしくお願いします!」

志尊可奈「え、ええ…よろしく…」

星梨花(魔法)「これから仲良くしてくれると嬉しいです♪」

志尊可奈「…」

星梨花(魔法)「…あれ?どうかしました?」

志尊可奈「いや…何でもありません…」

星梨花(魔法)「?」

ロコ(魔法)「セリカ、そろそろ…」

星梨花(魔法)「あ…もう行かないとダメ、ですか?」

ロコ(魔法)「ええ、これは学園のルールですから。さあ、行きましょう」

星梨花(魔法)「…はい」シュン

ロコ(魔法)「チヅル、後のことは私に任せて」

千鶴(魔法)「…はい、よろしくお願いします」

星梨花(魔法)「千鶴さん…わたしのこと、待っててくれますか?」

千鶴(魔法)「当たり前じゃないか」ニコッ

そう言うと、千鶴は星梨花を正面から強く抱きしめる。

千鶴(魔法)「何日でも何年でも、私はずっと星梨花を待ち続ける…!だから絶対に私の元に戻ってきてくれ!」

星梨花(魔法)「…はい!」
809 : 1   2023/11/20 23:06:00 ID:wvowXLnVo6
志尊可奈「…行ってしまいましたね」

千鶴(魔法)「…ああ」

志尊可奈「…えーと、私たちも戻りましょうか」

千鶴(魔法)「…薄々気づいていたんだ」

志尊可奈「…え?」

千鶴(魔法)「星梨花の記憶のことさ。学園長は記憶喪失だと言っていたが、それは真実ではない。星梨花の精神はあの戦いの中で“あちら側”に連れていかれてしまったのだろう」

志尊可奈「古代魔法の代償、というやつですか…。じゃあさっきの星梨花は?」

千鶴(魔法)「恐らく星梨花の中にある良心、のようなものだろう。どのみち、私の知っている星梨花はもう戻ってこない…」

志尊可奈「それがわかっていて、それでも待ち続けるんですか?」

千鶴(魔法)「…闇に堕ちようが、記憶が消えようが、星梨花は私にとって大事なパートナー…いや、友なんだ。どんな風に変わったってそれは永遠に変わらない。私は星梨花が望む限りずっとそばに居続ける。これから先ずっと…な」
810 : 1   2023/11/20 23:06:25 ID:wvowXLnVo6
千鶴と別れた後、志尊可奈は学園へと戻るために一人歩いていた。

志尊可奈「…はぁ」

翼(魔法)「ため息なんてついてどうしたの?」ヒョッコリ

志尊可奈「うわああっ!」ビクッ

翼(魔法)「あはは!リアクション面白すぎ♪」

志尊可奈「びっくりさせないでくださいよ!……えーと、あなたはマナカナさんの…」

翼(魔法)「うん!伊吹翼で~す♪」

志尊可奈「こんなところで何やってるんですか?」

翼(魔法)「それ、こっちのセリフだし。……まあいいや!ちょっと来てくれないかな?」

志尊可奈(またですか…)

翼(魔法)「ドラえもんたちが君のこと探してたんだよね~」

志尊可奈「ドラえもんさんたちが?」

翼(魔法)「そうそう!だから…ほら、箒乗って!」

志尊可奈「箒って…二人乗りでも大丈夫なんですか?」

翼(魔法)「大丈夫大丈夫!前に可奈を乗せて飛んだことあるし!」

志尊可奈「はぁ、それなら…」

翼(魔法)「それじゃあ行くよ……えいっ!」ビュンッ
志尊可奈「!?」

翼(魔法)「全速力だー!!」

志尊可奈「速い速い!速すぎます!!」

翼(魔法)「喜んでもらえて嬉しいよ!昔は全然箒乗れなくって~」

志尊可奈「喜んでるように見えます!?スピード落としてほしいんですけど!」ガビーン


一方その頃、ドラえもんは――

ドラえもん「マナカナちゃんめ、いったいどこに行ったんだ…?」キョロキョロ

マナカナ(あいつらしつこいわね…)

ドラえもん「別に悪い話じゃないのに、何で逃げるんだろう?」

マナカナ(うっさい、ほっとけ!私は…)

ガサガサ
マナカナ(やばっ!)


