それからの出来事()
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【ミリ安価SS】 『>>4のアトリエ』
1 :
3流プロデューサー
2019/05/28 19:41:18
ID:AAuhR.bTz6
新作の情報が来たので。
のどかな街バン・ナムコ。街はずれに一人で暮らす>>4。
亡き祖母の後を継いで錬金術士として生活していましたが、肝心の錬金術の腕前はまったく上達しません。
祖母の残してくれた財産はもう少しで底をつきてしまいそうでした。
2 :
変態大人
2019/05/28 19:55:46
ID:FMcEJAcA0I
百合子「錬成に失敗したら、右腕と左脚を持っていかれる
……ってことになりませんかね?」
3 :
P殿
2019/05/28 20:03:07
ID:IbIwLHKm/.
期待
4 :
EL変態
2019/05/28 20:03:38
ID:wihAKR4krA
瑞希
5 :
プロデューサーちゃん
2019/05/28 20:08:39
ID:steJ.KSfNE
続きはよ(ノシ 'ω')ノシ バンバン
6 :
レジェンド変態
2019/05/28 20:22:47
ID:AAuhR.bTz6
まさかの人選でピンチだぞ、メーデー、メーデー。
アトリエ内
瑞希「ふぅ……今日も誰も依頼に来ませんね」
ノックの音。
瑞希「おや?」
幼馴染の
>>9
「瑞希(さん・ちゃん)ー、少し頼みたいことがあるんだけれど……」
瑞希「これはお仕事の予感……わくわく」
7 :
彦デューサー
2019/05/28 20:23:56
ID:/Qp7.W7nKU
わーいわーい
8 :
我が下僕
2019/05/28 20:38:54
ID:k2E7x/Z3Wg
桃子
9 :
バカP
2019/05/28 20:40:37
ID:xpuLxLrhxU
麗花ちゃん
10 :
主
2019/05/28 20:58:08
ID:AAuhR.bTz6
幼馴染設定だから名前でいいよね。
瑞希「これはこれは麗花さん。何かお困りごとですか。調合の依頼ならお任せください……きりっ」
麗花「ふふっ、そういってもらえると助かるよ、瑞希ちゃん。腰痛に効くお薬って作れるかな?」
瑞希「ヨーツー……? 麗花さん、腰を痛めたんですか?」
麗花「ううん、私じゃなくて近所のおばあちゃんと今朝、話していたら何かいい薬ないかなーって」
瑞希「なるほど。わかりました。今、レシピを調べてみますね。ちゃんとできるかな……どきどき」
11 :
ご主人様
2019/05/28 21:05:38
ID:AAuhR.bTz6
瑞希(家にあった本だと、このうちのどれか……。でもあんまり難しいのはできないぞ)
1 バンナム・クリーム
2 職人のための湿布
3 肉体活性の粉末
>>13
12 :
番長さん
2019/05/28 21:31:20
ID:2FBhKgBowI
1
13 :
変態大人
2019/05/28 21:33:49
ID:8YZvkmEjpM
1
14 :
Pちゃん
2019/05/28 21:34:23
ID:T/OwRKesgE
1
15 :
貴殿
2019/05/28 21:45:23
ID:AAuhR.bTz6
瑞希(バンナム・クリーム……塗り薬っぽいけど……材料も足りているからこれでいこう)
麗花「どう? できそう?」
瑞希「たぶん、これだったら……」
>>16
コンマ下二桁 30以上で成功
16 :
変態大人
2019/05/28 21:53:36
ID:nAGgEXseKo
ζ*’ヮ’)ζ
17 :
ごしゅPさま
2019/05/28 22:06:15
ID:AAuhR.bTz6
瑞希「! 麗花さん、ちゃんと作ることができましたよ……ぶいっ」
麗花「うんうん、さすが瑞希ちゃんだね。ありがとう!」
瑞希(久しぶりのまともな調合だったから、不安だったのは内緒にしておきましょう)
麗花「それじゃぁ、さっそく渡しにいってくるね~♪」
瑞希「あっ、待ってください。私もついていきます」
街の広場
麗花「おばあちゃん、薬よりも久しぶりに瑞希ちゃんと話せたの喜んでたね」
瑞希「ええ、思えば最後に顔を見せたのはだいぶ前でした。私のおばあちゃんが生きていた頃はそうでもなかったのですが」
麗花「瑞希ちゃん……」
18 :
兄(C)
2019/05/28 22:10:55
ID:AAuhR.bTz6
その後、おばあちゃんから貰った報酬(お小遣い)でお茶をすることにした2人。
街の喫茶店に向かう途中。彼女たちを呼び止める声がしました。
明るい女性「おーい、瑞希に麗花、
>>21
を見なかった? あのバカ娘、店番すっぽかしてどこほっつき回っているんだか…」
瑞希、首を横に振り、麗花を見やる。
麗花「うーん……私も今日は見ていないですねぇ、たぶんまた近くの森にでもいるのかな」
19 :
我が友
2019/05/28 22:45:55
ID:gBpFMVV396
翼
20 :
バカP
2019/05/28 22:53:45
ID:X4F0Hke20Q
恵美
21 :
5流プロデューサー
2019/05/28 22:54:59
ID:3t9ei5qVRU
昴
22 :
Pーさん
2019/05/28 23:37:10
ID:AAuhR.bTz6
※昴も幼馴染設定なので名前+さんにしておきます。
瑞希(そういえばさっきの調合で、素材がほとんど尽きてしまいましたね)
麗花「瑞希ちゃん、どうする? 昴ちゃん探しに行く?」
瑞希「はい。ついでに採集もしたいと思います。ただ、魔物は怖いので……麗花さん、いっしょに来てもらえますか?」
麗花「もちろんだよ~♪ と、いうわけで昴ちゃん、探しにいってきます!」
昴母「そう? いやぁ、助かるわぁ」
街の出入り口付近
瑞希「しかし昴さん……近頃、森で何をしているんでしょう」
麗花「えーっとね、変化球の練習しているって聞いたよ」
瑞希「ヘンカキュウ? むむむ、よくわからないぞ、瑞希」
23 :
兄ちゃん
2019/05/28 23:42:32
ID:AAuhR.bTz6
というわけで2人は近くの森へ。
残っていたらまた明日の夜に進めたいと思います。
24 :
我が下僕
2019/05/29 00:25:57
ID:aLBgwlGFvo
Daの絆を感じる
25 :
ダーリン
2019/05/29 01:10:22
ID:8XkpEsD512
ベースがソフィーのアトリエっぽい感じに見えるな、ストーリー全部は覚えてないから雰囲気がだが
…あのキャラポジにこのみさん来たら笑うしかない
26 :
お兄ちゃん
2019/05/29 01:26:56
ID:oJ768rON7Q
将来イケメンになるぽっちゃり昴か…
27 :
プロデューサーはん
2019/05/29 20:02:45
ID:DIsmuOtVwA
~近くの森改めモヨリの森~
麗花「あっ、あの茂みの近くでうろうろしているの、昴ちゃんじゃないかな?」
瑞希「そこそこ大きな木の棒を持っていますが、いったい何を……と、茂みの中に入っていきましたね」
麗花「んー。街の近くといっても、ここには魔物が出るっていう話だから心配だね」
瑞希(台詞のわりには終始、ニコニコしていますが、触れないでおきましょう)
昴を追いかける2人。
昴「あっれー、どこまで飛んでいったんだ? たぶんここらへんだと思うんだけど……」
何やら探しものをしている彼女。しかし彼女は気づいていませんでした、すぐ背後に迫る気配に。
28 :
P殿
2019/05/29 20:16:17
ID:DIsmuOtVwA
そう、それはいつも無表情な幼馴染の指の気配だったのです。
瑞希「昴さん、昴さん」ツンツン 昴の肩のあたりをつつく
昴 「うひゃぁっ!? ―――って、瑞希!? それに麗花も」
瑞希「思えば幼馴染3人が揃うのは珍しいことなのでした。最後に揃ったのは古のドラゴンを退治したときだったはずです」
昴 「なんだそれ!? っていうか、どこを見ていっているんだよ……」
麗花「昴ちゃん、そんな木の棒振り回して、何しているのー? ハチの巣駆除?」
昴 「いや、ちがうけど……何気に瑞希の台詞スルーしているし、マイペース過ぎるだろ……」
妹分にあたる昴と久しぶりに会えていくらか高揚する瑞希といつもどおりの麗花でした。
彼女の話を聞くと、どうやらぷに玉と木の棒でヤキュウの練習をしていたとのこと。
けれども、ぷに玉をどこかに飛ばし過ぎてしまったようなのでした。
ところでこのお話の永吉家は
>>31
屋を営んでいるのでした。
29 :
せんせぇ
2019/05/29 20:32:13
ID:11Hzmn7eRU
わーいわーい
30 :
プロデューサー様
2019/05/29 20:33:06
ID:iY8AYr26LI
精神と時の部屋
31 :
ぷろでゅーしゃー
2019/05/29 20:34:43
ID:cb.OtPa3lA
キリン屋さん
32 :
プロデューサー様
2019/05/29 20:41:08
ID:Prm8MLTTiE
(なんなん…)
33 :
あなた様
2019/05/29 21:01:39
ID:DIsmuOtVwA
キリン → KIRIN → ビール? → 酒場?
麗花「ところで昴ちゃん。店番サボっているみたいね。お母さん、怒っていたよ?」
昴 「げ。い、いやぁ、だってさぁ、昼間からうちの酒場に来る人なんてろくな奴いないし……」
瑞希「お酒より昴さん目当てなのでは?」
麗花「看板娘ってことだね~♪」
昴 「うぇ!? だったら、なおさらごめんだよ……」
そんなこんなで3人で話していると、草むらからなにか青い物体が飛び出してきました。
瑞希「! みなさん、敵襲のようです」
麗花「戦闘のチュートリアルはあるの?」
昴 「ちゅ、ちゅーと……? なんだそれ」
青ぷに × 3 があらわれた!!
34 :
兄(C)
2019/05/29 21:15:13
ID:DIsmuOtVwA
杖や木の棒でぽかぽか叩いていたら倒せました。
新しくぷに玉も手に入ったことで昴、そして調合素材として使えるので瑞希にも嬉しいイベントでした。
昴 「……と、さすがにこれぐらいなら楽勝だな」
瑞希「圧倒的勝利……いぇい」
麗花「美味しそうな見た目しているよね~」
昴・瑞希「え?」
酒場に帰りたがらない昴をとくに説得することもなく、素材集めを手伝ってもらうことにした瑞希。
やがて空が夕焼け色に染まって―――。
昴 「オレ、そろそろ帰らなきゃ。瑞希の手伝いしていたって話せば、母さんもわかってくれるよな」
瑞希「むむ……うまいこと出汁に使われたぞ、瑞希」
麗花「あっ、私も教会へ行く用事があるんだった」
そうして3人は街へと戻ります。瑞希は2人にお礼を言って、1人街はずれのアトリエに帰るのでした。
35 :
Pさん
2019/05/29 21:24:04
ID:DIsmuOtVwA
瑞希(今日は久しぶりに調合して、森にいって、それから……)
アトリエまでの帰り道、瑞希はいろいろなことを考えます。
一人暮らしになった瑞希のことを街の人たちは何かと面倒を見てくれます。
思えば、今日の麗花にしても依頼というより、様子を見に来てくれたのだと思いました。
瑞希(もっと錬金術が上達すれば街の人たちの役に立てるのでしょうか)
帰ったら、ほとんど手つかずになっていた亡き祖母の書架を調べてみようと決意する瑞希。
瑞希(千里の道も一歩から、まずは今日採取した素材を使って………ん? あれは―――)
アトリエの近くの空き地。そこに誰か見知らぬ女の子が倒れているのでした。
瑞希 「あの、大丈夫ですか?」
>>39
「う、うーん……」
36 :
Pちゃま
2019/05/29 21:40:11
ID:iY8AYr26LI
御仕立マスヨ
37 :
Pーさん
2019/05/29 21:40:28
ID:5c.q8cwmIQ
このみ
38 :
師匠
2019/05/29 21:42:46
ID:CXaSEbIDEk
百合子
39 :
おやぶん
2019/05/29 21:44:01
ID:FBo8uBRZHc
育ちゃんさん
40 :
夏の変態大三角形
2019/05/29 22:05:40
ID:DIsmuOtVwA
女の子は瑞希の呼びかけに応じて目を覚まします。瑞希が見るに、外傷は一切ありません。顔色もよいです。
瑞希(こんなところで横になっていたから思わず声をかけてしまいましたが……寝ていただけ?)
