【ミリマスss】篠宮可憐「プロデューサーさん。私のカレシになってください」
1 : プロデューサーちゃん   2020/01/29 12:45:09 ID:MkdyI/H2UM
可憐メインss
・キャラ崩壊
・一部オリジナル設定あり
・会話形式で一部地文あり
・続き物(各話メインアイドル別)
・Pラブ勢(多分)アイドル達+αによる何の捻りもないラブコメ

前話
http://imasbbs.com/patio.cgi?read=10038&ukey=0&log=past&res=142
(過去ログ入り)
98 : プロヴァンスの風   2020/01/31 23:37:29 ID:2nB4NvAg8Q
朋花「ひょっとして、可憐さんの『役作り』・・・・・・についてでしょうか?」

雪歩「て、天空橋さんも、し、し、知って・・・・・・」

朋花「はい~。私も千鶴さんと同じくらい事情は知っていますよ~」

雪歩「えっ」

・・・・・・翌日 昼過ぎ
765プロライブシアター
レッスンルーム

千鶴「可憐はまだ来ないのかしら・・・・・・。もうレッスンの時間なのに」

朋花「プロデューサーさん。可憐さんから何か連絡はありませんか~?」
99 : Pちゃま   2020/01/31 23:39:22 ID:2nB4NvAg8Q
P「何もないな。・・・・・・まさか、事故に」

コンコン・・・・・・ガチャ

青羽美咲「すみませーん・・・・・・あ、プロデューサーさん。今さっき可憐ちゃんから連絡があったんですけど、今日のレッスンをお休みさせてほしいって・・・・・・」

P「そうですか・・・・・・。体調不良ですかね?」

美咲「それがすぐに切れちゃいまして詳しい事を聞けていないんです」

P「・・・・・・」

朋花「プロデューサーさん。何を黙っているんですか~?」

P「え、ど、どうした、朋花」
100 : ぷろでゅーしゃー   2020/01/31 23:40:48 ID:2nB4NvAg8Q
朋花「今のプロデューサーさんは可憐さんのカレシですよね~?」

P「お、おい、朋花」

美咲「えっ?」

朋花「それならばプロデューサーさんが取るべき行動は何でしょうか~?」

P「・・・・・・分かってる。事情はどうあれ、可憐を見舞ってくるよ」

朋花「では、私と千鶴さんもご一緒しますね~。構いませんか、千鶴さん?」

P「え?」

千鶴「ええ、大丈夫ですわ。わたくしも参ります」
101 : プロデューサー様   2020/01/31 23:42:05 ID:2nB4NvAg8Q
P「どうして、二人とも来るんだ?」

朋花「ダメプロデューサーさん。もう、可憐さんは充分すぎるかと思いますから。何かあった時は私と千鶴さんにお任せ下さい~」

P「・・・・・・朋花、お前・・・・・・」

朋花「私が何か~?」

P「いや・・・・・・朋花。一緒に来てくれ。千鶴さんもお願いします」

千鶴「ええ、行きましょう」

美咲「え? え?」
102 : ダーリン   2020/01/31 23:44:06 ID:2nB4NvAg8Q
・・・・・・1時間後 夕方
篠宮家 可憐自室

可憐「プロデューサーさん・・・・・・ごめんなさい。お家まで来て貰って・・・・・・」

P「いや、いいんだ。可憐が心配だったから。ご両親はご不在かな?」

可憐「はい。今日はちょっと遅くなるって・・・・・・先に寝てなさいって言われてます」

P「そうか」

P(可憐がレッスンを休んだ理由・・・・・・それ次第では恐らく、はっきり言わないといけない・・・・・・。これからもアイドルを続ける可憐の為にも・・・・・・)

P(朋花も千鶴さんも、それを察して一緒に来てくれたんだろう・・・・・・。だが、ケリは俺がつけないといけない・・・・・・)
103 : プロデューサーさま   2020/01/31 23:45:28 ID:2nB4NvAg8Q
・・・・・・同時刻
篠宮家 客間

朋花「・・・・・・」紅茶コクコク

千鶴「朋花、よろしくて?」

朋花「はい、なんでしょうか~?」

千鶴「朋花は、こうなる事を分かっていたのですか?」

朋花「もしかしたら、と思いました」

朋花「ですが、それは千鶴さんも同じなのではありませんか~?」
104 : 夏の変態大三角形   2020/01/31 23:49:20 ID:2nB4NvAg8Q
千鶴「ええ、そうですわね」

朋花「私からも一つ聞いてもよろしいですか~?」

千鶴「あら、何かしら?」

朋花「この一件、詳しい事情を雪歩さんに、ご自分から話されたそうですね~」

千鶴「・・・・・・ええ、そうですわね」

朋花「聞けば、可憐さんが『役作り』ではなく『本気』だった、ということまで話されたとか・・・・・・何故でしょう?」

千鶴「・・・・・・」

朋花「私には話せませんか~?」
105 : 監督   2020/01/31 23:50:42 ID:2nB4NvAg8Q
千鶴「・・・・・・雪歩ちゃんに話したのは、今の可憐の説得に適任だと思いましたから」

千鶴「・・・・・・ただ詳しいことは言えませんわ。雪歩ちゃんの過去に関わる事なので・・・・・・申し訳ありません」

朋花「そうですか~。私も誰かの思い出話に土足で上がるつもりはありませんから、それで充分ですよ~」

千鶴「・・・・・・ありがとう。でも、朋花」

朋花「はい~」

千鶴「こうなると分かっていながら・・・・・・何故、可憐を止めなかったの?」

朋花「・・・・・・」

朋花「もし、私が可憐さんと同じ立場なら誰かに止められるのが辛かった。そう思っただけです」
106 : Pちゃん   2020/01/31 23:52:15 ID:2nB4NvAg8Q
千鶴「・・・・・・そう。あなたも」

朋花「千鶴さん。私は聖母なのですよ~」

千鶴「・・・・・・」

千鶴「朋花。プロデューサーは・・・・・・可憐との事・・・・・・終わらせてくるかしら・・・・・・」

朋花「そうかと思います」

朋花「あの人はダメプロデューサーですから・・・・・・どちらも取ることはできないと思います」

千鶴「・・・・・・可憐は・・・・・・さぞかし、辛いでしょうね・・・・・・」

朋花「千鶴さん。今は、待ちましょう~。可憐さんも時期にやってくるでしょうから」
107 : 兄ちゃん   2020/01/31 23:53:13 ID:2nB4NvAg8Q
千鶴「ええ、そうですわね。朋花、お茶が冷めているのでは?」

朋花「ふふ、いけませんね~。折角のお茶会なのに、湿った雰囲気で」

千鶴「そうですわね。これは楽しいお茶会ですもの。可憐が来たら二人でもてなしましょう」

朋花「はい~♪」
108 : Pしゃん   2020/02/01 06:26:39 ID:cHkis5fJLc
このPが刺されない不思議
109 : ぷろでゅーしゃー   2020/02/01 07:26:29 ID:Ru6Y.PPFSQ
・・・・・・・・・・・・

「可憐、体調は大丈夫なのか?」

 黄昏時。黒とオレンジが混ざる光が目立つ窓を見ていた『彼』は慌てふためく可憐に向き直るとベッドの脇に彼女を座らせた。以前、食事に招かれた際に一度訪れた可憐の部屋。ここでこれから起きる事を『彼』は脳裏で噛み締め、内心恐る恐ると思考を巡らせる。『彼』はそっとひざまづくと、ベッドに座る可憐を見上げた。可憐は、そんな真っ直ぐな『彼』の視線に嬉しいやら申し訳ないやら、視線を泳がせてしまっていた。

「はい・・・・・・。あ、あのっ! レッスンをお休みしたことはごめんなさい」
「いや、いいんだ。可憐のことが心配だから来ただけなんだ」
「・・・・・・体調は大丈夫です。あ、あの・・・・・・ごめんなさい・・・・・・」