マナカナを見つけたのは?
A:志保
B:ひなた
C:このみ
D:ジャイアン
>>812
811 : MADE IN 変態   2023/11/20 23:09:45 ID:GvDhzWm6XQ
A
この組合せでのかなしほも見てみたい
812 : EL変態   2023/11/21 01:07:08 ID:f1XRpQtq56
A
813 : EL変態   2023/11/21 10:28:59 ID:AE1baobZZg
マグせりは精神喪失エンドか
マグちづには悪いけど、当然の結末だったな
814 : 1   2023/11/22 20:39:30 ID:BXPUBw.qa6
ガシッ!
志保「見つけたぁ…!」カッ

マナカナ「ぎゃああああああああああ!!オバケエエエエ!!」

志保「失礼ね。私よ、私」

マナカナ「はぁはぁ…び、びっくりさせんじゃないわよ!」

志保「勝手に驚いてたのはそっちでしょ……それよりも何で逃げるのよ?」

マナカナ「そんなの私の勝手でしょ!」

志保「ここでの最後の思い出作りがしたいって話がそんなに嫌だった?」

マナカナ「…」ムゥ

翼(魔法)「みんなと別れるのが嫌なんだよね?」スタッ

マナカナ「翼、いつの間に…!」ドキッ

志保「へえ、そうなの?」ニヤニヤ

志尊可奈「意外とセンチメンタルなんですね」

マナカナ「う、うっさい!」

翼(魔法)「特にあっちの世界の可奈を随分気にしてるもんね~!あ~あ!妬けちゃうな~!」ニヤァ

マナカナ「だからそんなんじゃ…」

志保「…」ジー
志尊可奈「…」ジー

マナカナ「っ!わかった!認めるわよ!私はね、アンタたちと別れるのが寂しいの!!最後の思い出作りとか余計に別れを意識しちゃって嫌だったの!!どうよ分かった!?」

志尊可奈(見事に開き直った…)

志保「>>816
815 : へっぽこ大名行列   2023/11/22 21:12:52 ID:gMmDXfovRE
私のところの可奈なら大丈夫よ。あの娘は強いから
816 : プロデューサーさん   2023/11/22 21:45:07 ID:khMTx5j4Jk
>>815
これ採用
817 : 1   2023/11/23 21:08:49 ID:gh9LkrrudY
志保「私のところの可奈なら大丈夫よ。あの娘は強いから」

マナカナ「それは…わかるけど…」

志保「可奈は楽しいことが好きだから。だからあなたたちとは楽しい思い出を作っておきたいの。可奈に限らず、みんなも…私も、ね」

マナカナ「志保…」

翼(魔法)「お別れが嫌で逃げ回ってたら、それこそ後悔が残っちゃうかもよ~」

マナカナ「うぐっ…」

志尊可奈「そうですね、悔いのない別れをするべきです」

マナカナ「…そうね。我ながららしくなかったわ…!だったら思いっきり楽しい思い出を作ろうじゃない!」

ドラえもん「よく言った!」ガサガサ

マナカナ「あんたたちいつの間に!?」

ドラえもん「『わかった!認めるわよ!』のところから」

マナカナ「一番聞かれたくないところから!!」ガビーン

志尊可奈(セリフどころか、器用に顔まで再現してる…)

このみ「ふふっ、青春ねえ」ニコニコ

ミクジン「まさに友情って感じですね」ニヤニヤ

マナカナ(こ、こいつらぁ…!)カァ

ドラえもん「それじゃあ早速可奈ちゃんを呼びに行ってきてよ!」

ジャイアン「頼んだぜ!」ポンッ

マナカナ「…は?」

唖然としたマナカナと対象的に、他のメンバーはニコニコと笑みを浮かべる。

マナカナ「はぁぁぁぁぁぁぁ!?」
818 : 1   2023/11/23 21:09:20 ID:gh9LkrrudY
マナカナ「…何でこんなことに」

翼(魔法)「いいじゃん!パパっと誘っちゃおうよ~!」

志尊可奈「そうですよ」

マナカナ「アンタたち、簡単に言うわね…」

ヒグマ「いざとなったらオレがフォローしてやるぜ!」

マナカナ「クマにフォローしてもらわなくても結構よ……行くわよ!」ガチャ

可奈「あれ?マナカナちゃん!それに翼ちゃんと志尊ちゃんとクマさんも!」

マナカナ「…あ、アンタに話があるわ!」ドンッ

可奈「!?」ビクッ

志尊可奈「なんで無駄に威圧感出すんですか…」ボソッ

翼(魔法)「あっちの可奈、驚いちゃってるよ?」ボソッ

可奈「な、なに…かな?」

マナカナ「>>820
819 : プロデューサー君   2023/11/23 23:05:19 ID:hw7YnjkyNs
……ありがと
820 : 最低最悪変態プロデューサー   2023/11/23 23:38:42 ID:eevCRsHRJE
(しばらく顔真っ赤のまま何も言えず、結局フォローされながら可奈を遊びに誘うセリフを絞り出す)
821 : 1   2023/11/24 17:54:09 ID:f.4XwF7XZ6
マナカナ「…」///