育 「う……う、うん? お姉ちゃん……?」
瑞希「いえ、私はあなたのお姉ちゃんではありません」
育 「!? わっ、だ、だだだ誰ぇ!?」
努めてにこやかに応じた瑞希でしたが、女の子は飛び起きると警戒した様子で距離をとりました。
瑞希「あの……こんなところで眠っていると風邪をひいてしまいますよ」
そんな瑞希の言葉を女の子は聞かずにあたりをきょろきょろと見回して、
育 「!! 嘘……お姉ちゃんがいない! ど、どこにやったの!?」
瑞希(目覚めたばかりで寝ぼけているのか、すごい慌てぶりですね)
41 :
プロデューサーちゃん
2019/05/29 22:10:28
ID:DIsmuOtVwA
こんなところに小さな女の子が一人でお昼寝していた―――。
それは確かに妙だな、と瑞希は思います。
ひとまず、取り乱している女の子を落ち着かせて事情を聞かねばと考えた瑞希が女の子に近寄ったその時、
>>45
「その子から離れて!!」(口調は安価先のキャラで改変してください)
瑞希に対してそう叫ぶ声とともに誰かが走り寄ってくるのでした。
42 :
プロデューサークン
2019/05/29 22:15:02
ID:68kDX6Vip.
盛り上がってまいりました
43 :
プロデューサー
2019/05/29 22:18:31
ID:FBo8uBRZHc
(o・∇・o)<せりか~
44 :
Pくん
2019/05/29 22:22:05
ID:0KmTd6Z4GE
朋花
45 :
Pちゃん
2019/05/29 22:22:27
ID:1XXydRmXsI
あえてのかおにゃん
46 :
Pはん
2019/05/29 22:41:52
ID:DIsmuOtVwA
瑞希は自分たちのほうに向かって駆けてくるその綺麗なお姉さんに半ば見蕩れつつ、言われたとおり女の子から数歩離れます。
そして敵意はないのだと言わんばかりに瑞希は両手をあげさえしました。
育 「歌織お姉ちゃん!」
歌織「育ちゃん! 大丈夫? 何か変なことされなかった?!」
育 「う、うん。それよりもどこに行っていたの……?」
歌織「え? その……近くに井戸があって、ちょうど喉が渇いていたから……」
そこまで言ってから綺麗なお姉さんは首を横にぶんぶんと振り、
歌織「ううん、心配させてごめんね。一瞬でも目を離した私が悪かったわ!」
そうして女の子を抱きしめます。
瑞希(美しい姉妹愛ですね)
そんなことを考えている瑞希。抱きしめられて少々苦しそうにしている女の子と目が合いました。
47 :
Pサン
2019/05/29 22:47:52
ID:DIsmuOtVwA
育「えっと……」
よくよく見れば自分の姉よりも幼く、胸囲については自分とさほど変わらない少女。
女の子は綺麗なお姉さんの背中をぱしぱしと叩いて、自分からはがして瑞希に訊ねます。
育「……あなたは?」
瑞希はむしろ彼女たちこそ何者だろうと思いました。
ですが、それを口にはせずにアトリエのほうを指差し、そこに一人で暮らしいる
いたいけな美少女であることを説明しました。
歌織「ねぇ、もしかして貴女―――」
綺麗なお姉さんは瑞希が地面に置いた杖、そして採集物の入ったカゴ、
それから瑞希の顔をまじまじと見つめてから訊きます。
歌織「錬金術士?」
48 :
せんせぇ
2019/05/29 22:51:15
ID:DIsmuOtVwA
綺麗なお姉さんの眼差しにはどこか期待らしき色がありました―――。
瑞希のアトリエ近くでお昼寝(?)していた2人。
彼女たちの目的とは?
明日の夜につづく……かもしれません。
49 :
プロデューサー様
2019/05/30 01:03:07
ID:CQZ75O5Wu6
楽しみに待ってるで
50 :
der変態
2019/05/30 20:05:10
ID:2NhhaVpYsc
※瑞希からの呼称は名前+さんで統一します。苗字が違う姉妹もあれですし。
アトリエ内
瑞希「ふむ……つまり、お二人はこの町にいる錬金術士を訪ねてきたわけですね」
瑞希は歌織が淹れてくれたお茶を飲んで言いました。
無論、アトリエの主として当初は瑞希がお茶を淹れようとしたのですが、
そもそも茶葉自体、麗花が気まぐれに持ってきてくれたもので、瑞希にはお茶を飲む習慣がなかったのです。
それでも二人の客のために思案する瑞希を歌織が助けてくれたわけなのでした。
育はというと、そういった二人をよそに物の少ないアトリエ内を見渡しては欠伸を噛み殺していました。
歌織「ええ、私たちの村……ここから1時間ほど歩いたところにあるのだけれど、そこに錬金術士はいないの」
瑞希は歌織から村の名前を聞いて、永吉さんところの酒場にも時々、そこからやってくる人がいるのを思い出しました。
ようするにこのバン・ナムコと交流がある村なのです。とはいえ、街道は十二分に整備されてはいないはず。
瑞希(歌織さん…見かけによらず腕がたつ方なのでしょうか。育さんと二人で魔物が出そうな道を抜けてくるなんて)
51 :
主
2019/05/30 20:17:31
ID:2NhhaVpYsc
地の文(?)多めで、苦手な人すみません。
歌織の腰元に魔法具らしきものを認めて瑞希は興味を惹かれましたが、下手に話を長引かせるのも悪いかなと思い、瑞希は再び話し始めます。
瑞希「お二人が噂を聞いたという錬金術士はおそらく私の祖母です。けれども……祖母は既に他界しました」
内面はともかく、ほとんど表情を変えることなくそう言った瑞希に対して、二人は驚きと気まずさを表にしました。
歌織「! そう……だったの。ごめんなさい。えっと、でもあなた……瑞希ちゃんも錬金術士なのよね?」
おそるおそるといったふうに彼女は瑞希に訊ねます。
瑞希「はい、ただ技術面では祖母の半分にも届かないので……そのお役に立てるかどうかは保証しかねますが」
と、そこで瑞希はまだ彼女たちがどうして錬金術士を探していたのか聞いていないことに思い当たりました。
少なくとも単なる薬、たとえば風邪や腰痛に効く薬を求めて、というわけではないのでしょう。
それから彼女たちの話しぶりから察するに村の使者というわけでもなさそうなので、個人的な依頼であることも予想できます。
52 :
我が下僕
2019/05/30 20:18:03
ID:2NhhaVpYsc
つまるところ、何か特別なものを調合してほしい、そういう事情のはずです。
調合するのが錬金術士なのですから。
考えを巡らす瑞希と続けて詳細を話すかどうか迷う歌織。
その妙な間を裂いたのは育の声でした。
育 「私たち、
>>56
が必要なのっ!」
53 :
プロデューサークン
2019/05/30 20:21:36
ID:M6okrrK3qE
ちょっと遠すぎない?加速
54 :
Pたん
2019/05/30 20:22:14
ID:EufQt3s8Eo
踏み台
55 :
貴殿
2019/05/30 20:22:26
ID:h59z86ipFw
わーいわーい
56 :
下僕
2019/05/30 20:42:16
ID:M6okrrK3qE
どんな病も癒す幻の薬
57 :
Pーさん
2019/05/30 20:57:58
ID:2NhhaVpYsc
瑞希「どんな病も癒す幻の薬……ですか?」
歌織「………………」
育 「お姉ちゃん、次の町に行こう? その……瑞希さんには悪いけれど、このアトリエを見る限りあれを調合できるとは思えないよ」
歌織「育、そんな言い方は」
瑞希「いえ、いいんです。確かに私はそんな万能な薬を調合したこともなければレシピだって知りませんから」
育 「ほら。……ゆっくりなんかしていられないし、早く次の―――」
瑞希「ただ、」
2人の表情を見て、瑞希は内心、穏やかな気持ちではありませんでしたがやはり淡々とした物言いで口を挟みました。
瑞希「ただ、祖母が遺してくれた本には何か手がかりがあるかもしれません」
言葉どおり確証などありませんでした。
瑞希「今日はこの街に、何だったらここに泊まっていてください。もう日も沈んで、暗くなればお二人だって街の外は危ないでしょうから」
お二人が眠っている間、今日は徹夜をして自分が調べてみますから、と瑞希は言います。
58 :
EL変態
2019/05/30 21:07:23
ID:2NhhaVpYsc
瑞希の真摯な表情に気まり悪そうな育。歌織は瑞希に目くばせをします。
瑞希が思うに、詳しい話は育が眠りについてから、ということなのでしょう。
麗花「でも、ここって3人分もベッドないよね? どうするのー?」
瑞希「ええ、たしかにそうですね。どうし………いつからいたんですか、麗花さん」
3人の間に流れつつあった暗い空気。それを割る陽気な風のごとく、彼女はそこにいました。
麗花「今日の集会で、シスターがね、手作りのクッキーをたっくさん持ってきてくれたんだ~♪
それで瑞希ちゃんにもおすそ分けしなきゃって思って、来ちゃいました」
59 :
プロデューサーくん
2019/05/30 21:13:43
ID:2NhhaVpYsc
口調が原作と著しく解離している場合、ご指摘お願いします。正直、自信ないです。
歌織「えっと……瑞希ちゃん、この方は?」
育 「ど、どこから現れたの!?」
麗花「う~ん……二人が泊まれる場所となると~」
その2人の言葉など耳に入らなかったように彼女は考え始めます。
瑞希(この街に宿がないわけではないですが……)
麗花(昴ちゃんのところ、お部屋空いているんじゃないかな?)
瑞希(麗花さん、脳内に直接……!?)