 可憐の声が震えて消えていき、俯いてしまった。『彼』は見上げる視線を柔らかく、少しの衝撃も与えずに可憐の肩に触れる。びくりと震える彼女は、恐る恐る顔を上げ、『彼』の笑顔で何とか乱れる心を鎮めた。
110 : プロデューサーさま   2020/02/01 07:27:25 ID:Ru6Y.PPFSQ
「可憐。俺に何か言いたいことがあるんじゃないか?」
「・・・・・・私、私はちゃんとプロデューサーさんの彼女になれていますか?」
「役作りとして・・・・・・ちゃんとなれているよ。明日の最後の撮影も、きっと上手くやれるよ」

 可憐が主演を務める映画の撮影。『彼』と可憐の関係、仮初の恋人関係は、撮影を滞りなく進める為に築いたもの。少なくとも『彼』の中では仮初で、この撮影が終われば元のプロデューサーとアイドルの関係に戻るものだと思っていた。

「じゃ、じゃあ・・・・・・撮影が終わっても・・・・・・私とPくんは・・・・・・ずっと一緒ですよね・・・・・・」

 可憐の顔がほんの少し『彼』に迫る。その目には雫が滲みつつあった。『彼』の顔色に、ほんの僅かの苦味が加わる。ここまで来て『彼』はようやく察した。仮初の恋愛で動いていたはずの二人の歯車は、可憐の中では別のもので動かされていたことに。
111 :   2020/02/01 07:28:13 ID:Ru6Y.PPFSQ
「可憐、よく聞くんだ。撮影が終われば、役作りの勉強は終わりだ」
「・・・・・・勉強が終わっても、またPくんの家に遊びに行ったり・・・・・・また二人でお出かけできるよね・・・・・・?」
「それはもうできないよ。また、アイドルとプロデューサーとして」
「い、いやですっ!」

 普段聞くことのない可憐の否定の意思が『彼』を黙らせた。また一つ迫ろうとした可憐を『彼』は両手で彼女の肩を掴み制止させる。掴んだ肩から震えを感じた。緊張と焦りで可憐の呼吸が荒くなっていた。

「私・・・・・・私じゃ・・・・・・嫌ですか?」
「そうじゃないんだ。俺は可憐にアイドルを続けて欲しいだけなんだ」
「わ、私、ちゃんとアイドルもしますっ。だから・・・・・・だからっ」
「違うんだよ、可憐。このままだと可憐はアイドルに戻れなくなってしまう。もう終わらせないとダメなんだよ」
112 : せんせぇ   2020/02/01 07:30:51 ID:Ru6Y.PPFSQ
「わ、分かりません・・・・・・。ど、どうして、終わらせなきゃいけないの・・・・・・」
「可憐・・・・・・」
「私たち、あんなに仲良くて・・・・・・本当の恋人になれそうなのに・・・・・・」
「・・・・・・」
「私・・・・・・本当に恋を知ることができたと思います・・・・・・。みんな・・・・・・みんな、Pくんが教えて・・・・・・くれたから・・・・・・」
「ああ、今までのことはアイドルの可憐の為なんだよ」
「そ、そんな事言わないでっ」

 いつしか肩を震わせていた可憐は必死に首を振る。彼女の肩を掴む『彼』の手は震えに呼応するように力んでいた。『彼』は内心、焦燥に駆られていた。『彼』の中で繰り返してはいけない歴史を繰り返そうとしていた。
 あの時、可憐を押し倒し、踏み止まる切っ掛けになった少女、萩原雪歩の存在がまたも『彼』の理性を強く刺激していた。雪歩との間に起きた過去の出来事は『彼』の中でも忘れられない歴史となっていた。
113 : おやぶん   2020/02/01 07:31:32 ID:Ru6Y.PPFSQ
「異性の人と・・・・・・こんなに仲良くなったこともありません・・・・・・。多分、Pくんが私にとっての初恋・・・・・・なんです・・・・・・」
「・・・・・・」
(もうはっきり言わなければいけない・・・・・・。俺が曖昧な態度では、可憐も断ち切ることはできない。もう、雪歩の二の舞を招いてはいけないんだ)

 正直な所、『彼』は可憐が傷つくことを恐れていた。出来ることならば穏便に、ある種、事務的に二人の関係は解消するはずだった。だが、現実は甘くなかった。避けられない現実を無理矢理、避けようとした『彼』につけが回ってきていたのだった。この場で、この関係について、決別を告げなければいけない。それが『彼』の結論だった。
 可憐も察していた。『彼』の顔色がいやに強ばっていたから。

「Pくん、終わりだなんて・・・・・・言わないよね? 私・・・・・・終わってほしくないの・・・・・・お願い・・・・・・」
114 : der変態   2020/02/01 07:32:54 ID:Ru6Y.PPFSQ
 可憐の瞳は雫で決壊寸前だった。すがるように弱々しい声が『彼』の情を引っ張り出そうとする。だが、『彼』は一瞬の躊躇いもかなぐり捨て、可憐を正面に見据える。可憐は初めて、『彼』の視線に怯えた。やだ、と小さい声が呟きでる。

「こ、このまま・・・・・・終わって・・・・・・お別れしたら・・・・・・もうPくんに会うのが・・・・・・辛くなっちゃう・・・・・・。だから・・・・・・だから・・・・・・お願いっ」

 我ながら狡い台詞だと思った。藁にもすがる思いだった。何でもいいから『彼』の気を引ければ、この関係を継続できるなら何でも良かった。だが、『彼』はもう動じなかった。『彼』の眼差しの鋭さが意志の硬さを可憐にも悟らせていた。可憐はまた怯えた。

「もう終わりだ。だから、可憐・・・・・・」
「や、やめて・・・・・・やめてっ・・・・・・」
「俺と別れてくれ」

 その一言が、可憐の全身から力という力を奪った。強ばる肩も落ちてしまった。流すまいとしていた涙は、頬に水筋を作り出してしまった。可憐の顔色が無に落ちる。
115 : 変態インザカントリー   2020/02/01 07:36:42 ID:Ru6Y.PPFSQ
「俺は、可憐の恋人にはなれない」

 『彼』は容赦しなかった。可憐のひび割れそうな心を、敢えて自らで止めを刺す形となった。『彼』は脱力した可憐の肩から手を離した。『彼』の支えがなくなり、可憐は首を支えるのですら辛くなった。失恋という重石に耐えきれず、可憐は俯いてしまった。先程からの彼女の震えは嘘のように静まり返っていた。

「俺と可憐は、どこまで行ってもアイドルとプロデューサーだ」

 『彼』は無常に言い放つ。分かっていた。分かっていたつもりだった。最後には、こんなときが来るんじゃないかと可憐も分かっていた。でも、認めたくなかった。『彼』との触れ合いがとても楽しい。今まで知らなかった好きな異性との交友。『彼』も自分のことを理解してくれて優しくしてくれる。だから、期待した。勘違いでも知らぬ振りもした。
116 : 我が下僕   2020/02/01 07:37:54 ID:Ru6Y.PPFSQ
 過去に『彼』に想いを告げたアイドルの行く末を可憐も知っていた。アイドル仲間の田中琴葉、所恵美、島原エレナも『彼』にその想いを告げたが受け入れられることはなかった。でも、自分は違うんじゃないかと心のどこかで、根拠の無い期待を膨らませていた。だから、仕事の為と、それらしい理由をでっち上げて『彼』に自分の恋人になってもらった。仮初で始まっても、仲を深めれば自分を受け入れてくれるのではないか、と。でも、『彼』の心を動かすには至らなかった。
 少なくとも可憐はそう思った。結局、自分が叶うことのない幻想を重ねていただけなんだと『彼』から思い知らされた。そんな現実に耐えきれず、可憐は両手で顔を覆った。

「ううぅ・・・・・・。う、あぁぁ・・・・・・」

 彼女は泣いた。指の隙間から雫がぽたぽたと落ちては、膝上の明るく白いスカートを薄暗く染めていく。その広がりを『彼』はただ静かに見守っていた。もう『彼』は可憐を支えようとはしなかった。可憐の涙と嗚咽は『彼』が部屋を後にしても止まらなかった。
 行かないで。
 扉の向こうから聞こえたような気がして『彼』は暗闇の廊下で足を止めた。

「さよなら・・・・・・」

 小窓から覗く夜月に照らされ、誰にも悟られないように『彼』はさえずる。月光は、歩み出した『彼』をすぐ捉えられなくなった。『彼』はそのまま明かりもつけない階段の薄闇に沈んで行った。
117 : 3流プロデューサー   2020/02/01 07:39:25 ID:Ru6Y.PPFSQ
・・・・・・・・・・・・
篠宮家 客間