可奈(え?大人しくなっちゃった……はっ!もしかして顔を真っ赤にするほど怒ってるってこと!?)ガタガタ

志尊可奈「き、気まずい…」ボソッ

ヒグマ「野生の世界でももっとうまくやるぜ?」ボソッ

翼(魔法)「…」スタスタ

志尊可奈「翼さん…!?」

翼(魔法)「この子ね、君と一緒に遊びたいらしいよ!」

志尊&ヒグマ((直球!!))ガビーン

マナカナ「ちょ!」

可奈「私と…?」

マナカナ「え、あ…えーと…」

翼(魔法)「ほら、早く言っちゃいなよ~♪」ボソボソ

マナカナ「~~~!」///

可奈「マナカナちゃん?」

マナカナ「アンタ、もうすぐ…帰っちゃうんでしょ?」

可奈「…うん、そう、なんだ」

マナカナ「…だったら!最後に思い出を、一緒に私と…遊ぶわよ!」

志尊可奈「やった!」

ヒグマ「言ったぞ!」

翼(魔法)「いえーい!」ッパン

マナカナ「あんたたち盛り上がりすぎでしょ!」

可奈「あははは!な~んだ!てっきり何か悪いことして怒られるのかと思ってた!……もちろんいいよ!一緒に遊ぼうよ!」ニッコリ

マナカナ「…うん!」


何とか可奈を誘うことに成功したマナカナ。行は学園内を移動することに――

志尊可奈「確かこの部屋に連れてくるように言ってましたね」

マナカナ「全寮が共有で使ってる談話室ね」

可奈「とりあえず開けてみようか!」ガチャ

マナカナ「え!?」

志尊可奈「これは…」

翼(魔法)「私知ってる!」パァ

ヒグマ「間違いねえ…これは…!」

可奈「北海道の!」


北海道のどこ?
>>823
822 : ダーリン   2023/11/24 18:00:12 ID:ZPOqxpXpak
トマム アイスビレッジ
823 : Pはん   2023/11/24 18:39:55 ID:0e34xHAOyM
小樽運河
これからの時期はイルミネーションだなんだと良いらしい
824 : 1   2023/11/25 22:54:11 ID:ZZXcVAAAPI
可奈「小樽運河だ!」

マナカナ「部屋の中に水路!?どうなってるの!?」

翼(魔法)「昔テレビで見たことあるよ!ガス灯がライトアップするとキレイだって有名の…」

ドラえもん「その通り!どうだい?キレイだろ?」

可奈「ドラえもん!」

マナカナ「やっぱりこれ、アンタが…?」

ドラえもん「うん!『室内旅行機』を使って、小樽運河を映し出してるんだよ」

翼(魔法)「すっごーい!まるで本物みたい!」

可奈「うん!本当に小樽運河に来たみたい!」

ドラえもん「これで少しでも旅行をした気分になってもらえると嬉しいな」

可奈「もしかして…私のために?」

ドラえもん「えへへ」

可奈「ど、ドラえも~ん!!ありがとう!!」ダキッ

ドラえもん「喜んでもらえてよかったよ」

志尊可奈「…」フフッ

ひなた「みんな~!料理を持ってきたよぉ」

可奈「料理!」ドンッ
ドラえもん「いてっ!」ゴロン

このみ「『グルメテーブルかけ』でたくさん出せるわよ!どんどん食べてね!」

可奈「わーい!そうさせてもらいま~す♪」

志保「可奈」ジー

可奈「志保ちゃん…あ、ははは…ほどほどにするから大丈夫だよぉ~」

志保「別にいいわよ」

可奈「…え?」

志保「今日は特別に好きなだけ食べればいいわよ。せっかくの集まりなんですもの」

可奈「し、志保ちゃん!好き!!」ダキッ

志保「…」フッ

志尊可奈(謎のドヤ顔…)
825 : 1   2023/11/25 22:54:27 ID:ZZXcVAAAPI
ジャイアン「うめ…これもうめぇ…!」ガツガツ

ミクジン「みっともないなあ、もう少しゆっくり食べましょうよ」

ジャイアン「何言ってんだ!美味いもんを前に大人しくなんてしてられるか!お前も喰え!ほら、焼きトウモロコシやるぞ!」

ミクジン「あっつ!無理に顔に近づけ…あっつ!」


楽団ロボット「!!」ドンドン

ひなた「わあ、めんこいロボットだねぇ」

ドラえもん「『ムードもりあげ楽団』に楽しい雰囲気になる演奏をしてもらってるんだ」

翼(魔法)「確かに!何だかテンション上がってきたかも~♪」


このみ「ねえねえ、ドラちゃん!せっかくだし、いつもの『あれ』、出してもらえないかしら?」

ドラえもん「ああ、このみさんお気に入りのあれか…」ゴソゴソ

『ホンワカキャップ』~!

