【安価SS】ドラえもん「明日は>>4ちゃんと買い物に行くんだ!」【ミリオン】
1 : 1   2022/03/05 20:00:27 ID:4U/0tAGY0U
ドラえもん「楽しみすぎて全然眠れないや!」パチ

(>>4は未来、ロコ、翼、桃子、静香以外の劇場アイドル34人の誰か)




★過去作はこちら
①春日未来編
【安価SS】ドラえもん「>>4ちゃん、どうしたんだい?」【ミリオン】
http://imasbbs.com/patio.cgi?tr=all&read=11488&log=past&res=751

②ロコ編
【安価SS】ドラえもん「>>4ちゃんが帰ってきたぞ!」【ミリオン】
https://imasbbs.com/patio.cgi?tr=all&read=14741

③伊吹翼編
【安価SS】ドラえもん「あ、>>4ちゃんから電話だ」【ミリオン】
http://imasbbs.com/patio.cgi?tr=all&read=19122&log=past&res=815

④周防桃子編
【安価SS】ドラえもん「>>4ちゃん、何だか機嫌がいいね」【ミリオン】
https://imasbbs.com/patio.cgi?tr=all&read=20894

⑤最上静香編
【安価SS】ドラえもん「なんだ、>>4ちゃんは出かけてるのか」【ミリオン】
http://imasbbs.com/patio.cgi?tr=all&read=22920
~あらすじ~
風花への日頃の感謝を込めて最強のうどんを作りたいという静香。
店先で同じく風花を慕う紬とエル・マタドーラと食材争奪戦を繰り広げる中、突如ネコの軍団が静香たちを襲う!
その陰でほくそ笑むのは765プロの仲間であるはずの志保!果たして彼女の目的とは…?
495 : 変態インザカントリー   2022/04/17 00:55:47 ID:ZkGrSs8ga.
A
496 : ハニー   2022/04/17 01:34:19 ID:jivlnhXkLA
A
497 : 師匠   2022/04/17 02:40:36 ID:qTyL1TVtMY
山って?裏山?
498 : プロデューサーくん   2022/04/17 07:04:03 ID:cGW1g4tlWU
高山かも
499 : 1   2022/04/17 16:44:01 ID:Ee8nUHqvfA
ドラえもんたちは山に戻り、ポケットと小籠包を取り返したことを伝えた。

百合子「ポケットが取られたときはどうなるんだろうと思っちゃったよ」

スネ夫「ポケットのないドラえもんなんてドジえもんだもんね」

ドラえもん「なんだと!」プンプン

スネ夫「冗談だよ!冗談!」

杏奈「後は……瑞希さんやポコさんの仲間たちを、助けるだけだね……」

ポコえもん「みんな、無事だといいんですが…」

ドラえもん「考えることは山ほどあるけど、今は体を休めることが先決だ。一度街でご飯にしよう」

紗代子「そうだね!もうお腹ペコペコだよ!」

百合子「気づけばもうすぐ夜ですもんね」

琴葉「みんな、すき家なんてどうかな?」

ドラえもん「どうせしじみ汁でしょ?」

琴葉「え?どうしてわかったの?」

あははははははははは!

茜「…」

スネ夫「元気出しなよ。何事にも調子が悪いときはある」ニッ

茜「プロちゃん…」

スネ夫「それにいざとなったら僕が助けてやるさ!……できる範囲でね。まあ本音を言えば、痛いのは嫌なんだ。できれば助けてくれると嬉しいな」

茜「…全くしょうがないなあプロちゃんは!じゃあ茜ちゃんがビシッと覚醒してプロちゃんを守ってあげないとね!」

スネ夫「それは助かる!これで僕も安心だ!」

ドラえもん「二人とも、早く!」

スネ夫「うん、今行くよ!」タッタッ

茜「…ありがとう、プロちゃん」
500 : 1   2022/04/17 16:44:22 ID:Ee8nUHqvfA
一方、デパートでは

老タヌキ「…それであの娘を逃がしたのか?」

タヌキD「違うよ!手品を見せてもらって見逃したなんて、そんなことないよ!」

老タヌキ「…まあよい。あの娘と対峙して怪我がなかっただけでも幸運だ……それにあ奴も帰ってきたことだしな」チラッ

タヌキA「おじじ、みんなただいま!」

タヌキD「お姉ちゃん!」

老タヌキ「よく無事に戻ってこれたな」

タヌキA「いろいろあってさ……ねえ、お嬢はどこ?伝えたいことがあるんだ!」

老タヌキ「疲れたのだろう…今は、眠っているよ」


デパートの書店の中にある、子供が遊べる自由スペース。
周りには絵本やぬいぐるみが散乱していて、その中でアナザー麗花はすやすやと眠っていた。
501 : 1   2022/04/17 16:44:42 ID:Ee8nUHqvfA
むかしむかし、あるところに50人の女の子たちがいました。

女の子たちはアイドルに憧れており、アイドルになることを夢見ていました。

しかし、女の子たちは普通の女の子ではなかったです。

それぞれが特別な力を持っていて、それを隠してアイドルをしていました。

女の子たちは故郷の世界を離れ、ある男性と出会いました。

男性は女の子たちのアイドル活動に協力し、共に喜びも悲しみも分かち合いながら頑張ってきました。

そのため、女の子たちは男性をとても慕っていたのです。

しかしある時、悲劇が起きたのです。

男性は呪われた小籠包を口にし、呪いで眠りについてしまったのです。

どうにかして男性を救いたいと考えた彼女たちは本来の姿に戻り、

故郷であるミリオンワールドに戻って男性を救う決意をしたのです。

男性を救うには、試練をクリアして5つの小籠包を集める必要がありました。

彼女たちは協力し合い、全ての試練をクリアしました。

そして小籠塔へたどり着いたのです。

しかし、そこで更なる試練が待ち構えていました。

「本来の姿に戻り、アイドルの道をあきらめるか」

「本来の姿を捨て、普通のアイドルの道を進むか」

彼女たちは選択を迫られました。

そして――
502 : 1   2022/04/17 16:46:13 ID:Ee8nUHqvfA
少女『それで女の子たちはどうなったの?』

鳥『どうなったのでしょうねえ?』

森の中。
着物姿の少女は木に寄り掛かりながら、向かいの木の枝に乗っかっている鳥を見て言った。
いや、正確に言うと鳥かどうかも怪しい謎の生き物であった。
体こそ鳥であるのだが、顔は明らかに鳥のそれではなく、どちらかというと人間の顔に近いのだ。
鳥は自身を『トリホー』と名乗り、雑談の一つとして、昔話を彼女に聞かせたのだった。

トリホー『ですがミリオンワールドが消滅してしまったということは、つまりそういうことなんでしょうねえ』

少女『普通の道を選んだってこと…?何で?』

トリホー『簡単なお話です!女の子たちには自分を慕ってくれる存在がいたからです!世界と力を引き換えにしてでも、守りたい存在だったということです!』

少女『ふーん…なんだかよくわからないかも』

トリホー『でしょうねえ、彼女たちはあなたとは真逆なのだから』ニヤッ

少女『…』

トリホー『気を悪くしてしまったら申し訳ない……まあ、あなたの境遇には同情します。両親は普通の人間であるにも関わらず、強大な妖力を持ち生まれた突然変異体。そのせいで村の人間からは迫害を受け、唯一愛情をもって接してくれた両親は流行り病でこの世を去る。村人からは、あなたが実の両親を呪ったと誤解され、村を追い出される……幼くしてすでに壮大な人生を送っていらっしゃる…。本当に涙が出てきそうだ、ホーッホッホ!』
503 : 1   2022/04/17 16:46:49 ID:Ee8nUHqvfA
少女『別に私は気にしてないよ、だって今は新しい家族がいるもん』

トリホー『あの化けダヌキたちですか。しかし彼らもまた、世界からはじかれた哀れな異端。普通のものとは違う存在であることには変わりありません』

少女『……じぃじたちは自分たちから人間を傷つけたわけじゃないのに、妖術を使うからって理由でずっと嫌われてたって言ってた』

トリホー『いつの世も自分たちとは違う存在は、疎まれ、忌み嫌われるものです』

少女『私たちが普通の人とは違う力を持ってるから?じゃあ普通じゃない私たちはずっと嫌われてままなのかな…そんなの、おかしいと思う』

トリホー『…お嬢さん、あなたの考えを聞かせていただいても?あなたはどうすれば人と共存できると思いますかな?』

少女『うーん』

少女は腕を組み、考え始める。

少女『…同じになればいい』

トリホー『…今なんと?』

少女『みんなが私と同じになればいいんだよ。みんな一緒になればそれが“普通”になる、そうなれば誰も私たちをいじめなくなる』

トリホー『ほう!』
(自分が他者へ合わせるのではなく、他人を自分に合わせるか……なんという自分勝手!素晴らしい!)ニヤニヤ

トリホーはどこからともなくリンゴサイズの木の実を取り出し、少女の前に放り投げた。

トリホー『これはあなたの望みを叶える力を持つ品……時空間を行き来する力を得られる木の実です』

少女『じくうかん?』

トリホー『つまりこことは違う別の世界に行くことができる力です』

少女『そんなこと本当にできるの?』

トリホー『できますとも!何を隠そう、私も別の世界からここにやってきたのですから』
504 : 1   2022/04/17 16:47:39 ID:Ee8nUHqvfA
少女『へえ…そうなんだ。これを食べただけで、私もその力がもらえるんだ』