ガチャ

P「千鶴さん、お待たせしました。朋花も待たせた」

朋花「いえ~。可憐さんはどうされました?」

P「部屋にいる・・・・・・泣いている・・・・・・」

千鶴「・・・・・・終わりましたの?」

P「・・・・・・はい」

朋花「そう、ですか・・・・・・」
118 : プロちゃん   2020/02/01 07:40:34 ID:Ru6Y.PPFSQ
・・・・・・・・・・・・
篠宮家 可憐自室

可憐「う・・・・・・ううっ・・・・・・ぐすっ・・・・・・」ポロポロ

朋花「可憐さん・・・・・・」

可憐「お、おかしい、よね・・・・・・結ばれるはずないって・・・・・・最初から・・・・・・わ、分かってたのに・・・・・・」

朋花「・・・・・・」

可憐「わ、私・・・・・・プロデューサーさんに・・・・・・め、迷惑ばかりかけて・・・・・・わがまま言ってた・・・・・・だけで・・・・・・ぐすっ・・・・・・」

朋花「可憐さん・・・・・・程々にしたほうがいいですよ」
119 : プロデューサー様   2020/02/01 07:43:59 ID:Ru6Y.PPFSQ
朋花「気持ちは、私も痛い程分かります」

朋花「分かっていて・・・・・・私は可憐さんを止めませんでした」

可憐「え・・・・・・朋花ちゃん?」

朋花「可憐さんは・・・・・・恐らく、本気なのだろうと・・・・・・」

可憐「朋花ちゃん・・・・・・」

朋花「可憐さんを応援したかった・・・・・・でも、やめた方がいいとも思いました。あの人は・・・・・・プロデューサーさんは、ああですから」

朋花「可憐さんであっても、受け入れられることはないのでは、と・・・・・・」

朋花「結局は、どっちつかずでした・・・・・・本当にごめんなさい・・・・・・」
120 : Pたん   2020/02/01 08:47:04 ID:Ru6Y.PPFSQ
可憐「う、ううぅ・・・・・・と、朋花ちゃん・・・・・・」

朋花「ただ、今は・・・・・・泣きましょう。可憐さんの心を縛る茨は、残してはいけません。あなたの涙で、茨を全て流しましょう・・・・・・」

朋花「可憐さん、私に全てをぶつけて下さい。今は、そうするべきです」

可憐「うう・・・・・・と、朋花ちゃん・・・・・・ううううう。うぁぁぁぁっ」

朋花「・・・・・・」ギュ

朋花(プロデューサーさん・・・・・・本当にあなたは愚かで、ダメなプロデューサーですね・・・・・・)

千鶴「・・・・・・」
121 : Pちゃん   2020/02/01 12:34:43 ID:Ru6Y.PPFSQ
・・・・・・30分後
篠宮家 外周部

P(暗くなって来たな・・・・・・ちょっと冷えるかな)

千鶴「そんな格好では冷えてしまいますわよ」パサ

P「あ、千鶴さん。すいません、わざわざジャケットを持ってきて貰って」

P「千鶴さんが、ここにやって来たという事は可憐は・・・・・・」

千鶴「いえ、可憐には朋花がついていますわ。少し一段落しましたから、あなたについていようと思いましたの」

P「俺の事よりも可憐をお願いします。俺は何ともありませんから」
122 : ボス   2020/02/01 12:35:41 ID:Ru6Y.PPFSQ
千鶴「その割には、こちらを向いて下さらないのですね」

P「・・・・・・生憎、今は誰かに見せられるような顔をしていなくて・・・・・・すみません」

千鶴「それで何ともないとは、よく言えたものですわね」

P「・・・・・・お恥ずかしい限りです」

千鶴「普段は飄々としているプロデューサーなのに、今の貴方の背中には涙が見えるようですわ」

P「・・・・・・涙、ですか」

P「可憐の失恋のはずなのに、自分の事のように思えるんです・・・・・・。仮にも振っているのは自分なのに矛盾してますよね・・・・・・」

千鶴「それだけプロデューサーの心にも、可憐の気持ちが響いているのですね・・・・・・」
123 : 仕掛け人さま   2020/02/01 12:40:59 ID:Ru6Y.PPFSQ
P「・・・・・・」

千鶴「でも・・・・・・それなら、可憐の想いを受け止めるという選択肢も、あっても良かったのではありませんか?」

P「そんな選択肢はありません。そんな事をしてしまっては可憐はアイドルではなく、ただの女の子になってしまいます」

千鶴「・・・・・・それはいけないことなのでしょうか?」

P「可憐には可憐の目標があってアイドルを続けているんです。その志を半ばにさせることは俺にはできません」

P「それに、この行為はファンを蔑ろにすることになります」

千鶴「・・・・・・」

P「ファンを蔑ろにするアイドルが行き着くのは自滅です。きっとファンから忘れられてしまう・・・・・・。俺は可憐にそんな末路を辿って欲しくないんです」
124 : 師匠   2020/02/01 12:42:13 ID:Ru6Y.PPFSQ
千鶴「・・・・・・やはり、貴方は、アイドルとしての可憐を守りたかったのですか?」

P「・・・・・・その通りです。・・・・・・でも、そうやってアイドルの可憐を守っていただけで、俺は可憐自身に何もしてあげられませんでした」

千鶴「そんな事ありませんわ。プロデューサーは、ちゃんと可憐に与えたことがありますわ」

千鶴「幸せな恋愛と・・・・・・辛い失恋の経験を」

P「それは・・・・・・果たして可憐の為になるのでしょうか」

千鶴「きっとなりますわ。それを糧にして、可憐は女・・・・・・いえ、人間としてまた成長しますわ。貴方のしたことは決して間違っていませんわ」

P「ありがとうございます。千鶴さんと朋花のお陰で、可憐もきっと立ち直ることが出来ると思います。あんなに親身になってくれて」

千鶴「何を仰いますか。同じシアターの仲間ですもの」
125 : 番長さん   2020/02/01 12:43:16 ID:Ru6Y.PPFSQ
千鶴「それに、わたくしも・・・・・・あの子も・・・・・・他人事ではありませんから・・・・・・」ボソ

P「え? 千鶴さん?」

千鶴「今宵は冷えますわ。後、しばらくしたら中に入りましょう」

P「千鶴さんは先に入っていて下さい。俺だけで」

千鶴「わたくしは、貴方についていると、申し上げましたわ」

P「・・・・・・そうでしたね。ありがとうございます」

P「・・・・・・」

千鶴「・・・・・・プロデューサー、失礼しますわ」
126 : 変態インザカントリー   2020/02/01 12:44:00 ID:Ru6Y.PPFSQ
P「え?」

千鶴「ほらっ」コキッ

P「わ、わわっ」

P(千鶴さんに無理矢理、背筋を正された・・・・・・)

千鶴「胸を張りなさい。先程も申し上げましたわ。貴方のしたことは決して間違いではないと」

P「千鶴さん・・・・・・」

千鶴「いえ、間違いであっては困ります。わたくしや、シアターの子達はみんな、貴方を信じてついてきてるのですから」

P「そうですよね。すみません、甘えてしまって」
127 : P君   2020/02/01 12:44:51 ID:Ru6Y.PPFSQ
千鶴「良いのです。少しでも、あなたの手助けになれば・・・・・・」

P「・・・・・・ありがとうございます」

P「本当に今夜は冷えますね・・・・・・」

P「震えが・・・・・・止まりません・・・・・・」

千鶴「プロデューサー・・・・・・貴方・・・・・・」

千鶴「・・・・・・」

千鶴「そう、ですわね・・・・・・とても・・・・・・冷えますわね」

P「はい・・・・・・」
128 : Pくん   2020/02/01 12:45:50 ID:Ru6Y.PPFSQ
千鶴「貴方の震えが止まるまで、わたくしもそばにいますわ」