永吉家は昴の兄たちが独り立ちしてもっと大きな街へと行っているので部屋が空いているはずでした。
60 :
Pはん
2019/05/30 21:29:50
ID:2NhhaVpYsc
麗花が遅ればせながら育と歌織に自己紹介した後、4人は永吉さんの酒場に行くこととなりました。
麗花「それに酒場といえば情報収集にぴったりだよね!」
マイペースながらも、この引っ張ってくれる幼馴染をありがたいと改めて思う瑞希でした。
~カフェ兼大衆酒場『スッゲー』~
昴「あれ? 瑞希に麗花、さっきぶりじゃん。もしかして手伝いにきてくれたのか?!」
お店に入ると昴が先ほどとは打って変わって可愛らしい服を着てウェイトレスを務めているのでした。
昴「……うん? その2人は……?」
瑞希は簡潔に説明と要求をしました。
昴「い、いきなりだな。――よし、待ってろ、オレ、頼んでみるから!」
突然の頼みをよく訊かずに次の行動に移す昴。そこにあるのは瑞希に対する信頼でした。
61 :
P様
2019/05/30 21:43:53
ID:2NhhaVpYsc
午後7時過ぎ。スッゲーは多くの人でにぎわっていました。
そして主として男性たちが久しぶりに目にする瑞希、そして見慣れぬ育や歌織に興味を示しているようです。
最初こそ育はそうした視線が慣れないのか少しおどおどとした様子でしたが、堂々としている歌織を見て、なんのこれしきというふうな態度で姉にぴったりとくっつくのでした。
麗花に声をかける数人の男女がいて、彼女はそれぞれと軽くおしゃべりをし、瑞希は錬金術よりも得意なのではと言われる手品を披露することを求められ、タネを持ってこなかったことをちょっぴり後悔していました。
昴母「瑞希に麗花……何か事情があるみたいだねぇ」
奥のほうから出てきた昴母が4人を眺めて言います。
瑞希「急なお願いですみません」
その言葉に昴母は溜息を一つつきました。
昴母「そう、水臭いこと言わないでおくれよ。もっと瑞希は私らに頼ってもいいんだからね。空き部屋だって、前にも話したにさ――」
瑞希は祖母が亡くなった際、昴母から空き部屋に住むことを誘われていました。
アトリエがどれだけ大切な場所であっても、いえ、大切な場所であるからこそ
瑞希一人には広すぎることを知っていたからです。
62 :
ぷろでゅーしゃー
2019/05/30 21:55:40
ID:2NhhaVpYsc
度重なる脱字失礼しました。一瞬、安価SSってこと忘れていたとか、ないですよ、はい。
さて、そんなこんなで空き部屋に泊まることになった2人。
4つある昴兄の部屋のうち、既に一つは物置と化していて、もう一つは言いつけによって使用禁止。
そして残り二つのうち、どうやら一つには既に先客がいるようでした。部屋に案内しつつ会話する昴。
昴 「ああ、そういえば一昨日から旅人?が泊まっているんだよ。すっげー、美人なんだぜ」
瑞希「へぇ……どんな方なのですか?」
昴 「ん? どんなって……オレもそんなに話していないんだけど、」
>>65
「あれ? 昴(ちゃん)と……お友達?」
63 :
おにいちゃん
2019/05/30 21:56:49
ID:nUHpZvrbLY
ロコ!
64 :
下僕
2019/05/30 21:58:04
ID:0kLxvngo5U
朋花
65 :
夏の変態大三角形
2019/05/30 21:58:51
ID:yduDFHurCM
琴葉
66 :
お兄ちゃん
2019/05/30 22:15:14
ID:2NhhaVpYsc
琴葉はまた出てくる予定です。(未定)
昴 「あっ、噂をすればじゃん! ほら、この人、琴葉。な? 美人だろ?」
瑞希「はい」
麗花「うわぁー、また新たな仲間だね!」
琴葉「??? えっと……。あれ? 貴女、どこかで……」
幼馴染3人組の反応に惑う琴葉は歌織に視線を移して、口にします。
歌織「え? き、気のせいだと思うわ。私はそんなに有名ではないから」
何かひっかかる言い方ではありますが、回収されない伏線なのかもしれませんね、と瑞希は思いました。
琴葉は昴母との約束でお店の手伝いがあるようで、話を早々に切り上げて店のほうへと向かいました。
67 :
変態インザカントリー
2019/05/30 22:26:33
ID:2NhhaVpYsc
クッキーはアトリエに置いてきました。
~昴兄の部屋~
そう多くない荷物を下ろした2人。
麗花「せっかくだから、ここで夕食にしようよ、瑞希ちゃん」
瑞希「ええ、そう思っていました。育さん、歌織さんもそうしませんか?」
歌織「そうね。せめてご飯代を払っていかないと私の気が済まないわ」
昴母のはからいで宿代はタダなのでした。ただし数日にわたるとなると琴葉と同様、手伝いは必要みたいでしたが。
さて、店内に戻ると思った以上に人がいます。5人一緒には座れないでしょう。
68 :
番長さん
2019/05/30 22:26:45
ID:2NhhaVpYsc
育は歌織と共に食事をするとして、瑞希は
>>71
と相席となりました。
次のうちどれか一人(4はゲストキャラ扱い。以降の登場は未定)
1 麗花
2 昴
3 琴葉
4 任意のアイドル名
69 :
P君
2019/05/30 22:31:28
ID:Ss5ciSAwdk
3
70 :
兄ちゃん
2019/05/30 22:32:52
ID:yduDFHurCM
1
71 :
あなた様
2019/05/30 22:50:22
ID:1xXMjXtDi.
3
72 :
あなた様
2019/05/30 23:05:22
ID:2NhhaVpYsc
では次回は琴葉と瑞希の会話シーンから。物語進めたいです。
手に余るのでこれ以降、新キャラがバンバン登場!ってことはないかもしれません。
安価SSゆえ、下手に書き溜めするつもりないです。
気長にお付き合いしてくださると嬉しいです。
明日の夜、続きを書く予定。
73 :
バカP
2019/05/31 00:17:01
ID:E8d0xm98QI
楽しみだ
74 :
Pはん
2019/05/31 19:56:42
ID:LPIBMzrI8c
賑やかな店内の隅に琴葉が一人腰掛けて食事をしているところに瑞希が近づきます。
瑞希「? 琴葉さん、お店の手伝いをするという話ではなかったのですか」
そう口にしてから少し不躾だったかなと瑞希は思います。けれども琴葉はまったく気に留めず、
琴葉「あっ、瑞希ちゃん……だったよね。えっとね、『腹がへっては戦はできないよ!』って言われて先に夕食いただいているの」
瑞希「そうでしたか。あの、相席してもかまいませんか?」
琴葉「もちろん!」
笑顔が素敵な人だなと瑞希は思いました。それから彼女が口にしている料理を見やります。
ちょうどいいサイズにスライスされたバゲットにサラダ、それにスープ。たしかに食べるのにそう時間のかからないものでした。
瑞希「くんくん……なんだか嗅ぎ慣れない香りのスープですね」
特に鼻を動かす仕草もせずに瑞希はそう言います。
琴葉「ふふっ。実はね、これ私の地元の湖でとれた『ブルーシジミ』を使ったものなんだ」
75 :
仕掛け人さま
2019/05/31 20:09:33
ID:LPIBMzrI8c
瑞希「『ブルーシジミ』ですか? 聞いたことのない食べ物?ですね」
琴葉「私の村の特産品の一つなの。貝なんだけれど、このしじみ汁が美味しくてね」
そう言って彼女はまたスプーンで掬い口元に運びました。
琴葉「旅に出る際、お母さんが持っていけってね。それでさっき厨房を貸してもらって自分用に作ったの」
瑞希「? とはいえ、貝ということはそう長く保存がきかないのでは……」
地理に詳しくはありませんが、先に自己紹介したときに聞いた琴葉の出身の村はバン・ナムコの近辺ではなかったはずです。
だとしたら、どうやって琴葉はこの貝をこれまで保存していたのか、瑞希は気になりました。
76 :
Pたん
2019/05/31 20:15:39
ID:LPIBMzrI8c
琴葉「そこはほら、氷の魔法でちょいちょいっとね。それでももう5日目だったから、傷みそうではあったんだけれど」
瑞希「琴葉さんは魔法の心得がおありなんですね」
琴葉「そう大したものではないけどね。ねぇ、それよりも瑞希ちゃんって――」
何か言いかけた琴葉でしたが、昴が注文をとりにきて会話を中断します。
酒場といっても瑞希はお酒は飲めません。お腹は空いていたので、
>>79
と
>>81
を注文しました。
77 :
番長さん
2019/05/31 20:17:35
ID:ZGdhOqiq1I
しじみ汁
78 :
der変態
2019/05/31 20:24:07
ID:SjNAUZJmI6
たこ焼き
79 :
兄(C)
2019/05/31 20:25:13
ID:J71s2BuzxY
プリン
80 :
下僕
2019/05/31 20:26:09
ID:EqeYfma5Bk
あさり汁
81 :
プロデューサー
2019/05/31 20:35:37
ID:RdKHbDAojo
シャーベット
82 :
プロちゃん
2019/05/31 20:49:20
ID:LPIBMzrI8c
え、えぇ……夕食とはなんだったのか。
昴 「え!? プリンにシャーベットって……うちじゃ冷やす設備が充分じゃないというか。そんなのもとよりメニューにないっていうか……」
瑞希「その点については問題ありません。こちらに委員長の異名を持ち冷気を自在に操る高貴なる女性魔導士がいますから」
琴葉「瑞希ちゃん!?」
瑞希「冗談です」(ドヤッ
このあと、めちゃくちゃ もぐもぐした。
【琴葉の出身村シル・エットの情報を入手した!】
83 :
我が友
2019/05/31 20:53:54
ID:LPIBMzrI8c
瑞希の食事中に琴葉は先に食べ終え昴と手伝いを代わりました。
結局、琴葉の旅の目的は聞きそびれたまま。
どうやらこのバン・ナムコは旅の経由地でしかないとはわかったのですが。
そして場面は飛び――――。
~瑞希のアトリエ~
午後10時
瑞希「…………薬関係の本はこれだけあるようですね」
もともと錬金術士として名をはせたわけでもない瑞希の祖母。
アトリエにあった薬に関する本は(
>>84
の末尾一桁)冊+1冊だけでした。
※+1冊は物語冒頭で調べたもの。
84 :
Pサマ
2019/05/31 20:58:40
ID:J71s2BuzxY
かもんぬ
85 :
下僕
2019/05/31 20:59:53
ID:RdKHbDAojo
wktk
86 :
監督
2019/05/31 21:04:40
ID:LPIBMzrI8c
瑞希(奇しくも今朝、麗花さんに頼まれたときに調べたこの1冊だけ、ですか)
それは書名からしても明らかに駆け出しの薬師か錬金術士向けに書かれたものでした。
瑞希「困りましたね……これでは……」
ダメ元でもう一度読んでみましたがやはりそれらしき記述はありません。
あの2人にどう話したらいいのだろうと瑞希は悩みます。
そのときドアがノックされる音が鳴りました。
開くとそこにいたのは、
>>88
1.麗花
2.歌織
87 :
Pしゃん
2019/05/31 21:07:08
ID:D6Pg7xTzLY
雪だるま将軍
88 :
箱デューサー
2019/05/31 21:07:21
ID:iUPYTcHlG2
2
89 :
プロヴァンスの風
2019/05/31 21:15:52
ID:LPIBMzrI8c
そこにいたのは部屋で育を寝かしつけてきた歌織でした。
瑞希「歌織さん………」