トリホー『例えばこの『知恵の木の実』、これを食べれば一時的に頭がよくなります。これはアダムとイブが食べたといわれている禁断の実をイメージして作られたものです』

少女『…』

トリホー『そう、かつてアダムとイブが禁断の果実を食べ、知恵を得た。ミリオンワールドの小籠包は人に呪いを与え、または塔のカギとなった…つまり食べ物には元来不思議な力が宿っているのです。……あなたはこの実を食べ、残りのカギを集めてミリオンワールドを復活させなさい!』

少女『でも、ミリオンワールドってなくなっちゃったんでしょ?』

トリホー『そう言われていますね、けど伝聞がすべて真実であるとは限らない。……何故ならカギはこうして存在しているのですから』スウッ

今度は小籠包を取り出し、少女に見せる。

トリホー『先の話が真実であるならば、カギをすべて集めれば小籠塔への道は開かれます。別の世界で小籠塔を完全に顕現させることができれば、その世界をミリオンワールドに作り替えることが可能でしょう。もっとも仮説にすぎませんが』

少女『ミリオンワールドはどんなことが起きてもおかしくない、不思議な世界…。もしミリオンワールドに行くことができたら私もみんなも楽しく暮らせるのかな』

トリホー『もちろん!ただし…多くの犠牲を生むことになるかもしれません』

少女『大丈夫だよ』

少女は即答した。

少女『私やみんな以外の人がどうなったって、全然大丈夫だよ。私は、私の大切な家族と一緒に楽しく面白く暮らしていきたいだけだもん』
505 : 1   2022/04/17 16:48:03 ID:Ee8nUHqvfA
トリホー『ホーッホッホ!あなたの“夢”、実に素晴らしい!ますます応援したくなってきましたよ!さあ、受け取りなさい!あなたの理想に至るまでの“鍵”、そして“力”を差し上げましょう!』

少女『…』パクッ

トリホー『…お体に変化は?』

少女『うーん、よくわからないや……ねえ』

ガシッ!
トリホー『え!?な、何を!?』

少女『どんな力なのか、君で確かめさせてよ!』ギシギシ

トリホー『わ、私はあなたを想って親切に…』

少女『嘘。君はずっと私のことを馬鹿にしてたよね。それ以上にじぃじのことを“哀れ”って言って馬鹿にしてた!聞いててすっごく嫌な気分だったんだよ…!』ギシギシ

トリホー『ぐ、ぐるじ……た、たすけ…』

少女『あはは♪壊れちゃえ♪』


老タヌキ『をみな!』

少女『じぃじ?』

トリホー『ひいいいい!!』バサァ

少女『あ…逃げられちゃった』

老タヌキ『をみな、ここで何をしている?誰かと話していたのか?』

少女『ううん……なんでもない』

老タヌキ『…そうか』

少女『…ねえ、じぃじ。もし世界が自分のものになったらどうしたい?』

老タヌキ『…質問の意図が理解できんな』

少女『私ね、世界を手に入れられるかもしれない力を、手に入れたんだよ』

老タヌキ「…どういうことだ?」

少女『私はね、この力でじぃじたちと楽しく暮らしたい。そしてね――』
506 : 1   2022/04/17 16:49:56 ID:Ee8nUHqvfA
・・・
・・


アナザー麗花「…懐かしい夢だったなあ」パチッ

老タヌキ「目が覚めたか」

アナザー麗花「じぃじ、おはよ~」

老タヌキ「もう夕方だ」

アナザー麗花「あれそうだっけ?」

タヌキA「お嬢!」バッ

アナザー麗花「うわあ!戻ってこれたんだね!!」ダキッ

タヌキA「怖かったよぉ!」

アナザー麗花「ごめんね、私がもっとしっかりしてれば…」

タヌキA「お嬢は悪くないよ!悪いのはあの青ダヌキたちだよ!……あ、そうだ!小籠包のことなんだけどさ…かくかくしかじかで」

老タヌキ「…ほう、映し絵の中に隠していたのか」

アナザー麗花「教えてくれてありがとう!ちゅー♪」
タヌキA「えへへ♪」

アナザー麗花「…さーてと、それじゃあ小籠包をいただこうかな」ニヤッ


一方、ドラえもんたちは>>509していた。
507 : 仕掛け人さま   2022/04/17 17:06:32 ID:9A2FEjouf.
未来ちゃのおっぱいを触っていた
508 : プロデューサー様   2022/04/17 17:16:14 ID:6L2fq8H5NY
茜ちゃん人形に「おもちゃの兵隊」の機能を取り付ける





トリホーって「夢幻〜」のアレ?

アナザーぷっぷかは架空世界から来たのかな?
509 : プロヴァンスの風   2022/04/17 18:46:29 ID:ZkGrSs8ga.
スネ夫に化け狐の術を習得させようとしていた
510 : おやぶん   2022/04/17 20:31:22 ID:eVirKiox9M
動物ごっこ帽子で忍術仮免許使うのか
511 : あなた様   2022/04/18 18:30:45 ID:C0F.m.no6E
のび太も呼んで化けタヌキになれるあの道具を使わせたい
512 : 1   2022/04/18 21:17:17 ID:7oAPnmk8XQ
スネ夫「…というわけで、頼むよドラえもん!」

ドラえもん「どうしたんだい急に?一緒に戦いたいだなんて…」

スネ夫「いや、みんなが頑張ってるのに僕だけ後ろで見てるだけってのもさ…、保護者としてみんなを守りたいんだ!」

ポコえもん「ぼくが言うのもなんですが、スネ夫さんはみんなの役に立ってると思いますよ?」

百合子「そうですよ!プロデューサーさんが役に立たないだなんて思ってないです!そんんなこと言ったら私だって…」シュン

杏奈「みんな……それぞれ頑張ってると思う、よ……」

スネ夫「みんな…」ジーン

ドラえもん「僕もみんなと考えは同じだよ!けど、君のその考えは尊重したい!だからいい道具を貸そう!」ゴソゴソ

『魔法事典』と『動物ごっこぼうし(キツネ)』~!

琴葉「ただの真っ白なメモ帳?」

ドラえもん「いいや。魔法事典に書き込んだ魔法は実際に使えるようになるんだ!これに使いたい魔法を書いてみるといいよ!」

百合子「そ、そんな夢みたいな道具があるなんて!」キラキラ

スネ夫「なるほどね。……でもさ、この帽子って確か」

ドラえもん「うん!未来の幼稚園児が動物ごっこするときに使うただの帽子!雰囲気づくりにいいかなと思ってさ!」

一同、ズッコケる。

スネ夫「はは…だったらそれに乗っかって、化けギツネの術を習得してやるぞ!」

ドラえもん「問題なの、魔法事典にかかれた魔法は、世界中で使えるようになっちゃうんだ!だから君だけがわかる発動条件を決めておいた方がいいよ!」

スネ夫「そうか、だったら…」

スネ夫は化けギツネの術、『狐火』を習得します。
発動条件は?
>>514
513 : P殿   2022/04/18 21:19:27 ID:WMIIQjdlBs
油揚げをドラえもんに食べさせる
514 : 貴殿   2022/04/18 21:20:23 ID:C0F.m.no6E
ジャイアンレベルの歌声を聞いて精神を研ぎ澄ませる
515 : プロデューサー   2022/04/18 21:25:32 ID:88SPEv6p9Q
>>514
??「可奈がジャイアンさんレベルですって?可奈は歌姫ですから」
516 : EL変態   2022/04/18 22:17:17 ID:itCVDxqNeE
>>515
北沢ァ!
517 : 1   2022/04/18 22:52:20 ID:7oAPnmk8XQ
スネ夫「『ジャイアンレベルの歌声を聞いて精神を研ぎ澄ませる』っと…」カキカキ

ドラえもん「ジャイアンレベルの歌声なんてそうそういないと思うけどなあ…」

スネ夫「何言ってるんだ?いるだろ、ここに」ポンッ

ドラえもん「…え?僕!?」

杏奈「ドラえもんって……歌が下手……なの?」

琴葉「そういえば一度も聞いたことないわね」

ドラえもん「失礼な!僕はそんなに下手じゃないぞ!見てろ……」スウゥッ


ホゲ~♬


百合子「!!?」

紗代子「あ、頭が…!」

茜「これは強烈だね…!」

紬「う、うう…」

ポコえもん「紬さんがうなされてます!」

ドラえもん「そ、そんな~」ガーン

スネ夫「いいぞ…研ぎ澄まされてきた……ふん!」

ボッ!

