【安価SS】可憐のアトリエ 最終話 つづき
1 : 仕掛け人さま   2022/06/23 06:29:25 ID:iD0VEg7JlY
立てーっ!
117 : 監督   2022/07/15 19:06:07 ID:ZN/rDbQB5U
機械仕掛けの美少女ミリオン
耐久値999(=9999-9000)

可憐たちのDEFENSE PHASE時、3レス総和によって発動スキルが決定される
・奇数
【ユニオンキャノン】
基礎攻撃値=(180-総和)×3+確定ダメージ(60-最小値)

・偶数
【ルミエール・パピヨン】
基礎攻撃値=最小値×10/最大値×5の高いほうの数値+確定ダメージ(3レス平均×0.5)


さらに以下の条件を満たしていると追撃が発生する
・総和が素数
【ドリーム・プレリュード】
確定ダメージ(100-中央値)×2 上限100

・2つ以上が7の倍数
【虹色の波動】
確定ダメージ(最大値+77)


また以下の補助スキルも有している
【グロウマップ】
1ターンで500以上のダメージを受けない。
118 : ハニー   2022/07/15 19:07:26 ID:ZN/rDbQB5U
TURN1 DEFENSE PAHSE 

【安価→直下3レス分の投稿時刻秒数にて判定 自動判定】
※00は0ではなく60として扱う
※基礎攻撃値のうちで確定ダメージを除く部分を軽減する数値/軽減率を判定

可憐たち 耐久値765
天使のごとく微笑みを見せ、ミリオンが可憐たちに襲いかかる!
霊山騎士たちが守護陣形をとってくれるが……?!※エミリーは見習い騎士

1.貴音 
神速の居合術で攻撃をいなせるか(共起なし)
・20~50の偶数→かろうじて軌道を僅かに逸らせた 40
・4の倍数→受け流しになんとか成功した 15%
・40~49→敵は反撃されまいと攻撃を中止した 75
・中央値かつ素数→カウンターがきまった! 25%

2.恵美 
氷撃で敵の動きを封じられるか(共起あり)
・6の倍数→こおりのつぶてがヒット 20
・9の倍数→氷のジャベリンがヒット! 30
・最小値かつ奇数→ブリザードが敵を襲う 55
・17~43のうちで素数→氷の精霊が力を貸す 70 

3.美也
基礎軽減値有り=3レス平均値
癒しの魔法でダメージを軽減できるか(効果最高を採用)
・3か8の倍数→みゃお~ 基礎軽減値を中央値×3に変更
・17~38→みゃおみゃ~ 基礎軽減値を3レス平均値+最大値に変更
・3レス総和が100以上  みゃ? 基礎軽減値を最小値×5に変更(上限150)


さらに以下の条件を満たすことで千鶴がムーンゴールドの光で支援する
・最大値と最小値の差が9か11の倍数→これがセレブの輝きですわ! 15%
・3レス総和が50以下→ノブレス・オブリージュですわよ! 50

【安価→直下3レス分の投稿時刻秒数にて判定 自動判定】
何卒ご協力お願いします
119 : 5流プロデューサー   2022/07/16 05:39:13 ID:RcpV/DFeho
自レスー
今月中には終わりたい
120 : 我が下僕   2022/07/16 08:27:50 ID:kqvVS2Rmkw
はいよ!
121 : 高木の所の飼い犬君   2022/07/16 10:27:52 ID:dQg/n0GnTs
みゃおみゃお〜
122 : 監督   2022/07/16 11:13:03 ID:fVvXZFyIBQ
副業中なので判定のみ
(13,50,52) 総和115

ユニオンキャノン
(180−115)×3=195
確定ダメージ60−13=47
追撃無し

貴音→失敗
恵美→失敗
美也→基礎軽減参照値の変更→65
千鶴→支援無し
合計軽減値65

よって被ダメージは130+47=177

765−177=588
2人失敗したのに思ったよりダメージ受けないのは彼女が目覚めたばかりだからだと思いますわ

オフェンスフェイズは今日中に提示します
レスしてくださって、本当にありがとうございます!
123 : ボス   2022/07/16 19:11:36 ID:iC8p7T.BtY
機械で奇怪な少女が宙にふわふわと浮いたまま、可憐たちに向かって鋼の手のひらをかざす。
そこに高濃度の霊力が球体となって可視化されるまでに数秒もかからなかった。
あの要塞型スラグの砲撃並の攻撃をこの機械少女はその手から放とうとしている、そのことを須臾の間に頭で理解できた者などいない。

戦闘経験に長けた貴音とまつりとがほとんど反射的に、他の皆に向かって少女の正面から離れるよう叫んだ。
果たして少女の手のひらから砲撃ならぬ光撃が繰り出される。しかも1つではない。
壁や床は傷つき、広く殺風景な空間が瞬く間に凸凹となった。戦場。一言で表せば、既にそこはそう呼ぶべき空間となっていた。

貴音(まずいですね。この部屋ごと崩されては生き埋めになりかねません。ここは……打って出ましょう!)

そう判断した貴音が居合の構えをとる。無月流の中には飛翔する敵にも及ぶ、飛ぶ斬撃なるものがあるのだ。
だが、構えた貴音を危険因子として察知したのか、機械少女ミリオンは無差別な光撃をやめて貴音へと目がけてユニオンキャノンを撃つ!

貴音「なっ!」

直撃は避けられたものの、神速の居合術は不発に終わる。
124 : ハニー   2022/07/16 19:11:47 ID:iC8p7T.BtY
ユニオンキャノンの乱れ打ちによって強制的に崩された陣形、立て直すためには時間が必要である。
それはその場にいる皆が承知していた。攻めに転じる機会を何とかして作らないといけないのだ。機械だけに。

恵美「アタシが動きを止める!凍てつけ―――って、えええっ!??」

氷輪騎士こと恵美が絶対零度の魔法をもってミリオンの動きを止めようとしたものの、詠唱中に間合いをすぐ傍まで詰められてしまう!

朋花「お姉様!」

そのままゼロ距離での光撃、咄嗟に床面を凍らせ、つるっと滑走しなければ大怪我をしていたことだろう。

可憐(一秒の気のゆるみが命取り……こっちは9人もいるのに、い、今のままじゃ太刀打ちできない……!)

美也「可憐さん、この戦況を覆すためのアイテムをあなたは持っているはずですよ~」

可憐「え?」

美也「私には見えるんです~。まだ使っていないアレを使う時ですな~」

可憐「アレって……そ、そうか、アレなら!」
125 : 師匠   2022/07/16 19:12:38 ID:iC8p7T.BtY
TURN1 OFFENSE PHASE
【安価→直下3レス分の投稿時刻秒数にて判定 自動判定】
※00は0ではなく60として扱う


1.可憐 時の石版を使用(共起なし)
・5の倍数→時を減速させる 合計攻撃値を1.2倍に
・6の倍数→時をとても減速させる 1.5倍に
・8の倍数かつ中央値→時を加速させる 2倍に
・21-30かつ最小値→時をとても加速させる 2.4倍に

2.まつり 基礎攻撃値=3レス総和※下限50(共起あり)
・偶数である→お姫様マッハパンチ+35
・中央値ではない→お姫様タックル+50
・3の倍数である→お姫様ラリアット+60
・31-50である→お姫様アイアンクロー+70

3.朋花(トクガワ) 基礎攻撃値=最小値×5※上限150(共起あり)
・奇数である→ぶひー+25
・9の倍数である→ぶひ?+55
・21-40ではない→ふひ♪+65
・最大値である→ブヒーモス+65

さらに以下の条件を満たすとエミリー・エレナの支援を受けられる
※可憐の効果を受けない、あくまで追撃の判定
・最大値と最小値の差が7か10の倍数→金色手裏剣殺法 総和の半分(小数点以下切捨て)
・総和が4か13の倍数→甦る禁断のデスサンバ 88

安価→直下3レス分の投稿時刻秒数にて判定です
何卒ご協力お願いします
126 : EL変態   2022/07/16 21:14:43 ID:dQg/n0GnTs
ゆるふわ〜
127 : プロデューサー殿   2022/07/16 21:26:41 ID:ODufDeXMxs
えーい!
128 : おにいちゃん   2022/07/17 03:47:32 ID:URZi4W/lE6
最後は自レス〜
129 : Pさん   2022/07/17 03:56:20 ID:URZi4W/lE6
判定(43,41,32) 総和116

可憐→石版の効果最低限のみ
まつり→116+70=186
朋花→32×5=160→上限150

支援
デスサンバ 88

合計与ダメージ186+150+88=424
続きは遅くとも明朝には
130 : ボス   2022/07/18 05:31:46 ID:jXHMQzwiAs
まつりの師曰く、時空操作の効果を持つ道具の調合は優れた錬金術士であることを証明する指標であり、錬金術士にとって1つの到達点でもあるそうだ。
そしてその道具の効果が小範囲かつ一時的に限定されるものであれば何ら問題はないが、そうではない場合は禁忌とみなされる。
いわゆる因果律に干渉し、世界の均衡を脅かす力をも発揮するのであれば、それは真に時空に介入する存在であるのだから、認められないとしたのである。
古代から近代にかけ歴史の裏で暗躍したとされる、錬金術士たちの間のみでの取り決めではないだろう。そこには上位精霊や神々に「指導」があったに相違ない。
彼ら側からしてみれば、錬金術というのはそもそも彼らが人に気まぐれで与えたものであり、むしろ借り物の力であるよう扱う者もいる。
実体の精査は難しい。理由の1つは大陸全土での度重なる魔法戦争で、この世界のマナバランスは崩壊していることにある。
今では妖精を見ることができ、触れ合える人間すらもほんの一握りなのだから。って感じの設定を増やしたところで、どこまでいってもふわっとしているのはファンタジーなんだからしかたないでしょ!
131 : 夏の変態大三角形   2022/07/18 05:32:01 ID:jXHMQzwiAs
可憐がタルタロスの探索をするために調合した時の石版は、かつてエドでまつりが調合しようとしてできなかった種類の道具に相当する。
小さな島国であったこと、すなわち素材収集の限界を考慮すれば、このことは必ずしも現在の可憐の錬金術の腕というのが過去のまつりよりも勝るものとなったことを意味しない。
それでも、可憐が錬金術を学び始めて一年も経たないうちに、時の石版を調合できるまでとなったのは、おそらくは過去に生きた高名な錬金術士たちからすれば驚嘆と賛美、あるいは畏怖に値するものであった。

そうしたこともふまえて、可憐が美也に言われるまで時の石版を持ってきていることを忘れていたのは、その道具の調合が可憐にとって満足のいくものではなく、言ってしまえば不完全な調合品であったからである。
地下迷宮に石版というのが、いかにも謎解き、冒険の醍醐味のように感じたがゆえにノリで携帯したのである。

可憐(う、うまくいくといいけど……!)