歌織「………。その様子だと、手がかりはなかったみたいね」
瑞希「すみません、お力になれなくて」
歌織「そんなこと言わないで。瑞希さんは悪くないわ。悪いのは、」
そこで歌織は口を閉じてしまいました。その翳りのある表情はしかし一変して、
歌織「素敵な宿に酒場を紹介してもらって助かったわ。ありがとう、瑞希ちゃん」
ぎこちない笑顔で彼女は。
瑞希「………明日にはもうここを発たれるのですか?」
歌織「どうでしょう? 正直、あてらしいあてがないの。育ちゃんは次の町、なんて言っていたけれど次はどこに行ったらいいのか……」
90 :
兄ちゃん
2019/05/31 21:22:39
ID:LPIBMzrI8c
重い沈黙。破ったのは瑞希でした。
瑞希「事情をお聞きしてもかまいませんか?」
なぜ、と言われたらどう返せばいいのかわからないまま瑞希は切り出します。
歌織はゆっくりと窓辺へ移動し、足を止めてカーテンをそっと開きます。
「今夜は月が綺麗ね、憎らしいほどに」 そう呟くのを瑞希は耳にしました。
瑞希「………………」
歌織「呪いを受けたのよ」
瑞希「!! 呪い、ですか」
歌織「ええ。実は私たちにはもう一人姉妹がいるのだけれど、彼女は呪われてしまったの」
窓の外に目をやり瑞希に背を向けたまま歌織は話します。
歌織「ちょうど、こんな月夜のことだった――――」
91 :
せんせぇ
2019/05/31 21:31:30
ID:LPIBMzrI8c
歌織の妹、育の姉にあたる
>>94
はある月夜に、村はずれの花畑で夜にしか咲かない花を採集しようとしたらしいのです。
それは他でもなく大好きな両親、そして姉と妹への日頃の感謝のしるし、プレゼントであったことが残された彼女の日記からうかがえます。
家族には黙って寝床を抜け出す作戦も含めて。
しかし――――
歌織「花畑の近くに住んでいたお爺さんが
>>94
の叫び声を聞いたそうなの。駆けつけたときにはもう手遅れ、
>>94
は……」
瑞希「……呪われていた?」
首肯する歌織。眩い結晶に閉じ込められ、まるで大きな宝石になっていたのだと、歌織は話します。
92 :
兄(C)
2019/05/31 21:37:28
ID:J71s2BuzxY
うみみ
93 :
5流プロデューサー
2019/05/31 21:54:27
ID:RdKHbDAojo
ksk
94 :
ハニー
2019/05/31 22:04:34
ID:D6Pg7xTzLY
まつり
95 :
仕掛け人さま
2019/05/31 22:16:02
ID:LPIBMzrI8c
※展開に行き詰ったら姫による自力救済エンドになりますご容赦ください。
歌織「村長が言うには『失われた神々の霊薬』があれば解呪もできるのではないかって。でもその薬は市井に広く流通していないばかりか、そもそも実在が怪しく、もし可能性があるとしたら――――」
瑞希「錬金術士ってことですね……」
歌織「ええ、しかも凄腕の。けれど村長を含め私たちの村に錬金術士について詳しく知る人はいなかった」
瑞希のほうに向き直った歌織は目元をぬぐって言います。
歌織「かろうじて得た情報がここバン・ナムコに『錬金術士がいたような気がする』なんてレベルのものだった」
瑞希「幸か不幸か、明日も私は忙しくありません」
歌織「え?」
瑞希「街の人たちの中に腕のいい錬金術士の所在を知っている人がいるかもしれません」
歌織「瑞希ちゃん……」
瑞希「歌織さん、私決めました」
96 :
兄ちゃん
2019/05/31 22:26:16
ID:LPIBMzrI8c
瑞希「私は歌織さんたちと共にその『失われた神々の霊薬』を調合できる錬金術士を探しに旅に出ます」
歌織「……」
瑞希「あるいはそのレシピを探し出して、なんとか作ってみせます。さらに言うなら、別の解呪の方法を探してみせます」
歌織「瑞希ちゃん……気持ちは嬉しいわ。けれど、あなたには麗花ちゃんや昴ちゃんみたいな大切なお友達がこの街にはいるじゃない」
優しげな笑みを浮かべ歌織は言いました。しかし、瑞希は首を横に振ります。
瑞希「何も今生の別れを告げるつもりはありません。ちゃんと錬金術士として腕を磨いて、ここに帰ってきて、それで――」
歌織は表情こそそう大きく変わらない瑞希が内なる情熱を燃やしているの気づきます。
そう、めらめらと。
瑞希「この街の人たちの役に立てる、そんな錬金術士になるんです!」
祖母を失ってからどこかぼんやりと、でも表面上はクールに生きてきた瑞希。
でも、自分の未熟さを知ることで、大いなる旅立ちを決意したのでした。
97 :
Pちゃま
2019/05/31 22:38:27
ID:LPIBMzrI8c
というわけでオープニングおわり。冗長過ぎてびっくりです。
今後の流れとしては
1.バン・ナムコで情報収集
2.得た情報を頼りに移動(パーティーの編成はその都度)
3.問題ないし課題解決
4.とあるアイテムによってバン・ナムコに即時帰還
5.上記1~4を繰り返し、『失われ(ry』を調合できる錬金術士を発見
orレシピを発見し、かつ瑞希の調合レベルが作れる相当になる→無事、解呪
になると思います。
以下が打ち切り(まつり姫自力回復エンド)の条件となります。
a)スレッドが落ちる。
b)安価をとる人がいなくなる。
c)書き手がいなくなる
98 :
P君
2019/05/31 22:44:16
ID:RdKHbDAojo
期待
99 :
主
2019/05/31 22:44:56
ID:J71s2BuzxY
楽しみンゴ
100 :
レジェンド変態
2019/05/31 22:48:01
ID:LPIBMzrI8c
早ければ明日の夕方あたりに再開したいと思います。
軽く読み直して、原作キャラへの愛が少々足りない気がして反省しています。
今夜はお付き合いありがとうございました。
101 :
P様
2019/06/01 18:36:35
ID:NcMbhG4g..
前回までのあらすじ
呪われた姫(村娘)を救うためには『失われた神々の霊薬』が必要。瑞希は決意で満たされた。
【1日目】
翌朝。瑞希はさっそく行動に出ることにしました。すなわちバン・ナムコでの情報収集です。
それともし旅に出るのであればその準備やパーティー編成も必要になってくるはずです。
瑞希「朝食はアトリエ内で済ませました。さて、まずはどこへ行きましょう……わくわく」
102 :
Pさん
2019/06/01 18:37:12
ID:NcMbhG4g..
行動残り回数:4 各場所で()内の人物と出会える/会話できる
1.酒場(歌織・育・昴・昴母)
2.教会前(麗花・シスター・町人A)
3.旧市街広場(町人B・町人C)
4.近くの森(琴葉)
5.街の出入り口(町人D)
>>104
103 :
プロデューサー
2019/06/01 18:41:34
ID:GdsMtp1Ocw
1
104 :
Pしゃん
2019/06/01 19:04:20
ID:kL.nF7psdQ
4
105 :
do変態
2019/06/01 19:28:51
ID:NcMbhG4g..
~近くの森~
瑞希(旅立つ前におばあ様に報告しておかないとですね)
近くの森の1区画は墓地となっていて、そこには瑞希の祖母も眠っているのでした。
管理している街の人がいるのでしょう、墓所そのものはもちろん、魔物を寄せ付けないようにする柵や献花も含めて手入れが行き届いていました。
祖母に決意を報告し終えた瑞希が目を開き、何気なくあたりを見回すと、墓地の外側に琴葉が歩いているのを見かけました。
琴葉も瑞希に気がついたらしく、二人は互いに距離を詰めていきます。
琴葉「おはようございます、瑞希ちゃん。……誰かのお墓参り、かな」
変に話をそらすのも何か間違っている気がして、琴葉も素直に訊きます。
そして瑞希も素直に祖母のことを話すのでした。
106 :
P様
2019/06/01 19:35:35
ID:NcMbhG4g..
琴葉は朝の散歩をしていたと話します。これから街のほうに戻るのだと。2人は自然といっしょに帰ることにしました。
琴葉「ところで昨夜は聞きそびれちゃったけれど、瑞希ちゃんは錬金術士なんだよね?」
瑞希「はい。まだまだ未熟ですが」
琴葉「あの………『ペンデローク』って知っている?」
瑞希「『ペンデローク』ですか? それなら――――」
>>107
下二桁 50以上で知っている。90以上なら持っている。
107 :
P様
2019/06/01 19:36:29
ID:mdqqTA0K6o
どうかな?
108 :
仕掛け人さま
2019/06/01 19:37:01
ID:mdqqTA0K6o
あっ…ごめん瑞希…
109 :
Pさん
2019/06/01 19:42:01
ID:NcMbhG4g..
瑞希「知りませんね。もしかして、『ブルーシジミ』同様、琴葉さんの地元の……?」
琴葉「ううん、そうじゃないの。実はね、昨夜話したとおり、私は氷魔法がちょっとだけ使えるんだけれどね、ここ数日魔法具の調子がよくないの」
瑞希「ふむ……」
琴葉「それでね、この魔法具を回復させるための材料としてたしか『ペンデローク』っていうのが必要だったはずなんだ」
瑞希「たしか……というのは?」
琴葉「えーっと、そうだなぁ、私の旅の目的含めて話そうかな」
瑞希「ぜひお願いします。……ひょっとして婿探しですか?」
琴葉「ち、ちがうよ!?」
110 :
プロデューサーさま
2019/06/01 19:50:27
ID:NcMbhG4g..
瑞希「錬金術士ジョークです、ふふふ」
琴葉(案外、茶目っ気がある子なんだ……)
こうして瑞希は琴葉から旅の目的を聞きました。
琴葉には
>>113
という幼馴染がいて、彼女は一年前にとある街の見聞院に勤めることになったそうなのです。
見聞院というのは世界各地からあらゆる情報を集める機関で世界の要所に点在する施設でもあります。
先日、琴葉が18歳の誕生日を迎えた頃、幼馴染から手紙があり、最近は余裕が出てきたから一度遊びに来たらどうかとお誘いがありました。
琴葉「私の魔法具は元々、その子のものだったんだけどね、その子が昔、修理するときに『ペンデローク』が必要だなって言っていたのを思い出したの」
111 :
プロデューサーちゃん
2019/06/01 20:01:56
ID:kL.nF7psdQ
加速
112 :
der変態
2019/06/01 20:05:00
ID:mVjF8kzsPw
ksk
113 :
兄(C)
2019/06/01 20:14:25
ID:GdsMtp1Ocw
めぐみぃ
114 :
3流プロデューサー
2019/06/01 20:23:01
ID:NcMbhG4g..
※念のため。 瑞希からの呼称は名前+さんで統一設定
瑞希(恵美さんという方……魔法具の知識があるのも興味がありますが、それ以上に彼女が勤める見聞院……)
『失われた神々の霊薬』に関する情報もあるのではないか、そう瑞希は思いました。
琴葉「瑞希ちゃん?」
何か考え事をし始めた瑞希に声をかける琴葉。
瑞希「琴葉さんっ!」
琴葉「!? ち、近いよ、顔!」
ずずいっと顔を寄せた瑞希に琴葉は焦ります。
瑞希「あっ、すいません……柄にもなく興奮してしまいました」
瑞希「琴葉さんはいつごろ、バン・ナムコを発たれる予定なのですか?」
琴葉「えっと……魔法具の調子がよくなりしだいかな、あはは……」
115 :
バカP
2019/06/01 20:31:39
ID:NcMbhG4g..