このみ「このキャップを通して飲む飲み物はどんなものでもほんわか酔えちゃうのよね~♪」キュッキュッ

ドラえもん「ジュースで酔いすぎないように気を付けてよね」

このみ「分かってるわよ♪フフフ~ン♪」

ドラえもん(大丈夫かなあ)


可奈「!!」バクバクモグモグ

志保「美味しそうに食べてるわね」

可奈「だって美味しいんだもん!美味しい物を前にしたら大人しくなんてできないよ!」

志保「どこかで聞いたようなセリフね……ん、何だかあっちが騒がしいわね。ちょっと見てくるわ」

可奈「いってらっしゃ~!」モグモグ
826 : 1   2023/11/25 22:55:34 ID:ZZXcVAAAPI
紗代子(魔法)「…行くよ」

ヒグマ「いつでも来い」

瑞希(魔法)「はっけよーい…のこった」

紗代子(魔法)「ふん!!」
ヒグマ「おりゃあ!!」

ジャイアン「うおおおお!行け行け!!どっちも頑張れ!!」

翼(魔法)「クマと相撲できるなんて、やっぱりすごいなあ」

ひなた「あたし以外でヒグマと渡り合える人がいるなんてすごいねぇ」

ミクジン「改めてみると、あんな魔法使いありなんですかね?」

志保「…まあ、あの筋肉には結構助けられたし…い、いいんじゃないかしら…」


琴葉(魔法)「な、何やってるのあなたたち!?」

美奈子(魔法)「遊びに来たよ♪」

琴葉(魔法)「何で紗代子とクマが相撲を…!?」

このみ「あんら~!待ってたわよ、二人とも~!」ヒック

琴葉(魔法)「あなた、この間と雰囲気が…もしかして飲酒ですか!未成年なのに!?」

このみ「ひっく…、しつれいねえ!私はみせーねんでもないし、いんしゅでもないわよぉ
!ジュースよ、ジュース!」

琴葉(魔法)「明らかにジュース飲んでる人の様子と違いますよ!?」ガビーン

このみ「じゃあ飲んでみたらわかるわよ!ほら、このみお姉さんのオレンジジュースを分けてあ・げ・る!!」グイッ
琴葉(魔法)「ごふっ!」

このみ「いい飲みっぷりね~!じゃんじゃん飲みなさい!」

美奈子(魔法)(琴葉ちゃん、ドンマイ!)ナムナム
827 : 1   2023/11/25 22:55:51 ID:ZZXcVAAAPI
マナカナ「…キレイね、人間界にはこんなところがあるのね」

可奈「マナカナちゃ~ん!」

マナカナ「アンタ……って量多すぎっ!」ガビーン

可奈「マナカナちゃんの分も一緒に持ってきたんだ~!一緒に食べようよ!」

マナカナ「あ、ありがとう。じゃあいただくわね」

可奈「…」モグモグ

マナカナ「…」モグモグ

可奈「…ねえ、マナカナちゃん」

マナカナ「…ん?」モグモグ

可奈「>>829
828 : Pチャン   2023/11/26 06:52:12 ID:THLvbH42dU
「私は歌が大好きで目指せトップアイドル~ なんだけどマナカナちゃんは偉大な魔法使いを目指しているんだよね」

「私は魔法のことよくわからないけど、私とマナカナちゃんの目指してるのそんなに違わない気がして……」

「ねえ、住む世界は違うけど、お互い絶対に夢叶えようよ!」


ちょっと長すぎたかも
829 : 魔法使いさん   2023/11/30 08:22:53 ID:buDK70SEsA
離れてても私たちずっと友達だよね?(不安そうな感じで)
830 : 1   2023/11/30 20:32:45 ID:5zhDPapPsE
可奈「離れてても私たちずっと友達だよね?」ソワソワ

マナカナ「…!」

マナカナ(そっか、この子も同じなんだ…)

マナカナ「やっぱりあんたは紛れもなく私ね」

可奈「え?」

マナカナ「何でもない!……たとえ離れ離れになったって、私はアンタのことをずっと友達だと思ってるわ」

可奈「マナカナちゃん…!」

マナカナ「…フン!この天才魔法使いの私の友達になれたこと光栄に思いなさいよね!」

可奈「えへへ、うん!」

マナカナ「それと!」ガシッ
可奈「!?」

マナカナは可奈の顔を両手でガッシリと掴む。

マナカナ「この先どんなことがあったって、私はずっとここで頑張り続ける!だからアンタも負けるんじゃないわよ!あんたも『矢吹可奈』なんだったらね!」フッ

可奈「…うん!私もトップアイドルになるために頑張る!だってこれは私の夢なんだもん!」ニィ

マナカナ「ふふ…」
可奈「えへへ…」

二人「「はははははは!!」」

志尊可奈「仲良きことは美しきかな、という感じですね」

可奈「志尊ちゃん!」ビクッ

マナカナ「いるならいるって言いなさいよね!」

志尊可奈「すみません、楽しそうにしていたものでお邪魔してはいけないと思って」

可奈「そんなことないよ!一緒にお話ししようよ!」

マナカナ「ほら、ここ!早く座りなさい!」パンパン

志尊可奈「…では」スチャ
831 : 1   2023/11/30 20:33:06 ID:5zhDPapPsE
マナカナ「こうして改めて見ると不思議よね。こうしてこの場に同じ顔の人間が3人も揃うのって」