可憐「時を司る精霊よ、因果の理から我を隠し、不可避にして絶対の時流からただ一時逃れたらん――――えーいっ!」

霊力を込めた錬金杖で時の石版を叩く可憐。


千鶴「機械少女の動きが止まった!?って、もう動きましたわ!」

可憐「ジャスト0.765秒です、いい夢見れましたか?」

恵美「なにがどうジャストなの!?」

朋花「もちろん、この私が聖獣を召喚するまでの時間ですよ~」

千鶴・恵美「え?」

そんなに素早くトクガワを呼び出せるんだったら、最初から呼び出しておけよと言いたくなるがそれは野暮と言うもの。
可憐が不完全な時の石版を使用して作った隙で、朋花はトクガワを召喚した!
132 : 高木の所の飼い犬君   2022/07/18 05:32:25 ID:jXHMQzwiAs
トクガワ「ぶひぶひ」

貴音「なんと。話には聞いていましたが、本当に盟約を結んだのですね、巫女候補よ」

エレナ「かわいいブタさんだネ♪」

貴音「丸々として美味し……ではなく気品がありますね、じゅるり」

エミリー「た、隊長。その反応は既に千鶴さんがしていますから(>>31)」

まつり「どうしてトクガワなのです?」

美也「細かいことは気にしないで、ど~んと構えましょう~」

朋花「さぁ!いきなさい、トクガワ!ぶつかって自爆しなさい!」

まつり「そんな扱いなのです?!なんだかひどいのですー!」

トクガワ「我が盟友よ、今度そこにいる姫っぽい子を紹介してくれ。一目惚れしてしまったのでな///」

まつり「えぇ……早くぶつかりにいくのです」

可憐(姫っぽいって師匠のことでいいのかな。もしかして貴音さん?)

美也(Princessタイプということであればエミリーちゃんかもしれませんね~)

可憐(美也さん、心を読まないでください!)
133 : 仕掛け人さま   2022/07/18 05:32:45 ID:jXHMQzwiAs
ミリオンに向かって突進するトクガワ!
ちょとつも~しん♪も~も~しんっ♪らんららら~ん♪どか~ん♪

可憐「や、やった……?」

朋花「いえ、まだのようです」


トクガワの決死の爆撃突進も虚しく、ミリオンのミリシタリウム鋼の装甲を破壊するには至らなかった。
皆が落胆から気持ちを切り替えて再び武器をとるなかで、エレナだけが武器を外した。
が、それは戦意を消失したわけではない。皆が目を疑った。彼女は踊ろうとしている。



エレナ「みんな、ここはワタシに任せて!」

千鶴「その珍妙なポーズは……っ!!デスサンバですの!?エレナ、いけませんわ、それはあなたの魂を削るのですわよ!!」

エレナ「でもワタシ―――ミリ・シタが好きだから」

千鶴・可憐・朋花「!!!」
134 : ごしゅPさま   2022/07/18 05:33:11 ID:jXHMQzwiAs
エレナ「引っ越してきたときは、部屋に怨霊みたいのが憑りついちゃって、嫌だナー、怖いナー、って思っていたノ」

可憐「そ、そういえばそんなことありましたね」

まつり「妖精さんの仕業だったのです」

エレナ「でもカレンたちが解決してくれて、ワタシ、この街でたくさんのトモダチを作って、お祭りではパレードもして……」

千鶴「エレナのパレード衣装、とてもファンタジスタでしたわ!いつだって元気にハローですわ!」




エレナ「ワタシ、この命を賭けてもこの街を守りたい!」

大きな街からやってきたシティガール。今ではすっかりミリ・シタの一員。劇団セレブレイトスプラウトのエレナと言えば街の人にとってお日様なのだ。
そうして踊りはじめたエレナの体が光に包まれる!それは可憐たちが知る(でも実際には描写が一切されてこなかった)デスサンバの邪悪な光とはまるで違う!

可憐「デスサンバじゃない、こ、これは」

エミリー「あれはまさか伝説の、陽光律動管弦楽団式舞踊では!」

貴音「ええ、間違いありません。あれは太陽のりずむです」

恵美「サンリズム・オーケストラが使えるエレナは太陽の守護者……ってコト!?」

貴音と千鶴が継承している刀剣が月の力を持ち、皇国時代に各々の役職で大きな意味と価値を誇っていたのは前述のとおりであるが、皇国時代には太陽の守護者と呼ばれる者もいた。
この月の守護者と太陽の守護者について話し始めると長くなるので泣く泣く省略させていただく。

美也「見てください、機械仕掛けの女の子がエレナさんの踊りに苦しんでいますよ~」

エレナの太陽の舞は、地下深くの暗がりで孤独の中にいたミリオンには眩しすぎる。
ミリオンの制御系システムを一時的に麻痺させることに成功したようだ。

まつり「このチャンス、逃しはしないのです!」
135 : せんせぇ   2022/07/18 05:33:27 ID:jXHMQzwiAs
まつりの鬼の手、もとい、姫の手に尋常ではないオーラが宿る。エレナが操る巨大な魔導籠手すらも矮小に思えるぐらいだ。
開かれたその手のひらは、もはや乙女とはかけ離れた武器となる!
まつりはミリオンに急接近する。宙に浮くのもお構いなしに、その跳躍は軽々と彼女との距離をゼロにする。
まつりが強大なオーラを纏った姫の手でミリオンの顔面を掴む!

貴音「あ、あれは伝説の……!」

エミリー「ご存知なのですか、隊長」

美也「伝説のバーゲンセールですな~」

朋花「プリンセス・アイアンクロー」

可憐「プ、プリンセス、なに?」

朋花「プリンセス・アイアンクローです~。かつてフェスティバル・トクガワが霊山での魔物撃退戦の際に、巨大な邪鬼を討つのに使ったとされる神拳の1つですね~」

恵美「どひゃあ!」

千鶴「鉄の爪というよりも、虎や竜に近いのでは?」
136 : 仕掛け人さま   2022/07/18 05:35:50 ID:jXHMQzwiAs
まつり「堕ちろっ!なのです!」

顔面を掴むと、勢い任せにそのまま地面へと打ち付ける
掴み技の域を超えたそのプリンセス・アイアンアクローをもってしても、ミリオンの脳天を粉砕することはできない。
しかし確実に効いているようだ。

まつりの手をなんとか解いて、ミリオンが再び戦闘姿勢をとる。
浮遊ユニットは壊れたようだ。作り物の眼球がぎろりと可憐たちを睨む。
敵対行動は止めないつもりらしい。恐れを知らない彼女を説得することは不可能だろう。こちらの降伏も受け付けはしない。

可憐(ふ、防ぎます、この子の攻撃を何としても!出し惜しみはしませんよ……!)
137 : P君   2022/07/18 05:36:16 ID:jXHMQzwiAs
TURN2 DEFENSE PAHSE 
【安価→直下3レス分の投稿時刻秒数にて判定 自動判定】
※00は0ではなく60として扱う
※基礎攻撃値のうちで確定ダメージを除く部分を軽減する数値/軽減率を判定

可憐は指揮を執り、陣形を組んでミリオンの攻撃に備えるが……?
以下のaとbで、より軽減値が高くなる側を自動採用

a)トワイライトエタニティ・サバイバルストラテジーフォーメーション
1.まつり 共起あり
・偶数→ほ? 15
・5の倍数→ はいほー! 20
・10の倍数→わんだほー! 25
2.貴音 共起なし
・4の倍数→卯月 10
・2桁の素数→神無月 30
・40-49→霜月 40
3.恵美
・最小値かつ20以下→淡雪 30
・中央値かつ偶数→細雪 30
・最大値かつ50以下→締雪 30

b)蒼天の万華鏡・火光の巫女の陣 
1.朋花 共起なし
・4の倍数→雪の舞 5%
・9倍数→月の舞 7%
・素数→花の舞 10%
2.エミリー 
・00-19→風鏡刃 3%
・20-39→雷鏡刃 3%
・40-59→風雷万華鏡 13%
3.美也
・最小値かつ偶数→アゲハ 10%
・中央値かつ奇数→セセリ 10%
・最大値かつ3か8の倍数→タテハ 12%



可憐は天使のささやきを使用 
基礎軽減値=総和の10%を軽減率として使用
→100なら被ダメージを10%軽減できるということ
以下の条件を満たすことで参照する値を変更する 共起なし
・総和が100以下→体が目覚める音色  中央値×4に変更 上限200
・総和が7/17/23いずれかの倍数→魂が目覚める音色 最大値×3に変更
・総和が素数かつ70以上→天使が宿る音色 総和×2に変更 上限300

【安価→直下3レス分の投稿時刻秒数にて判定 自動判定】
何卒ご協力お願いします!
138 : プロデューサーはん   2022/07/18 08:16:39 ID:Txy7c53hY.
ほいほい
139 : プロデューサー君   2022/07/18 10:23:11 ID:jXHMQzwiAs
自レスー
140 : プロデューサーちゃん   2022/07/18 15:24:56 ID:jXHMQzwiAs
最後も自レスー
141 : 師匠   2022/07/18 17:28:03 ID:jXHMQzwiAs
判定(39,11,56) 

a)
まつり→ミス
貴音→30
恵美→ミス

b)
朋花→ミス
エミリー→3%
美也→12%

したがってbを採用
加えて、総和が106であることから、可憐の使用する天使のささやきにより10%軽減(小数点以下切捨て)
合計軽減値=軽減率は25%

ミリオンの発動スキル(>>117)は総和が偶数なので【ルミエール・パピヨン】
基礎攻撃値=56×5=280
確定ダメージ35×0.5の小数点以下切捨てなので17
追撃は無し