瑞希は方針を考えます。※麗花たちのこともあるので、どれを選んでもすぐ出発はないです。
1.『ペンデローク』の情報を入手→それ自体をどこかで入手→魔法具修復→琴葉に同行
2.琴葉におおよその地理を教えてもらい先に旅立つ
3.魔法具を捨てて脳筋になるのを勧める
4.それでも、きっと麗花さんなら、なんとかしてくれる……っ!
5.その他(自由記述。実現可能な範囲で)
>>117
116 :
プロデューサーくん
2019/06/01 20:33:07
ID:S2Q8LklPXI
加速
117 :
P君
2019/06/01 20:33:36
ID:pwqEO6js8k
2
118 :
番長さん
2019/06/01 20:33:59
ID:ONFqBEAhKI
5:町の中心部に住む伝説(自称)の錬金術師に相談
119 :
貴殿
2019/06/01 20:44:11
ID:NcMbhG4g..
瑞希(まつりさんのことを考えれば一刻も早く薬を手に入れるべきでしょうね。見聞院のことを歌織さんたちに伝え、準備が整い次第発ちましょう)
瑞希「琴葉さん、その、『ペンデローク』についてはもし手に入った場合はお渡しますね」
琴葉「え? あ、うん。ありがとう、瑞希ちゃん」
瑞希「いえ、お礼を言うのはこちらです。それで、私の方からもお願いがありまして」
琴葉「?」
琴葉から【トコロタウンの見聞院への地図】を手に入れた!
瑞希(さて、次はどこに行きましょうか)行動残り回数:3
>>121
1.酒場(歌織・育・昴母)
2.教会前広場(町人A・麗花・昴)
3.旧市街広場(町人D)
4.街の入り口(町人E)
120 :
Pたん
2019/06/01 21:02:08
ID:mVjF8kzsPw
GALAXY NOTE765
121 :
箱デューサー
2019/06/01 21:04:33
ID:S2Q8LklPXI
2
122 :
番長さん
2019/06/01 21:17:55
ID:NcMbhG4g..
~教会前広場~
瑞希(なにやらいつも以上に活気があるようです。あれは麗花さんに、昴さん)
2人に近づき、朝の挨拶しました。
麗花「あっ、瑞希ちゃん! おはよう~」
昴 「瑞希! いいところに来てくれた! 麗花ったら、オレにも歌わせようとするんだ、なんとかしれくれよ!」
瑞希「?」
昴 「えっと、なんか教会で子供たちのために歌の稽古っていうか、そーいうのやるらしいんだけど、麗花が協力してくれって。でも、オレ、歌うのはそんなに得意ってわけじゃないし………」
瑞希(ふむ……どうしましょうか) 安価下
1.私は昴さんの歌、好きですよ
2.麗花さん、ここは代わりに私が……
3.それよりも大切な話があるんです。
4.では、伴奏お願いします、昴さん。
123 :
プロデューサーくん
2019/06/01 21:20:28
ID:pwqEO6js8k
1
124 :
Pくん
2019/06/01 21:20:30
ID:msKe18SM5o
1
125 :
貴殿
2019/06/01 21:28:43
ID:NcMbhG4g..
昴 「えっ!? そ、そんな瑞希までそんなこと、っていうか二人ともそんなストレートな言い方、照れるって!」
瑞希(麗花さんも似たようなことを既に言っていたみたいですね)
昴 「うう………じゃ、じゃあさ、瑞希も歌うっていうなら考える………」
瑞希「わかりました。歌いましょう。麗花さん、私も加わっても?」
昴 「早っ!?」
麗花「わーい、わーい!」
瑞希「あと終わったら、お二人に話しておきたいことがあるんです」
麗花・昴「?」
安価下 下二桁で即興三重唱の出来 80以上で何かボーナス?
126 :
バカP
2019/06/01 21:33:05
ID:msKe18SM5o
下二桁って59以上出ないのでは?
127 :
お兄ちゃん
2019/06/01 21:35:29
ID:NcMbhG4g..
ってことは先の安価もまずかったですね。すみません、勝手にコンマ以下だと思っていました。
128 :
下僕
2019/06/01 21:38:53
ID:NcMbhG4g..
※ボーナスについては正直、出てから考える予定だったので飛ばします。
三重唱終了後
麗花「二人とも、よかったよー!」
瑞希「いえ……麗花さんが引っ張ってくれたおかげです」
昴 「ま、まぁ、たまには声出すのもいいかなって、へへ」
麗花「これから毎日、子供たちのためにお歌の練習だね! 昴ちゃん!」
昴 「うぇっ!?」
瑞希「あの……それで、お二人とも、私……このたび……」
129 :
兄(C)
2019/06/01 21:44:54
ID:NcMbhG4g..
麗花「歌織さんたちと旅に出るのかな?」
瑞希「!! ど、どうしてそのことを……」
昴 「ええ!? オレ、聞いていないぞ、それ。って、さっきから驚いてばっかなんだけど!」
瑞希「麗花さん……」
麗花「んー……なんとなくわかっちゃったんだよね。今の瑞希ちゃんの表情、とっても真剣だから」
昴 (言われてみれば、いつもに増して表情がきりっとしている……?)
瑞希「突然ですみません。でも、私、このままじゃダメだって思ったんです」
昴 「瑞希……」
麗花「瑞希ちゃん。私はちょっとずつでもいいと思うよ。そんな急に変わろうとしなくたって」
昴 「そ、そうだよ。その……よくわかんないけど、いきなり旅に出るってことはないんじゃないか」
130 :
ぷろでゅーさー
2019/06/01 21:45:49
ID:sPEBmzEjII
1
131 :
おにいちゃん
2019/06/01 21:51:40
ID:NcMbhG4g..
麗花「だから、瑞希ちゃんが無理しないように、私もいっしょに行くね♪」
昴 「はぁ!? そこは引きとめる流れじゃないのか!?」
麗花「?」
瑞希「あの……昴さん、そんな、何か月もどこか遠くに行くってことにならないと思うので、おそらく……」
麗花「昴ちゃん……寂しくなっても泣かないでね。私たちはいつでも繋がっているから」
昴 「え、えぇ……なんかいい話っぽく言っているけれど……えっ、マジで旅に出るのか」
瑞希「少なくともここには行ってみようと思うんです」
瑞希は琴葉から貰った地図を見せ、見聞院について話しました。
麗花「ふんふん、そこに行けば瑞希ちゃんの錬金術がどばぁーってレベルアップする可能性があるんだね」
瑞希「そ、それはわかりませんが……手がかりは得られそうです」
昴 「でもよ、わりと遠いし、魔物も出るんじゃ……それに野宿もしなきゃいけないだろうし……」
132 :
彦デューサー
2019/06/01 22:05:36
ID:NcMbhG4g..
瑞希(たしかに麗花さんと歌織さんはそれなりに戦闘の心得があると思われますが……育さんは……)
瑞希(永吉家に育さんのことを頼んで、という考えもあります。そうすれば育さんを庇いながらの戦闘はしないで済みますし。)
瑞希(ただ、それはあくまで合理的判断。2人を裂くのは良心が痛みます。現に歌織さんはここまで育さんを連れてきているのですから)
瑞希(いえ、そもそも永吉家に迷惑がかかるではありませんか)
瑞希「…………」
1.誰か私たち(瑞希・麗花・歌織)以上に戦闘に長けた人を街で探していっしょに来てもらう。
2.歌織さん・育さん・昴さんに頼み込んで、永吉家にしばらく育さんをあずける。
3.歌織さんたちの村をいったん経由して、まつりさんの様子を見がてら、育さんに村に残ってもらう。
4.助けて……麗花さん……昴さん…!
5.その他(自由記述。実現可能範囲で)
>>134
133 :
番長さん
2019/06/01 22:10:15
ID:GdsMtp1Ocw
1
134 :
変態インザカントリー
2019/06/01 22:10:16
ID:msKe18SM5o
なんでや灯織関係無いやろ
安価なら4
135 :
Pたん
2019/06/01 22:10:59
ID:niF/S.Mepg
灯織採用されてて笑った
136 :
P君
2019/06/01 22:16:49
ID:NcMbhG4g..
こういうのが安価SSの醍醐味なんや!(白目)
麗花「瑞希ちゃん……そんなに悩まなくても、アイドルだからトイレもしないし汚れないから野宿もそんなに苛酷にならないよ?」
昴 「食糧問題なら任せろー! 永吉家特製レーションがあるぜ!」
瑞希「で、では魔物についてどうすれば………!」
そこに突如現れる女の子!
>>139
「話は聞かせてもらいました! 私が特別価格でパーティーに参加しますよ!」
137 :
EL変態
2019/06/01 22:22:28
ID:kL.nF7psdQ
加速するヨー!
ファンタジスタ 卍(^ω^ ) カーニ┗ (^ω^ )」バール L( ^ω^)
138 :
Pさん
2019/06/01 22:24:30
ID:RMuDygQRPY
ksk、ソフィーかと思ってたらフィリスやユーディ風味が入ってきたな
139 :
兄ちゃん
2019/06/01 22:26:13
ID:niF/S.Mepg
せっかくだしエレナ
140 :
番長さん
2019/06/01 22:38:45
ID:NcMbhG4g..
TSVが惹かれあう展開が……!? 口調が難しいので見逃してください。
麗花「! あ、あなたはもしかして……」
昴 「知っているのか、麗花!?」
麗花「うん、踊り子のエレナちゃんだよ!」
瑞希「踊り子ですか……戦闘に不向きなのでは……?」
エレナ「そんなことないヨっ! 敵全体のステータスを下げたり、状態異常に陥らせたりできるネ♪」
昴・瑞希「なん……だと…?」
麗花「これできっと(魔物たちに)勝てる………勝てるんだ……!」
瑞希「あの、それで特別価格っていうのは……?」
エレナ「ん? えっと、それはね――――」
141 :
ぷろでゅーさー
2019/06/01 22:48:34
ID:NcMbhG4g..
エレナ「この中から対価を選んでネっ! エヘヘ♪」
瑞希「」
1.100万コール
2.エレナの故郷で行われるシャクネツのパレードにみんなで参加し、優勝する。
3.半年前に解散した伝説のパーティ「ARRIVE」のメンバー探し
4.島原の乱に雑兵として参加する
5.その他(自由記述)
142 :
Pたん
2019/06/01 22:48:57
ID:NcMbhG4g..
あ、やべっ、安価忘れていました
>>145
143 :
バカP
2019/06/01 22:52:18
ID:S2Q8LklPXI
2
144 :
ハニー
2019/06/01 22:56:57
ID:RMuDygQRPY
2
145 :
プロちゃん
2019/06/01 22:58:11
ID:pwqEO6js8k
2
146 :
Pサマ
2019/06/01 23:04:59
ID:NcMbhG4g..
麗花「エレナちゃん、それってもしかして前に話していた?」
エレナ「さすがレイカ、覚えていてくれたんだ! そう、今から三か月後にワタシのコキョーでおっきな祭ある! このメンバーだったら、優勝間違いなしだヨ!」
瑞希「な、なるほど。それに参加するなら仲間になってくださるってことですね」
エレナ「そーいうこと! ………優勝しなかったら、その先の未来はないけどネ?」
昴(!? 目が笑っていない……!)
エレナが仲間になった!