可奈「そっくりびっくり同じ可奈~♬」

志尊可奈「…二人とも、本当にありがとうございました」

マナカナ「いきなり何よ改まっちゃって」

志尊可奈「今回の一件、あなたたちの協力がなければ私は…」

可奈「な~んだ!そんなこと気にしなくてもいいよ!」

マナカナ「私たちは私たちのやりたいようにしただけよ、お礼なんていらないわ」

可奈「友達のためだもんね!」

マナカナ「感謝しなさいよ!この天才魔法使いに友達になれたことを!」

可奈「それさっきも言ってたけど持ちネタ?」

マナカナ「んなわけないでしょ!」ガビーン

可奈「あ!わかった!照れ隠しだ!」

マナカナ「ぐぬ…この!」グニィ

可奈「ふひゃあ!ほっぺ引っ張らないれ~!」

志尊可奈「…ふふ、あははは!」

可奈「志尊ちゃんに笑われた!?」ガーン

志尊可奈「いえ違うんです。ただ、純粋に今の状況が楽しくて……本当にありがとうございました」

マナカナ「じゃあもっと楽しみなさいよね!」

志尊可奈「はい」

可奈「あ、そういえば志尊ちゃんは…」


A:歌は好き?
B:お菓子は好き?
C:志保ちゃんは好き?
>>833
832 : Pサマ   2023/11/30 20:48:16 ID:KlEqQMrBw.
Aジャイアンも交えてリサイタルやっちゃおう世!
833 : 監督   2023/11/30 22:11:53 ID:f4Jv2Ue6mY
あえてのB
そろそろ癒しをだな
834 : レジェンド変態   2023/12/01 02:18:11 ID:Vw/rfH.5KM
これは15段パンケーキフラグか?
835 : 1   2023/12/01 22:29:40 ID:6SiELCCirA
可奈「お菓子は好き?」

志尊可奈「まあ人並みには」

可奈「だったら一緒に食べようよ!」

マナカナ「ナイスアイディアね!」

可奈「この『グルメテーブルかけ』に頼めば何でも出てくるんだよ!えーと…パンケーキ!」

ボンッ!
志尊可奈「でかっ!」ガビーン

マナカナ「15段重ねのパンケーキ…いいセンスね!流石私よ!」

可奈「いや~、それほどでも~!」テレテレ

志尊可奈「この15段重ねを…一人一つずつ、ですか?」ポカーン

マナカナ「アンタ、甘いものは正義って言葉を知らないの?」

可奈「甘いものは食べれば食べるだけ幸せになれるんだよ!」

志尊可奈「な、なるほど…。そういうものなんですね」

マナカナ「ほら、パクっといっちゃいなさい」

志尊可奈「…では、いただきます」パクッ

可奈「どう?」

志尊可奈「…美味しい」モグモグ

可奈「でしょでしょ♪」

志尊可奈「考えてみれば、こうやって甘味を楽しむなんて今まで出来なかった…確かにこれは正義…新たな発見です」

マナカナ「アンタも分かってきたじゃない!その調子で次の段も攻めていくのよ!」

志尊可奈「…!」モグモグ

可奈「志尊ちゃんが気に入ってくれてよかった~♪」

マナカナ「じゃあ私たちもそろそろいただきましょうか」

可奈「うん!」モグモグ

マナカナ「ってもう食べてる!」
836 : 1   2023/12/01 22:29:56 ID:6SiELCCirA
志尊可奈「…」モグモグ

マナカナ「黙々と食べてるわね」

可奈「よっぽど気に入ったんだね!じゃあこのフルーツ乗ったの食べる?」

志尊可奈「…」コクッ

可奈「はい、どうぞ!あーん!」スゥ

志尊可奈「…」パクッ

可奈「どう?」

志尊可奈「…美味しいです」モグモグ

マナカナ「こっちのも美味しいわよ。ホットチョコレート付き…ほら」

志尊可奈「…」アーン

マナカナ「…やっぱやめ~」パクッ

志尊可奈「マナカナさん、あなたという人は…」ムスッ

マナカナ「あはは!ジョークよジョーク!はいどうぞ」

志尊可奈「…これも美味しい」モグモグ

マナカナ(完全に餌付けされてる小動物ね)