したがって可憐たちの被ダメージは
280×0.75+17=227

可憐たちの耐久値588-227=361
なお、記載漏れしたミリオンの残り耐久値は575
142 : 夏の変態大三角形   2022/07/18 19:03:40 ID:jXHMQzwiAs
浮遊ユニットが壊れたはずのミリオンの背中から光の羽が生える。

エレナ「エエーッ!また飛んじゃうの?しかも今度は蝶みたいな羽を生やしちゃったヨー!」

千鶴「蝶の羽と言えばやはり真っ先に思いつく曲は、美也の初恋バタフライですわね」

美也「お~、ありがとうございます~」

千鶴「羽根や翼と関連する曲は他にも多数ありますわ」

恵美「MVで実際に飛んじゃうアイドルもいるぐらいだしね。ね、朋花」

朋花「そうですね~。あの『Maria Trap』でのアピールは聖母として子豚ちゃんの期待にお応えできたと思います~」

貴音「それではここで一曲、お送りします。豊川風花で『祈りの羽根』……え?しない?そうですか。真、名曲なのですが」
143 : 魔法使いさん   2022/07/18 19:03:51 ID:jXHMQzwiAs
まつり「あの羽は飛翔のためのものじゃないのです!」

可憐「えっ、ど、どういうことですか師匠!」

美也「む~ん、もしかしてナノマシン技術とミノフスキー物理学技術を応用したシステムですか~」

エミリー「綺麗な羽が……ぶ、分身しましたよ!まるで光の蝶が何羽も……どうなっているんですか」

まつり「気をつけるのです!あの一羽一羽が高威力の霊力体、閃光爆撃なのです!」

千鶴「やばいですわよ!」

可憐「ち、千鶴お姉ちゃんの言葉遣いが崩れるレベルの危険度なんだ……!」

朋花「それはべつに物差しにならないと思いますが~」
144 : 監督   2022/07/18 19:04:06 ID:jXHMQzwiAs
美也「蝶には蝶をぶつけたらいいですな~」

朋花「秘剣・幸福蝶……賭けてみましょう」

エミリー「私も支援致します!」


まつり「可憐ちゃん、天使のささやきは持ってきているのです?」

千鶴「はい?たしかに可憐の囁きボイスASMRは興味がありますが……」

恵美「そういうの、朋花が詳しいんじゃない?」

朋花「ノーコメントです~」

まつり「何を勘違いしているのです、『天使のささやき』は補助アイテムなのです!魔法使いの笛を調合する際の素材にもなっているのです!」

可憐「あ、ありました!」

エレナ「小さなベル?」

まつり「それを鳴らして、あの光の羽の攻撃に備えるのです!」

可憐「は、はひ!」
145 : Pさぁん   2022/07/18 19:04:20 ID:jXHMQzwiAs
美也「っと……力の使い過ぎでふらふらしますな~」

可憐(美也さんたちの陣形と、師匠のアドバイスで使ったアイテムで大ダメージを防げはしたけれど……せ、戦況としては長引けば長引くほど不利なのがわかる……。い、いくら集中しているとは言っても疲労の蓄積で、美也さん以外だって目に見えて動きが鈍りつつあるよね)

可憐(あ、あれを使ってみるしか……けど、もし運が悪ければ窮地に追い込まれかねない……)

貴音「可憐」

可憐「た、貴音さん?」

貴音「迷いは捨てなさい。無理やりにでも私たちの潜在能力を引き出せる道具、残っているのではありませんか」

千鶴「! そうなんですの、可憐」

可憐「う、うん。でもね、副反応が怖いから、この戦況だと下手をすれば―――」

まつり「慎重に様子見している段階ではもうないのです。あの機械少女、まだ何か能力を隠している気がするのです」

朋花「切り札があると?」

エミリー「だとすれば、それを切られる前にこちらから……?」

恵美「やるしかないみたいね」
146 : Pはん   2022/07/18 19:05:25 ID:jXHMQzwiAs
TURN2 OFFENSE PHASE
【安価→直下3レス分の投稿時刻秒数にて判定 自動判定】
※00は0ではなく60として扱う

3レスの総和によって可憐の使用する補助アイテム「失われた神々の霊薬」の効果が決定する
・79-94→合計攻撃値が85%に減少
・50-69→〃115%に上昇
・100-120かつ奇数を含む→〃80%に減少
・40-70かつ5の倍数を含む→〃130%に上昇
・29-89かつ素数→〃150%に上昇
上記のいずれも満たさない場合に限り、総和の50%の数値が攻撃値に加算される


1.まつり&朋花 基礎攻撃値=最大値×2 上限100
・偶数かつ10の倍数ではない→+20
・20-39かつ中央値ではない→倍率を3に変更
・4か9の倍数→倍率を4に変更

2.貴音&千鶴 基礎攻撃値=100-中央値  
・奇数→+30
・40-49かつ最小値ではない→減算値を最小値に変更
・10か11の倍数→基礎参照値を130に変更

3.恵美&エレナ 基礎攻撃値=39+最小値
・最大値ではない→+25
・20-39かつ素数ではない→基礎参照値を76に変更
・3か16の倍数→加算値を最大値に変更

※1~3いずれも共起なし 最高値となるものを採用

さらに以下の条件を満たすことでエミリーの追撃が発生する
・いずれかが13の倍数→風遁・螺旋手裏剣 125-このレスの数値
・値の大小が2<3<1を満たす→無双稲妻突き このレスの数値×4

【安価→直下3レス分の投稿時刻秒数にて判定 自動判定】
何卒ご協力お願いします!
147 : der変態   2022/07/18 19:51:41 ID:mXC27rCYEA
ハイホー
148 : 変態大人   2022/07/18 20:36:25 ID:SPW7DUdd2c
おお~
149 : 下僕   2022/07/19 04:35:08 ID:/RWTdm25KE
自レスー!
150 : Pしゃん   2022/07/19 04:50:08 ID:/RWTdm25KE
判定(41,25,08) 総和74

可憐 74×0.5=37
まつとも 41×2=82
たかちづ 75+30=105
めぐエレ 39+8+25=72

合計攻撃値37+82+105+72=296

ミリオン残り耐久値575−296=279
3ターン目のオフェンスで倒せそう!
151 : 監督   2022/07/19 07:01:50 ID:/RWTdm25KE

タルタロス突入前に、みんなで作戦名決めていたのをすっかり忘れていたわー
なんかノリでヴァルキュリアとか言っているし(>>105
戦場のヴァルキュリアは3と4をプレイしたんですけど、まぁまぁ楽しめました
調べ直したら4にはカレン・スチュアートっていうキャラクターがいましたよー
伍長ですよ!伍長!

再開します
152 : あなた様   2022/07/19 07:02:05 ID:/RWTdm25KE
可憐「こ、これでどうですか……!」

失われた神々の霊薬を可憐が使用する。
検索すると某ソシャゲの回復アイテムも引っかかるがアトリエシリーズのほう
まぁ、アトリエシリーズもソシャゲあるらしいっすけどど

千鶴「うおおおおお!力がみなぎってきま……したわ?うん?」

朋花「想像していたよりは身体に対する負担もない分、効果も高くないようですね~」

恵美「あ、でもさ、ほらほら見てよ、アタシのアホ毛ビンビンだよ!」

貴音「なんと」

美也「お~。エレナさんのアホ毛も嬉しそうですな~」

エレナ「ノビノビしているヨー!」

エミリー「たしかにまつりさんの髪の巻き具合もいつもより、ほどよくくるりとしているような」

まつり「気のせいなのです」
153 : プロデューサーちゃん   2022/07/19 07:02:17 ID:/RWTdm25KE
貴音「千鶴、いきますよ。今こそ月の力を存分に揮うのですっ!」

千鶴「よくってよ!」

貴音の持つ名刀・無月と千鶴の持つ名剣・ムーンゴールドが共鳴する。
まつりは在りし日の貴音の祖母の姿を思い出した。今は現役を引退し病床に伏しているらしいかつての戦友。天に召されるのも時間の問題だろう。
自らの不老について、罪の意識と別離に対する悲哀から、妹と別れて以来長らく知人や友人、ましてや恋人といったものを持たなかったまつり。彼女にとってシルバーブレードの存在はありがたかった。
貴音と千鶴、2人の若き騎士と剣士、互いに譲れない想い、大切な仲間をもつ乙女たちが刃を振るう様をまつりは感慨深げに見た。
剣術を少しは教わってみてもよかったかな、と今更ながら思うのであった。

貴音「無月・四条流奥義―――月牙天衝」

千鶴「二階堂セレブ流奥義――満月大根斬り!!」

エレナ「もろパクリだヨーー!!」

美也「今更ですな~」

朋花「あの、千鶴さんの技はべつに剣技ではないのでは」

可憐「ふ、雰囲気最優先でいこう……!」
154 : Pチャン   2022/07/19 07:02:31 ID:/RWTdm25KE
パロディアタックにさすがのミリオンも打ちのめされる!
が、すぐに立ち上がると反撃の体勢をとった。


可憐「み、みなさん、プランBでいきますよ」

千鶴「Bということは……バスト?はっ!ひょっとしてアナザーシェーダー(仮)がついに実装されて、これまでになかった陰影が描写されることで凹凸がたとえ真正面からでも視認できるってことですの!?」

恵美「かがくの ちからって すげー!」

エレナ「対象年齢があがっちゃうよー!」

朋花「馬鹿なことを言っていないで真剣に戦いましょうね~」

美也「なんと~、プランBのBはバカのBだったんですか~、む~ん……」

エミリー「可憐さん。本当は何なんです?」

可憐「ん?ないよ、そんなの」

貴音「どひゃあ!」
155 : バカP   2022/07/19 07:02:44 ID:/RWTdm25KE
可憐(よ、よし。空気を和ませることができました、パ、パーフェクトコミュニケーションです……!)