千鶴「震えが落ち着いたら・・・・・・戻りましょう」

P「はい・・・・・・」

千鶴「プロデューサーも・・・・・・また、いつものプロデューサーに戻って下さいまし・・・・・・」

P「はい・・・・・・」
129 : Pはん   2020/02/01 12:47:02 ID:Ru6Y.PPFSQ
・・・・・・翌日 早朝
篠宮家 玄関口

ガチャ

可憐「・・・・・・おはようございます」

P「おはよう、可憐。迎えに来たよ」

可憐「・・・・・・はい」

P(可憐・・・・・・とても表情が暗い・・・・・・)

P(けど、俺が逃げることは許されない。例え、可憐に拒絶されても俺はプロデューサーとして接しなければいけない)
130 : Pサン   2020/02/01 12:47:57 ID:Ru6Y.PPFSQ
P「可憐、車に乗ってくれ」

可憐「・・・・・・プロデューサーさん」

P「ああ、なんだい?」

可憐「私・・・・・・まだ気持ちの整理が・・・・・・つきません」

P「ああ」

可憐「こんな気持ちでは・・・・・・今日の撮影には行けません・・・・・・」

P「・・・・・・」

P(今日は最後の撮影だ・・・・・・現場は当然整っている。だけど、主役の可憐が来れなくては話にならない・・・・・・)
131 : せんせぇ   2020/02/01 12:49:01 ID:Ru6Y.PPFSQ
P(可憐が来なければ撮影を延期して貰うしかない・・・・・・。けど、多くの人のスケジュールを乱す事になる・・・・・・安易にお願いしていいことではない・・・・・・)

P(しかし、可憐がこんな状態になったのも俺の責任だ・・・・・・。ここは捨て身の覚悟で撮影の延期をお願いするか・・・・・・やるしかない・・・・・・)

P「・・・・・・分かった。監督に話をつけるよ」

可憐「え?」

P「可憐はゆっくり休んでくれ。また予定が決まったら・・・・・・」

可憐「ま、待ってくださいっ。ち、違いますっ」

P「え? ど、どういうことだ?」

可憐「お、お仕事が嫌になった訳では、ないんです・・・・・・」
132 : レジェンド変態   2020/02/01 12:50:29 ID:Ru6Y.PPFSQ
可憐「プロデューサーさんの事だって・・・・・・今更、嫌いになんてなれません・・・・・・」

P「可憐・・・・・・」

可憐「でも、わ、私だけでは気持ちの整理がつかないんです・・・・・・。今もわ、私、あなたを前にしてドキドキしてばかりなんです・・・・・・」

可憐「まだ、私・・・・・・アイドルに戻れていないのかなって・・・・・・」

P「俺に・・・・・・何か出来ることはあるか?」

可憐「お、おまじないを・・・・・・私にかけて下さい・・・・・・」

可憐「プロデューサーさんが・・・・・・アイドルに戻るようにって・・・・・・おまじないをかけてくれれば・・・・・・きっと」

P「・・・・・・分かった。でも、おまじないはこれで最後にしよう」
133 : プロデューサーさん   2020/02/01 12:51:08 ID:Ru6Y.PPFSQ
可憐「・・・・・・」

P「この先、トップアイドルに向けて巣立つ可憐にはもう必要ないだろうから」

可憐「・・・・・・はい」

P「可憐がアイドルに戻れるよう念を込めるよ・・・・・・じっとして」

可憐「はい・・・・・・お願い、します・・・・・・」メツムリ

P「・・・・・・」

chu・・・・・・

可憐「・・・・・・」
134 : Pーさん   2020/02/01 12:51:54 ID:Ru6Y.PPFSQ
可憐「・・・・・・さようなら、Pくん」グスッ

P「さよな・・・・・・いや・・・・・・」

P「おかえり、可憐」

可憐「は・・・・・・い・・・・・・。ただ・・・・・・い・・・・・・」グスッ

P「ああ・・・・・・」

可憐「うぅ・・・・・・えぐっ・・・・・・うう・・・・・・」ポロポロ

P「・・・・・・」

P(きっと、この涙は昨日、流したものとは違う。この涙は可憐が別れを決意した証だ・・・・・・)

P(可憐、どうか乗り越えてくれ・・・・・・。その手助けだけは俺にはできないから・・・・・・)
135 : プロデューサーちゃん   2020/02/01 12:52:38 ID:Ru6Y.PPFSQ
・・・・・・同日 夕方
765プロライブシアター
屋上

P「やあ、雪歩。どうしたんだ、こんな所に呼び出して」

雪歩「す、すみませんっ。プロデューサーに話しておきたいことが・・・・・・」キョロキョロ

P「人払いはしてあるぞ。何か悩み事か?」

雪歩「いえ、可憐ちゃんのことで・・・・・・。千鶴さんから聞いたんです。プロデューサーが可憐ちゃんと『お別れ』したって」

P「千鶴さんが・・・・・・雪歩も知っていたのか」

雪歩「あ、あの、ごめんなさいっ!」
136 : do変態   2020/02/01 23:29:02 ID:g1sBniZ8rE
P「お、おいおい、雪歩。どうして謝るんだ?」

雪歩「わ、私が可憐ちゃんに余計な事を言ったから・・・・・・だから可憐ちゃん、レッスンをお休みしちゃったんですぅ」

・・・・・・・・・・・・

P「そうか・・・・・・。雪歩は可憐を止めようとしてくれたのか」

雪歩「でも、ただ可憐ちゃんを刺激しただけでした・・・・・・。私、またダメダメでした・・・・・・」

P「そんな事はないよ。もしかして・・・・・・昔の・・・・・・『あの時』のことを気にしてか・・・・・・?」

P「だから、可憐を止めようとしてくれたのか?」

雪歩「・・・・・・はい」
137 : Pサマ   2020/02/01 23:30:09 ID:g1sBniZ8rE
P「そうか・・・・・・。ありがとう、お陰で『手遅れ』になる前に可憐との関係を終わらせることができたよ・・・・・・」

雪歩「可憐ちゃん・・・・・・とても辛いですよね・・・・・・」

P「千鶴さんと朋花が可憐のフォローをしてくれたから・・・・・・事態も終息していったよ・・・・・・」

P「それに可憐自身もきっと乗り越えられる・・・・・・」

雪歩「そうですか・・・・・・」

P「ああ・・・・・・」

雪歩「・・・・・・」

P「・・・・・・なあ、雪歩」
138 : あなた様   2020/02/01 23:31:03 ID:g1sBniZ8rE
雪歩「なんですか?」

P「もう何度も言ってるけど・・・・・・『あの時』は本当にすまなかった」

雪歩「・・・・・・」

雪歩「いいえ、もういいんです・・・・・・」

P「『あの時』の俺は今よりも未熟だった。雪歩の気持ちをろくに考えもせずに・・・・・・すまなかった」

雪歩「いいんです。私こそ・・・・・・感情任せにアイドルをやめるなんて、もう言いませんから」

P「そうか・・・・・・。雪歩は・・・・・・随分と強くなったな」

雪歩「プロデューサーが支えてくれますから・・・・・・。これからも・・・・・・頼りにしてます。アイドルとして・・・・・・」

P「ああ。俺もプロデューサーとして、これからも雪歩を支えるよ」
139 : プロヴァンスの風   2020/02/01 23:34:20 ID:g1sBniZ8rE
・・・・・・翌日 夕方
765プロライブシアター
控え室

可憐「・・・・・・」シュン

P(可憐・・・・・・。あんな所で一人ぼっちで座って・・・・・・)

P(撮影は無事に終わった。皮肉にも失恋シーンの場面は特に高い評価を受けた。でも、昨日の今日ではさすがにまた本調子といかないか・・・・・・)

P(可憐を振った俺に、もう何かできる訳じゃないけど・・・・・・何か声をかけないと)

ガチャ

環「あ、可憐お姉ちゃん!」
140 : おにいちゃん   2020/02/02 07:00:46 ID:kWh7DT.HFU
P「!?」サッ

P(た、環!? 思わず、仕切りに隠れてしまった・・・・・・)

可憐「・・・・・・環ちゃん」

環「どうしたの、可憐お姉ちゃん? 元気ないの?」

可憐「う、ううん・・・・・・そ、そんなことないよ・・・・・・」

環「そんな風には見えないよー」

環「この前はカレシができたって喜んでたのに、なんで、そんなに悲しそうなの? おやぶんは一緒じゃないの?」

可憐「!!」ビクッ
141 : Pサン   2020/02/02 07:16:20 ID:kWh7DT.HFU
P(た、環っ! その話題はまずいっ!)