志尊可奈「…甘いものがこんなに美味しいなんて…今日のこと、ずっと忘れられなさそうです」

マナカナ「そんな大げさな…」

志尊可奈「いいえ。あなたたちとパンケーキを食べたこと、一生忘れません」

マナカナ「あんた…」

可奈「じゃあいつかまた、三人でパンケーキを食べようよ!」

マナカナ「…そうね。私たち三人の…約束」

志尊可奈「…はい、必ず…!」

三人は微笑み、パンケーキを一口食べる。今日と言う日を忘れないように、じっくりと味わいながら――
837 : 1   2023/12/01 22:30:39 ID:6SiELCCirA
翌日。

ロコ(魔法)「本当にベリーサンクスです。あなたたちのおかげで魔法界に平和が戻りました」

ドラえもん「僕らの方こそ、色々と協力してくれてありがとうございました」

ロコ(魔法)「いつか人間と魔法使いが互いに手を取り合って生きていく世界が当たり前になるよう、私も努力していきます」

ドラえもん「僕もそう願ってます!その未来が実現することを…!」


紗代子(魔法)「みんなのこと、忘れないよ!」

瑞希(魔法)「あなたたちに出会えて本当に良かったです」

ひなた「あたしたちも二人に出会えてよかったよぉ」

ジャイアン「気が向いたらこっちの世界に遊びに来てくれ!歓迎するぜ!」


琴葉(魔法)「…」ウップ

美奈子(魔法)「琴葉ちゃん大丈夫?」サスサス

このみ「ほんっとうにごめんなさい!楽しすぎてつい悪乗りを…!」

琴葉(魔法)「き、気にしないでください…私も、その…ほとんど覚えていませんし。もし醜態をさらしてたら…むしろ忘れてほしいくらいです」

ヒグマ「お、おう…そうだな」

ミクジン「ぼくたちは何も見てませんよ!」

琴葉(魔法)「いったい何したの私!?」ガビーン


翼(魔法)「別世界の人間界か~!わたしも行ってみたいな~!」

志保「いつでも遊びに来て、待ってるから」

翼(魔法)「うん!いつか絶対に行くからね!」
838 : 1   2023/12/01 22:30:59 ID:6SiELCCirA
マナカナ「…」

可奈「マナカナちゃん!本当にありがとう!」

志尊可奈「あなたには感謝しています」

マナカナ「…私だって…アンタたちには…」

可奈「マナカナちゃん!」ガシッ
マナカナ「!」

可奈「絶対に…また会おうね!約束だよ!!」

マナカナ「…うん!約束…するわ!」ウルッ

志尊可奈「…」ウルッ

ドラえもん「じゃあみんな、帰ろうか」

マナカナ「…また、会いましょう」

可奈「うん!今度は一緒に北海道旅行しようね!約束だよ!!」

ドラえもん「マナカナちゃん、みんな!元気でね!」

志保「離れていてもずっと友だちよ」

ひなた「風邪ひかないようにねえ!」

このみ「また会えるって信じてるわ!」

可奈「絶対に!絶対だからね!!」

マナカナ「…うん!」

ヒュウン…
翼(魔法)「寂しくなっちゃうね」

マナカナ「…そうね」

翼(魔法)「あれれ、やけに素直だね」

マナカナ「うっさいわね!……ねえ、翼」

翼(魔法)「ん?」

マナカナ「改めて…その…よろしく、ね」テレテレ

翼(魔法)「えへへ!もちろんだよ♪」

マナカナ(…私はもうニンゲンを見下さない。私にとってニンゲンは大事な仲間…。翼、そして…もう一人の私とその子孫……これからもずっと…!!)
839 : 1   2023/12/01 22:31:42 ID:6SiELCCirA
~現代~

可奈「…戻ってきたんだね」

ドラえもん「あっちの世界に行ってたった数日だったけど、随分と懐かしく思えるね」

このみ「あれだけ濃密な体験をしてきたんですもの。そう思うのも無理はないわ」

志尊可奈「…ミクジン」

ミクジン「はい!帰りの案内はお任せください!」

ひなた「あれ?もう帰っちゃうのかい?」

可奈「もっとゆっくりしていけばいいのに!」

志尊可奈「そうしたいのは山々ですが…その、早く家族の顔が見たくて…」

ドラえもん「そっか。星梨花ちゃんを倒したことで歴史が変わったから…」

このみ「失ったものが全部戻ってきたのね」

志尊可奈「はい、本当にあなたたちのおかげです…」

志保「…家族との思い出、これからたくさん作ってちょうだい」

志尊可奈「…はい!」

ひなた「たまには遊びに来てね。ばあちゃんもきっと志尊ちゃんに会いたいって思ってると思うから」

志尊可奈「ええ、絶対に遊びに行きます」

ヒグマ「今度うちの家族も紹介するぜ!」

ジャイアン「他のアイドルや俺の心の友たちもな!」

志尊可奈「楽しみにしていますね」

可奈「…志尊ちゃん!」


最後の安価!