杏奈「あ、火が出た…」

百合子「プロデューサーさんの頭から」

スネ夫「何で!?」ガビーン

杏奈「あのバトル漫画みたいで……かっこいい……です」

スネ夫「え?本当に?」キリッ

杏奈「…」スッ

スネ夫「何で目をそらすの!もしかして気を使ってくれたのか!?」ガビーン

ポコえもん「まあまあ。これも立派な能力ですよ」

スネ夫「頭から狐火出すだけでどうやって戦えばいいんだよ…」
518 : 1   2022/04/18 22:53:05 ID:7oAPnmk8XQ
茜「…ふふふ、やっぱり茜ちゃんも頑張るしかないね!」

紗代子「茜ちゃん、やる気だね!」

茜「うん!プロちゃんだけにいい格好はさせられないしね!ここは茜ちゃんの見せ場を作るためにも、ビシッと頑張るしかないよね♪」グッ

スネ夫「やれやれ…」フフッ

ポコえもん(スネ夫さん、もしかして彼女を元気づけるためにわざと…)

スネ夫(さて、今度はちゃんとしたのを書こうか……ん!?)

ドラえもん「…どうしたのスネ夫。目を見開いて固まっちゃって……」クルッ


でんでんむすくん「…」ギョロ
デデンデンデデン!

ドラえもんが後ろを向くと、巨大なでんでんむすくんがギョロギョロと巨大な目を動かしながら、一行を観察していたのだった。

ドラえもん「うわあああああああ!!」

琴葉「いつの間にこんなに近くに!?」

でんでんむすくん「おいら…しょうろんぽう…うばう!あおだぬき、たおす!」ギョロ
デデンデンデデン!

A:戦う
B:逃げる
>>520


★ドラえもん豆知識
藤子・F・不二夫大全集 ドラえもん1巻「ドラえもんの歌」という回で、ドラえもんがジャイアン以上の音痴であることが明かされる。
余談だが、のび太も相当の音痴でいろいろな回でその音痴っぷりを披露している。第13巻「ちく電スーツ」ではスネ夫から「ジャイアンよりひどいや」と言われている。
ジャイアンはもちろんのこと、しずかちゃんは歌はうまいがバイオリンが下手。
対してスネ夫はドラえもん+第1巻「おいかけテレビ」でテレビ番組ジャリっ子のどじまんに出演できるくらい歌が上手いので、いつものメンバーの中で音楽の才能が最も高いのはスネ夫であると考えられる。
519 : プロデューサー殿   2022/04/18 22:57:29 ID:88SPEv6p9Q
A

スネちゃまは戦闘力以外はいいんだよね……(今の中の人的に宝物庫から色々ぶっぱしたり、ゴットフィンガーしたり、女子中学生をプリキュアにしたりできるけど 最初の関智一はエヴァでしたけどな!)
520 : 彦デューサー   2022/04/18 23:40:38 ID:itCVDxqNeE
Aスネ夫が某ガンダムファイトの人みたいになる
521 : プロデューサー君   2022/04/19 00:45:03 ID:jj9nm9mhGA
スネ吉兄さんがバラを飛ばしそうだな
522 : プロヴァンスの風   2022/04/19 01:09:58 ID:BWodttSn4g
>>519
関さん、ウルトラマンだけでもグレートとエースの2人を演じているから戦闘能力は高まるばかりよ
523 : Pーさん   2022/04/19 07:20:02 ID:zOTyi4r/fU
茜ちゃんバスター(リザルト画面の茜ちゃん台詞の空耳)はでるかな?
524 : 1   2022/04/20 00:04:40 ID:E909L1yW.6
ドラえもん「やられる前に倒してやる!」ドッカーン

でんでんむすくん「ふん!」バシッ

ドラえもん「はじき返した!?」

でんでんむすくん「!!」ブンブン

細い腕をまるでムチのように振り回し、攻撃を繰り出す。

琴葉「速い…っ!」

でんでんむすくん「!!」ガシッ

ドラえもん「しまった!」ブラーン

一瞬の隙をつかれ、ドラえもんは足をつかまれたまま、逆さ吊りの状態で捕まってしまう。

でんでんむすくん「しょうろんぽうのしゃしん、おいらによこせ!」
デデンデンデデン!

百合子「写真にしたことバレてる!?」

紗代子「きっとあの時だ…!タヌキに見られてたんだよ!」

でんでんむすくん「しゃしん、ない!おまえ、しゃしんどこかくした?」ゴソゴソ
デデンデンデデン!

ドラえもん「あひゃひゃひゃ!くすぐったい!」

でんでんむすくん「しゃしん、ない…どこだどこだ?」ゴソゴソ
デデンデンデデン!

スネ夫「ど、ドラえもんを離せ!」ボオッ

でんでんむすくん「うおお…あ、あつい…!」

スネ夫「ど、どうだ!」

でんでんむすくん「あつい…けど、きかない!」バシッ
デデンデンデデン!

スネ夫「ふべっ!」

茜「ぷ、プロちゃん!」

スネ夫「ま、まだだ…」フラフラ

でんでんむすくん「おまえ、しつこい!」バシッ
デデンデンデデン!

スネ夫「ぐは……」ヨロッ

百合子「まともに攻撃を受けちゃったのにまだ立ち上がって…」

杏奈「これ以上は……危ない……」

茜「プロちゃん…」
525 : 1   2022/04/20 00:05:13 ID:E909L1yW.6
スネ夫「僕だって…いつまでも後ろから見てるだけじゃないぞ…僕はみんなのプロデューサーなんだ…僕が守らなくちゃ……」ヨロヨロ

でんでんむすくん「おいら、しつこいの、きらい!おまえ、きらいだ!」ブンッ
デデンデンデデン!

ドラえもん「!?」
スネ夫「!!」

でんでんむすくんはドラえもんを持っている手を振り下ろし、スネ夫に攻撃を仕掛けようとしている。

茜「そんなの…だめだよ!!」

ゴゴゴゴォ…

でんでんむすくん「!?」

茜「え!?茜ちゃんの体が光って…」

ポコえもん「それに空間が…裂けた!?これはまさか時空間の……」

突如、発光しだす茜と裂けた空間…。
この場にいる誰もがこの状況を理解しようと思考を巡らせている、その刹那――

ギュイイイイン!
でんでんむすくん「ぐほぉ!!」バシン

――謎の攻撃がでんでんむすくんを襲った!

ドラえもん「あの攻撃、重力の…まさか…!」


「随分と盛り上がっているみたいですね。私も混ぜてくれませんか?」スタスタ


ドラえもん「やっぱり!瑞希ちゃんだ!!」

瑞希「はい。お待たせしました……いえい」ブイッ


安価内の書き込みの「秒数の合計値」によって結果が以下の通りに
偶数→でんでんむすくんを倒すことに成功
奇数→でんでんむすくんを倒せない
>>526~529
526 : 兄(C)   2022/04/20 00:14:53 ID:zXFUA6gtSk
真壁帰還
527 : 監督   2022/04/20 00:40:40 ID:d0tPYzJOu6
マカベー!
528 : Pはん   2022/04/20 02:04:46 ID:bjZ2DF2uTE
てか本物の麗花さんは何やってるの
529 : おにいちゃん   2022/04/20 06:15:57 ID:t5pI7W/c5s
でんでんむすむすてーんむす〜
530 : 番長さん   2022/04/20 08:14:15 ID:C/vjMFr7xs
アナザー麗花ば別世界の麗花ってことなんかな?
違うならそろそろ本名が知りたいかも。
531 : 1   2022/04/20 15:12:36 ID:E909L1yW.6
瑞希「…」モグモグ

百合子(なんか食べてるーっ!)ガビーン

瑞希「ちょっと待っててください…もぐもぐ…さっきまで…もぐ…食事していたので…」

でんでんむすくん「おいら、まてない!おまえ、たおす!」ブンブン
デデンデンデデン!

瑞希「…」スゥ

でんでんむすくん「こうげき、よけた…!?」
デデンデンデデン!