ミリオンには彼女たちのやりとりが理解できなかった。
ミリオンには残されているのは破壊衝動しかなかった。
ミリオンは自分が製造されたときのことをメモリーに記録していない。
ミリオンは地下都市で育まれた科学と錬金術と魔法とが一体となって彼女を作り上げたその歴史を知らない。
ミリオンはもしかすると、記録していたのかもしれない。

ブラックウェル卿の推測は誤りで、ミリオンは最初は暴走などしていなかった可能性だってある。
いずれにせよ……最深層部での孤独の時間から解き放たれた彼女は今、可憐たちを、死闘の中でも見せる笑顔を笑い声を排除しなければと判断した。
それはあたかも、機械に心が宿り、寂しさと憎悪の入り混じった「感情」が彼女のなかで爆発しているようであった

可憐(オペレーション・ミリオンライブもこれで最終局面……守ってみせます!ミリ・シタの明日を!)
156 : EL変態   2022/07/19 07:03:16 ID:/RWTdm25KE
TURN3 DEFENSE PAHSE 
【安価→直下3レス分の投稿時刻秒数にて判定 自動判定】
※00は0ではなく60として扱う
※基礎攻撃値のうちで確定ダメージを除く部分を軽減する数値/軽減率を判定

可憐(ここで倒れるわけにはいかない。この状況に最適な陣形で迎え撃たないと……!)

下記のaとbの陣形で軽減値がより高くなった側を自動採用
どちらも共起あり

a)インヴィンシブル・ジャスティス
基礎軽減値=3レス平均値×2
・いずれかが3の倍数→30
・いずれかが10か15の倍数→40
・中央値が偶数→25
・総和が80-110→35
・大小関係が2<1<3→参照値を最大値に
・すべて偶数→倍率を3に変更


b)ダイヤモンド・クラリティ
基礎軽減値=最小値×4
・いずれかが6の倍数→40
・いずれかが7か8の倍数→40
・最小値が奇数→30
・総和が60-90→20
・大小関係が1<3<2→参照値を中央値に
・すべて奇数→倍率を5に変更 

いずれかが4の倍数であるとき、ミリオンの基礎攻撃値が1.3倍になる
ただし、13の倍数を含むか総和が13の倍数のとき、ミラージュミラーによって無効化

また、いずれかが9の倍数であるとき、ミリオンの追撃を除く確定ダメージ部分が1.5倍になる
ただし、21の倍数を含むか総和が21の倍数のとき、聖炎の女神によって無効化

総和が70以上のゾロ目(77,88,99,111)の場合、防衛シーンカット、FATAL PHASEに移行
何卒ご協力お願いします!
157 : 変態インザカントリー   2022/07/19 09:27:02 ID:sG7IU8araQ
面妖な
158 : Pさぁん   2022/07/19 10:56:19 ID:/RWTdm25KE
自レスー
159 : プロデューサー様   2022/07/19 12:38:31 ID:sG7IU8araQ
>>157 だけどいいかな?
ダメなら↓
160 : バカP   2022/07/19 13:03:56 ID:/RWTdm25KE
>>159
こっちが自レスしてばかりなのでかまいませんよー

判定(02,19,31)
総和52 平均17(小数点以下切捨て)
a→17×2=34
b→8+30=38
よって、bを採用
軽減値は38

総和が偶数なのでミリオンの発動スキルはルミエール・パピヨン
31×5+17×0.5=163.5→163
被ダメージは163−38=125
よって残り耐久値361−125=236

ユニオンキャノンなら詰んでましたわ

続きは今日中に
161 : 仕掛け人さま   2022/07/19 18:07:18 ID:/RWTdm25KE
前述のカレン・スチュアート、中の人は昴やんけ!
やは~ 運命感じる~

再開します
162 : 兄ちゃん   2022/07/19 18:07:35 ID:/RWTdm25KE
千鶴「ふぅ……なんとか乗り切りましたわね。あの光る蝶々の群れ、二度目とは言え回避に専念してなお、すべてを無力化するのは不可能ですわ」

エミリー「ですが錬金術士さまの的確な戦術指揮のおかげで誰も戦闘不能にならずに済んでいます」

貴音「ええ。ああも大胆不敵な動きを指示して、それが見事にはまるとは……高い危機察知能力を身につけているのみならず、高度な俯瞰能力を備えているとしか思えませんね」

恵美「いやぁー、あの貴音が褒めちぎるのも納得の、ほんと大した指揮だったよ、今のは」

エレナ「カレンすごいネ!それなのに、ほら、あのすまし顔、クールでカッコいいヨ~♪」

美也「……」

朋花「美也さん?どこか怪我でも?」

美也「いえ、大丈夫です~。ただ、感服していました~。今の可憐ちゃんの指揮、私では思い至りもしませんでしたから~」

まつり「リスクを考えれば当然なのです。仮に、あの光る蝶々ではなく砲撃をされていたら、全員が無事では済まなかったと思うのです」

美也「はい~。ですが、あの優しい可憐ちゃんがこの局面で根拠なしに、あの機械少女が砲撃をしないと判断を下したわけではないはずです~」

朋花「洞察力……いえ、可憐さんの場合は嗅覚と言うべきでしょうか、戦いの中で鋭敏化されていき、美也さんをも越える戦術家となっているとは……ふふっ、あの涼しげな表情、頼もしいですね~」

千鶴「さすがわたくしの自慢の妹ですわ!」






可憐(あ、危なかった~~~~!!!!!)
163 : 彦デューサー   2022/07/19 18:07:48 ID:/RWTdm25KE
可憐は得意のポーカーフェイスで皆には知られないようにしていたが、今の指揮・陣形展開の結果は、可憐にしてみればまったくの偶然に過ぎなかった。
一瞬、そうなのだ、ほんの一瞬、ミリオンが予備動作らしき動きに入るその瞬間に、可憐はその鋭敏な感覚を有する鼻で匂いを嗅ぎ取った。
それは確かに嗅ぎ取ったと感じられたものであるのに、可憐の脳裏には視覚イメージとしてまざまざとそれが映し出された。それはミリオンが再びあの光る蝶々を放つ光景であった。
起こった現実と照らし合わせて結論付ければ、それは未来視ならぬ未来の香りを嗅ぎ取ったということとなる。(生クリームの匂いはしていないぞ!)
そうは言っても可憐には自覚がなかった。未来を嗅ぎ取る力を発現させたことなどこれまで一度もなかったのだから当たり前である。
ゆえに、可憐にとっては「偶然」でしかなかったのだ。
客観的に見れば、他の皆が話したとおりである。

可憐の指揮は非常に的確で優雅でさえあった。これを機に、戦術指揮官・可憐ちゃん概念流行らねぇかななどと思うのである。
765で参謀キャラといえば律子がまずもって出てくるだろう。そしてリーダーとしては春香。
なるほど、そう考えると(公式の)可憐が春香と律子からそうした態度を学び取り、劇場の孔明として君臨する日も近いのかもしれない。
次のテールイベントでそういう片鱗を見せてくれたり、なんて。それはさすがにないかな。
164 : Pーさん   2022/07/19 18:08:01 ID:/RWTdm25KE
可憐(光る蝶を出し切って、あの機械仕掛けの女の子も消耗しているみたい。ここがチャンス……!)

可憐(タルタロス探索準備期間中―――)

可憐(まつり師匠が大量に狩ったメタルキングチュパカブラで得た素材と経験値)

可憐(それら全部をつぎ込んで調合したアイテム……今、使います!)
165 : プロデューサーちゃん   2022/07/19 18:09:08 ID:/RWTdm25KE
TURN3 OFFENSE PHASE
【安価→直下3レス分の投稿時刻秒数にて判定 自動判定】
※00は0ではなく60として扱う
※[]が攻撃値 基礎攻撃値は今回無し

Do the Alchemist‼ ~国色天香チュパカブラ~
・いずれかが3の倍数 [70]
・いずれかが4の倍数 [70]
・いずれかが5の倍数 [80]
・いずれかが7の倍数 [80]
・いずれかが素数 [90]
・最小値が奇数 [75]
・最大値が偶数 [75]
・中央値の一の位が0 [100]
・総和が6の倍数 [90]
・総和が8の倍数 [90]
・総和が13の倍数 [120]
・総和が50-80 [85]
・総和が75-110 [85]
・すべて奇数 [150]
・大小関係が2<3<1 [100]

上記15条件について満たした条件3つごとにボーナス値30を加算する
また、満たした条件数が2以下の場合のみ以下の値が加算される
・総和×3.9(小数点以下切捨て)

さらに以下の条件を満たすことで、地下都市の霊魂が可憐たちに味方する
・このレスの値と中央値の差が5以下 [90]
・このレスの値が素数 [59]
・このレスの値が3の値より大きく2の値より小さい [90]

そして総和が39の倍数かつすべて偶数だった場合、可憐ちゃんがSHS状態となり1人でミリオンを破壊してエンディングを迎える

何卒ご協力お願いします!
166 : 監督   2022/07/19 18:12:55 ID:sG7IU8araQ
ほい
167 : そなた   2022/07/19 21:38:47 ID:/RWTdm25KE
自レス〜
次イベの可憐、キャラが強すぎて草
168 : バカP   2022/07/20 03:41:21 ID:Ci/2SoEIEU
最後も自レスでいくぞ!
169 :   2022/07/20 03:46:30 ID:Ci/2SoEIEU
判定(55,47,21) 総和123
70+80+80+75+(以下略)

ミリオンの残り耐久値を上回ったのは確定的に明らか

可憐たちの勝利ッ!!