可憐「う・・・・・・ぐすっ・・・・・・ううっ」

環「え、え・・・・・・な、なんで泣くの、可憐お姉ちゃん・・・・・・?」

可憐「ご、ごめん、ね・・・・・・な、何でもなくて・・・・・・う、う、ぐすっ」

環「可憐お姉ちゃん・・・・・・」

環「・・・・・・」グスッ

環「可憐お姉ちゃんが泣いてたら・・・・・・たまきも悲しいよ・・・・・・うわぁぁぁぁ・・・・・・」ポロポロ

可憐「・・・・・・た、環ちゃん・・・・・・」
142 : おにいちゃん   2020/02/02 07:23:49 ID:kWh7DT.HFU
P(環まで泣き出してしまった・・・・・・。な、何とかして、場を落ち着けないと・・・・・・あれ、可憐?)

可憐「・・・・・・ごめんね、環ちゃん」ギュ

環「か、可憐お姉ちゃん・・・・・・?」グスッ

可憐「そうだよね。私が泣いてたら・・・・・・環ちゃんも悲しいよね・・・・・・」

環「うん・・・・・・」

可憐「ごめんね、私・・・・・・もう泣かないから」

環「・・・・・・ほんと?」

可憐「うん。だから、環ちゃんも泣き止んで・・・・・・」ギュ
143 : 我が友   2020/02/02 07:26:28 ID:kWh7DT.HFU
環「・・・・・・うんっ」

可憐(しっかりしなきゃ・・・・・・。こんな私じゃ、本当にプロデューサーさんに愛想つかされちゃう・・・・・・)

可憐「もう泣かない・・・・・・泣かないから・・・・・・」ギュ

環「可憐お姉ちゃん・・・・・・?」

P「・・・・・・」

P(すまない、環・・・・・・ありがとう)
144 : Pサン   2020/02/02 07:43:11 ID:kWh7DT.HFU
ガチャ

高山紗代子「誰かいませんかー? あ、可憐に環ちゃん! 丁度良かった・・・・・・って、抱き合って、どうしたの?」

環「あ、さよこ!」

・・・・・・・・・・・・

ジュリア「サヨが新作のタイ焼きが出たからって爆買いしたんだよ。それで全然食べきれなくてさ~」

紗代子「良かったら二人も食べてくれない?」

環「わー食べる食べる! 可憐お姉ちゃんも食べるよね!」

可憐「う、うんっ。紗代子さん、私にも下さい」
145 : バカP   2020/02/02 07:44:11 ID:kWh7DT.HFU
P(賑わってきたな。仕事に戻るか)

桃子「お兄ちゃん、こんな所で何やってるの?」

P「も、桃子か。どうしたんだ?」

桃子「それはこっちのセリフ。桃子は環を探しに来たの。やっぱり、ここにいたんだ。探したよ、環」

環「あ、ももこー。あ、おやぶんも一緒だーっ!」

可憐「ぷ、プロデューサーさんっ」

P「や、やあ。みんな、勢揃いだな」

紗代子「プロデューサーもタイ焼き食べませんか?」
146 : プロデューサークン   2020/02/02 07:45:11 ID:kWh7DT.HFU
ガチャ

雪歩「あ、可憐ちゃん。ここにいたんだねっ・・・・・・あれ?」

千鶴「可憐に差し入れを・・・・・・あら?」

可憐「ゆ、雪歩ちゃん。朋花ちゃんに千鶴さんも」

朋花「あらあら~。何か始めるんですか~?」

・・・・・・20分後

朋花「タイ焼き、おいしいですね~♪」

可憐「う、うん・・・・・・」モグモグ
147 : Pチャン   2020/02/02 07:46:13 ID:kWh7DT.HFU
紗代子「雪歩ちゃんも食べてっ。雪歩ちゃんが淹れてくれたお茶によく合うよ!」

雪歩「う、うん。ありがとう、紗代子ちゃん」

雪歩(可憐ちゃん・・・・・・元気になってくれたなのかな・・・・・・良かった)

ジュリア「見てたらあたしも食べたくなったな。サヨ、あたしにも一個くれないか?」

紗代子「食べて食べてっ」

環「たまき、おかわりするぞー!」

千鶴「たまき。ハムカツやコロッケも良ければ召し上がって下さいな。プロデューサーもお一ついかがかしら?」

環「わーい!」
148 : Pはん   2020/02/02 07:47:02 ID:kWh7DT.HFU
P「頂きます、ありがとうございます」

P(みんなに囲まれて、可憐に笑顔が戻ってきている・・・・・・。みんなに助けられたな)

可憐「・・・・・・」ソワソワ

千鶴「・・・・・・」ジー

千鶴「可憐。プロデューサーの湯飲みが空いていますわ。ついできてはいかが?」

可憐「え、あの・・・・・・」モジモジ

千鶴「あ、無理にとは言いませんわ。では、わたくしが」

可憐「だ、大丈夫ですっ。わ、私・・・・・・もう平気ですから」
149 : プロデューサーさま   2020/02/02 07:48:07 ID:kWh7DT.HFU
千鶴「そう。では、お願いしますわ、可憐」

・・・・・・・・・・・・

可憐「ぷ、プロデューサーさん。お茶、おかわりしませんか?」

フワァ

P「!?」ドキッ

P「あ、ああ、貰うよ。可憐、今日もあの特別なアロマを焚いてきたのか? 一瞬、ドキッとしたよ」

可憐「え?」

可憐(あれ・・・・・・特に何もしてないけど・・・・・・)
150 : Pしゃん   2020/02/02 07:49:33 ID:kWh7DT.HFU
P「最近、ずっとあの香りがするから内心、ちょっとドキドキしてたよ。あのアロマは少し控えたほうがいいと思うぞ」

可憐「は、はい・・・・・・」

可憐(あの特別のアロマはずっと使ってないのに・・・・・・)

可憐(・・・・・・もしかして)

・・・・・・翌日 夕方
765プロライブシアター
事務室

美咲「そうだったんですか。可憐ちゃんの役作りの為に、彼氏彼女のフリをしていたのですか」

P「はい。撮影も無事終わったので、それも解消しましたけどね」
151 : プロデューサー殿   2020/02/02 07:50:15 ID:kWh7DT.HFU
美咲「あの時はビックリしましたよ。プロデューサーさん、可憐ちゃんを彼女にしたのかと思いました」

P「いやいや。アイドルに手出しするようなことはしませんよ」

美咲「そうですよね。ちょっとほっとしました~」

P「ご心配をおかけしました。ん?」

P(可憐からメッセージが来てる・・・・・・)
152 : Pサン   2020/02/02 07:51:09 ID:kWh7DT.HFU
・・・・・・同日 夜
765プロライブシアター
ミーティングルーム

ガチャ

P「可憐、お待たせ・・・・・・あれ、まだ来てないのか」

P(おかしいな。メッセージに送られて来た時間と場所は間違えてないよな?)