パーティにいれている間は、毎日踊りの練習に時間を割くことになった!
瑞希(よし……着実に進んでいますね。次はどうしましょう)
147 :
師匠
2019/06/01 23:09:07
ID:NcMbhG4g..
残り行動回数:2
>>149
1.街はずれ・アトリエ前(歌織・育)
2.街の入り口(町人D)
3.旧市街(町人E)
148 :
P殿
2019/06/01 23:16:57
ID:GdsMtp1Ocw
3
149 :
Pたん
2019/06/01 23:30:18
ID:niF/S.Mepg
まあ姉妹には最後に話せばいいか
3
150 :
P君
2019/06/01 23:35:02
ID:NcMbhG4g..
では次回は旧市街から。 今日はだいぶ進みましたね(遠い目)
本日もお付き合いありがとうございました。
安価をとってくれる人がいて落ちない限り、続けようと思います。
151 :
主
2019/06/02 12:44:21
ID:FqnpZx7.NM
~旧市街~
酒場「スッゲー」などが立ち並ぶストリートが整備される前は街の中心となっていた旧市街。
お店らしいお店は少なく、その多くは一般住居で構成されています。
瑞希たちが誰に何を訊くべきか考えていると、麗花に話しかけてくる町人がいました。
瑞希は改めて幼馴染の顔の広さ、人気ぶりに感心させられました。
町人E「そういえば、麗花ちゃん、例の鉱山の噂をもう知っているかい?」
麗花「鉱山? えっと、昴ちゃんたち何か知っている?」
自然と噂が集まる酒場の娘である昴に確認をとる麗花。
昴 「いや……だいたい鉱山なんてこの近くにあったっけ?」
エレナ「うーん……ワタシも知らないヨ」
瑞希「そういえば、今では使われなくなった鉱山が街の西側にあると聞いたことがありますね」
152 :
Pさぁん
2019/06/02 12:51:36
ID:FqnpZx7.NM
町人E「おお、嬢ちゃん、よく知っているな! そう、実はそこに出たっていう話なんだよ! まぁ、昨日の今日だから、まだ噂が広まっていなくて当然だろうがな」
昴 「で、出たってなにが?」
町人「それはおめぇ、出るっていったら、アレしかないだろ?」
瑞希「ふむ……ひょっとして幽霊ですか」
にやりと黙って頷く町人。
昴 「マジかよ……」
昨夜、バン・ナムコに到着した旅人が話すには鉱山近くで野宿していた際に、何やら不気味な音が聞こえてきたとのこと。
詳しいことは旅人に訊くか直接行ってみるしかわからないようです。
瑞希(ゴースト系の魔物という線が可能性として高いですが………)
瑞希は【鉱山の幽霊?】の情報を入手した。
153 :
Pさん
2019/06/02 12:54:21
ID:FqnpZx7.NM
瑞希(さて、そろそろいい時間ですね)
残り行動回数:1
1.街の出入り口(歌織・育)
2.街はずれアトリエ前(琴葉)
3.酒場(昴母)
安価下
154 :
あなた様
2019/06/02 12:55:22
ID:cVEMse7khY
1
155 :
せんせぇ
2019/06/02 13:01:46
ID:FqnpZx7.NM
~街の出入り口~
瑞希「あれ? どうしたんですか、お二人とも」
街の出入り口をうろうろしている歌織と育を見つけて瑞希は声をかけます。
歌織「瑞希ちゃん! やっと見つけたわ。もう……どうしたんですか、はあんまりじゃない?」
育 「うん……朝から探していたんだよ、私たち」
瑞希「すみません……面目ないです」
麗花「それより瑞希ちゃん、二人に話すことあるんじゃない?」
瑞希「! そうでした」
瑞希(ん……麗花さんたちにはまつりさんの事情、話していませんでしたよね)
瑞希「歌織さん、見聞院はご存知ですか?」
156 :
ぷろでゅーしゃー
2019/06/02 13:10:07
ID:FqnpZx7.NM
歌織「見聞院? ごめんなさい、聞いたことないわ……」
瑞希は手短に知っていることを説明します。そこに行けば欲しい情報が手に入る可能性があることも。
育 「そこに行けば、まつりお姉ちゃんが助かる方法わかるの?」
瑞希の話を聞いた育の言葉をうけて、麗花たちにも例の呪いについて簡単に歌織が説明します。
瑞希「それで護衛にこちらにいるエレナさん、それと麗花さんも来てくれるみたいで……」
歌織「そう……ありがたいわね」
瑞希「今日はもう日が暮れそうですから……明朝、すぐにでも出発しますか?」
157 :
兄ちゃん
2019/06/02 13:15:47
ID:FqnpZx7.NM
歌織「いえ……そうしたいのはやまやまだけれど、私たちのほうでも準備したいことがあるわ。それに瑞希ちゃんたちだって、準備や他にやることがあるんじゃない?」
瑞希「……そうかもしれません。では、3日後ぐらいでどうでしょう?」
歌織「ええ、あと2日もあれば……育ちゃん、それでいい?」
育 「うん。実は私も準備が必要だったから、ちょうどいいかも」
瑞希「?」
そんなこんなで1日目が終了しました。
瑞希(準備、ですか。さて出発までどうしましょう)
158 :
ハニー
2019/06/02 13:22:13
ID:FqnpZx7.NM
現在の予定パーティ:瑞希・麗花・エレナ・歌織・育
【2日目】の行動方針
1.ひたすら踊りの練習
2.西側の鉱山探索(ギリギリ日帰り)
3.近くの森で素材採取&冒険に向けて調合難易度の低い爆弾・回復アイテム制作
4.街で他に可愛い女の子を探す。
5.酒場の手伝い
6.その他(自由記述。実行可能範囲で)
>>161
159 :
兄(C)
2019/06/02 13:41:11
ID:mP97.yoo/2
ksk
160 :
下僕
2019/06/02 14:00:32
ID:Vmim30A7SI
3はやっておきたいとこだが、どうなるかな
161 :
兄ちゃん
2019/06/02 14:01:32
ID:a4sD8dH5IA
4
162 :
彦デューサー
2019/06/02 14:12:08
ID:xq0VBlnGnA
瑞希が女の子物色してるみたいで草って思ったけど最近のアトリエ主人公は大体そんな感じだった
163 :
プロデューサー様
2019/06/02 15:55:21
ID:FqnpZx7.NM
【1日目夜】
???「瑞希ちゃん、起きるのです」
瑞希 「………………はっ!? ここはどこでしょう……おや、あなたは?」
まつり「まつりはまつりなのです」
瑞希 「あなたがまつりさん………あの、もしかしてここは……?」
まつり「お察しのとおり、夢の中なのです」
ふわふわと宙に浮いているような感覚・前後左右が覚束ない空間で瑞希はまつりと出会いました。
瑞希 「えっと………その、呪いのほうは大丈夫なのですか?」
瑞希は何から話せばいいのか、これがただの瑞希の夢なのか、それとも本当にまつり側の超常的な力によるものなのかの区別もつきませんでした。
164 :
仕掛け人さま
2019/06/02 15:56:30
ID:FqnpZx7.NM
まつり「みんなが姫のために頑張ってくれるのは嬉しいのですが、いろいろと抜けが多いのです」
瑞希 「抜け、ですか?」
まつり「たとえば呪いによってまつりは本当にしんでしまうのか、誰・何が呪いの原因なのか、期限はどれぐらいなのか、などです」
瑞希 「たしかに………呪いについては把握できていないことが多いですね」
まつり「さて、呪いのことはおいておいて」
瑞希 「おいておくんですか……」
まつり「なんとか行使できる力で、瑞希ちゃんの夢に現れることができたまつりがアドバイスするのです」
瑞希 「アドバイス……?」
まつり「警告といったほうが正しいかもしれないのです」
165 :
P様
2019/06/02 16:00:50
ID:FqnpZx7.NM
※一部の不適切な表現をぼかしています。
まつり「旅に出る前に、街で少なくとももう一人、可愛い女の子を探すのです!」
瑞希 「!? 何言っているかわからないぞ、瑞希」
まつり「姫の類まれなる予知によると、このままだと『失われた神々の霊薬』を手にしたとしてもロコされちゃうのです」
瑞希 「ロコされる……いったい誰に、どうしてなんですか?」
まつり「エレナちゃんにロコされてしまうのです」
瑞希 「?!」
まつり「このままのメンバーではシャクネツのパレードで優勝できないのです。そうなると、エレナちゃんは泣く泣く瑞希ちゃんたちをロコするしかないのです」
瑞希 「まさか、エレナさんにロコされるなんて……」
166 :
Pさん
2019/06/02 16:05:47
ID:FqnpZx7.NM
呼称わかりませんでしたが、姉妹設定なので呼び捨てにしておきます。
まつり「む……もう時間なのです。瑞希ちゃん、歌織と育によろしく言っておいてなのです」
瑞希 「ま、待ってください!」
状況がうまくつかめない瑞希の必死のお願いはまつりに届くことはありませんでした。
【2日目朝】
~瑞希のアトリエ~
瑞希「なんだこれ、なんだこれ……」
さすがの瑞希も動揺を隠せませんでした。
167 :
Pしゃん
2019/06/02 16:09:04
ID:FqnpZx7.NM
瑞希(正直、いろいろと信じられない部分はありますが警告に従うことにしましょう)
瑞希(まつりさんが言う可愛い女の子………いったい誰であればいいんでしょう)
瑞希は誰かに相談してみることにした!
1.麗花
2.昴
3.琴葉
4.歌織
5.町人F
>>169
168 :
変態大人
2019/06/02 16:23:34
ID:xnTNiSMaoQ
3
169 :
監督
2019/06/02 16:34:06
ID:FpOnxbnHKY
1
170 :
P君
2019/06/02 16:42:47
ID:FqnpZx7.NM
瑞希がアトリエ近くの井戸で水を汲んでいると、ちょうど麗花がやってきました。
彼女は瑞希を教会の朝のお祈りに誘いにきたみたいです。
瑞希は麗花に夢のお告げについて話し、誰か女の子に心当たりはあるか訊ねてみました。
麗花はにこにこしたまま応じます。
麗花「瑞希ちゃん、なんだかここ数日でたくさん可愛い女の子といっしょにいるよね。昴ちゃんは幼馴染だからいいとしても、歌織さんや育ちゃん、琴葉ちゃんにエレナちゃん」
瑞希「……? そういえばそうですね」
麗花「でもね、もっと近くにも目を向けるべきだと思うの。たとえば2日に一度はアトリエにやってきてくれる年上の幼馴染とか、もっとかまってあげるべきじゃないかな」
瑞希「あの、それって……」
麗花「『可愛い女の子に心当たりはありませんか?』っていう言い方はね、もしかしたら悪い事態を生んじゃうよ?」
瑞希「アッ、ハイ」
171 :
高木の所の飼い犬君
2019/06/02 16:44:36
ID:FqnpZx7.NM
麗花は教会へと一人で行きました。
瑞希(気を取り直して、別の方に訊いてみましょう。……それとなく。)
1.町人F
2.歌織
3.琴葉
安価下
172 :
Pサマ
2019/06/02 16:47:41
ID:xq0VBlnGnA
3
173 :
Pくん
2019/06/02 17:07:29
ID:FqnpZx7.NM
瑞希が情報収集のためにストリートを歩いていると、琴葉が前から来るのに出くわしました。
昴母に頼まれたお買い物の帰りのようです。
瑞希(なんだったら、相談というより琴葉さんに仲間になってもらったらいいのでは?)