続きは今日中に少しでも更新
170 : 我が友   2022/07/20 05:06:35 ID:Ci/2SoEIEU
まつり「!! 可憐ちゃん、その道具はまさかっ!」

千鶴「な、なんですの、その妖しく光る玉は。崩玉ですの?」

可憐「チュ、チュパカブラのうちで稀少個体の、れ、霊魂を390個集めて調合したものです……!」

朋花「相手がチュパカブラとはいえ、やっていることはブラックウェル興が調合しようとした賢者の石と似通っていますよね、それ」

恵美「これって、正義を掲げてきた主人公が知らず知らずに悪に手を染めていたっていう展開!?」

エレナ「ウーン、でもチュパカブラだし、いいんじゃナイ?」

美也「なんと~」

貴音「彼らもこの世界で生きる存在。家族もいるでしょうし、いたずらに魂を狩る行為が正当化されることはないでしょう」

エミリー「あの、それでどんな効果が?」

可憐「百聞は一見に如かず、です。え、えーいっ!」
171 : 監督   2022/07/20 05:06:52 ID:Ci/2SoEIEU
♪~ ♪~

ミリオン「!?」

突如流れ始めたハードコアテクノの音にミリオンは警戒レベルを最大限に引き上げた。
何かとんでもないことが起ころうとしている、彼女はそれを悟った。

千鶴「私たちは冒険者です」

エレナ「今から敵を倒します」

朋花「難攻不落のダンジョンを攻略します~」

まつり「まつりたちは冒険者なのです!」

チュパチュパ チュパカブラ

ミリオン「?????」

貴音「夢が作ってく新たな時代」

エミリー「ミリ・シタ(ここ)で叶ってく確かな未来」

恵美「常にスマイルがアタシのスタイル」

美也「Do the IDOL!!ですな~」

ミリオン「!!!!」
172 : 監督   2022/07/20 05:07:04 ID:Ci/2SoEIEU
ミリオンの制御系システムに深刻なエラーが発生していく
彼女を取り囲んで珍妙なダンスをしながら奇妙な歌を歌う9人の美少女に、ミリオンは混乱する
機械の心身でありながら、彼女は絶望を感じた
これまでのどの攻撃とも異なる、謎の儀式がミリオンを内側から蝕んでいく
いかにミリシタリウム鋼の装甲をもってしても、そのほとんど呪術と言ってもいいような攻撃からは逃れようがない

そしてとうとうミリオンは膝から崩れ落ちた


可憐「今です……!」

可憐の合図によって、チュパカブラの魂で強化された仲間たちがミリオンを強襲する!
173 : ボス   2022/07/20 05:07:32 ID:Ci/2SoEIEU
エミリー「煌めけ、蒼天の万華鏡!」

美也「羽ばたけ、ハニーオブバタフライ~!」

恵美「いくよ――死ぬ気の零地点突破、めぐみーエディション!!」

エレナ「盛り上がっていくヨー♪ ファンタジスタ・カーニバル♪」


千鶴「貴音、わたくしに合わせなさいっ!」

貴音「いいでしょう!これが2人の月の刃を継承する者の奥義っ!」

千鶴・貴音「神有月!!」


朋花「逝きなさい、安らかに。マリア・レクイエム!!」

まつり「必殺姫シリーズ……姫パンチ!」


可憐「これが私たちの、ひゃくまんのパワーです!」チュパッ
174 : 魔法使いさん   2022/07/20 05:08:15 ID:Ci/2SoEIEU
ここぞとばかりに披露した皆の必殺技で大破したミリオン
その前に可憐は立った。


可憐「え、えっと、なんか、うん、しっちゃかめっちゃかな終わり方でしたけど……」

ミリオン「………」

可憐「――――おやすみなさい」



かくしてタルタロスの探索は終わりを告げ、ミリ・シタに再び悪夢が訪れる危険はなくなった。

まつり「みんな、家に帰るまでが冒険なのですよ!」

一同「おー!」

タカーオ、シーカ、それにレオン。ミリ・シタに帰ったら改めて弔ってあげようと可憐は決める。
それから時間の許す限り、自分の未来を考えて次の一歩を踏み出すのだ。


エピローグにつづく(そこで最終安価あり)
175 : 兄ちゃん   2022/07/20 19:47:02 ID:Ci/2SoEIEU
実はタルタロスの中の時間の流れは地上のそれとは異なっており、皆が地上に戻ると既にそこは荒れ果て、終末を迎えた世界であった……なんていうとんでも展開はなく、可憐たち冒険者は無事にタルタロスを脱出したッ!

そして緊張の糸が解けると、一気に疲労が押し寄せて、可憐は出入り口から数歩した場所で腰が抜けたようにぺたんと座り込んでしまった。

可憐「あ、あれ、す、すみません……んっしょ、あ、あれれ……」

全身に力が入らないことに誰よりも可憐自身が驚いていた。
それから可憐はその座り込んだ状態のまま、泣き始めた。自然とあふれ出る涙を止められなかった。
これについても可憐自身が驚いていた。

千鶴「可憐………頑張りましたわね」

ここにいる誰よりも千鶴が知っている。たった半年余り前まで、可憐は丘のあの家に1人で暮らす言ってしまえば根暗で塞ぎこみな女の子だった。
祖母を亡くして以来、彼女にとっての安らぎは千鶴のような数少ない友人とのふれあいを除けば、あの丘に咲き、香る花々と戯れることぐらいであった。
それがどうだろう、この半年余り、まつりと出会ってから、錬金術と巡り合ってからの日々というのは。
街で多くの人間と知り合い、悩みを解決するために、森へ、洞窟へ、山へ、海へ……各地を探検した。
それに大バザール祭では運営側に立ち、見事、大成功を収めるのに多大な貢献をした。
そして今、ミリ・シタと切り離し難い忌まわしき過去との決着をつけた――――。
176 : 師匠   2022/07/20 19:47:14 ID:Ci/2SoEIEU
可憐「千鶴お姉ちゃん……わ、私、やったよ、やれたんだよね、そう、なんだよね……?」

千鶴「ええ」

可憐「朋花ちゃん、エレナさん、美也さん、恵美ちゃん、貴音さん、エミリーちゃん、そしてまつり師匠……」

まつり「ほ?まつりは最後の最後なのです?」

可憐「―――ありがとう、ミリ・シタを救ってくれて、本当に……ありがとうございます!」

皆が顔を見合わせる。やがて、まつりがスッと可憐の前に立つと、その手をとり、それからその背に担いだ。
一連の動作に無理もなければ迷いもなく、貴音は小声で「ほう」と口に出してしまったほどだ。

可憐「きゃあっ!」

まつり「ふふ……さて、それではみんな、帰るのです。ミリ・シタの……花香る丘の錬金術士の凱旋なのです!」

可憐「し、師匠!?私、ちゃんと自分で歩けますから……た、たぶん」

朋花「まつりさん~?落とすことなんてしないよう、しっかりと運んであげてくださいね~」

まつり「もちろんなのです♪」
177 :   2022/07/20 19:47:27 ID:Ci/2SoEIEU
エレナ「じゃあ、ワタシ、歌うネ!元気が出る曲がいいよネー」

恵美「お、いいじゃん。うーん、じゃあ、あれにする?『Criminally Dinner ~正餐とイーヴルナイフ~』!明日からイベント開始っしょ?」

エミリー「この状況に合うとは思えないのですが!?」

貴音「ふむ……では、間をとって『ワールド・アスレチック・COOK-KING 〜勝者必食!? スポ食の秋〜』でいきましょうか」

千鶴「どの間をとったらそうなるんですの?!」

まつり「提案!それだったら『Vacation VS Summer ~ナツとヤスミのアンビバレント!~』がいいのです」

朋花「やれやれ、ここはやっぱり『Thank You!』ではありませんか~。オペレーション・ミリオンライブの締めくくりとして最適だと思うのですが~」

美也「そういうことならミリ・シタということで『Brand New Theater!』もいいですな~」

恵美「最高は塗り替えていくものってね!にゃはは♪」


そんなこんなで楽しくおしゃべりしつつ、歌いながら一同はミリ・シタに帰還する。
そして――――
178 : 監督   2022/07/20 19:47:37 ID:Ci/2SoEIEU
探索から一週間
ミリ・シタの街は秋を深めていた。

どこからか冒険の話を聞きつけたのか、百合子や律子はタルタロスでの出来事に興味津々といったふうで可憐に取材を繰り返している。
莉緒と歩は千鶴と朋花の要請を受けて、あの森一帯の立ち入り禁止処置を進めている。いずれはあの地下研究施設そのものを埋めてしまう方針だ。
歌織と静香も加えて、残存スラグへの対策を話し合う貴音とエミリー 花香る丘で蝶々と遊ぶ美也
琴葉は帰ってきたエレナに事あるごとに過剰なスキンシップをしては風紀を乱して、やんわりとあずさに怒られもしている
一方、すっかり昴の工房に入り浸るようになったロコ・のり子であったが、奈緒と美希はそれを新たなネタに盛り込んだりもしているようだ。
他にサブキャラっていたっけ……
そんな中でまつりは旅立ちの準備を進めているのだった。
179 : Pさん   2022/07/20 19:48:08 ID:Ci/2SoEIEU
一旦ここまで
早ければ明朝に続きを
何卒最後までお付き合いください!
180 : プロデューサー殿   2022/07/21 21:51:15 ID:nBkP0t8AiY
遅くなりましたが再開します

可憐ちゃんが登場するイベントがいよいよ始まりましたが、このSSは終わる一歩手前です

181 : プロちゃん   2022/07/21 21:51:32 ID:nBkP0t8AiY
- ミリオンストリート -

エレナ「カレン~、こっち、こっち!」

可憐「お、おはようございます、エレナさん」

エレナ「おはヨ♪えへへ、ぎゅーっ」

可憐「わわっ、きゅ、急にそんな抱き着かれても……!」

エレナ「今日は来てくれてありがとネ!ワタシたちの公演楽しんでいって!」

可憐「は、はい」

琴葉「うん、楽しみにしている」

可憐「琴葉さん!?いつからそこに」

琴葉「? いたよ、ずっと。エレナあるところに琴葉ありって学校で習わなかった?」

可憐「な、習っていません……」

エレナ「もうっ、コトハ!今日はせっかくカレンに劇団セレブレイトスプラウトのミリ・シタ公演を見せることができる日なんだから、邪魔しちゃダメだからネ?」

琴葉「邪魔だなんて、そんな。公演中は可憐さんのそばで実況解説役に徹するつもりよ。エレナの魅力を存分に話してあげるつもり」

可憐「そ、そうなんですね。ありがとうございます」

エレナ「ふーん。あ、そうだ。カレン、公演が終わったら話したいことがあるから帰らないで待っていてくれる?」

可憐「は、はい」
182 : 3流プロデューサー   2022/07/21 21:51:46 ID:nBkP0t8AiY
公演後

可憐「ここでいいのかな? 琴葉さんは急用があるってことで名残惜しそうというか悔しそうにハンカチ噛みしめながら去っていったけど……」

エレナ「カレン!来てくれたんだネ♪さぁさぁ、座って、座って」

可憐「えっと……それで、話って?」

エレナ「んーっとね、タントウチョクニューに言うと、ワタシたちの仲間にならない?」

可憐「仲間?」

エレナ「ウン!パパンとママンがね、39プロジェクトって言って、可愛い女の子たちのダンスチームを結成するつもりなノ!」

可憐「39プロジェクト?な、なんだかとっても馴染み深いような……」

エレナ「デショ?ワタシもそう思うナー。ダンスだけじゃなくてね、歌も歌うし、劇団の外でもモデルやいろいろ宣伝とか、そういうお仕事も引き受けていく、そんなチームにする予定なんだって!」