P「待つとするか」

・・・・・・20分後

P(何だろう・・・・・・段々、頭がくらくらしてきたような・・・・・・。い、いや、待て・・・・・・こ、この感覚、前にも・・・・・・)
153 : プロデューサーはん   2020/02/02 07:53:00 ID:kWh7DT.HFU
ガチャ・・・・・・パタン

可憐「プロデューサーさん、お待たせしました・・・・・・♪」

P「か、可憐。や、やあ、どうしたんだ。先に来てたと思ったのだけど・・・・・・」

可憐「・・・・・・ふふ」///

P「・・・・・・?」

可憐「プロデューサーさん、今のご気分はどうですか?」///

P「え? ・・・・・・えっと、何だか少しくらくらしてきて・・・・・・」

可憐「私の事を見て、何か思いませんか・・・・・・?」///
154 : プロデューサーちゃん   2020/02/02 07:54:03 ID:kWh7DT.HFU
P「え・・・・・・か、可憐に触れてみた・・・・・・はっ!?」

P(な、何を口走って・・・・・・ま、まさか・・・・・・)

P「可憐っ、お、お前、あの時のアロマを・・・・・・た、焚いたのかっ」

可憐「えへへ・・・・・・♪」

可憐「やっぱり『Pくん』は私よりもアロマが効きやすいんだね・・・・・・♪」

P「ま、待て、可憐。その呼び名はもうやめるんだ・・・・・・」

P(ま、まずい・・・・・・可憐がどんどん色っぽく見えて、引き寄せられる・・・・・・。あ、頭が真っ白になりそうだ・・・・・・)

可憐「どうして・・・・・・? 前みたいに私に触れてみたくない・・・・・・?」///
155 : Pサン   2020/02/02 07:56:30 ID:kWh7DT.HFU
P「ち、違うっ。あ、あれは一時の気の迷いだ・・・・・・って、可憐、俺にち、近づくな」

可憐「どうして、そんな酷いこと言うの・・・・・・? 私の事、嫌いになったの・・・・・・?」

P「好きとか嫌いとか、そ、そんな問題じゃ・・・・・・って、そんな目で俺をみ、見ないでくれっ」

可憐「やだ・・・・・・♪」///

ドン

P(か、壁際に追い込まれた・・・・・・。か、可憐の匂いで頭が痺れそうだ・・・・・・)

可憐「私・・・・・・抵抗しないから・・・・・・ね?」///

P「!?」///
156 : EL変態   2020/02/02 07:58:07 ID:kWh7DT.HFU
P「お、お前、な、なんて事言うんだっ」///

可憐「えへへ・・・・・・♪ あの時みたいに・・・・・・私の事、押し倒す・・・・・・?」///

P「し、しないっ。そんなことしないぞっ。だ、だから俺に近づくなって」

可憐「無理です・・・・・・♪」/// ピト

P「わ、わ、わ・・・・・・」///

可憐「Pくんの胸板大きいね。あ、すごくドキドキしてる・・・・・・。私でドキドキしてくれてるの・・・・・・?」///

P「ち、ち、違う・・・・・・」///

可憐「Pくん、嘘つかないで・・・・・・。私、Pくんになら・・・・・・いいんだよ・・・・・・?」///
157 : プロヴァンスの風   2020/02/02 12:09:09 ID:czQZYUIVl2
P「か、可憐・・・・・・お、お前はあ、アイドルなんだぞ・・・・・・」

可憐「今は・・・・・・あなたのそばに居る・・・・・・ただの可憐です・・・・・・♪」///

P「や、やめろ・・・・・・そんな事言うな・・・・・・」

P(可憐め・・・・・・全くアロマに抵抗していない。目が潤んで潤んで・・・・・・)

可憐「私、Pくんにはフラれちゃったけど・・・・・・でも、あんまり気にしなくていいのかなって思ったの」

P「・・・・・・何か引っかかる言い方だな」

可憐「私とPくんは、こうして一緒にいるんですから元から恋人みたたいだよね」

可憐「・・・・・・みんなの見ていない所で、おまじないをかけてくれるだけでもいいんだよ? それに」
158 : そなた   2020/02/02 12:09:56 ID:czQZYUIVl2
P「?」

可憐「こうして、もし何かの間違いで、Pくんが私を襲っちゃったら・・・・・・責任、取らなきゃいけません、よね?」

P「!?」ビクッ

P「な、何言ってるんだ、可憐・・・・・・。冗談にしては言葉が過ぎるぞ」

可憐「冗談かどうかはPくん次第だと思うな・・・・・・♪」///

P「・・・・・・」サー

可憐「Pくんが・・・・・・悪いんだからね・・・・・・」

P「え?」
159 : 5流プロデューサー   2020/02/02 12:13:54 ID:czQZYUIVl2
可憐「私のこと、本気にさせておいて・・・・・・フッちゃうんだから・・・・・・」

P「か、可憐・・・・・・」

可憐「フラれて、分かりましたで・・・・・・別れてあげないんだから・・・・・・」

P「か、可憐、待ってくれ・・・・・・。頼むから」

可憐「ねえ・・・・・・私に触れたいんだよね、Pくん?」フー

P「こ、こら、こんな密着状態で息を吹きかけるなっ」///

可憐「ふふふ。Pくん、可愛い♪」

可憐「Pくんの匂いも、いい匂い・・・・・・落ち着きます」クンクン
160 : プロちゃん   2020/02/02 12:15:50 ID:czQZYUIVl2
P「か、可憐っ。そんなに顔を寄せるなっ」///

可憐「えへへ♪」///

P(くそう・・・・・・可憐が可愛く見えすぎて・・・・・・衝動に駆られる・・・・・・)

ガチャ

美咲「明かりつけっぱなしじゃない、もう・・・・・・え」

P「あ」

可憐「きゃっ」///

美咲「・・・・・・?」
161 : おやぶん   2020/02/02 12:16:43 ID:czQZYUIVl2
美咲「プロデューサーさんと・・・・・・可憐ちゃん・・・・・・?」

P「お、お疲れ様・・・・・・です」///

美咲「・・・・・・」

美咲「な、な、な、な」

P「な・・・・・・?」///

美咲「なにょうしょいとぉぉぉぉぉっ!」

・・・・・・・・・・・・

美咲「プロデューサーさんっ! 見損ないました! あんなにアイドルには手を出さないって言ってたのに!」
162 : 我が下僕   2020/02/02 12:17:33 ID:czQZYUIVl2
P「ち、違うんです。こ、これには複雑な事情があって」アセアセ

美咲「どげな理由で、アイドルと二人きりでだ、抱き合ってると言うと!?」

P「そ、それは・・・・・・」タジタジ

美咲「プロデューサーさんが、そげな人だったなんて・・・・・・」

P「い、いえ、青羽さんが思ってるような事は決して」

美咲「謝って・・・・・・」

P「え?」

美咲「謝って下さい」
163 : プロちゃん   2020/02/02 12:18:11 ID:czQZYUIVl2
美咲「謝れちゅうてるがーっ!」

P「は、はいっ、ごめんなさいっ!」

可憐「み、美咲さん。私はだ、大丈夫ですから」

可憐「それにプロデューサーさんは何もしていません」

美咲「そ、そう? 可憐ちゃんがそう言うならいいんだけど」

P「ほ・・・・・・」

美咲「!」ギロッ

美咲「何、ほっとしてるんですか、プロデューサーさんっ! ちゃんと反省して下さいっ!」
164 : バカP   2020/02/02 12:19:23 ID:czQZYUIVl2
163レス目修正。以下の内容に置き換えます。

P「あ、あの、青羽さん?」

美咲「謝れちゅうてるがーっ!」

P「は、はいっ、ごめんなさいっ!」

可憐「み、美咲さん。私はだ、大丈夫ですから」

可憐「それにプロデューサーさんは何もしていません」

美咲「そ、そう? 可憐ちゃんがそう言うならいいんだけど」

P「ほ・・・・・・」

美咲「!」ギロッ
165 : レジェンド変態   2020/02/02 12:20:26 ID:czQZYUIVl2
美咲「何、ほっとしてるんですか、プロデューサーさんっ! ちゃんと反省して下さいっ!」

P「は、はいっ、すみませんでしたっ! 反省してますっ!」

・・・・・・同日 夜
某市街地(帰り道)

可憐「プロデューサーさん。ご、ごめんなさい。わ、私のせいで、美咲さんに怒られて・・・・・・」

P「い、いや。俺の方こそ、可憐に変な事してしまいそうで、すまない」

可憐「あ、それはいいんですよ。私は、その、いつでも歓迎です。・・・・・・なんちゃって」///

P「その歓迎はあまり受けたくないな・・・・・・」
166 : P様   2020/02/02 12:21:54 ID:czQZYUIVl2
P(先が思いやられる・・・・・・)

・・・・・・・・・・・・

可憐「・・・・・・プロデューサーさん。気づいていました?」

P「え? 何の話だ?」

可憐「ミーティングルームで焚いてたアロマの事です」

P「ああ。俺の部屋で焚いてた特別なアロマと同じなんだろ?」

可憐「いいえ、実は違うんです。ミーティングルームでのアロマは、特別なアロマではありません」

P「・・・・・・え? そ、そうなのか?」
167 : 3流プロデューサー   2020/02/02 12:24:14 ID:czQZYUIVl2
可憐「はい。ミーティングルームのアロマは私の匂いに似せて、ブレンドしたオリジナルのアロマなんです。プロデューサーさんのお部屋で『最初に』焚いた特別のアロマとはまた別なんですよ」