ふとそんなことを瑞希は思いつきました。
瑞希「あの、琴葉さん、実はかくかくしかじか……」
琴葉「え? それだったら、私よりもずっと可愛い感じの子が今さっき、あの雑貨屋にいたわよ」
瑞希「琴葉さんよりですか?」
琴葉「う、うん」
瑞希(ふむ、ここは
>>175
ですね)
1.HAHAHA、そんな子そうそういないですよ と無表情で口説く
2.ひとまず琴葉と別れて、雑貨屋に行ってみる。
3.唐突に手品を披露する。
4.自由記述(実現可能範囲で)
174 :
我が友
2019/06/02 17:24:22
ID:HPO6Ze/N1M
2
175 :
プロデューサーはん
2019/06/02 17:27:08
ID:xq0VBlnGnA
1
176 :
彦デューサー
2019/06/02 17:43:24
ID:FqnpZx7.NM
琴葉「はは…瑞希ちゃんは、その見かけによらず面白い子なんだね」
琴葉は苦笑いを浮かべた!瑞希は少し悩んだ末に、もしよければ私たちと一緒に旅に出ないかと誘ってみました。
目的地としては見聞院、つまり同じなわけであるので出発のタイミングさえ合えばよかったわけなのです。
瑞希「あと、ついでにシャクネツのパレードに参加してください」
琴葉「!?」
さて、そうなると当然、早々に解決すべき問題は琴葉の魔法具の件です。
瑞希(なんだかどうどうめぐりしている気もしますが、おそらく【安価下】すべきですね)
1.諦めてもらう
2.エレナに相談
3.私自身が魔法具になることです!
177 :
お兄ちゃん
2019/06/02 18:50:21
ID:xnTNiSMaoQ
2
178 :
P殿
2019/06/02 19:48:05
ID:FqnpZx7.NM
では次回はエレナに相談するところから。まだ軌道修正諦めてません(震え声)
安価とってくれる人がいれば続けます、おそらく。
本日もお付き合いありがとうございました。
179 :
レジェンド変態
2019/06/02 21:24:55
ID:VPaoJ1GSTY
これはどうなるのか期待ですね…
180 :
せんせぇ
2019/06/03 15:26:54
ID:oUP6RARGKs
アトリエなのに錬金が最初の一回だけな件について
181 :
3流プロデューサー
2019/06/03 22:24:35
ID:qGKUc.ug7Q
~ストリート~
遊びに付き合っていたのでしょうか、ちょうど何人かの子供たちと別れるエレナに出会いました。
エレナ「『ペンデローク』? うん、ワタシ、知っているヨ!」
琴葉 「え? ほ、ほんと!?」
エレナ「うん。それ、ゴースト系の魔物、倒したら手に入る宝石みたいなやつのこと!」
瑞希 「もしかして今、持っていたりは……?」
エレナ「それはさすがにしないかなー……ところで瑞希、こっちの子は……?」
瑞希 「じつはですね――――」
瑞希は夢のことは話さずに、琴葉もパレードに参加してくれることだけを話します。
混乱する琴葉をよそに話しは進んで……
182 :
プロヴァンスの風
2019/06/03 22:27:27
ID:qGKUc.ug7Q
エレナ「んー……パレードに参加してくれるのもいいけど……」
瑞希 「あれ? 何か問題があるのですか」
エレナの予想外の反応に瑞希は動揺しました。
エレナ「パレードに参加する前に、ワタシのオクサンになってよ、コトハ!」
琴葉 「」
瑞希(なるほどこれが、エレ琴、琴エレってやつですね)
しばらく唖然としていた琴葉は正気に戻ると、瑞希に目で助けを求めてきました。
そこで瑞希はフォローすることにします。
183 :
あなた様
2019/06/03 22:32:41
ID:qGKUc.ug7Q
瑞希「エレナさん。残念ながら琴葉さんには心に決めた方がいるらしいのです」
エレナ・琴葉「!?」
瑞希「そう、それは―――」
1.瑞希(主人公だぞ)
2.恵美(このSS内では琴葉の幼馴染で才女)
3.海美(面識はないが瑞希が電波を受信)
4.歌織(実は一目惚れしていた!?)
5.エレナ(裏をかいて)
6.自由記述(人名以外の逃げ道でも可)
>>185
184 :
5流プロデューサー
2019/06/03 22:36:19
ID:.FIjhon69.
6:遠くの街で舞台女優デビューした可奈ちゃん
185 :
Pくん
2019/06/03 23:02:49
ID:Wx39dhBI0w
2
186 :
P君
2019/06/03 23:08:00
ID:qGKUc.ug7Q
明日の夜、時間があれば続き書きます。
安価とってくれた方、ありがとうございました。
187 :
Pくん
2019/06/04 21:35:59
ID:33fkv98RwM
瑞希「ずばり幼馴染の恵美さんですね」
琴葉「な、何を言って……そ、そんなこと……ないわ」
瑞希「琴葉さん、素直になってください。あなたが見聞院のことについて話してくださったとき、
つまりは恵美さんのところへ向かう(所だけに)話をしていたあなたは、それはもう恋する乙女の顔でした」
琴葉「…………」
エレナ「そんなの関係ないヨ!」
瑞希 「エレナさん……?」
エレナ「コトハが好きになった子なら、ぜったいワタシも好きになると思う!
だから、二人ともオクサンにするネ♪」ドンッ!
瑞希 「これは一本、とられましたね」
琴葉「」
それから数年後、ことエレめぐの三人が黄色いサイリウムを振り回して暴れるオタクたちを征討せんとするべく
桃園にて義姉妹の誓いを立てるのはまた別の話である。
188 :
P殿
2019/06/04 21:37:13
ID:33fkv98RwM
そうして【2日目】はエレナの踊りの練習に付き合い、終了した。
瑞希は素早さが3あがった! 麗花の好感度が2さがった!
瑞希(さて出発前日となりました………今日はさすがにあれしないとですね)
1.酒場に入り浸る。
2.れいみず(麗花×瑞希)はありまぁす!
3.鉱山へ行き、ゴースト倒して『ペンデローク』入手して、琴葉復活ッッ!
4.錬金術士らしく調合&調合
5.疲れたのでぐっすり眠る。
6.そういえば鍛冶屋って出てきていませんねと思いつく。
7.自由記述(実現可能な範囲で)
瑞希「今日の私は倍速瑞希なので、二回行動できます」
そんな瑞希の行動
>>189
&
>>191
189 :
P殿
2019/06/04 21:43:24
ID:yq3jcWbJbY
7:ゲリラ開催のメロンパン大食いチャレンジに参加
190 :
Pさん
2019/06/04 21:50:21
ID:yGF9Ths9F.
3
191 :
兄(C)
2019/06/04 22:11:52
ID:WDRoa915v6
2
192 :
ご主人様
2019/06/04 22:24:56
ID:33fkv98RwM
牛歩ですが今日はここまで。暇があれば書き溜めしときます。
なお需要。
193 :
Pさん
2019/06/05 20:02:51
ID:ybGEDh/VfA
【3日目】
瑞希(昨日の麗花さん、なんだか変でしたね。)
瑞希は幼い頃、年上の麗花に甘えていた時期もあったことを思い出します。
いえ、実際には甘えるというより振り回されるというほうが正しいのでしょう。
教会でシスターや他の子供たちと共に遊んだ日々に思いを馳せます。
瑞希は他の人々よりもいくらか順応性があり、要領もよかったこともあって、
マイペースな麗花の突拍子もない行動についていくことができました。
それから妹分の昴が加わって、三人は長い時間を過ごしました。
瑞希(旅立つことを打ち明け、麗花さんがついてきてくれるといつもみたいに笑ったとき、
私はそれがとても自然なことに思えました。麗花さんだったら、頼まずともついて
きてくれるって心では信じていたのかもしれませんね)
194 :
Pちゃん
2019/06/05 20:04:29
ID:ybGEDh/VfA
瑞希「何かお礼をしたいですね。今更な気もしますが………」
どうせならと旅に役立つアイテムを彼女に贈りたいと考えた瑞希は街のほうへと向かいました。
瑞希(錬金術士らしく自作するには時間が足りませんからね。――――ん、あれは……)
ストリートでどういうわけか、メロンパン大食いチャレンジが開催されていました。
瑞希「優勝賞品は
>>195
ですか。これなら麗花さんも………」
195 :
仕掛け人さま
2019/06/05 20:10:14
ID:iI.peVrA.s
登山グッズ一式
196 :
箱デューサー
2019/06/05 20:17:51
ID:ybGEDh/VfA
瑞希(登山グッズ。これなら麗花さんの趣味にも合ううえに冒険にも使えます…!)
瑞希「この勝負、負けられませんね……めらめら」
参加登録する瑞希。しかし瑞希は知らなかった、彼女を待ち受ける強敵たちを!
瑞希の他に参加するゲストキャラ(新キャラも可)
>>197
~
>>199
197 :
プロデューサーさま
2019/06/05 20:18:52
ID:4ydusvBLU.
貴音
198 :
ご主人様
2019/06/05 20:21:16
ID:RcCyoUBRc6
なお
199 :
Pくん
2019/06/05 20:22:37
ID:398jBaChqY
ζ*'ヮ')ζ
200 :
der変態
2019/06/05 20:34:22
ID:ybGEDh/VfA
瑞希が熱意を燃やしているところに2人組の旅人が通りかかります。
一人は見事な銀髪で高貴さを醸している美人。そしてもう一人は橙色の髪をした、
見ているだけで元気になりそうな女の子でした。
やよい「うっうー! 貴音さん、こんなところで大食いチャレンジが開催されているみたいですよー!」
貴音 「なんと……! ちょうど小腹が空いていたところに、こんな催し物とは、まさに天啓ですね」
やよい「貴音さん、出るのはいいですけれど、ちゃんと私が食べる分とか、持ち帰る分とか、売りさばく分とか、
そういうのきちんと計算してくださいね! 前の町では食べ過ぎて、魔物だと疑われて大変だったんですから!」
そしてさらにもう一人、二人に負けず劣らず独特な口調をした少女も大食いに乗り気なのでした。
奈緒「ふっふっふ、まさかこんなところで私にうってつけの大会があるなんて、ついてるで!」
201 :
我が友
2019/06/05 20:43:14
ID:ybGEDh/VfA
開始5分前 参加者を確認して瑞希はそのただならぬ気配に狼狽えます。
しかし、麗花のためにも負けられない瑞希。彼女は深呼吸を何度かして、自分を落ち着けます
瑞希(どうやら出し惜しみしている場合ではありませんね。少し卑怯ではありますが、
«スキル»を使わせてもらいます……!)
202 :
プロデューサーさん
2019/06/05 20:43:24
ID:ybGEDh/VfA
瑞希のとっておきのスキルとはいったい!? ※効果も書いてくれると嬉しいです。
1.POKER POKER
2....In The Name Of。 ...LOVE?