スネ夫「どうだ…驚いたか…ば、化け物め…」バタッ

茜「プロちゃん!」ガシッ

スネ夫「茜さん…能力が開花したんだね…すごいじゃないか…」

茜「と、当然だよ…!だって…茜ちゃんだよ?」

スネ夫「はは…やるじゃん…」ガクッ

茜「プロちゃーん!!」


瑞希「…」チラッ

でんでんむすくん「おまえ、こっちみろ!むし、よくない!」
デデンデンデデン!

瑞希「…そうですね。私の仲間を傷つけたあなたを無視するわけにはいきませんね」

でんでんむすくん「おまえ、たおす!」ブンブン

瑞希「重力攻撃」バッ

でんでんむすくん「ふべっ!」ドゴッ
デデンデンデデン!

瑞希「…」ゴオオオ

絶え間なく続く重力攻撃がでんでんむすくんを襲う!
止まらない連撃にでんでんむすくんは逃げられることはできなかった。

でんでんむすくん「まて、やめ、ろ…」
デデ!

瑞希「これで終わりです」

デデン!
でんでんむすくん「ふべええ!!」
デンデデン!!

ドッカアアアアアアアン!!
532 : 1   2022/04/20 15:13:17 ID:E909L1yW.6
とどめの一撃を喰らい、でんでんむすくんは爆発!
煙が消えた時には、素体のぬいぐるみが地面に転がっていた。
瑞希がぬいぐるみを拾い上げ、少しの力で握ると、
「デデンデンデデン!」と音が鳴った。

瑞希「音のなるぬいぐるみでしたか。てっきりター〇ネー〇ーかと思いました…」

ドラえもん「瑞希ちゃん!」

瑞希「ドラえもんさん、無事でよかったです」

ドラえもん「もう!それはこっちのセリフだよ!」

瑞希「そうでしたね…ふふ」

ドラえもん「もうあんな無茶な真似はしちゃだめだよ!」

瑞希「善処します」


アナザー麗花「感動の再会…よかったねえ、二人とも♪」


瑞希「北上さん…!」ザッ

アナザー麗花「だめだよ、瑞希ちゃん。勝手にいなくなったりしちゃあ…」

瑞希「…」

アナザー麗花「君たち、つむつむちゃんを倒したんだって?結構頑張ってるんだね、偉い偉い♪」

ドラえもん「…」

アナザー麗花「…けど、一番驚いたのは…君に、かな」チラッ
533 : 1   2022/04/20 15:14:19 ID:E909L1yW.6
茜「え…え!?茜ちゃん!?」

アナザー麗花「私と同じ能力を使えるなんてすごいねえ。ちょっと興味が出てきたよ」

杏奈「同じ……能力」

ポコえもん「さっきの時空間の…」

アナザー麗花「時空間に干渉できる能力。別の場所に移動したりこっちに呼び寄せたりする力」

茜「それが茜ちゃんの能力…」

アナザー麗花「君からは素質を感じるよ。使いこなせればもっと強くなる……私みたいに」スッ

ドラえもん「消えた!?」

アナザー麗花「ここだよ」パッ

ドラえもん「いつの間に僕の後ろに!?」

アナザー麗花「こうやって空間を切って繋げば、瞬間移動みたいに一瞬で間合いを詰められるんだよ。すごいでしょう?」ニコニコ

瑞希(なるほど…だから今までも瞬時に…)

アナザー麗花「ねえ、青ダヌキくん…小籠包をちょーだい♪」

ドラえもん「誰が渡すもんか!」

アナザー麗花「じゃあ、“君ごと”もらっていくね!」ガシッ

ドラえもん「うわああ!!」キュィィン

ドラえもんの頭を掴み、能力を発動しようとしている。
どうやらドラえもんを連れ去ろうとしているようだ。

瑞希の行動(多数決。多い方を採用)
A:自分も一緒に転送される
B:この場に残り、仲間たちと敵の本拠地へ向かう
>>534~536
534 : Pーさん   2022/04/20 15:40:48 ID:kfD3KRU.XE
A
535 : 我が下僕   2022/04/20 15:42:03 ID:feOnyla2jc
A
536 : プロデューサー君   2022/04/20 15:51:16 ID:1RU450gX3o
A
537 : 1   2022/04/20 21:54:05 ID:E909L1yW.6
瑞希「ドラえもんさん…!」ガシッ

とっさにドラえもんの手を掴むと同時に、三人の姿はその場から消えてなくなってしまった。

杏奈「消えた……」

百合子「いったいどこへ!?」

ポコえもん「…おそらく、あのデパートに行ったのではないでしょうか」

琴葉「まずいわね。敵は確か4つの小籠包を持ってるって言ってたよね。ということは実質全部が一か所に揃ってしまったってことに…」

ポコえもん「行きましょう!敵の本拠地へ!」

百合子「ええー!あのおっかないデパートにまた…!」

杏奈「杏奈は、行くよ……。瑞希さんとドラえもん、操られてる人たちを……助けたい……」

百合子「そ、そうだよね…!よ、よし!私も行く!!」

杏奈「大丈夫なの……?」

百合子「風の戦士に二言はないよ!」

ポコえもん「琴葉さんと紗代子さんと茜さんは、紬さんをスネ夫さんを安全な場所へお願いします!」

琴葉「うん、任せて」

茜「待って!茜ちゃんも連れてって!」

ポコえもん「しかし、茜さんは能力が開花して間もないですし…」

茜「根拠はないけど、茜ちゃんにできることがきっとあると思うんだ…!だからお願いだよ!」

ポコえもん「しかし…」
538 : 1   2022/04/20 21:54:27 ID:E909L1yW.6
スネ夫「連れてって、あげようよ…」フラッ

紗代子「プロデューサー!体の方は大丈夫なんですか!?」

スネ夫「子供の頃から暴君みたいなやつから殴られてきたからね、あいつのパンチに比べたらこれくらいのダメージなんて大したことないさ……だから僕も行くよ」b

ポコえもん「しかしですね…」

スネ夫「悪いけど、僕らもう決めたんだ」

茜「茜ちゃんもだよ!呼ばれなくたってついていくよ!」

ポコえもん「…わかりました。その代わり、無茶はしないでくださいよ?」

スネ夫「もちろん!危なくなったらすぐ逃げるよ!」

茜「プロちゃん、それ自信満々に言っちゃだめだよ~」アハハ

スネ夫「あ、そうだった」アハハ

ポコえもん「全く…頼りになりますね、あなたたちは」

スネ夫「そうと決まれば行くぞ!」タッタッ

百合子「そっちって反対方向じゃ?」

スネ夫「走っていくより、車に乗った方が早いだろ?僕の車で行こう!そう、僕の自慢の愛車でね!」パチッ
539 : 1   2022/04/20 21:55:05 ID:E909L1yW.6
デパートの屋上。

ヒラリマントラー「…」

歌織「いつまで景色を眺めているつもり?」

ヒラリマントラー「…月がきれいだと思ってな。今日はほら、満月だろ?」

歌織「やめて、気色悪いわ…」

ヒラリマントラー「…」

歌織「…いくら待ってたってあの子はもう帰ってこないわよ」

ヒラリマントラー「!」ピクッ

歌織「図星のようね。変態でもセンチメンタルになるとは驚きだわ」

ヒラリマントラー「おいおい、勘違いするなよ。俺は痛みで悦びを感じる男だぜ?仲間一人を失ったくらいで感傷的になるとでも?」

歌織「こんな時に限って素直じゃないわね、あなた…。悪いけど、傍から見たら落ち込んでるのが露骨にわかるわよ?」

ヒラリマントラー「…」
はぁ、とため息をつくと、静かに語りだした。

ヒラリマントラー「これから世界が変わっても、つむつむは変わらずここにいるって、なんかずっとそう思ってたんだ…。けどあいつはいなくなっちまった。もう俺たちのところには帰ってこないんだと思うと、なんかさ……ここが、すげえ痛いんだ…!」ギュッ

ヒラリマントラーは自身の胸にあたる部分に手を当てる。

ヒラリマントラー「俺は痛みに強いはずなんだ…。なのに、何でだか今回は耐えられそうにない…。こんなん初めてだ……」

歌織「…くだらないわね。ずっと同じ、だなんてそんなことはあり得ないわ。どんなものにも必ず変化はあるものよ…」

ヒラリマントラー「ああ、わかってるさ」

歌織「…けど、気持ちはわかるわ」

ヒラリマントラー「…え?」
540 : 1   2022/04/20 21:55:36 ID:E909L1yW.6


ドオオオン!!