P「へ、へえ・・・・・・そうなのか」

可憐「はい。私の香りを好きになってくれたらって思って作ったオリジナルですから」

可憐「分かりますか? プロデューサーさんは私の普段の匂いに興奮されてたんですよ?」

P「・・・・・・ちょ、ちょっと待ってくれ。そんなバカな。ど、どうして・・・・・・」

可憐「本当に気づいていないんですね。プロデューサーさんの部屋の時も、特別のアロマは途中で終わったから、私のアロマに変えてたんですよ・・・・・・♪」///

P「・・・・・・え、え?」

可憐「きっとプロデューサーさんの体が、特別なアロマの効能を私の匂いから来るものだと錯覚しているんでしょうね・・・・・・ふふふ」///
168 : あなた様   2020/02/02 12:25:27 ID:czQZYUIVl2
可憐「本当だったら、あのミーティングルームのアロマなら、プロデューサーさんは何も興奮しないはずなんですよ」

P「嘘だろ・・・・・・」

可憐「言ったじゃないですか。プロデューサーさんはアロマが効きやすいんだって・・・・・・効能と匂いを錯覚するのも無理ありません・・・・・・♪」///

可憐「嘘だと思うなら・・・・・・はい、私の匂いを嗅いでみてください」ピト

P「こ、こら、くっつくなって・・・・・・はっ」

P(あ、頭がくらくらし始めて・・・・・・)///

可憐「どうですか・・・・・・? 気分が高揚しませんか?」///

P「そ、そんな・・・・・・バカな・・・・・・」///
169 : 夏の変態大三角形   2020/02/02 12:25:29 ID:czQZYUIVl2
可憐「本当だったら、あのミーティングルームのアロマなら、プロデューサーさんは何も興奮しないはずなんですよ」

P「嘘だろ・・・・・・」

可憐「言ったじゃないですか。プロデューサーさんはアロマが効きやすいんだって・・・・・・効能と匂いを錯覚するのも無理ありません・・・・・・♪」///

可憐「嘘だと思うなら・・・・・・はい、私の匂いを嗅いでみてください」ピト

P「こ、こら、くっつくなって・・・・・・はっ」

P(あ、頭がくらくらし始めて・・・・・・)///

可憐「どうですか・・・・・・? 気分が高揚しませんか?」///

P「そ、そんな・・・・・・バカな・・・・・・」///
170 : プロちゃん   2020/02/02 12:26:37 ID:czQZYUIVl2
P(可憐の普段の匂いで興奮してたって・・・・・・。それじゃ、俺がパブロフの犬・・・・・・いや、ただの変態じゃないか!)

可憐「ふふふ。もうPくんは『ただの』私の匂いで興奮しちゃうんだね・・・・・・」///

P「ち、違う。そんな・・・・・・」///

可憐「ねえ・・・・・・私に触れてみたい・・・・・・?」///

P「ふ、ふ、ふ、触れたく、ない・・・・・・」///

可憐「動揺してる・・・・・・? Pくんの中では、私を押し倒した事がすごく印象深いのかな・・・・・・♪」///

P「!?」///

可憐「そうだったら・・・・・・嬉しいな♪」///
171 : ぷろでゅーさー   2020/02/02 12:27:39 ID:czQZYUIVl2
P(そんなに嬉しそう顔をしないでくれ・・・・・・!)///

P「わ、悪いがここからは一人で帰ってくれっ。お、俺はここでっ」///

可憐「こんな夜に私、一人で・・・・・・? 危ないと思いますよ」

P「う・・・・・・それは・・・・・・」

可憐「プロデューサーさん。ちゃんと家まで送って下さい・・・・・・♪」/// ピト

P「わ、分かったからそんなにくっつくな。少し離れてくれ」

可憐「じゃあ腕は離します。隣に並びます」

P「あ、ああ・・・・・・」
172 : do変態   2020/02/02 12:28:50 ID:czQZYUIVl2
P(お、落ち着け・・・・・・意識すればするほど収まらないぞ・・・・・・)

可憐「プロデューサーさん」

P「あ、ああ、なんだ?」

可憐「我慢できなくなったら言って下さいね。私、Pくんのこと、ちゃんと受け止めますから。・・・・・・なんちゃって♪」///

P「!?」///

可憐「その時は・・・・・・胸を張って、私はPくんの隣にいられますよね♪」///

P「そ、そ、そんな時は来ないっ」

P(本当に先が思いやられる・・・・・・)///
173 : 変態大人   2020/02/02 12:29:45 ID:czQZYUIVl2
可憐「・・・・・・」///

可憐「プロデューサーさん。わ、私、ぜ、絶対諦めませんからっ・・・・・・な、なんちゃって・・・・・・」///

・・・・・・3日後
765プロライブシアター
事務室

恵美「ねえねえ、プロデューサー! 今度の仕事、上手くいったらオフの日付き合ってよ!」

P「あ、あのな、恵美。そんな翼のような事、言うなよ」

恵美「いいじゃん。アタシだってご褒美欲しい時くらいあるよー」
174 : ダーリン   2020/02/02 12:31:12 ID:czQZYUIVl2
ガチャ

可憐「お、お疲れ様で・・・・・・あ」

横山奈緒「ちょい恵美。ちょっと美味しい思いしすぎとちゃうの? そろそろ、私に譲って欲しいなー」

P「奈緒も明日、割と大きな仕事だ。終わったら食事くらいなら奮発するぞ」

奈緒「わー! 楽しみですー!」

高坂海美「プロデューサー、プロデューサー! 今、新しいお菓子作りに挑戦してるんだよ! 今度、家に食べに来てよ!」

P「おお、頑張ってるな、海美。挨拶がてらに伺うよ」

海美「うんうん!」
175 : 師匠   2020/02/02 12:31:51 ID:czQZYUIVl2
可憐「・・・・・・」ムス

可憐「・・・・・・」スタスタ

可憐「お疲れ様です、プロデューサーさん」ニコ

P「か、可憐っ。お、お疲れ様・・・・・・ど、どうした?」

可憐「プロデューサーさん。今日の私の匂い、変じゃありませんか?」

フワァ

P「!?」/// ビクッ

P(ま、まずい・・・・・・こんな所で興奮が。しかも、可憐に指摘されてから変に意識してしまうっ)
176 : プロデューサー殿   2020/02/02 12:32:30 ID:czQZYUIVl2
P「あ、ああ、別に何もへ、変じゃないぞっ。あ、すまん! ちょっと着信が! 電話してくる」

ガチャ!! バタン!!

恵美「もープロデューサーってば、何慌ててるのさー」

海美「プロデューサー、顔、赤かったたね。どうしたんだろ?」

可憐「・・・・・・ふふふ♪」

・・・・・・・・・・・・
765プロライブシアター
某所

P「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ・・・・・・」
177 : プロヴァンスの風   2020/02/02 12:33:24 ID:czQZYUIVl2
P(迂闊に可憐に近づくとまずい・・・・・・。ここなら人も来ないし、少しほとぼりが冷めるまで・・・・・・)

可憐「プロデューサーさん」

P「え? か、可憐っ。ど、どうして、ここが・・・・・・」

可憐「プロデューサーさんの匂いが、ここを教えてくれました♪」

P「え・・・・・・。そ、そんなことが・・・・・・」

可憐「はい、私、匂いを辿るのに自信はあります・・・・・・。だから、プロデューサーさんがどこに行っても私には分かります」

P「それは大した特技、だな・・・・・・」

可憐「プロデューサーさん。あんまり他の女の子の匂いをつけないで下さいね」
178 : P様   2020/02/02 12:33:24 ID:P1.m8FNTkM
途中から琴葉が出てきてない…あっ
179 : ご主人様   2020/02/02 12:50:30 ID:HaRl1xKoiQ
くーる、きっとくる…。
180 : Pしゃん   2020/02/02 14:38:39 ID:ajRDyE6Otk
クンカー怖いわ
181 : 変態大人   2020/02/02 16:32:18 ID:hJTiak5.eQ
P「え・・・・・・」