3.Silent Joker
4.Melty Fantasia
5.ラスト・アクトレス
6.(自由記述)
>>203
203 :
プロデューサーちゃん
2019/06/05 21:23:20
ID:398jBaChqY
3
204 :
ごしゅPさま
2019/06/05 21:23:49
ID:X1Qiloa9qo
3 一定時間ほぼ無敵の力を発揮する
ただし一度使えば暫く使えず、効果時間が過ぎれば一定時間実力を発揮できなくなる
世界観あってなかったらずらして
205 :
Pサマ
2019/06/05 21:27:04
ID:ybGEDh/VfA
次回、瑞希のアトリエ最終話「今、あなたのハートの真ん中に」
明日の夜にでも書いて締めます。
お付き合いありがとうございました!
206 :
師匠
2019/06/06 22:40:35
ID:rNN0jDxaeg
<前回までのあらすじ>
祖母の遺志を継いで錬金術士となった瑞希。しかし未熟な彼女は街の人に役立つには
どうすればいいか悩んでいた。そんな折、彼女は近くの町から祖母を頼りに来た歌織
と育に出会う。彼女たちの姉妹であるまつりを助けるために瑞希は旅立ちを決意し、
その準備を街で進めていく。そしてひょんなことから冒険や調合よりも大切なこと、
自分を支えてくれる存在に、ついに気づいた瑞希は彼女のために決死の闘いに挑む。
昴(言うほどこんなストーリーだったか……?)
207 :
プロデューサーさま
2019/06/06 22:41:05
ID:rNN0jDxaeg
~ストリート~
エレナ「よーし、参加者も集まったみたいだし、そろそろスタートするヨ!
解説は頼んだよ、スバル!」
昴 「えぇ!? だ、誰ぇ?! ってオレがすんの!?」
瑞希 (この切り札で勝利を掴みます……!)
貴音 (はて? この気配は……? 面妖な……)
やよい(この戦いが終わったら、久しぶりにみんなのもとに帰ろうかな)
奈緒 (よく確認したら、たこ焼きじゃなくてメロンパンかいな……)
昴母 「それではルール確認といこうかね。なぁに、簡単なもんさ、ここに
馬鹿みたいに積み上がった美味しそうなメロンパンがあるだろう?
それを一つずつとっていき、時間内に一番多く食べられた人の優勝
ってわけだよ」
208 :
Pーさん
2019/06/06 22:41:22
ID:rNN0jDxaeg
エレナ「ンー? ネー、なんでそれぞれの席に配置しないで山からとっていくの?」
昴 「そうだぜ、なんか理由があるのか?」
琴葉 「それは私から説明するわ」ドンッ
瑞希 「琴葉さん?」
琴葉 「ずばり結論から言うとね、このメロンパンの中にはメロンパンに
あらざるものが紛れ込んでいるのよ……!」
貴音 「ほう……そう来ましたか」
奈緒 「なんやて!? ど、どういうことなん!?」
瑞希 (………麗花さんがいませんね。いつもならこんなイベントのときは
必ずいるはずなのに)
209 :
そなた
2019/06/06 22:41:38
ID:rNN0jDxaeg
やよい「あのー……なにが紛れ込んでいるんですか?」
琴葉 「そう、それは激辛バンナムワサビよ!」
一同 「ナ、ナンダッテー!?」
昴 「いや、そんなの食べて大丈夫なのか?」
貴音 「所詮、ただの香辛料、何の問題もないでしょう」
昴母 「そうそう余興だと思って、せいぜい慎重に選べばいいのさ」
琴葉 「月世界人には即効性のある毒で、しばらく気を失うらしいですが、
まぁ、月世界人自体が、おとぎ話みたいなものですから問題ない
かと」
貴音 「」
やよい「た、貴音さん。今回は負けても仕方ないかなーって」
210 :
Pたん
2019/06/06 22:42:20
ID:rNN0jDxaeg
そして大食いチャレンジの火蓋が切られた!!
開始数秒後――――。
奈緒「はぁ!? い、今ここにあった一山、消えんかった!?」
貴音「もぐもぐもぐもぐもぐ」
瑞希(この銀髪の女性………ただ者ではありませんねッ)
エレナ「おーっと!! 早くも大幅リードだぁああ!」
昴 「ま、魔物じゃないのか、あの銀髪のねーちゃん」
しかし、その直後、
貴音 「くぁwせdrftgyふじこlp」
琴葉 「ま、まさか!?」
貴音「わが食涯に一片の悔いなし……!」
貴音「」チーン
昴 「食べかけのまま気絶している!?
奈緒「ほんとなんやったんや、この人……」
211 :
仕掛け人さま
2019/06/06 22:42:48
ID:rNN0jDxaeg
昴母(瑞希ちゃん、目立ってはいないけれど、無表情で貪り続けている……)
昴母(ツッコミにまわっているお嬢ちゃんはともかく、あのオレンジ髪の子は
さっきから手を合わせたまま動かないし、このまま瑞希ちゃんの勝利
かな……)
そのとき、やよいが動き出すッッ!
やよい「……まだ終わっていませんよ」
瑞希・奈緒・昴「!?」
エレナ「なにがでるのかなー?」
やよい「わたしの«スキル»お見せします! いくよっ、ゲンキトリッパー!!」
昴 「ス、スッゲー! 急に金髪になってバチバチしだしたと思ったら、」
琴葉 「食べる速度が7.65倍に……なんて子なの」
そうこうしている間にも残り時間が減っていく―――
212 :
Pたん
2019/06/06 22:43:14
ID:rNN0jDxaeg
瑞希(まだ………まだだぞ、瑞希。Silent Jokerの発動タイミングを誤れば敗北は必至)
瑞希(でも、正直、適切なタイミングをうかがう余裕がありません。
くっ、ここは一か八か賭けましょうか、いえ、しかしそれでは……)
食べながら優勝賞品の登山グッズ一式に目をやる瑞希。
奈緒(あ、メロンパンもいけるなぁ)
瑞希が迷いを抱えたまま時間はどんどん過ぎていくのでした。
調合もろくにせず、冒険にも出ずこんなところで物語を終えてしまう。
瑞希は今になって、らしくもない恐れを抱きます。
213 :
変態大人
2019/06/06 22:43:35
ID:rNN0jDxaeg
いつもの彼女であれば、メロンパンを喉に詰まらせてスキルが切れかか
っているやよいにも気がついたでしょう。しかし彼女はそれには気づかず
もそもそとメロンパンを食べるしかない―――なんてことには私がさせない!
麗花「今だよっ! 瑞希ちゃん!!」
瑞希「――――!!」
♪ Silent Joker
奈緒 「今度はなんや!?」
昴 「!? 瑞希のやつ、あんな切り札をもっていたなんて……!」
琴葉 「瑞希ちゃんがメロンパンを(光速で)食ってる……」
エレナ「もうワタシたちにはミズキを止められないヨ」
やよい「」
214 :
ハニー
2019/06/06 22:44:01
ID:rNN0jDxaeg
そして、鳴り響く終了の合図!!
昴母 「勝ったのは――――」
麗花「瑞希ちゃんだぁあ!!!」
あまりの嬉しさに瑞希に抱き着く麗花。
瑞希「れ、麗花さん……さ、さすがに今はお腹いっぱいで苦しいですし、
その、そんなに強く抱きしめられると、恥ずかしいです……」
貴音 「はっ!? わ、私のメロンパンは何処へ……」
やよい「ううー……負けてしまいました」
エレナ「コトハ! 私たちも抱きしめ合おうヨ♪」
琴葉 「わっ、だ、だから私にはそっちの気は……」
215 :
主
2019/06/06 22:45:03
ID:rNN0jDxaeg
奈緒 「なんやこれ……」
歌織・育「あのー……私たちの出番は……」
???「ふぅー、やっと追いついたのです」
瑞希 「あ、あなたはもしかして……」
明日、残りの部分書きます(白目)
216 :
ダーリン
2019/06/07 21:08:56
ID:89c6.Xpa1c
※3人は姉妹設定です。
まつり「歌織、育、心配かけてごめんなさいなのです」
歌織 「まつりちゃん……!!」
育 「まつりお姉ちゃん! 呪いが解けたの!?」
瑞希 「いったいこれは………と、麗花さん、そろそろいったん離れてほしいです」
麗花 「んー? ダメだよー」ギュー
貴音 「おや、こんなところであの方に会えるとは、これもまた月の導きでしょうか」
やよい「貴音さん……?」
琴葉 「(エレナと)もうゴールしてもいいよね…」ハイライトオフ
エレナ「♪~ ♪~」
217 :
おにいちゃん
2019/06/07 21:09:12
ID:89c6.Xpa1c
まつり「瑞希ちゃん。いちおう、初めましてですね」
瑞希 「ええ、実際に会うのは、ですが。あの……呪いのほうは?」
まつり「がんばって自力で解いたのです。姫は姫ですから」
瑞希 「結局、誰があなたに呪いを……?」
まつり「それはこれから調査するのです」
瑞希 「…………」
歌織 「瑞希ちゃん。その、えーっと………ありがとう、それとごめんなさい。
あなたをいたずらに振り回しちゃった結果になったかもしれないわ」
昴 「まぁ、これで一件落着!ってことで、またいつもの毎日が戻ってくるんじゃね?」
218 :
兄ちゃん
2019/06/07 21:09:34
ID:89c6.Xpa1c
瑞希 「いえ、まつりさんのことはともかく、私は旅に出ます」
奈緒 「なんやて!?」
麗花 「瑞希ちゃんだったら、きっとそう言うと思っていたよ」
瑞希 「麗花さん………ついてきてくれますか?」
麗花 「もちろん♪」
貴音 「ふむ……私たちも同行してもかまいませんか?
あなたからはあの者と同じ匂いがしますので」
やよい「くんくん………えーっと、そうですかー?」
瑞希 「えっと、あの者というのは?」
219 :
番長さん
2019/06/07 21:10:06
ID:89c6.Xpa1c
貴音 「私とやよいが探しております、一人の錬金術士です」
瑞希 「!?」
まつり「なんだか面白そうな展開ですが、まつりたちは、ひとまず村に帰らせてもらうのです」
歌織 「そうね。そうしたほうがいいかも」
育 「もうちょっとだけ、冒険してもよかったかな……」
まつり(ふふふ…あの銀髪の女の子とはまたいずれ出会うことになるはずなのです)
琴葉 「え? 私一人でシャクネツのパレードに? できらぁ!!」
こうして一人の村娘にかけられた呪いによって引き起こされた、いくつかの
出会いはいったんは幕を閉じることとなりました。
しかし、錬金術士・瑞希の本当の冒険はこれからなのです。彼女は世界の大いなる
真理を明らかにするべく、今日も大切で大好きな幼馴染と共に己の道を行くのでした。
220 :
Pーさん
2019/06/07 21:10:27
ID:89c6.Xpa1c
麗花「ところでアトリエシリーズ新作・ライザのアトリエ
常闇の女王と秘密の隠れ家は2019年9月26日発売予定だよー」
瑞希「例によって延期するに違いありませんが……みなさん、ご期待ください」
昴 「こんな終わり方でいいのか!?」
~瑞希のアトリエ おしまい~
見てくれた人、安価とってくれた方々、ありがとうございました!
恥ずかしながらこのSSきっかけで、自分は初めてみずれいの可能性を知りました。
公式供給もあるにはあるみたいですし、けっこうありかなって思いました。
以上!
221 :
下僕
2019/06/07 21:13:50
ID:s3rZVlhBsg
おつ!
楽しかったやで
222 :
プロデューサー君
2019/06/07 22:52:26
ID:0P/2A/ipXw
おつやで ルルアが出たのが3月でライザが9月やし延期あるやろなって思うよ
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