ヒラリマントラー「な、なんだ!?」


ドラえもん「いたたた…」

ヒラリマントラー「青ダヌキ!?どこから出てきやがった!?」

歌織「彼だけじゃないわ…」チラッ


瑞希「…っ」
アナザー麗花「ふふ…」


歌織「瑞希ちゃん…」


アナザー麗花「じぃじ、いる?」

ボンッ!
老タヌキ「ああ」

アナザー麗花「今から小籠塔を顕現させようよ」

老タヌキ「…いよいよか」

瑞希「小籠塔…?」

ドラえもん「前に言ってたミリオンワールドを復活させるための塔のことか!?」

アナザー麗花は右手を上にあげ、指を鳴らす。
すると宙に4つの小籠包が浮かび現れた。

アナザー麗花「世界が変わる瞬間を…一緒に見れそうで嬉しいよ、瑞希ちゃん!」パチンッ

再び指を鳴らすと、4つの小籠包は高く浮かび上がる。
同時に、ドラえもんのポケットから凄いスピードで写真が飛び出し、他の4つと同じように高く浮かんでいく。

ドラえもん「しまった!」

5つの小籠包はどんどんと高く浮かび、いよいよ雲を通り抜けたと思った瞬間、
大きな光を発生させ、完全に消失してしまった。
もしや失敗したのでは、と瑞希は淡い期待を感じたのだが、その考えは空に出現したある物を見て一瞬で消え失せた。
541 : 1   2022/04/20 21:56:00 ID:E909L1yW.6
ドラえもん「な、なんだ…あれ?」

瑞希「空に…巨大な塔…?」

二人が見たものは、半透明な巨大で異質な雰囲気を出している塔。
加えて、塔は逆さまの状態で出現しており、まるで雲から生えてきたかのようだった。

歌織「あれが小籠塔…なんと歪な…」

ヒラリマントラー「ああ、なんかゾクッとしてきたぜ…」

アナザー麗花「すごいすごい!あれが小籠塔!わーい!やったよ、じぃじ!ついに小籠塔が出てきたよ!!」ピョンピョン

老タヌキ「ま、待て…、あれで本当に問題はないのか?空で塔が顕現するなどと…」

アナザー麗花「大丈夫だよ。塔が不完全な状態で出現したのは、この世界にまだ馴染んでないから…つまり今は準備段階なんだよ」


小籠塔が出現して間もない頃、琴葉と紗代子の遠くからその光景を目の当たりにしていた。

琴葉「空に塔が現れるなんて…そんな恐ろしいことが…」

紗代子「そうでしょうか?別に普通のことだと……あ、あれ?」

琴葉「紗代子…?」

紗代子「な、何ででしょうか…一瞬、『いつもの光景』だなって思っちゃってました。そんなこと、あるわけないのに…」

通行人A「お、今日は満月か。塔も“いつも”よりきれいに見えるぜ」
通行人B「“いつ見ても”きれいねえ…」

琴葉「いったい、どうなってるの…?」
542 : 1   2022/04/20 21:56:26 ID:E909L1yW.6
小籠塔が出現したことにより、世界中で起きているわずかな変化。
その空気を感じ取ったのか、アナザー麗花は語りだす。

アナザー麗花「塔は少しずつ世界に存在を馴染ませているんだよ。もう少しすれば、能力に適性のない人たちは塔がここにあることは“当たり前”だと認識するようになるの。これが第一段階。その後は少しずつ世界が変化して、異常な出来事が当たり前のように起きる楽しい世界になるよ」

老タヌキ「人々の認識改変を経て、世界そのものを改変させるということか…」

瑞希「大変なことになりましたね…。このまま私たちは指をくわえてみているだけしかできないのでしょうか…」

ドラえもん「…いいや、まだ諦めるには早いよ!あの塔はまだ不完全だ、だから塔の復活はまだ阻止できるはず!」

瑞希「つまり完全な状態になる前に塔を止められれば…」

ドラえもん「…まだ取り返しがつくかもしれない!」


一方、スネ夫たちは車でデパートへと向かっていた!

スネ夫「あれが例の塔!?空にあるなんて出鱈目な!」

百合子「それ以上に、こんな異常事態に誰も騒がないなんておかしくないですか?」

杏奈「ネットでも……特に話題になってないみたい……」ポチポチ

スネ夫「そんな馬鹿な!」

茜「いったい何がどうなってるのかな?」

ポコえもん「急ぎましょう!嫌な予感がします!」

スネ夫「大丈夫!僕の超高級車ならあっという間に到着さ……ほら、見えてきた!」


A:そのまま突っ込むぞ!
B:タケコプターで空中から乗り込むぞ!
>>545
543 : 番長さん   2022/04/20 21:59:50 ID:zXFUA6gtSk
A

スネちゃまならきっと事故廃車してもすぐ新車買えるっしょ!
544 : ご主人様   2022/04/20 22:00:49 ID:kfD3KRU.XE
B
545 : プロデューサー君   2022/04/20 22:42:57 ID:yCD7LUwNf2
B
546 : バカP   2022/04/20 23:54:26 ID:5uZO4sJLPs
この歌織さん、既に洗脳解けたか、そもそも操られたふりしてる、って可能性ない?
歌織さんや琴葉は演劇得意そうだし。
547 : 1   2022/04/21 11:58:53 ID:j19ow0FqbY
スネ夫たちは駐車場に車を駐車し、タケコプターで屋上まで飛ぶことにした。
最初はそのまま突っ込もうと提案があったが、スネ夫が大人げなく泣くのでやめた。

茜「もうすぐ屋上だね」

スネ夫「うん…」グスッ

百合子「あの、ハンカチ使います?」

スネ夫「ありがとう…」チーン

百合子(うわあ…)ドヨーン

ポコえもん「みなさん!そろそろ気を引き締めて…」


ヒラリマントラー「そいつぁ今更って感じだぜ!」ビュンッ

百合子「うわあ、出た!!」

歌織「そろそろ現れると思っていたわ」

スネ夫「歌織さん…!」

一行の目の前に現れたのは、ヒラリマントラーと歌織。
歌織はヒラリマントラーの上に乗っていて、まるで魔法の絨毯に乗っているようだった。

歌織「これから世界は生まれ変わる。その邪魔をするものは誰であろうと許さない」

スネ夫「何バカなこと言ってるんだよ!正気に戻ってくれ!」

歌織「まるで今が正気ではない言い方ね。あなたが私の何を知っているというの?何が正しのか間違っているのかなんて、他人の物差しで測れるものではないわ」

スネ夫「…っ!」

ヒラリマントラー「この狂った世界じゃお前らの常識なんて何の意味も持たねぇのさ!」

スネ夫「狂ってなんているもんか!僕らがそんなことさせない!」

茜「そうだよ!茜ちゃんと頼れる仲間たちがいるからね!」

歌織(CV:たてかべ和也)「強気なのは大いに結構…!」

スネ夫「そ、その声は!?」ビクッ

歌織(CV:たてかべ和也)「しかし圧倒的な力の前では、あなたたちの吐く言葉は小鳥の囀りに等しい…それを教えてあげるわ」スウゥッ


歌織が何かを仕掛けようとしている。
それを察したスネ夫の行動は?
>>549
548 : プロデューサー様   2022/04/21 12:04:36 ID:gE5OS20crE
逃げろー!
549 : 下僕   2022/04/21 12:16:02 ID:pvuZq4Rh8Y
保存していた歌織さんの寝起きシーン集Vol.1を大音量で公開
550 : P君   2022/04/21 12:16:56 ID:uQeLGRhzuI
>>549
公開処刑やん
551 : あなた様   2022/04/21 13:05:54 ID:wUTonEW48c
>>549
これ一撃で正気に戻りそう(笑)
552 : Pさぁん   2022/04/21 13:28:10 ID:jU4kRQU6mY
そういえば成人しているであろうスネ夫Pは肝付さんボイスでイメージしてもいいのかしら
553 : 1   2022/04/21 20:42:45 ID:j19ow0FqbY
>>552
ドラえもんメンバーの声に関しては皆さんのイメージにお任せします
554 : 1   2022/04/21 20:42:55 ID:j19ow0FqbY
スネ夫「何でジャイアンの声になってるんだ!?ひいいい、恐ろしい!!」ガクブル

百合子「落ち着いてください!……そうだ、例の物を使いましょう!」

スネ夫「例の物…そうか、あれがあった!……やい歌織さん!これを見ろ!!」バッ

歌織(CV:たてかべ和也)「スマホ…?」

スネ夫「これはな、君の寝起きシーンをまとめた映像だ…!」

百合子「こんなこともあろうかと、ある人物から極秘で入手したものです」ニヤリ

杏奈(誰なのか……もう想像がつく……)ジトー

歌織(CV:たてかべ和也)「そ、そんなもので…わ、私が止まるとでも…」

ヒラリマントラー「そうだぜ!それに実際映ってるかも怪しいぜ!だからここは検証をしてやろうじゃねえか!」

歌織(CV:たてかべ和也)「ちょっと黙りなさい!」ガビーン

スネ夫「悪いね歌織さん!ぼかぁ、人の嫌がることをするのが昔から好きでね…」

杏奈「さらっととんでもないこと言ってるよ!」

杏奈「引きます……」

スネ夫「さあ、鑑賞会の始まりだ!」ポチッ

歌織(CV:たてかべ和也)「ちょっと、やめ――」

しかしそこで待つ骨川スネ夫ではない。
彼がボタンを押したと同時に大音量で流れる寝起き動画、敵味方関係なく画面の前に集まり、その様子を眺める。

杏奈「す、すごい……」
茜「なかなかかわいらしい光景ですな~!茜ちゃんほどじゃないけどね!」
百合子「い、いいんですか!?見えちゃってますよ!?」
ポコえもん「歩きながら眠ってるんじゃないですか、これ?」
ヒラリマントラー「巻きつきたい」