可憐「それに私が……そ、そんなの無理です、私なんて地味だし……」

エレナ「そんなことないヨー!それとも忘れちゃったノ?女神杯で誰が優勝したのか」

可憐「え、えっと二カ月半前でしかも前スレのことだから、忘れちゃいました……てへへ」
183 : プロデューサー殿   2022/07/21 21:52:00 ID:nBkP0t8AiY
エレナ「カレンだったでしょ!!」

可憐「は、はひ!」

エレナ「すぐに答えを出さなくてもいいヨ♪きっと他にも可憐を誘ってくる人いると思うからネ」

可憐「え?」

エレナ「それじゃあネ!この後は、打ち上げあるんだー♪」

そうしてエレナは小躍りしながら去っていった。



可憐(エレナさんと一緒に劇団セレブレイトスプラウトの新プロジェクトに参加する、かぁ……)

可憐(これも私の未来の選択肢の1つってことだよね……!)
184 : 5流プロデューサー   2022/07/21 21:52:14 ID:nBkP0t8AiY
- バザール通り -

千鶴「可憐、わたくし決めましたわ」

可憐「え?コロッケに何をかけるかでそんな真剣な表情しなくても……」

千鶴「違いますわ!それはそれで大事な選択ですけど、そうではなく!」

可憐「な、なにを決めたの、千鶴お姉ちゃん」

千鶴「――――先延ばしにしていた、商業都市への留学、わたくし行きますわ」

可憐「ええっ!?(前スレの話だから忘れていた……)」

千鶴「何も今日明日出発というわけではありませんわよ?」

可憐「え、えっと……」

千鶴「あなたのおかげですわ、可憐」

可憐「私の?」

千鶴「ええ。あなたが成長していく姿をそばで見るうちに、わたくしももっと広い世界を見てみたくなりましたの」
185 : 5流プロデューサー   2022/07/21 21:52:28 ID:nBkP0t8AiY
可憐「千鶴お姉ちゃん……」

千鶴「大商人になろうとは思ってはいませんが、ですが、いけるところまでいってみたいと思っていますの。ミリ・シタは本当にいい街ですわ。わたくしにとっての誇りです。そういう意味では自慢の妹であるあなたと同じですわね」

可憐「そ、そうかな、えへへ……」

千鶴「かつて、流行り病によってこの街の発展は停滞どころか後退せざるを得なかった。でも、それはあの冒険で真の意味で過去になった。ですわよね?」

可憐「う、うん。もう脅威なんてないだろうから……」

千鶴「だからこそ、わたくしはこの街の未来をより明るいものにするべく、学ぶべきことを学びに行きたいのですわ」

可憐「………そっか」

千鶴「可憐、そのような別離を想っての寂しい表情をしているところ、悪いのですけれど……」

可憐「?」

千鶴「一緒に来ませんこと?」

可憐「へっ?!わ、私が?商業都市に!?」
186 : そこの人   2022/07/21 21:52:44 ID:nBkP0t8AiY
千鶴「あなたに商業を学べと言っているのではありませんわ。ただあなたの錬金術というのは武器になりますから。どんな都市でも生活費を稼ぐこと以上のことはできるでしょうね」

可憐「た、たしかに」

千鶴「けれど、これは建前ですわ」

可憐「え?」

千鶴「わたくしのわがままですの。――――あなたと離れたくない。そんな妹離れできない、わたくしからのお願いですわ」

可憐「!」

千鶴「答えは今すぐでなくていいですわ。ただ、言えるのはわたくし一人でも留学する決意は変わらないということ。そして、」

可憐「どんなに離れていたって、わ、私たちの絆は確かだってことだよね?」

千鶴「ええ!ふふっ、さすがわたくしの妹ですわ。血よりも濃い、揺るぎない絆でわたくしたちは繋がっていますわ!



可憐(千鶴お姉ちゃんと共に商業都市へと赴き、新たな生活をはじめる……)

可憐(これも私の未来の選択肢の1つってことだよね……!)
187 : ぷろでゅーしゃー   2022/07/21 21:52:59 ID:nBkP0t8AiY
- 教会通り -

朋花「可憐さん、お呼び出てしてすみません」

可憐「だ、大丈夫。それより話って……?」

朋花「聡明な錬金術士である可憐さんなら見当はついているのではありませんか~」

可憐「えっと…………私を霊山に誘いたい?」

朋花「そのとおりです~。もう少し込み入った話にはなりますが、要約してしまえばそういうことになりますね~」

可憐「確認だけど、朋花ちゃんは恵美ちゃんや美也さんと一緒に霊山に戻るんだよね?」

朋花「ええ、そのままずっと霊山にいるつもりはありませんが~。このミリ・シタは私にとって第二の故郷です~。そうきっぱりと別れを今生の告げるには思い出がたくさんありすぎますね~」

可憐「そ、そっか。なんだか嬉しいな、えへへ」

朋花「ですが、やはり一度霊山に戻らなくてならないのも事実。此度の報告だけではなく、私の成長をお母様や巫女様たちにお見せしたく思います~」

可憐「そうだね……家族は大切にしないと」
188 : プロヴァンスの風   2022/07/21 21:53:12 ID:nBkP0t8AiY
朋花「可憐さんには霊山直属の錬金術士、というよりは私の専属錬金術士となっていただきたく考えているんです~」

可憐「専属?」

朋花「ええ。恵美お姉様、それに美也さんを私の専属護衛騎士として任命するつもりです~」

可憐「ええと、巫女および巫女候補の特権なんだよね、そういうの」

朋花「はい、ただのお付きの者とは違った意味合いを持つ存在です。この私が巫女となった暁には彼女たちにもそれ相応の権利や資格が付与されるのですから」

可憐「………」

朋花「ん、ん。すみません、霊山事情のことは可憐さんにとってさほど重要ではなかったですね~」

可憐「べ、べつにそういうわけじゃ……」

朋花「可憐さん、私は嘘が嫌いですから正直に話しましょう。私は……錬金術士としてのあなたのその力、利用する心づもりです」

可憐「……何のために?」

朋花「無論、この世界をより良くするために」
189 : プロデューサーくん   2022/07/21 21:53:25 ID:nBkP0t8AiY
朋花「ここだけの話ですが、それが可能ならば私にとって霊山巫女候補という立場は些末なものです」

可憐「えっ」

朋花「ふふっ、貴音さんやエミリーちゃんが聞いたらどんな顔をするかわかりませんね~。それに……」

可憐「それに?」

朋花「私はその……あなたのことを信頼しています。いえ、信愛を寄せているというほうが近いでしょう。ですから、その……」

可憐「えっと……?」

朋花「あなたと離れ離れになるのが嫌ということです~。ん、ん。利用すると言った手前、何をと思ったかもしれませんがこれは本心です~」

可憐「朋花ちゃん……」

朋花「返事は今すぐでなくてかまいません~。可憐さんを深く慕う人が少ないないのは知っていますから~」



可憐(朋花ちゃんたちと共に霊山へと行き、そこで霊山錬金術士を務める……)

可憐(これも私の未来の選択肢の1つってことだよね……!)
190 : ぷろでゅーしゃー   2022/07/21 21:53:54 ID:nBkP0t8AiY
- 墓地 -

可憐「ここにいたんですね……まつり師匠」

まつり「ほ?見つかっちゃったのです」

可憐「シーカさんにレオンさん、それにタカーオ・ブラックウェル卿……ようやく時を経て安らかに眠れることができた……そうですよね?」

まつり「そう信じたいのです」

可憐「あ……その花、おばあちゃんが好きだった……」

まつり「そうなのです」

可憐とまつりはシーカたちの墓前から、可憐の祖母、そしてそれはまつりの妹でもある女性の墓前へと移動する。
小さな墓だ。刻まれた名前以外は取り立てて特徴のないものだ。
そこに眠る二人にとってかけがえのない存在に思いをはせながら話す。

まつり「私ね……」

そう切り出したのはまつりだった。お姫様口調ではない素の彼女。

まつり「ミリ・シタに再びやってきたのは、妹が亡くなったのを遠く遠くの国、ここからだとちょうど世界の裏側と言ってもいい場所でね、感じ取ったからなんだ」

可憐「おばあちゃんが亡くなったのを感じ取った……?」

まつり「そう。変に聞こえるかもしれない、信じてもらえないかもしれない。でも、その日の朝に私はそれまで何十年も流してこなかった涙を1人さめざめと流して目覚めた」

可憐「………」
191 : ボス   2022/07/21 21:54:12 ID:nBkP0t8AiY
まつり「そうして私は数少ない戦友に別れを告げて、この地へと向かった。でもね、順調に行けば2年でたどり着ける道程がプラス1年して3年になっちゃったのは、私が……怖がっていたからなんだと思う」

可憐「師匠が怖がっていた?」

まつり「うん。あの子の死を受け入れることを、受け入れてしまうことを、ね」

まつりが小さな墓に花を供え、それからその墓を猫や赤子を撫でるかのように愛しそうに撫でた。
可憐は知らなかったが、冷たい石が何も答えぬことを人一倍理解している、しないといけなかった彼女がそうした態度を人前で見せるのは珍しいことだった。

まつり「やっとのことで覚悟を決めて、ここに戻ってきたの。ねぇ、可憐ちゃん。わかるかな。最初、私がここに来て何をしようとしていたか。それは妹を弔うためだけじゃないんだよ」

可憐「それは………」

まつりは可憐の答えを待った。可憐には直感するものがあったが、それを口にしてしまうのを恐れていた。
それはきっと、まつりが妹の死を確かなものとするのを恐れたのに似ている。
それでも可憐はまつりの目を見て、そこに濁りのないことがわかると、思いついた答えを彼女に言う。

可憐「師匠がここへと戻ってきたのは―――死に場所にするため、ですか」
192 : プロデューサー殿   2022/07/21 21:54:32 ID:nBkP0t8AiY
まつりは肯いた。そして、可憐が反射的に何か言おうと口を開いた瞬間に「でもね」とまつりが制した。