可奈の行動、もしくはセリフ
>>842
840 : Pサン   2023/12/01 22:58:39 ID:jULulVxsjU
さよならは言わないよ!代わりに一緒に歌おう!
841 : ダーリン   2023/12/02 02:41:56 ID:qv7A8g.RBI
今度劇場の公演に呼ぶから(マナカナ達も)、みんなで一緒に歌おう!的な事をいう
842 : ハニー   2023/12/02 11:54:39 ID:8UpzIaSx9A
↑上コメ
843 : 1   2023/12/02 22:28:28 ID:J.pz.VIGGA
可奈「今度、劇場の公演にみんなを呼ぶから、その時は一緒に歌おうね!」

志尊可奈「歌…、そうですね。あの時一緒に歌ったこと、今でも忘れていません。私も…また一緒に歌いたいです!」

可奈「うん!約束、だよ!」

志尊可奈「はい!」


ミクジン「それじゃあ行きましょうか」

ドラえもん「きみも元気でね」

ミクジン「またドラさんたちのお役に立てて良かったです!」

ジャイアン「え?役に?お前が?」

ミクジン「なっ…ぼくだって頑張っただろー!」プンプン

ジャイアン「ガハハ、冗談だ!」

ミクジン「まったくもう!」

志尊可奈「みなさん、本当にありがとうございました!」

ドラえもん「元気でね!」

可奈「また会おうね!!」

志尊可奈「必ず…会いに行きます!だから皆さん、お元気で!!」

ヒュウン…

志保「行ってしまったわね」

可奈「…うん」

ドラえもん「僕たちも帰ろうか、劇場に」

可奈「…そうだね!帰ろう!私たちの…劇場へ!!」
844 : 1   2023/12/02 22:28:43 ID:J.pz.VIGGA
~未来~

ミクジン「ではぼくはここで!」

志尊可奈「ありがとうございました、あなたを頼って本当に良かった」

ミクジン「そう言ってもらえてよかったです!でも次は普通に旅行を申し込んでくださいね」

志尊可奈「ふふ、はい」

ミクジン「では…またのご利用お待ちしております!」ヒュウン

志尊可奈「…ここが私の住んでいた時代…。破壊の跡も、人の悲鳴も聞こえない…普通の街並み…」スタスタ

志尊可奈「本当に歴史が変わったんだ……ということは!」タッタッ

志尊可奈「はぁ…はぁ…!あった!私の…家!」

志尊可奈「昔、写真で見た通りだ…。私の家、ここに…私の家族が…」

ガチャ
女性「あら?〇〇じゃない!こんなところに立ってどうしたの?」

志尊可奈「おかあ…さん」

志尊の母「どうしたの?何だか様子が変よ?」

志尊可奈「お母さん…お母さんお母さん!!」ダキッ

志尊の母「あらあら、今日は随分と甘えん坊さんね」

志尊の父「おっ!〇〇!ちょうどいい所に帰ってきたな!」

志尊可奈「お父さん…!」

志尊の父「見てみろ!さっき大物を釣り上げてな!今日はこいつで美味しいもの作ってやるからな!」

志尊の母「ここだと寒いでしょ?早く家に入って暖まりなさい」

志尊可奈「…うん!」

――ただいま
845 : 1   2023/12/02 22:29:05 ID:J.pz.VIGGA
~現代~

あれから数日が経ち、一行は平和な日常を過ごしていた。

可奈「ふぅ…レッスン終了~!」

このみ「お疲れ様!」

志保「お疲れ様です」

可奈「つ、疲れた…」

ドラえもん「可奈ちゃんってば、いきなり寝転がるなんて行儀が悪い」

可奈「だってもうヘトヘトなんだもん」

志保「まったくもう…」

ひなた「みんな~、ばあちゃんからりんごが届いたよぉ!」ガチャ

可奈「うわあ、美味しそうなりんご!」ヒョコッ

志保「復活が早い!」ガビーン

このみ「いつも本当にありがとうね。私も今度お礼しなくっちゃ…」

可奈「お礼かあ…パンケーキ好きなのかな?」

志保「可奈じゃあるまいし…」

可奈「えええ!パンケーキは美味しいんだよ!甘いものは正義なんだよ!」

ドラえもん「まあ僕に言わせれば、甘いから良いってわけじゃない。どら焼きだってそうさ、どら焼きは……」

このみ「あはは…その話、長くなりそうね?」

ガチャ!
未来「うわああああああ!」タッタッ

翼「未来、早くドア閉めて!」

未来「わかった!」バタン

ひなた「二人とも、そんなに慌ててどうしたんだい?」

志保「少しは静かにしなさいよ」

未来「その“静香”ちゃんだよ!」

志保「いや、意味わかんないし…」

翼「わたしたち、静香ちゃんに追われてて…」

静香「とおうっ!!」バキンッ

可奈「うわあ!扉を突き破ってきた!」ガビーン

ドラえもん「君は超人か何かか」
846 : 1   2023/12/02 22:29:23 ID:J.pz.VIGGA
静香「あなたたち…私のうどん弁当によくも生クリームを入れてくれたわね…」