歌織(CV:たてかべ和也)「…」プルプル

スネ夫「いつもの歌織さんとは違って、こういう無防備なのもなかなか良いよ……」チラッ
555 : 1   2022/04/21 20:43:34 ID:j19ow0FqbY
歌織(CV:たてかべ和也)「スネ夫―っ!!」カッ

スネ夫「ひいいいいい!!」ビクッ

歌織(CV:たてかべ和也)「これでも喰らいなさい!!」ボエ~

歌織の口から放たれた音波攻撃が一行を襲う!

茜「な、何これー!」

スネ夫「ぎゃああああ!その声で歌はやめてくれえええ!!」

茜「…あれ、タケコプターが…」ヒュウウウ

ポコえもん「まずい!落ちる!!」ヒュウウウ

百合子「茜ちゃん!」
杏奈「ポコさん…!」

歌織(CV:たてかべ和也)「まずは二人!」

ヒラリマントラー「本当にやべえな…。あれ攻撃は俺でも防げねえ…」

スネ夫「や、やっぱりあの歌声は兵器並みじゃないか…」

歌織(CV:たてかべ和也)「仲間の心配よりも、今は自分の心配をしてはどうかしら?」

スネ夫「も、もしかして僕、ピンチ?」

歌織(CV:たてかべ和也)「私が受けたこの屈辱、あなたの命で償ってもらうわ」スウゥッ

スネ夫「そうは…行くもんか!」ボオッ

ヒラリマントラー「奴の頭から炎が出てきた!なんだありゃ?」

スネ夫「僕の魔法さ」キリッ

歌織(CV:たてかべ和也)「そんな炎で私を倒せるとでも思っているのか?」

スネ夫「思ってるとも!」ボオオッ


安価内の書き込みの「秒数の合計値」によって結果が以下の通りに
偶数→歌織に攻撃が命中
奇数→攻撃は当たらない
>>556~559
556 : 箱デューサー   2022/04/21 20:46:02 ID:3G0peBtJGI
当たるの。
557 : 魔法使いさん   2022/04/21 21:07:07 ID:5faC.fwtW.
あたるかな
558 : 変態大人   2022/04/21 21:10:38 ID:zuyEUtm.kc
あたってくれ!
559 : P殿   2022/04/21 21:55:13 ID:jU4kRQU6mY
せっかくジャイアンの声がそこにあるんだ、それを活かせ!
560 : 1   2022/04/23 21:21:05 ID:EP4H.Ekzn2
2+7+38+13=60
偶数ルート


歌織(なんなの、この火力は!)

スネ夫「うおおおおお!!」ボオオッ

歌織「くっ!!」

ヒラリマントラー「おい、大丈夫か!?」

歌織「問題、ないわ…!」ギリッ

歌織はデパートの方を向き、窓ガラスのある方へと飛び降りた。

歌織「ここは任せた!」バッ
ガシャン!

スネ夫「まさか窓に飛び込むなんて、無茶なことをするなあ!」

杏奈「どうするの……?」

スネ夫「もちろん追いかけるさ!」

スネ夫は割れた窓から中の様子を確認する。
どうやらデパートの管理会社のオフィスのようだ。

スネ夫「いったいどこにいるんだ…?」

歌織「ここよ」
スネ夫「!!」

声の方を向くと、消火器をスネ夫の方へ構えている歌織の姿があった。
しかし気づいた瞬間、歌織はレバーを握っており、スネ夫は噴出された中身を直接浴びてしまうのだった。

スネ夫「しまった!火が消え…!」

歌織「…」ニヤッ


スネ夫の行動
A:逃げる
B:中に飛び込む
>>562
561 : 魔法使いさん   2022/04/23 21:42:40 ID:lzAfKUJIQw
B
562 : Pーさん   2022/04/23 21:43:24 ID:PwvIWLjA06
B

ドーン
563 : Pーさん   2022/04/23 22:17:35 ID:zpTE03JTUc
B
それでも!
564 : 1   2022/04/25 00:43:07 ID:k1m6DTyLNc
スネ夫「よ、よくもやったな!」ビュン

百合子「プロデューサーさん!私たちも!」

ヒラリマントラー「おっと!ここから先はイカせねえ!」

百合子「ひっ!」

杏奈「邪魔……だよ」スウッ

百合子「杏奈ちゃん、かっこいい!恋しちゃうかも!」キラキラ

ヒラリマントラー「おいおいおい、お前のお触りみたいなぬるい攻撃じゃ俺を倒すことはできねえぜ」

杏奈「やってみなきゃ……わからない」キッ

ヒラリマントラー「いいぜ…!攻めは俺の性に合わねえが、今日は特別だ!何せ相棒の弔い合戦だからな、派手にキメさせてもらうぜ!!」カッ


スネ夫「追い詰めたぞ!」

歌織「それはどっちのことかしらね?」

スネ夫「消火器で僕の狐火を封じたと思ってるのか?今度こそやっつけてやる!」ボオオッ

歌織「ふふ…」ニヤッ

不敵な笑みを浮かべる歌織。
次の瞬間、天井からシャワーのように水が噴出し始めたのだった。

スネ夫「し、しまった!スプリンクラーか!」ガーン

歌織「水も滴るいい男、ふふ、お似合いの姿ですね」

濡れた髪をかきあげながら、歌織は皮肉を放った。

スネ夫(まずいよこれ!と、とりあえずタケコプターで外に逃げ――)

スネ夫は空へ逃げようとするが、歌織が出現させたデストサーベルによって、タケコプターを破壊されてしまう。

歌織「まさか私と対峙して逃げられると思っているのか?……次はそのふざけた頭を丸刈りにする」

スネ夫「じ、自慢のヘヤースタイルだぞ!」

歌織「覚悟!!」タッ
565 : 1   2022/04/25 00:43:40 ID:k1m6DTyLNc
一方、茜とポコえもんは…

茜「いたたた…」

ポコえもん「茜さん、大丈夫ですか?」

茜「うん…、ポコちゃんも無事みたいでよかったよ」

ポコえもん「状況は最悪…ですけどね」チラッ

周りを見渡すと、操られた人々がぞろぞろと集まり、いまにも襲い掛かってきそうな雰囲気だった。

茜「茜ちゃん大ピンチの予感!?」ガビーン

ポコえもん「茜さん!ここは……」


A:デパートの中に入りましょう!
B:ここで戦いましょう!
>>567
566 : Pさぁん   2022/04/25 06:30:33 ID:bJQngx4u.s
A
567 : EL変態   2022/04/25 06:33:04 ID:MqC60mSXDY
A
568 : 1   2022/04/25 17:25:32 ID:k1m6DTyLNc
二人は猛スピードでデパートの中へと入り、近くにあった棚や商品を手当たり次第に自動ドアの前へ置く。

ポコえもん「これでひとまず安心ですね…」

ドンドン!
客J「おお…」
客K「ううう…」
ドンドンドン!

茜「まるでゾンビ映画みたいだね」

ポコえもん「ええ…しかし今の彼らならここに入ってくることは…」

デデン…

茜「こ、この効果音…」チラッ


「しんにゅうしゃ、みつけた」

デデンデンデデン!