まつり「その考えはまるで針で突かれた風船みたいに弾け飛んでしまった。わかるよね?私が何と出会ったか」

可憐「妹さんの面影を持つ孫娘…………私、ですよね」

まつり「そういうこと。不思議だよね。本当にね、本当に……ここには呪われたこの命を絶つために……妹を弔って、それから自決するために戻ってきたの。でも、あなたと出会って変わってしまった。ふふっ、大袈裟に聞こえる?でも、事実だから」

可憐「師匠……」

まつり「可憐ちゃん。あなたに錬金術を教えようとしたのは、最初、贖罪であったのかもしれない。妹の願い、私が叶えられなかったどころか、すべてを壊してしまった原点。その錬金術を、あなたが使えると一目見て確信したの。それで私は……生きることにした」

可憐「あ、あの!師匠、もしかして今はもう、」

まつり「安心して」

可憐「!」

まつり「たくさんの冒険、そしてあの地下迷宮での出来事を通じて、私は決めた。新たな目標をね」

可憐「新たな目標……?」

まつり「この身が滅ぶまで世界を巡り、救える者を救えるだけ救うこと。常人離れした力を揮うことはいずれできなくなるだろうけれど、だとしても、最後の最後まで贖いたい、エドに生きた人たちのため、この地で生を全うした妹のため。私が止まることは許されないんだって」
193 : der変態   2022/07/21 21:54:46 ID:nBkP0t8AiY
可憐「師匠は……ま、まつりさんはそれで幸せなんですか」

まつりは微笑む。ただそれだけだった。可憐はその純粋な微笑みに何も言うことができなかった。
迷いが、1週間前はあったであろう迷いがそこになかった。
まつりは再び背負うことを、背負ったまま最後のその時を迎えるその瞬間まで歩むのを止めないことを、覚悟している。
幸せかどうか。それを問いかけ、自分はどういった答えがほしいのか、可憐はもはやわからなくなった。

可憐「まつり師匠、それなら私も―――」

まつり「ダメ」

可憐「っ!!」

まつり「ダメだよ、可憐ちゃん。その先は……お願い、言わないで。可憐ちゃんなら、もっと……それこそ、幸せな道を選べるはずだから」

可憐「………」

まつり「ん、ん。えっと……まつりにはわかるのです。可憐ちゃんは既に何人からかこの先の未来について選択を迫られているというのを」

可憐「ど、どうしてそれを?!」
194 : EL変態   2022/07/21 21:54:59 ID:nBkP0t8AiY
まつり「みんなのことを見ていればわかるのです。みんな、可憐ちゃんが大好きなのです!」

可憐「あ、あの!その『みんな』に師匠もいるんですよね……?」

まつり「もちろんなのです♪」

可憐「まつり師匠、私は………私はまだ決められません。でも、きっと答えを出します。私の未来をこの手でつかむために」

まつり「それがいいのです」



可憐(覚悟を決めて、まつり師匠と共に旅に出る……)

可憐(これも私の未来の選択肢の1つにあると思う)
195 : せんせぇ   2022/07/21 21:56:01 ID:nBkP0t8AiY
【最終安価】

可憐が選んだ答えは?いずれか必ず1つだけを選択お願いします
(スレ主自身が贔屓しないように、あえて簡潔に示したつもりです)

a.ミリ・シタに残りアイドル錬金術士として活躍する(エレナ) 
b.商業都市へと向かい、見聞を広めて錬金術で経済を動かす(千鶴)
c.霊山へと赴き、巫女候補お抱え錬金術として課題の解決に臨む(朋花)
d.師匠と終わりの見えない冒険の旅に出る(まつり)


先に言っておくとどれを選んでも、短ければ1レス、長くても数レスでエンディングは済ませるつもりです。
(書き残しというか、心残りがあるにはあるのでエンディングとは別に付け足すかも)

スレの有効期限は7/23 16:59:59まで
原則多数決 同数票の場合は投稿時刻秒数の和の大きい側を優先
(とはいえ、自虐するつもりはありませんがそんなにレスつかないでしょう)

どうか可憐ちゃんを導いてあげてください!
何卒最後までご協力お願いします!
196 : 我が友   2022/07/22 21:48:17 ID:tuTeyQCf/w
自レスあげ
197 : プロデューサー   2022/07/23 06:43:07 ID:BdZZwyzSgQ
どれも魅力的だけど
1かな
198 : Pちゃん   2022/07/23 06:55:48 ID:fCtrenmX0Y
C
199 : Pちゃん   2022/07/23 09:05:13 ID:BdZZwyzSgQ
>>197
Aですすまない
200 : do変態   2022/07/23 21:27:41 ID:vlHLnc/ERg
レスありがとうございます
再開します
最終更新です!
201 : 魔法使いさん   2022/07/23 21:28:01 ID:vlHLnc/ERg
可憐が皆とのやりとりを経て、自身の今後を考え始めて1週間―――彼女はとある場所に来ていた……。


-教会通り 天空教会 -

朋花「……では、可憐さんは共に霊山へ行き、聖母に力を貸してくださるのですね~」

可憐「えっと、聖母というよりも朋花ちゃんに、だよ……?」

朋花「そこに違いはないと思うのですが~」

可憐「ううん、わ、私はあると思う。私はべつに霊山の巫女や騎士のあれこれ、複雑な事情に巻き込まれるつもりはないの」

朋花「………」

可憐「私のこの選択は、朋花ちゃんの友達としてだから。朋花ちゃん、言ってくれたよね?離れ離れになりたくないって……。私もそう。だ、だから一緒に行くことにしたんだよ。もっと朋花ちゃんと同じ時間を過ごせたら、って」

朋花「はぁ……」

可憐「ええっ!?な、なんでそこでそんな深い溜息を……?そ、そんなダメダメなこと言っちゃったかな……」

朋花「いえ―――なんと言いますか、恵美お姉様といい、美也さんといい、あなたたちは私の心をかき乱すのが得意ですね~」

可憐「へ?」

朋花「なんでもありませんよ~。可憐さんの選択、嬉しく思います~。それは確かな事実、本心だと明かしておきましょう~♪」

可憐「朋花ちゃん……てへへ」
202 : 貴殿   2022/07/23 21:28:15 ID:vlHLnc/ERg
朋花「ところで、可憐さんのこの選択、他の方々には?」

可憐「じ、実は先に話を済ませちゃっているの。エレナさん、千鶴お姉ちゃん、それにまつり師匠。み、みんなが私の背中を押してくれた」

朋花「そうですか……。ここを発つ前に私も彼女たちと改めて話さないといけませんね~」

可憐「それなら、まつり師匠とは早めに会っておかないと」

朋花「というと?」

可憐「私たちや千鶴お姉ちゃんよりも先に、この街を離れてしまいそうだから」

朋花「なるほど……。あの方には個人的に聞きたいこともありますし、明日にでも会いに行くことにします~」

可憐「う、うん」

まつりがフェスティバル・トクガワとして霊山への魔物の侵攻を食い止めるのに伝説的な活躍を見せてから半世紀。
霊山で生まれ育った朋花としては、話しておきたいことがあってもおかしくはない。

可憐(師匠と言えば……やっぱりあのことが引っかかるよね……試してみてもいいかも)
203 : バカP   2022/07/23 21:28:34 ID:vlHLnc/ERg
- 可憐のアトリエ -

可憐「し、師匠!あ、あの、話したいことがあるんです」

まつり「ほ?どうしたのです?朋花ちゃんたちと霊山に行くことにした話なら今朝聞いたばかりなのです」

可憐「い、いえ、それ(朋花ルートのエンディング)とは全然関係ない件で」

まつり「もしかして『CriminallyDinner~正餐とイーヴルナイフ~』のことなのです?それならまつりも続きが気になっているのです」

可憐「え?」

まつり「可憐ちゃんのゼノビアとしての演技、妖艶な雰囲気なのがグッとくるのです!わんだほー!なのです」

可憐「あ、ありがとうございます……えへへ―――って、それも関係ないです!」

まつり「ノリツッコミなのです」

可憐「師匠……真剣な話なんです」

まつり「ほ?」

可憐「私、思うんです。おばあちゃん……師匠にとっての妹さんが、師匠との再会を夢見たことがなかったのはあり得ないって」
204 : P君   2022/07/23 21:28:50 ID:vlHLnc/ERg
まつり「それは……どういう意味なのです?」

可憐「師匠とおばあちゃんが、島を離れ、この大陸で共に数年を過ごし、それから別れ……長い年月が流れました。孫娘である私がここにこうしている程度に」

まつり「気持ちのいい別れ方では決してなかったのです。あの時の妹の目を今も覚えているのです。あの瞳にあったのは……憎悪なのです」

可憐「でもっ!」

まつり「可憐ちゃん、この期に及んでどうしたのです?回りくどいのは嫌なのです。……嫌だよ?」

可憐「師匠……。私、信じたいんです。おばあちゃんが姉であるまつり師匠のことをおばあちゃんなりに赦し、再会を夢見ていたって」

まつり「ねぇ、可憐ちゃん。妹から私のことを聞いた覚えは?……ないんだよね」

可憐「そ、それはそうですけど。ま、待ってください。私、思いついたことがあるんです」

まつり「思いついたこと?」
205 : 貴殿   2022/07/23 21:29:05 ID:vlHLnc/ERg
可憐「はい―――これです!」

まつり「それは………」





まつり「『ベールミスト』?」

可憐「そうです。覚えていますか?きゅ、旧市街地に引っ越してきたエレナさんのお家、そこで起きたポルターガイスト事件を解決するために使った道具です」

前スレの47レスあたりでその名前が出てきた道具である。
エレナの家で起きた問題の解決。
それは可憐がまつりに促され、花香る丘の錬金術士として引き受けた最初の依頼でもあった。

まつり「『ベールミスト』……それは一時的に人や物を隠す効果がある霧吹き」

可憐「そして、使用する素材によっては、逆に隠匿されている何かを発見する効果を与えることもできる道具、ですよね」

まつり「そうなのです。それを使って、可憐ちゃんはエレナちゃんおお家に居ついていた妖精さんたちを見つけてあげたのです」

可憐「私は……こう信じています。おばあちゃんは、まつり師匠がずっとずっと大切に今も想っている妹は、姉との再会を考えて何か残していたって」

まつり「!」

可憐「きっとこの家に。ミリ・シタの街並みを一望できるこの家。遥か彼方の島国に咲いていた花と同じ種類の花がこの丘にあり、その花をおばあちゃんは、そして師匠も愛していた……」