翼「だって未来が『これ入れたら美味しくなりそうだね』って言うから…」チラッ

未来「えー!翼だって笑いながら『そうだね』、って言ってたじゃん!」

静香「問答無用!!」カッ

星梨花「静香さん、お二人も悪気があってやったことじゃないと思うんです。きっと静香さんを喜ばせようと思って…」

静香「確かに星梨花の言うとおりだわ」

ドラえもん「変わり身早い!」ガビーン

志保「私たちはいったい何を見せられてるの…」ドヨーン

このみ「あはは、あの子たちは本当に相変わらずね」

可奈「…」ニコニコ

翼「どうしたの?わたしたちのことジッと見て」

可奈「何でもないよ。ただ、やっぱりいつものみんなは安心するな~って思っただけ」

翼「?」

未来「あ、そうだドラえもん!またあの話を聞かせてよ!」

星梨花「未来さん、あの話って何ですか?」

未来「この間、可奈たちが大冒険をしてきたんだって!しかも魔法の世界で!」

翼「そうそう!その話、わたしもまた聞きたいな~♪」

静香「二人とも、この後レッスンが…」

星梨花「大冒険のお話ですか!すごいです!わたしにもぜひ聞かせてください!」ワクワク

静香「…まあ、まだ時間はあるものね」

志保「静香…」ドヨーン

ひなた「それじゃあ、話を聞きながらりんごでも食べようねぇ」

可奈&未来「「わーい!」」

星梨花「それで、魔法の世界でどんな冒険をしてきたんですか?」ワクワク

ドラえもん「そうだね、それじゃあ話そうかな」


ドラえもん「これは僕と可奈ちゃんが体験したある出来事のお話…」


矢吹可奈 編 完!
イメージED曲「あめにうたおう♪」
847 : 1   2023/12/02 22:31:26 ID:J.pz.VIGGA
半年と言う長い期間かけたにもかかわらず、最後まで付き合ってくださった皆さん!本当にありがとうございました!
コメントも全部見させてもらってます。ありがとうございます、励みになります!

大長編っぽい導入になったと思ったら、気づいたら本当に大長編になっててノリノリで書かせていただきました。
前回が比較的日常回といった感じでしたが、今回はファンタジー世界でアイドルとドラえもんたちの大冒険!

久しぶりにミリマグの設定やドラえもんの大長編を読み直して、双方の要素を取り入れつつ、オリジナル要素も加えたり、とこうやって世界観を繋ぎ合わせていくのはクロスオーバーの醍醐味と言った感じで非常に楽しませてもらいました。
特に今回はヒグマやいちぽむ似の悪魔など、オリジナルキャラたちも多く登場したので設定を考えるのは楽しかったです。

今年はライブやアニメとミリオンもたくさん盛り上がっていますが、私もこの勢いに乗って全力でミリオンを楽しんでいこうと思います。
また次回作を書く際は、安価に参加したり、ただ読んでくれたりと、皆さんに楽しんでもらえると嬉しいです。

最後に表の最新版を。一部のキャラはイメージで。
星梨花はイメージ通りの悪い顔してるイラストが出たので、そちらを使用。

それでは、また次回よろしくお願いします!

848 : 変態・オブ・ザ・イヤー   2023/12/03 12:33:01 ID:ueon24aoXQ
今回もお疲れ様です!
849 : せんせぇ   2023/12/03 15:09:57 ID:LVp9ZAZv7.
800スレを超える長編お疲れ様です
始めの北海道旅行からここまで話しが広がるとは思いませんでした
自分もちっちゃい頃はドラえもんっ子だったのですがミクジンとか 居たなそんな奴!もう忘れてたわ! ってなりました
自分も最近ミリオンのSSを書き始めたのですが勝手にアイドルをサイボーグや超能力者にしていいのだろうかと悩んでいたこともありましたが
このシリーズを見てこんな先駆者様がいるなら別にいいよね……ってなりました
志尊可奈等のタイムトラベルネタもドラえもんならではですし
数々の安価を綺麗に捌きドラえもんネタの豊富さもお見事でした
次回作もお待ちしてます
850 : Pさぁん   2023/12/03 20:41:07 ID:sU9w50wBjI
乙〜次回も楽しみに待ってます
851 : Pくん   2023/12/03 22:41:21 ID:rQ0yzzP6Bs
1さん今回もありがとうございました。
今回の悪役は救いのないタイプでしぶとかったですね。

そういえば1さんもミリアニや10thツアーは観られてますか?
何かの機会に感想とか伺いたいですね。
次回作も楽しみにしています。
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