ポコえもん「さ、さっきの化け物!?」

でんでんむすくんB「しんにゅうしゃ、おいら、たおす」
でんでんむすくんC「たおす、たおす」
でんでんむすくんD「たおす!」

茜「し、しかもあんなにたくさんいる!?」

でんでんむすくんE「おまえ、たおす!」ドオオン

茜「うわああああ!」

茜とポコえもんは足を回転させながら逃げ回るが、でんでんむすくん軍団は構わず追いかけてくる。


A:上の階に逃げる
B:下の階に逃げる
C:外に逃げる
>>570
569 : Pちゃま   2022/04/25 17:34:54 ID:wEQQIyT.H2
B
上に行くと麗花達に遭遇しそうだから敢えて下へ
570 : Pたん   2022/04/25 19:03:30 ID:ZuDw0wf1ms
A
ここはパニックホラーのお約束
571 : 1   2022/04/25 20:32:52 ID:k1m6DTyLNc
ポコえもん「上に逃げますよ!」ビュン
茜「オッケー!!」ビュン

でんでんむすくんE「にげるの、だめ!」
でんでんむすくんF「おまえたち、おいらたちとたたかう、ぜったい」
でんでんむすくんG「てき、おう!にがす、おこられる、」

茜「悪いけど、これにはさすがの茜ちゃんも拒否させてもらうよー!茜ちゃん、ダーッシュ!!」ビュン

ポコえもん「同じく逃げさせていただきます!」ビュン

でんでんむすくん軍団は二人を追いかけるが、現役アイドルと野球選手のダッシュ力に追いつけるはずもなく、そのまま距離を離してしまうのであった。


茜「こ、今度こそ助かったーっ!」ゼェゼェ

ポコえもん「あのぬいぐるみの化け物、まさか仲間がいるなんて…」ゼェゼェ

茜「このフロアは、誰もいないよね?」キョロキョロ

ポコえもん「…大丈夫そうですね」

茜「…」ホッ

ポコえもん「さて、ここからの行動ですが…他の皆さんと合流しましょう」

茜「プロちゃんたち大丈夫かな?」

ポコえもん「さっきの化け物以上の強敵と対峙していますからね、僕ら以上にピンチに陥ってるかもしれません!急ぎましょう!」


A:裏口に進む(スネ夫と合流)
B:外に出れる場所を探す(百合子・杏奈と合流)
C:屋上へ行く(瑞希・ドラえもんと合流)
>>574
572 : 我が下僕   2022/04/25 20:52:26 ID:N0QryUTEbY
A
573 : おやぶん   2022/04/25 21:11:03 ID:ZuDw0wf1ms
c
574 : プロデューサー様   2022/04/25 21:25:28 ID:MqC60mSXDY
C
575 : 1   2022/04/27 16:53:20 ID:XcGvi3ZRFo
ポコえもん「というわけで、屋上までやってきました!」

茜「誰かいてくれるといいね」ガチャ

瑞希「野々原さん、ポコえもんさん」

ドラえもん「二人とも!無事だったんだね!」

茜「瑞希ちゃんにドラちゃん!最初に再会できたのが二人でよかっ……」

アナザー麗花「ふふ、こんばんは~」ニッコリ

茜「うわあああ!ボスキャラもいたあああああ!」ガーン

老タヌキ「あの娘か?をみなと同じ能力の使い手というのは…」

アナザー麗花「うん、そうだよ……ねえ君、名前なんて言うの?」

茜「いやいやいや!名乗るほどの者じゃないよ!天才美少女の茜ちゃんって覚えておいてくれればそれでいいかな~」

ドラえもん「名乗ってるじゃないか」ドヨーン

アナザー麗花「あはは、君もなかなか面白いね!ほしくなっちゃうなあ」

瑞希「…」ザッ
ドラえもん「…」ザッ

茜を庇うように立ちはだかる二人の姿を見て、アナザー麗花は目を細めて笑う。

アナザー麗花「そうだね、君たちとも遊ばないといけないね」

ポコえもん「我々四人を相手にすれば、あなたでもただではすみませんよ?」

アナザー麗花「そんなことないよ!少なくとも、私は君よりは強いよ」

ポコえもん「な、舐めやがって!!ぶっ飛ばしてやるぜ!!」ボンッ

ドラえもん「全員で協力すれば勝てるさ!」

茜「茜ちゃんの大活躍に期待しちゃっていいよ!」

瑞希「はい、みなさん頼りにしています……頑張るぞ」

アナザー麗花「うんうん!盛り上がってきたね!よーし!こっちも負けずに頑張らないと!」

老タヌキ「やれやれ…。まあ、世界再誕の余興だ、たまには郷に従うのも一興か」

アナザー麗花「それじゃあ楽しい楽しいゲームの始まりで~す♪ふふ、あははは!」
576 : 1   2022/04/27 16:53:46 ID:XcGvi3ZRFo
デパートで激闘が繰り広げられている中、琴葉たちは劇場にたどり着いていた、のだが…

琴葉「わ、私たちの劇場に巨大な雪だるまが…!?」

そこには、馴染みの劇場の形はなく、季節外れの積雪と巨大な雪だるまが二体並んでいるという不思議な光景だった。

琴葉「いったい何がどうなってるの?劇場はいったいどこにいったの!?」

紗代子「何言ってるんですか、琴葉さん。うちの劇場って元々こんな感じでしたよ?」

琴葉「紗代子!?」

紗代子「どうして驚いているんですか?あ、そうだ!琴葉さんに見せたいものがあって!」

そう言うと紗代子の体が光に包まれ、身に着けている衣類が変化していく。

紗代子「ついにデストル刀を使った新必殺技が使えるようになったんですよ!」ジャキン

琴葉「紗代子、その姿…!え?必殺技?」

紗代子「これならいつアイドルモンスターが出現しても怖くありませんね!私の必殺技で、全員蹴散らして見せます!」フンス

琴葉「え…!え…!?」

琴葉は目の前で起きている異常事態についていけない様子で、目を回していた。

琴葉(あの変な塔が出現してから、明らかに周りの様子がおかしい…。紗代子も今ではこの状況を受け入れ始めているし…、何が起きているというの?)

美咲「琴葉ちゃん!紗代子ちゃん!よかった、二人とも無事だったんだね!」

琴葉「美咲さん!さ、紗代子の様子が…」

紗代子「あ!あんなところにティラノサウルスがいますよ!暴れる前に退治しないと!」

ティラノ「ぎゃおおおおおん!」

紗代子「こらー!」タッタッ

琴葉「…」
577 : 1   2022/04/27 16:54:24 ID:XcGvi3ZRFo
美咲「…多分、小籠塔の影響だよ。この世界をミリオンワールドに変えるために、少しずつ世界を改変させていってるみたい」

琴葉「世界の改変…?」

美咲「私みたいな能力者は、かつて能力の影響にあった琴葉ちゃんはこの影響を受けないみたいだけど、塔が完全な形で復活したらどうなるか…。げき子ちゃんもいつの間にかいなくなっちゃって…」

琴葉「そんな…じゃあもうみんな…」

真っ先に思い浮かんだのは、劇場で最も仲がいい恵美とエレナ。
琴葉は、彼女たちもすでにこの異常な世界の住人と化してしまったと想像するだけで、涙で視界が滲んでいくのを感じた。

美咲「私はこれから瑞希ちゃんたちと合流しようと思ってるの!」

琴葉「それって敵の本拠地に乗り込むってことですか?」

美咲「私にも出来ることがあると思うから…、琴葉ちゃんはどうする?」

琴葉「わ、私は…」


A:ここで待つ
B:一緒に攻め込む
>>579
578 : プロデューサー様   2022/04/27 16:59:49 ID:H4VBBVmoSY
B
これは行くしかないでしょう!
579 : そこの人   2022/04/27 17:06:44 ID:zbHjNpY8TU
A
ミリオンワールドが復活するなら劇場の秘められた姿が解放できるかも
580 : 1   2022/04/27 22:48:45 ID:XcGvi3ZRFo
琴葉「ごめんなさい、私はここで待つことにします…」

美咲(琴葉ちゃん、この状況にすっかり委縮しちゃってる…無理もないよね)
「大丈夫!あとは任せて!」b

琴葉「…よろしくお願いします!私はここで紗代子と……あれ!?」

美咲「どうしたの?」

琴葉「紬ちゃんが…いないんです!」

美咲「ええーっ!?」


紬「はぁはぁ…うちが行かんと…」ゼェゼェ

紬は重い体を引きずりながら、単身デパートへと歩を進める。
なぜこんな辛い状態で前に進むのか…、正直紬本人は理解してはいない。彼女の心の内の何かが、決戦の地へと突き動かしているのだ。

紬「…うっ」バタッ

チンピラA「お姉ちゃん大丈夫か~い?」

紬の前に現れたのはガラの悪そうな男たち。
しかしその風貌はまともではなく、全身黒タイツで頭部に二本の触角のようなものをくっつけた、明らかに変質者である。

チンピラB「こんなところで倒れてたら悪い悪魔にやられちゃうぜ?」
チンピラC「そう、俺たちのような悪魔にな!」
チンピラD「ヒャッハー!皆ではりきってアルマゲドンだぜーっ!」

紬「どいてください…今私は、あなたたちのコスプレに付き合っている暇は…」

チンピラE「うるせー!とっととついてこいや!」

紬「もう、なんなん…」


「おい、乱暴はやめるんだ!」ブロロロロ


チンピラF「誰だてめぇ!!」

スポーツカーに乗ってやってきたパーマの男、スネ吉はサングラスを外して、前に読んだ雑誌に載っていた『女の子を助けるときに言いたいセリフベスト10』のセリフをどや顔で放った。