可憐「このみさんを、ご自宅に連れ込むのも『大概』にしてくださいね」

可憐「歌織さんや風花さんとの夜のお出かけも『そろそろ』控えたほうがいいと思います」

可憐「恵美ちゃんやエレナちゃんとのスキンシップも『程々に』した方がいいと思います」

P「このみさんは連れ込んでいるというか押しかけられてるというか・・・・・・ってそうじゃない!」

P「な、なんで、そんな事知ってるんだ、可憐っ!?」

可憐「言ったじゃないですか。私、匂いを辿るのは自信がありますって」

P「あ、ああ・・・・・・」
182 : P様   2020/02/02 16:33:25 ID:hJTiak5.eQ
可憐「プロデューサーさんについている女の子の匂いは全部分かるんですよ」

P「そ、そうか。でも、可憐。その、えっと・・・・・・お、俺にも、俺のつ、付き合いがあってさ・・・・・・」

可憐「・・・・・・」

可憐「あんまり私以外の女の子の匂いをつけていると、私・・・・・・もっと大胆になってしまうかもしれませんよ・・・・・・?」

P「え・・・・・・。な、何をするつもりなんだ・・・・・・?」サー

可憐「例えば・・・・・・Pくんの理性が吹き飛ぶ程、私の匂いを擦りつけたりして・・・・・・私がそばにいると、Pくんは私を襲っちゃうかもしれませんね・・・・・・なんちゃって♪」

P「か、可憐・・・・・・そ、それは冗談じゃ済まないから・・・・・・」

可憐「はい。だから、これ以上、私を大胆にさせない下さい・・・・・・♪」ピト
183 : der変態   2020/02/02 16:34:46 ID:hJTiak5.eQ
P「か、可憐っ」///

可憐「Pくんが私の匂いを忘れないようにしないと・・・・・・♪」

P「わ、忘れないっ。忘れないから離れてくれ・・・・・・」///

可憐「えへへ・・・・・・♪ Pくん・・・・・・ずっと私の匂いでドキドキしててね・・・・・・」///

バサァッ!!(書類が落ちた音)

P「・・・・・・え?」

美咲「ぷ、ぷ、ぷ、ぷ・・・・・・」ワナワナ

P「あ、青羽さんっ。い、いつからそこに?」
184 : 貴殿   2020/02/02 16:35:24 ID:hJTiak5.eQ
可憐「ひゃっ」

美咲「プロデューサーさん・・・・・・。あなたって人は・・・・・・」

P「あ、あ、青羽さん。これは、えっと、ち、違うんですよ・・・・・・」

美咲「!!」ギロッ

P「!?」ビクッ

美咲「もう知りませんっ。プロデューサーさんのロリコン、犯罪者!」スタスタ

P「あ、青羽さんっ。・・・・・・行ってしまった。まずい事してしまったな・・・・・・」

琴葉「まずい事って何ですか?」
185 : 5流プロデューサー   2020/02/02 16:36:03 ID:hJTiak5.eQ
可憐「わっ、こ、琴葉ちゃんっ?」

P「琴葉・・・・・・お前までどこから来たんだ・・・・・・」

琴葉「可憐、お疲れ様。撮影、無事に終わったみたいで良かったわね」ニコ

可憐「う、うんっ。琴葉ちゃんのお陰だよっ」

琴葉「役に立てて良かったわ。それで可憐」

可憐「なに?」

琴葉「『Pくん』とのお付き合いは楽しかった?」

可憐「えっ・・・・・・」
186 : プロデューサーちゃん   2020/02/02 16:37:02 ID:hJTiak5.eQ
琴葉「稽古の初日から気になってたの、私。だから、次の日から可憐の様子をね、ずーーーーーっと見てたの。雪歩ちゃんには反対されたけどね」

可憐「え・・・・・・」アセアセ

琴葉「『Pくん』から素敵な『おまじない』をかけてもらってたみたいね・・・・・・何度も何度も」ニッコリ

P(琴葉から物凄いオーラを感じる・・・・・・)

可憐「あ、あの・・・・・・それは・・・・・・えっと・・・・・・」アセアセ

琴葉「心配しないで。私しか知らないから。だからね、はいこれ」ニッコリ

可憐「え? は、張り紙?」

『篠宮可憐は一ヶ月、プロデューサーに接触してはいけません』
187 : do変態   2020/02/02 16:39:14 ID:hJTiak5.eQ
可憐「ええええっ」

琴葉「ダメよ、可憐。プロデューサーは多忙なんだから個人的な理由で振り回してちゃ。それでプロデューサー?」

P「あ、ああ、なんだ?」

琴葉「可憐トノことドウイウ事なんデスカ? モチロん、説明シテクレマスヨネ?」ウツロ

P「!?」ビクッ

P「ど、どうもこうも仕事でやってたことだよ」

琴葉「お仕事で、可憐をオウチニツレコムんですか? プロデューサー・・・・・・ツウホウしてイイデスカ?」

P「なっ! ど、どうして、それを知っているんだ・・・・・・」
188 : der変態   2020/02/02 16:40:54 ID:hJTiak5.eQ
琴葉「どうして、デショウね・・・・・・ウフフ・・・・・・」ニッコリ

可憐「あわわわ・・・・・・」

琴葉「私も今度のオーディションで主役を取ってきます。そうシタラ・・・・・・私にも恋愛の勉強・・・・・・ツキアッてクダさいネ」

P「こ、琴葉には必要ないだろ? あんなに演技力があるのに」

琴葉「私、ダレカさんにフラレテ、失恋したんデス。是非、私の『Pくん』にもなってご教授イタダケレバとオモイます」ニッコリ

P「・・・・・・」サー

可憐「だ、ダメですっ。Pくんはわ、私の、なんですっ」

琴葉「可憐、プロデューサーの腕に引っ付いたらダメよ。プロデューサーには接触禁止なんだから」ニッコリ
189 : Pサン   2020/02/02 16:42:02 ID:hJTiak5.eQ
可憐「ひぅぅぅ・・・・・・」

琴葉「可憐には聞きたい事が山程あるわ。さあ、行きましょう」

可憐「え? あ、ああっ。こ、琴葉ちゃん、は、離してっ」ズルズル

琴葉「大丈夫よ。全部、話してくれたらすぐ楽になれるわ」

可憐「ぷ、プロデューサーさん、た、助けて下さいっ」

琴葉「あ、プロデューサー。これはガールズトークにナリマスから男性のプロデューサーは控えて下さいネ。さあ、行くわよ、可憐」ニッコリ

可憐「ひゃぃぃぃ・・・・・・」ズルズル
190 : Pサン   2020/02/02 16:42:44 ID:hJTiak5.eQ
・・・・・・・・・・・・
765プロライブシアター
事務室前廊下

千鶴「あ、美咲。丁度良かったですわ。プロデューサーを見かけて・・・・・・」

美咲「プロデューサーさんなんて知りませんっ! 失礼しますっ!」

ガチャ!! バタン!!

千鶴「・・・・・・」

千鶴「わたくし、何か怒らせるようなことをしたかしら?」

朋花「さて~?」
191 : 兄ちゃん   2020/02/02 16:43:59 ID:hJTiak5.eQ
可憐ss終わりです。

可憐はアロマがあれば何でもできるすごい子
192 : Pちゃん   2020/02/02 16:45:36 ID:lVQLAVJjCg
おつでした。
琴葉のおかげでヘイワニナッタナー。
193 : 高木の所の飼い犬君   2020/02/02 16:46:09 ID:qX0/BYVQtA
さて、美咲ちゃ編かな・・・

親愛度マイナスからは中々・・・
194 : 貴殿   2020/02/02 16:48:32 ID:P1.m8FNTkM
琴葉は怖いなー。
195 : そなた   2020/02/02 16:51:43 ID:71brcyP.W6

琴葉編解決したんだよね...?
196 : そなた   2020/02/02 17:50:19 ID:40ETiPtZKM
琴葉への暗示復活してない?
占い師呼ばなきゃ……
197 : 5流プロデューサー   2020/03/26 22:32:47 ID:jAwKIp2fsw
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