まつり「可憐ちゃん……」
206 : 兄ちゃん   2022/07/23 21:29:24 ID:vlHLnc/ERg
可憐「おばあちゃんだって、師匠を大事に想っていたに違いないんです!だから、えーいっ!!」

まつり「わっ」

可憐が残っていたベールミストをアトリエ中にこれでもかとまき散らす。
ありとあらゆる場所にその魔法の力を届けようとする。
信じたいから。信じているから。自分の感じたものが真実であると。かつておばあちゃんは、師匠を強く憎んだ。けれどそれは今や流行り病がそうであるように、遠くの過去に過ぎない。
どんなに遅くても亡くなる前には愛しさに変わった、ううん、その想いを取り戻したに違いないのだと。

可憐はそう強く思った。そうであってほしいと願いもそこにあった―――。


まつり・可憐「…………」

まつり「何も起きない、ね」

可憐「そんな……」

まつり「可憐ちゃん、そんな顔しないで」

可憐「し、師匠、私は……」

まつり「わかっている。あなたを責めるなんてしないよ。ありがとうね。私のためを想っての行動だもんね」

可憐「……ぐすっ……。師匠、あの時はごめんなさい」

まつり「え?」
207 : レジェンド変態   2022/07/23 21:29:40 ID:vlHLnc/ERg
可憐「タルタロスで、私、師匠を責めるようなことを言いましたよね。(>>68)師匠の過去のことをちゃんと知らないで」

まつり「気にしないでいいのに。可憐ちゃんは何も悪くないよ。正しい。そのまま、うん、お願いだからこれからもその正しい可憐ちゃんでいてほしいって私は思う」

可憐「師匠……」

カタッ

可憐「ん?」

まつり「今のは?」

カタッ……

可憐「天井?」

カタッ!

可憐「え……」

2人は音の鳴った天井の一部を揃って眺めた。
やがて、一部が崩れ落ちた。
いや、崩れるというよりも、それはあらかじめそうなるように仕掛けてあったようだった。
天井の一部が何かに呼応したのだ。作動した。
何に?……ベールミストに、だ。

可憐・まつり「え―――?」

師弟は外れた天井板、そこから何かがゆっくりひらひらと落ちてくるのを目にした。
それは封筒であった。銀でも金でも虹色の蝶もなかったが、その封筒が重要なものであるのを直感した。
208 : 高木の所の飼い犬君   2022/07/23 21:29:56 ID:vlHLnc/ERg
可憐「師匠!こ、これ……!」

拾い上げたのは可憐だった。封筒の裏に書かれた宛先らしき文字列を読むと、興奮気味にまつりに封筒を渡す。

まつり「えっと……『私の愛しい孫娘・可憐へ』―――あっ」

否応なく目に入る。宛先には続きがある。

まつり「『大嫌いで、でも世界で一番大好きなお姉ちゃんへ』」

可憐「師匠!これ、これって、おばあちゃんの字ですよ!……ぐすっ……よかった、あったんだ……私、間違っていなかった……!」

まつり「そんな泣くことないって」

可憐「師匠だって、涙目じゃないですか!」

まつり「えっ。……ベールミストが目に染みただけだよ」

可憐「よ、読みましょう!」

まつり「うん。その前に、可憐ちゃん。もう一度言っていい?」

可憐「な、なんですか」

まつり「ありがとう」

可憐「……!」

まつり「私はあなたを誇りに思う。あなたと出会えて本当に……よかった。まだ生きてみることを選んで……よかった」


そうして可憐たちは2人で手紙を読んだ。
内容は2人、ううん、3人だけの内緒なのです♪
209 : Pーさん   2022/07/23 21:30:14 ID:vlHLnc/ERg
後日

- 巡礼街道 -

美也「お~、もう出番がないと思っていましたよ~」

恵美「いやー、いい天気だね!旅立ちの日には最高だよ、にゃはは」

貴音「エミリー?何をそんなに緊張しているのですか」

エミリー「い、いえっ!その……行きと違って帰りのこの旅路では巫女候補である朋花様やその右腕となるであろう錬金術士さまも守らないといけないと考えると、つい……」

恵美「ええ~?気負いすぎだって!それよかさ、霊山に着いたら、エミリーって正式な騎士になる手筈になっているんでしょ?」

エミリー「ほわっ?!」

貴音「恵美……言ったはずですよ。その件は私が時機を見て話すと。やれやれ」

恵美「あ、あれー?もしかしてまだ言っていなかった?」

美也「なんと~。所属は貴音さんと同じく第四部隊ですか~?」

エミリー「ど、どうなんですか隊長!正式な騎士になっても、私、隊長を隊長としてお慕いししたいのですが……」

貴音「はて。騎士任命の儀にはここにおられます巫女候補様も関係してきますし、私の一存では決められませんね」

朋花「貴音さん~?こういう時は、エミリーちゃんの気持ちを汲んだ答えをするべきではありませんか~?」
210 : Pちゃん   2022/07/23 21:31:23 ID:vlHLnc/ERg
貴音「まさか。騎士たる者、個人の情に流されなどしません」

恵美「かったいなー、相変わらず」

貴音「ですが」

恵美「うん?」

貴音「私にとってエミリーは愛弟子です。慕う気持ちは偽りないとだけ申しておきましょう」

エミリー「貴音さま///」

美也「お~。そうなると……エミリーちゃんの騎士名、何がいいでしょうか~。どう思いますか~、可憐ちゃん」

可憐「こ、ここで私に振るんですか!?え、えっと……」

朋花「美也さん~?それこそここで決めることではないですよ~?」

可憐「あ、あの!じゃあ、金色騎士とか?」

恵美「安直!」
211 : せんせぇ   2022/07/23 21:31:38 ID:vlHLnc/ERg
美也「! おや~?」

朋花「……この感じ、魔物の気配ですね~。しかも敵意を向けてきていますね~」

恵美「ああ、もうこんないい天気なんだから、出てこなくていいのに」

貴音「ふっ。私たちなら朝飯前ですよ……お腹が空きましたね」

可憐「ほ、ほんの2時間前、街を発つ前に千鶴お姉ちゃんの手料理を食べたじゃないですか」

恵美「そういえばさー、エレナの所属する劇団の本部がある街も通る予定なんだっけ。楽しみだねー」

朋花「ふふっ、そうですね~」

エミリー「来ます……!」

美也「それでは可憐ちゃん、指揮をお任せしてもいいですか~?」

可憐「は、はい!」
212 : Pちゃま   2022/07/23 21:32:36 ID:vlHLnc/ERg
可憐(私はある日、素敵な女性と世界を変える力とに出会った)


可憐(そして今―――その力を手に、そしてその人の言葉を頼りに、自分自身の未来を切り開こうとしている)


可憐(大丈夫。私なら、みんなとなら……できるよね♪)


可憐「さぁ、みんな!いくよ……!」




【安価SS】全5話 765プロ劇場ドラマ制作
可憐のアトリエ  完

213 : 箱デューサー   2022/07/23 21:38:56 ID:vlHLnc/ERg
以上です!
完結しました!

もうなんかいろいろ言いたいですけど、まずはやっぱり、
ありがとうございました!!!!!
たった1名、2名、3名はいたのかな、いないんじゃないかな?たとえそれだけでも励まされ、勇気づけられたといいますか、ありがたかったです
このシリーズ通して、「やりたいようにやる。需要とか知らん」って感じで安価SSにあるまじき突き進み方ですけど、でも読んでくれている人がいるって嬉しいものやなって
感謝です、ほんま

あー、あとがきっぽいの書こうと思うといくらでも書けるけど、これまでどおり手短に
書き溜めてはいないんで、書けたら投下します

214 : バカP   2022/07/23 21:57:31 ID:vlHLnc/ERg
2点に絞って、サクッと。

まず元ネタについて。
前スレ冒頭でも触れているとおり、今年の5月で25周年を迎えたアトリエシリーズが大本ですね。
現在はコーエーテクモゲームスの1セクションであるガストブランドから発売されているゲームシリーズです。
詳しいことは公式HP見るなり、実際に最新作や良作をプレイしてみたりがいいんじゃないでしょうか。
アイテム名(あとマップ名の一部)はだいたいこのアトリエシリーズから。
それから、わかる人にはわかるような、一昔前の少年ジャンプのネタがちらほらあったり、某タワーディフェンスのソシャゲだったり、わりとパロディネタも多かった気がします。
アイマスは言わずもがな

それから、この安価SSシリーズについて
2か月以内の完結とは何だったのか
いや、ほんと反省点を挙げていくと100万あるんじゃないかな
なにより安価SSとして、きちんと高頻度に(自由度の高い)安価を出して、ってのが最終的に全然できていなかったのは問題
開きなおって言わせてもらうと、自分は楽しかったです!途中、グダグダのグダって感じが何回かあって、ぶっちゃけ投げ出そうか迷いもしたけど、でもレスくれる人がいて、それでよしっ!やるぞ!ってなって
同時進行でSS書いては投下してってのもあったし
とまぁ、思うところたくさんあるんですけど、ここまでにしておきますわ
リアル事情で当分はSSそのものを書く余裕ってのが物理的にも精神的にもなくなるだろうってとのが今から予想できるので、もし仮に、次のシリーズやるとしたら秋ですね
早くて9月?
終わってすぐに、しかもそんな人気無いのにこういうの考えちゃうあたり、書くのが好きなんやなって自分で思いますわ
215 : Pちゃま   2022/07/23 22:01:18 ID:vlHLnc/ERg
まとめると、ここまで読んでくれた方、協力してくださった方、ありがとうございました!
次回があれば、それはずっと先になりそうですけど、今回の反省を生かして、今度こそ独りよがりではない楽しませる安価SS目指してみます!

何度でも言いたいから言います
本当にありがとうございました!!

(公式の)可憐ちゃん、可愛いしカッコいいんで、もっと推してどうぞ♡

216 : そこの人   2022/07/24 08:38:03 ID:L08Yg7ICxM
おつかれさんでした
楽しく読ませて頂きました!
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