スネ吉「ただ通りすがりの能力者、さ…」キリッ
581 : 1   2022/04/27 22:49:41 ID:XcGvi3ZRFo
チンピラG「能力者だぁ!たかが能力者が悪魔に勝てると思ってるのか?」

スネ吉「何が悪魔だ。君らは自分を悪魔だと思い込んでるただの異常者だよ」

チンピラA「なんだと!おいみんな!あのパーマ野郎をギッタギタにしてやろうぜ!」

スネ吉「ならば君たちに見せてやろう、僕の力をね!」ブロロロロ

そういうとスネ吉はアクセルを全力で踏み、自慢の高級車でチンピラたちに特攻を仕掛けるのであった。

チンピラたち「「「「「「「ひでぶっ!!」」」」」」」バタッ

スネ吉「他愛もないね」キリッ

紬(能力関係ない!!)ガビーン

美咲「おーい!紬ちゃーん!!」タッタッ

紬「青葉さん…」

美咲「急にいなくなってどうしたの?琴葉ちゃんが心配してたよ?」

紬「申し訳ありません。けど、この戦い…最後まで見届けたいのです。何故だか分かりませんが、そんな気がするんです…」

美咲「紬ちゃん…」

スネ吉「いいじゃないか、彼女の覚悟を尊重してあげようよ」

美咲「…あの、どちら様ですか?」

紬「なぜ見ず知らずのあなたが話を仕切っているのですか?」ジトー

スネ吉「ひどい!一応恩人だよ、僕!?」ガビーン
582 : 1   2022/04/27 22:50:01 ID:XcGvi3ZRFo
スネ吉は自分がスネ夫の従兄であること、かつて魔法のアイスを食べて能力を身に着けたことを二人に説明する。

美咲「プロデューサーさんの親戚の方とは知らず、失礼しました!」

紬(確かに顔がそっくり…)

スネ吉「いや、いいんだ!それよりこの狂った世界で正気を保っていられる者同士、この危機を一緒に乗り越えていこうじゃないか!」

美咲「はい!仲間が増えるのはありがたいです!!」

スネ吉「君もいいだろ?少なくとも、そのボロボロな体で単身敵地に乗り込むよりは生存確率も上がるはずだ」

紬「…お願いします」ムッ

スネ吉「決まりだね!じゃあ早速情報共有と行こうか!君たちはあの塔のことは知ってるかい?」

美咲「はい!」


スネ吉「なら話は早い!これは僕の仮説なんだけど、あの塔を破壊することができればこの世界の浸食を止めることができるんじゃないかと思うんだ」

紬「そんな方法があるのですか?」

スネ吉「ああ、>>585をすれば恐らく上手くいくはずだ!」
583 : Pはん   2022/04/27 23:01:22 ID:TnLJ3kAth6
インスタに唐揚げ写真を大量投稿
584 : そなた   2022/04/27 23:05:10 ID:wZoGpdqfHc
バベルになぞらえて雷を落とす
585 : ぷろでゅーさー   2022/04/27 23:16:31 ID:0qMG6SHrC6
琴葉をデストル因子に感染させ、アイドルヒーローズのラスボス3人の力を終結させるように誘導
586 : 変態大人   2022/04/28 00:03:24 ID:31NkyECCgM
ちょうど琴葉、紗代子、歌織が揃ってるからいけるね

なんやかんやで塔が劇場に向かって落下→逆シャアみたいに押し返す展開か、ガンダムWみたいに撃ち落とす展開妄想した
587 : 師匠   2022/04/28 18:15:36 ID:NLmh7v83vQ
>>585
なんで集結って打とうとしたのに今まで変換したことが無い『終結』になってるんだ……
俺のパソコン機能が狂い始めてるのかな
588 : 1   2022/04/28 21:55:01 ID:tXmUZN0m9Y
スネ吉「田中琴葉、高山紗代子、桜守歌織…あの三人のデストルパワーを集結させるのさ!そのためには彼女たちに眠るデストル因子を活性化させる!これで恐らく上手くいくはずだ!」

紬「あなた、もしかして飲み込まれていませんか?」ジトー

スネ吉「僕はいたって正常さ。つまりだよ、デストル因子って言ったけどつまり彼女たちの能力を使って塔を破壊するってことさ」

紬「あなたの言いたいことは理解しました。しかし…」

美咲「そもそも琴葉ちゃんは能力を失っていて、紗代子ちゃんはすでに正気を失っている。さらに歌織さんは敵になっていますよね」

紬「この作戦、すでに破綻しているのでは?」

スネ吉「そう言うと思ったよ。だが、それはおそらくこれで解決する」ヒョイッ

スネ吉はポケットから小さな飴玉を取り出した。

スネ吉「これは『ヒーローキャンディ(ミニ)』!魔法の食べ物の成分を元に作ったものさ」

美咲「あの食べ物を元に、ですか!?」

スネ吉「転売用に大量購入しておいてね、開発するのに大いに役立ったよ」

紬「つまりこれを食べさせることで新たに能力を開花させるということですか?」

スネ吉「その通り。能力者が魔法の食べ物を食べて第二の能力を得た、という情報はすでに調べがついている。僕の理論が正しければ、これを食べることで彼女たちに能力を与えることができるはずだ」

美咲「すごいですよスネ吉さん!これは試してみる価値あります!!」

スネ吉「いやあ、照れるなあ」

美咲「それじゃあ早速…!」

ボンッ!
美咲人形「なんとぉ!」
589 : 1   2022/04/28 21:55:29 ID:tXmUZN0m9Y
紬「何もない所からぬいぐるみが!?これが青葉さんの能力…」

美咲「この飴をもって琴葉ちゃんと紗代子ちゃんの所に行ってちょうだい!」

美咲人形「なんなんとぉ!」タッタッ

美咲「あの子が二人を連れてきてくれます!その間に私たちは準備をしていましょう!

スネ吉「ああ!そうと決まれば今の状況を確認だ!」カチカチ

スネ吉は置いてあったラジコンのプロポを動かす。それと同時に車に取り付けられていたモニターが起動する。
モニターは分割されており、4つの画面が映し出される。

スネ吉「こんなこともあろうかとドローンを飛ばしておいた。どうだい僕の操縦ぶりは?12チャンネルで4機バラバラに動かせるんだ!」

紬「一つは塔が映っていますね…後の三つは……あ!」

美咲「み、みんな!!」
590 : 1   2022/04/28 21:56:02 ID:tXmUZN0m9Y
3機のドローンは、それぞれの激闘の様子をリアルタイムで映している。
美咲たちが見た光景は、一行が絶体絶命のピンチに陥っているところだったのだ。

デパート周辺の空中。

百合子「きゃあ!」

杏奈「手も足も出ない…」

ヒラリマントラー「お前らじゃ俺には勝てねえ!俺はすべての攻撃を跳ね返せるんだからなあ!!」


デパート内。

スネ夫「が、ふへえ…」

歌織「話になりませんね…、このまま突き落としてあげましょう」クスッ


屋上。

ポコえもん「こんなバカな…!」ゲフッ

茜「これは強すぎだよ…」バタリ

アナザー麗花「あれあれ?もうおしまい?もうちょっと抵抗してくれないと面白くないよ」

ドラえもん「明らかにおかしい…」

瑞希「はい。北上さん、前より格段に強くなっています。いくらなんでもこの短期間で…」

アナザー麗花「ふふ、それはそうだよ。だって今日は満月なんだもの。満月の日は、私たちの妖力がすっごく上がるの。だから普段より力が何倍にも増すんだよ」

ドラえもん「そんなの反則だ!」

老タヌキ「総力を結集すれば勝てると思っていたか?我らに貴様らの常識が通じんことくらい当の昔に理解していると思っていたが、買い被りすぎたか」

瑞希「…」


安価内の書き込みの「秒数の合計値」によって結果が以下の通りに
偶数→瑞希の反撃成功
奇数→瑞希の反撃失敗
>>591~594
591 : プロデューサー   2022/04/28 21:59:59 ID:NLmh7v83vQ
いけー!
592 : EL変態   2022/04/28 22:18:54 ID:5BbImE8eRQ
ドラえもんの道具で満月を何とかできないかな?
593 : P様   2022/04/28 22:27:50 ID:q9DbiY8Gs.
サイ○ミュ無しでドローン4機を同時に動かすってニュ○タイプよりすごいんだよな
原作だとラジコン飛行機だからドローン以上に制御難しいし
594 : ご主人様   2022/04/28 23:59:01 ID:2ZKL7F5R7E
南無阿弥陀仏
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